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令和04年07月01日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和4年6月29日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・三重県新型コロナウイルス感染症対策本部本部員会議の概要説明
・新型コロナウイルス感染症にかかるマスク着用の有無(子どもたちへのメッセージ)
熱中症の予防に関する注意喚起の呼びかけ

 

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・鈴鹿ポイントゲッターズ百年構想クラブ資格の失格
・関係閣僚会合の誘致
・地方鉄道にかかる税負担の考え方
・名張市副市長の就任
・ベーシックインカムの考え方

 

発表項目等

(知事)おはようございます。私からは3点申し上げたいと思います。

1点目は先ほど開催しました三重県庁のコロナ本部会議の模様でございます。聞いておいでになられる方もおられると思いますけれども、第6波の振り返りをさせていただきました。第6波まだ収まりきっているとは言えない状況でございますが、ある程度下がってきたというところでございまして、振り返り、反省をしておりまして、ポイントは県庁職員はよく頑張ってくれまして、みえコロナガードと10月に去年ですが発表させていただいた方針に則って、先手先手の対応をやってきたというものでございます。その結果でありますけれども、感染者ですが1月からオミクロン株が増えてきまして、2月の3日に感染者数のピーク千人を超えました。幸いなことに県民の皆さんの御協力もありまして、千人を超えたのは三重県では1日だけという状況になっております。ただ、まん延防止等重点措置もしっかりやろうということで、1月8日にみえコロナガードに基づいて感染防止対策のアラートを出しました。それから1月12日は次のステージに進みまして、感染拡大阻止宣言を出しておりまして、その後1月21日に先手先手の対応ということで、これは岐阜県そして愛知県とも共同歩調をとりまして、まん延防止等重点措置これの適用を政府に承認してもらうということでございまして、その後、先ほど申し上げました感染者数のピークは来ましたが、徐々に収まってきている。これはひとえに県民の皆さんの御協力のおかげであります。その次3月7日からは、再拡大阻止重点期間ということで、まん延防止等重点措置については解除できました。これは岐阜県、愛知県よりも1週間程度早いタイミングで解除いたしまして、その後少し感染者数は増えましたけれども、4月の5日からは県民割、観光振興のステージに移ることができたというものであります。さらにその後、県民割第2弾、それからブロックの拡大ということで、経済を回す状況も継続してやってくることができました。まず、そういう意味では、先手先手の対応で県民の安心をある程度確保することができたというふうには考えております。しかしながら、高齢者施設の対応で後手に回ってしまった部分もございます。したがいまして、そういう点は今後の反省点であります。高齢者施設でクラスターなどが発生し始めたので、集中的に訪問した、これはよかったと思います。ある程度感染は防止できつつあったんですけれども、このチーム数が不足しておりまして、感染を抑えるスピードが遅かったというようなこともございます。これは今後の反省点であります。したがいまして、先ほど申し上げましたようなメリットといいますか、評価すべき点はあったと思っていますが、反省すべき点もあるので、今後、仮に第7波が来た場合にはしっかりと対応していきたいというふうに考えております。それで、三重県指針も先ほどの対策本部の本部員会合で改定をいたしまして、大きなポイントを一つ申し上げますと、今後アラートの出し方ですけれども、今までは感染者数2日連続で17人以上ということで、これが先ほど申しました1月8日に第6波のウイルスとの戦いでやってきた方策です。ある程度評価ができるというふうに思いますけれども、今、オミクロン株が継続をしております。この状況でありますと、病床使用率40パーセントこれを新たなアラートにしたいと思っております。そこから進んでいって、場合によってまん延防止等重点措置これに動いていくということであります。
なお、本部会合の場でも説明しましたけれども、まん延防止等重点措置については、今、国に申し入れを私どもしておりまして、今までのような時短要請が必ず必要なまん延防止等重点措置のままでいいのかということを申し入れているところでございます。時短要請と切り離して、国が承認をするような措置が必要なのではないかという申し入れをしているということであります。これは、オミクロン株が継続的に感染の主たる原因になっている時なんですけれども、仮に今後、新しい株が入ってくる可能性があります。そのときは、第6波と同様に2日連続で17人、あるいは感染拡大阻止宣言については10万人あたり感染者が8人、この考え方でアラートも継続して利用していきたい、使っていきたいと思っています。オミクロン株ですとこの上のままでいくのですが、新しい株になった場合、あるいはオミクロン株の感染者数がぐっと減ってきた場合、このアラートについても継続して利用していきたいというふうに考えています。1点目は以上です。

