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令和06年03月29日

多度大社上げ馬神事の勧告に対する回答について

 三重県文化財保護条例第33条の規定により、令和5年8月17日付けにて県教育委員会より発出しました県指定無形民俗文化財「多度大社上げ馬神事」に対する勧告に対し、令和6年3月25日に多度大社及び御厨会の連名で回答にあたる文書が提出されました。
 なお、この文書は多度大社及び御厨会が改善に向けた取組を示すために自主的に提出されたものです。また、改善に向けた協議・検討はこの回答によって終了するものではなく、今後も継続して行っていくものとしています。
 
1 回答の主な内容
(1)動物愛護に関する法の順守と馬への威嚇行為の根絶、安全環境の整備及び管理について
  第三者専門家を交えた多度大社上げ馬神事在り方検討会の提言に基づいた変更を行う。
   ・走路・力坂の整備(馬場・力坂・上げ坂の土壌改良、祭馬にとって負担のない構造)
   ・壁の撤去と馬場・力坂の勾配の緩和
   ・馬の選定・管理(祭に向いた性格の馬の調達、獣医師による体調チェック)
   ・鞭の素材・用途(柔らかい素材、合図鞭としてのみの使用)
   ・人の管理(共通ルールの徹底)
   ・訓練・馴致(乗り子による早期からの練習、馬の上げ坂に対する馴致)
   ・馬の取扱者全員の講習会受講の義務付け(未受講者の馬場への立ち入り禁止)
   ・申し合わせ事項に基づいた誓約書の提出
   ・楠廻りの行事の引馬への変更
   ・馬の負傷に備えた獣医師・馬運車の待機
   ・監視委員会の取り締まりのための研修会実施
   ・社会から受け入れられる神事への変化
   ・改善内容等の公表と寄せられた意見への検討・対応
   ・神事当日の「総見」による確認
(2)神事の実施主体の明確化と今後の在り方について
  奉納に至る行事全般の責任は、多度大社御厨総代会がその責を負う。

2 県教育委員会の対応
 県教育委員会はこの文書を受理するとともに、県として当日までの神事の調査を実施すること、さらなる協議・検討を求めることを伝達しました。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 社会教育・文化財保護課 記念物・民俗文化財班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-3328 
ファクス番号:059-224-3023 
メールアドレス:shabun@pref.mie.lg.jp 

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