現在位置:
  1. トップページ >
  2. 県政・お知らせ情報 >
  3. 知事のページ >
  4. 知事定例記者会見 >
  5. 令和3年9月以前会見録 >
  6. 令和元年度会見録 >
  7.  知事会見 会見録 令和元年12月4日
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  総務部  >
  3. 広聴広報課  >
  4.  報道班 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
令和元年12月06日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和元年12月4日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

脱炭素社会の実現を目指す取組(発表)
県税事務所におけるAIを利用した窓口翻訳システムの実証実験開始(発表)

 質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・県民参加型予算「みんなでつくろか みえの予算」(みんつく予算)の県民投票
・大台町での「もっと知りたい!みえの現場すごいやんかトーク」
・養殖かきのへい死
・オスプレイの飛来
・就職氷河期世代への就労支援
・三重県総合博物館展示「三重の仏像~白鳳仏から円空まで~」
・リニア中央新幹線の進捗
・日本の文化聖地

発表項目

(知事)それでは2つ今日は発表します。1つは、脱炭素社会の実現を目指す取組についてです。三重県は、脱炭素社会の実現を目指す取組をスタートさせますので、その概要について発表いたします。この取組は、2050年までに県域からの温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指すもので、まず12月15日に開催する、みえ環境フェア2019において、私から「脱炭素宣言ミッションゼロ2050みえ~脱炭素社会の実現を目指して~」を行います。宣言では、「四日市公害の経験から日本の公害問題解決の道を拓き、産業廃棄物税の導入、レジ袋の有料化など全国に先駆けた環境への取組を進めてきたスピリットがあります。また、オール三重で伊勢志摩サミットを成功に導いた経験や自信があります。これらを原動力として、積極的に行動に移し、必ずや結果を導き出すことができるものと確信しています。」と謳(うた)っており、現状に対応する指針となるものであると考えています。宣言の後には、小泉環境大臣からのビデオメッセージを会場で上映することにしています。また、小泉環境大臣とは15日の宣言に先立ち、6日に地域における脱炭素化をテーマに2人で対談を行います。大臣がスペインマドリードで開催中の第25回国連気候変動枠組条約締約国会議・COP25に出発される前に対談できることは大変有意義なことであり、非常に楽しみにしています。世界では、本年9月のスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんのスピーチが注目を集めた国連気候行動サミット2019や、第25回国連気候変動枠組条約締約国会議・COP25においても、気候変動対策が急務であるとの危機感が非常に高まっています。県内においても、地球温暖化に伴う気候変動の影響と考えられる事象である豪雨災害や熱中症患者の増加、農水産物への被害など、県民の生命や暮らしが脅かされる、まさに待ったなしの状況にあり、本年4月に設置された三重県気候変動適応センターと連携し、取組を進めているところです。こうした中、2016年のG7伊勢志摩サミットの首脳宣言に、その着実な実施などが盛り込まれたパリ協定の取組が、間もなく2020年からスタートします。伊勢志摩サミットの開催地である三重だからこそ、未来を生きる子どもたちのためにも、率先して脱炭素に取り組む決意を内外に示し、地域から世界の脱炭素化に貢献していきたいと考えています。が1つ目です。
 
 2つ目です。県税事務所におけるAIを利用した窓口翻訳システムの実証実験開始についてです。県内3カ所の県税事務所において、12月16日からAIを利用した窓口翻訳システムの実証実験を開始しますので、その概要について説明をします。今回、実証実験を行うシステムは、県税事務所の窓口に納税相談にみえた外国人と県税職員がそれぞれ手元のタブレット端末に話しかけることによって、双方の会話が翻訳されてタブレットに表示される仕組みであり、外国人納税者の利便性の向上と、業務の効率化を図るものです。こんな感じですね。こういうふうに英語で、「Ⅰ′d like to pay automobile tax.」と言ったら、自動車税を納めたい、とこの職員の方に出てきて、で、職員の人がご用件はと言ったら、この、「How can I help you?」というふうに出るという、こういう形で、このそれぞれのタブレットを持ってそれぞれの言語でしゃべってもらったら相手方にそれぞれの言語で伝わると、そういうような仕組みをやります。対応する言語は21カ国語にのぼりまして、そのうち県税事務所での使用頻度の高いポルトガル語、スペイン語、英語の3カ国語については、納税相談に必要となる専門用語を事前にシステムへ登録し、管内に外国人が多く在住する四日市、鈴鹿、伊賀地域の3つの県税事務所で、外国人納税者と職員の満足度や相談時間がどれだけ短縮されたかなどの効果の検証を行います。この実証実験は令和2年3月まで約3カ月間行い、その効果を検証のうえ、導入事務所の拡大などを視野に入れて検討していきます。現在、四日市、鈴鹿、伊賀の県事務所管内の市町は、県内でも外国人住民数の割合が高く、多くの外国人の方が窓口に来所されますが、言葉が通じない場合など、職員との意思疎通がスムーズにできず、納税相談が長引くことがありました。そのような中、県税事務所では、ポルトガル語、スペイン語、英語の3言語版で、納税相談でよく使われる用語や文章をまとめた、指さし案内表を作成し、対応の改善を図ってきましたが、対応できることや情報量などに限界があることから、窓口翻訳システムが、外国人納税者が相談しやすい窓口環境の整備と納税相談における業務の効率化に果たす効果についての実証実験を行うこととしました。タブレット端末を介して双方向のコミュニケーションが図れるシステムを活用することで、相談対応に対する外国人納税者の満足度が向上し、県税に対する理解度向上につながることや、意思疎通がスムーズになることで相談時間を短縮するなど、多くのサービス向上につながることを期待しています。また、県税事務所が相談対応を行う中で、県税の他にお困りごとがあれば、今年8月に開設されましたMieCo・みえ外国人相談サポートセンターをご紹介させていただくなど、外国人の積極的な支援に努めてまいります。
 
