昨年末に津市内において、民間団体が自施設で開催した研修会の参加者から、1名の麻しん患者(県外保健所に届出)が発生し、その後の確認により、現時点で同研修会の参加者から県内で3名の麻しん患者が発生しています。
同研修会の参加者及び、把握している接触者については、健康観察を実施しており、症状が出現した場合は事前に医療機関に連絡し指示に従い受診するよう周知しています。
本公表は、今後、二次感染、三次感染の可能性もあることから、広く注意喚起を行うものです。
今後、本件に関与する情報は、三重県ホームページのトップページから、関連ホームページ「麻しん(はしか)について」において随時更新していきます。
http://www.pref.mie.lg.jp/YAKUMUS/HP/m0068000016.htm
1 県内保健所に届出のあった麻しん患者の概要
・患者A 20歳代 男性 津市在住 予防接種歴なし(1月8日陽性判明)
・患者B 10歳代 男性 津市在住 予防接種歴なし(1月9日陽性判明)
・患者C 10歳代 男性 津市在住 予防接種歴なし(1月9日陽性判明)
2 経緯
1月 7日(月)津保健所に市内の医療機関から1名の麻しん発生届の提出があり、検査の結果1月8日に麻しんウイルス陽性と判明した。(患者A)
1月 8日(火)津保健所に市内の医療機関から2名の麻しん発生届の提出があり、検査の結果1月9日に2名ともに麻しんウイルス陽性と判明した。(患者B、C)
【県民の皆様へ】
麻しん(はしか)を疑うような症状(高熱・発疹・咳・鼻水・目の充血等)が現れた場合は、必ず事前に医療機関へ連絡し、麻しん(はしか)の疑いがある事を伝えてください。受診の際は公共交通機関の利用を控えて医療機関の指示に従って受診をしてください。
また、麻しん(はしか)は感染力が強く、空気感染するため、手洗い、マスクのみでは予防できません。ワクチン接種が最も効果的な予防法ですので以下の予防接種歴等を確認してください。
〈確認事項〉
① 2回の麻しんワクチンの予防接種を受けている。
② 過去に麻しんにかかったことが明らかである。
③ 既に発症予防に十分な麻しん抗体価を保有している。
※①から③のいずれにも当てはまらない方は、かかりつけ医療機関に相談のうえ、麻しんワクチンの接種を検討してください。