2点目ですけれども、マスクの関係の子どもさんへのメッセージであります。お手元に子どもさんにお渡しをする、学校を通じてお渡しをする紙を置かせていただいています。子どもの皆さん、保護者の皆さんへというふうに書きました紙であります。まずは、子どもたちへの感謝をお伝えしたいと思います。家で一緒に暮らしておられる、あるいはたまに行くおじいちゃん、おばあちゃん、高齢者の方や、あるいは周りの友達に感染をさせないようにということで、マスクを着用してくれている子どもたちに感謝をしたい、ありがとうございますというふうに申し上げたいと思います。マスクの着用、これからますます暑い日になってきますので、マスクについては感染を拡大させるようなことがないときには、外していただくということもお願いしたいと思います。ただ、いろいろな事情でマスクを外せない方も身体的な理由で外せない方もおられると思います。そういった方に無理に外してくださいと強制をするものではありません。三重県でも残念ながら熱中症でお二人の方が亡くなっておられます。したがいまして、学校の登下校時、屋外、あるいは体育の授業中などにつきましては、熱中症を防止する観点からも、子どもさんたちについてはマスクを外していただくようにお願いをしたいというふうに思っています。友達と話をしてマスクを外しましょう、一人ではなかなか外しにくい時もあると思いますので、お友達ともお話をしていただいて、ここではもうマスクを外しても大丈夫じゃないか、もちろん先生のご指導もいただきたいと思いますけれども、外してもいいんじゃないかというときには、一緒にマスクを外していただきたいというふうに思います。人が混んでいる所とか、そういう時にはマスクを着けていただくというのは従来どおりですけれども、本当に暑くなってきますので、マスクを外して熱中症にかかるリスクを少しでも減らしていただきたいと思います。これが2点目です。

3点目、その熱中症の予防についての呼びかけであります。梅雨明けいたしました。暑さが本格化しております。熱中症にかかるリスクも当然高くなっているところです。今日は三重県内に今年初めて熱中症警戒アラートが気象庁から出されております。先ほども申し上げましたけれども、残念ながら今年に入りまして、4月以降お二人の方が三重県で熱中症でお亡くなりになっております。お亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げたいというふうに思います。そういった方々が今後増えないようにということで、ぜひ熱中症に注意をしていただきたいということです。これは、もう多くのマスコミの皆さんがお伝えをされているとおりでありまして、必要に応じて冷房を使っていただくということ、それから水分補給をこまめに、喉の渇きを覚える前でもこまめに水分を補給していただくということ、それから先ほど子どもたちへ呼びかけさせていただきましたが、屋外で人と2メートル以上離れている時については、マスクを外していただいて話している場合でも大丈夫ですし、一人で歩いておられる時は屋外でマスクを外していただいても大丈夫です。また、屋内でもお一人でおられる時、話していない時、こういう時にはマスクを外していただいても大丈夫ですので、熱中症の対策を万全にお願いをしたいと思います。高齢者の方につきましては、周囲の方々の見守りもぜひお願いを申し上げたいと思います。先ほど申し上げましたけど、今年初めて三重県で熱中症警戒アラートが発表されております。ぜひ皆さん注意をしていただきたい、改めてお願いを申し上げます。私からは以上です。

発表項目等に関する質疑

○三重県新型コロナウイルス感染症対策本部本部員会議の概要説明

(質)コロナの対策で教えてください。本部員会議の決定は、今日から実行されるということでよろしいですか。
(答)はい。そうですね。今日からということでございます。

(質)それから本部員会議の中でありましたけれども、宿泊療養施設を7月から5施設を4施設に減らすという話がありました。この体制の縮小についての狙いについて教えていただけないでしょうか。
(答)宿泊療養施設につきましては、6月の28日現在で稼働率8.1パーセント、10パーセントを下回る日がかなり長く続いております。したがいまして、宿泊療養施設1施設を閉じまして、4施設ということにしております。ただ、三重県には外国の旅行者の方は、6月10以降まだ入っておられないというふうに聞いておりますけれども、これから増えてくる可能性もございます。様子を見ながら、今後、宿泊療養施設をどのようにしていくかというのを考えたいと思いますが、当面は宿泊療養施設に入っておられる方の数が少なくなってきましたので、一つ閉鎖をさせていただくということであります。

