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令和05年07月25日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和5年7月21日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・第2回三重県児童虐待防止対応検討会議について(報告)
JR関西本線ビジネス利用協力企業の募集について(発表)
観光地(伊勢市)における夜間のタクシー増車配備の実証事業について(発表)
株式会社ポケモンとの連携取組(『ポケふた』の寄贈等)について(発表)

質疑項目

・発表項目等に関する質疑
・新型コロナウイルス感染症
・県営都市公園熊野灘臨海公園
・桑名市長との円卓会議
・県庁の組織

発表項目等

(知事)おはようございます。私の方から今日は4点申し上げたいと思います。1点目は先ほど検討会議を開催しましたけれども、児童虐待の関係であります。先ほど検討会議を開催をいたしまして、今後、児童虐待が発生した場合に、対応をどのようにやっていくのかっていうのをある程度具体的に定めたわけでございます。この関係では、もう皆さんご案内のように7月の14日に第1回の第三者会議を開いていただいたところでありまして、私どもサポートをしっかりしていくつもりでございます。そこでお決めいただくのは、もう少し時間がかかると思いますので、それまでの間に今できることは何かということで、前回発表させていただきましたけど、この4点、これを決めさせていただいたわけです。今日の第2回目の検討会議では、それぞれの点について、より具体的に何をやるのか、そして、いつからやるのかということを決めさせていただきました。大きなポイントでございますけれども、今回見直しの大きなポイントはこの三つだと思っております。今回の事案に関していうと、1年近く対面で確認ができていなかったということでありますので、今、第三者委員会でもそうした指摘はいただくのかなとは思っておりますけれども、その指摘を待ってというわけにはいきませんので、対面を基本とする安全確認の実施、これをやろうと思っております。時期的には、先ほどの会議でも話をいたしましたが、8月を目途に進めたいと思っています。それから、通園、通学していない事案、見守りの頻度でございますが、ちょっと細かい資料で申しわけありませんけれども、一時保護をしている児童に関しましては1週間に1回以上、本人観察して安全確認をするということに今なっております。在宅の方でございますけれども、これは1カ月に1回程度、これは事案の重要性、緊急性に応じて1カ月に1回確認をするものと、3カ月に1回確認するものがあります。もちろん、通園、通学をしている人もいますので、そういう人たちは学校であるとか、あるいは保育園などで確認もするわけですけれども、児童相談所など責任ある立場の機関が確認をするのを1カ月に1回とか3カ月に1回と決めているわけであります。その中で通園とか通学をしていない場合というのもあります。これについて、今、3カ月に1回というルールだったんですけど、これを1カ月に1回へ変えるということです。これが2番目であります。3カ月に1回というのを1カ月に1回、頻度を上げるということです。そして、全てのケースそうなんですけれども、例えば家庭の状況でありますとか、あるいは児童の状況、例えば通園しない通学しないというようなことが起きた場合、変化が生じた場合っていうのはそういうことをいってるんですけれども、機動的な安全確認を実施をする。これも対面を基本とするということであります。対面を基本としながら、子どもさんの状況、それから場合によると、家の中の状況、親御さんの状況、そういったものを観察をするということを考えておりまして、必要に応じて一時保護をするという決定もしていきたいというふうに思っております。これが先ほどの検討会議で決められたことであります。1点目は私からは以上でありまして、2点目でございますが。失礼しました。それで先ほどの会議でも申し上げましたけれども、これ児童相談所、相当労働がかかってきます。負担がかかってくると思っています。そういう意味では、全庁で財政的、あるいは人的な支援も考えていく必要があろうかと考えているところでございます。その内容については、今検討中であります。いずれにしましても、お亡くなりになられたお子さん、心からご冥福をお祈りをいたします。また、母親につきましては報道もありましたが、昨日、起訴されたということで、それは司法の場で対応をしていくということになろうかと思っているところでございます。必要に応じて、我々も協力をしていきたいというふうに思います。1点目は以上です。
 
2点目、それから3点目につきましては、交通の関係であります。2点目はJR関西本線でありますけど、このビジネス利用、通勤利用の協力をしていただくモニターを実はお願いしようと思ってまして、さまざまなアンケートをこれからやっていくということを考えておりますが、そのために100名程度のモニターの方を募集していこうというものであります。関西本線、ご案内のように、令和3年度にJR西日本さんが発表されましたが、輸送密度でありますけども、どんどん減っているということでありまして、766人の輸送密度であります。1987年からすると5分の1に減少している。これ西日本さんから発表がされました。廃線するかどうか、その検討が2,000人未満であると検討に着手するというのがJRさんの考え方でありますが、関西本線、本線と名前が付いてるように、三重県にとって非常に重要な輸送機関であるというふうに考えていますので、まず利用の促進をしていかないかんとこう考えています。現在、車で通勤をしておられる方に、関西本線を使っていただいて、どこをどう変えていけば汽車で通勤、関西本線で通勤をするようにしてもいいかということを考えられるのかということを確認をしていきたいと思っています。そのモニターを100名程度募集するわけでございますけれども、8月の下旬から9月の30日まで乗車をしていただきたいというふうに思っています。そのためにチャージをしました、これJR西日本さんにも協力していただきまして、チャージしましたICOCA、ICカード、これをモニターの方に配布をして、通勤で利用をしていただくということであります。そこでアンケートも行いまして、例えば関西本線の時刻が使いやすいものになっているかとか、あるいはバスの接続状況がどうなのかというようなことを確認をしていきたいというふうに思っております。モニターの募集ですけど、7月の21日、今日から8月の18日までということで、100名程度のモニターを募集をしていきます。アンケートにつきましては、11月の中ごろぐらいまでに分析をして発表もしていきたいと考えております。
 
