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知事定例記者会見

知事定例会見録

令和3年12月22日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・三重新型コロナウイルス感染症対策大綱の策定(発表)
三重とこわか国体・三重とこわか大会 特別映像「選手に届け "とこわかの力"」の配信(発表)
三重とこわか大会三重県選手団交流会の開催(発表)
音声ナビゲーションシステム「インクルーシブ・ナビ」の実証実験(発表)
 

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・布製マスクの廃棄
・ワクチン・検査パッケージ
・ニプロファーマ伊勢工場竣工式・コンパクトシティ
・災害時の安否不明者・死者の氏名公表
・リニア中央新幹線
・成人年齢の引き下げ
・いじめ再調査の進捗状況

発表項目等

(知事)私のほうから、今日は3点お話しを申し上げたいと思います。
まず1点目ですけれども、先ほど本部員会合を開きましたが、新型コロナウイルス感染症対策に関しまして、三重県の第5波への取組、その検証をし、それから第6波に備えるというものとして、今回まとめをいたしました。一応名前は感染症対策大綱というふうに付けております。その中身でありますけれども、先ほど本部員会合に出ておられた方は概要ご承知になられたと思いますけれども、簡単にレビューをしてみますと、まず第5波でありますけれども、第5波の状況がどうだったのかということをまとめたものです。まとめております。1日の最大感染者は8月26日に515人ということでありました。ちょっと戻ってもらいます、すいません。そういったものをまず踏まえまして、こういった項目に関して第5波はどういうふうに対応したのかということ。それから、そこで課題は見えてきましたので、それに対して第6波どういう対策をとるかというのをまとめたものであります。次のページお願いします。先ほど申し上げましたけど第5波のときは8月26日に515人という最大の感染者が出たというものであります。北勢から県内に拡大をしていって医療体制についてもひっ迫かをし、かなり対策について当時誰も予想できなかったところはあるんですけれども、後手に回ったところがあったという反省があるところであります。次お願いします。次のページですが、これが第5波の時の課題であります。まず保健所の体制については、保健所で検査をしなきゃいけないんですけれど、人数が足りなくて、最大で40人強の人数を応援派遣したんですけれども、それでも足りないという状況でありました。検査に関しましては無料検査を第5波の途中で導入をしました。けれども十分な検査ができたかというと、なかなかそれは難しかったというところであります。それからワクチンについてはかなり接種を進めてきたところではありますが、若年層への情報発信についてはまだまだ追加で行わなきゃいけない部分もあったというところが課題でございます。医療提供体制でありますけれども、特に大きなポイントは8月末の時点で中等症Ⅱ、これは中等症Ⅱですから酸素が必要な人ということになるんですが、その内の患者さんの52名が自宅で療養であった。当然酸素は提供できていないという状況であります。それから、感染拡大防止対策、これもシグナルという形で新規感染者が2日連続で17人以上出たら警戒を県民に呼び掛けますよ。県民の皆さん呼び掛けますよ、それから行動に注意してくださいねと、こういうふうな話はしていたんですけれども、県民の皆さんに私どもの呼びかけ、それから事後の措置、この2日連続で17人以上が出たその後どうしていくんだというのを明確にお知らせできていなかったという恨みがございまして、ここの点も見直すべきところだというふうに考えたところでございます。次お願いします。これが8月末ですが、中等症患者トータルで421人ということで推計をしているところです。中等症患者には中等症のⅠと中等症のⅡがあります。中等症のⅡについては酸素の供給が必要だというふうに言われております、方が52人当時おられたということで、自宅療養であったと。131人は入院ができていたということでありますけれども、ここが大きなポイントであります。次お願いします。それで第6波どのように対応していくかということでありますが、まず保健所ですが、四十数人の応援体制で第5波やっていましたけど、今は応援職員350名をリスト化しております。第6波が来て、保健所も定員の増員もやっておりますのですが、それだけで足りないということになりますと、本庁から、あるいは県庁の地方局も含めてですが、350名を派遣をする用意はしているというところです。それから検査ですけれども、検査は10月の11日から県内で無料PCR検査を実施をしております。これは2月の10日まで期間を延ばしました。当初12月末だったんですが、それを2月10日伸ばしていますので、申し込みをしていただければ、郵送になりますけれども、無料検査は今三重県内で受けられるということになっております。それからワクチン・検査パッケージの関係、以前ちょっとお話申し上げましたけれども、県内でこれ対面になりますけれども、対面で検査を受けていただく場所も今設定の準備をしているところです。これ県議会の予算が12月23日、これ県議会で予算ご審議いただいて、通していただければ直ちに対応できるように準備を進めているところであります。それからワクチン接種につきましては第3回目の接種を各市・町で進めてもらっているところであります。それから若年層への情報発信、これも必要であるということで引き続きここはやっていきたいと思っております。もう既に第5波が終了した後ですけれども、教育現場におきましてリーフレットを配布するなどをしておるところでございますけれども、これについては引き続き対応を進めていきたいというふうに思っております。それから医療提供体制、これについては受け入れ病床数532床ということであります。これは各医療機関の方々にご協力をいただきまして最大532の受け入れ病床というのが設定を出来るということになっているところであります。またいわゆる酸素ステーション、臨時応急処置施設ですが44床を設けるということでありまして、津のプラザ洞津と、それから北勢地域に設けるということで、これを恒常的に設けます。第5波のときは臨時的に2週間程度設けたものでありましたが、それを恒常的に設けることにしています。これで合計576床を確保するということであります。それからもう一つ宿泊療養施設であります。第5波の時は2施設でありましたけれど、これを5施設、中勢の津、松阪も追加しまして665室を確保しているところであります。それから感染拡大防止についてはアラート、後ほど出てまいりますが、アラートを設定をして、感染者が増えてきた場合には県民の皆様にその後の対応も含めてお知らせをするということを体制をとっております。あと事業者の支援につきましても協力金や支援金などで対応していくというものであります。次お願いします。