(質)「今後の感染拡大時の対応」という資料をいただいておりまして、オミクロンであればこうしますというのはあります。ただ、オミクロンでない場合の基準も引き続き残しますということなんですが、これはまた対策本部員会議を都度開いてお決めになるという理解でよろしいですか。
(答)恐らくそういう形になると思います。緊急でどうしてもすぐにアラートを出さなきゃいけないというときには、開いている暇はないかもしれませんけれども、原則、本部会議を開いて、アラートをいつから適用しようということを話をすることにしております。

(質)関連なんですけど、今後の感染拡大時の対応ということで、医療提供体制アラート、40パーセント以上ですけれども、これは経済活動とのリンクで、例えば、県民割ですとかやっているわけですけれども、それを停止する際にもこの40パーセント以上、この医療提供体制アラートいうものは適用されるというふうなそのように考えてよろしいですか。
(答)これは必ずしもリンクをしているわけではありません。40パーセントに至る前でも、場合によると、県民割の停止を呼びかけさせていただく可能性はありますので、ほぼほぼこういった事態になってくれば、アラートですから、県民割は恐らく中止になると、その前も中止になる可能性があるというふうに考えていただければと思います。

(質)このアラートの変更なんですけれども、改めてなぜ変更を、オミクロン対応するためと思うんですが、なぜ変更をするのか、改めてその狙いと目的、理由を、その辺りをお願いします。
(答)今、状況を、オミクロンの感染者でありますけれども、昨日で県内190名、実数ですけれども190名ということです。今日の午後は残念ながら200台後半になる可能性があります。これから感染者数は増えてくる可能性がありまして、第6波の初めの時のように感染者数がほとんど0に近い状態いうことではありません。したがって、10月18日のコロナガードで定めていたアラート、2日連続17人という基準は適用はできないです。その時にじゃあどういうアラートを考えるかということですが、病床使用率というのはもう一つの指標でありますので、病床使用率が40パーセントを超えてくると、医療現場がかなりひっ迫化してくるいうことなもんですから、医療関係者のご意見もお伺いしまして、40パーセントというものを新たなアラートとして、オミクロンが今のような状況で動いているときには使わせていただくということを決めさせていただいたものであります。ただ、オミクロンでない株が出てくる可能性もありますし、あるいはオミクロンもまた下がって0に近いことになる可能性もあります。したがって、従来のアラートについても潜在的なものとして残しておくということを考えております。

(質)ちょっと先ほど聞き落としてしまって、知事が国にまん防の出し方ですかね、について要望されてるってところのところ、もう一度どういう形で何を要望されてるのかもう一度ちょっとよろしいでしょうか。
(答)まん延防止等重点措置でありますけれども、第6波におきましては、県民の皆さんのご協力、それから飲食店の皆様のご尽力もありまして、効果は発揮できたというふうに思います。まん延防止等重点措置、1月21日にかけさせていただきましたけれども、近隣の県の状況などとも比較をさせていただきまして、感染者数のピークが千人を超えたのは1日だけということで、抑えられたというふうに思ってます。ただ、まん延防止等重点措置は原則、時短要請、飲食店の時短要請とセットになっています。今、県民の皆さん、国民の皆さんそうやと思いますけど、コロナとの戦い方がある程度わかってきたと。飛沫、これが拡散の原因というふうにわかってきたと思いますので、食事をすること自体が問題というわけではない、お酒を飲むこと自体が問題というわけではないという風になってきているというふうに考えておりますので、必ずしも飲食店の時短とセットということでなくてもいいんではないかということを国に申し入れをしています。ただし、県独自のアラートでは、県民の皆さんに受け入れていただけるかどうか、これは自信がないところであります。その時の状況、その時の状況を、かなりまん延が行われる状況、まん延しているような状況であるということを、国にも認定をしてもらうというのも重要ではないかというふうに思っておりまして、そういった形をとって、必ずしも時短とセットでなくてもいいのではないかという申し入れをしているところであります。

