県教育委員会では、新型コロナウイルス感染症の発生地域が県内全域に及ぶなど予断を許さない状況があることから、児童生徒の安全・安心を第一に考え、全ての県立学校の臨時休業を5月31日まで延長しました。
各県立学校では、臨時休業中における児童生徒の心身の健康や生活リズムの維持、効果的な学習活動に取り組めるよう、オンラインにより、毎朝のホームルームで担任が児童生徒の健康状況を把握したり生徒への励ましを行ったりするとともに、原則として午前中に2時限のライブ授業を週に3~5日実施することとしています。
県教育委員会は、こうした各学校の取組に加えて、児童生徒が外出を控え自宅で過ごす時間が長くなっている中で、このような機会だからこそ取り組める動画を配信します。内容は、自宅に居ながら様々な事実や未知の世界にふれ考えを深めることができる読書の大切さを伝える動画、児童生徒自身が自分で食事を準備する機会が増えることが考えられることから実際に調理する際に役立つ動画、室内で過ごす時間が長引く中で体力を維持するとともにストレス低減につなげる運動に関する動画となっています。
これらの動画は、下記のとおり、県教育委員会のホームページに掲載します。
今後は、読書や料理、運動に関するコンテンツを増やすことに加えて、楽しく豊かな気持ちを醸成する芸術(「音楽」「美術」「書道」)に関する動画や、個人への偏見や差別につながる行為や誹謗中傷を絶対に行わない人権感覚を高める動画を、順次作成し配信します。
記
1 配信開始日 令和2年5月1日(金)
2 配信方法 県教育委員会ホームページ(新型コロナウイルス感染症対策ポータルサイト)に掲載
3 動画の内容
○「本ススメ(読書の楽しさや大切さ)」
・ 時間 約15分
・ 制作 県学校図書館協議会 司書部
・ 出演 県立津高等学校 井戸本吉紀主査(学校司書)
・ 内容 「自宅にいる今だからこそ読書を楽しんでほしい」というメッセージとともに、
著作権フリーや期間限定で自由閲覧となっている電子書籍の活用方法を紹介します。
また、高校生にぜひ読んでもらいたいお薦め本の紹介もします。
○「相可高等学校食物調理科によるクッキング」
・ 時間 各コンテンツ約2、3分
・ 制作 一般社団法人未来の大人応援プロジェクト、県立相可高等学校
・ 出演 県立相可高等学校 食物調理科 生徒
・ 内容 外国人向けに制作した料理動画コンテンツであるため、手順、ポイント等、全て
英語で解説します。既にYouTubeでは「Ninja Culinary Recipes」として
平成29年度から配信しています(全14作品)。
(献立名)肉じゃが、だし巻き卵、手巻き寿司、きつねうどん、焼き鳥、焼きそば、
お好み焼き、親子どんぶり、唐揚げ、チャーシュー麺、オムレツ、
チーズケーキ、抹茶ロール、プリン
○「相可高等学校食物調理科教諭による料理の基本技術紹介」
・ 時間 各コンテンツ約6分~15分
・ 制作 県立相可高等学校 食物調理科
・ 出演 村林新吾教諭 西岡宏起実習助手
・ 内容 高校生が簡単に作れる献立や、料理の基本を動画で解説しています。
(作品名)おいしいご飯の炊き方 (約7分)、包丁の研ぎ方(約7分)、
だしの取り方・かきたま汁(約15分)、だしまき卵(約6分)、
親子どんぶり(約7分)、肉じゃが(約15分)
○「心もからだもリフレッシュ!(ストレッチ・筋トレ・フィットネス)」
・ 時間 約15分
・ 制作 県立四日市商業高等学校 保健体育科
・ 出演 梅田惠美子教諭 井上綾子教諭 櫻井裕昭教諭
・ 内容 体力向上やストレス解消につながるよう、児童生徒が室内で動画を見ながら簡単に
取り組める運動を紹介します。三重とこわか国体イメージソングに合わせて、
ストレッチ、筋肉トレーニングを行います。