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令和元年09月04日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和元年9月2日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

スペインバスク自治州での料理人交流事業(発表)
・ステップアップカフェ「Cotti菜」5周年企画の開催(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・片山地方創生大臣への要望と明和町斎宮視察
・外套膜(がいとうまく)が萎縮した真珠養殖用アコヤガイの発生
・全国知事会長の退任及び着任
・伊勢湾台風60年の取組

発表項目

(知事)それでは今日は、2つ発表します。1つは、スペインバスク自治州での料理人交流事業についてです。食を核とした地域の魅力づくりを学ぶため、世界一の美食の街と称されるスペインバスク自治州サン・セバスティアンにおいて、現地料理人と県内料理人及び県内で調理を学ぶ若者の交流事業を実施しますので、その概要について発表します。まず、本県とスペイン、特にバスク自治州との最近の関係でありますけれども、現地の大手自動車部品メーカーであるゲスタンプの県内進出をきっかけに、昨年10月、バスク自治州との産業交流に関する覚書を締結したほか、市町においても多気町とサン・セバスティアン市との民間交流を促進する、美食を通じた友好の証(あかし)署名や、志摩市とスペイン・トライアスロンチームの事前キャンプに関する協定締結、また、民間レベルでもサン・セバスティアンのレストランが誘致されるなど、関係が強化されています。こうした中、交流を加速させるとともに、本県の誇る食をさらにブラッシュアップするため、交流事業を実施することとしました。では、本事業の主な内容を2つご説明します。1つ目は、現地の三つ星レストランのシェフをはじめとする料理人と県内料理人および県内で調理を学ぶ若者が交流し、調理技術やレシピの共有とともに、美食による地域の魅力づくりのノウハウを学びます。2つ目は、県内料理人と県内で調理を学ぶ若者が県産食材などを使ったメニューを現地料理関係者に提供し、三重県の食の魅力をPRします。ほかにも、県内料理人たちがバル街やレストランを訪問して美食による地域の魅力を体感することで、食を核とした本県の魅力向上に繋げます。なお、本事業の実施にあたり、県内料理人に同行する県内で調理を学ぶ若者の募集を行います。ぜひ本事業にご参加いただき、美食による地域の魅力づくりの一翼を担っていただきたいと思います。また、本事業に参加する県内で調理を学ぶ若者の渡航や現地での交流にかかる費用について、本事業に賛同いただける県民の皆さまや企業から寄付を募集したいと考えておりますので、未来を担う料理人が本県で定着し活躍できるよう、ぜひとも応援をお願いしたいと思います。サン・セバスティアンが世界一の美食の街と称されるようになった背景には、海の幸、山の幸が豊富なだけでなく、料理人がレシピを公開して調理法を共有するオープンマインドの意識や、スペイン語で「あたらしい食」を意味する「ヌエバ・コッシーナ」といわれる新しい料理法を探求し続ける取組、さらにバル街に代表される食べ歩き文化などが挙げられます。一方、本県も豊かな自然に育まれた豊富な食材に恵まれているだけでなく、本年5月に発表されたミシュランガイドに多くの飲食店が掲載されたように、最高の腕を持った多くの料理人がみえます。世界一の美食の街の料理人と県内料理人たちが交流することで、食を核とした地域の魅力づくりの本質を学び、食関連産業等の活性化に繋げていきたいと考えています。今後も、豊かな食材や多様な食文化、特徴ある企業や特色ある人材など高いポテンシャルを有する本県において、みえの食の魅力をさらに向上させ、国内外の多くの方を呼び込める地域となるよう取り組んでいきたいと思います。
 
