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令和07年12月10日

飛塚古墳
地域色の強い埴輪たち

 飛塚古墳は、三重県北部を流れる海蔵川の支流の竹谷川沿いに位置する、古墳時代前期末の古墳です。明治時代に鉄刀や銅鏡、勾玉、管玉などが出土したとされますが、これらの遺物の所在は分かっていません。
 平成24~26年度に、一般国道477号四日市湯の山道路の建設工事に伴って、墳丘裾部の発掘調査が行われました。その結果、周溝の一部が確認され、径35mほどの円墳であることが分かりました。ただし、北側に造り出しが付く可能性もあります。
 周溝や付近の流路跡からは、埴輪の破片が多数出土しました。埴輪には、円筒埴輪や壺形埴輪、家形埴輪があります。円筒埴輪の多くは外面が赤く塗彩されているうえに、口縁部が壺の口縁状に開いたり、胴部が張って樽形に近い形になるなど、特徴的なものです。壺形埴輪も、東海地方独自の流れを汲むものとみられます。飛塚古墳の埴輪には、地域色がかなり強く表れているといえるでしょう。

       
           墳丘と発掘調査区                 墳丘と説明板

      
                     出土した埴輪


おもな時代:古墳時代前期
遺跡の所在地:菰野町大強原
発掘調査発掘調査報告書のリンク: 飛塚古墳現地説明会資料(2012年)
                 『飛塚遺跡発掘調査報告』(2015年)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 埋蔵文化財センター 活用支援課 〒515-0325 
多気郡明和町竹川503
電話番号:0596-52-7034 
ファクス番号:0596-52-7035 
メールアドレス:maibun@pref.mie.lg.jp

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