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平成28年01月01日

8.小学生、中学生からよく受ける質問とその答え

ここでは、茶業センターと水沢茶農協にくる小学生と中学生からよく受ける質問とその答えをのせました。

茶業センターではどんな研究をしていますか?

天敵(てんてき)を利用した農薬をまくことを減らす研究や、食べる茶の研究などです。

お茶の原産地はどこですか?

中国雲南省(うんなんしょう)付近です。

日本のお茶の歴史はどうですか?

奈良時代にお茶の製品が伝えられました。

平安時代の初期にも伝えられ流行しました。

鎌倉時代に栄西が武家に広めました。

江戸時代に今の煎茶加工法ができました。

なぜ三重県がお茶の産地なのですか?

生産を支えた人がいたからです。

気候が、お茶に適していたからです(雨が豊富で平均気温が15゜C程度)。

土地が、お茶に適していたからです(水はけがよい土地)。

伊勢茶は全国3位の生産量なのにあまり有名でないのはなぜですか?

多くの三重県産茶は、他の産地の茶に混ぜられて他の産地名で売られます。

そのため、伊勢茶という名前で売られる量は少ないです。

伊勢茶は、全国品評会(ぜんこくひんぴょうかい)でたびたび1位になっており、品質はすばらしいです。

もっと皆が伊勢茶を飲んでくれれば有名になります。

お茶は何年でとれますか?

まず、お茶の苗を作るのに2~3年かかります。

お茶の苗を植えてから充分成長するのに5~8年かかります。

お茶の苗を買って植える場合、5年程度たってから収穫します。

お茶畑はなぜあんな形をしているのですか?

お茶畑は、長いかまぼこのような形がしています。

これは、お茶を摘(つ)んだり、肥料や農薬をやったり仕事がしやすいようにするためです。

平らな形より丸い形の方が面積を広くとれます。

風や雪の被害が少なくなります。

緑茶やウーロン茶や紅茶は品種が違うのですか?

緑茶の品種でも、ウーロン茶や紅茶はできますが、おいしいものを作ろうとしたら、やはり専用の品種を使った方がよいです。

お茶の品種は、大きく分けて主に紅茶に使われるアッサム種と、主にウーロン茶や緑茶に使われる中国種があります。

この中でもなん百の品種に分かれています。

お茶畑に立っているせんぷう機は、霜を防ぐためだそうですが、どうして防げるのですか?夏や冬はどうなっているのですか?

一番茶の時、霜がありますが、霜があると柔らかい芽が枯れて大被害になります。

この時期に、良く晴れた寒い風のない夜、むずかしいことばですが、放射冷却現象(ほうしゃれいきゃくげんしょう)が起こり、地面に近い茶畑の表面温度が下がり、霜がおります。

むずかしいことばですが、逆転層(ぎゃくてんそう)と言って、この時地面近くの温度が低く、地面から数m上の温度はそれより高くなっています。

その温度の高い空気をせんぷう機で茶畑に送り、霜を防ぎます。

それから、夏や冬は霜の被害が起こらないので、せんぷう機はただ立っているだけです。発電もしていません。

お茶に農薬をまくのはどうしてですか?

農薬をまかないと、虫や病気がでて、お茶の木の生育が悪くなったり、摘(つ)んだ茶の品質が悪くなるからです。

農薬をまいて安全なのですか?

お茶は、野菜のように洗わずに飲みます。

ですから、野菜に比べて収穫するかなり前に農薬をまくことをやめています。

農薬をまいてから収穫するまでの間が長いので、その間に農薬が分解して安全になります。

緑茶は外国に輸出されていますか?

最近は、ほとんど輸出されていませんが、明治時代はアメリカなどにたくさん輸出されていました。

外国からお茶を輸入していますか?

私たちの飲むウーロン茶や紅茶は、ほとんどすべて輸入されています。

最近では、緑茶も中国やベトナムから輸入されています。

緑茶は冷蔵庫に入れて保管した方が良いそうですが?

普通は、冷蔵庫に入れて保管します。

冷蔵庫の温度は低い程よいのですが、お金がかかるので普通は0~5゜C程度の温度で保管します。

家庭用の冷蔵庫の場合、お茶に臭いがつきやすいので、お茶を入れた缶などをビニール袋になんじゅうにも堅くしばって、臭いや水分が付かないようにして保管します。

冷蔵庫から出したお茶は、2時間程度そのままおいたあと、ビニール袋を開けます。

一度開けたら、そのまま茶缶に入れて飲みきります。

お茶の面積や農家が減っているそうですがどうしてですか?

ひとつには、たくさんのお茶を作らなければもうからなくなってきて、少しのお茶を作っていた人がやめていったからです。

もうひとつには、お茶の栽培、加工の作業が大変なので、若い人がお茶を作るのをいやがるからです。

しかし、最近は乗用摘採機(じょうようてきさいき)や乗用防除機(じょうようぼうじょき)ができて、重労働が減り、若い人もお茶をやるようになってきました。

本ページに関する問い合わせ先

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松阪市嬉野川北町530
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