三重県とドローンを扱う4団体は、大規模災害時における無人航空機を活用した被災状況等の情報収集及び提供のための協定を個別に締結いたします。
1 協定締結式
【日時】平成31年2月18日(月)12時30分から12時45分
【場所】三重県庁3階 プレゼンテーションルーム
【出席者】一般社団法人三重県ドローン協会:小阪圭一代表理事
株式会社NTジオテック中部:古川尚樹代表取締役
一般社団法人全日本ドローン協会:中西由佳代表理事
一般社団法人災害対策建設協会JAPAN47:岸本大知理事
三重県:鈴木知事、服部危機管理統括監、福永防災対策部長
前田農林水産部副部長、高橋県土整備部次長
2 協定の概要
県内で大規模災害が発生し、被災状況の確認が困難な場合や二次災害の危険がある場合等において、県 が各団体にドローンによる撮影の協力要請を行います。また、映像データを利用し、災害対策活動の機能強化に努めます。
また、先行して本県とドローンに関する協定を締結している団体とも連携しながら、大規模災害時におけるドローン活用に関する勉強会や防災訓練などを通じて実践手法などを検討し、平時から各団体との協力体制を築いていきます。
3 各団体の概要
(1)一般社団法人三重県ドローン協会
ドローンを安全運用するための人材育成を目的として平成27年11月に設立。災害時の有効活用を推 進し、行政機関と連携した技能講習の実施や県内の総合防災訓練に参加、国土交通省認定カリキュラム講 習団体です。
(2)株式会社NTジオテック中部
測量機器を扱う商社として平成21年7月に設立。近年はドローンを用いた測量に関する知識の他、機 体の導入指導や空撮ノウハウ等を有し、運営する無人航空機スクールには7名の講師が在籍しています。
(3)一般社団法人全日本ドローン協会
ドローンの普及拡大及びドローンの安全拡大を目的として平成29年4月に設立。操作技術、知識に関 するセミナー等を実施し、また地域イベントへの出展、防災訓練等にも参加しています。
(4)一般社団法人災害対策建設協会JAPAN47
ドローン操縦技術と建設の知識・経験を活かし、災害対策及び建設業のさらなる発展を目的として平成 29年に発足。47都道府県に支部を設置、建設業者約150社が加盟しています。
4 今後の取組
本協定が有効に機能するよう平時から緊密な連携体制を構築し、防災訓練等を通じて災害時におけるドローンの活用方法の研究や検証を行います。
5 参考
本県では、株式会社ブイキューブロボティクス・ジャパン(現 株式会社センシンロボティクス)と防災・減災対策を含めたドローン活用の包括協定を先行して締結しており、今後、同社や有識者等の参加も得ながら、勉強会を開催するなどし、相互に連携して大規模災害時における有効活用策を検討・研究していく予定です。