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令和05年03月16日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年3月14日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

職員の懲戒処分について(報告)
・新型コロナウイルス感染状況等について(発表)
 1.現在の感染状況等
 2.新型コロナウイルス感染症による自宅療養者への食料支援の終了について
「おいでよ!みえ旅キャンペーン」の実施期間の延長について(発表)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・知事の住居
・政治的公平に関する文書
・リニア中央新幹線の建設残土
・近鉄鈴鹿線の延伸
・ラピダスの新工場

発表項目等

(知事)私の方から3点、お話を申し上げたいと思います。まず、昨日、会見させていただきました、3月の13日付けで、文書の誤廃棄、それから飲酒運転で、職員の処分を行ったところです。こういった不祥事を引き起こしたことにつきましては、心からお詫びを申し上げたいと思います。引き続き、県民の皆さんの信頼を回復していく、これが一番重要でございますので、しっかりと取組をしていきたいと思っております。
 
2点目でございます。コロナの関係です。昨日、発表させていただいた新規感染者数でございますけれども、80人ということです。今日、後ほどまた発表ありますけれども、70人台ということになってございます。水曜日、木曜日の発表はちょっと増えてきますので、また増えてくると思いますけれども、一般的に申し上げて、落ちついてきている状態ということです。病床使用率も12パーセントでございますので、医療機関はひっ迫化している状況ではないと、こういうことであります。5月8日、5類への変更に向けて準備を進めていく必要がございます。今、国から3月の10日に方針が示されましたので、それを受けて、5月8日に向けて、県としてどういうことをやっていくかというのを、今、取りまとめをしているところでございます。それから、マスクの着用につきましては、3月13日から、国の方針として、個人の判断でということであります。医療機関とか、高齢者施設、これを訪問する場合などにつきましては、着用を推奨すると。県の中では、窓口については、当分の間、マスクを着用して対応するということです。感染の確率が非常に低い場合を除いてということになっているところであります。それから、コロナウイルスの関係で申し上げますと、食料品の支援、これは3月末で終了をすることとしております。去年の9月に療養期間の短縮がなされました。5日から3日ということ、それから食料品の買い出し、必要最低限の外出は許可をされたということです。その後も、食料品の配送はしておりましたけれども、そろそろ終了していいんじゃないかということで終了させていただきたいと思います。食料の備蓄、これをぜひ県民の皆さんにお願いをしたいと思います。それから、コロナの関係でございますけれども、感染状況、マスク、食料品、最後の4点目ですけれども、ワクチン接種です。3月25日に県ワクチン接種会場、予約を受け付けております。まだ余裕がございますので、ワクチン接種を希望される方は、ぜひご活用いただきたいと思います。市とか町のワクチン接種、集団接種会場、徐々にもう閉めておりますので、県のワクチン接種会場をお使いになられる方はお使いいただければというふうに思っているところでございます。感染状況の山も出るんでしたっけ、もう出してもらったんですか。これを見ていただいた通り、徐々に減ってきておるということでありますので、コロナに関しては、今、非常に危険な状態ということではございません。以上、はい。間違えていたんですね。すみません。療養期間の短縮が、先ほど申し上げたのが間違えておりまして、5日から3日に短縮したというふうに申し上げましたが、10日から7日の誤りでございました。
 
