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平成27年08月11日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成27年8月11日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・北勢地域における広域防災拠点(整備中)の機能が向上します
~四日市市北部消防分署(仮称)を併設します~(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑 
・ドローン規制にかかる条例の検討
・2016主要国首脳会議(サミット)の開催
・地方創生に係る新型交付金
・いなべFM開局1周年
・子育て同盟の動画配信
・津商業高等学校甲子園初勝利
・政府関係機関の地方移転に係る提案   

発表項目

(知事)今日は1つ、発表項目です。北勢地域における広域防災拠点についてです。現在、県において整備を進めています北勢地域の広域防災拠点に関して、四日市市から「新しい消防分署を併設したい」との申し入れがありまして、防災拠点としての機能の向上が図れることからこれを受け入れることとしました。新しい消防分署の名称は、仮称ですが「四日市市北部消防分署」となり、屋上には、その消防分署の屋上に県の北勢拠点のヘリポートを設置します。北勢拠点に新しい消防分署を併設するメリットとしては、3点考えているところであります。1点目は、ヘリポートを活用した防災ヘリ、ドクターヘリ、救急車等との連携が容易となり、防災拠点として機能が向上するということ。2点目は、県と市が共同して防災拠点と消防分署の整備を行うことにより、公助としての連携を強化することができ、県民の安心安全に繋がる。3点目は、消防分署からヘリポートへの非常電源や水などの供給が可能となるので利便性が向上し、消防職員が常駐することで防犯面や管理面でも安全性が向上するということです。改めて少し説明しますと、県内を5つのエリアに分けて、現在順次、広域防災拠点の整備を進めていますけれども、これまで中勢、東紀州、伊勢志摩、伊賀の4地域5カ所の整備を完了しておりまして、残るは北勢地域のみというふうになっています。県内で広域的な災害が発生した場合、三重県の道路事情から考えますと全国からの広域応援部隊や救援物資等は、県の北部及び西部から入ってくることが想定されます。このため、全県を統括するメイン拠点として「北勢拠点」、そして北勢拠点をサポートするサブ拠点として「伊賀拠点」、この2つの拠点で応援部隊や物資の受入調整、他の拠点の後方支援を行うなど重要な役割を担うものと考えています。引き続き四日市市と協議しまして、平成29年度完成を目標に整備を進め、他の関係機関とも連携して県全体の防災機能の充実強化を図っていきます。はい、以上です。

発表項目等に関する質疑
〇北勢地域における広域防災拠点(整備中)の機能が向上します
~四日市市北部消防分署(仮称)を併設します~(発表)

(質)それではお願いします。拠点なんですけども、これまでその県の広域拠点で消防署が併設されるというのはあるのでしょうか。
(答)三重県はありません。全国的にも網羅的に調べたわけではありませんが極めて珍しい例であると、その県の防災拠点とそこに市の消防分署があって、さらにその消防分署の屋上に県のヘリポートが付いていると、こういうのは網羅的に調べてないのでちょっと分かんないですけど珍しいようです。

(質)四日市消防の施設ということで完全に建設は市がやるということですね。
(答)そうですね。

(質)ヘリポートに関しても?
(答)そうです。我々が四日市市にお願いしているのは広域防災拠点、平成29年度中には作りたいと言っているのでスケジュールはそこに影響のないように作ってほしいということ、それで費用は四日市市でしっかり持つようにというようなこと、それでその消防分署の設計がうちの防災拠点の機能を下げるようなことの無いような設計を十分協議してほしいということとかを協議させていただいて、四日市市としては住居が密集するいろんな北部においてどの点に置くのがいいのか消防分署から円を描いて一番いい所をいろんな専門家などにも聞いた結果、うちの防災拠点の周辺だということが分かったのでぜひともそこでやらせてほしいということでしたので、はい。