(質)感染拡大時の対応について、ちょっと追加でお伺いしたいんですけれども、今までの感染拡大防止アラートっていうところから、医療提供体制アラートとかっていう上の3段階に変わったわけですけれども、それぞれ段階が変わるとどういった措置を行うことになるのか、先ほどの本部会議の資料だと、感染状況に応じた協力要請というふうなことになってるんですが、例えば、県外移動をやめていただくとか、飲食店への要請とか、その段階に応じてどういった対応ができるようになるかっていうのちょっと細かくわかるところがあれば教えてください。
(答)これから具体的には、その時の状況を見ながら決めていくということになると思いますけれども、例えば、今おっしゃったような県外移動についての自粛をお願いするということも出てくる可能性があると思ってますし、また、不要不急の外出についても考えてくださいっていうことを申し上げるようなことが出てくるかもしれません。ただ、先ほども申し上げましたけど、人流がコロナを増やしているということでは必ずしもないので、これから議論する必要がありますけれども、例えば、会食の際には黙食をお願いしますとか、あるいはマスク会食をお願いしますとかいうような形で、飛沫が飛散をしないような、あるいは密になっているような状況、あるいは距離が十分にとれない状況でマスクを外しての会話は控えてくださいとか、そういった呼びかけをしてくることになるということも十分考えられますので、必ずしも人流だけではないというふうに考えています。その時の様子を見ながら、どういったことを県民の皆さんにお願い、要請するのかというのはまた考えていきたいと思っております。

○新型コロナウイルス感染症にかかるマスク着用の有無(子どもたちへのメッセージ)
(質)今回、子どもさんだけじゃなくて、一般の県民も含めて、外せる時はマスクを外してという呼びかけだと思いますが、知事自身、もしくは県庁の職員さんたちについては、どのような対応をされるか教えていただけないでしょうか。
(答)これは先ほどの本部員会議でも話がありましたけれども、既にマスクの着用については県庁職員にも呼びかけをさせていただいておりまして、屋外で話をしないような状況であればもうマスク外していいですというお話も、私も実はそうさせていただいてますし、また距離が2メートルであって飛沫が飛散しないような状況が確認をできるんであれば、話をしながらでもマスクを外してもいいということでそれを実行をさせていただいております。今日も本部会議でもその話がありまして、もう既に県庁職員はやっておられると思いますがっていう発言が部局長の方からも出ておりまして、今後も熱中症に注意しながら、我々もマスクを外すということを対応していきたいと考えております。

(質)重ねて伺います。今回マスクを外すというのは、感染が落ち着いてきていることと、熱中症対策でということだと思いますけれども、そもそものこととして、マスクは本来つけないのが自然であるという、そういうお考えだということでよろしいでしょうか。というのは、今、この2年間余り、マスクをするのが一般的になっていますけれども、本来であれば、感染が落ち着けばマスクというのはしないのが通常であるというのが知事のお考えでしょうか。
(答)そこはマスクをしとることによるデメリットってやっぱりありますので、特に熱中症なんかもそうですが、喉の渇きを感じづらいということで熱中症になってしまうというのもありますので、マスクをしないということが望ましいと思います。ただ、コロナの感染を広げてしまわないように、飛沫が飛散しないようにマスクを一定のやっぱりステージというか、場面ではせないかんというふうに思いますので、こういった呼びかけをさせていただいたところです。