そして、3点目でございます。「おいでよ!みえ旅キャンペーン」実施期間を延長するということでございます。3月末で終了予定というふうに言っておりましたけれども、これを6月、3月30日までだったものを6月30日まで延長するというものであります。1月から実施中の今のキャンペーンですが、予約ベースで65万人以上の方にご利用をいただいております。よく使っていただいているということでございます。実施期間、これは国に合わせまして延長するということで、6月30日まで延長をさせていただきたいと思っております。なお、繁忙期の4月の29日から5月7日のゴールデンウイーク、これは対象外ということであります。予算額に達した時点で、この事業は終了することを予定をしているということでございます。それから、まだ県議会で予算承認を受けていませんので、予算承認を前提としてこの事業をやるということでございます。3月22日以降、予約受付を開始をいたします。その前に予約をされた方は支援の対象外になるので、これはご注意いただきたいと思います。それから、「みえ旅クーポン」の上乗せを、今やっております。平日で2,000円分上乗せ。2,000円に対して、2,000円を上乗せ4,000円にして、休日は1,000円に対して1,000円を上乗せして2,000円にしているんですけど、これは予定通り3月24日で終了する予定です。クーポンの上乗せ分ですね。これから花も咲いて、いい季節になってきますので、ぜひ三重県においでいただきたいと思います。このキャンペーンもお使いになって、おいでいただきたいというふうに考えているところでございます。ちなみに、この予算額でありますけれども、12月の補正で42億、それから最終補正で4億、予算を計上しておりまして、46億円のうち、既にもう使っている分がありますので、残額的には15億円程度の予算額ということになります。私からは3点、以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
職員の懲戒処分について(報告)
(質)まず1問目の処分の関係からお伺いします。飲酒運転でもということで、非常にかなり世間的にもかなり厳しくなっている中で、今回飲酒運転での懲戒免職6年振りということですけれども、また出てしまったということについてどういうふうにお思いになるかというの1点お願いします。
(答)飲酒運転、これはもう公務員以外でも当然これはやってはいけないことであります。事故に直結しますんで。これはもう我々猛省をしなきゃいけないのと再発防止をきちんとやらなきゃいけないと。飲酒運転をやると懲戒免職になりますので、退職金も当然なくなるということと、それから社会的にも制裁を加えられるということになってきますので、もう一度この影響の大きさというのを個々人に監督をしてもらう、納得してもらう、これが重要かなと思います。従いまして、昨日副部長会議というのをやりまして、関係者に各部局にも周知をしてもらいました。それから出先にも周知をしています。で、今月中に庁議がございます。庁議でもこの注意をいうことと、それからそれを受けるかその前にやるかはもうお任せをしてますが、各部の部議でもお話をしてもらうということと、重要なのは課内会議、各課の課内会議でも飲酒運転の影響の大きさですね、県民の信頼を裏切ることも含めてですけど、それをきちんと個々人に到達するように話をしてもらうということは非常に重要なことかと思っております。
 
(質)もう1点、不祥事の関係ですけれども、紀南と紀北の関係ですけれども、ちょっと1回目に判明したのが5月で、その次に10月、11月、五月雨式に出てきていたわけですけれども、1回目に判明した時点でなくとも、確認してしまえばよかったように思うんですけれども、その後の対応についてはどういうふうにご覧になるでしょうか。
(答)いや、そのとおりだと思います。最初に令和4年の5月に判明をしたということで、この時点でどうですかね、行政官やってた感覚でいうと、1カ月ぐらいの期間は必要だと思いますけど、調査をそこでやって、トータルの事案の概要、全容がある程度、概要かもしれませんけど、後で修正出てくるかもしれませんので、それを公表すべきであったというふうに思います。それは私の方からも処分の担当部局に話をしました。これから公表の仕方を考えないといけないと、県民の皆さんに対してきちんとやっぱり情報をお知らせするということが重要ですので、考えようという話をしました。全体の調査をする必要があったのでということはこれは気持ちはわかりますけれども、それにかける時間、それからいつ公表するかこれから考えないといけないというふうに思います。誤廃棄も一定の期間で、これ国におりましたときも、やっぱり一定の期間で出るんです。大事なのはやっぱり何でそれが起きたのかという原因究明をすることと、それから起きたときに必ず早いタイミングで公表するとこういうことです。それを県でもやっていきたいというふうに思っています。再発防止策としては、今回話を聞いてみると、ファイルにいつまで保存と、それからいつ何年保存ものということが書いてなかったということが判明しました。それから文書箱にも書いてない。通常組織ですと、これは国も民間も一緒ですけれども、保存文書については何年保存というのを書くんですね。そしていつ破棄していいって書くんです。で、それを同じものを集めて文書箱に入れて、で保存するんですね。それが徹底してなかったので、それを徹底する必要もあるというふうに思っております。いずれにしても失われた県民の信頼をきちんと取り戻すようにやっていかないけないというふうに思います。
 
(質)知事、今のご発言の中で、事案概要など公表すべきだったというご発言ありましたけど、昨日の会見というか説明では、県当局としては県民への影響がないので公表しなかったという説明を私ら昨日受けた。これについてはどう思います。
(答)県民への影響があろうがなかろうが、状況を確認して公表すべきであったと思います。
 
(質)知事はこの件について、誤廃棄が発覚したことについていつ知りました。
(答)先週、先々週ぐらい。はい、先週ですかね。先週でしたかね、レク受けたのね。はい、先週聞きました。
 
