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令和05年04月07日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年4月5日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

令和5年度いじめ防止強化月間(4月)について(発表)
三重県プロモーション推進本部の設置について(報告)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・新年度を迎えた知事の抱負
・新たな知事の住まい
・統一地方選挙の投票率向上に向けた呼びかけ
・国の少子化対策の評価、注目の施策
・「みえ子ども・子育て応援総合補助金」の策定状況
・三重県人口減少対策方針への意見、策定状況
・知事公舎の新しい防災システム
・三重県庁の人事・組織体制

発表項目等

(知事)おはようございます。今回変わったことが二つあって、一つは、このいじめ防止のジャケットですね、関係者みんな着ております。そして、このG7の三重・伊勢志摩交通大臣会合のこの看板が付きました。やがて後ろの方にこのG7のものが出てくると思います。それでは、私の方からお話をさせていただきたいと思います。
 
1点目は、このジャケットの関係でありますけど、令和5年度の「いじめ防止強化月間」。「いじめ防止強化月間」は4月と11月の2回ございます。条例で決まっておりまして、「三重県いじめ防止条例」、これは平成30年の4月に施行されております。学校ではピンクシャツ、ピンクの小物を身につける、いじめ防止に係る取組を実施しているところでございます。地域社会全体で子どものいじめ、これを無くしていこうということで、啓発活動を強化する月間というのが4月と11月であります。この月間で主な取組でありますけれども、3つほどお話をさせていただきます。1点目でありますけど、伊勢鉄道さんに協力をしていただいて、いじめ防止キャンペーントレインというのを走らせるということになっています。県立高校3校ございますが、その生徒さんがヘッドマークとポスターを作成しまして、全ての営業車両、伊勢鉄道でこれをつけて四日市駅から津駅までの間を4月30日まで走行するというのが1点目です。2点目でありますけれども、イオンモール桑名さんのご協力を得まして、いじめ防止啓発のイベントを4月の29日に開催をさせていただくというものであります。それから、3点目でありますけれども、春まつり、4月16日に桑名工業高校の生徒さんとちっちゃな鉄道に来場者を乗せて会場を走行するなどを行いますし、さらに街頭のいじめ防止啓発活動、これは高校生の方々にも協力をしていただきまして、こういった場所で啓発活動を行います。それから、三重交通さんのいじめ防止キャンペーンバス、これは昨年11月から走っておりますけれども、こういった形でも啓発を続けるということでございます。子どもたちが安心して生活できる社会、大人の社会ではパワハラの防止などの活動によりまして、だいぶ社会でのいじめというのは減ってきていると思いますけど、まだまだ学校でのいじめというのは減ってきていません。ただ、数を減らせばいいということではありません。隠れてしまういじめが一番問題なので、いじめの見逃しゼロというのを私たちは掲げてしっかりとやっていきたいと思っていますが、やがてそのいじめの数が減ってくるようにしっかりと対応していきたい。これは大人の責任であるとも考えております。1点目は以上であります。
                                 