○熱中症の予防に関する注意喚起の呼びかけ
(質)熱中症の関係でもう一つ聞かせてください。今回、梅雨明けが異常に早くて、熱中症もそうなんですけど、それ以外にも例えば渇水だとか、県内いろんな影響が出てくるんじゃないかと思うんですが、現在、県として梅雨明けがあまりにも早かったことで、何か警戒していることとか、何か注意を呼びかけるようなことがあれば教えていただけないでしょうか。
(答)今年は梅雨が13日間だったと思いますけれども、梅雨期間ですね。随分短い梅雨の期間でありました。一昨日、東海地方が梅雨明け宣言ということでありましたので、渇水の状況については確認をしましたが、今のところ渇水状況が生じておるというわけではないというふうに聞いております。ただ、梅雨明け後1週間は、今日みたいな天気がずっと続くというふうに通常言われておりますので、今後水源についてはしっかりと見ていきたいというふうに思っております。それから、電力の需給逼迫の状況というのが出てくる可能性もありますので、そういったあたりは経産局、それから中部電力とも連絡を取り合いながら必要な対応をしていきたいと考えております。

その他項目に関する質疑

○鈴鹿ポイントゲッターズ百年構想クラブ資格の失格

(質)発表事項以外で伺います。はじめ、鈴鹿ポイントゲッターズの話を伺いたいんですけれども、Jリーグの方がJリーグ参入の資格要件の「百年構想クラブ」の資格を取り消しました。来年のJ3への昇格が事実上なくなったわけですけれども、まずこのことについての受け止めを教えてください。
(答)昨日のJリーグの第6回の理事会ですかね、ここで鈴鹿ポイントゲッターズの「百年構想クラブ」資格が失格ということで判断をされたというふうに聞いております。このこと自体は非常に残念なことでありますけれども、これはJリーグの理事会の決定でありますので、この件について私どもが何か申し上げるということはないんです。ないんですが、県内のスポーツクラブがプロとして認定をしていってもらう。それは非常にいいことだと思います。今回は、不祥事もありましてやむを得ないことかと思っておりますけれども、今度、11月に再度またクラブ資格について審議をしていただく機会があるとも聞いておりますので、それに向かって体制をしっかりと固めて、再度J3に昇格できるようにやっていっていただきたいというふうに考えております。
(質)この件でもう一つ伺います。県のチームがJリーグへの昇格を目指して進めているスタジアム予定地の保有者でありますので、ステークホルダーの一員であると思うんですけれども、県としてチームがガバナンス体制を強化するために何かステークホルダーとして、何かする考えというのはあるものでしょうか。
(答)ステークホルダーといいましても、スタジアムについては設置管理の許可をする立場でありまして、許可取得者は県との関係でいうと市ということになります。その市の委託などを受けて、ポイントゲッターズ運営会社がしっかりとやっていただく。これは従来からやっていただいているところなので、変わらないということでありますね。むしろ、県としてはスタジアムの関係というよりは、県内のスポーツチームとして、当然、私もサッカーをやっていましたので思いますけれども、公平公正、これは当然の話でありまして、そこはしっかりと守っていただいて、さらなる高みを目指していただきたいというふうに考えております。

○関係閣僚会合の誘致
(質)また幹事社から、別件なんですけれども、来年のサミットの関連で、総理が広島での本会議の日程を発表されましたけれども、三重県が誘致を目指している関係閣僚会合というのはその後どうなっているのか、情報があったら教えてください。
(答)これについてはまだ連絡がありませんので、政府で検討されているところだと承知をしております。連絡がありましたら、私どもとしては動き出したいというふうに考えているところであります。

(質)現段階で、知事としては交通大臣会合を呼びたいということでしたけれども、それ以外のことは今考えていらっしゃらないということでいいですか。
(答)今のところは交通大臣会合でお願いしたいというふうに考えているところであります。

○鈴鹿ポイントゲッターズ百年構想クラブ資格の失格
(質)鈴鹿の件でお伺いしたいんですけれども、先ほどの設置管理の許可をする立場で、許可の取得は市ということであったと思うんですけれども、10年無償貸与というところの方針は、今のところ見直しとか変更の予定はないということでよろしいですか。
(答)公益性の部分については変更がないというふうに私どもも思っておりますので、今のところは見直す予定はありません。