(質)これ署が建つ予定の土地というのは、元々ヘリポートが建つ予定でそこに建てる?
(答)そうです。

(質)市の意図としては、四日市東インター付近でやっぱり建てようとしていた時にこういう話があったと。
(答)市の意図としては北部の消防分署を設けなければならないという時に、どこが一番今現在ある消防分署から遠いかとか消防機能が薄いかとそれぞれ能力別に円を描いて、で一番薄い所がそのインター周辺だったので、たまたま県も防災拠点を整備しているのなら一緒にやったほうがいいんじゃないかというご提案をいただいたと、そういうことです。うちとしてもさっきも言いましたように県の防災拠点って基本人が常駐していないんで、様々な資機材を置く管理の面においても消防の方がいるというのは非常にありがたいことですから、うちのメリットがあるというようなことでやらせていただきました。

(質)本来は市に聞くべきことかもしれないんですけども、新署の機能として何階建てでどういう車両があって消防士が何人とかその辺りの話とかは。
(答)一応知ってますけど、今日11時から向こうやると思うんで向こうのお言葉にしてもらったほうがいいと思います。

(質)幹事社からは以上です。発表項目で各社お願いします。では無ければ発表項目以外でお願いします。

その他の項目に関する質疑
〇ドローン規制にかかる条例の検討

(質)ドローン規制条例のことで、昨日常任委員会で説明がされましたが改めて知事のほうから条例案の意義を教えてください。
(答)様々善光寺とか最近官邸の上もそうですけど、国内においてドローンを使ってセキュリティという観点で懸念を感じざるを得ない事案が相次いでいるという中で、このサミットが開催されるということを機に三重県においてもそういう懸念を払しょくするルールの整備が必要だと考えていました。国のほうで法律が制定されましたけども今のままだと三重県の志摩地域の国立公園内は現行制度上はドローンの規制はできないというような状況にありましたので、今回改めて時限で地域を限ってドローンの規制をやることで先ほど申し上げたようなセキュリティに懸念を生じるような可能性を減じると、そういうような思いで今回、警察あるいは法務省関係と協議をさせていただいて中間案やったかな最終案やったかな、案の提示をさせていただいたということです。いずれにしてもサミットの関係で来ていただく方々あるいはそのサミットの様々なプログラムが実施される周辺にお住いの皆様、そういう方々のセキュリティをしっかり守っていくと、安全を守っていくと、そういう思いで条例を提案させていただきたいと、そういう意向であります。

〇2016主要国首脳会議(サミット)の開催
(質)ジュニアサミットについてなんですけども、会場の受け入れ意欲のある6市で四日市市さんとか桑名市さんとか出ているんですけど、松阪市さんも文書で手を挙げたというふうに市長がおっしゃてたんですけども、この中に松阪市さんが入っていない理由として何かありますか。
(答)我々は14日に市町連絡会議をやらせていただいて15日を締め切りとして、会議の開催は14日だったんですけどその前にそういう募集を14日の会議でしますよと事前に7月15日締め切りでということで各全市町に申し上げていたところ、15日に回答があったのが6市ということで、なぜ僕ちょっと市長がそうやっておっしゃってるのを詳しく聞いてないので分かりませんが、我々としては15日にご回答いただいたのがその市町連絡会議を踏まえて15日にご回答いただいたのが6市であるというふうに担当部局で認識しているので6市を提出させていただいたと、そういうことです。

(質)松阪市は市長によると文書でそういうのを送ったというのを今日ちょっと聞かせてもらったんですけど、受け取ったという事実は。
(答)私自身が受け取ったのは無いです。サミット推進局に送られてるのかもしれませんけど。まあなかなかでもほかでそういうお話無いので松阪市さんだけがそういうの漏れてるってなかなか考えにくいと思いますけどね。