2点目につきましては、三重県プロモーション推進本部を設置するということで、4月1日付で設置しましたという報告であります。これは2月の組織改編のときにも説明をさせていただいたものでございますので、簡単に申し上げたいと思います。県外の今までやってきたプロモーションについては観光振興とか県産品販売など、各部局でそれぞれやっていました。もちろん連携をとりながらやってまして、三重県営業本部というのを設けてやっていましたけど、担当部局は雇用経済部ということで、それぞれの横並びの部局が連携をとりながらやっていたんですけれども、これからは政策企画に三重県のプロモーションを推進する部局を置きまして、具体的にはプロモーション総括監と推進監ということなんですけど、県全体のプロモーションを総合的に調和のとれた形で、あるいは効果的な形でやっていこうということで進めていこうとするものです。推進本部の絵姿はここにありますけれども、知事を本部長として魅力の発信に取り組んでいきたいということであります。具体的に何をやるかということですが、プロモーションの方針というのを固めていきたい、作っていきたいと思っています。今まではこういう明文化した方針というのはなかったものですから、これを作って各部局はそれに従ってさまざまなプロモーションを進めていくということとですね、これが一番大きな変更点ですけど、目に見える変更点ですけど、さらに加えて申し上げると、これは三重県内の産業に携わる方々からいろんなところでお話を聞くんですけど、農林水産部のやっているプロモーションと雇用経済部のやっているプロモーションと連携がとれているかどうか疑わしいというような話もありまして、両者に、例えば農林水産部に雇用経済部からこんなことを言われましたという話をしたら、いやそうですかみたいな感じの話があったと聞いています。それからプロモーション推進本部をつくって、三重県のプロモーションをしっかりとやっていくということで、今回組織改正をしましたという、これは以前お話ししたものの、説明ということになります。なお、1点目のいじめ防止強化月間につきましては、さまざまなイベントがありますので、この後またご質問を担当部局の方にいただければというふうに思っております。私からは以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
○令和5年度いじめ防止強化月間(4月)について(発表)
○三重県プロモーション推進本部の設置について(報告)
(質)幹事社の中日新聞からまず1点目の方についてお伺いいたします。実は今回こちらの資料の方につけていただいていますけれども、教育委員会事務局が所管ということですけれども、教育長の会見ではなく、知事がこういうふうな形で発表される意味合いについてお伺いしたいと思います。
(答)教育長が発表していたというふうに聞いておりますけれども、やはりいじめの問題、やがてでありますけれども、教育大綱も取りまとめますが、その中に大きく子どものいじめの対策というのを取り上げようとしているところであります。先ほども申し上げましたが、いじめというのはみんなで無くしていこうという気持ちを持つことが一番。さらに、その上でさまざまな行動によって具体的にいじめをなくしていくということにつなげていくというのは非常に大事でありますので、教育長の発表でもいいとは思いますが、県庁全体として取り組むという意思をあらわすということで、私の方から発表させていただいております。
 
(質)その上でお伺いいたしますが、今回具体的なケースとして5つ番号を振っていただいておりますけれども、これは何か知事部局の方から発表されるにあたって、新しく盛り込まれた要素なり視点というものはあるんでしょうか。
(答)キャンペーントレインは今回初めてですか。
(答:教育委員会)キャンペーントレインにつきましては、昨年の11月にもやっておりますけれども、昨年は1編成のみのヘッドマークの装着ということで、今年度は営業車両全てそれと車内のポスターということです。
(答)強化したということですね。3編成全てにヘッドマークをつけるということであります。それからショッピングモールは前回津でやっていたんですね。それが桑名に変更になったということです。これは強化しているということではないでしょうかね。鈴鹿の春祭りで実施をすると、これは初めてですね。
 
(質)幹事社からは以上です。1問目いじめの方、各社さんお願いいたします。よろしいですか。
 
(質)こうやって鉄道とかバスを使っていじめのキャンペーンをやるというのは、自治体では各県とかで結構あることなんでしょうか。
(答)どうでしょうか。
(答:教育委員会)実際、鉄道会社、バス会社と連携した取組というのはあるんですけれども、こういった形でヘッドマークの装着とかいうところについては、私の知る限りではないということです。
 
(質)ジャケットを新しくした意味合いについて教えてください。
(答)どうぞ。
(答:教育委員会)年度変わりまして、新たにいじめ防止を一層推進していきたいという思いも込めまして作りました。
 
(質)よろしいですか。2問目のプロモーション推進本部の方、幹事社から1問だけ。非常に推進本部いろいろとつくっていらっしゃっているなという印象を受けるんですけれども、先ほども効果的になかなか取り組めていたかどうか疑わしいところもあるというふうなお話ですけれども、今回、改めてこういう推進本部という形で取り組まれることの現状認識及び今後の抱負についてお聞きかせください。
(答)まず、これからの地方自治体、特に県レベルということですが、課題で考えますと、やはり人口減少問題非常に大きいです。それから、やはりこれから観光客を多く誘致をすることによって、県内産業を振興しなきゃいけない。これはこの二つだけではないんですけれども、主としてこの二つに関して申し上げるとこれはどこの県でも考えていって対策を打っていかなきゃいけないものだと考えています。そういう意味では、地域間の競争になるものでありますので、その県の魅力を効果的にかつ総合的に発揮をしていく必要があると考えています。そのために県庁全体として取り組んでどう発信していくかということを考える必要があると思いますので、今の三重県の現状で申し上げると、そこが効果的にできる体制はとれていないということを言わざるを得ないと思います。三重県内の方々の声を聞いたりもしていまして、そこでこれから改善をしていくためにこういう本部をつくって対策をとっていこうというものです。
 