これがアラートの関係であります。これ以前お話しした、すいません戻して、2日連続で17人出ますと感染拡大防止アラートということで、私のほうで緊急の会見をさせていただくことになると思います。その時は出動服でたぶん会見をさせていただくことになると思いますけれども、県民の皆さんに呼びかけをさせていただいて、感染拡大阻止宣言、これはこういう基準でありますけれども、11月の19日に政府がコロナ対応についての報告をしておりますが、それを受けまして病床使用率30パーセント以上、感染拡大措置宣言は医療に負荷が生じ始める状態という新しい考え方を導入しています。それ以前、10月18日に発表した時は新規感染者数が10万人当たり、直近1週間で10万人あたり8人以上とこういう基準でありましたが、入院患者数が137人以上になりますと感染拡大阻止宣言をしますというのが11月19日に政府が発表したものを受けて追加的に記載をしているものであります。緊急警戒宣言も同様で、これは医療への負荷が大きくなりつつある状態というものであります。10万人あたり15人以上ということでございます。それぞれこういった措置を実施する。で、まん延防止措置、緊急事態宣言につながっていくものです。これはすでに10月18日に発表させていただきましたが、この「みえコロナガード」、これをもって三重県では第6波に対応していくというものであります。ここに記載されてないのは、先ほど申し上げました保健所の応援体制ぐらいでありまして、この形で対応していくというものであります。はい次お願いします。その10月18日に発表した後の新規の取組につきましても記載をしております。主に保健所の体制などについての増員、それから応援職員についてでありますし、それから無料検査の充実、それから医療提供体制、先ほど申し上げたものへの拡大をしてきたということであります。はい、次お願いします。それから、これから年末年始を迎えますので、県民の皆さんにお願いしたい点をまとめさせていただいています。あるいは県民の皆さんお一人お一人の対応をお願いしていかないといけないと思っています。コロナとの戦いは日々これある意味試行錯誤でありまして、考えを常に新たにしていかなきゃいけないんですが、基本は県民の皆さんの一人一人の対応でありますので、再度呼びかけをさせていただきますが、マスク着用、消毒、距離の確保、それから十分な換気、これをお願いしたいと思っております。飲食は「あんしんみえリア」の認証店のご活用をお願いしたいということです。先ほど申し上げましたが無料PCR検査を活用していただいて、もし体調に異変があるということでしたら外出を控えてかかりつけ医などに相談をしていただきたいと思います。それから現在オミクロン株の陽性者濃厚接触者というふうに認識をされた方については県内の宿泊療養施設に入っていただくとしているところですが、これについても引き続きお願いをしたいと思っています。次お願いします。それから感染防止のための、徹底するためのポスターを今回作製をしております。飲食店の方、それから小売販売店の方、これを貼り出していただければと思っております。電子データでどなたでもダウンロードできるようにしておりますので、マスクの着用、先ほど申し上げた消毒、手洗い、それから間隔をとっていただく、当たり前のことでありますけれども、ぜひこれを守っていただきたいというふうに思っているところです。1点目以上であります。
2点目ですが、国体、とこわか国体・とこわか大会の特別映像を作成いたしましたのでこれについてお知らせを申し上げます。配信が決定をされたということも併せて申し上げます。これ9月7日の第5回実行委員会でこういった特別映像を作ろうと、今回国体・大会は残念なことに中止というふうになりましたので、第5回の9月7日の大会でこれを作っていこうということが決められたものであります。5年間にわたって準備をしてきた開会式・閉会式、競技力の向上はもっと長いことをやっていますけれども、5年間にわたって準備をしてきた開会式・閉会式で実際に行う予定であったものについて映像化をしていると。それ以外の部分についても映像化をしておりますが、準備にご協力をいただいた小中学生はもちろん、式典で出演をしていただく予定であった出演者の皆さんもそうですが、県民の皆さん総勢約4,600名の想いを形にしているものでありまして、国体・大会に出る予定であった選手の皆さんにエールを送りたいということでまとめているものであります。映像は今からちょっと見ていただこうと思いますけれども、江戸川乱歩、三重県にゆかりのある作家でありますが、少年探偵団、これをモチーフにしまして、江戸川乱歩へのオマージュも入れていますが、様々なパフォーマンスで三重県の魅力を発信するために準備していた映像を再編したものであります。2分30秒でありますので、お時間をとらせて恐縮ですが、映像を再生したいと思います。これは12月28日の特設サイトで正午から公開をする予定であります。また音声ガイドや手話とか字幕の入った映像も配信もさせていただきます。テレビは三重テレビさん、あとは県内のケーブルの放送局でも放送をするものであります。はい、では映像を見ていただけますか。
(映像2分30秒)
というところであります。
これが2点目がありまして、3点目でありますけれども、2つのことをまとめて発表させていただきます。いずれも、とこわか大会に関係するものであります。一つは、とこわか大会の三重県選手団交流会を開催しようというものでございます。3月の6日ですね。とこわか大会に出る予定でありました選手団の皆さんに集まっていただいて交流を深めていただくということで、ボッチャの交流戦も行う予定にしてまして、とこわか大会の選手団の皆さんが一同に会する初めての機会ということで、サンアリーナで実施をする予定にしております。激励のために特別支援学校の生徒によりますと大太鼓の披露とかミニコンサートも予定しておりますので、(注:記者の)皆さんもぜひ見に来ていただきたいというふうに思います。それから音声ナビゲーションシステムの紹介であります。実証実験でありますけれども、これも大会の時に行う予定でございましたが、県内の3つの施設でインクルーシブ・ナビの実証実験を行う予定でした。これはスマホにアプリを入れていただきまして、音声ナビゲーションシステムで歩行者の方もそうですし、車いすの利用者の方々、視覚障がい者の方々に対応したルートで、館内でありますけれども、を示すというものでありまして、画面とか音声とか振動で案内をするものであります。これは清水建設株式会社様の協力によりまして実施ができるというものでございまして、とこわか大会のオフィシャルサプライヤーでもありました清水建設さんですね。障がい者の社会参加の推進というのも開催意義の、大会の一つの意義でございますので、ぜひ多くの、交流会ですね、多くの選手とかサポートボランティアの皆さんにご参加をいただきたいというふうに思っておりますし、マスコミの皆さんにも、先程申し上げましたけど、おいでいただいて取材をしていただければというふうに考えているところでございます。以上、私からは3点でございます。
 