(質)それまで報告が上がってきてなかったということについてはどう思います。
(答)これも是正すべきでしょうね。それで行き当たりばったりではいけないので、話を担当部局にしましたけども、これからどんなふうな形で公表していくのか、三重県の人真面目ですから、やり方を決めたらしっかりやってくれると思います。今まではそこが明確になってなかったところがあるので、それを明確にして対応していきたいと思ってます。
 
(質)飲酒運転の件についても先週併せて報告が上がってきたという。
(答)そうですね。はい、そうです。
 
新型コロナウイルス感染状況等について(発表)
(質)それでは2点目の方に伺います。コロナ関係ですけれども、まず久しぶりにマスクを外して、今も知事ちょうど外していらっしゃいますけれども。
(答)そうですね、歩くときもですね。
 
(質)庁内の様子というのは、まずどういうふうにご覧になっていますか。割と皆さん着けていらっしゃるのかなと。
(答)今朝、皆さんの記事を読ませていただいて、多くの方が着けておられると、着けているというのを読ませていただきました。昨日いろんな人とブリーフなんかで接しましたけど、だいたい多くの方は着けておられますね。個人の判断でいいと思いますけどね。日本人ですからちゅうのもあれですけど、3年間マスクの生活続けてきたわけですよね。すぐに外すのはちょっと心理的にどうかねっていうふうに皆さん思っておられるんじゃないですかね。ただしばらくしたらマスクを外されるようになっていくような気がしますけど。注意しなきゃいかんのは、マスク外すと感染者が増えるんじゃないかというふうに思います。で、県庁の中で徹底してもらっているのは、もうマスクを外して感染もし出ると移りますんで体温計測を徹底してください。これ前から1日2回の体温計測お願いしてましたけど、それを徹底するように通知も出してもらいましたので、そこで体温が上がってきてちょっとおかしいなと思ったら休むということをやってもらうしかないかなと思います。
 
(質)体温計測ですけど、今各職場に何か体温計のようなものというのは配置されているような状況。
(答)置いてありますね。その入口にもありますし。
 
(質)それとちょっとまた話は変わりますけども、コロナ関係ですと、今回食料の支援が終了するということですけれども、具体的なことは担当課に伺った方がいいとは思うんですが、最終的に期間いつからいつまでで、何食分を支給したですとか、あるいは今回のこういうサービスについて総括としてどういうふうにご覧になるか伺えますか。
(答)これ第7波、第8波のデータが今ありますけれども、まずどういうものを支援してたかっていうことですけど、1セット3食3日分ですね。6,500円前後のものをお渡ししてたということです。主食とか主菜、スープとかスポーツ飲料などが入ってるもんですね。で、これ第7波の時からあったかと思いますけれども、利用者数は15パーセントですね、第8波の時は6.9パーセントということで、今回2月9日から3月8日までですと5.1パーセント、かなり減ってきてるということです。国として購入に外出してもいいですよということを言いましたので、それから支援申請される人は少なくなってきているということでありました。他県もこの3月で終わるのが大阪とか群馬とか。元々やってないところもありますけれども、すでに終わっているところもあります。茨城、埼玉、千葉なんていうのは去年の秋で、あるいはこの1月で終わってるというところもありまして、そろそろ終了するかなというふうに、終了しようというふうに決めたということであります。
 
(質)この終了のタイミングを改めて一言でおっしゃいますと、なぜこのタイミングでと言うことになるのですか。
(答)2月から3月の利用件数もかなり減ってきたということでありますね。それがあって、そろそろ終了するということで他県の状況も見ながら、終了しようということを決めたということです。
 
(質)一連の支援ということについては、政策としてはどういうふうに評価、総括されますか。
(答)特に第7波の辺りでありますけれども、コロナに感染しますと購入するために外出することを控えるよう要請されていましたので、食べるものがないというときにはかなり役立ったのではないかというふうに思います。その後、第7波の後半から第8波にかけては、我々も物品の備蓄をお願いしていましたので、大分その必要性は薄れてきたかなという感じがしておりまして、そろそろ役割を終えてよいのではないかという判断をさせていただいたということです。
 
