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平成22年01月12日

おさかな雑録

No.1 ヤリイカとケンサキイカ 2010年1月12日  

新年早々、混乱する 

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ヤリイカ 贄浦まき網 平成22年1月7日撮影

 1月7日の贄浦、奈屋浦市場では、全般的に漁は少なめながら、ヤリイカ、ケンサキイカ、スルメイカ、アオリイカ、コウイカといったイカ類が比較的豊富に並んでいました。活魚水槽には活けのヤリイカ・・・、ん、ケンサキイカ?えっ、どっちだろ???

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ヤリイカ 外套長25cm 奈屋浦定置網 平成22年1月7日撮影

 これまで担当者の頭に入っていたヤリイカの特徴は、槍のように尖った体、細く軟弱な腕、やや淡い色合いです。

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ケンサキイカ 外套長23cm 奈屋浦定置網 平成22年1月7日撮影

 これに対して、ケンサキイカの特徴は長く太い腕、濃い赤の体色を持つことでした。雌雄で体型が異なり、雌は丸く雄は細長く、一見別の種類のように見えますが、そのことを知っていればこのとおり、区別はそれほど難しくありません。

 ところがそれは死んだイカの話。生きていると話は簡単ではありませんでした。

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ヤリイカ 贄浦 平成22年1月7日撮影

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ヤリイカ 贄浦 平成22年1月7日撮影

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ケンサキイカ 贄浦 平成22年1月7日撮影

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ケンサキイカ 贄浦 平成22年1月7日撮影

 イカは生きて泳いでいるとき、腕、特に触腕と呼ばれる一番長い腕を引っ込めています。また、軟体動物ですから腕の太さも変わります。当たり前といえばそうなんですが、「死んでいる」イカの腕だけがたよりの担当の頭は生きているイカ達を前にして完全に混乱してしまいました。上の生きているイカの区別は相当悩んだ末につけたものですが、それでもまだすっきりとしているわけではなく、当面の間、これら2種の区別は「死んでから」でないと分からないという情けないものになりそうです。

(2010年1月12日掲載 資源開発管理研究課)

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