県では、猫の殺処分数の減少や地域における飼い主のいない猫による糞尿被害等の問題の解決に向け、公益財団法人どうぶつ基金と連携し、平成26年度から飼い主のいない猫の無料不妊手術等(さくらねこTNR(TNR先行型地域猫活動))を行っており、令和5年度は次のとおり実施します。
なお、本事業は、あらかじめ保健所で相談を受けた地域において、猫の捕獲等を地域住民や市町職員等と連携して行い、手術会場における猫の処置等を公益財団法人どうぶつ基金、ボランティア(獣医師を含む)、市町職員等と連携して実施しています。
1 日時
令和5年10月11日(水) 9時00分から17時00分まで
2 場所
三重県動物愛護推進センター「あすまいる」 津市森町2438-2
(電話:059-253-1238)
3 実施予定数
県内の飼い主のいない猫 100匹(予定)
※事前に対象とする地域と猫を決めて手術等を行います。
4 内容
飼い主のいない猫に次の処置を行います。
不妊・去勢手術、さくら耳カット、三種混合ワクチン接種、ノミ・ダニの駆除、目薬の投与、補液
※獣医療費等の一部をどうぶつ基金に負担していただき無料で行います。
5 主催者
公益財団法人どうぶつ基金、三重県
6 令和4年度の本事業の実績(2日間)
181匹(オス84匹、メス97匹)
7 その他
(1)「さくらねこ」とは
不妊手術済みのしるしに、耳先をさくらの花びらの形にカットしたねこのことです。
この耳のことを、さくら耳といいます。
(2)「TNR先行型地域猫活動」とは
飼い主のいない猫に関わる問題が発生している地域で、まず先行してTNR(Trap/捕獲し、
Neuter/不妊手術を行い、さくら耳カットをして、Return/元の場所に戻す)を行う
ことで、さかり声・糞尿臭が激減し、さらに繁殖を防ぎ、猫問題を根本から解決する方法です。
どうぶつ基金では、令和5年8月末日現在で280,748匹(全国、累計)のさくらねこTNR
無料不妊手術を行っています。
(3)どうぶつ基金と三重県動物愛護推進センター「あすまいる」は、平成29年9月に「さくらねこ
不妊協働事業に関する協定」を締結し、本事業を実施しています。