発表項目等に関する質疑
○脱炭素社会の実現を目指す取組(発表)
(質)幹事社から、まず温室ガスの温室効果ガスの2点質問させてもらいます。まず1点目が、これ県全体にCO2排出量という現状、幾つぐらいかっていうのを把握されてますか。
(答)どれぐらい減ったかは、言っていくと2016年、これはちょっと最新データですけども、この現行の三重県地球温暖化実行計画の基準年である2005年、平成17年の比で11.0パーセントの削減となっていて、目標年度である2020年度、来年度、20パーセント削減するということなので、より一層の削減の取組が必要です。何トンとか方がいいですか。
 
(質)そうですね。
(答)何トンは、じゃあ後で。今ある?
(答:環境生活部)今現在26,417トン。2,600トンか。
(答)数字間違いあったらあかんので後で。後で皆さんに提供します。国全体でも削減が進んできていますけれども、さらに日本全体では今の同じ比較で9.4パーセントの削減なんで、国よりは削減が進んでいるということにはなりますけれども、全体としてさらに進めていく必要があるというふうに思っています。
 
(質)もう1点、県として具体的な施策として、今の段階でこういうことをしていきたい、こういうことが必要だろうという考えをお聞かせください。
(答)そもそも、こういうふうに宣言をすることに至った理由の1つというか、もちろん、来年からパリ協定がスタートするというタイミングであることもあるんですけども、今年やっぱり本当に台風被害とか、記録的短時間大雨とか、気候変動、特に温暖化に関する影響などで非常にその県民生活に大きな影響を及ぼす事態が発生してます。あとはアコヤガイの稚貝のへい死も海水温が高かったということだし、直近発見されてるかきのへい死なども、やっぱりそういう海水温の温度の上昇であるということで、まさにもう三重県に、三重県民の生活に、あるいは三重県の誇る産業などに危機が迫ってきているという中で、ちょうど環境基本計画のスタートするし、パリ協定もスタートするし、今こういうタイミングなので、しっかり取り組んでいこうという危機感の中で生まれてきたということや、さっきのG7の伊勢志摩サミットの首脳宣言にパリ協定のことが盛り込まれたということもあってスタートするんですけども、具体的な取組は、企業の皆さんとかにその温暖化の温室効果ガスの削減を手伝ってもらうというか協力してもらう運動とか、あとは県民の皆さん家庭生活における、ちょっとそういうものとか、あとはチーム何やったっけ、名前。
(答:環境生活部)脱炭素宣言推進チームですね。
(答)もうちょっと片仮名のチームの名前なかった?
(答:環境生活部)クールチョイスみえ。
(答)クールチョイスみえというチームを編成して、そういうこの県民運動を展開していくとか、そういうような形の啓発なども進めていきたいというふうに思ってますが、あとはいろんな産業のフェーズなんかでもそれぞれの特定の課題に合わせて、解決図っていく取組を検討していったりしようと考えています。
 
○県税事務所におけるAIを利用した窓口翻訳システムの実証実験開始(発表)
(質)県税事務所のAIの件で1点なんですけども、これ、どれぐらいの台数、システムというかタブレットを導入する予定って決まっているんでしょうか。
(答)台数は何台ですか。
(答:総務部)台数は、各3事務所にタブレット2台とパソコン1台をワンセットとして、3事務所に導入する形になります。
 
(質)タブレットのほうですけれども、ポルトガル語、スペイン語、英語の3つ選ばれた、その根拠の数字というか外国人登録なり、就業者の数とか、そういう数字を後で教えていただきますでしょうか。
(答)はい、分かりました。
 
(質)例えば中国とかベトナムの方も、我々見てると非常に多い中で、この3言語をなぜ選ばれたのかというちょっと基礎資料が欲しいので後でいただけますか。お願いします。
(答)数字を出させていただきますけども、例えば5月、自動車税の納期である5月中に納税相談を受けた、ある事務所では51件あった中で、約65パーセントがポルトガル語、約28パーセントがスペイン語なので、これで93パーセントですね。そういう実際に外国人で登録されている住民の方の数もさることながら、実際の県税事務所における相談実績を踏まえての判断ということですね、いずれにしても数字はまた出さしてもらいます。
 
(質)他府県とか、それから国、税務署とかそういうところでも、こういうタブレット使ったことはやってるんでしょうか。
(答)他府県では、だから税の事務所での導入事例は、この提供してくれる企業の話によれば、他府県の県税事務所への導入事例はないということらしいんですけども、この同様のシステムを、この翻訳のやつを使って岐阜県高山市で会議とか講演会での同時通訳としてシステムを利用している例はあるということであります。
 
(質)テレビなんですいません。なんかこれ導入の時にテストラン、外国人さんが来てこうやってるやつが可能かどうか、マストではありませんが。
(答)せっかくやから12月16日スタートする時に、取材してもらえる方法をちょっと考えて、皆さんに情報提供、幹事社を通じてやらしてもらったらどうですか。
 