〇地方創生に係る新型交付金
(質)2つあるんですけど、国が創設する地方創生の関係の新型交付金、総額的なものについていろいろ議論があるんですけど、それも含めて受け止めと国への期待というか要望というかそれをまずお願いします。
(答)まず額的なものについては極めてそうですね、残念という状況だと思います。今例えばうちって今年の1月22日に地域再生計画っていう改正地域再生法に基づいて食の関係と航空機産業の関係の計画認定を受けて地域再生戦略交付金というのを貰っているんですけども、それも含めて今回新型交付金の中に入れて他の補助金もスクラップして、で1,000億円ていうふうになっているわけですから、極めて何ていうんですかね、量的には本当に地方創生をしっかりやるぞというふうに思っているのかと思わざるを得ない額的なものだというふうに思って大変残念です。その上でせっかく他の交付金とかを合体したり、補助金とかをスクラップしてやるんであれば地方にとって真に使い勝手のいい制度にしてもらうように、補助金をスクラップというのは補助金というのは一定の使い方とか使途とかが限られているのでそれを自由にしましょうという主旨だと思いますから、地方の実情に合わせて地方が使い勝手のいい形でやってほしいと思います。いずれにしても年末までのその何ていうんですかね、地方財政の関係のことでいけば昨年ほんのちょっとだけですけど地方交付税の法定率が引き上げられたりしましたが、本来はそっちの一般財源不足のところを賄うというかギャップを解消するための地方交付税のほうのあり方をしっかりやってもらって、一般財源として各地方が地方の実情に合わせてやれるような財政の仕組みを取ってもらうべきなので、そっちの新型交付金作ったからもうそっちの議論ええわというふうにならずに、しっかり地方が地方の実情に合わせて財政についてやり繰りできるような、そういう形にしてもらうような制度設計の議論もぜひとも行ってもらいたいと思います。

〇2016主要国首脳会議(サミット)の開催
(質)あともう1つはサミットなんですけど、消防の特別警戒の話で大体1,000人ぐらい必要だというふうに現時点では言われていると聞いていて、三重県内の消防職員を大体何人ぐらい出せそうだというのを大体300人強だというふうに聞いているんですが、残りの700人ぐらいがもちろん消防庁との調整とかもあると思うんですけど一義的には近くから、全国的に東京とかも含めてですけど全国的に来ると思いますけど、近くからやっぱり応援を求めるということにはなってくるかなと思うんですが、知事のお考えとしては現時点どのようにお考えですか。
(答)消防庁との調整があるので一概に今から申し上げることが何ていうかな、最終結論ということではないものの、現在持っている感触としては大体今オーダー的にはおっしゃっていただいようなオーダーだというふうに思ってますけども、いずれにしても全国から来てもらわなければならないにしても中心的にはそりゃあ中部圏であるとか近畿圏であるとか元々何ていうんですか、近畿ブロック知事会議とか中部圏知事会議において広域の防災の連携の協定を結んでいるような地域から主として来ていただくほうが全く何も知らんという所より、より効果的かつ効率的なんじゃないかというふうに思っています。一方で高度な消防技術については東京消防庁が極めて高い技術を持っていますので、洞爺湖の時もそうでしたけども東京消防庁に対して一定の協力を得るということは必須であるというふうに思っています。なのでこれ最終結論ではありませんけどもオーダー的なものをどう賄うかについては今、申し上げたとおりですが、また一方で指揮命令系統についてはやっぱり三重県内の消防の人たちが中心になっていただくということが重要だと思いますので、その物量の部分と指揮命令系統、これについてはしっかりそれぞれについて消防庁と相談しながら決めていきたいと思います。今、四日市市さんが県の消防長会の会長やってもらってますんで、そういうところとも相談してやっていきたいと思います。

(質)ほかよろしいでしょうか。では第二も含めて全社からお願いします。

(質)CTYさん。

〇北勢地域における広域防災拠点(整備中)の機能が向上します
~四日市市北部消防分署(仮称)を併設します~(発表)

(質)防災、北勢の拠点の件なんですけど、最初に県のヘリポートと市のそういう消防署が一緒になるのが全国的にも珍しいという話がありましたけども、知事として個人的にというか今後のその設備に対しての期待というのを率直にちょっとお伺いさせていただければなと思います。 
(答)それはうちの防災拠点のどういう機能、四日市消防署にどうなってほしいということですか。