(質)マスク脱着のタイミングに合わせて広い視点でお伺いしたいんですけど、コロナ対策における国と地方自治体の役割分担みたいなところについて教えていただきたくて、コロナが出始めた3年前とかそれぐらいのときに、それこそ全国知事会が注目されたり、地方自治体が対策の主体であるべきだ、みたいなそういう論調が強まったと思うんです。一方で、今3年たって考えてみると、例えばマスクの脱着のタイミングですら全国一律であって感染症は法律で仕方ないかもしれないですけど、5類に移行するタイミングで一律に緩和されると、3年前の議論と大分様変わりしているなという気が私からするとしてしまうんですけども、この3年間を経て、コロナ禍を経て、知事は国と地方の役割分担というのはどのように変わったか、あるいは結局変わらなかったのか、どのようにお考えか教えていただけますか。
(答)3年前は私はいなかったので3年前との比較はできないんですが、それを前提に申し上げますと、地方というのは県も含めて基礎自治体もそうですけれども、コロナと最前線で向き合っているのは地方だというふうに思います。地方の状況を迅速に国に伝える必要があるということと、それから国の対応についても地方から提案をしていく、これがコロナの今回の対策で重要だったのではないかなというふうに考えています。三重県では、私が就任して以降のお話になりますけれども、「みえコロナガード」というコロナとの戦い方を決めました。これは恐らく5年後、10年後にやってくるであろう次の感染症、パンデミックにこれで対応できるのではないかと思いますが、そういうものを作るというのが一つ、これは全国知事会でも我々から紹介をしています。それから「BA.5対策強化宣言」、これも当時ですけど、飲食店の時短要請をしていても経済が疲弊をするだけであるというふうに思いましたので、国に対して「BA.5対策強化宣言」というのは国が付けた名前ですけれども、ああいうものを作った方がいいですよ、という提案を三重県からさせていただきました。これ去年の7月の知事会議でその前から発表していまして、知事会議の途中で国がそういうことを採用するということで、全国で制度を作るということになったものであります。そういうふうにやっていくのは非常に重要であると思います。他方、質問にもありましたけれども、全国一律の例えば法律に基づくような制度改正、これは国にしかできません。加えてマスクについては、ひょっとしたら各自治体ごとにやるってのはあり得るのかもしれませんけれども、どちらかというと日本人の特質ですけれども、あるいは諸外国のやり方を見ても、この日からマスクは自由にしていいんじゃないかというのはこれはあり得る話なので、県ごとにやるよりは国においてやるというのが一律の判断としてあり得るものかなと思っております。
 
(質)ある程度今の状況では国が出口戦略を主導する形で、コロナからの脱却というのを描いていると思うんですけれども、この国と地方のあり方の関係というのは、今の状況で一定許容できるといいますか、あり得べき姿だとお考えでしょか。
(答)あり得ると思います。私は大きな問題はないというふうに思っています。コロナの脱却のやり方として、例えばワクチン無償化をいつまでやるかとかですね、それから行政が医療との関係で、もしまた混乱した場合には行政が対応するというようなこと、これは前から三重県も知事会議などで主張していますし、知事会議でも国に対して提案をしているところです。仮に国がこれと違うやり方をするということであれば、今回はそれに合ったやり方を国はしてくれていますので、私は問題ないと思っていますけれども、そうであれば我々からまた言っていくということは重要であるというふうに思っております。必ずしも国の言っていることに100パーセント従っているというわけではありません。知事会議としても、あるいは三重県としても提案はちゃんとやらせていただいているということです。
 
(質)コロナの感染者数が二桁まで落ちてきているってことで、波が収まりつつあると思うんですが、これからマスクも取って、これまでの波が終わった後の対応とはまた違ってくることもあるとは思うんですが、8波の検証であったりとか、これからみんなマスクを取った中で第9波は来ないとも全然限らないわけで、今後に向けた今回の生かすべき反省点だったり、そういうものは今の時点で何か考えていらっしゃることかあるのでしょうか。
(答)8波の場合はアラートも結果論ですけれども、まあまあそんなに誤っていないタイミングで出せたのかなというふうには思っています。それからワクチン接種ですね、もうちょっと打っていただければという感じはしましたが、高齢者の方かなり打っていただいていますし、全国平均とほぼほぼ同じぐらいの比率で打っていただいているので、やっていただいたかというふうに思います。8波は、県民の皆さん方の御努力で、ほぼほぼ収まってきたかな。ただ、これから8波がまた伸びてくるかもしれません。マスク外しますとやっぱり感染は一定程度の比率で出るとは思っておりますので、そのときにまた場合によると、マスクを着用していただくかどうかという判断をしていただくことはあるかなと思います。第8波がある程度収束をして、ほぼほぼ終わりかなということになりましたら、また検証していきたいと思っているところであります。
 