 そして2つ目です。ステップアップカフェCotti菜5周年企画についてです。ステップアップカフェCotti菜が、12月にオープン5周年を迎えるのを契機に、これからの障がい者の働き方について考えるセミナーを12月12日に三重県総合文化センターにて開催しますので、その概要について発表します。テーマは、近年全国でITの活用や新しい働き方により、障がい者の働く場、働く可能性を広げる様々な取組が広がっていることを受け、障がい者イニシアティブの働き方で可能性を広げる、としました。障がい者イニシアティブの働き方とは、障がい者が無理をして現状の働き方に合わせたり、可能性を諦めるのではなく、主体的に働けるようにするには、どういった働き方を進めていけばいいのかを考えていくものです。今回のセミナーでは、ゲストパネリストに、新しい価値観を生み出す取組により脚光を浴びている、オリィ研究所代表取締役CEO吉藤健太朗さん、Sign with Me代表柳匡裕さんのお2人をお迎えし、Cotti菜を運営する社会福祉法人朋友統括施設長豊田悦子さんと私も加わり、パネルディスカッションを開催します。吉藤さんは、テクノロジーによって社会参加を妨げている課題を克服するために、分身ロボットの開発を行っています。昨年からは、重度の障がい者が在宅で分身ロボットを操作して接客をするカフェの実証もされています。当日、吉藤さんはロボット、オリヒメを使って、遠隔でのご出演となります。柳さんはご自身も聴覚障がいがあり、当事者イニシアティブで、障がい者が能力を発揮して働き、ありがとうと言われる社会を実現したいと、自ら起業され、公用語を日本手話と筆談とするスープカフェを文京区内で2店舗経営されています。なお、今回のセミナーは、本県の障がい者雇用促進にご尽力いただいている三重労使雇用支援機構、連合三重、三重県経営者協会にご協力いただいて開催します。Cotti菜は、障がい者の働く姿を発信し、就労における実習の場として平成26年12月に、県民の皆さんや企業の方々に障がい者雇用について理解を深めていただくことを目的に設置し、本年7月末時点で11万5千人の方にご来場いただき、37名の方の職場実習を受け入れるなど、三重県の障がい者雇用推進の発信拠点としての役割を担ってきました。この機会に、ぜひステップアップカフェCotti菜にお越しいただくとともに、今回のセミナーに多くの皆さんに参加いただき、障がい者が働くこと、障がい者とともに働くことの新しい可能性を考えていただきたいと思います。
 
発表項目等に関する質疑
○スペインバスク自治州での料理人交流事業(発表)
(質)まず、幹事社のほうから質問さしていただきます。バスク州の交流事業の実施ですけれども、きっかけというか発端は、ゲスタンプの進出っていうところになるわけですか。
(答)発端の発端はそうですね。バスク自治州との産業連携の協定を結んだので、その交流、協定の具現化を図っていこうという中で、食というのが大きくクローズアップされてきたということ。一方で、さっきも言いましたように多気町さんが、このアクアイグニス多気を目指しての、サン・セバスチャンとの交流をやっていただいてたり、あと地中海村にサン・セバスチャンのレストランもできてきましたので、そういうこの県以外の取り組みもどんどん進んできたというようなことで、ここで一気に料理人の方々の交流で交流を加速させようと、そんなふうに相成ったということです。
 
(質)応募資格のとこに2名程度というふうに書いてあるんですけど、高校生、専門学校生の参加者に2人程度ということですよね。
(答)そうですね。
 
(質)もうちょっと増えるというか、2人という人数っていかがでしょうか。
(答)たくさん行くのもあれですし、一気にね、この継続していくっていうことと、それからうちが今考えているのは、この来年3月に、この食の関係の人材育成をする「みえ食の人材育成プラットホーム」っていうのを立ち上げる予定です。これはもう既に予算化してあって、今準備の会議とかに入ってるんですけども、そのプラットホームでこの料理人、今回参加した人たちの経験とかを一気に横展開していくような仕組みも、もうすでに同時並行でやっているので、この交流自体にたくさんの人にもちろん参加してもらえばいいんですけれども、まず、こういう形でやって後しっかり継続していくということと、そのプラットホームの横展開はしっかりやっていきたいと、そういうふうに考えています。
 
(質)そのプラットホームで、そのバスク州に行った高校生らが発表する機会っていうことで捉えていいですか。
(答)発表するのか、どういうふうにするかこれから考えますけれども、食の関係の皆さんにフィードバックしていきたいと思います。
 
