知事定例会見録
令和2年3月23日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
・新型コロナウイルス感染症に関する県民の皆様へのお願い(冒頭発言)
・知事・教育長から子どもたちへのメッセージ(冒頭発言)
・三重とこわか国体・三重とこわか大会炬火(きょか)トーチ及び炬火受皿デザインの決定(発表)
・「平成30年度県民経済計算速報(早期推計)」の公表(発表)
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・東京2020オリンピック聖火リレー
・東京2020オリンピック・パラリンピックのホストタウンへの影響
・新型コロナウイルス感染症
・知事の県職員人事方針
・広聴広報課へ異動となる職員の知事定例記者会見傍聴
発表項目
(知事)今日はちょっと多いんですけれども、それぞれ発表していきたいと思います。まず新型コロナウイルス感染症に関連しまして、県民の皆様へのお願いということをさせていただきたいというふうに思います。お配りしているやつを、呼びかけさせていただきますが、その前提で少し申し上げたいと思います。新型ウイルス感染症につきましては、先週木曜日の3月19日に開催されました政府の専門家会議において、これまでの発生状況を踏まえた分析や対応策等が発表されました。この内容を踏まえまして、県民の皆さんにご理解・ご協力をお願いしたいことについて申し上げたいと思います。少し長くなりますけども、重要な節目でありますのでご容赦いただければと思います。入る前に少し申し上げますと、3月11日、WHOは新型コロナウイルスについて、「パンデミック、世界的な大流行とみなせる」と表明しました。その後、日本においては、19日の政府の専門家会議にて、社会・経済機能への影響を最小限としながら、感染拡大防止の効果を最大限にするため、「クラスター、患者集団の早期発見・早期対応」、「患者の早期診断・重症者への集中治療の充実と医療提供体制の確保」、「市民の行動変容」の3本柱の基本戦略を強化し、速やかに実行する必要があることを発表しました。この発表を踏まえまして、今申し上げました専門家会議が継続するといっていた方針、「社会・経済機能への影響を最小限としながら、感染拡大防止とクラスター連鎖防止の効果を最大限にしていく」、この方針は続けていくこととしつつ、そのためには、専門家会議の見解にもあるように、地域の感染状況に応じてバランスを取って対応を行っていく必要があります。本県におきましては、3月23日時点での新型コロナウイルス感染患者は9名であり、感染経路も把握できており、専門家会議の分析にあるように感染源が未知の感染者数はゼロとなっていることからも、分類上は感染状況が一定程度に収まってきている地域であると考えられます。このことも踏まえ、引き続き注意深く警戒を続けながら、手洗い等の感染防止対策を確実に行うことを前提としつつ、人の集まるイベントや最も感染拡大のリスクを高める3つの環境、1つが換気の悪い密閉空間、1つが人が密集している、3つ目が近距離での会話や発声が行われる、を徹底的に回避する対策を行ったうえで、感染拡大のリスクの低い活動から、学校活動や観光施設の再開などを検討していきたいと考えています。ただし、感染拡大の兆しが見られた場合には、再び停止する必要があります。ここから、県民の皆さんへのお願いに入りますので、お配りしている資料を見ていただければと思います。国内におきましては、感染源が分からない感染者の増加が生じている地域が散発的に発生しており、諸外国の例からすると、今後こうした地域が全国に拡大することにより、オーバーシュート、爆発的な感染拡大につながる恐れがあります。三重県では幸い、現時点では、クラスター等の事例は発生していませんが、近隣県において急速に感染拡大が起こっている状況等も踏まえ、これ以上感染が拡大しないよう、オール三重で一致団結して取り組む必要があります。県民の皆様におかれましては、ご自身の健康を守るため、大切な家族や友人の健康を守るため、次の点について、ご理解とご協力をお願します。1つ目、お出かけの際は、最も感染拡大のリスクを高める3つの環境、繰り返しになりますけれども、換気の悪い密閉空間、人が密集している、近距離での会話や発声が行われる、が同時に重なっている場所を徹底的に避けてください。また、感染が広がっている海外各国への渡航や、全国規模のイベントへの参加はお控えください。2つ目、重症化リスクが高くなるといわれている、強いだるさや息苦しさがある方、高齢の方や基礎疾患のある方で体調に不安を感じる場合は、早めに帰国者・接触者相談センターへご相談ください。また、ご家族のほか、これらの方々に接する機会がある方についても、十分な体調管理を行ったうえで接してください。なお、外出することは健康維持のために重要ですが、共有の器具や物品がある場所、不特定多数の人がいる場所への訪問を避け、お一人や限られた人数での散歩など、感染リスクの低い行動を心がけてください。3つ目、学校は春季休業に入りますが、児童生徒の皆さんにおいては、3つの環境が重なることを徹底して避けるとともに、咳エチケットや手洗いなどの感染防止対策の徹底、バランスの取れた食事、適度な運動、休養、睡眠などにより抵抗力を高めることも心がけ、発熱等の風邪症状がある場合は外出を控えてください。