(質)知事がこの前、何度か、もちろんこの場でも発表されている県民参加型予算の県民投票がいよいよ。
(答)まず、発表事項からいきましょうか。
(質)あっ、ごめんなさい、すいません。
 
○脱炭素社会の実現を目指す取組(発表)
(質)温室効果ガスの排出ゼロの宣言なんですけど、まず1点目が他県の状況なんですけども、徳島県とか、もうすでに始まっているような話も聞いてますんで、これで何件目になるんでしょうか。
(答)他県で都道府県では6件、東京、神奈川、大阪、岩手、山梨、徳島。で、三重という形になります。市町村では、5つ、横浜、京都、郡山、小田原、生駒です。
 
(質)2050年までに温室効果ガスをゼロにしていくということなんですけど、そこに向けての何かその計画に基づいてやっていくのか、そういう目標があるのかその部分をちょっと教えていただいてよろしいでしょうか。
(答)今は議会にも、この議会で当常任委員会で最終案をお示しすることになると思いますが、三重県環境基本計画の中に、来年度からスタートするやつですけども、その中にこの趣旨も書いています。加えて、来年度、この三重県地球温暖化対策推進計画やったっけ。何ていう名前やったっけ。
(答:環境生活部)三重県地球温暖化対策総合計画(仮称)です。
(答)を、来年度、策定予定ですので、その中にもアクションとか具体的な取組とかを盛り込んでいくことになると思います。
 
○県税事務所におけるAIを利用した窓口翻訳システムの実証実験開始(発表)
(質)自動車税の、そもそもの納税通知書っていうのは、外国、多言語対応してるんですか。
(答)どうですか。
(答:総務部)封筒にポルトガル語、スペイン語、今ちょっと手元にないんですけど、それぞれの言語で案内は書いてあります。封筒のところに。
 
(質)その通知の内容、多言語対応というのは?
(答:総務部)通知の中身自体は、まだそこまでは。
 
(質)つまりそのいわゆる出口ていうところを今回柔軟に対応しようとしたのかなと。その入口にあたる最初に通知をしておくという段階から、多言語にしなければ一定周知という点では、まず納めようというか、いかがですか知事は。
(答)まさに全体総合的な取組として、その通知の内容自体も分かりやすい言語、その母国語なのか、あるいは僕ら今の防災とかで、いろんな外国人住民の方とやり取りする中では、何か、言語をいっぱいいろいろやるよりも、平仮名で分かりやすい平易な、日本語を使ってもらう方がいいっていう方もお見えですので、いずれにしてもこの相談のところだけじゃなくて、今後、全体的な納税通知や納税をしていただく環境を外国人住民の方々にも、使いやすく、分かりやすくしていく取組を、全体的に進めていくというのは、当然重要だと思いますね。まずはというか、ここの相談みたいのやりながら、走りながらかもしれませんけど、よく検討していきたいというふうに思いますね。そういう相談対応とかしている中で、こういうのが分かりにくいとか、こういうところもっと分かりやすく事前にやってほしいというようなことは、お声があればそういうのもぜひ改善していきたいというふうに思います。
 
(質)この前ニュース見て他県では封筒にQRコードがあって、でそれを認識するとその通知書を多言語対応されるんです。把握されてるでしょうか。
(答:総務部)QRコード自体は、封筒のほうに印刷するようにはしておるんですけども、読み込んだ先の内容というのは、個々の納税通知書の内容というのはちょっと難しいですので、例えば自動車税がどういうものであるとか、その概要的なものを表示するような形での対応は検討しているところです。
 
(質)検討中。
(答:総務部)そうです。
 
(質)AIのほうですけども、タブレット2台とパソコン1台とお話になったんですけど、このパソコン1台の役割というのは何でしょうか。
(答)パソコン自体の役割は、タブレットのほうには会話のやり取りを残さないような形になっておりますので、会話のログを残したいような場合はパソコンを使って相談内容を保存していくという処理のためにパソコンを設置します。
 
(質)ポルトガル語、スペイン語、英語に関しては専門用語を登録しているということなんですけど、その他の言語は対応できないということなんですか。
(答)だから21言語で対応するんでしょ。
(答:総務部)21言語で対応できるんですけれども、当面その。
(答)税の専門的な用語が登録されてるかどうかということなんです。その相談のやり取りは、21言語でできますけども、各言語に合わせた税の専門用語が全部、事前に登録されてるかというとそこはそこまではできてないんですね。今のこういう、今出てきたこの言葉って別に、税の専門用語じゃないですよね。こういうのは21言語対応できるけれども、税の個別用語、法律の個別用語とかみたいなと、全部の21言語で直しているというわけではないということです。さっきも言いましたけど、これからやっていきますが今納税相談を受けているところがさっき言ったポルトガル語とスペイン語が93パーセントであるというような状況から、その使える言語の状況なんかを見て、今後対応していくということだと思いますけどね。まず今回3事務所やって、次の年度に事務所の拡大をしていくのか、あるいは言語の拡大をしていくのか、そういうのを推し量っていくためにも実証実験今回やらせていただくということですね。
 
