漁海況長期予報
2026年 1~6月までの予測
12月23~24日に、北海道から鹿児島県までの太平洋側の各都道県水産研究機関および水産研究・教育機構が海況・漁況に関する情報を持ち寄り、今後の見通しを立てましたので、その概要を紹介します。
(予測対象)海況および熊野灘のマイワシ、ウルメイワシ、さば類、マアジの漁況
海況
黒潮は3月までC型で推移し、その後はN型基調となる見込みです。熊野灘沿岸の水温は「低め」~「平年並」基調で推移し、暖水波及時には「やや高め」~「高め」となることがあります。
【解説】 1月上旬現在、黒潮は潮岬に接近した後、熊野灘~遠州灘沖の33°N付近を東進した後、八丈島付近を通過し、北東へ流出しています(B型)。 |
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マイワシ
14cm未満の0歳魚および14cm以上の1歳魚を主体に、来遊量は前年を上回るでしょう。

【解説】
ウルメイワシ
【解説】
2025年7~11月の中型まき網による漁獲量は1,385トン(前年同期2,551トン、過去10年平均2,560トン )でした。漁獲は10~11月にまとまり、主体は18~21cm (被鱗体長)でした。今期の来遊量は、7~11月の漁況が前年を下回っていたことから、前年を下回ると見込まれます。
さば類

【解説】
マサバの2025年7~11月の中型まき網による漁獲量は223トン(前年同期20トン、過去10年平均612トン)でした。漁獲は10~11月にややまとまり、主体は20~22cmおよび32~33cm(尾叉長)でした。今期の来遊量は、黒潮大蛇行の解消により来遊条件が好適化する可能性もありますが、資源量は低水準であるため、低水準で推移すると見込まれます。ゴマサバの2025年7~11月の中型まき網による漁獲量は1,844トン(前年同期736トン、過去10年平均1,189トン)でした。漁獲は9月にまとまり、主体は20~23cmでした。今期の来遊量は、近年ゴマサバ資源量は増加傾向にあるものの資源水準は低水準であるため、前年を上回るが低水準で推移すると見込まれます。
マアジ

解説
2025年7~11月の中型まき網による漁獲量は540トン(前年同期579トン、過去10年平均329トン)でした。漁獲は10~11月にまとまり、主体は14cmおよび21cmでした。7~11月の大型定置網による漁獲量は95トン(前年同期29トン、過去10年平均45トン)でした。漁獲は7~8月と11月にまとまり、主体は7~8月は10~12cm、11月は13~14cmでした。今期の来遊量は、前期の漁況から前年並~上回ると見込まれます。
※ 今回の漁海況長期予報のうち、海況とマイワシについては、3月下旬頃に見直しを行い、再度2026年4~7月分の予報を行う予定です。
参考サイト
我が国周辺の水産資源の現状を知るために(資源評価結果や各海域の長期予報が掲載されています)