なお、県立学校の部活動については、感染防止対策を徹底し、3つの環境が同時に重なる場を徹底的に回避する対策をしたうえで3月24日から再開します。新年度からの学校再開方針については、今週中にもあらためてお話しします。大学等の学生の皆さんにおいては、正確な情報をもとに感染リスクを高める行動を慎むとともに、海外留学等の新たな渡航については感染症危険情報を踏まえ、慎重に検討してください。また、帰国した際には2週間の体調管理を行い、体調に変化があった場合には、受診など適切な対応を取るようにしてください。 4番目、イベントの開催については、開催時点の流行状況等も踏まえ、中止や延期を考慮いただくとともに、主催者がどうしても開催する必要があると判断する際は、3つのポイント、1つ目は、人が集まる場の前後も含めた適切な感染予防対策、2つ目、密閉空間・密集場所・密接場面などクラスター感染発生リスクが高い状況の回避、3つ目、感染が発生した場合の参加者への確実な連絡と行政機関による調査への協力に十分留意してください。5つ目、事業者の皆様におかれましては、従業員等が発熱等の風邪症状がある際に、休みやすい環境の整備やテレワーク・時差出勤の活用推進、学校等が閉鎖した場合における休暇への配慮などにも留意しながら、従業員の多様な働き方や感染防止対策に努めてください。また、海外出張で帰国した場合には、2週間は従業員の健康状態を確認し、体調に変化があった場合には、受診など適切な対応を取るよう、従業員への周知徹底をお願いします。なお、万一、事業所において集団感染が発生した場合には、その情報を公開することにご協力ください。速やかな情報の公開が、感染者の早期発見につながります。6つ目、感染拡大の防止には、感染者、濃厚接触者の方々の行動歴の調査が不可欠です。もしも感染された、濃厚接触された場合には、感染拡大の防止、感染源の特定のため、保健所による詳しい行動歴の調査にご協力ください。7つ目、最後になりますが、新型コロナウイルスは誰もが感染したくて感染しているわけではありません。ご自身や友人、家族など、誰もが感染者や濃厚接触者になり得る状況であることを受け止めていただき、差別や偏見は絶対に行わないようにしてください。感染者、濃厚接触者やその家族、また感染症の対策や治療を行っていただいている医療従事者の方とそのご家族に対する偏見や差別につながる行為は断じて許されません。新型コロナウイルス感染症については、SNS等により患者個人の特定につながる内容や人権侵害、誹謗中傷、患者の勤務先の風評被害が懸念されるような情報が見受けられます。県として、人権や個人情報の保護に最大限配慮したうえで、県民の皆様の感染防止対策や不安解消に向け、正確な情報を迅速かつ的確に発信してまいりますので、県民の皆様におかれましても、個人や施設に対する偏見や差別につながるような行為をされないよう、お願いいたします。県といたしましても、あらゆる施策を総動員し、今一度本県が持つ県民力を発揮し、先の見えない不安や厳しい状況についてもオール三重で乗り越えていけるよう、高い緊張感を持ちつつ強い決意で取り組んでまいりますので、県民の皆様におかれましても、ご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
次、2つ目です。子どもたちへのメッセージについてです。3月2日に、県立学校を臨時休業とし、また、多くの小中学校でも同様の措置がとられてから、本日で3週間となりました。県では、この間、市町および市町教育委員会と連携し、保護者が勤務する事業所のご協力のほか、放課後児童クラブ、放課後等デイサービス、子どもの学習・食の支援を行う民間団体や地域の方々からのご支援、そして、何より保護者の皆様のご理解とご協力を得て、休業中における子どもたちの居場所の確保に、全力で取り組んでいるところです。今週、各学校では、臨時休業期間から春季休業期間へと順次移行します。子どもたちの休みが長期化する中、新年度に向けて安心して過ごしてほしいとの思いから、このたび、知事、私と教育長の連名により、子どもたちへのメッセージを出すこととしました。保護者の方や地域の方、教職員向けのメッセージも添えていますが、この場では、子どもたちへのメッセージを述べさせていただきます。児童生徒の皆さんへ。今まで経験したことのない初めての感染症から、大切な皆さん一人ひとりの命と健康を守りぬくため、緊急の対応として学校を臨時休業とすることにしました。この間、友だちに会えない、休み時間や放課後に友だちと遊べない、クラブ活動で体を動かせない、先生の授業が受けられないなど、たくさんの我慢を皆さんにお願いしています。一人で長い時間、自宅で過ごしていると急に寂しくなり、不安になることがあると思います。また、学習面の遅れや運動不足に対して、不安になることもあると思います。心配なことや困ったことがありましたら、気軽に学校に相談してください。皆さんの保護者の方々を通して相談していただいても大丈夫です。学校の先生はこれまでどおり、皆さんが安心できるよう必要な対応をしっかりと行います。地域の方々も、皆さんを温かく見守っていただいています。新たな学年への進級や新たな学校への進学を心待ちにされると思います。皆さんの将来の夢や希望が実現できるよう、保護者の皆様、地域の方々、学校の先生をはじめ、まわりの大人が全力で皆さんを守っていきます。以上です。保護者の方のやつは、私の方から申し上げません。