その他の項目に関する質疑
○県民参加型予算「みんなでつくろか みえの予算」(みんつく予算)の県民投票
(質)先ほどの繰り返しになりますけれども、いよいよ今週の土曜日から県民参加予算の県民投票始まるそうですけども、知事の納得のいく20事業案はまとまったんでしょうか。ちょっとあの教えていただける範囲内で教えてください。
(答)まずは、20のテーマに対して国内外から229本の提案があって、初年度としては既にやっている東京だと比べて、たくさんの提案をいただいた、人口比とかで見ても、たくさんご提案いただきましたので、まず提案をいただいた皆さんに御礼を申し上げたいというふうに思います。どういう事業構築をしてきたかというのは、これまだ予算要求の状況で、私の査定とか、私が判断するところまではまだいっていませんので、これから楽しみに見てみたいというふうに思います。この7日から投票が始まりますんで、1カ月間の投票期間の中で、ぜひ多くの方に投票していただいて、そういう県民の皆さんの思いが乗った、そういう事業となっていくようにお願いをしたいなというふうに思っています。先ほどの事業内容については、12月6日の県議会予算決算常任委員会での公表をしますし、その際に合わせて皆さんにお知らせするということになります。
 
○大台町での「もっと知りたい!みえの現場すごいやんかトーク」
(質)先日すごいやんかトークで大台のほうに知事お越しになって、えごまのグループの方とお話されたということで、あらためてなんですが振り返りといいますか一言お願いします。
(答)地域でみんなで取り組めるコミュニティの絆、そういうのを維持していこうということで、また健康にも良い、獣害対策にも強い、そういう作物としてえごまを選んで、あえて共同畑でみんなで取り組まれているということに大変感銘を受けましたし、品質を向上させていくっていうことに妥協することなく、活動の質や開発された商品の質を高めていくということを妥協せず頑張っておられる姿も、こういう形でやっていくことが、活動を広めていくということにつながっていくんだなというふうにあらためて感じました。そして女性のパワーを感じましたし、あとやっぱり三重県の食とかに携わっていただく方、全般にだんだんこう変わってきておるとこですけども、やっぱりこう科学的な根拠とか、エビデンスをもって、どうおいしいのか、なぜ健康にいいのかというようなことをお示ししていくっていうようなことの努力もされていますので、こういうのは非常にあらためて良いことだなというふうに感じました。
 
○養殖かきのへい死
(質)12月入りまして前回も聞いたんですけども、かきが本当にシーズン真っただ中に入ったんですが、現状と地元のほうでは風評被害とかそこら辺も気にされてるので、そこに対しての知事の考えとか教えていただきたいんですが。
(答)今現在、へい死の状況っていうのは落ち着いている状況であります。どういうふうな出荷への影響が出てくるかっていうのは現在見ているところで、注視しているところでありますし、いずれにしましても今回の原因究明や今後の養殖をどういうふうに変えていけばいいのかっていうのを、今回の出荷が終われば大体3月ぐらいに次の生産に向けて、みんなで議論をして生産のやり方の改善なども進めていきたいと思います。そしてとりわけ、生産されてる養殖の皆さんとか、かき業者の皆さんが心配されてるのは風評被害です。決して病気によるものではないんです。温度が高くてそういうふうになったということなので、安全性やおいしさには一切影響ありませんから、そういう意味で消費いただく方もこの冬の秋の季節、お鍋でもフライでも何でもいいですけれども、これまでと変わらず、かきを食していただければありがたいというふうに思います。
 
○オスプレイの飛来
(質)12月に入って、オスプレイが明野駐屯地に来てますが、今日も来てますが、それについて地元の伊勢市からは抗議だとかっていうような話が、一連のやり取りがあったと思うんですけども、それにも関わらずっていうか、また来てるということに対して、あらためて思われてることを伺ってもいいですか。
(答)今回、今年の2月に続いてオスプレイが再飛来するということにおいて、我々が情報を得た11月14日に直ちに防災対策部長から、この安全の確保、それから最大限の情報提供、あるいは常態化させないということについて、東海防衛支局に対し要請をさせました。加えて11月20日に伊勢市とともに要請書、7項目にわたる要請書を東海防衛支局に提出をさせていただいたということであります。いずれにしても、県民の安全の確保、それから最大限の情報提供、そういうものなどについて、そして常態化をさせないということについて東海防衛支局、防衛省としてはしっかり受けとめていただきたいと思います。併せて一定いくつかご配慮いただいてますけれども、周辺学校とかありまして期末試験とかそういうのもやっていますから、市民生活に影響がないようにぜひしてほしいというふうに思っています。東海防衛支局からは、三重県や伊勢市、そういう地元の皆さんの懸念をしっかり受けとめて、次年度以降、十分に重く受けとめた対応していきたいということはおっしゃっていただいています。県への問い合わせも、メールで2件、電話で5件、報道関係の皆さんから飛来時間とかについて20件という状況で、メール2件電話5件についても、低空飛行があったというふうなこともあれば、ホームページの内容の確認だったり、飛来に対する情報を教えてほしいというものであったりというような状況です。私たちがお聞きしてる中でも、ちょっと中身聞いてませんが、伊勢市に対する問い合わせも38件ありますが、一般の方からは11件で、報道の方々からの問い合わせが27件というふうに聞いています。
 