(質)現時点でこれがちょっと足りなかったとか、そこまでのものが現時点で8波については。
(答)今のところはよくやっていただいていると思います。最初、第7波のときに高齢者施設でクラスターが発生したりということで、そこはかなり力を入れてもらいました。高齢者施設の御協力をいただきました。第8波のときに最初ちょっと出始めたので危険だなというふうに思っていましたけど、そんなに大きなクラスターにはならずに終わっていきましたので、高齢者施設の方々の御努力、それから高齢者施設に面会される方の対応というのも適切にやっていただいたのではないかと思います。
 
「おいでよ!みえ旅キャンペーン」の実施期間の延長について(発表)
(質)3点目の「おいでよ!みえ旅キャンペーン」についてお伺いします。2類から5類に引き下げるというふうなところもありますけれども、こうした形の支援策というのは、これは知事としてはいつまで続けることが適切であるというふうにお考えになりますか。(答)今ですね、大体観光客がどのぐらい戻っているのかって見ますと、県内で言いますと大体2月以降3月上旬ぐらいまでで、去年と比べますと大体2倍ぐらいになっているという感じです。かなり人出は戻ってきております。それからコロナ前と比べますと7割から8割戻ってきているという感じですので、まだ平年かというのは言えないと思いますけれども、そろそろそれに近づいてきていると。だから9割ぐらいまで戻ってきたら、これはもう平年かと言ってもおかしくはないだろうと思いますので、とりあえず6月まで延長するという国の方針ですけども、このぐらいの期間というのはあり得るかなというふうに思います。これを過ぎますと夏休みのピークシーズンになっていきますので、そのときは今までも支援はしておりませんでしたから、様子見ながらという感じかなということで、状況を見ながら対応していくということかと思います。
 
(質)この状況というのが大体9割ぐらいまで、それはコロナ前に比べて、前年比で9割ですかね。
(答)前年比で2倍ぐらいに今なっていますので、コロナ前と比べて今7割から8割という感じです。必ずしも9割に達しないとやめてはいかんと、こういうことではなくて、伸び率なんかを見ながら様子を見ていけばいいと思っています。
 
その他項目に関する質疑
 
知事の住居
(質)幹事社からは以上です。各社さんよろしいでしょうか。いかがですか、よろしいでしょうか。発表項目以外で幹事社から1点だけ。ご自宅の方、マンションの方は状況というのはいかがでしょうか。もうだいぶ目途というのはついてきているんでしょうか。
(答)まだ今検討してもらってると思います。物件当たってもらって、そのうちこの物件でどうでしょうみたい話が来ると思います、まだそこは来てないですね。
 
(質)各社さん、お願いいたします。
 
政治的公平に関する文書
(質)国の話になってしまうんですけれども、放送法の関係です。政治的公平性を巡るやりとりが書かれている行政文書についてですけれども、当時総務大臣だった高市大臣は自身に関する文書について捏造だというふうにご主張をされていまして、これに対して総務省側は大臣のレクはあったんだというような形で主張が食い違っている部分があるのかなというふうに思っています。知事としては、長年、その国で行政官を務められてきたという御経験もあると思うんですけれども、そもそも行政文書を捏造するということを大臣が発言すること自体が衝撃を感じているんですけれども、そういったことがあり得るのか、この一連の問題を長年国交省に務められていた方としての見解というかお考えを聞かせてください。
(答)捏造というのは、かなりセンセーショナルな言葉でありますけれども、大臣御自身はそういうお気持ちを持っておられるということであろうと思います。行政官として働いてきた経験で申し上げると、大臣にブリーフをするというのは当然やりますけど、その後メモをつくるというのはあり得る話であります。そのメモを大臣にお見せするってことはあまりやらない。大臣はお一人ですから、御記憶が薄れてこられているところもあると思いますけれども、基本はやはり大臣がおっしゃったことをメモにするんですけど、大臣がおっしゃらないことでも行間を読むというんですかね。そういう意図を持っておられるんじゃないかと推察をして書くことはあります。その書き方は人によって違いますので、発言をされたような形で書く人もいるでしょうし、括弧でこういう趣旨で言ったと思われるみたいな感じで書く人もいます。後者のような正確なことを書けば、ある程度読まれた瞬間に思い出されることもあると思います。かなり前の話ですので、自分が言ったことを例えば3日ぐらい前のことを忘れていることがありますからね人間って。だからそれは質問を受ける場の感じで捏造という言葉を使われたのかもしれないなというふうに思います。あり得るのかどうかということになりますと、それは捉え方ですけれども、言ってないことが書かれているというのはあり得なくはないです。ただ、言葉の端々からそんなふうに推測をしたというふうに書いているということですね、その役人がですね。なので、あり得なくはないと、ただ、それは捏造という言葉なのかどうかというのは議論があるところだと思います。これは主観が入りますので、私がお答えする立場にはないと思いますけれども。全く言っていないことが書かれていることもあると思います。言葉の端々というか、そこから行間を読み取って役人が書くことはあります。
 