3つ目です。三重とこわか国体・三重とこわか大会の炬火トーチ及び炬火受皿のデザインの決定についてです。三重とこわか国体・三重とこわか大会の炬火トーチ及び炬火受皿のデザインが決定しましたので発表します。まず、炬火トーチのデザインについては、三重県にゆかりのある5歳から84歳までの幅広い世代の皆さんから1922件にのぼる多数のご応募をいただきました。この応募数は過去10年間に都道府県が炬火トーチのデザインを公募した中では最も多く、ご応募いただいた皆さん、ご協力いただいた関係者の方々にあらためて心より感謝申し上げます。この中から三重とこわか国体・三重とこわか大会実行委員会において最優秀賞1作品、優秀賞2作品、とこまる賞30作品を選定し、最優秀賞の作品を基に炬火トーチを制作いたしました。最優秀賞に選ばれたのは津市在住のデザイナーの鈴木真梨子さんの作品です。トップの形は恵み豊かな三重の海と緑あふれる三重の山々を、中心から持ち手の部分は伊勢型紙をイメージしており、その絵柄は、時が流れても、また新しく始まり永遠に続いていく両大会の愛称「とこわか」を表現しています。これですね。優秀賞には、四日市市在住のデザイナーの山口賀史さん、県立飯野高等学校の阿南早也香さんの2作品が選定されました。とこまる賞には、小中学生をはじめ様々な方が選ばれました。こちらは国体・大会ホームページにおいて公表いたしますのでご覧ください。表彰式については本日11時45分から行い、受賞者の皆さんには私から表彰状と賞金をお渡しします。なお、最優秀賞受賞の鈴木さんには、炬火ランナーのお一人として開会式に参加していただく予定です。炬火受皿につきましては、昭和50年に開催された前回の三重国体のデザインを踏襲し、神宮をはじめとする神社建築をモチーフとしています。古きものに新しい火を注ぐ、とこわかの精神を表しています。木材部分は前回国体が開催された昭和50年に植樹したヒノキを使用する予定で、この試作品はみえ森林・林業アカデミーの有志と県工業研究所が協力して制作しました。来年度には、みえ森づくりサポートセンターの取組の一環として、子どもたちを対象とした炬火受皿の組立てイベントを開催する予定で、炬火受皿の組立をとおして、両大会のPRだけでなく、森林環境教育や木育にもつなげていきたいと思います。開催年の令和3年には、皆さんの思いのつまった炬火トーチと炬火受皿で、全市町で炬火イベントを開催して両大会を盛り上げ、開会式、閉会式においても印象に残る炬火を演出したいと思います。
最後になります。平成30年度三重県民経済計算速報を取りまとめましたので発表します。お配りしました、速報の概要、1ページ表1、表2をご覧ください。平成30年度の県内総生産は、名目で8兆3,095億円となり、対前年度比ではプラス1.0パーセントと4年連続の増加です。また、物価変動の影響を除いた実質では8兆900億円となり、対前年度比ではプラス1.5パーセントと3年連続の増加となりました。同一の算定基準で比較できる平成18年度以降では、名目では平成19年度と18年度に次いで3番目に高く、経済成長を見る際に最も注目される実質では、前年の平成29年度に引き続き過去最高を更新し、また、経済成長率で国を大きく上回る結果となりました。今回のポイントを、生産、分配、支出それぞれの面から説明します。まず、生産面について、2ページの表3をご覧ください。産業部門では「不動産業」や「建設業」などで減少があったものの、「製造業」で対前年度比プラス2.5パーセント、また、医療、介護サービス業などの「保健衛生・社会事業」がプラス3.2パーセント、情報処理サービス業、建築・土木設計などの「専門・科学技術、業務支援サービス業」がプラス3.1パーセントと増加し、名目の県内総生産全体では対前年度比で1.0パーセントの増加となり、平成30年度の県内の経済活動は改善を続けていると考えられます。次に分配面について、3ページの表4をご覧ください。県民雇用者報酬は対前年度比でプラス2.5パーセントで、7年連続で増加し、比較可能な平成18年度以降で過去最高を記録しました。その下の表5をご覧ください。一人当たり県民所得は316万8千円となり対前年度比プラス1.8パーセントと4年連続で増加し、県内総生産同様、平成19年度と18年度に次いで3番目に高くなっています。最後に支出面について、3ページの表6をご覧ください。個人の消費を示す民間最終消費支出は、わずかに減少しましたが、民間の設備投資などを表す総固定資本形成は工場立地が好調であったことなどから4年連続増加し、対前年度比プラス1.6パーセントと堅調な伸びとなっています。全体をまとめると不動産業、建設業など一部で減少が見られたものの、県経済で大きなウェイトを占める製造業などでプラス成長するなど、好調を維持することができました。平成30年度は、米中の通商問題により世界経済は厳しさを増していく時期でありましたが、本県で開催されたインターハイの経済波及効果が、98.9億円となる推計などもあり、好調な結果となったと考えています。今年度は、消費増税に伴う駆け込み需要の反動減による消費の弱さや、新型コロナウイルス感染症によるサプライチェーン、宿泊・飲食サービス業への影響、円高傾向による製造業をはじめとする輸出産業への影響といったトリプルパンチが懸念されるなど、リーマンショックの時以上に強い危機感を持っています。そのため県では、緊急経済対策として、事業活動への支援、生活者支援、制度の弾力的運用や国への財政支援の要望の3つの項目を先日発表しました。また、地域の実情に応じた対策を効果的に進めるため、復興交付金に類する自由度が高く、地方負担が軽減する柔軟な交付金制度を創設するよう国に対して要望したところです。情勢は刻一刻と変化しておりますので、引き続き迅速かつ適切に対応し、県民の皆さまの経営安定等の支援に全力を挙げて、しっかり取り組んでまいります。
