2004(平成16)年度 当初予算 基本事業目的評価表
2004(平成16)年度 当初予算
基本事業目的評価表
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				 基本事業名  | 
			
				 41202地球温暖化防止の推進  | 
		
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				 評価者  | 
			
				 環境部大気環境チーム マネージャー 余谷道義  | 
		
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				 059-224-2380(PHS 5826) yotanm00@pref.mie.jp  | 
		
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				 評価年月日  | 
			
				 2003/11/21 20:45:00  | 
		
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				 政策体系上の位置づけ  | 
			
				 
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政策:資源循環型社会の構築
施策:412 大気環境の保全
施策の数値目標:環境基準達成局率
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				 基本事業の目的  | 
			
				 
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【誰、何が(対象)】
住民や事業者などすべての活動主体が
【抱える課題やニーズは】
二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスによる地球温暖化やフロンによるオゾン層の破壊など、地球規模での環境問題が深刻化しています。平成11年度に策定した「三重県地球温暖化対策推進計画」に基づき、温室効果ガスの排出量を2010年までに1990年比6%削減することを目標に各種施策を推進していますが、社会経済活動の進展や便利さを求める生活様式の定着により温室効果ガスの排出量は増加傾向にあります。このため、産業、運輸、民生それぞれの部門における削減対策を促進していく必要があります。
という状態を
【どのような状態になることを狙っているのか(意図)】
温室効果ガスの排出抑制について理解し、取り組んでいる
という状態にします。
【その結果、どのような成果を実現したいのか(結果=施策の目的)】
身の回りの大気環境が環境基準を達成している
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				 基本事業の数値目標、コスト、マネジメント参考指標  | 
			
				 
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				 2001  | 
			
				 2002  | 
			
				 2003  | 
			
				 2004  | 
			
				 2006  | 
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				 二酸化炭素排出量(千t-c) [目標指標]  | 
			
				 目標  | 
			
				 7070  | 
			
				 7504  | 
			
				 7497  | 
			
				 7470  | 
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				 実績  | 
			
				 7705  | 
			
				 7505  | 
			||||
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				 必要概算コスト(千円)  | 
			
				 25,806  | 
			
				 61,583  | 
			
				 120,025  | 
			
				 160,679  | 
			
				 0  | 
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				 予算額等(千円)  | 
			
				 1,700  | 
			
				 15,143  | 
			
				 46,212  | 
			
				 51,545  | 
			||
| 
				 概算人件費(千円)  | 
			
				 24,106  | 
			
				 46,440  | 
			
				 73,813  | 
			
				 109,134  | 
			
				 0  | 
		|
| 
				 所要時間(時間)  | 
			
				 5,726  | 
			
				 10,800  | 
			
				 17,450  | 
			
				 25,800  | 
			||
| 
				 人件費単価(千円/時間)  | 
			
				 4.21  | 
			
				 4.30  | 
			
				 4.23  | 
			
				 4.23  | 
			||
| 
				 必要概算コスト対前年度(千円)  | 
			
				 35,777  | 
			
				 58,442  | 
			
				 40,654  | 
			
				 -160,679  | 
		||
| 
				 地球温暖化対策計画策定企業数(社) [マネジメント参考指標]  | 
			
				 目標  | 
			
				 41  | 
			
				 117  | 
			|||
| 
				 実績  | 
			
				 -  | 
			
				 12  | 
			||||
| 
				 地球温暖化対策事業説明会開催数((回)) [マネジメント参考指標]  | 
			
				 目標  | 
			
				 5  | 
			
				 10  | 
			|||
| 
				 実績  | 
			
				 8  | 
			
				 16  | 
			||||
| 
				 三重県地球温暖化防止活動推進センター事業数(件) [マネジメント参考指標]  | 
			
				 目標  | 
			
				 1  | 
			
				 4  | 
		|||
| 
				 地球温暖化対策地域協議会数(累計)(団体) [マネジメント参考指標]  | 
			
				 目標  | 
			
				 3  | 
			
				 6  | 
		|||
| 
				 地球温暖化防止活動推進員の養成(人数) [マネジメント参考指標]  | 
			
				 目標  | 
			
				 30  | 
			
				 30  | 
		|||
| 
				 [マネジメント参考指標]  | 
			
| 
				 数値目標に関する説明・留意事項  | 
			
				 
  | 
		
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				 三重県内における二酸化炭素の排出量(炭素換算)。 ただし、排出量の算定は、統計データが2年遅れで発表されることから、「2004年目標値」は2002年の実績見込み値に対する目標値です。  | 
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				 2004年度マネジメント参考指標  | 
			