リニア中央新幹線の建設残土
(質)今、奈良県知事選が行われようとする中でリニアの残土をどうしますかと、工事に伴って発生する残土をどうしますかという話がもう一つ議論となっているやに聞きました。それであまり三重県平野部が多いですから、どこまで残土が出るのか私、根本的にはよくわからないんですが、ある程度の残土はなんだか出てくる可能性があったとして、それは知事とされてはどういうふうに、今後予定地が決まります、で工事が始まりますというプロセスの中で、どこに持っていくのが適切だろうかというイメージというのはお持ちでしょうか。
(答)まずおっしゃるように、リニアの工事は今のところまだ確定はしてませんけれども、三重県の場合はトンネル区間よりも明かり区間の方が多いというふうに言われていますので、そんなに多くの残土が出るわけではないんじゃないかという話は聞いております。これは最終的には確定をしていかなきゃいけないという話でありますけど、その残土の処分について、これからどこでというと、ここら辺といいますかこの辺かなというのはあるんですけれども、そこは確定をしまして、またご報告をさせていただきたいというふうに思っております。
 
(質)それはまたこれから発表を待つとして、イメージとしては例えばその何て言うんでしょうか、何かをつくるところにその土を持っていくようなイメージをお持ちなんでしょうか。
(答)それもあると聞いていますね。まだ確定をしているわけではないですけど。
 
(質)じゃあ、発表をお待ちしております。
 
(質)その他のことはいかがでしょうか。
 
職員の懲戒処分について(報告)
(答)一点、訂正させていただいていいですか。さっきの飲酒運転ですけど、処分の話は先週聞いたんですけど、飲酒運転があったというのは即座に連絡がありました、そこは訂正させてください。
 
新型コロナウイルス感染状況等について(発表)
(質)コロナに戻って大変恐縮なんですけど、先ほどのやりとりの中で、三重県としても国に対して必要なことを提案していきたいという趣旨のお話もされていて、5類移行後に今現時点で想定される中で、国に対してはこういったことを手当てしてもらえるように求めていきたいというふうに考える部分があれば教えていただけますでしょうか。
(答)明確にこれというのは今考えているわけではありません。コロナの対策という意味では、診療体制を強化をして数を増やしていかなきゃいけないというのがあります。これは、病院も診療所もということでありますけれども、入院受入体制対策も含めてということですね。やっていかなきゃいけないですが、そこへの支援はやっておられると思いますが、引き続きやっていただきたいということですね。それと医療費の公費負担ですが、薬の部分については引き続き行われるというふうに聞いています。診療報酬についてはインフル並みということですけれども、県民の負担感がどのぐらい出てくるかというのは、私どももしっかり見ていかなきゃいけないと思っていますので、そこで負担感かなり大きいということであれば、国にまた意見を申し入れていく、まず知事会経由ではあるかもしれませんが、ということをやっていきたいというふうに思います。それからワクチンは当面、1年間無料でということですので、これについては様子を見ながらというふうなことでいいと思っています。我々としては相談体制を維持していきたいというふうに思っていますが、そこの経費についてすごく莫大な経費がかかるというわけではないんですけど、その経費についても国で一定程度見ていただけるというふうには考えておりますので、そこも我々から要望していくものがあれば、検証しながらやっていくということですね。
 