発表項目等に関する質疑
○新型コロナウイルス感染症に関する県民の皆様へのお願い(冒頭発言)
(質)幹事社からお願いいたします。まずコロナなんですけども、部活動再開というの、これはあれですかね、19日のを受けて、こういう方針に変えたということですかね。
(答)17日に文科省から通知が来たことを踏まえて、19日に春季休業中の対応を、通知をさせていただきました。その中で部活については、当面継続、でも後にあらためて公表しますと、させていただきましたので、まさに今あなたに言っていただいたとおり、19日の専門家会議で、この三重県の地域というのが今どういう状況にあるのか、そして、そういう地域においては感染拡大のリスクの低い活動から順次再開をというような、そして再開する際に注意すべき点、そういうのを徹底した上で少しずつ再開していこうと。まさに19日の専門家会議を見て、そこ根拠を持って活動再開させていったということです。例えば、やる時には手洗いうがいの励行はもとより、教室や体育館の屋内練習場所などは小まめな換気、あるいは手すり・ドアノブの消毒、それから体育館では、練習時間や練習場所の分散、同一箇所に人が密集しないようにする。あるいは更衣室は交代で利用したり、教室も活用して、密集して着替えとかが行われないようにする。活動は基本自校内で対外試合とか、演奏会は実施しない。参加生徒のかぜ症状がないとかを確認する。そういうような、いろんな幾つかの注意事項を徹底した上で通知をさせていただいて、子どもたちが、児童生徒が部活動再開できるようにしていきたいというふうに思います。
(質)小学校、中学校というのは、これはどうなりますか。
(答)同様の通知を、小中にも通知をさせていただくことになると思いますが、最終的には小中の、それぞれご判断、市町教育委員会のほうでご判断いただくというふうに思います。
(質)新年度からの学校再開については、あらためてということですが、今の時点でどういうふうな受け止めでしょうか。
(答)今週中にも文部科学省、週末、萩生田文部科学大臣もおっしゃられましたとおり、一律延期はなしと、再開するための目安を表明させていただくということを大臣もおっしゃっていましたので、その中身を見て、考えたいというふうに思います。一方で、我々が今聞き取っている3月18日時点では、公立の小中学校などでは、始業式を予定どおりとしている市町、それを考えている市町は27市町、検討中が2市町、入学式も予定どおり実施と考えておられる市町は27市町、検討中が2市町ということですので、新年度に向けても可能な限り予定どおり実施したいという市町のご意向なのではないかというふうに思います。
〇三重とこわか国体・三重とこわか大会炬火(きょか)トーチ及び炬火受皿デザインの決定(発表)
(質)トーチなんですけども、あらためて感想といいますか、どういう受け止めで。
(答)トーチのほうは、伊勢型紙を模した形で作ってくださっている、あとこの芸が細かくて波があって非常に美しい三重県のとこわかというのを表現した、そういう美しい洗練されたデザインだなというふうにあらためて思います。この炬火受皿については、前回ここ木材ではなかったかな。
(答:地域連携部)はい。
(答)ここ木を使用するというようなことで、もちろん燃えたりしませんので大丈夫なんですけど、50年の前回国体の時に、植樹したヒノキを使うというようなことでストーリー性もあって、また三重県らしいこういう炬火受皿になったのかなという、神社建築を模してということですけども、そういうふうになったんじゃないかなというふうに思いますし、作る過程において子どもたちにも組み立て体験をしてもらうということで、これからの次世代を担う子どもたちにも、何ていうか参加意識というか、を感じてもらえるんじゃないかなというふうに思いますね。
○新型コロナウイルス感染症に関する県民の皆様へのお願い(冒頭発言)
(質)新年度のめどですけど、今週中にということですけど、大体いつ頃になりそうですか。
(答)文科省の目安がいつ出てくるか次第ですね。文科省が早けりゃ、うちも早くなると思いますけど。まあ来週の早い段階でと先週の時点でおっしゃってたんで、今週の前半には出てくるんじゃないかとは思いますけどもね。一律延長はないっていう大臣言い切っておられますから、まあ再開の目安を見させていただいて、それぞれでどう再開するかということを考えていくということだと思いますけどね。でも、いずれにしてもそういう形で、いろんな再開の形はあるにしても、感染予防対策とか、先ほど来言っているこの密閉・密集・近距離発生。こういうのの3つの条件には、徹底的に回避してもらうというようなこととかは大事だと思います。
(質)ありがとうございます。
(答)なるべく早く通知したり、皆さんにお知らせしたりできるように努力したいと思います。
(質)「児童生徒の皆さんへ」っていうほうは、知事と教育長の名前がありますけど、「県民の皆様へのお願い」っていうのは、これ知事の?