(質)渡航費とか滞在費を補助するとありますが、どの程度の額を想定されているんですか。
(答)寄付金は、90万円かな。学生生徒の渡航費が40万円分で、委託費、コーディネート代とか、通訳費とか、会場費が35万円、材料費が10万円です。
 
(質)寄付が、その目標がその90万円になっているということでしょうか。
(答)そうですね。
 
(質)あとこれ将来若者が、県内のレストランに働くかどうかというのは分からないところで、この事業によっての経験が県外に流出する恐れっていうんですかね、その辺どう担保されるんでしょうか。
(答)実際のところ、例えば相可高校を卒業した子たちが、例えば志摩観光ホテルとか、鳥羽国際ホテルとか、アマンとか、そういうところにたくさん就職をしていただいてますので、そこはマッチングの仕組みなんかを、今もやってますけれども、引き続きやっていくということとか、インターンシップの受け入れなども積極的に県内のそういう場所がやってくれてますので、県内の何ていうか、県外への流出可能性がゼロではないのでやりませんというよりは、しっかりやっていい人材を育てていく。そういういい人材を育てる聖地というか、拠点が三重県だというブランドづくりをするっていうことの方が、意味があるかなというふうに思いますので。
 
(質)これ、継続していく事業になりますかね。
(答)継続していきたいと考えてますけど。
 
(質)先ほど、アクアイグニス多気のことについておっしゃいましたけど、これはアクアイグニス多気がかなりスペイン料理とか何かテーマとしてあるのが、何かそういう施設を作るとか、そういう何か予定とかあるんでしょうか。
(答)私は、事業者ではないと直接存じ上げてませんが、多気町長とかとの1対1対談などでお話をいただく内容の中においては、そういうバル街みたいな、サン・セバスチャンにある、その食べ歩きするような、そういうふうなこととか、サン・セバスチャンのレストランを誘致してくるというような構想があるやに聞いています。それが確実かどうかはちょっと分かりませんけれども、そういう構想を事業者の方が描いているというのは聞いてます。
 
(質)三重県が、こうやって海外の食の交流事業を支援するっていうのは、これはスペイン料理が初めてですか。
(答)いや、えっと、あれはサンディエゴにあったかな。CIAっていうカリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカっていう料理人学校のところに、あれジャパンフェスティバルみたいなんがあった時に、相可高校の子らが行って松阪牛のあぶりの肉を作って、こう披露したりとかもありますし、料理人同士の、でもそこもなあ、料理の卵育ってるからな。ちょっと厳密な、難しいですね。例えばミラノ万博の時に、相可高校とか高校生たちが、ミラノ行って街中のレストランで、彼らが作った料理を吉兆の徳岡さんと一緒に披露するっていうのとか、提供するとやってるんで、仕組み的に料理人との交流に主眼が置いた事業としては、最初っぽいかもしれませんけど、料理人が海外に行っていろいろ活躍して三重県の良さ、料理人のポテンシャルを示すっていうのは幾つかあります。
 
(質)三重県としては、洋食といえばスペイン料理をどんどん推していくという?
(答)そんなことないです。様々な料理、つまり彼らが仮にそのサン・セバスチャンに行ってスペイン料理っていうか、スペインの料理方法とか学んだとしても、先ほど言いましたようにここのサン・セバスチャンの良さというか、オープンにみんなでレシピとか考え合うというような仕組みがあるっていうことなので、それが和食にいこうが、フレンチにいこうが、イタリアンにいこうが、中華にいこうが、いろんな仕組みを学ぶっていうことで、料理人としてのスキルアップするということが、意味があると思うんで、別に何か洋食はスペイン料理だけっていうことではないです。
 
(質)ありがとうございました。
(答)やっぱり何ていうんですかね、いい食材がありますんやわだけでは、やっぱり駄目だと思うんですよね。いい食材もあるし、一流の料理人もいるし、だから三重県に食べに来てくださいということを言わないと意味がないと思うので、そういう形になれるような本当にさっき言いましたように、まさにプラットホーム、人材育成なんかも、そういうことを念頭に作ってるという感じですね。
 