発表項目等に関する質疑
 
○三重新型コロナウイルス感染症対策大綱の策定(発表)
(質)コロナ大綱なんですが、配られた4ページ目の中等症患者の数ですが、自宅療養でこれだけ中等症患者が発生したということで、この中に死者というか亡くなった方はいますか。
(答)自宅で療養されておられた52名の中でありますが、幸いなことにお亡くなりになられた方はおいでになられませんでした。ご自宅で、この亡くなられた方は、四日市、伊賀、それからこれも四日市ですね、おられたのですが、この52名の方ではなくて、例えば軽症というふうに判断をされたのですが、容態が劇症的に変化をして亡くなられた方おられました。この52名の方の中には幸いなことにお亡くなりになられたことはおいでになられないということです。
 
(質)52名は、この後というか、入院はできたんですか。
(答)これ分かりますか。
(答:医療保健部)確認します。
(答)確認してお知らせをいたします。
 
(質)あと、ごめんなさい、ページが多いほうの15ページのクラスター認定に至らない事例が発生したと。
(答)15ページ、それは概要のほうですかね。
(質)概要ですね。スライドの14ページ。
(答)14ページ。
(質)職場や友人間における疫学調査が行えずというところがありますが、これは友人間とかでつながりが特定できなくてクラスターと認定できなかったという理解なんですけれど、今回検証してそういう事例がどのくらいあったのかというのは?
(答)数ですか。
(質)数です。
(答)はい、これ分かります?
(答:医療保健部)確認します。
(答)直ちには分からないようですので確認をいたします。
 
(質)そしたら、とこわか国体・大会の映像のほうなんですけど、さっき僕らが見たのは、あれは予告ですか。
(答)あの映像、2分30秒、これは予告、ダイジェスト版ですね。
(質)これは公開するっていうか。
(答:地域連携部)12月28日正午に特設サイトで公開します。
(質)全部はもう28日に公開するという。
(答)全編ですね。全編28日に公開します。
(答:地域連携部)5話とも12月28日正午。ダイジェスト映像は本日0時か。
(答:地域連携部)ダイジェスト映像は今日の夜中の0時にホームページで、プレスリリースのものと一緒にホームページに上がります。
(質)今見たやつは。
(答:地域連携部)今日の夜中の0時。明日の0時。
 
○音声ナビゲーションシステム「インクルーシブ・ナビ」の実証実験(発表)
(質)分かりました。これインクルーシブ・ナビっていうのは、これは当初大会期間中だけ活用する予定だったっていうことなんでしょうか。
(答)大会期間から開始をする予定で、終期はありましたか?
(答:地域連携部)開催期間中前から、少し前から付けさせていただく予定で、で、年度内ということで考えておりました。
 
(質)幹事社以上です。
 
○三重新型コロナウイルス感染症対策大綱の策定(発表)
(質)コロナの関係でお伺いしたいんですけれども、まずオミクロンがこうなっている状況の中で三重県内の感染状況について、知事どう今認識考えてらっしゃるか、お願いできますでしょうか。
(答)まず県内の感染状況ですが、まだオミクロン株の陽性者は幸いなことに発現しておりません。11月の7日以降、三重県の感染者、新規の感染者は0人または1人ということでありますので、決して油断はできませんけれども、今は落ち着いている状態というふうに考えています。ただ東京都なんかは昨日の時点で先週の集計の約1.5倍の感染者に増えております。したがってその感染拡大がいつ起こってもおかしくないということだと考えていますし、オミクロン株に関して言うと、今は政府の対応で水際で何とか止めているというところが正しい認識なのかどうかというのはありますけども、私はそう考えていますけれども、遠からず、諸外国の状況をみますと日本国内にも入ってくる可能性があります。そうしますと第5波の時のような形で、主として中京圏の中心、愛知県などから三重県に入ってくる可能性もありますし、東京と大阪から三重に入ってくる可能性もあるので準備はしっかりとしておかなきゃいけないというふうに思っています。オミクロン株に関しては毒性がそんなに強くないんじゃないかというふうに言われています。第5波の時も、もう高齢者はもうワクチンを打っているので、若者の間でまん延するだけだろうと、かつ若者は重症化しないから大丈夫じゃないかという声があったように記憶していますけども、結果今申し上げたとおりでありましたので、医療機関の状況もひっ迫化しているということで、病院に入りたくても入れない人がでてきているということですから、オミクロン株についても油断することなく対応していく必要があるだろうと考えております。
 
(質)それから、こうした中で年末年始がすぐ控えているという状況、先程の発表の中にもありましたけれども、あらためてこの中で帰省だったり忘年会、新年会、こういったことも含めて県民に対して呼びかけをお願いできますか。
(答)やぱっりこれお一人お一人が対応していただく必要があるというふうに考えておりますので、会合を行われる時には、ここに書いてありますような対応をしっかりとやっていただきたいというふうに思ってます。それから三重県に帰省をされる方については、無料PCR検査、県外の方で三重県に帰省をされる方も無料PCR検査、これ郵送ですが、ご利用いただけるということになっておりますので、県外から申し込みをしていただいて、郵送でその人の住んでおられるところに送りますので、事前に検査をしていただきたいというふうに考えてます。検査終わった後は、なるべく人と接しないようにしていただいて、三重県にお帰りをいただければと考えているところであります。
 