(質)含めたその北勢拠点としての、はい。
(答)なるほど、さっきも申し上げましたとおり三重県の地理的特性から考えるとその三重県が大規模災害が起こった時に救援部隊とか救援物資を受け入れられる大きな最初の窓口はやっぱり北勢になると思うんですね。で、あとは西から来るケースの伊賀と、なので北勢拠点と伊賀の拠点ていうのは大規模災害が発生した時の受援という形で大変重要な場面でありますので、そういう機能を発揮できるような資機材の備蓄であるとか、面的な使い方であるとか、人員体制であるとか、そういうものを四日市市の消防さんと連携してやるということにしたいというふうに思っていますし、加えてその大規模災害が起きた時の受援ということはそうですけども、もう一つは人口密集地域の北勢、三重県内の7割の人口を占める北勢地域の重要な拠点としてその大きく受援するほどでもないけれども大規模災害が発生した時に一人でも多くの人の人口密集地域において一人でも多くの人の命を救えるような機能を持たせられるような、そこに場合によっては避難するケースもあるかもしれないし、避難はちょっと無いかな、そこからいろんな指揮命令系統を発してやっていかないといけませんから人口密集地域の人の命を守る、そういう機能を充実させる場所を市と連携してしっかり作っていきたいと、そういうふうに思っています。

〇2016主要国首脳会議(サミット)の開催
(質)これって、29年度完成だから、要は来年のサミットの体制に向けてということじゃないわけですよね。さっきその質問がちょっと出てた県内300人体制で、中心となるのは要は四日市、北勢の15消防団かな、そこ中心である程度組織立てるってことですか。
(答)先ほど僕が申し上げた物量的にどう賄うかと、人数をどう賄うかということと指揮命令系統の話は別だって話を申し上げたとおり、やっぱり指揮命令系統は私達が望むらくは、やはり四日市消防とかを中心として県内の消防の人たちが中心を握ってもらうということが望ましいと思ってます。北海道においても札幌消防が全体の指揮命令を中心となったということでしたので、うちはそういう政令市消防みたいなのはありませんので、そういう意味では、とはいえハイパードラゴンも持ってますし、コンビナートの災害においても非常に高い技術を持ってますし、東日本大震災の時にも千葉県とかの方へ行って、コンビナート火災などにも活躍した消防ですから、そういうところを中心に、県内の消防でなるべく指揮命令の中心は賄ってほしいというふうには望んでいます。

(質)志摩市開催だからといってサミットがその志摩広域消防に指揮権を譲るとかそういうことは無いんですか。
(答)私が直に指揮権が無いのであれですけども、基本的にはさっき申し上げたとおり、北海道においても札幌消防が中心になってきましたので、そういうことはその能力とかをよく勘案した形でということになると思います。

〇ドローン規制にかかる条例の検討
(質)ドローンなんですけど、ひとつ賢島から1.5キロ云々という規制があることと、あとプログラムに応じてというのがあるじゃないですか、このプログラムというのはどの辺りのプログラムまで言ってるんですか。
(答)今後の運用とか外務省とかとも相談してになりますけどね、配偶者プログラムとかは当然必須だと思いますし、首脳が仮に伊勢神宮とか行く場合においてということでは、それも入ってくるでしょうし、ジュニアサミットとかそういうのが入ってくるかどうか、プレスツアーはさすがに入らないと思いますけれども、少し来る人とかその行われる場所、そういうものによって個別に考えていくってことになると思いますけどね。

(質)ということは全体で規制かける地域というのは、当然今もそうなんだけど、確定はかなり後でないとしないということですね。
(答)警察とかと相談をして、彼らと我々の体制が整ってきてということになりますね。あと、プログラムが確定してきてということになりますので。

(質)昨日関係委員会でも質問が出てましたけど、中身がある程度抽象的な部分の中で、既に県民のパブコメを取るっていうこと自身はこれはもう致し方ないですか。 
(答)それはでも条例とか法律の性質上仕方がないんじゃないですか。それは、そのドローンに限らず、政令とか省令とか決まってなくて規則とか決まってなくて細かいとこ出てなくてもパブリックコメントやってるものなんて世の中山ほどあるので、その何かドローンのやつだけ抽象的だからパブコメおかしいじゃないかっていうのはそういうご指摘はちょっと当たらないように思いますけどね。

(質)でも、ということはパブコメっていうのは便宜上ということですよね。
(答)それでも今大きな方向性においてご懸念があったりすることについては、例えば1.5キロというのがいいのかどうかとか、そのプログラムのところにかけるのについていいのかどうかというのは、当然ご意見があってもいいことだと思うし、何かそこにご意見いただいたらいいんじゃないかと思いますけどね。それは何か。