近鉄鈴鹿線の延伸
(質)リニア絡みなんですけど、ちょっと思い出しました。鈴鹿の末松市長が先般の定例記者会見の中で選挙を意識しておられる中での発言だったんですが、近鉄鈴鹿線、今平田町が終点地になっているんですけれども、これを延伸することを亀山市とか、あるいは有識者と一緒にやっていきたいという旨のことをお話しになっていて、その話の中で県にも音頭をとってもらえればいいんですけどね、という発言をしておられました。これについては、知事はどういうふうに受け止めていますか。
(答)もともと近鉄の平田線はもうちょっと延ばす予定だったと聞いてますので、平田町で止まってて、もう少し伸びればJRと井田川あたりか加佐登あたりですかね、接続するので便利は便利であると思います。ただ、鉄路の延伸とか新設ってもの凄くお金がかかりますので、そこができるかどうかなというふうに思いますね。後は期間的なものもありますしね、よくお話をお伺いしたいと思います。
 
(質)その他、いかがでしょうか。よろしいですか。では、第二さん、お願いいたします。
 
職員の懲戒処分について(報告)
(質)不祥事のところの書類の処分なんですけど、結局、県もそうだけど、10年保存とか5年保存とかを勝手にいつか、年数を短くして、3年保存のやつを、例えば1年とかに持っていって処分されているとか、そういうことが取材に行くと多々あるんですね。
(答)現場で、保存期間が本当は3年なのに1年にしているということですか。
 
(質)内部会議でそれを決めて。どんどん、どんどん捨てられていっているんですけど。裁判記録の破棄もあったりとか、全体に、知事からご覧になって、国のそういう事務能力そのものが、地方も含めてですけど、かつてより落ちているという感じはないですか。
(答)国にいました時も、結構、誤廃棄はありましたね。それが、私が入省した37年前と比べてどうだったかというと、基準というか、ルールが明確になってきたというのはありますね。だから、それによって誤廃棄というふうに言われる件数が増えてきたというのはあると思いますけど、そこは劣化しているということはないんじゃないかなというふうな気がします。ただ、ルールの明確化というのを常にやっていかないかんので、先ほど申し上げたように、ファイルに書くとか、それから文書箱に書くとか、そういうことをしないと、忘れてしまいがちなところはあるので、これは個人の問題というよりは、システム全体としてどうするのかというのを考えていかんとあかんと思うんですね。
 
(質)一方では、かつてはそんなに発表していなかったけど、後でわかったら大変だとか、そういう危機感的な感じから、結構、発表を今はしているような感じがするんですけど、そういうこともあります。
(答)誤廃棄は、これは、役人が思っている何と言うんですかね、評価と、それから世間の方が考えておられる評価と、これは違うと私は思うんですね。誤廃棄をいくつか対応してきて。海上保安庁でも実はあったんですけれども。役人の場合は、データが、例えば残っているからいいやと思ってしまうような時もあるんですけど、誤廃棄というのは、国民の文書なものですから、廃棄があった場合には、すぐに発表すると。全容がある程度わかってから発表した方がいいと思いますので。ただ、それもあまり時間をかけずに発表した方がいいと思います。その点でいうと、今回の私どもの対応については反省すべき点があったと思います。
 
新型コロナウイルス感染状況等について(発表)
(質)あと、自宅療養者の食料支援なんですけど、これは3月30日で、なんで3月31日じゃないんですか、止めるのが。
(答)わかります。
(答:医療保健部)31日の配送の分を30日で受付をして発がけで(配送指示をかける)ということなので、31日の配送をもって終了するということです。
 
(質)31日分までということ。
(答:医療保健部)そうです。
 
(質)これ、さっきお聞きして初めて知ったんですけど、10何パーセントとか、要は20パーセントを切っている利用率なんですよね。
(答)そうですね。
 
(質)だとすれば、残った8割方の食料品、用意したものというのは、消費期限が切れるとか、いろいろあると思うんですけど、冷凍にして保存しているのか、それとも、それは余ったら、例えばこども食堂にまわすとか、何かそういう手当てはされているんですか。
(答:医療保健部)ほとんどの商品がレトルトで、生ものではございませんので、賞味期限が近づいてきたらフードバンクとか、そういうところに、随時、利用させていただいていました。
 