(質)今回、大綱をまとめられて、レビューですね、第5波のレビューをしてみて、意外だなと感じられた点についてお聞かせください。
(答)意外といいますのは?
(質)何かまとめ、レビューでまとめた結果、こういうポイントが見つかったんだという。(答)なるほど。次のページをお願いします。まず保健所については、これは相当大変だったという話を聞いていますので、あらためてその大変さ、特に検査ができなくなってしまったというところ、それは入院調整なんかをやっていたというところが原因なんですけれども、この入院調整についてはここに書いてありませんけれども、これから本庁で一本化してやっていくということにしましたので、その分の負担を減らすということで、そういう理由で保健所が機能できなかったのかと、これは仕方ない部分があるんですけど、できなかったのかというのが分かりました。それから医療提供体制、これはコロナガード発表した時にも申し上げましたけれど、あらためて中等症の患者さん52名が自宅療養となってしまったというところ、本当に申し訳ない気持ちでありますけれども、これがあらためて分かったというところ。それからアラートというふうに10月18日以降「みえコロナガード」で呼んでいますが、当時も同じ基準でシグナルというのを設けてはおったんですけれども、その後、こういう感染拡大阻止宣言、そして緊急警戒宣言、こういうふうにつなげていきますということを明確に言えていなかったというところが原因なのかもしれないんですけれども、県民の皆さんの行動変容を促すことができなかったということもあらためて分かりましたので、こういうところは私どもは手当てをしているつもりではあります。そういったところが大きな、レビューで分かったポイントかと思っています。
 
(質)保健所の機能の中で疫学調査の縮小せざるを得なかったというポイントも書いてあると思うのですが、これは人数的な問題という検証になったんですか。
(答)追加があればまた補足してもらいますけど、スキルの問題もあって疫学調査をやって感染者を特定してそれからそれで対応していくということなんですけれども、入院調整なんかの業務をやっていたりしてるものですから、疫学調査がなかなかできなくなってしまったということです。これに関しては民間の調査機関を利用するということで、10月の末からでしたかね、200件の検査をアウトソーシングするという形で対応したということであります。そこが今回のポイントです。補足することはありますか。
(答:医療保健部)いずれにしましても感染者が爆発的に増加したという状況はございますので、濃厚接触者等を特定するための疫学調査ということになってきますので、そちらを遡る期間を短縮するとか、そういうことをせざるを得なくなったという意味で疫学調査の縮小ということで記載させていただいております。
(質)これを踏まえてなんですけれども、それはもう人数を増やせば対応できるというものですか。
(答)私たちは今そう考えているところであります。
(答:医療保健部)応援職員を増やすということで、疫学調査につきましても専門的な知識が必要になってきますので、可能な限り今年につきましては11月、12月と兼務職員を増やしていますので、兼務職員を増やすということでも対応していきたいと思います。
(答)それ以外の業務というんですかね、その調査だとかあるいは検査関係の指示をするような業務以外の事務的な業務を応援に行ってもらう職員に対応してもらうということですね。
 
(質)今のお話の流れでちょっと確認させていただきたかったんですが、概要版じゃない方の91ページにちょっと細かい話ですが。
(答)何ページですか。
(質)91ページです。
(答)本体の方ですね。
(質)本体ですね。県医療調整本部にすべての入院調整を一元化とあるんですけれども、これはさっきおっしゃったように第5波までは入院調整はすべて各保健所でやってたものを全部この医療調整本部にこれからもってくるんですか。ここの人数を増やしたっていうことですか。
(答)これ全部保健所でやっていたのですか。
(答:医療保健部)すべて保健所でやっていたというわけではありませんでして、当然ながらそれぞれの感染者の症状とかそういうものがございますので、そういう状況を把握した上で、コロナ本部の調整本部の方に情報を上げてきて、その上で今までは調整をしていたというような状況です。
(質)調整本部もこれまではやってはいたのですか。
(答:医療保健部)はい。
(答)それでここも第6波に向けては人数を増やす予定にしてます。調整は医学的な知識がないといけないので、医師の人に県庁に出向してきてもらっているんですけれども、その人が実はやっていたということはその人一人だったんですね。それでこれは三重大の付属病院さんにお願いをしまして、応援派遣要員、医師の応援派遣要員を2名(補足:2名のうち1名は派遣医師の都合が悪い場合にバックアップ)追加的に出していただくということでご了解いただいておりますので、第6波が状況的に厳しい状況になってきたら直ちに派遣をしていただいて、そういう意味で3名で調整にあたるという形になります。
(質)保健所には一切入院調整をお願いせずに、その増えた3人でやっていただくのですか。
(答)はい。本庁で対応するということになります。
 
○三重とこわか国体・三重とこわか大会 特別映像「選手に届け "とこわかの力"」の配信(発表)
(質)国体の映像配信の話を伺いたいんですが、中止となったこの両大会が一つこういう形で皆さんの努力が一つの形になったという部分で、知事としてどのような思いがあるかという部分と、県民の皆さんにどのように見ていただきたいかというところを教えていただけますでしょうか。
(答)コロナの関係で国体と大会が中止になりまして非常に残念なことでありますけれども、先ほども申し上げましたが約4,600人の方々にご協力をいただいて、開会式・閉会式を盛り上げようということで準備をしていました。残念ながらそれが叶わなくなりましたものですから、今回映像をまとめて県民の皆さんにも特にアスリートの方々に元気を出していただこうということで、見ていただくという予定をしているところであります。多くの方に見ていただきまして、とこわか大会・とこわか国体に向けて努力をしていただいた方々、応援をしていただいた方々の思いを感じていただければというふうに思っています。映像の中には三重県縁の方々が出演していただいてまして、椎名桔平さんとか野口みずきさんもそうです、野田愛実さんの歌もあります、少年探偵団役で多くの三重県の若い人たちも出てくれてますので、そういった方々をぜひ見ていただきたいと思いますし、それから選手団に応援をしてくれています県内の29市町の小中学生の方々ですね、この姿もぜひ見ていただきたいと思っています。炬火点火に関して野口さんが出ておられるんですけれども、子どもたちが応援の気持ちを込めて火おこしをしていますので、そういった姿もぜひ見ていただきたいというふうに思っているところであります。
 