(質)よろしいですか。じゃあ第二さん、お願いします。

○三重県新型コロナウイルス感染症対策本部本部員会議の概要説明
(質)コロナの関係ですけど、6波で高齢者福祉施設がクラスターもあって、そこを訪問したのはいいけども、チーム数が少なくて十分に対応できなかったのが反省点だというふうにおっしゃったんですけど、5波までもある程度、高齢者福祉施設で、クラスターの数は6波より少ないですけど、第1から第5にすれば結構あったりして、あの時の反省点というか、閉鎖空間でなぜ入所者から出るわけがなくて、結局、職員の方であるとか、出入り業者であるとか、そういう方々の感染があるのではないかというふうなことの原因は、ある程度わかっていたと思うんですけど、6波に至った時に、県としてその辺の保健所を通じての指導というのは実際に行われたんですか。
(答)ちょっと日にちは詳細には覚えていませんけれども、高齢者施設でクラスターが出始めた時に、高齢者施設、100以上の高齢者施設だったと記憶していますけど、そこを訪問しまして、今高齢者施設でクラスターが起きていますので、感染に注意をしてくださいという呼びかけをしました。それをしまして一定程度収まってきたんですけれども、ただクラスターが起きた時に、そこに入ってクラスターの原因を確認をして、どこを断つことによって感染が防止できるかというチームがいるんですけど、そのチームの数がやっぱり少なかったということで、残念ながら高齢者施設のクラスターの発生を、我々が考えているような形では、抑え込めなかったということでありますので、外から当然、その高齢者施設でありますから、感染は持ち込まれているんですけれども、これも家族からうつされた職員の方が持ち込んだりとか、これは状況はわかりません。出入りの業者の方が持ってきているのかもしれませんけれども、そういったところを十分に対応できなかったというところの反省点が、今回もあったということです。

(質)分析チームが行かれてやった時に、要は職員の方であるとか、あるいは職員の家族の方を含めて、あと出入り業者の方とか、その辺のことについて特に注意してくださいというふうな押さえというのはされたということですね。
(答)ウイルスの感染の原因は中でということは基本考えられないので、そういったことを、ここだと思いますというのをやるためのチームなんですけど、そこが忙しさもあって十分に回られなかったというのが反省点ですね。注意喚起のためのチームは、かなりの数で対応できたというところではあります。

(質)第7波が仮に来た場合に向けて、そこのところは、こういうチームは増やした方がいいよねとか何か、そういう対策はお考えなんですか。
(答)そこは増やそうと思っております。

○地方鉄道にかかる税負担の考え方
(質)あと、月曜日に伊賀の方で地方交通というかJR関西本線のあり方をやられましたけど、これ今、地方鉄道というか地方路線のあり方というのは、結構、国会の予算委員会等でも前に出てて、そこから全国に広がっていっているんですけど、一つ考え方として、森林税のように一人1,000円ぐらいの交通税というかなんというか、そういうものを出して、地域の鉄道を支えるという、そういう案もありますが、その辺、知事はどういうふうにお考えですか。
(答)まず、三重県で今、対象になっているのは関西本線です。これについては、鉄道事業鉄道事業者であるJR西さんと、それから県と、それから亀山市、それから伊賀市さん、ここで話をして何とか利用していただける方を増やしていこうということをやっているところであります。これが功を奏していけば、何とか経営も元に戻ってくる可能性もあると思っていますので、まずはその道を探りたいと思います。今、交通税についてご質問ありましたけれども、滋賀県で交通税をどうするかというご議論を進めておいでになられます。我々もその動きは見守っていきたいと思っていますし、やり方として一つ、交通税というのはあるんだろうというふうには思っていますけれども、それはまだもう少し先の議論になってくると思います。どのぐらいの収入が得られるかということもありますし、得た収入で、果たして今の関西本線が維持できるのかということもありますので、まずは利用者数を増やすような、あの場でも申し上げましたけれども、場合によって観光でおいでになられる方も増やしていけるようなやり方がないのかどうか。それを地元の自治体、それからJR西さんと話を進めていきたいと考えているところです。