○就職氷河期世代への就労支援
(質)就職氷河期世代の支援の関係なんですけど、つい先日、国が国家公務員の中途採用で、就職氷河期世代の採用をまず進めていくような方針を示しましたけど、県としては今後どのようにそういったこと対応していくのかその部分について教えていただけますか。
(答)今、明確な、こうしますっていうのは県として方針は決めていませんけれども、国のそういう状況であるとか、あるいは、あれは宝塚市さんでしたかね、たくさんの応募があったというような状況なんかを見ながら、またこれから予算編成しますけれども、おそらく部からは来年度予算に向けて、県内の就職氷河期世代に関する実態調査みたいなことをやりたいという予算要求もたぶん盛り込まれてたと思いますから、そういうような実態調査なんかを見ながら、先ほど言いました国、自治体の動向や県内の実態調査の動向、そういうのを見ながら検討していくということになると思います。現在のうちの県職員の採用などについては、とりわけ人材確保が難しいというか重要な獣医師とか、また近いうちには児童心理士とか、そういうところも拡大していくと思いますが、そういうところは年齢にかかわらず、職員を採用していきたいというふうに考えております。
 
○三重県総合博物館展示「三重の仏像~白鳳仏から円空まで~」
(質)MieMuのほうで、三重の仏像展が12月1日まであったと思いますが、知事が30日ご視察されたということなんですが、ここで快慶の新発見の仏像、松阪市のお寺からなんですが、阿弥陀如来像と地蔵菩薩像が初公開であったわけですが、何か見られての感想がありましたらば、快慶の素晴らしい時代のであると思いますが、いかがでしょうか。
(答)今回、私も見せていただいて多くの、結局目標の人数達成したかちょっと最終聞いてないんですけれども、また県内の、松阪もそうですし、多くのお寺、神社などのご協力をいただきました。中には御本尊をそのまま持ってきていただいた、改修に合わせて御本尊を持ってきていただいた、今改修中なんでということで、ということとかもあったりとかで、大変多くの方にご協力いただいて、あれだけの規模の仏像展を三重県のMieMuでやれたことは大変良かったと思うし、ありがたく思いました。そういう快慶の新しい作品の凄さっていうものも感じましたけれども、さらに言えば平安時代から本格的に仏像が作られていく中で、歴史の変遷っていうんですかね。例えば円空とかの顔の面白さとか、面白さって言ったらおこられるのかな。何か表情の豊かさとか、あるいは神仏習合的な神社と寺、仏像との関係であるとか、そういうような、いろんな歴史の変遷などについてもあらためて勉強になったなというふうに感じていますし、幾つか、ちょっと具体的な名前忘れましたけども、これはかっこいいなっていうような勇壮な姿に感銘を受けるようなものもありましたし、そういう意味では多くの皆さんのご協力により、ちょうどあれいつの時やったかな、紀伊半島知事会議、どっちやったかな、近畿ブロック知事会議。
(答:戦略企画部)紀伊半島知事会議じゃないですか。
(答)奈良で。
(答:戦略企画部)興福寺。
(答)興福寺行かせていただいた時も仏像見さしていただいたんで、その数ヶ月後でしたから、非常に何か仏像に対する関心が湧いたというか、歴史の変遷とかを勉強させていただいて、楽しかった、有意義だったというふうに感じました。繰り返しになりますけど、県内のご協力いただいたお寺、神社の皆さんにあらためて感謝申し上げたいと思います。今度は、ああいうふうに書いてあった松阪市の○○さんとこであるんだとか、伊賀の○○さんであるんだっていうのを知っていただいた方は、ぜひ今後また現地を訪れて行っていただくとありがたいなというふうに思います。あとは私も現場行きましたけど多気の近長谷寺の十一面観音なんかも来ていただいてましたので、あれも地域の皆さんで支えていただいてのお寺ですから、ああいう形のものも、三重県の中の方々が、より知っていただけるとありがたいんじゃないかなとあらためて思いました。
 
(質)第二さんも含めてどうぞ。
 
○県税事務所におけるAIを利用した窓口翻訳システムの実証実験開始(発表)
(質)じゃあ発表項目で、軽めのところから。
(答)軽めのところから、重いやつあるんですか。
 
(質)ありますよ。この自動車税とかの県税事務所のAIなんですけど、とりあえずこのデータ取って、全県税事務所配置するかどうかとか含めて検討するんですよね。
(答)そうですね。
 
(質)だとしたら、その5月末か6月末で自動車税納入時期過ぎてんのに、この時期になんでやるんですか。
(答)この時期にした理由は何でしたっけ。
(答:総務部)予算自体が6月補正の予算だったということと、それから各県税事務所の現場の声ですとか、庁内の部署との連携とか、いろんな他県状況の情報収集ですとか、そういう形で時間を要したことがありましてこの時期になってしまったということでございます。
 
(質)このあと部局と、私がやり取りすればいいんですか。
(答)いや。例えば、一番忙しい時にやってみるっていうのも非常に良いと思いますが、さっき納税相談のポルトガル語とスペイン語の話、65パーセント、28パーセントってしましたけど、それはまさに自動車税の納期の時に得た実績やデータですんでね。これから、この3ヶ月の状況を見てということになると思いますけどね。
 
(質)だから、もともと少ないところへ持ってきても、データ取ったって、例そのもので拾えるファクトが少ないじゃないですか。だとしたら、例えば1年遅れであっても、予算ちゃんと取れた段階で、来年の納入時期等にやった方が、もっと着実なものができるし、それこそ持続可能な、ずっと続けたいとかいうことがあるならば、こんな場当り的なことじゃなくて、県がもっと性根を入れてやらなきゃいけないんじゃないですか。
(答)逆に今、部としても、来年度予算にこの導入事務所の拡大の予算要求をしていると聞いています。まだ査定していませんので付けるかどうか分かりませんけれども、それはそういう納入時期なんかも勘案しながら、より有効でかつ効果的な時期にやりたいと考えていると思いますけれども、そこで一発いきなりやるというのではなくて、最初のプレ的な、試行みたいなんでやってみて、さらにその忙しい時期に有効な取組をやるというような観点から、準備的にやるということにおいて、そういう観点もあるんじゃないかと思うので、なんか一発勝負で忙しい時にデータ取ってっていうだけが、有効な策とは思いませんけどね。
 
