現在位置:
  1. トップページ >
  2. 観光・産業・しごと >
  3. 農山漁村 >
  4. 獣害対策 >
  5. 獣害につよい集落づくり >
  6. 事例紹介 >
  7.  取り組み事例8~伊賀市下阿波集落
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  農林水産部  >
  3. 中央農業改良普及センター  >
  4.  普及企画室(地域農業推進課) 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
平成24年03月24日

 伊賀市下阿波地区

 

サルの追い払い・防護(防止柵)による総合的な獣害対策

~集落ぐるみでの追い払いでサル被害が大きく軽減~

 

〔地域の概要〕  

 当地区は市の東部に位置し、布引山地の麓で四方を山に囲まれた地域です。集落の東西に国道がとおり、この両側に民家が点在しています。農業は飯米農家を中心とした小規模経営がほとんどです。

〔被害等の状況〕

 サル:野菜・果樹等の被害の他、民家に侵入するなど‘人馴れ’が進んでいましたが、追い払い等により被害は大幅に少なくなりました。

イノシシ:集落の周囲に防護柵、電気柵が設置され、被害は全くなくなりました。

シカ:集落の周囲に防護柵、電気柵が設置されましたが、国道、河川等からの進入が時々あります。

〔具体的な取り組み内容〕

 集落ぐるみでの獣害対策に取り組むモデルとして、市が進める「獣害に負けない集落づくり」のステップに基づきながら、研修会・アンケート調査・集落点検・栗低樹高化の実証等を行いました。

 また、特にサルの被害が多かったことから、獣害対策委員会を立ち上げ、地元老人会等と連携し、GPSを活用した集落ぐるみでの追い払いに取り組むとともに、国の補助事業等を活用して、集落の周囲に防護柵を設置し、総合的な獣害対策を進めました。

 これらの対策の結果、サルの出没回数は大幅に減少し、GPSを活用した行動調査からもこの集落を回避していると思われます。

〔今後の獣害対策の計画〕

 集落ぐるみで実施した対策の効果を検証します(アンケート調査)。

追い払いを開始して3ヶ月余りは、効果が現れず苦労しました。今はサルが出現するものの、人を見ると一目散に山に逃げるようになりました。出現回数も大きく減ってきています。













まずは、第1ステップである獣害対策の基礎研修会を実施しました。サルの追い払い効果を検証するため、農業研究所が中心となり、GPSを利用したサルの行動域調査を実施します。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 中央農業改良普及センター 普及企画室(地域農業推進課) 〒515-2316 
松阪市嬉野川北町530
電話番号:0598-42-6323 
ファクス番号:0598-42-7762 
メールアドレス:fukyuc@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000052244