(質)フードバンクには出している。
(答:医療保健部)そうですね。今までの分も、そういうふうに利用させていただいておりました。
 
(質)あと、先ほどのコロナですけど、安倍晋三回顧録って安倍さんのあれを聞き取りで、橋本五郎さんとかが書かれて出しておられて、あれの第1章がなぜかコロナ対策が来ているんですけど、あれを読んでいると、結局、感染症対策法は、民主党政権の時に作って、安倍さんの時に改正されているんですけど、元の民主党が作った時のやつというのは、地方分権の流れに乗って、都道府県知事にかなりの権限を与えている形になって、今回のコロナが起きて、前のは多分、SARSに基づいて作ったと思うんですけど、今回のコロナでは、結局、都道府県知事にある程度、権限を与えていて、国が手を出せない形があったから、逆に安倍さんがおっしゃるにはですよ、そこを改正したと。最終的に、こういうものは国が責任を持たなきゃいけないんじゃないかと。地方自治体では、持てる範囲が限られているので。だから、学校の一斉休校なんかも、本来、文科省を通してやるべきを、あえて首相発言でそこまで持っていったと。批判はあえて甘んじて受けると。あの中で対策が遅れたら、子どもが一人でも死んだら、それこそ大変だということをおっしゃっているんですね。それからいくと、やはり地方自治体と国のこのバランスが、こういう感染症に関して、かなりそこは詰めていかなきゃいけないと思うんですけど、要は、かえってある程度、国が責任を持つという形に今なっているのは、これはこれで、知事としては、知事会の考えとしてもいいんですけど、その辺はやっぱりよかったんですか。
(答)知事会としての考えではなくて、私の個人的な見解になりますけど、国の現場でダイヤモンド・プリンセス号の対応も、船そのものではないですけどね、そこからの陸上輸送の部分を担ってきた人間として、あるいは公共交通機関の感染防止対策をやってきた人間として言いますと、やっぱり、国全体でやらんとわからんとこがあります。県ごとにばらばらにやっていたら無理やったと思います。国でもわかりませんでした。最初、3年前の4月に、日本国中で、いろんな企業でクラスターが出ましたけど、あの対応というのは、どういうものか、まだコロナそのものがわかりませんでしたので大変だったと思います。それで、学校の閉鎖も、同じ時期ですけど、3年前の4月だったと記憶していますけど、やりましたけど、国の方針というのは出してやってもらった方が、結果においてはよかったのではないかなというふうには思います。
 
(質)じゃあ、改正した、ある程度、国が責任を持つというところは、予算も含めてそうでしょうけど、それは、あってしかるべきだった。
(答)あったというか、そういうやり方しかなかったんだろうなと思います。ただ、その後、先ほどもちょっと申し上げましたけど、自治体、基礎自治体もそうですけど、それから県、それから現場を見て提案をしていくことになるわけです。我々もやらせていただきましたけど、それを受け入れて対策を考えていってもらうということが重要かなと思います。
 
ラピダスの新工場
(質)あと、ラピダスの件なんですけど、三重県は参戦していなかったんですか。
(答)これについては、特段はないですね。
 
(質)最初から取ろうと思って動かれたこともないんですか。
(答)ないですね。担当部がどういう動きをしていたか、ちょっとまだ聞いていませんけど、私が聞いている限りはないです。まず、今あるキオクシア。それから、桑名のUMCの子会社ですね。日本の会社です。ここを拡充してもらうという方針で考えております。
 
(質)担当部に聞いたら、失敗例は明らかにできないと言っていたんですよね。
(答)そうですか。
 
(質)だから、何らかの検討はしていたみたいで。
(答)あ、そうですか。
 
(質)もっと詳しく、いろいろ聞いてまわると、要は、ラピダスさんは150ヘクタール欲しいと。三重県で出せる大きさというのは、木曽岬でせいぜい70ヘクタールらしいんですね。もともと、土地の大きさの問題で、条件がちょっと外れたと。そこが第1歩あって、あとは、水とか地政学的なあれは、絶対、北海道より有利だと。北海道は停電が。割と電力があそこは不安定じゃないですか。だから、その意味から言っても、三重県の方に優位性があったんだけど、とかいう話だったんですけど。それは、知事のところには上がっていない。
(答)聞いていないですね。聞いてみます。
 
(質)わかりました。どうも。
 
(質)よろしいでしょうか。ありがとうございました。
 
(答)ありがとうございました。
 

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