(質)こちら2問目、プロモーション推進本部の件、各社さんございましたらお願いいたします。いかがでしょうか、よろしいですか。
 
その他項目に関する質疑
 
○新年度を迎えた知事の抱負
(質)では、その他1問だけ、新年度が始まりましたけれども、今年度の抱負について一言お伺いできますでしょうか。
(答)さまざまな課題があります。先ほどもちょっと申し上げましたけれども、少子化の問題、人口減少対策もしっかり対応していかないといけません。これは国でも方針を打ち出しておられますので、県も一緒になって対応して、また三重県では1年前から人口減少対策についてはいろんなところに調査をしたり、それから指針もこの間中間案でありますとか発表したりしています。これをしっかり対応していくというのは、これは変わらずやっていかないと、それから観光でありますとか、カーボンニュートラルでありますとか、防災でありますとか、課題はまだまだあると思っています。それらについては一応議論もしてきて方針というようなものを出させていただいていると思います。観光ちょっと遅れていますけれども近々にこれも出す予定です。また教育についても教育審議会(総合教育会議)で議論をしていますので、大綱をそう遠くないうちに出せると思っています。今まで議論をしてきたものを成果にするというのが4年度末から5年度の頭にかけての大事なことでありまして、5年度はそれを実行していくということです。年度初めの県庁の皆さんへの私の挨拶の中でも言いましたけれども、令和5年度は今まで議論をしてきたことをまとめて、さらにそのまとめたものを断行していこうと、こういう年度にしましょうということを呼びかけさせていただきました。このようにしていきたいというふうに思っています。ただ仕事の仕方としては深刻に考えてやっていくというよりも、のびのびと明るく実行してもらいたいというので、私の令和5年度の目標というのは、明るく果敢に前向きにいきましょうというふうにそういう姿勢で臨みたいと思いますというのもお話をさせていただきましたので、モットー的な部分を申し上げると、そういうことであります。
 
○新たな知事の住まい
(質)年度変わったということで、新しいお住まいで気分一新、新しい仕事をというお気持ちもあるのではなかったと思うんですけども、今のところは要はお引っ越しの、住まいの問題はどんな状況になったんでしょうか。
(答)一応、民間の借り上げということで発表させていただいたところでありまして、どこにするのかってまだ決まってません。事務的に検討していただいてますので、それが出てきたら引っ越しの時期を検討するということになると思います。
 
(質)もうだいぶ集約してますが、いくつかの案が仮にあるならば、それが集約されてきたかなという段階。
(答)そこは実はお任せしてまして、知事の公舎って私がああしてくれ、こうしてくれ、こんな機能があった方がいいというのはこれは伝えてはおりますけれども、そこはもう基本私がずっと入るわけではないので、次の知事さん、次の次の知事さん恐らく入ることになると思いますので、そういうことも考えて県庁の事務方の皆さんで検討してもらって、ここがいいんじゃないかとそういうのを決めてもらおうと思っています。まだ私は具体的な中身については聞いていないです。基本お任せしようと思っています。
 
(質)ちなみにその機能って、こんな機能こんな機能というのはどんな機能を。
(答)まずは知事が健康に暮らせるというのが大事ですので、夏の暑さ冬の寒さしのげるようになってないといけないと思いますし、それから害虫が入ってこないようにすると大事。まず健康っていうのが大事ですね。それからやっぱりこれは個人的な話かもしれませんけど、知事という職の職務遂行という意味でも大事かもしれない。それから危機管理ってのは非常に重要ですので、県庁からそんなに離れてないということ。それから地震とか災害が起きたときに対災害機能をちゃんと備えているというところ。それからセキュリティーの問題もあると思います。そういったもろもろのことを判断して考えて、県庁の職員の皆さんで考えていただくということになると思います。
 
〇統一地方選挙の投票率向上に向けた呼びかけ
(質)今週末9日に県議会議員選挙がありますけれども、今回知事選とは別で単独での県議選ということで、一部の話の中では投票率が下がるんじゃないかという心配の声もありますけれども、改めて県民の皆さんに投票に関する呼びかけみたいなところをお願いできますでしょうか。
(答)この投票率が下がるというのは他でも言われてますよね。今回統一地方選だけではなくて、私のときの知事選挙もそうだったと思いますし、今回9の知事選挙が行われるかというふうに記憶していますけれども、そこでも投票率が伸びるかどうかはわからない。それ以外のところは下がる可能性はあるというふうに言われてるのは承知しております。投票に行って有権者としての意思をやっぱり表示をしてもらって、自分たちが政治を変えていくんだということですね。そして自分たちの希望する三重県を、それから自分たちの希望する地域をつくるんだということを示す方法、これ投票しかありませんので、ぜひ若い方も含めて投票に行っていただきたいというふうに思います。
 