(答)私からの呼びかけ、三重県庁として私からの呼びかけということで、はい。三重県知事名で結構ですよ。これまでもいろんな呼びかけさせていただいたり、ホームページに載せさしていただいてるような形で、私からメッセージということで、はい。19日の専門家会合の中などにも、その自治体の組長とかがそういう状況に合わせて、しっかりメッセージを出していくことが大事というようなことも書いてありましたので、そういうことも踏まえて、やっぱり節目節目で、状況が変わる中で県民の皆さんにも伝えさせていただきたり、あと行政だけでできない部分は、やっぱりご協力いただかなあかん部分が多いですから、こういうメッセージを発出させていただいたということです。
(質)19日の専門家会議では、地域を3つのカテゴリーに分けて、感染が全く確認されてない地域だったりとか、終息に向かい始めている地域、あと感染拡大傾向にある地域という分け方がありましたけれども、知事の認識では今どういう状態にあるかということを教えてください。
(答)先ほど発表の前のところで申し上げましたとおり、うちでいうと感染状況が一定程度に収まってきている地域。これ専門家会合の前文のところに、感染者数が、未知の感染者数がっていうのは都道府県別にあったと思います。あれずっと見ていただいたら三重県ずっとゼロになっているので、そういう意味では感染経路も追えているということや、退院された方もいたりというような状況で、県内で拡大がしているというような状況ではないというふうに考えておりますし、かといって感染がゼロではないので今申し上げたような、真ん中のカテゴリーの感染状況が一定程度に収まってきている地域というふうに考えました。
(質)イベントの開催なんですけども、この部分見ると参加者は、確実にその連絡先を聞いて開催すると、逆にいうとそれができるレベルのところまでということなんですかね。
(答)おっしゃるとおりですね。やはり現段階では大規模イベントの、あるいは大規模、その人数にかかわらず、例えば大阪のライブハウスなんかもそうですけど、誰が来ているか分からない状況というような中で、感染が拡大しているというのがやっぱりありますから、そこは、とりわけ注意していただかなければならない点というようなことで、こういうことが十分対策を取れるという範囲で、やっていただくということが大事なんではないかと思います。あと、さっきすいません。記者さん言ってくれたやつでいくと、この向こうの専門家会議のやつは、感染状況が拡大傾向にある地域と、感染状況の収束に向かい始めている地域並びに一定に収まっている地域ってあるんで、これはまだ今月に入って感染者が増えているんで、収束に向かい始めてる地域というところまで言い切るにはまだかなと思ってるので一定程度に収まっている地域、感染経路がということですね。ここ今2つ入ってるんで、後ろのほうに当たるということですね。
(質)イベントの開催に関連してなんですけども、最近埼玉県でもK-1のイベント自粛要請したけれども、その後実施されてしまったという例もあると思うんですけども、県としては自粛要請したけれども、そういうふうに何か、実施されてしまったっていうイベントだったりとか、そういうことが三重県では、あったかどうかという確認は?
(答)今、県とかでこういう、明示的にこのイベントを自粛要請してくださいっていうのは、そもそもあんまりやってないと思いますので、ああいう事例があると、いろんな主催者側のご事情があったりいろんな対策を取っていただいたんだとは思いますけれども、やっぱりみんなが、安心していくっていうことと、不安を解消していくという観点からは、大野知事も残念だとおっしゃっておられましたので、できればご協力いただけるとありがたいと思いますけどね。でも強制力がないので、一方で過剰な中止延期にする必要はなくて、先ほど来申し上げてるとおり、専門家会議もそうですけども社会経済機能への影響を最小限としながらっていうことなので、感染拡大リスクが低いものは、いいと思うんですけどね。なのでそういう意味では、県でそういう自粛要請をして、というのがそもそもあまりありませんけれども、それに応えてもらえなかったっていうのはないと認識してます。
(質)イベントの開催にちょっと関連なんですけども、都道府県によっては花見の自粛を要請しているような所もあるみたいですけど。
(答)花見?
(質)自粛を要請してるところもあるんですけど、三重県としてはどうでしょうか。
(答)花見自体は、行かないでっていうような自粛要請を私自身からするとか、三重県からするということは考えてませんけれども、行かれる場合においても、先ほど言ったようなことに十分注意をしていただいてやっていただくと、この3つのポイントですね。花見なんで、ですけれどもこの近距離の発生とかね、あと十分工夫していただいてっていうことをと思っています。あとはそれぞれの主催者において、どうご判断されるか、あるいは、そこで主催者が、3つのポイントが確保できないようなことをなされるっていうのはちょっと困るなと思いますけれども、一律に、花見に出るなというようなことを要請する、自粛を要請するということは今考えていません。一方で、何ていうんですかね、三重県内の事例ではないものの、屋外だからっていって、屋外に行って、そこの例えば公園とかは、バーベキューとかをやってはいけないのに、それをバーベキューをやってしまってる方とか、そういうような何か、そもそものマナーとか、そういうのはやっぱりちゃんと守っていただくということが大事だと思いますね。感染リスクが低いところだからっていって、そこだったら何をしてもいいのかっていうことではないと思いますから、そこはやはり規律を持った対応を、ルールにのっとった、マナーにのっとった形でやっていただきたいとは思いますけどね。
その他の項目に関する質疑
○東京2020オリンピック聖火リレー
(質)ちょっと発表外ですが、東京五輪なんですけども、IOCが延期を含めて検討をスタートということと、あと首相が今日延期容認ということでしたが、県内でも聖火リレーが予定されておりまして、今の受け止めってどうですか。
