亀山市の上椎ノ木1号墳からは、首飾りや腕飾りとして使われたとみられる勾玉や、筒状をした管玉、ガラス小玉などの玉類が出土しています。勾玉はメノウ、ヒスイ、コハク製で、管玉は緑色凝灰岩製です。ガラス小玉には、主に青色のガラスが使われています。
また、やや大きな輪状のものは、石釧(いしくしろ)と呼ばれる石製品で、貝製の腕輪を石で表現したものです。

上椎ノ木1号墳出土の玉類・石製品
おもな時代:古墳時代前期から中期
遺跡の所在地:亀山市川合町
発掘調査報告書のリンク:
『上椎ノ木古墳群・谷山古墳・正知浦古墳群・正知浦遺跡発掘調査報告』(1992年)