〇国の少子化対策の評価、注目の施策
(質)少子化対策についてお伺いしたいんですけども、先月末ですかね、国の少子化対策が公表されました。三重県は県の人口減少対策方針案ですか、あれの中間案を示していて、今後国の方針踏まえて最終案の策定に取り組むと思うんですけども、まず国が打ち出した今回の対策どのように評価されてるか、注目されるメニュー、施策などがあれば教えていただきたいのと。
(答)何のですか。
 
(質)注目しているメニューですとか、対策ですとかあれば教えていただきたいのと、逆に地方自治体の目から見たときにどういった点が不足しているかというのがあれば教えてください。
(答)3月の末に国が次元の異なる「こども・子育て政策」の強化というのを打ち出されたわけであります。そこには大きく三つの柱がありまして、若い世代の所得を増やす、それから社会全体の構造・意識を変える、そして全ての子育て世帯を切れ目なく支援するいうことで、それについてさらに細分化されて五つの「こども・子育て支援加速化プラン」というのを打ち出されました。これについては私は評価できるものだと思っています。特に若い世代の所得を増やす、これはなかなか地方自治体では無理でありまして、これを国がこういう姿勢を打ち出したというのは非常に大きい話だと思っています。児童手当の所得制限の撤廃もそうですし、それから奨学金ですね、奨学金の返済を、給付型の奨学金の対象を増やしたというのもそうやと思います。それから大学院の授業料の後払い制度についても拡充をするということも打ち出してますので、若い世代が所得を増やしていって、子育て、子どもを持てるような環境をつくっていくというのは、これは評価できるところの1点目であるというふうに思っています。また社会全体の構造を変えていこうというんで啓発活動も含めてやっていくということを国が打ち出したというのは大きいと思います。主としてその2点、他にもありますけどもこういったことを打ち出したというのは大きいです。さらに大きいところでいうと、たたき台というふうに言っておられるので、これから議論していきましょうということを国は言っておられると思います。そういった風土というか、ことをつくられたというのも大きな話だと思います。それから我々三重県ではおっしゃるように既に「みえ子どもまるごと支援パッケージ」というのを打ち出させていただいていますし、人口減少対策の中間案も作らせていただいたところです。その目で今回の政府が打ち出されたものについて見させていただいて、どういうふうな感想を持ってるかということで申し上げると、医療費の部分ですね。医療費の部分につきましては、国民健康保険の減額調整廃止する、これは非常に大きな前進であると思いますけど、さらに一歩進んで18歳までの医療費の無償化についてもご検討いただければというふうに思っているところと、それからあと2点ありまして、一つは我々「子どもまるごと支援パッケージ」の中ではライフステージごとに切れ目のない支援ということで、妊娠、出産、子育ての前の出会いの場の確保、これについても打ち出させていただいてるところであります。国でもそういったところについて議論をしていただいて適切な措置、手法を打ち出していただければというのが2点目です。3点目はヤングケアラーのお話も入れていただいておりますが、例えば児童虐待の対応力強化のようなもの、三重県ではAiCANというようなシステムを使ってやっておりますし、またいじめ対策は先ほどこれのジャケットも着てやってますけれども、あるいは不登校児童生徒の支援の充実、そういったものも「みえ子どもまるごと支援パッケージ」の中では打ち出させていただいておりますので、3点目としてはそういった部分ですね、児童虐待、いじめなどへの対策についても強化していただけるといいなと思ってます。いずれにしても先ほど申し上げましたように、これたたき台ですので、我々からもこれから意見を言っていきたいなというふうに考えているところです。
 
〇「みえ子ども・子育て応援総合補助金」の策定状況
(質)県の施策についても教えていただきたいんですけれども、当初予算で盛り込まれていた3億円の県内自治体に振り分けるといいますか、補助する3億円の施策があったかと思いますが、その要綱の算定の進捗状況について教えてください。
(答)今おっしゃったのは、市町の創意工夫で使える総合補助制度のことでありますね。これは要綱について今担当部局、それから要綱の最終的な責任部局である総務部と話し合いが行われていまして、話聞かせていただいています。概ね担当部局で考えているやり方でいいと思いますという話もして打ち合わせを終えておりますので、後は準備に入って自治体との調整もやっているところかとは思います。早々に要綱は打ち出せると思っています。
 