(答)そもそも東京オリンピックについて完全な形の実施ということを大事にしながら、延期もあり得るという判断をされているということ、あるいはIOCにおいてこの4週間以内に結論を出すというようにされて、延期も含めて出されてるということについては、アスリートを第一に考えた対応だと思うし、完全に実施するという形にも沿ってると思うんで、私は良い方向で議論が進んでると思っています。これは全く個人的見解ですけども、何ら情報があるわけでありませんが、IOCの4週間というのはつまり延期か、そのままかっていうよりはどう延期するかという議論をしていくんじゃないかなというふうに考えていますので、そういう意味では妥当な、今の段階では判断ではないかというふうに思います。一方で聖火リレーなんです。多分今週、今日、明日、今週の早いうちに、今3つやって次の3つ、長野県とか、長野、岐阜、愛知だったかな、までの所をどうやるかっていうのを今週の前半に発表しますと先週言われたんです。三重県はその次なんですね。その時には、まだこのIOCのことも総理の発言もなかったんで、今朝、至急どういうふうにするのか、確認をするようにというふうに指示を出しました。つまり今延期するかもしれないという状況の中でやることが本当に機運の醸成になるのか、それは私たちも財源も投入する、皆さんもボランティアとしても手伝ってもらう、いろんな制約するけども、今回宮城県など5万3,000人ぐらい人が来られたように、人が密集する可能性もある。そういうようなことの中で本当にやるのか、逆に今回やってしまって、やれと言われてやって、やれと言われてってのは変ですけど、やる、まだ決まってないからやるんだよと言われても、じゃあ来年オリンピックある時に、うちは聖火リレーから除外されるというようなことがあったら、うち来年に国体もありますから、そんなん絶対あってはならないことなので、そういう辺りも含めて、ちょっと確認をしていきたいというふうに思います。やっぱり大事なことは、地域で聖火リレーっていうのはその安全で、そして安全を確保し、そして気運の醸成につながるかどうかという、その両方が果たされるということがやっぱり大事だと思いますので、とりわけ我々は来年国体がありますから、連続性というのが大事ですので、よくそこは確認してこだわっていきたいと思います。一方で仮に延期になった場合は、国体と同じ年になりますから、その様々な影響はちょっと考えないといけないので、もちろんその競技場の確保とかいろんなこともありますので、そういうのを検討しなければならないと思いますので、かなり注意深く見守っていきたいと思います。
(質)時間が、そんなにもないじゃないですか。そうするとやはり今週ぐらいに何らかの方向性ってのは出してかないといけないわけですよね。
(答)おっしゃるとおりですね。さっき言った今週前半にこの愛知までの所のって言っていたのを、その後のやつも含めて一律にどうするのかとか判断、組織委員会でしてもらえるとありがたいと思いますし、我々としては何らかの方向性を示してほしいということを伝えたいと思います。もともと前もあなたからの質問でも何回か申し上げており、1週間前には確定しますというのを、そんなギリギリかいっていうのは、もともといかがなものかと思いますけれども、なるべく早期に方針を示してもらうように確認をしたいと思います。それは今朝明確に渡邉副知事に指示をしましたので、国体局でやってると思います。
(質)これに関連してなんですけども、ちょっと今朝からいろんな動きがあって状況変わってると思うんですけど、聖火リレーがね。吉田沙保里さんが三重県出身の、幻で終わってしまったので、私ぜひやりたいわって言って、堂々とテレビで公言されてましたけども、もし仮に予定どおりやる、もしくはちょっとリスケでやるとすると、知事としてはどうですか。受ける?希望を受け入れようというお考えというのはお持ちですか。
(答)ちょっと僕報道を見ていなかった。吉田沙保里さんが三重県で走りたいと?
(質)いや、幻のランナーに終わっちゃったんで、走りたいって言って。
(答)引継式のって、そういうことですか。
(質)そうです。走りたいって言っても受け入れてくれる所はすごい限られてくると思うので、三重県が有望か、もしくは東京かっていうことになってくるかと思うんですけど。
(答)なるほど。まあ仮に、仮定の話なんであれにしても、我々は吉田沙保里さんに三重県内で走ってほしいと前から思ってましたので、そういうチャンスが再びあるなら、それは我々としても考えたいと思いますが、すでに決まっている人たちとの関係でどうするかっていうのもあると思いますから、そこの誰かを排除しなければできないようなものだと、ちょっとそれは申し訳ないので、今既に決まっている人たちに申し訳ないので、何か違う方法でお手伝いいただくとか、ちょっと工夫が必要だと思いますけど、いずれにしても、吉田さんが走ってもらった方が盛り上がるに決まってるので、そういうのが安全確保と気運醸成の観点からできるなら、ぜひ知恵を出してみたいと思いますよね。
○東京2020オリンピック・パラリンピックのホストタウンへの影響
(質)五輪に絡んでなんですけども、県内でもホストタウンが何カ所かあるかと思うんですが、その部分への影響っていうのは今どのように取られていますか。
(答)今現時点で合宿を中止しますということとか、延期しますっていうような連絡が正式に入ってるということは聞いていません。一方で、受け入れる国がカナダ、スペイン、イギリス、ラオスというようなことで、カナダ、スペインがヨーロッパ。欧米においては今感染が拡大しているところでありますから、いずれにしてもアスリートを含めた、県内の人も、あるいはそのおもてなしする人たちも、そういう皆さんの健康、感染拡大防止、そういうことと兼ね合いを考えながら議論していくということですが、今のところは五輪全体のことがありますので、多分その推移を見て、延期になったら多分延期にしましょうって話が来ると思いますし、ということで状況を注視したいと思います。いずれにしても感染拡大防止ということでやっていければなというふうに思ってます。あとは先ほど言ったように気運醸成ですね。今のところは連絡ない。