(質)知事の中で違和感は無いと。
(答)このドローンの条例をパブコメ今の状態でかけることに違和感ですか、は無いですね。それを言ったら、だって他の法律とか条例だってそうですよね。国のいろんな法律とかも。

(質)行政のあり方として行政がパブコメっていうのをアリバイ証明で使ってるという感じが無きにしも非ずですけど。
(答)まあゼロではないと思いますよ。知事として言うのが適切かどうかは別として、一般論でね、三重県がどうかは別として一般論でそういうふうな部分が、例えばめっちゃもう5、600ページに及ぶ何か計画書バッコーンって出して、そんなん読めるかみたいなのも含めてね、そういうのは無きにしも非ずですけど、今回のドローンの条例、細かいのが決まってないからパブリックコメントかけるのはおかしいじゃないかっていう指摘は当たらないと思いますけどね。

(質)なるほど。コンビニの20歳以上ですかってあのタッチさせるのと同じですか。

〇いなべFM開局1周年
(質)この前、1日にいなべFMさんの開局1周年で安倍さん来られてお会いになってますよね。差し支えなければ、何かその時に話されたこととか、サミット関係とか。
(答)控室にお邪魔させていただいて、全国のコミュニティFMの会長の富永さんと奥様もご一緒されてましたので、あんまり突っ込んだお話はさせていただきませんでしたけれども、まず一つはサミットの配偶者プログラムについて、我々からもしっかり提案をさせていただきたいと思っていますと、そこにおいては単なる物見遊山的なものではなくて、テーマ性のあるもの、あるいは、昭恵夫人が今活動されておられる食とか、女性活躍とか、環境とかそういうものに資するものを、テーマ性のあるもの、メッセージ性のあるものを提案していきたいというふうに思っていますというようなことを申し上げて、それについては、私もそう思いますとアバウトに抽象的に包括的にご返事をいただいたというふうに思っています。それから、別途、海女サミットのことをお話をいただいたので、今年は鳥羽でやるんですねということをおっしゃられたので、答志島というとこでやりますと、答志島という所はこういう海苔とかの漁業をやっていて、それから寝屋子制度というのがあるんですということを説明して、寝屋子制度について非常にご関心を持っておられましたので、それで大体時間切れになったと、そんな感じですかね。

(質)特に何か県民に向けてのメッセージとかは無かったんですか。
(答)サミットのことでですか。ああ、そこまでは無かったと思いますけどね。ちょっと僕が覚えてないだけかもしれませんけども。僕がこの何かそういう物見遊山じゃないのでいいですよねっていうような感じのことでOK、ややそういうやりとりがあったということで満足してしまってちょっとそこを聞き逃してたかもしれませんけど、そんな感じやったと思いますけど。もし、その後、番組でおっしゃってたらちょっと分かりませんけど。

(質)番組では言ってなかったですけどね。

(質)で、その関連する、無理に関連させると、そこのFMいなべさんの運営者の理事長の種村さんという方が、土曜日、急逝、急に亡くなって、知事はこの15日に41歳でしたか、お迎えになられますけど、その時ちらっとおっしゃってた無常観というか常ならずのそういう感じからいって、この事態をどんな感じで受け止められていますか。
(答)いなべ文化協会の種村理事長が急逝されたということで大変私も驚きでした。1週間前8月1日にお元気なお姿を拝見してましたので、本当にお悔やみ申し上げたいと思いますけど、何か死っていうのはそういう突然来るんだなっていうのを当たり前のことかもしれないんですけども改めて感じた、何かそういう流れに抗えない、そういう死というものの前では人間というのは無力だなというのを感じた夜でしたね。きっと、種村さんも53歳、54歳ですか、いなべのためにやりたいことがたくさんあって道半ばだと思いますし、まだ私41ですけど、そういうあるいは自分、あるいは自分の仲間にそういう道半ばの時にそういう事態が迫った時の悔しさといったらないなという思いで、種村氏の死を聞いて受け止めましたけどね。