(質)もし施策の募集開始時期ですとか、何かしらの目途がついていたら教えていただけるスケジュール感というのはありますでしょうか。
(答)そこまで私まだ聞いてませんけれども、そんなに遠くない時期に自治体の皆さんに対して募集を始めることになると思います。
 
(質)そのほかよろしいでしょうか。
 
〇三重県人口減少対策方針への意見、策定状況
(質)その人口減少対策について関連して少しだけ伺いたいんですけども、先週あの示していただいた中間案ですけれども、この場で知事が正確な言葉は覚えてないんですけど、批判の声もあると思うけれども、私はこの方針で間違ってないと思うということをおっしゃった記憶があるんですが、批判の声というのは、どういう部分の分野を指して念頭にお話しされていたのかというところをちょっと伺います。
(答)これは県議会でも御質問いただいたところなんですけれども、先ほども申し上げたライフステージごとに切れ目のない支援の中で結婚支援というとこですね。そこについてはさまざまな考え方があるので、御批判がある可能性があるということで、この間の発言ではそういうことを申し上げたというところですね。そこについては我々は結婚したくないというのは当然個人の自由ですので、結婚したいという意思を持っておられる方に支援ができないかということで施策を展開をしていくということですので、結婚したくない人に強制するつもりは全くないということです。
 
(質)今の人口減少対策の県の中間案について、1点確認させていただきたいんですが、先週のこの協議のところで政府の少子化対策のたたき台も基に反映させて最終確定していきたいというふうに確かおっしゃられていたと思うので、最終的にいつ決定しそうかというスケジュール感みたいなのが、もしあれば教えてください。
(答)まず3月の末にこれ政府の考え方は出ました。従って、例えば先ほど申し上げましたけど、医療費についての政府の考え方はわかりましたので、我々は18歳まで無償化してほしいということで考えておりましたところですが、それについてどう考えるかというのをこれから最終案に向けて盛り込んでいかないかんというふうに思います。あとは最終案をつくるにあたって関係する方々の御意見も聞いていかなきゃいけないので、今そのスケジュールを担当部でつくっているところと承知をしております。従いまして、それができましたら、なるべく早いタイミングで最終案をまとめていくということになろうかと思います。
 
(質)その他いかがでしょうか。よろしいですか。それでは第二さんお願いいたします。
 
○令和5年度いじめ防止強化月間(4月)について(発表)
(質)発表項目のいじめ防止キャンペーンというか、ピンクキャンペーンというか、何かそれって、9月2学期始まる時に一番いじめを苦にして自殺とかそういうことがあるんですけど、これ4月強化して、例えば秋口にもう一回そういう仕掛けをするとか、秋口、9月、そういう仕掛けをするとか何かそういう構想がなかったんですか。
(答)それは条例で4月と11月がいじめ防止強化月間になっていまして、4月は何でなっているかと、学校始まりますので、いじめとかいう、新しい人たちと合うわけ、そうするといじめが出てくる可能性もあるということで4月。11月は学校に慣れてきて、かつ授業以外の行事、11月結構多いじゃないですか。文化祭とかそういうところで生徒同士が教室以外で触れ合うこともあるということで、やはりいじめが出やすいということ。それから11月は子ども虐待防止啓発月間であるということ、あるいは差別をなくす強調月間でもあるということで、条例上は4月と11月というふうにしまして、そういう意味ではご指摘いただいた秋口は11月にさまざまな啓発活動を9月と同様にやっていく。こういうもんですね。
 
(質)ただ、元々11月、そこ盛り込んだのは、カナダの高校の生徒たちがピンクのものを付けて、あれはLGBTの関係ですけど、そこで始まってそれを取り入れて11月にやってたので、三重県として、逆にいったらカナダと当然日本というか三重県では学校の制度が違うので、逆にその9月ぐらいにそこに何か入れた方がいいのかなとも思ったので、そのへんは何か検討はあったんですか。条例なんですよね。
(答)カナダ、条例で11月って決まってるんですね。カナダも9月始まりだと思いますけれども、9月ということに設定してないのかな。カナダも11月ですか。
(答:教育委員会)カナダのいじめの関係のピンクシャツ運動については、月でいうと2月の取組になっております。
 