○新型コロナウイルス感染症
(質)観光の面でも一部のレジャー施設などが営業再開している所がありますが、その辺りの受け止めをお願いします。
(答)感染拡大防止を徹底するという中で、再開を決断し、実際に対応していただいてるということは大変ありがたいことだと思います。実は、私もこの3連休家族を連れて、自称応援ツアーと称して、県内いろんな所行ってまいりましていろんな生の声を聞いてまいりました。例えば私が行った行ってないというのは、どこ行ったとかもちょっとあれですけども、例えば鳥羽水族館さんなんかは非常に、送風機いっぱい入れてとか、アシカの所を半分にしてとか、入場制限してとか、非常に徹底した対策を取られているというようなことがありますので、そういうところ、そういう感染対策を徹底して、再開をするというようなことはぜひこれから再開をお考えの所にも、ぜひしっかり対応取ってほしいと思います。一方でその施設自体じゃなくてその周辺で、道路とか通り道とかで密集みたいなんがあると、それなかなか不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんから、そこは行政も民間の皆さんと情報共有しながら感染拡大、先ほどの3つのポイントの密閉、密集、近距離発声みたいなことにならないようにするのは、行政としてもしっかり見ていかなければならないというふうに思っています。民間企業の皆さんもいろんな知恵を出していただいて、例えば無料開放しているような所なんかも、屋外の所で非常にたくさんの方が来られたりとか、あとあれ総理が会見したん3月16日だったかな、ぐらいから少し、14日かな、この前総理がちょっと会見された時ぐらいから、例えば旅館とかも予約が一部入ってくる所もあったとか、あるいは私が泊まった所もそうでしたけど、本当はもともとは大部屋で何かこう分かれて食事をする予定だったんですけど、部屋食をお勧めいただいて、部屋食でやるというような形にしたりとか、事業者の皆さんいろんな細かい工夫をされているので、そういうのがどんどん徹底していく中でおもてなしをしていただければ、それはいいんじゃないかと思いますけどね。
(質)今、一部の、今日からですけども、一部の市町で小学校を再開をする所もあるんですけれども、受け止めを教えていただきたいというので、呼びかけとしてのセクションと、あとそういうやっぱり学校の先生とかのほうにも、子どもが外で遊んでると子どもが外で遊んでるっていう連絡が来ちゃうそうなんですね。そういう環境の中で、こういうふうに学校が受皿になって、しっかりと機能していくっていうところの応援というか、そういうような言葉、2つのセクションで教えていただけないでしょうか。
(答)まず今回一部、今日うちの長男も朝、送り出しましたけれども、楽しそうに家を出ていきました。友達と何して何遊ぶ、何遊ぶと言って出て行きましたけれども、こういう形で子どもたちの笑顔が戻ってきたりするというようなことの中で、引き続き学校の関係の皆さんには感染予防対策という形でご負担をおかけしますけれども、やはりそこの安心感がないと送り出せないと思いますので、引き続きご協力をお願いしたいというふうに思いますのと、あと保護者の皆様におかれましても、安心して送り出してもらえるように、体調の管理、体温の検温とか個々の子どもたちの体調管理などにも引き続きご協力をいただければというふうに思います。それから、受け止めと?
(質)あとは、呼びかけみたいな感じですね。
(答)呼びかけというとその?
(質)消毒の徹底ですとか。
(答)なるほどね。先ほどもちょっとざくっと言ってしまいましたけれども、今日もうちの子どももマスクを着用してきてくださいとか、下校時はこういう場所に分散してこういますのでそこにというふうな、迎えに来てくださいとかでそれぞれ工夫を徹底されてますから、手洗いうがいの励行、また咳エチケット、あるいは学校においても共用器具とかの消毒とかそういったことも徹底して、みんなが安心して通える環境作りをぜひよろしくお願いしたいと思います。
(質)PCR検査の関係なんですけども、以前議会で示された際に民間の医療機関にもいろいろ協力を広げていくようなことを述べられたと思うんですけど、その部分っていうのはどれだけの規模になっていくのかとか、そういう部分っていうのは今、どのように考えてますでしょうか。
(答)すでに民間に委託した件数が数件ありまして、それはいずれも、いずれもっていうか、陰性、直近の件数はちょっと分かんないんで後で聞いてもらったらと思うんですけども、やらしていただいています。そこで何か陽性が判明したというのは、今のところはありませんけれども、患者の最初の相談を受けての状況とかを見ながら、やはりリスクも高いようなものとかは行政でしっかりやらしてもらいながら、少しリスクが高くなく症状がなくとか、そういうものについては民間の方々にご協力いただくとか、少しうまく振り分けながらやって現在運用してるところであります。いずれにしても検査体制がそういうふうに拡充されていくことは、我々にとっても大変ありがたいことですので、ぜひこれからも活用していきたいと思います。また詳細はあれですけれども、議会にお示ししてからになりますけれども、最終補正の中でまた検査体制の充実についても議会にお願いをしていきたいというふうに思います。
(質)第二さん、お願いします。
○「平成30年度県民経済計算速報(早期推計)」の公表(発表)
(質)県民経済計算なんですけど、発表項目の、まあ要は一昨年度のやつですよね。でもこれが限界なんですか。
(答)どういう意味ですか。
(質)スピード化とか。
(答)統計上、もうこれ仕方がないですね。
(質)これもう早めることはできないですか。
(答)なかなかこれ他県でも、まだ発表できてない県もありますから、そういう意味ではそんな統計を集めて分析してという中において、大体でもこれぐらいのクールになりますけど。我々もそれは早いほうがいいですねというか、平成31年度分っていうのはこの令和元年度分、まだ年度途中ですから、直近の終わった年度ということですね。