(質)まあ41歳というか、40歳代を踏み入れられてそういう人生の深みとかそういうものを考えられる感じになってますかね。
(答)僕ですか。何か、どうですかね。

(質)まだ軽いんだ?
(答)まだまだ浅い人間ですのでそういう深みを感じるあれは無いかもしれませんが、まあどうでしょう、40歳になったからっていうか分かりませんが、例えば同時期に昨日おとといですか、1カ月前まで大蔵省の事務次官をやってた香川さんも58歳で亡くなられまして、香川さんは本当に優秀で本当に怖い人だったんですね。すごい厳しいオーラの漂う人だったんですけど、すごい優秀で立派な人だったんです。そういう方が亡くなったことについても非常に考えるとこありましたよね。彼はそして消費税を何とか仕上げるんだという思いでやってましたし、何か僕が41歳になったからとかではなく、周辺の最近のいろんな若くして道半ばでっていう人たちの状況なんかを見て、何かそういうの考えるところは無くは無いですね。本当に、この13日ですか、林農林大臣にね、来ていただくじゃないですか。

(質)あ、16日。
(答)16日か。種村さん無念だったと思いますよ。いなべのためにやりたいことたくさんあったはずですよね。 
〇子育て同盟の動画配信
(質)あと、子育て同盟の動画ですけど。
(答)子育て同盟の動画?

(質)レット・イット・ゴーを流した。
(答)ああ、だいぶ前のやつですね。

(質)配信中止になってるじゃないですか。その事情はご存知ですか。
(答)ああ僕分かんないですよ。あれ配信停止になってるんですか、今。

(質)えっ、報告受けてないですか。
(答)僕は聞いてないですね。

(質)いや私漏れ聞いたというか調べたところなんですけど、要は、レット・イット・ゴーが著作権のその許可を得ないまま使ってて、結局。
(答)あ、そうなんですか。あれでも古川さん受けてたって言ってたのに。あ、そうなんですか。

(質)流せない形になってるって話なんですが。
(答)ああそうなんですか。僕は、何か書面で報告聞いてたかもしれないですけど、僕はちょっと記憶してなかったですね。あ、そうですか。停止になってるんですか。古川さんでもあれ何か著作権これディズニーに言ってクリアしたとか言うてたのにな。

(質)ダメだったんですよ。
(答)ああそうですか。

(質)今全然流れてないないでしょ。
(答)でも、もういいんじゃないですか。

(質)そういう問題?
(答)あの時はこうあれで一応話題作ったし、大臣も変わったんでまあいいんじゃないですか。

(質)その辺しょうがないんですか。要は、その県条例とか含めて法を作ったりとか、あるいはそれを執行する立場のその知事たち子育て同盟集まってて、その人たちが全部実務をやるわけじゃないにしても、そこんところを最終的にちょっと著作権違反、違法だよねっていう話で潰れるっていうことに、私ら食いつくとこはそこですけど。
(答)それは駄目ですね。それは駄目ですよ。そのだから、僕が今いいんじゃないですかって言ったのは、そのビデオが、ビデオを流し続ける必要があるかどうかということについて、いいんじゃないですかなんですけど、そういう法令をしっかり確認せずに行われていたということは、とりまとめが佐賀県だったんでって言い訳すんのもなんですけども、それはやっぱりよくないことですね。例えば、うちも捜査終了したクマのやつでも、発信機が電波法違反だったっていうのはやっぱりああいうのはよくないことで、この今どうやってあれを回収するかをこれから検討しますけども、そういうそのどんな自分の担当分野でない法令であれ、そういうことにしっかりそういうチェックがなされていないっていうのは全然よくない話ですよね。それはもうあってはならないと思いますよ。だから僕ちょっと事実関係聞いてないんであれですけども、もしそういうことで止まっているとしたならそれはよくないことで、大変申し訳ないですね。そこに出演していたということで、それはもうその一端、責任の一端を担っているわけですから、これ大変申し訳ないと思います。