				 
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				 種類  | 
			
				 マネジメント参考指標  | 
			
				 数値目標の困難度  | 
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				 1  | 
			
				 事業量  | 
			
				 三重県地球温暖化防止活動推進センター事業数  | 
			
				 かなり挑戦的な目標  | 
		|
| 
				 2  | 
			
				 協働度  | 
			
				 地球温暖化対策地域協議会数(累計)  | 
			
				 かなり挑戦的な目標  | 
		|
| 
				 3  | 
			
				 事業量  | 
			
				 地球温暖化防止活動推進員の養成  | 
			
				 十分達成可能な目標  | 
		|
| 
				 4  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
		|
| 
				 5  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
		|
| 
				 6  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
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				 マネジメント参考指標に関する説明・留意事項  | 
			
				 
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				 2003年度の取組内容  | 
			
				 
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成果達成見込み 低調
【これまでの取組内容と成果(見込み)、成果を得られた要因と考えられること】
2001年度の二酸化炭素排出量(1999年度実績)が産業部門の中の製造業で大きく増加したこともあり、2002年度の数値目標を大きく上回っているため、達成の見込みとしては困難な状況です。その対策として、下記の取組を実施しました。
・県内企業等と連携して「三重県型CO2排出量取引制度提案事業」に取り組みました。(産業部門等)
・第1種エネルギー管理指定工場や市町村の「地球温暖化対策計画」策定を促進しました。(産業部門・民生部門)
・県公用車、市町村、企業への低公害車導入の促進を図りました。(運輸部門)
・アイドリングストップやエコドライブの普及啓発を図りました。(運輸部門)
・一定規模以上の建築物を対象に、三重県産業支援センターと連携して、エネルギーの使用状況や現在の省エネ対策の取り組み状況の実態調査を行い、CO2排出削減対策促進の働きかけを行いました。(民生部門)
・家庭生活や企業活動から排出される温室効果ガスの削減を図るため、毎年7月からの「夏のエコスタイルキャンペーン」と併せ、冷房温度の適正管理による電力使用量の節減などの実践行動を促す「夏のエコポイント」を行いました。(民生部門)
【翌年度以降に残る(見込みの)課題、その要因と考えられること】
「三重県地球温暖化対策推進計画」(チャレンジ6)に掲げる温室効果ガス削減目標(1990年比2010年6%削減)を達成するため、産業、運輸、民生の各主体が喫緊の課題として二酸化炭素等の排出量削減に取り組む必要があります。
このため、削減努力が報われるようなインセンティブが働くことで、各主体が率先して排出量削減に取り組めるシステムの構築が求められています。その1つとして「排出量取引」が考えられますが、ルールが未確定のため、地域の特性を反映した制度案を国へ提案していくことが求められています。
また、マラケシュ合意で認められた二酸化炭素の森林吸収量(3.9%)を確保するため、森林吸収源対策に取り組む必要があります。
全国的に温室効果ガスの増加の著しい民生・運輸部門については、地域や職場が一体となって環境県民運動として取り組むシステムを構築する必要があります。
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				 2004年度 施策から見たこの基本事業の取組方向  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
		
基本戦略での位置づけ
| 
				 注力  | 
			
				 改革方向  | 
			
				 総括マネージャーの方針・指示  | 
		
| 
				 ↑  | 
			
				 改善する  | 
			
				 特に排出量の増加の著しい運輸、民生に対し効果的な削減が行われるような具体的な仕組みを構築すること。  | 
		
| 
				 2004年度の取組方向  | 
			
				 
  | 
		
・地球温暖化対策の活動拠点として「三重県地球温暖化防止活動推進センター」を設立し、三重県地球温暖化対策推進計画(チャレンジ 6)に基づく削減対策を推進します。
・地域の実情に応じた効果的なCO2削減の取組を推進するため、地球温暖化防止活動推進員の委嘱や「地球温暖化対策地域協議会」の設立を促進します。
・県民等の自主的なCO2削減活動を促進するとともに、条例化も視野に入れ、実効性のある対策の制度化に取り組みます。
・市町村及び事業者の地球温暖化対策実行計画の策定促進や県施設での率先実行に取り組むとともに、フロン類の回収・破壊を促進します。
【総合行政の視点からの取組】
地球温暖化対策は、県施設の省エネ、省資源など率先して取り組みを進める必要があることから、三重県庁地球温暖化対策率先実行計画に基づき全庁的な取り組みを進めます。また、太陽光発電、燃料電池などの新エネルギー対策を促進するため、農林水産商工部、教育委員会など関係部局と連携を図りながら取り組みを進めます。
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				 構成する事務事業間の戦略(注力、改革方向)  | 
			