(質)乗降客数を増やす仕組みというんですけれども、旧運輸に知事はいらっしゃったので、ある程度専門家だと思うんですけど、その辺から行くと、妙手というのは結局観光であるとか、あるいは通勤通学であるとか、そこの利用促進という形が一番メインですか。
(答)おっしゃる通りですね。通学は除外されると思います。通学は今やっていますから。通勤で車を使っておられる方が、何回かは鉄道を使っていただくということをお願いをすることになると思います。これは自治体の方にぜひお願いしますということを、この間の会議でも申し上げました。それから、あとは利便性を上げる必要がありますので、例えばダイヤの組み方とかですね。これについてはJRに考えてもらう必要があるということで、お願いもしてあります。それから観光ですね。関西本線は鉄道ファンが見たいような施設もあるというふうに聞いておりますので、そういったものが見ていただきやすくなるような形を何とか考えられないのかということを、JR西さんと知恵を絞ることになると思います。加えて、関西本線は、例えば関でいうと、五十三次の宿場町があります。そことキラーコンテンツである忍者の里、伊賀を結んでおりますので、その間で例えばラッピングのトレインであるとか、あるいは観光客が乗っていて楽しめるような車両を走らせるということができないのかというのをこれから議論していくことになると思います。それによって観光客を増やしていくことができれば、採算にもプラスの方向で働くんだと思っております。

(質)意識付けの問題だと思うんですけど、職員アワードで前、伊賀の出先の職員の方々が要は伊賀鉄道を利用しようと。これを職員が率先してというふうなことをプランとして挙げて、実際、ちょっと利用はあったみたいですけど、入れ替わりで異動したりとか何かちょっと後の職員に引き継がれなくて、結局立ち消えてしまったんですが、何かそういう県及び29市町の方で、とにかく既存鉄道を利用しようと近くの、というふうな率先垂範みたいな何かそういうことはお考えなんですか。
(答)これから議論も出てくると思いますね。私がどうこうしてくださいというよりは、まさにそういったことが出てきて利用者数が増えていくということが望ましいと思っています。

(質)これからということですね。

○名張市副市長の就任
(質)あと、名張市副市長にデジタルの中村さんが異動されるんですけど、これは名張に新しく4月に市長になった北川市長の方からの要請がどういう形だったのかというのと、それと、それに見合って多分中村さんが選ばれたと思うんですけど、そこのところはどういう事情を何かお聞きになっていますか。
(答)要請があったというふうに聞いていまして、適材適所ということで適切な職員を選定したというふうに聞いています。

(質)中身は何か。例えば今、北川市長は大阪・関西万博に向けて、あそこからの観光周遊を伊賀市と組んで、名張市と受け皿を作るというふうなところを政策に掲げておられているみたいなので、そこの人材としてそういう人をというふうな要請があったということですか。
(答)いや、具体的な要請は、私自身は聞いていないですね。

(質)そういうことですね。

○ベーシックインカムの考え方
(質)あと、空中戦になるんですけど、今、参院選やっていて、ある程度、与党にも一部あると思うんですけど、ベーシックインカムという考え方があるんです。ひとつ経済政策的部分で。これについて知事は何かお考えはありますか。
(答)ベーシックインカム。

(質)だから、最低生活保障みたいな。今、例えばフィンランドだったら月60万円ぐらいを全国民、所得制限は設けていなかったと思うんですけど、2年間ぐらい支給して、その間にシングルマザーとかの生活がよくなったりとか、子ども貧困がなくなったとか実験的にやっていたりとか。あと、オランダ等でも検討されていたりとか。特に今、日本の場合は野党が分配という形でそこのところを言ったりしているんですけど、何かその政策は逆にそれをやると多分、消費税を上げなきゃいけないとか、いろいろ議論は出てくると思うんですが、それと単一に子ども手当とか今やっている保障が、できたら一本化して生活保障に持っていくので、総額的にはある程度縮減できるという考えもあると思うんですけど、そういうことで知事はお考えになっていることありますか。
(答)いや、特にそこはないです。国で、社会保障の一環としてお考えになる話だと思います。多くの課題が恐らく絡んでくると思いますので、生活保障の部分もあると思いますし、それから年金の話も入ってくる可能性もありますので、そこは国の財政の仕組みも含めて、それから、社会保障のあり方も含めて厚生労働省、財務省でよく議論される話だと思います。

(質)今、知事会の中では話は出ていないですか。
(答)私が聞いている限りは、今のところないですね。

(質)そうですか。
(質)どうも。

(質)よろしいですか。

(質)ありがとうございます。
(答)ありがとうございました。

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
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メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

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