(質)カナダでは。
(答:教育委員会)カナダではです。
 
(質)三重県はそれを受けてやり出したのは11月ぐらいだよね、前の知事の時に。
(答:教育委員会)ピンクシャツ運動。
 
(質)何かピンクのものを付けるという。
(答)9月と11月ですね。
(答:教育委員会)強化月間の取組は4月と11月ということです。
 
(質)教育大綱と教育ビジョンの関係を知事はどのように捉えられていますか。
(答)教育大綱は、我々知事部局、特に知事の考え方を入れて、さまざまな教育委員の方々とも議論をし、今回は教育の専門家の方も専門委員として来ていただいてお話をさせていただいていますが、それをまとめていくものというふうに考えています。それを受けて教育委員会でビジョンというのを作っていってもらうということのそういう関係かなと思ってます。
 
(質)ただ、法によると、教育大綱を作ればビジョンは作らなくてもいいというふうになってますけど、それからいくと、場合によっては二重指針みたいな感じにはならないですか。そういう恐れがあるというか。
(答)教育大綱を踏まえてビジョンを作っていくということになると思いますので、もし齟齬がある、あるいは考え方が違うということであれば、大綱のときに教育長も参加してますので、意見を言ってもらえるかなと思います。
 
○三重県プロモーション推進本部の設置について(報告)
(質)プロモーションのところで地域間競争になると、人口減少対策の一つとして、そのときに県全体として、今までのところは、三重県の特徴を発信できる体制にないという形なんですけど、都道府県の場合、結局、その一番役目を大きく担っているのは知事であって、知事が突出するかどうかで割とその県の名前が全国に知らせられるとか、一応そういう流れで大体きてるじゃないですか。山形県の知事は、サクランボの着ぐるみを着てサクランボ特産だと出したり。別に一見知事に着ぐるみ着ろとは言わないですけど、でもそういうふうに各知事はみんな努力されてて、その辺の発信については知事自身はどうお考えですか。
(答)私自身の発信力ですか。どうですかね。
 
(質)いや、着ぐるみじゃないんですけど。
(答)着ぐるみね、着ぐるみどうですかね、発信力は、役人やってましたから、あんまりあるわけではないと思いますけど、とにかく三重県を表に出していかなきゃいけないし、宣伝していかなきゃいけない。セールスマンであるとは考えていますので、あらゆるところで三重県の良さを訴えていこうかなとは思っております。
 
(質)そこは知事自身がある程度営業マン的なのも兼ねて売ってくってことはお考えではあるんですね。
(答)やらなあかんですね。それはそうですね。ただ、知事だけが何というか、プロモーションをやるわけではないので、やっぱり県庁組織全体が三重県をどうやって売っていこうかということを議論もし、そして一体的に実施をしていくということになると思います。一人だけの力というのはなかなか限界ありますね。
 
(質)ただ、事実としてやっぱり知事がテレビとか新聞とか売れてる県というのはそれなりに知名度が高いし、大阪の吉村さんもそうだし、東京の小池さんもそうだし。ただ、この人たちは別の政治的野望があるのか何か知らないけど、県は売れなくても自分だけ売れればいいというようなところが多々見られるので、そこの生き方とはちょっと違うということですか。
(答)そこはちょっとよくわかりません。小池さんがどうお考えになっているのか、吉村さんがどうお考えになっているのかよくわかりません。ただ、吉村さんなんかと話をしていると、やっぱ大阪を良くしていきたいという気持ちはお持ちになっておられるので、それはそれで両方の気持ちをお持ちなのかなと思いますけどね。
 
その他項目に関する質疑
〇知事公舎の新しい防災システム
(質)あと、知事公舎で令和2年の秋口に台風か何か来て、防災情報のシステムが県庁に来ないとわからないというので、知事公舎に新しいシステム入れたはずなんですけど、あれは知事が仮にマンション移られたときに、そのシステムは持っていくのか、あるいは新しく構築されるのか、その辺の検討はされているんですか。
(答)そこは私聞いてないですね。防災のシステムを入れた、令和2年に。
 