○三重新型コロナウイルス感染症対策大綱の策定(発表)
(質)コロナ大綱ですが、さきほど自宅療養中は52名だったということですが、これ中等症以上にした理由ってあるんですか。軽症の方で自宅で亡くなった方もいると思うんですが52という数字が当時の自宅療養の人数に比べて、大分スケールダウンをしていると思うのですが。
(答)52名をここでハイライトした理由ですけれども、中等症Ⅱというのは酸素の供給が必要な方なものですから、その方に酸素供給ができなかったということでここに書かせていただいているものであります。中等症Ⅰの場合は、これは呼吸をしづらいんですけれども医療行為として酸素供給を必ずしもしなきゃいけないということでもないということでありましたので、中等症Ⅱを出させていただいたということです。他方先ほどもちょっと申し上げましたけど、残念ながら軽症と認定をされた方で亡くなられた方もおられます。これは私どももよくわからないところ医学的には難しいところだと思いますけれども、症状が急激に理由はわかりませんが変化をされたということで、お亡くなりになった方がおられるのも事実で、自宅で3名先ほど申し上げましたけれどもそういった方々がおられるということは事実でありまして、今後第6波が起きた時にはそういったことがなるべく起こらないように、絶対に起こらないようにというふうに申し上げたいところでありますが、陽性になられた方は宿泊療養施設、数を増やしておりますので宿泊療養施設に入っていただいて、中等症Ⅰまでの方ですけれどもそこで医療関係者の方々に調整をお願いしたいと思っています。また中等症Ⅱの方は当時は恒常的には設けておりませんでしたけれども、酸素ステーションを今回県内2カ所に設けることにしておりますので、そこで治療を受けていただくということになろうかと思っております。
 
(質)コロナ大綱で過去の対応を検証したということで、資料上は自宅で亡くなった方というのが三重県としてはいないということになるんですけど、それでよろしいのでしょうか。
(答)中等症Ⅱに認定された52名の方ではおられないのですが、自宅におられて亡くなられた方は先ほど申し上げました3名の方がおいでになられます。
(質)これは紙として残す必要はないということでしょうか。
(答)この中に書かなくていいのか、ということですか。
(質)県が検証したのに、亡くなった方としては亡くなったということが残されないのですが。
(答)この中に書くべきというご意見ですね。わかりました。それは私どもの方でも検証してみたいと思います。自宅で亡くなられた方ですね。そこは確かにコロナ大綱というのは第5波のときの振り返りでありまして、歴史的な文書になるものだと考えていますのでご指摘をいただいたような四日市で2名、それから伊賀市で1名でありますけれども、自宅で亡くなられた方もおられるというのは記録にとどめておいた方がいいと思いますので、ここは追加で記載をしたいと思います。
 
(質)呼びかけ、県民への行動変容のところもちょっと聞きますけれども、大綱46ページには、危機感が、シグナルに達したことにより警戒を呼びかけたが、危機感が十分には伝わらず、県民の行動変容にはつながらなかったと思われる。その対策ですけど、あらかじめ基準を設定しておくというところが、対策になっていると思うんですけど、ずばり言うと、あらかじめ基準を設定しておくことによって、県民への危機感が十分に伝わるかという効果と対策というところ、ここがやや疑問というか。つまり、危機感が十分に伝わらなかった理由は何なのかという分析とか、伝える時にどうしていかなければならないかというところが、やや入ってないかなというふうに感じたんですけど、大綱には書いてないにしても、知事としては感染拡大予兆がある時に、県民に事前に危機感を高めてもらうために、第5波を踏まえて6波では、どういうふうにしていくべきか。
(答)先ほども申し上げましたけど、伝え方の部分もあると思いますね。あらかじめ状況が変わっていきますので、これから今後変わっていく可能性が十分にありますから、注意をしてくださいというふうに言った方が、その後のやり方を明確にアラートを出す時に示さないよりは、いいと思いますので、それは第6波はそういうふうに対応していきたい。先ほどのお知らせ申し上げたとおりでありますけど、加えて、県民の皆さんへの注意の呼びかけの仕方もあると思います。第5波の時は、これからどう動いてくるかわからなかったというのもあると思います。私が第5波に対応していても、おそらく同じような対応だったと思いますけれども、試行錯誤していく中で、今後はかなり厳しい状況になっていきますよということを、私の方からここで呼びかけをさせていただくということになると思います。そういう意味で、先ほど、冒頭申し上げた、伝え方のやり方もあったのかもしれないというところであります。何か補足すべきところがありますか。はい。
 
その他項目に関する質疑
 
○布製マスクの廃棄
(質)ほか、ございますか。じゃあ、発表外で、幹事社からですが、アベノマスクが年度内に処分するというふうなことを総理がおっしゃったみたいですが、三重県として何か希望するとか、そういうことはありますか。
(答)私の方ではそこは、県庁内という意味では今、把握はしておりませんけれども、特にあります。
(答:医療保健部)今のところは。
(答)ないですね、はい。今は、マスクは、布製よりも優れているというふうに言われている不織布のマスクがどこでも買える状態になっていますので、必要はないというふうに考えているところであります。
 
(質)幹事社、以上です。各社、お願いします。
 
○ワクチン・検査パッケージ
(質)県独自で、以前から無料のPCR検査をできるようにはしていると思うのですが、政府が12歳未満の方とか、健康上ワクチン接種ができない方を対象に、無料のPCR検査事業の準備を進めているというふうに会見していまして、それ今三重県は、そこの部分の調整といえば今どの段階にありますか。
(答)「ワクチン・検査パッケージ」のお話ですかね。
(質)そうですね。
(答)であるとすると、私どもとしては、今の関係する、主に薬局でやっていただくということを想定していますので、そちらにお話もしているところでありまして、実際にそれがワークしますのは、予算が県議会でお認めをいただいた後ということになりますので、12月24日、23日に予算が23日に通していただければ、24日に検査事業者を公募しようというふうに思っています。今は、打診はしていまして、申請の意向を確認しているところでありまして、34件ほど申請したいという声も聞いていますが、これは12月の24日までもっと増えてくるというふうに考えているところでございまして、今のところ、27日に発表させていただきたいと考えているところです。
(質)わかりました。
 