				 (要求額:千円、所要時間:時間)  | 
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| 
				 事務事業  | 
			
				 要求額  | 
			
				 対前年  | 
			
				 所要時間  | 
			
				 対前年  | 
			
				 注力  | 
			
				 改革方向  | 
			
				 貢献度合  | 
			
				 効果発現時期  | 
		|
| 
				 事業概要  | 
			
				 マネージャーの方針・指示  | 
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| 
				 A 地球温暖化防止活動推進センター事業費  | 
			
				 1,606  | 
			
				 -  | 
			
				 3,000  | 
			
				 -  | 
			
				 ↑  | 
			
				 改善する  | 
			
				 直接的  | 
			
				 即効性  | 
		|
| 
				 三重県における地球温暖化防止の活動拠点を整備し、温暖化防止対策を進めます。  | 
			
				 地球温暖化防止活動の拠点となる推進センターを設立し、県民が主役の温暖化防止活動を展開すること。  | 
		||||||||
| 
				 B 地球温暖化対策地域協議会支援事業費  | 
			
				 13,483  | 
			
				 -  | 
			
				 3,000  | 
			
				 -  | 
			
				 ↑  | 
			
				 改善する  | 
			
				 直接的  | 
			
				 即効性  | 
		|
| 
				 地域における地球温暖化防止の活動体制を整え、CO2削減に向けた取組を促進します。  | 
			
				 市町村、地域で活動するリーダー等との連携を図り、地域での温暖化対策を促進すること。  | 
		||||||||
| 
				 C 地球温暖化防止手法検討事業費  | 
			
				 11,935  | 
			
				 -  | 
			
				 3,000  | 
			
				 -  | 
			
				 ↑  | 
			
				 改善する  | 
			
				 直接的  | 
			
				 中期的  | 
		|
| 
				 事業者等のCO2削減の実効性を確保するため、県民や事業者との協働のもとで、条例の改正も視野に入れた新たな取組制度の検討を行います。  | 
			
				 県民や事業者等の意見を聴取し、実効性のあるルールづくりを進めること。  | 
		||||||||
| 
				 D フロン対策推進費  | 
			
				 119  | 
			
				 0  | 
			
				 4,500  | 
			
				 0  | 
			
				 →  | 
			
				 現状維持  | 
			
				 間接的  | 
			
				 即効性  | 
		|
| 
				 フロン回収・破壊法に基づき、関係業界と連携し、業務用空調・冷蔵・冷凍機器及びカ竏茶Gアコンからのフロン回収を進めます。  | 
			
				 法令に基づき、冷凍空調機器、カーエアコンからのフロン回収・破壊を進め、環境負荷の低減を図ること。  | 
		||||||||
| 
				 E 地球温暖化対策推進事業費  | 
			
				 24,402  | 
			
				 22,249  | 
			
				 12,300  | 
			
				 6,000  | 
			
				 ↑  | 
			
				 改善する  | 
			
				 間接的  | 
			
				 中期的  | 
		|
| 
				 「三重県地球温暖化対策推進計画」の実効性を上げるため、温室効果ガス排出量の算定などの進行管理を行うとともに、市町村、事業者の温室効果ガス排出抑制に関する計画の策定を支援します。また、民生、運輸部門における温室効果ガスの排出抑制の取り組みを促進するため、「低公害車フェア」等を通じて普及啓発を行います。  | 
			
				 「三重県地球温暖化対策推進計画」に基づき温室効果ガスの排出削減等の対策を講じ、県民、事業者、行政が一体となった行動の推進を図ること。  | 
		||||||||
| 
				 休廃止する事務事業  | 
			
				 
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				 事務事業名  | 
			
				 理由  | 
			
				 2003年度予算額 (千円)  | 
			
				 2003年度所要時間 (時間)  | 
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				 CO2進んで減らす環境先進県づくり推進事業  | 
			
				 地球温暖化対策推進事業費に統合  | 
			
				 43940  | 
			
				 6650  | 
		|
| 
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
		|
| 
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
		|
| 
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
		|
| 
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
			
				 
  | 
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