(質)同時にこう参加費のほう、寄付を募るっていうの、ちょっとユニークかと思うんですけどコンテンツってどうですか。
(答)今貴方が言ってもらったように、やっぱり県も応援するけど県民の皆さんにも特に若い人が次世代を応援してほしいと、三重県には、そういうこう次世代のそういう夢を持って頑張る人たちを応援してくれる県民の皆さんがたくさんいるんだとか、クラウドファンディングだからそういう意味では、県外からも寄付はできますけども、そういうこう若い、夢に向かって頑張る若者を応援する機運があるよっていうことで、若者の定着みたいにも繋げていきたいと思うんで、まさに仮に額が多くなかったとしても、人数がそんな多くなかったとしても、応援する仕組みっていうのを作るっていうことも、今回、意義あるというふうに思っております。
 
(質)三重県版のクラウドファンディング的な感じで受け取ったらいいんですか。
(答)うーん三重県版の、クラウドファンディングっていうか、これクラウドファンディングでええの。
(答:雇用経済部)寄付です。
(答)ちゃうの、普通にどーんって寄付してもらうの。ああそうなんや。ごめんなさい、それは、ちょっと違う感じですけども、応援をしてもらうという三重県版のクラウドファンディングというとこまではないですかね、そういう意味では。応援はしてもらうと。
 
(質)事業と、こういう事業の費用を一部県民に募るっていう一体型の事業というのは珍しいと思うんですけど。
(答)クラウドファンディングは結構たくさんあるんですけどね。これ事業に特化して寄付をしてもらう。無かったかな。あんまり聞かないかな。
 
(質)別に新規という表現はいいですよね。
(答)うんうん。
 
(質)これ知事も行かれる機会があるんですかね。
(答)検討中です。
 
(質)検討中ですか。例えば多気町長とか、こう一緒に行かれるとかっていうのも検討中ですか。
(答)検討中だと思います。
 
その他の項目に関する質疑
○片山地方創生大臣への要望と明和町斎宮視察
(質)じゃあ発表以外で。昨日、片山さつき地方創生担当大臣。
(答)パワフルでしたね。
 
(質)来てもうたわけですけど、要望も提出してもうたわけですけども、時間がなかったんで知事に受け止めをあの時聞けなかったので、あらためてこの場で、提出していかがでしたか。向こうの受け止めの感触いかがでしたか。
(答)4つ要望しましたけども、いずれも前向きに、そして力強く受け止めていただいたんではないかなと。前進が期待できる、前に進むことが期待できる、そういうご発言をいただいたというふうに思ってます。特に、他の県ではやってないであろう要望として、応援村のところは要望させていただいて、オリパラ首長連合の方々とも応援しているので、ぜひ検討したいということだったと思いますし、空飛ぶクルマ、あるいはスマート農林水産業についても、力強く後押しいただけるんではないかと思いました。第2期の地方創生の手段たる、Society5.0、SDGs、そういうのに沿ってるというようなこともご理解いただいたというふうに思っておりますので、前向きなご判断をいただいたというふうに思ってます。
 
(質)応援村2,000カ所設置ということで、知事も昨日、民間からの寄付、スポンサーもということでお話ありましたけれども、大体いくらぐらい想定で掛かっていて、これぐらいは支援してほしいなとか、何かそういう細かいあれあります。
(答)10月に応援村の個々の、個別の箇所の実施要領みたいな、個別の箇所を実施するにあたっての全体の要領みたいなんが出てきますので、それによってということになろうかと思うので、ちょっと全体額っていうのは、最後、箇所数が決まりその箇所の規模が決まって、積み上げないとちょっと分かんないんですね。
 