(質)ちょっと論点ずらしてますよね。
(答)そうですかね。
 
○脱炭素社会の実現を目指す取組(発表)
(質)次に温室効果ガスですけど、これ例えば目標数値ずっと掲げていって、仮にそれができない場合にどうのこうのとか、あるいは罰則的には当然ないので、あくまでも理念的な宣言なんですよね。
(答)この宣言はね。
 
(質)過去にも違う知事の時に、全国の下水道普及率が46位、47位、和歌山県と最下位を争っていた時に、担当部局部長と知事と3人で契約書っていうのを交わして、我々の前で、それが達成できなかったらそれなりに責任とると言ったけど、3年経って達成できなくても、誰も責任取らないままその県政終わったことがあるんですけど、そこまでに入れ込みはないんですか。
(答)意味分かんないですけども。何なんですか、それは契約書を交わせとおっしゃってるんですか。
 
(質)そうじゃなくて、本気度の問題です。
(答)これはさっきも言いましたように、議会とかに提出させていただいたり、私が諮問して、答申をいただく環境審議会等の答申を踏まえて環境基本計画でも県として説明責任のある環境基本計画にも書き込み、先ほど言いましたように、来年度、地球温暖化を計画を作りますから、そして、県民の皆さんに対しての説明責任を果たすわけでありますので、何か思い入れがないとかそういうことではないと思いますし、そこで目標達成に向けて努力をしていくということをコミットメントしてますからね。
 
(質)ただ、何らかの目標数値等を持たないと、宣言言いっ放しで終わるじゃないですか。
(答)だから環境基本計画に、そういう2050年の実質ゼロっていう、脱炭素っていうのを書き込んで、それを実現していくためのいろんな関わる目標を設定していきますからね。宣言は、宣言の中に目標はありませんけど、さっきも言ったように、環境基本計画とか温暖化計画で、そういうプロセスにおける目標とかそういうのは示していくことになりますけどね。
 
(質)策定してって、それが仮にそれが達成できない場合に、誰かが責任取るとかいうことも全然ないんですけど、反省はあるかもしれないけど。
(答)あるでしょうね。それはどうなんですか、僕らは達成に向けて、県行政それぞれのポジションにいるもの、関係者皆さんが全力を尽くしますけど、それが達成できなかった場合に、どう責任を取るかとか県民の皆さんにどう説明するかっていうのは、当然重要なことではあるものの、この計画だけじゃなくて目標が達成できないケースっていうのは他にもありますよね。だから、僕らとにかく何か達成できなかったらどう責任を取るか。それはあれですか、僕は何か辞任しろとかそういうことですかね。
 
(質)それは知事ご自身が判断されることで例えば選挙公約がどうかとか。
(答)どういうことをおっしゃってるのかちょっとよく分からないんですけども、何ていうか、我々は達成に向けてこの全力を尽くし、万が一できない場合はしっかりとしたその理由とか、説明責任を果たし、次にどうするかどうしていくべきかっていうことを考え、その改善した政策をとって展開していくってことだと思います。
 
(質)目標年2050年なんですね。この時に多分私はいないだろうし、多分知事はいらっしゃるかもしれないけど、まあ県庁にはいないかもしれないですけど、担当職員もそうですよね。だとしたらその時に過去のことっていう形で行政が継続するといっても、達成できなかったら誰かがじゃあそれについて何らかの説明責任を果たせるのかっていったらそれはないでしょう。
(答)別にいなくても行政が継続していくので、なぜできなかったのかということは、それはやっぱり説明しなければならないと思いますよ。ということはあれですか貴方は行政は長期の目標は立てるなとおっしゃるんですか。
 
(質)長期の目標立ててもいいけど、ただ年次ごとに目標があるならば、少なくともそれが達成できなかったらその原因究明と、あるいはそこのところの担当者自身の努力はされるだろうけど、何らかの処分とまで言わんけど反省とか含めてそういうものがあって、要はアメとムチの部分がくっついてなかったらこういうものが実現してこないんじゃないかと。私は下水道普及率の時に見ててそう思ったんですけど。そういうことが多いじゃないですか行政。
(答)多いかどうかは別としてもおっしゃっていただいたような、先ほど言いましたように環境基本計画とか地球温暖化対策計画などにおいて、計画期間が決まっていて環境基本計画は10年、その中で達成する目標を明示して有識者の皆さんの意見を聞いたり、PDCA回すそういう仕組みを設けていますので、そこで説明責任を果たし、さっきまさに貴方おっしゃっていただいたような改善をしていくという仕組みはビルドインされてますけどね。だからそこはしっかり本気で取り組めよという叱咤激励と思って受け止めておきたいと思いますけど。
 
○三重県総合博物館展示「三重の仏像~白鳳仏から円空まで~」
(質)あとはその軽めのから、仏像展って何であの時期に見られたんですか。もっと早めにオープンしてるじゃないですか。
(答)日程上そこだったってことなんですけど。それ以上でも以下でもないということなんですけど。
 
