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タチウオ

 タチウオは眩しいばかりの白銀の体の白身魚です。英名ではhair tail(髪の毛のような尻尾の魚)と呼ばれ細長い尻尾も特徴的で、日本では太刀と表現されるように活きている魚体は魚というよりむしろ金属であるという表現がぴったりの美しい銀色に輝いています。タチウオの旬は夏で、流通する量が多く脂も乗って味もよくなります。タチウオがサバに近い仲間であることは意外と知られていない事実で、サバの近縁種だけあって脂たっぷりであるにもかかわらず白身の上品な身質です。
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 おすすめの調理法は塩焼きです。火の通りが早いので、焼きすぎには注意して、ジューシーに焼き上げることがおいしい塩焼きを作るコツです。焼き上がったら、レモンなどの柑橘を添えていただくと夏向きでさっぱりします。 また、タチウオの鮮度のよいものを用いた刺身をぜひ食べていただきたい。

 また、変わった一品として、タチウオのホイル焼きがあります。ホイル焼きは好みに応じて和洋中いろいろにアレンジができますが、ここでは和洋折衷型をご紹介します。基本の材料は、タチウオ、タマネギ、キノコ類(お好みの種類、たくさんの種類、量がよいでしょう)、レモン(輪切りでも果汁でもよいです)、バター、塩、コショウ、ワイン、醤油。このほか、パセリ、ニンニク、ディルなどのハーブもお好みで追加してください。

① タチウオの内臓を取り除き、適当な大きさに切り、塩、コショウをします。魚の臭いが気になる方はバットに切り身を並べ少量の牛乳を振り掛けて10分ほど置いておくと臭みが大分抜けます。牛乳は洗い流しましょう。

② 大きめに切ったアルミホイル浅いお皿の上に乗せてくぼみをつくり、内側にサラダ油を塗ります。

 そこに薄切りにしたタマネギを敷きます。

③ ②にタチウオを並べ、タチウオの上にキノコ類を山盛りに乗せましょう。好みでトマトなども可。

④ ③の上からワインを注ぎ、きのこに塩、コショウをしてから一番てっぺんにバターをお好みで乗せます。あればパセリやディルなどのハーブを添えてください。

⑤ ワインがこぼれないように、きっちりとアルミホイルで包み、オーブン、グリル、フライパン(フタ付き)、オーブントースターなどで加熱します。加熱時間は魚の大きさにもよりますが、中火でおよそ10~20分程度です。

⑥ 熱いうちにアルミホイルを破り、まずは蒸気とともに立ち上る魚とキノコとバターの香りを堪能してください。その後に醤油とレモン汁を一振りして、醤油の香りと爽やかな柑橘の香りを楽しみながら炊き立てのご飯とともに召し上がってください。ホイルの中には、魚の旨味がたっぷり染み出たスープが溜まっていますので、スプーンなどでご飯にかけて、こちらも味わっていただきたいものです。

 なお、このホイル焼きに向くおすすめの魚は、マダイ、スズキ、サケ・マス類等の白身魚です。

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太刀魚を食べるときの注意点

タチウオの骨は細く、硬いので、食べるときにはくれぐれも注意してください。なお、喉に魚の骨が刺さったときには、民間療法ではご飯を噛まずに飲み込むとよいといわれていますが、誤りです。骨の刺さった向きが悪いと、ご飯の塊によって余計に骨を押し込み危険なことがあります。骨が刺さったら水を飲み、取れない場合や痛みがひどい場合には医療機関で治療を受けましょう。

(水産資源育成研究課)

本ページに関する問い合わせ先

三重県 水産研究所 企画・水産利用研究課 〒517-0404 
志摩市浜島町浜島3564-3
電話番号:0599-53-0016 
ファクス番号:0599-53-1843 
メールアドレス:suigi@pref.mie.lg.jp

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