○外套膜(がいとうまく)が萎縮した真珠養殖用アコヤガイの発生
(質)昨日アコヤガイの大量死の報道があったと思うんですけれども、県がその真珠のブランド化進めていくなかで、大量死してしまったというところで受け止めと、もし補償等など検討していればその点をお聞かせください。
(答)今、今回ああいう通常に見られないアコヤガイのへい死が見られたと、県の調査においても8割の経営体においてそういうのが見られるというようなことがあったことを深刻に受け止めています。特にこれまでこういう時期にあのようなへい死が見られるということはありませんでしたので、まず、県としては、国の力も仰ぎながら、全力で早期の原因究明を行い、原因究明に基づく対策をしっかりとっていきたいというふうに思っていますし、今のところその量が、全体の数量とかが減ってくことが懸念されますので、そうならないように取り組んでいくということや、あるいはそのそれぞれの仕上がってるものの単価を上げたり付加価値を高めていくっていうことで努力もしながら、経営に対する影響が出ないように努力をしていきたいと思います。まだ原因が究明されていないことや、あるいは例えば災害などにおいても、いろんな民間組合などにおける、保険や共済的なものもありますので、県がいきなり財政的に補償するというような議論のところまでは至っていませんけども、まずはとにかく、しっかりと原因究明して再発防止するということだと思います。極めて重大に受け止めています。
 
○片山地方創生大臣への要望と明和町斎宮視察
(質)昨日、片山大臣が来られた時知事とお会いされまして、そのまま明和のほうに斎宮など見られたということで私も伺ったんですが、何か知事との話の中で斎宮のこととか話が出たことがあったりしますでしょうか。
(答)僕と話をした時は、斎宮の話はそんなに出てなかったですけども、我々は、明和町さんが地方創生交付金を、推進交付金を積極的に活用して、ああいう整備やソフト事業をやられたり、今後もDMOやっていきたいというような、非常に明和町さんが地方創生の事業の活用に極めて積極的であったということや、今回斎宮が国史跡指定40周年という節目であることや、斎宮っていわば当時の女性活躍のシンボルみたいなところですから、女性活躍担当大臣でもある片山大臣に、そういう意味で明和町さんのかなりのプッシュもありましたけれども、町長の強い意欲もありましたが、見ていただきたいというふうに思っていたところ、行った反応としては、非常にロマンを感じるというようなこととか、こういう元号変更の時でもあるので、多くの方に訪れてほしいなと、そういうようなことをおっしゃってたと聞いています。ちょっと詳細聞いてないんですけども、大臣のお父様のほうが神社の関係なんですかね、なのでご縁を感じるとおっしゃってたとも聞いてますけど。
 
○全国知事会長の退任及び着任
(質)全国知事会の関係なんですけども、上田埼玉知事から新しく徳島の飯泉知事に代わられてということですが、上田知事の、まず会長としての評価と飯泉知事への期待、その部分を2つお願いいたします。
(答)まず上田会長には、大変この任期期間中、しっかり取り組んでいただいたというふうに思っています。行動する知事会というのを標榜して、特に私が担当した事業承継とかもそうですし、健康立国づくりだとかもそうですけども、自治体同士が良い事例などを共有してアクションを起こしていく。もちろん国への提言とかもちゃんとやっていくけれども、行動するということが大事だっていうようなことで標榜されて、まさにそういう形になったんではないかなというふうに思います。上田知事は若手を積極的に登用していただいて、私も引き続き防災の委員長させていただきましたし、村岡山口県知事が次世代のPTをやったり、社会保障という大きいテーマのところに高知の尾崎知事を充てたりというようなことで、それは若手の抜擢などにも大変ご配慮いただいたということで感謝をしています。会長になられる前からそうなんですけども、上田知事は非常に気さくな方で、全国知事会とかやって夜交流会とか懇親会とかあっても、どんな人とも分け隔てなく、そのテーブル周って杯を交わしてっていうコミュニケーションをやられた方ですので、そういう非常に人とのコミュニケーションを丁寧に取られるっていう政治家としての姿、あるいはリーダーとしての姿っていうのは非常に学ばさしていただくものが多かったなというふうに思います。これからも、このつい最近もいろんな案件でいろいろ電話とかでよく話しするんですけども、これからも政治活動をお続けになるというふうに聞いておりますので、いろんな場面でご活躍いただいたり、私どものような若手のご指導を引き続きお願いしたいと思います。そして飯泉知事につきましては、私の高校の先輩でもありますし、そういう意味で、あとはこの三重県での近畿ブロック知事会議とか様々な若手の知事の集まりとかなどでも、とりわけ目をかけていただいてご指導いただいてきましたので、今回、私も推薦人に名を連ねましたが、飯泉知事が会長になられるということは大変期待をしておりますし、我が事のように嬉しく思う次第です。飯泉知事はICTの担当をやられたりして、あとその他のこと、消費者教育とかの観点とかもそうですけど、エシカルとかもそうですけど、アンテナの高い方ですので、そういうこの国民の皆さんが、あるいは各地方の皆さんが、あるいは地方自治体が、という声とかにアンテナ高く飯泉知事らしさを出して会長職をやっていただければと思います。そして実は私からも非公式の場で提言をさせていただいて、彼の所信表明みたいなやつに載ってるんですけれども、市長会や町村会などとの連携をしっかりやって、そして地方としての一体となれる部分の声をしっかり作っていこうというようなことに飯泉知事は意欲を持っておられます。ぜひそういう形を続けて欲しいというふうに思いますし、あと私の担当分野で申し上げても、防災・減災、国土強靱化あるいは東日本大震災からの復興、これについては待ったなしでありますので、私も引き続き委員長などをさせていただくとすれば全力で頑張りますけれども、会長のリーダーシップで防災・減災、国土強靱化、東日本大震災からの復興、これ全力を挙げてほしいというふうに思います。
 