(質)それにしても普通内覧会とか来はりますやん。
(答)日程上そこだったっていうことですね。部と秘書課で調整をした結果そこだったということですね。
 
(質)最初あまり関心示されなかったけどまあその。
(答)聞かれてないじゃないですか。僕に仏像展のこと聞きました?聞いてないのに関心持ってないとか勝手におっしゃったらだめですよ。
 
(質)これは仮定ですけど。
(答)それ推測でしょ。
 
(質)いやいや近畿ブロックで興福寺見られて、これはうちも見なあかんなとかそういうことじゃないんですか。
(答)興福寺を見てうちを見なあかんなと思ったわけでもないですけども、見たいなと思いましたし、あと稲垣副知事からもお勧めもあったのでぜひ見てみようというのがありました。
 
(質)稲垣さんがあの時先行してオープンの時に見られてますね。
(答)見てますね。そんな僕と会話してないのに関心なかったとか勝手に言わないでくださいよ。
 
(質)それは近畿ブロックの関係が聞き出したかったんで。
(答)そうですか。
 
○オスプレイの飛来
(質)あとそのオスプレイですけど、この前奥野県議も質問されて、知事と奥野県議の姿勢っていうのはともに明野基地は、ありきなんですよね。
(答)明野基地をありきっていうかオスプレイのことと関係なく明野駐屯地の撤退を求めたりとかっていうことは一切ないです。明野駐屯地が三重県のあそこの場所にあって、安全保障などに関して役割を果たしていくということは重要だと思います。
 
(質)だからまあ明野駐屯地はOKで、要はオスプレイがちょっといかがかっていうことですか。
(答)いかがっていうか、先ほど来申し上げてる通り県民の皆さんの安全あるいは市民生活を考えたり、あるいは伊勢市、その地元の伊勢市の皆さんの思いとかを考えれば、常態化などはさせないようにしてほしいと。オスプレイの使用をする訓練についてということですね。
 
(質)歴代県政の中で明野に関してはいろんな論争があって、例えばあそこを県内空港にするとか併用できないかとか、小牧と同じように考えたこともあったし、そういう中であそこ自身の基地撤去うんぬんとかいう声もあったけど、地元の小俣町長含めて歴代町政がある程度維持されて、だけど今県民の安全安心というならば、基地がなければオスプレイも含めて何ら憂慮することはないじゃないですか。でもそこまでの踏み込みはされないんですよね。
(答)大分極端な議論ですけど、僕らが明野駐屯地があそこになくていいというふうに言ったことはないし、そういうふうに思っているということはありません。
 
(質)ないんですね。
(答)ないです。
 
(質)あれだけの広い土地ならいろんな活用の仕方はあると思いますけど。
(答)いろんなアイデアを議論してみたり、民間の方々からご提案もいただいたりとか、僕が知事になってからもいろいろあります。ありますけど実際のそういうのを適用するには至ってないというようなことですね。
 
○リニア中央新幹線の進捗
(質)昨日長田県議の質問でリニアのことがあって、長田さんは割と2027年東京名古屋間開通っていうのが、静岡県の件で遅れるんじゃないかと危惧されてる部分があるんですけど、そこについては知事はあらためてどう思いますか。
(答)我々としては2027年の名古屋の開業、あるいは2037年の大阪までの延伸、これについてはそのスケジュールが遅れることがあってはならないというふうに思っていますし、そのいろんな事象が発生しているので懸念や心配をするっていうのは別にそれは普通のことだと思いますけれども、だからといって例えばJR東海から、あるいは国土交通省から何かこの2027年のスケジュールが遅れますということを示されたことも1回もないし、そういうことは今のところないというふうに考えています。
 
(質)以前、川勝静岡県知事はJR東海との話は付いてないということで県職員派遣されて、三重県のほうにも来られて説明いただくとか関係県に行かれたじゃないですか。大村知事とも会われてお話はされたんですけど決着は付かないんですが、その後っていうのは何か聞かれてますか。大村さんがもともとその中心なんで、そこで何かされるだろうっていう話はしたけど。
(答)少なくとも難波副知事がうちの渡邉副知事の所に来られてご説明をされたことに関してその後三重県が何か事務的に情報交換か何かしてるかは分かりませんけど、副知事や私とかのレベルで何かをしてるっていうその後何かがあったかというのはないですね。
 
(質)大村さんは?
(答)大村さんと私どもが何かあるというのもないですね。基本期成同盟会の会長でその期成同盟会に参加する、参加しないとかは大村さんに任せてあるので、うちが何かするっていうのはないんですけどね。
 
(質)会長で大村会長自身が期成同盟会に静岡県が入りたいとか言ってるわけだから、そこんところで何か下折衝されてある程度今進捗してるとかいうこともないですね。
(答)うちと何か接触して議論してるっていうのはないですね。大村さんと事務的にその期成同盟会の扱いなどは何か意見交換とか議論とかしてるかもしれませんけれども、そこについて何か私は報告を受けてないです。
 
○県民参加型予算「みんなでつくろか みえの予算」(みんつく予算)の県民投票
(質)奥野県議絡みで1つ忘れてたんですけど、みんつく予算を奥野県議は一般質問でポピュリズム予算とおっしゃったじゃないですか。これについては何かご感想ありますか。
(答)いろんな新しいことをスタートするにあたってご意見をお持ちに、いろんな方がいろんなご意見をお持ちっていうのは別にそれは妨げることでも何でもないので、奥野県議がそういうふうに思っていらっしゃるということだと受け止めてますし、我々としてはこの少しでも県民の皆さんに参画をしていただくような仕組みを広げていければなあと思いましたし、一方で予算編成についてはすべての内容について議会に出させていただくわけですから、その事業について何かあればそこで議論いただければいいと思うしと思ってますけど。なので何か奥野県議からああいうご指摘とかご意見の表明をいただいたのでどうこうということはないです。そういうご意見をお持ちなんだなというふうに理解ています。
 
