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平成21年01月27日
集落被害実態の調査
1調査方法
- 調査対象:県内の集落2,259(センサス農業集落)
- 調査方法:市町を通じて各集落代表者に配布・回収
- 調査内容:獣類の出没程度、農作物被害程度、獣害対策への取り組み程度など
2結果の概要
- 配布数2,259に対し有効回答数1,109(有効回答率49.1%)でした。
- 集落の農業被害はサル63%、イノシシ61%、シカ57%の集落で発生しています。
その程度を「被害なし」~「深刻」の5段階で調査した結果、その被害を「大きい」、または「深刻」ととらえる集落が、サルは37%、イノシシは35%、シカは28%となりました。
これらの獣種による農業被害が集落の大きな問題となっており、なかでもサルの被害が深刻でした。(表1)。
表1集落の農業被害の発生状況
- 被害を受けた集落で、被害が「増えた」と感じている集落は、サル62%、イノシシ53%、シカ59%であり、3獣種ともに農村での被害が増加していました。
そのなかでもサル、シカの被害が増えたと感じる集落の比率が比較的高くなりました (表2)。
表2集落の農業被害の増減
- 農業被害の発生状況を図示すると、サルでは大台山系から紀北地域、イノシシでは志摩半島山間部、シカは大台山系奥部地域の集落に被害が深刻な集落が多い傾向にあります。
また、アライグマなど、外来獣による被害も一部地域で発生しており、今後の被害拡大が懸念されます。
集落の被害状況地図サル/シカ/アライグマ/イノシシ/ヌートリア
- 被害の増減状況については、イノシシでは志摩半島から大台山系にかけての地域、サル、シカでは鈴鹿山脈から伊賀山地、大台山系から紀北地域の山間部に至る、三重県の山間地の大部分の地域に被害増加が増加したと答える集落がありました。
集落の被害増減地図サル/シカ/イノシシ
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