若き防災リーダーとして成長するため、県内高校生25名が東北へボランティアに出発します。
1 本事業の趣旨
近い将来南海トラフ地震の発生が危惧される三重県では、県内の高校生が自らの命を守り抜くことに加
え、支援者となり得る視点から、安全で安心な社会づくりに貢献できる知識や能力を習得することが求め
られています。
そこで、県内の高校生が東日本大震災で被害を受けた東北地方(福島県・宮城県)を訪問し、現地の
方々との交流やボランティア活動、被災体験・復興についての学習や現地高校生との防災合同学習を行う
ことなどにより、大規模な自然災害発生時に地域で自ら行動できる防災人材の育成に取り組みます。
2 実施期間
令和5年8月8日(火)から11日(金)まで
3 日程および内容
第1日(8月8日(火))
午前 出発式(三重県庁1階ロビー)9時00分から9時20分まで
〇参加者紹介(参加者紹介、同行者紹介)
〇生徒代表の挨拶(宇治山商業高校3年 濱田 晄弥(はまだ こうや)さん
〇廣田 恵子 副知事から激励の言葉
〇記念撮影
福島県へバスで出発
夜 福島県泊
第2日(8月9日(水))
午前 ・福島県立ふたば未来学園高校で、現地高校生と防災合同学習
(所在地:福島県双葉郡広野町中央台一丁目6番地3 電話0240-23-6825 )
午後 ・津波被災施設(震災遺構 大川小学校)を視察し、語り部から震災体験を聞く。
(所在地:宮城県石巻市)
宮城県へバスで出発
夜 宮城県泊
第3日(8月10日(木))
午前 ・あおい地区2丁目集合住宅集会所でボランティア活動(足浴会)
(所在地:宮城県東松島市あおい地区二丁目4-1 電話0225-90-4981)
午後 ・あおい地区西集会所で、以下の講話を聞く
(所在地:宮城県東松島市あおい地区一丁目10-2 電話0225-90-4981)
講話「災害医療とこころのケア」(石巻赤十字看護学校元教員)
講話「避難所の設置と運営協力」(東北大学非常勤講師)
講話「復興への取組」(あおい地区会 会長)
夜 宮城県泊
第4日(8月11日(金))
朝 三重県へ出発
夜 三重県帰着
3 参加者(計34名)
参加高校生25名
12校:桑名北高校3年生1名、四日市高校2年生1名、四日市南高校1年生1名、
四日市西高校3年生1名、暁高校1年生1名、津工業高校1年生1名、久居高校3年生5名、
セントヨゼフ女子学園高校2年生3名、高田高校2年生2名・1年生1名、
昴学園高校3年生2名・2年生2名、宇治山田商業高校3年生1名・2年生1名、
名張高校1年生2名
同行者9名
四日市大学 鬼頭浩文 副学長・教授(アドバイザー)
三重県災害時学校支援チーム隊員3名(養護教諭2名、指導教諭1名)
みえ学生防災啓発サポーター2名(四日市大学2年生1名、皇學館大学3年生1名)
県教育委員会事務局3名
4 その他
事前学習(7月23日実施済み)、現地学習等を通じて、防災士資格取得に必要な研修履修証明を取得
できるように防災士養成講座のカリキュラムを導入します。
※防災士とは、NPO法人日本防災士機構が認証する資格で、「自助・共助・協働を原則として、社会
の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したこと
を、日本防災士機構が認証した人」とされます。
5 事業の中止判断について
(1)中止の判断基準
三重県出発時・到着時、現地(東北)までの移動中、現地活動中において、暴風・大雨・洪水・竜巻の
いずれかの警報、特別警報が発表された、または、発表される可能性が高く、事業を安全に運営すること
が難しいと予想される場合は、出発式を含め、事業を中止します。
(2)中止の判断基準日時
出発前日の8月7日(月)午前9時00分時点で上記の警報、特別警報が発表される可能性が高いと判
断した場合は、出発式及び出発を取りやめます。