〇津商業高等学校甲子園初勝利
(質)あと、津商ですけど、何となくその野球少年だった知事の勘からいって、結構いいところまで行きそうな感じが、智弁和歌山に勝ったことによってあるんですけど、その辺いかがですか。期待感も込めて。
(答)これは、ねえ。最初1回の様子を観てたら、もう18点ぐらい取られるんじゃないかっていう思いでしたけど、これは、やりましたね。やっぱりあのこう、苦しい時でも、であとその智弁和歌山は2点取って、いつでも取れると思ったんでしょうね、ずっと最後まで。だからバタバタバタっと行ってしまって、あっという間にっていうことだと思います。本当にあの「全力津商」っていうのが嘘じゃないプレーをしっかりしてくれましたね。で、あの坂倉君が熱中症でそのやつがどれくらい快復するかにもよると思いますけども、我々としては、いいとこ行くのを期待していますし、何か予感させる戦いぶりであったってのは間違いないと思いますね。本当にこの何ていうか、僕いつも言いますけど、この正三角形のこの上がぐっと伸びると全体の裾野が広がるじゃないですけど、三重高の去年の準優勝があって、いなべが強いと目されていたところ、津商が第2シードで今回上がったので、全体がこう上がってきている感じを受けるので、非常に県全体としてはええことだと思いますね。あとうん、野球の細かいこと言い出すとあれですけど、あとあの宮本健太朗氏が凄い人気あるんですよね、監督が。彼が、彼あの白子高校の野球部の監督やってたんですけど、喋ってていいんですかね。白子高校当時彼が監督になるまですっごい弱かったんですけども、彼が行ってベスト8ぐらいまで行ったりするようになったし、で、彼が津商に移るんだったらって津商に宮本のとこに行きたいっていう生徒たちがたくさん増えてきたので、彼は非常に37歳で若いんですけども、野球少年たちから慕われて非常に人望のある監督なんですよね。だから彼の独特の腕が鍛えたのかなと思いますけどね。

(質)勝ち残っていけばどっかでまたその去年みたいに行かれるんですか。
(答)行きたいですね。今度は、あの西宮市長からですね、西宮市長私友人なんですけど、今2つ上でね。彼は津商の試合見に行ってたんですって。で、そしたら、フェイスブックのメッセージがその時来て、津商は凄いと、津商の応援がとにかく凄いと。このアルプスの上まで全部満杯やと。もうこのえらいことなってんのに、甲子園町に住んでたお前が来うへんのはどういうことやというメッセージが西宮市長から来たので、まあね、公務が許せばぜひ行きたいですね、今回は。前回特に決勝がシアトルということで涙を飲みましたので。何かでも自分が行って負けるとちょっとね、なかなかあれやなと思いますけど、でも応援したいですね。素晴らしい。期待、予感、予感させる戦いぶりでしたね。

(質)知事、今度対戦相手が鳥羽高校で、県内対決みたいな感じに。県として何かこう火消しじゃないですけど、違うんですよって言ったりされるんですか。
(答)せえへんやろ。それはさすがにどうですか、それはないですけど、うちは家庭内ではね、京都応援しないようにとは釘刺してますけども。うちは妻が京都出身なんでね、そこは釘は刺しましたけど、はい。

〇政府関係機関の地方移転に係る提案
(質)もう1点だけ全然違う話ですけど、政府機関の地方移転、これは政府が8月末までに各道府県から具体的な誘致案を募っているというふうに聞いているんですけど、三重県として、ごめんなさい、知事として今どうお考えですか。
(答)8月26日の定例記者会見で発表します。中央省庁や独立行政法人や政府機関、複数。各建物を有する市町の了解を得て複数出します。8月26日の定例記者会見で発表します。

(質)移転候補は250くらいあるらしいですけど、その中から?
(答)国のリストが。

(質)国全体ですね。
(答)うん、国のリストそうですね。うちは複数、これ今回その、国のやり方として建物まで明示してこいっていう、そういうなかなかハードル高いこと言うて来てるんで、やややり方に問題あるなと思いつつも、我々は手挙げていきたいなというふうに思っています。で、実現に向けて取り組んでいきたいと思っていますし、全国知事会の要望の中でも今回1回限りにしてくれるなということを内閣府にも言っていますので、今回は第1弾と。で、その後またどんどん提案受け付けてほしいということは言っていますので、いろんな形でやっていきたいと思いますね。他の県とバッティングするものもあるかもしれませんけどもね。

(質)例えば京都は文化庁の誘致っていう話ですけど。
(答)文化庁はやらないです。文化庁はやっぱりね、文化財が多いところにやってもろたらよろしいですね、はい。京都いいんじゃないですか。