○伊勢湾台風60年の取組
(質)ちょっと昨日今日とですね、やっぱり全国的に各小学校だとかで防災のイベント、行事など他にもやってると思うんですけれども、伊勢湾台風から70年ってところで、まあ台風シーズン入ってますけど、そこら辺の防災のあらためての意気込みと、今年70年というところでの三重県としての取組への骨みたいなところを教えてください。
(答)伊勢湾台風から60年ですね。今年伊勢湾台風から60年で、今回、昨日木曽岬で開催しました伊勢湾台風60年の節目の訓練にも約1,000名の方にご参加をいただいて訓練を行うことができました。その場で山陽新聞社の総社支局長の古川さんのご講演もいただきましたが、そして、その後川口三重大の准教授のコーディネートもありましたとおり、やはり知る、つまりそれは自分の地域の災害特性を知るっていうことと、そしてそのためにどう行動するかを事前にしっかり考えておくっていうことが、大事だっていうことがあったと思いますので、そういうことをしっかりと県民の皆さんがやっていただけるように、これからも働きかけを続けていきたいと思いますし、その中でもありましたけれども、人間は正常性バイアス、何もないだろうっていうようなバイアスとか、同調バイアス、他の人と一緒に動いていこう、そういうような部分が大きいのでそういうところを生かした、生かしたというかな、正常性バイアスはあなただけが大丈夫というような根拠のない、そういう自信はやめてしっかり避難をしてほしいということや、同調バイアスは声を掛け合っての避難とか、そういうようなことなんかもよく検討しながら自助共助が進むように取り組んでいきたいというふうに思います。伊勢湾台風から60年という節目で、そこで災害対策基本法ができ、三重県においても1,200名を超える方々の命が亡くなったっていうことを重く受けとめて今後の備えに生かしていきたいと思います。人間は弱いので喉元過ぎれば忘れてしまったり、自分は大丈夫って油断してしまったり、過去にはないから大丈夫って思ってしまったりするのではなく、空振りを恐れずしっかり早め早めに備えるということを徹底していきたいというふうに思います。一方でその伊勢湾台風60年後、60年の後から整備した高潮対応の堤防とか老朽化してますから、そういうハード整備などもしっかりやっていきたいと思います。今月下旬に伊勢湾台風60年を含めた集い、あるいは追悼式典なども開催しますのでより多くの県民の皆さんに参加していただけるよう努力したいと思います。
 
(質)他にありますか。なければ第二さんはおらへん。はい、では終わります。ありがとうございました。
 
 
 
                                        了

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