野生いのししによる豚熱ウイルスの拡散を防止するため、令和8年1月19日から、県内の17市町において、今年度3回目の野生いのししに対する豚熱経口ワクチンの散布作業を実施します。散布地点は391か所(経口ワクチン7,820個分)を計画しています。
1 経口ワクチン散布の概要
・時期 令和8年1月19日(月曜日)から概ね31日で散布・回収を完了する見込み
・場所 いなべ市、菰野町、四日市市、鈴鹿市、亀山市、伊賀市、名張市、津市、松阪市、多気町、
伊勢市、鳥羽市、志摩市、玉城町、大紀町、南伊勢町、御浜町における山林及びその周辺地域
【別紙1】のとおり
・散布地点数(予定) 391か所で計7,820個の経口ワクチン散布を計画
いなべ市:12か所 菰野町: 8か所 四日市市:32か所 鈴鹿市: 31か所
亀山市: 19か所 伊賀市: 71か所 名張市: 3か所 津 市: 72か所
松阪市: 36か所 多気町: 9か所 伊勢市: 10か所 鳥羽市: 6か所
志摩市: 32か所 玉城町: 16か所 大紀町: 10か所 南伊勢町:12か所
御浜町: 12か所 (全17市町 計391か所)
※経口ワクチンは1か所あたり20個散布します。なお、散布地点は、散布する場所の状況により調整
する場合があります。
※経口ワクチン散布実施スケジュールの詳細は【別紙2】のとおり。
※今年度の散布実施状況は以下のとおり。
1回目:令和7年7月14日から8月13日
2回目:令和7年9月5日から10月6日
2 散布後の対応
・散布実施後、経口ワクチン回収を行い野生いのししによる摂取状況を確認します。
・散布完了日の翌日から起算して20日目以降に捕獲された野生いのししを対象に、豚熱の浸潤状況や
経口ワクチンの有効性を確認するため、調査捕獲を再開します。なお、対象範囲が広域で地域により
散布期間が異なるため、調査捕獲再開日は各地域で異なります。
3 その他
・経口ワクチンは、国の食品安全委員会で安全と評価された成分や食品からできています。
・豚熱は、豚、いのししの病気であり、人に感染することはありません。また、感染豚の肉が市場に出
回ることはありません。仮に、感染した豚やいのししの肉を摂取しても人体に影響はありません。
・自然災害等、有事の際には散布を中止、または延期をする場合があります。
・クマとの遭遇を避けるため、十分安全に配慮し、散布作業は複数人で行います。