○ニプロファーマ伊勢工場竣工式・コンパクトシティ
(質)先般、松阪市のニプロファーマの伊勢工場ですね、あちらの竣工式にお出になられています。知事が就任されてから竣工式で出られるのは初めてかなというふうに勝手に思っていますが、期待の厚さを示しておられると思うんですけれども、先般、島根大学と旭化成がコロナワクチンを開発するにあたって、三重大学も参加しているというような話もあるわけなんですが、それに限らずですけれども、そういうコロナのワクチンなり、あるいは、医薬品開発と言うんですかね、県として支援をしていくというような思いがおありなのかなというふうに。その辺いかがでしょうかというのが1点目の質問です。それから、2点目ですけれども、ちょっとこちらはややマニアック質問ですいません。「コンパクトシティ」というのが叫ばれています。それで、人口減少社会というのが、知事もよく問題にされていて、「集住率」という言葉があるらしいんですが。
(答)なんですか。
(質)「集住率」です。集まるという字に住むという字を書く「集住率」。国土交通省の人口集中地区、本当にマニアックでごめんなさい。例えば、1平方キロあたりに4千人以上住んでいるところにどれだけ集まっているかという点でいくと、比較的、三重県は低い方なんだそうです。これについてちょっと、これは一つの例なんですけれども、「コンパクトシティ」と言いますか、人口減少の中で県土の再編成というんですかね、これをどういうふうにお考えか、聞かせていただきたいと思います。
(答)わかりました。ちょっと違う質問2つですね。はい。まず、16日、12月16日に松阪でニプロファーマさんの新しいシリンジ工場が竣工しましたので、そこに松阪市の竹上市長と一緒に出席をしてまいりました。お祝いを申し上げてきたところでありますけれども、この企業さんがここでは約70名の雇用を確保していただけるということで、それまでの工場で大体850名の雇用を確保していただいていますので、非常に三重県にとってもありがたいことでありまして、人口減少に対応していくための雇用の確保というのは一つの大事な手段だと思っておりますので、ニプロファーマさんの工場の拡大については歓迎すべきものであります。その上で、このシリンジはコロナなどの感染症に対応するものでありまして、プレ・フィルドのシリンジですので、あらかじめ薬液を充填してあるということで、医療過誤を防止するとともに、医療従事者の方の負担も減るというものでありますので、こういった新製品が出てくると、コロナに対応する重要な武器になるというふうに考えています。そういったものについて、三重大学さんもいろいろ研究にも参加をされておられるわけでありますけれど、県としてこれからどのような支援の仕方があるかについては検討してまいりたいというふうに考えているところであります。それから、2点目の「コンパクトシティ」についてでありますけれども、これはご案内のように青森とか、それから富山などで交通機関を利用した「コンパクトシティ」化というのを各市で進めておられるところでありまして、三重県において各市が「コンパクトシティ」を目指すというふうにはまだおうかがいをしていないわけでありますが、これから人口が減少し、それから高齢化が進んでくる中で、コンパクトシティ化を目指していかれる市町も出てくる可能性はあるだろうというふうに考えています。三重県の場合、日本の場合ですね、難しいのは、これは憲法上、移動の自由、居住の自由というのは保障されておりますので、どこに住んでくださいということを強制することは当然できません。従いまして、住民の皆さんのご判断でどこに住むかというのを考えていくわけですが、行政サービスを提供するにあたって、まとまって住んでいただいた方が、利便性が高い場合もありますので、そういった方向に強制をしない形で誘導していく考えもあろうかとは思っているところであります。三重県の場合、他の県と違って人口集積が一都市に集中しているということはなくて、人口分散型の県であります。これはこれで、非常にメリットがあるというふうにも私は考えているところでありますが、それぞれの市町でやがて、時間はかかるかもしれません、20年30年のスパンで時間がかかるかもしれませんが、「コンパクトシティ」化というのが現象として起こってくる、あるいは市町で「コンパクトシティ」の形成に向けて動いていくということはあろうかというふうに考えているところです。
(答)ありがとうございます。
 
○災害時の安否不明者・死者の氏名公表
(質)2点、おうかがいいたします。1点目は、大規模災害時の安否不明者の氏名公表に関しておうかがいいたします。ちょうど20日付けだったかと思うんですけども、毎日新聞さんにも掲載されていた内容なんですが、現在、27道府県が家族の同意なしでも、そういった安否不明者を公表するような基準、方針というのを示していますけれども、三重県としての対応と、あとプラスアルファで、災害で亡くなられた方の氏名公表については、県としてどういう基準を持たれているのか、その部分を確認、教えてください。
(答)これにつきましては、犯罪被害者、直接は関係ないんですが、犯罪被害者のご家族の方とお話もさせていただいたりも、私自身しておりまして、やはり氏名の公表に関しては、災害で亡くなられた方も同様だと思いますけれども、本人の、本人と言いますかご家族ですね、ご家族、ご遺族の方々の気持ちというのをやはり大事にしなきゃいけないというふうに考えています。従いまして前回、私どもから発表させていただいて、皆様方と調整もさせていただきまして、私ども三重県としてはご家族の方々の了解を得て氏名等について発表するというふうにさせていただいているところでございます。この点につきましては、今後、政府でどういう方向で発表するのかというのを、検討を今しているというふうにうかがっておりまして、それがしばらくすると出るというふうにうかがっていますので、それを待って私どもの対応も決めていきたいと考えているところです。
(質)そうなると、安否不明者であっても亡くなられた方であっても、どちらもあくまで家族の同意というのは必要ということですか。
(答)やはり、ご家族の方、特に災害でお亡くなりになられたご家族ではありませんけれども、犯罪に遭われた方のご家族の話をうかがうと、やはりその後の報道の中身、行政の対応もあったんですが、あるいは裁判の対応、いろいろなことを考えると、やはり心の傷をその都度、負っていかれたというお話もうかがっていますので、やはり亡くなられた方のお名前は紙面などで見るということが、場合によってはPTSDとは言いませんが心の傷になる可能性もあると思いますので、私どもとしてはそういった、今申し上げたような対応をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。
 