(質)三重県の特性を生かした?
(答)そうですね。

(質)例えばどんな特性なんですか。
(答)8月26日の定例記者会見で発表します。

(質)複数?
(答)複数。三重県が有する課題の解決に繋がるようなものや、三重県が行政として注力をしている政策に関係する分野などですね。

(質)少子化とかですか。
(答)8月26日の定例記者会見で。

(質)それは決まったんじゃなくて、要はこれで申し込みましたよってことですよね。
(答)そうです。今後プロセスとして何か有識者会議を設けて、そこでヒアリングがあって、で各省庁調整があって、多分年度内いっぱいぐらい最終決定かかると思うんで、申し込みの締め切りが8月末なんで、うちはこれで申し込みますという、そういうことです。

(質)この前の予告プロモーションみたいなやつとこれは関連ない?
(答)関係ないです。関係ないです。はい。

(質)食い下がって申し訳ないです。地域的にはやっぱりいろんなことを考えると人口が多い例えば北勢だったり中勢だったり、といった所になるんですか。
(答)県全般いろいろ。本当に。

(質)伊勢志摩、東紀州も含めて。
(答)北勢のものもありますし、中勢のものもありますし、伊勢志摩のもあるし、東紀州もあります。

(質)最低4つってことですか。
(答)どうでしょう。8月26日に。

(質)地元の市町との調整はもう了承というか調整というか、それはもう受けているということですか。
(答)はい、基本的に今回提案するやつは、今僕らが提案しようと考えているものも、市町の了解は全部取れてるんじゃないですか。建物で一部ちょっと確認せなあかんとこがありますけども、はい。

(質)現存の建物に呼んでくるっていう、そういうことですか。
(答)そうそうそう、そうです、そうです。

(質)その建物のその管理者との調整がまだある?
(答)そのやつが、その26日発表するまでに調整しますけど、そこの市又は町はそこにそういう移転の提案を出すことはオーケーと言ってもらって、あとは建物の人がオーケーと言ってくれたらという、そういう調整のところはありますけどね。

〇2016主要国首脳会議(サミット)の開催
(質)戻りますけど、松阪市長が文書で送ったっていう話されてるんですけど、そういったことは知事はご存じなかった?
(答)はい、聞いてないです。はい。

(質)あと改めて重複するかもしれないですけど、ジュニアサミットは開ける見通しだったりとか、あと視察、エクスカーションですか、だったらどうなのかっていうのは改めて教えてください。
(答)それジュニアサミットのエクスカーションですか。ジュニアサミットについてはこの前8月5日に中山外務副大臣に要望させていただいて、前向きな回答いただいというふうに認識をしていますので、そもそもの開催、三重県での開催について前向きにご検討いただけるものだというふうに思っています。で、ジュニアサミットにおいてはエクスカーション1日又は2日、大体7日目か8日目を使ってやることになりますので、そこにおいては仮に開催地が1つの市に決まったとしてもそこだけでないエクスカーションって十分あり得る話ですから、それは様々三重県の特性を知っていただくような取組をしていきたいというふうに思います。前回の札幌の時も千歳市でやりましたけれども、エクスカーションは札幌とかも行きましたし、他の所も様々行きましたんで、その当該市だけでエクスカーション全部完結させるということにはならないというふうに思っています。

〇地方創生に係る新型交付金
(質)交付金の話に戻るんですけれども、一応、なかなか極めて残念な量的なものなんですけども、これどういったものに充てていこうとかって何か考えってあるんですか。
(答)まだでもあれですね、どういうふうに使えるのかって制度設計が明らかになっていないのと、あと年限がどれくらいかっていうことによるんですよね。例えば、僕たち今回地方創生交付金の先行型っていうやつの中で、一定その例えば他県で第3子の保育料の無料化みたいなんやってる所とかありますけども、それってその交付金切れたら止めなきゃいけない、あるいは一般財源で補てんしないといけないということで、その制度の持続性っていう観点から疑義があるものは避けたんですね、我々今回先行型でも。なんで今回新型交付金も、何年とか、それどれぐらいの量とか、どういうふうに使えるかっていうその制度設計が明らかになってきた中で、我々が定めた総合戦略に資する取組をしっかりやっていくということだと思いますけどね。

                                                    了

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