(質)要はポピュリズム予算と言われないようなものに、しっかりしたものに作るということですか。
(答)もちろんそうですね。ポピュリズムとは何かっていうこともありますけども、当然予算を議会に提出しますので、きっかけが県民の皆さんの提案であったとしても、執行においてしっかり説明を果たせるもの、そういうものであるというのは大前提だと思いますから、しっかり予算編成の中で議論したいと思いますし、そこには県民の皆さんの提案した方々の思いとかがちゃんと乗った上で精査をしているようにということで、提案者の方からオープンの場でご意見いただくそういう場も設けたいというふうに考えています。
 
○日本の文化聖地
(質)最後に空中戦。
(答)空中戦、はい。
 
(質)この産経新聞さんに去年1月から12月に掛けて知事と菰野町長だった石原さんと三重交通の岡本会長とお三人で月1回でしたか、エッセイ書かれてましたじゃないですか。これがまとめたやつじゃないですか。この中に知事はその12本のエッセイのトータルとして日本の文化聖地っていう言葉を使われてますけどこれは何でですか。
(答)その当時明確にこういう理由でっていうふうにどうしたかってちょっとあんまり記憶が定かではないものの、内容的には例えば本居宣長さんの話とか松浦武四郎さんの話とかそういうこの三重県の文化に関わる偉人の人たちのことなども書かしていただいているので、そういう内容からも考えてそういう名前にしたんじゃないかなというふうに思いますけどね。あとはそういうあらためて日本の文化聖地であるということについて知っていただく機会になればなあというふうに考えたのかなと思いますけどね。
 
(質)日本の文化聖地っていう言葉を伊勢志摩サミット県民宣言、28年終わった時に県民宣言の中に知事が入れられてそこがあったけど、戦略企画で練る時に当時の西城部長が日本の文化聖地っていうのは使い勝手が悪いと。実際そういろんな具体的な項目付けないとこれは体系付けられないっていうことで、日本の文化聖地という言葉を使わなくて常任委員会等で、関係常任委員会で、中嶋県議とか辞められた彦坂さんとかが日本の文化聖地はなぜ使わないんだってことを突かれたこともあるんですけど、そういうのからいってどっちかっていうとお蔵入りしていた言葉が印象的に、ここで知事がお使いになってなおかつ今回の観光局の新観光振興プランの中に日本の文化聖地っていうのを謳(うた)ってるんですね。戦略企画のとこの三次行動計画等には、その日本の文化聖地は消えたままなんですけどここ辺の何ていうんかな、統一性のなさというかその辺はどうお考えですか。
(答)すべてが統一されてないといけないのかちょっと分かりませんけれども、僕はサミットの県民宣言にも謳(うた)わしていただいたように、三重県がこれまでもこれからも日本の文化聖地であるし、あってほしいと願っているので何か自分の名前で、三重県知事という立場でありますが、自分の名前で書かせてもらう時にはそういうことを一言で皆さんに知っていただくようなことは大事だなと思って活用したと思うし、観光も観光のコンテンツなどを言うにあたって一定活用ができるそういう言葉だと思って活用したんだと思います。それが第三次の行動計画に載っていないのはなぜかっていうと、その県民力ビジョンとの整合というかどういうふうに考えるかっていうことで、何ていうかどうなんですかね、あんまりこう綺麗に整理ができないのか、あるいは議決、観光振興計画も議決対象やからなあ、計画というものの中で書き込みにくいという判断があったのか、あるいは聖地という言葉にいろいろ議論もあったりするということも配慮したのかもしれませんけどね。僕が何か統一にこれを入れろ入れれないとかいう議論は、担当部局とはそれぞれしてませんけれども観光は観光で判断してああいうふうに入れたし、戦略企画は戦略企画でそういうふうに判断して入れたんで、そういう意味では同一性がないのは僕がもうちょっと整合とる議論したほうが良かったのかもしれませんけどね。
 
(質)正直言って聖地っていう言葉はやっぱり行政体は使いにくいですか。だから政教分離の関係があるんでそこをどうしてもためらってしまうとか、津地鎮祭訴訟の件がずっと三重県引きずってるんで、やっぱり職員としてはそこはちょっとためらうところがあると思われますよね。
(答)全部の職員ではないと思いますけれども、そういうところ職員が自分たちが県民の皆さんに説明責任を果たすに当たって使う言葉として、使っても大丈夫かなって思う職員はいるのは事実だと思いますね。僕は一方で政治家ですから、三重県知事でもありますけど政治家でもあるので、それは自分が心情や信念に思う言葉を使ってるということですよ。
 
(質)文化が付いててもやっぱり使うのはためらう職員はいるんですか。
(答)どうやろな。何かこう聖地はどうですか文化聖地はどうですかって職員にアンケート取ったことないから分かりませんけどもどうなんでしょうね。聖地というのはあるのはあるからそういうの感じる人もいるのかもしれませんけどね。そこを何かアンケートとかで取ったことないから分かりませんけども。
 
 
 
 
                                            了
 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000233306