○リニア中央新幹線
(質)ごめんなさい、2点目になるんですけども、リニアの建設の関係なんですけども、ちょうど20日に大阪でも建設促進大会も開かれて、またちょうど機を同じくして、国交省による有識者による中間報告であったり、昨日かもしれませんが、国交省によるJR東海への指導もありましたけども、このまず中間報告であったり、JR東海へのいわゆる指導というのをどのように受け止めているのかと、また、いわゆる建設に反対されている静岡県への働きかけなど、そういったのを三重県として進める考えというのはありますでしょうか。
(答)まず、20日の大会には出てまいりまして、吉村知事、それから荒井知事とともにリニアの建設を促進してもらいたいということを三県で確認をしたところであります。国交省から19日の有識者会議で、水問題で中間報告を出されたものでありますが、これに関しては、全量水を戻すということであれば水の確保に関しては問題がないということが出されたというふうに承知をしておりますので、そういう意味では今までの議論を一歩前進をしているんじゃないかと思っています。JR東海と静岡県の調整が1日も早く進むようにというふうに考えているところでございます。昨日、その点も含めて、斉藤国土交通大臣からJR東海金子社長に対して地元との調整をしっかりとやるようにという指導があったというふうに聞いておりますので、私どもはJR東海さんにしっかりと地元との調整をしていただきたいというふうに考えているところです。その上で、静岡県に対して私どもが働きかけるようなところがあるのであれば、実は20日の大阪の大会でも申し上げましたけれども、国土交通省もしくはJR東海さんからお話をいただければ、私どもとして最大限の対応をしていきたいと考えているところであります。いずれにしても、これは奈良県の荒井知事もおっしゃっておられましたけど、やっぱり科学的な分析もし、その対応をする必要がある。土木工学も含めてでありますけれども、情緒的な議論ではなくて科学的にどういった問題点があるのか、それをどうすれば克服していけるのか、そういう議論をしながら、私どもとしては1日も早いリニアの完成、三重県を通るということで意見もできますので、これを実現をしていただきたいと考えています。特にリニアに関しては、その時も申し上げたんですが、昭和37年から営々として日本国が築いてきた技術であります。夢の技術というふうに言われていましたが、それはもう現実になろうとしているところでありますから、世界に先駆けてリニアの開通を日本でやるべきであるというふうに考えております。
(質)ありがとうございます。
 
○成人年齢の引き下げ
(質)ちょっと成人式の関係でおうかがいしたいんですけれども、伊賀市で再来年から18歳の成人式をやるということが決まっているんですけれども、なかなかやっぱり当事者の高校生たちの話を聞くと、18歳だと成人の自覚が持ちにくいとして反対する声とかもいろいろあって、ちょっと県として18歳の成人式のあり方というのをどのように考えているのかというのをお聞きしたいと思います。
(答)2022年の4月1日から成年の年齢が18歳になるということであります。民法が改正をされたということでありますので。外国では18歳で成人を規定をしているというところもあるというふうに聞いております。それで、若い人が自覚を持って普通に選挙などでも参加をされるということ、それだけではなくて契約についても18歳になればもうできるという自覚を持っていただくということで18歳に決めたとうかがっておりますのでこれはこれで一つの考え方でありますし、18歳、自分で言うと語弊がありますので申し上げませんが、今の18歳については、かなり大人の判断もできるというふうに思っておりますから、一つの考え方だと思います。それから、伊賀市さんの方で、成人式の年齢を18歳にするということで、これは再来年ですかね、再来年の成人式からというふうにおうかがいしておりますけれども、これも成人年齢が18歳に今度の4月からなるということであれば、成人式を前倒しにするというのもあり得るものだと考えています。今、私どもで聞いております中では、三重県内の29の市町の中では、伊賀市さんだけではありますが、伊賀市さんがやられてその様子を見ながら、他の市町も対応されるのではないかなというふうに考えているところです。
 
○三重新型コロナウイルス感染症対策大綱の策定(発表)
(質)ほか、ございますか。じゃあ第二さんお願いします。
(質)聞いてええの、もう1時間経つぜ。
(答)じゃあお願いします。
(質)いいの。じゃあ振り出しに戻って、コロナ大綱ですけど、要は検証と対策をして、今後の6波ないし、あるいは7波あるかもしれないですけど、そういうものに備えようというその指針だと思うんですが、基本的に前回5波まで含めて、その検証の中に情報提供体制とか、あるいは県庁組織のあり方、コロナ対策本部と、これが防災、危機管理統括監がトップに立っているから、防災と医療保健部がともに機能して、機能というか同じようなことをやって委員会等でも、例えば防災対策部長が感染状況の説明をしたりとか、その二重行政的な組織というのが課題になっていたと思うんですけど、その辺の検証というのは今回の検証の中でひとつも出てこなかったんですか。
(答)今回、組織については検証しておりません。はい。で、今は防対部がまとめをしまして、医療保健部、雇用経済部などの施策をまとめているということでありますが、ここも今、中で実は議論をしていまして、防対部がまとめる必要があるのかどうか。第6波に向けて検証、この中に入っていませんけれども、組織としての検証を行っているところでありますので、結論はやがて出していこうと思っているところです。
(質)組織に関しては、先ほど職員の増員350人のリストアップとか対策本部でも出ていましたけど、これを人だけ増やしたってほとんど機能してないんですね。つまり、350人烏合の衆をやるよりは、35人の優れた職員をした方が当然組織は回るし、5波までの反省では、リーダーがほとんどいない。要は、全庁の寄せ集め部隊だから、結局その縦割りのまま来た職員たちが、十分に把握することもなく、しかもレンタル期間が終わったらすぐ帰っていくという形なので、結局、情報等のストック化、あるいはスキルが全然貯まっていかないという問題がありまして、組織はだから、そこら辺の検証も本来あった方が良かったかなと思うし、あと、情報提供体制については県としては、例えば感染した児童の小学校名は明かさなかったけれども、例えば同日に津の市長はその会見で小学校名は明かすとか、バラバラな情報提供で、例えば我々にある程度県がお頼りになるというのは、例えば県民への呼びかけであるとか、そういう感染の拡大というのに対して我々も協力したいという形でやっていますけれども、そこのところの情報提供体制について統一感がなくて、バラバラで、しかも四日市保健所は四日市保健所管内であそこは単独でやられていると。ある程度、県が足並み揃うように指導された面もあって、揃ってはきましたけどもまだまだ県の発表に比べると不足があると。そういう、もし我々が必要ならば、その情報提供体制というのも本来検証して、なおかつ対策の中にきっちりガイドラインを示すべきだと思うし、前回鈴木知事はそこのところのガイドラインははっきりさせたいというふうにおっしゃっていたので、そこが今回全く抜け落ちているというのは、ちょっとわからないんですけど。
(答)350人の保健所の応援派遣ですけれども、これは第5波の時より数が少なかったということで、保健所が回らなかったということで、今回、350人を指名をしているところであります。この350人の中には、第5波の時に保健所に応援に行った約170名の人も含まれておりまして、この人たちは既に経験をしているわけですので、今回第6波が起こった時には、この人たちを優先的に保健所に応援に行ってもらおうと考えております。その上で、それ以外の方々も含めて、研修をリモートといいますか、eラーニングでやってもらおうと思っていますので、マニュアルもお渡しをするということで考えておりますので、勉強していただくということでありますが、ご指摘のように実務をやっている人とやっていない人と全然違いますので、先ほど申し上げたように実務をやっている人を先に出します。それから、その期間についても、実は今検討していますのでこの大綱の中には明確に盛り込んでおりませんけれども、例えば2週間程度の期間は保健所の応援に行ってもらおうと。行ったままになるということになりますけど、短期で帰ってくるのではなく、例えば3日や4日経ってようやく仕事がわかってきたところで、はいじゃあ交代ということはよくないという話も、私もこの間、保健所長さんとの会議でわかりましたので、今担当部では2週間程度というのを一定のめどにして派遣をするということを考えています。それからまた、170名が行って、その後、今度は新しい人たちが今度行くわけですけれども、それも経験をした人と新しい人が重なるような形で派遣をするやり方をしないといけないなというふうには考えているところです。それから、情報提供体制ですけれども、県の情報の提供のやり方と、それから津はそれより先に個人名ですかね、学校名を出した。
(質)あとです。
(答)え。
(質)あとです。
(答)あとでね、あとでその学校名を。
(質)感染拡大を防ぐためという名目で。
(答)感染拡大を防ぐためという名目で出したということ。それから四日市は出している中身が県よりも少ないということがあったということをご指摘をいただきました。これ、ちょっと確認もしなきゃいけないんですけれども、情報提供体制について提供内容も含めて統制をする、調整をする必要があれば調整をしていって、統一化を図っていきたいというふうに考えております。県民の呼びかけについては、皆さんにご協力をお願いしたいというふうなところは変わっておりません。あと何か、補足はありますか。情報提供。はい、以上であります。
 