(質)だから5月に出納閉鎖して行政の関係は全部出すじゃないですか。9月なり何なりと。それからいくとある程度行政部分を早くしてるし、民間部分についてもこの調査やってて、ましてこれ早期推計ですから、じゃあその本確定いくまでにもうちょっとまだ時間かかるわけじゃないですか。少なくとも今のこの3月末という段階じゃなくて、例えば12月であるとか、一昨年の30年度のことですから、そういうふうなことっていうのは不可能なんですか。
(答)どうなんです。
(答:戦略企画部)もとある資料の関係から、なかなか精度という関係もあってなかなか難しいのかなと考えてます。
(答)それは何かこのタイミングやないと、こういう情報が集まらないとか、何か物理的な制約があるんですか。そのつまりなかなか難しいでは精神論になっちゃうんで何かこう。
(答:戦略企画部)大きいのが、工業統計が大きいんですが、工業統計の速報っていうのが、国が2月の末に公表してます。三重県では製造業が特に重たいですので、工業統計の速報の公表までは、なかなか精度のある数字が出てこないのかなと考えてます。
(答)工業統計との整合性を見る意味で、この時期ぐらいまでかかってしまう、そういうことですか。
(質)だけど国のほうも工業統計っていうのは、各県が出して国が最終的にまとめるだけだから、県の段階のやつをここで発表してるだけだから、もう少し早くできるだろうし、ずっともう30年とかずっとこの時期なんですよね。それからいくと少なくともAI入れるなり何なりって話があるわけだから、スマート県庁を目指してるってことならば、もう少しこうタイミングを早くできるんじゃないかと。記録としては意味があるけれども、経済政策の指標としては使いにくいじゃないですか。かなりフェーズは変わってるんだから。
(答)それはそうですね。それはおっしゃるとおりですね。まさに記録としてはよく分かるけれども、長期的な経済の流れ、トレンドとか動向を把握分析するという意味ではあれですけど、今あなたにおっしゃっていただいたように、直近の状況は、それまあ毎月やってる経済鉱工業生産指数とか、あるいはDIとかそういうので活用できるものの、確かに今おっしゃっていただいたような、あれどこやったかな、この統計ではないんですけど、和歌山やったんじゃなかったかな、統計でAI入れて富士通に力借りて何か早くするみたいな、確かやってたんで、そういうようなのを今後ぜひ考えたいですね。せっかくですから、それは生き物の経済についていろんな資料が早く出て、それに活用できたほうがいいに越したことはないですからね。何かいろいろスケジュール感については検討してみますわ。
○知事の県職員人事方針
(質)あとあの令和2年度人事は聞かないですけど、要はまあその平成24年度から知事は人事と組織をやられて、この8年やられてきたわけですよね。それからいくと、知事のお持ちの人事方針というか、例えば適材適所であるとか、俗にいうところの、何かそういうところの知事の人事方針というのはどういうのをお持ちですか。
(答)人事方針、適材適所は含んだ上ですけど、どうですかね。特に私9年、次10年目になりますけれども、個々の人材の人材育成っていうこともそうですけれども、組織全体がより強く、より自律的になっていくために、どういうマネジメントをする必要があって、そのためにどういう人材を配置する必要があるか、そういうことが大事だと思いますけどね。だから直近でいうと、何ていうか三重県庁でも共通するようなところとかは、例えば今50代のボリューム層がすごい多いんですね。そこの人たちにも頑張ってもらいつつ、またさらにその人たちがごっそり抜けた後でも、強くて自立的な組織にしていくためにはどうしたらいいかとか。要は今申し上げたような組織論のためにいろいろマネジメントする、そのためにどんな人材が必要かということは、大事だなというふうに思ってますけどね。あとは人事は、さっきもちょっと個々の職員の人材育成でもあるとは思いますけどね。まあそんな感じかな。まあもちろん全体として適材適所とか、組織の活性化というのもありますね。
(質)まあ24年からこの令和2年度までやられてて個別具体はいいですけど、ここはちょっとまずったなとか、何かそういう年度ってあったんですか。
(答)具体的にこれとはちょっと申し上げにくいですけども、確かに彼にこういう、彼女にこういうちょっとチャレンジしてもらってみようかなあと思ったけども、ちょっと適性的にどうだったかなっていう、完全に自分が思い描いていたような成果が出てないものも当然ありますね。一方でこういうところに配置するとすごい頑張ってくれるんだっていうその両方、人事は何ていうか僕自身も全知全能ではないので、完璧にはできないものの、うまくいったなっていうケースと逆にちょっと申し訳なかったなと思うケースとやっぱりいろいろありますね。
(質)人事に100パーセントはないっていう例のその話ですか。
(答)うん。
○広聴広報課へ異動となる職員の知事定例記者会見傍聴
(質)それと細かいことで恐縮ですけど、我々も一応人事発表っていうのは、縛り掛かってますけど、3月末までっていう話になってて、でも今日広報の新しい職員の方がまあこういう形で傍聴されてるんだけど、これは例えばテレビとかに映ると要は職員間で知られてしまうというのがあるじゃないですか。これ普通ならば幹事社に、それは相談してOKもらったらっていう話なんですけど、それは今回されてるんですね。
(答)どうなんです?僕初めて知りましたけど。どうですか。
(答:戦略企画部)ご相談はさせていただいておりません。
(質)幹事が仮に相談してOKで、なおかつこれは第二にも当然話もらって、第二と第一で、第二の意見が違っても第一が優先されて、第一というか県政記者クラブのほうが優先されてそれで初めて始まる話なので、あんまり過去こういうの見たことないんでいかがなものかと思いますけど。
(答)共催しているこの記者会見ですから、ここに入る方々についてもどういう人間がっていうのは、当然意思疎通あってしかるべきだと思いますんで、以後気を付けたいと思います。
了