(質)だから、本庁のやつがこっちにもデータが入るように、画面も大きなものにして変えたと。
(答)知事公舎ですか。
 
(質)知事公舎の方で。
(答)そんな画面は見たことがないので、ファックスが置いてありますが、それで入るってことなんかな。ちょっと確認してみますね。
 
(質)どっちにしても、そのまま使えればいいし、使えなかったら当然新しくするとそういうことですか。
(答)そういうことになりますけれど、今、情報はまず電話で入って、すぐ登庁するという形になってますので、問題はあまり感じてないということですよね。
 
〇三重県庁の人事・組織体制
(質)じゃあ、発表項目外で、この前の人事発表の時には、資料が出てきて、すぐの判断だから、あまり深くは聞けなかったんで、ある程度人事が改まって、今お聞きするんですけど、少なくとも危機管理統括監というのが平成24年度人事で初めて出てきて、これを維持する意味というのは、知事はどのようにお考えですか。
(答)県庁の仕事の一番大事な仕事というのは、県民の命を守ることであると思ってますので、県内に災害、事故が発生したときに、その事務方の責任者という意味での危機管理統括監を置くというのは意味はあると思います。
 
(質)設置した時に、警察庁から警視監だったかな、警視正のもう一つ上の奥野さんという方が赴任されて、その方にお聞きした時には、内調の三重県版を目指すとおっしゃったんですね。それからいくと、災害だけじゃない部分の要はトラブルシュートの部分というのはそのときはやろうとされたかもしれないんですけど、そこの意味合いは知事はあんまりお考えにはならないのですか。
(答)そこは必要ないと思いますね。その方が内調のことをご存じ、恐らく国で働いた方だと思いますので、内調のことをご存じだと思いますが、内閣調査室の仕事は主として外国との関係ですので、別にその県にそんなことをやる必要はないですね。
むしろ、災害、大事故の対応というのをしっかりとやっていく必要があるというふうに思っています。
 
(質)そこは防災対策部長と仕事がダブる面があって、どっちが指示系統命令を発揮するかと、分かんなくなっていた部分もコロナに関してはあったりして、去年、一見さんが知事になられてから、整理をされたじゃないですか。そこのところは、災害でも防災対策部長と危機管理統括監の指示系統でいくと、危機管理統括監がするという形になる人ですか。
(答)そうです。それぞれランクが違いますので。だから危機管理統括監が防対部の仕事をスーパーバイズするわけです。副知事級の職員としてということですね。ですから、別にどちらか不分明であるということではなくて、指揮命令系統は、はっきりしていると思います。
 
(質)じゃあ、本題なんですけど、危機管理統括監が、従来日沖さんは別にして3代ばかり副知事になっているじゃないですか。通常でいけば来年廣田副知事が任期満了を迎えられるので、そういう意味合いの今回の人事的なものはあるんですか。
(答)いや、人事はこれからまたいろいろと決めていきますので、現段階においてそういう意図があるということではないですね。
 
(質)あと、県OBの福永さんを教育長に充てられたことなんですけど、これはどういう意図と何を持ってそうされたんですか。
(答)福永さんに関しては、いろんな方から県庁のOBの方もおられますし、現役の職員の方もおられますが、さまざまな評価を聞いておりまして、教育の現場もよくご存じだということもありましたので、教育長に就いていただいたというものであります。
今、教育大綱の議論もしておりますし、福永さんともお話をさせていただく機会もありましたけど、私の考えている教育の現場の問題についてもよくご存じでいらっしゃいますし、それへの対処の方法についてもご自身のお考えを持っておられるので、適任であるというふうには思っております。
 
(質)知事が令和3年の9月の知事選出られた時にリーフレット等を福永さんが一部関わってやられてるというの聞いてて、私は一部書かれてるのかなと、県立大学の一行が入っていたので、検討という、なんて思ってたんですけど、実態は打ち合わせはされて、サジェスチョン、助言的なものはされたみたいですけど、結局ほとんど一見知事がお書きになって。
(答)ほとんどというか全部私が書きました。
 
(質)それからいくと、そういうところでのある程度人物評価みたいなものはあるんですか。
(答)知事になる前にお話をしたことはありますけど、その時、非常に誠実な方で、それから県庁全体の政策にも明るい方だなという印象は持ちました。ただ、詳しくというか、何度もお話ししているわけではないので、そこまで人物評ができるほどの回数は会ってはいませんが、誠実で立派な方だというふうには思っていました。ただ、それが今回の教育長になっていただいたことの決定的な判断ということではありません。むしろ、いろんな方から福永さんのお話も聞いて、また福永さんICETTの理事長(専務理事)をされてましたので、そこでICETTの仕事の関係でお話しする機会もあってということもあって、教育長になっていただいたということです。
 