○三重とこわか国体・三重とこわか大会 特別映像「選手に届け "とこわかの力"」の配信(発表)
(質)あと発表項目で、例の国体絡みの広報ですけど、「選手に届け“とこわかの力”」。これ、制作費と放映費、総ぐるみでいくらぐらいか。あとでもいいですから、予算を教えてください。
(答)はい。これは分かりますか。
(答:地域連携部)新たに制作した経費としましては、約1,500万円になっております。(質)制作費が1,500万。
(答:地域連携部)はい。特設サイトを制作したり、一部映像の追加撮影したり、ストーリー一部修正したり、そういったことで約1,500万円となっております。
(質)この三重テレビさんの放映は。
(答:地域連携部)三重テレビの放映は別途。
(質)タダじゃないよね。
(答:地域連携部)放送料とそれから制作費込みで、およそ350万ほどになります。
(質)ということは、1,500万プラス350万で1,850万ぐらいかかっているということですか。
(答:地域連携部)はい。
(質)で、よろしいですか。
(答:地域連携部)はい。
 
○リニア中央新幹線
(質)あと、発表項目外ですけれども、急ぎますが、リニアは20日の大会の時に、荒井知事が三重県は50年遅れてやってきたんだみたいなことをおっしゃったじゃないですか。あれは、知事はどういうふうに解釈されているんですか。
(答)それは荒井さんの考え方だと思いますけど、私どもは亀山市も含めて、リニアに関して粛々と対応してきて、今の状態があると考えています。
(質)なるほど。だから、もともと一昨年の奈良での大会で、荒井さんが名古屋以西の自治体で反対している県はないと、だったら西からの着工もあるんじゃないかというふうに提案されて、自民党の関係部会、古川さんのところでも、その話が去年あたりは結構現実化してきて、静岡県知事選が特に終わった後ですね。で、西の着工もあり得るんじゃないかと検討に入って、ここで奈良自身が確かに5案挙げられていますけど、奈良市中心に20キロというのがあるから、じゃあ京都府の境のところに作るんじゃないかとか、京都を巻き込んでという話がいまだに消えなくて、そこのところを本来ならばしっかりすれば、三重県は亀山三つですけど、ほぼ亀山が確定じゃないですか。大阪は吉村さんが言われるように新大阪なので、だとすれば奈良さえ決まれば西からの先行着工というのが、結構現実化するというのは、自民党でも言っている話なんですけど、その辺は知事はどういうふうにお考えですか。
(答)九州新幹線の例もありますので、別に東京から着工しなければいけないということではないというふうには思いますけれども、それを決めるのはJR東海でありますし、国土交通省であろうというふうに考えていますので、我々としては準備をしっかりしていくというところに尽きるかというふうに思っております。奈良が決めていただいて西からの着工というのも、奈良県知事がおっしゃっておられるように一つの考え方ではないかというふうに思います。他方、東京-名古屋間については、かなり着々と準備が進んでおりますので、先に西の方から開業するのが現実的かどうかというのは様々な事象を考えて決定をするものだと思います。特に今、静岡の話が出てますんで、そういう話が取り沙汰されているんだろうとは考えているところであります。
 
○いじめ再調査の進捗状況
(質)あと1点。いじめで自殺された県立高校の1年生男子生徒があるんですけど、昨日、教育長会見で聞いたら今、知事部局の方で調査会を作ってやっているので、経緯はそちらの方で聞いてくれというふうなお話だったので、敢えてお聞きしますけど。
(答)あ、そうですか。
(質)今、進捗はどういう形なんですか。
(答)担当者はいますか。
(答:戦略企画部)すいません、担当者はおりません。
(質)なるほど、じゃああとで。
(答)確認しておきます。
(質)はい、すいません、どうも。
 
(質)じゃあ、ありがとうございました。
(答)いいですか。はい、どうもありがとうございました。
 
 

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