(質)去年、夏までの間にICETTに行かれましたよね。
(答)行きました。
 
(質)あの時もある程度話されたんですね。
(答)話しました。その後も志摩でPALM&G会議の時もおいでになっていただいてまして、話もさせていただきました。
 
(質)福永さんを登用しようというのは、知事の側から出された話ですか。それとも人事案詰めている副知事とか、過去のOBでそういう使い方をしたことがある、24年度の石垣さんですけど。
(答)そこは人事に関することですので。最終的には、みんなでいいですねということになって決まったということですね。
 
(質)みんなで話し合われて、最終的に決定されたのは知事という解釈ですか。
(答)人事は最終的に責任は私が取ることになってますね。
 
(質)教育長を充てられたときに、特に与えられた課題は何ですか。
(答)教育長に就任をされた後に話をさせていただきましたけれども、特に先ほどもいじめの話で、非常に重要な課題だと考えていますので、そこについて、いじめをどうすれば見逃しがゼロに近づいていくのか、そして根本的にいじめがなくなっていくようにどうしたらいいのかというのを考えてくださいということを申し上げたのと、それからもう1点は自己肯定感ですね。子どもの自己肯定感を、三重県の子どもたちは、全国平均に比べると自己肯定感は割とあるとは思っていますけれど、さらにそれを伸ばしていくやり方というのを考えてくださいということを申し上げました。さらには先生方の労働環境がやはり問題になっているので、それを改善するやり方というのも考えていただきたいということ。さらには三重県の子どもたちで、日本であるいは世界で活躍できる子どもたちが出てくるように、学力も含めてでありますけど、どうやって伸ばしていくのかということも課題ですね、とその4点についてお話をしてあります。
 
(質)3番目の労働環境改善というのは、クラブ活動顧問とか、そういうものの話なんですか。
(答)それもそうですし、あとは学校にいる時間ですかね、長い時間やっぱり学校にいますし、そういったことについてどう対応できるのかというのを考えてほしいと言っています。
 
(質)あと、全体に56歳部長というのが去年久しぶりに出て、お一人。今年3人いらっしゃるんですけど、これはある程度知事の指示で若返っていこうという、そういう発想なんですか。
(答)そこはないですね。1歳、2歳、3歳の年齢が、経験というのは大事ではありますので、年齢が高いほどいいというふうに思っているわけではありませんけれども、やっぱり人物を見てということですね。
 
(質)たまたま56歳であげてもいいという人がいて、そうしただけですか。
(答)意図的に若返らせてくれと言ったわけでもないですし、若返らせましょうというふうに言ったわけでもないです。
 
(質)そこは若返ったほうがいいじゃないですか、そうでもないですか。
(答)年齢ではないですね。人柄と経験だと思いますね。
 
(質)今まで58歳でなると1部署で、最後2年くらいしか部長できないじゃないですか。一時期54歳でつくったことがあって、そういう人は2つか3つのポストをこなしていくという形だったんですけど、やはり58歳ぐらいのポストだと何か十分力を発揮できないという、そこだけだからという話もあったりするんですけど。
(答)そうでもないと思います。本人のやる気、それから経験、能力だと思いますね。三重県庁の部局長の人たちは、みんなやっていただけると思ってますけどね。
 
(質)逆に課長で50歳にならないと大体課長にならないという、これは民間から見ると、非常に硬直化した体制に見えるんですけど、その辺はいかがですか、国も含めての話で。
(答)国が50にならないと課長にならないのかちょっと私も記憶にないですが、責任の重さを考えると民間企業で私も働いていましたけれども、行政ってわりと課の持っている所掌事務って結構大きいので、一定の経験があった方がいいっていうのはあるかもしれませんね。
 
(質)50でなっても、それはそれで妥当だと。
(答)年齢あんまり関係ない、もちろんあまり年齢の高い人間が長くやっているというのはよくないとは思いますけれども、年齢じゃないと思いますね。本人のやる気と能力、経験であると思います。
 
(質)わかりました。どうも。
 
(質)よろしいでしょうか。ありがとうございました。
 
(答)ありがとうございました。

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