それからもう一つの交通の関係、3点目ということになりますけど、タクシーの関係であります。伊勢で夜間のタクシー増車配備を業界の方にお願いをしまして、そしてその結果、うまくいっているのか、まだ足りないのか、それとも需要がそんなにないのかというあたりを確認をしていきたいというふうに思っております。そういった実証実験をやりますというのが3点目であります。ご協力をいただいたタクシー事業者の方は、この事業者の方であります。時期ですが、8月3日から9月30日までの木金土、それの20時から24時、これを対象に実証実験を行います。具体的に何をするかということでありますけれども、木曜日、それから土曜日はこの各社さんのタクシー車両を足しますと、20時以降で大体14両、実動車両を配置をいただいております。それに増車をしようということで、人を他の営業区域から持ってきていただくということになりますけど、木曜日と土曜日は5両追加、従って14両、今あるということですので、19両が稼働すると、20時以降ですね、ということになります。金曜日はこれ割と繁忙日ですので16台、今稼動しているようですが、それに7台を追加を今回実証実験として23台ということで実験をしようとしております。これは例えば飲食店でタクシーを呼んでも、なかなか伊勢でも20時以降はタクシーはつかまらないという声も聞いておりますので、タクシー車両を増車してつかまりやすくなるのかどうかというあたりをお店の人にも確認をしたいと思っていますし、タクシーの方には、実際に配車依頼があって稼働したのかどうかというあたりも確認をしまして、いわゆる需給状況の確認ですね、これ把握をしてどうしていくのかっていうのを、今後、関係当局とも話をしながら決めていきたいというふうに思っております。8月3日から9月30日ということで、夏の時期、お盆を含んだ夏の時期で多くのお客さんが動く時期でありますので、ここでまず1回実証実験をします。それから第2期としましては11月の16日から1月13日、来年ということになりますが、11月の16日から来年の1月13日までを考えておりまして、2回に分けて実証実験をしたいと。第2期の方は年末年始を入れ込んで実験をするとこういうものであります。これが3点目。交通関係が2点目、3点目ということであります。
 
最後ですけれども、ポケふたのご寄贈を株式会社ポケモンさんからいただきまして、これ第3弾ということになります。これについてのご案内であります。第1弾は、去年の3月に7市町でありました。第2弾は今年の3月ですけども、6市町でございまして、合計今までで13市町ご寄贈をいただいていますが、今回新たに名張市、木曽岬町、それから東員町、この三つですけれども、ここにポケふたをご寄贈いただける。それぞれ21日、28日に設置をする予定であります。合計しますとこれで16の市町にポケモンさんからご寄贈いただいたということになります。ご案内のように三重県の応援ポケモン、ミジュマルでありますが、それぞれのポケふたにミジュマルがあしらわれております。設置の場所は今まで公表していたんですけど、今回あえて非公表にしまして、設置をされたこのポケふたを皆さんに探してもらって、SNSに投稿してもらう企画を、初めてですけれども実施をしたいというふうに思っております。ぜひご参加をいただいて盛り上げていただければなと思っております。それから、「Twitter投稿企画 ミジュマルを探せ!」っていうことですね、こういうことで、これが実施要領であります。ぜひ皆さん参加をしていただきたいと思います。それからもう一つ、松菱に7月の27から8月28日の間、ポケモンセンターの出張所を開設するということです。これはもう既に7月12日にご案内をしておりますけれども、確認でありますけれども、松菱にこういった商品を販売している場所、あるいはミジュマルと一緒に写真が撮れるというようなイベントも実施をしておりきます。三重県と県産品の魅力にも触れていただくということができますので、松菱にも足を運んでいただければというふうに思っていおります。公共交通機関でおいでいただければと思います。私からは以上です。
 
発表項目等に関する質疑
 
第2回三重県児童虐待防止対応検討会議について(報告)
(質)発表項目多かったので、1件ずつ分けてでいいですか。
(答)どうぞ。
 
(質)まず、冒頭の再発防止策の関係ですけれども、大きく分けて四つのポイントをご紹介いただきましたけれども、まず総じて知事の方から、今回のその再発防止策の実効性、いわゆる効果ですね、現場間でこの四つを徹底することで、今回の事案の発生を踏まえてどのような効果が得られるのか、解決につながるかというところを。
(答)四つそれぞれ実施時期は違いますし、それぞれの効果は異なってくるものでありますけれども、先ほど申し上げました三つのポイントで申し上げましたが、1番重要でありますのは、こういう見直しをしているポイントですね。これによりまして児童虐待を受けている子どもさんの状況をより的確に判断できる、観察して判断できるというふうになると思います。それから一時保護をしなきゃいけなかったのにできなかったということがないように、リスクの再評価をしていこうということもやらせていただきます。これによって同じように虐待を受ける子どもが見逃されているということがない、そのようにやっていこうと思っています。それから、3番目の話はどちらかというと能力向上の話ですので、直接的に子どもさんの保護につながっていくというわけではないですが、これ研修も行ったりします。例えば、ケーススタディーの研修もやったりしますので、そういう意味では児童相談所をはじめとした職員の能力向上に資するということになりますので、これも子どもさんを守ることにつながっていくだろうというふうに思います。それから、今回の事案でも関係機関から、例えば要対協で子どもさんの状況の報告がなかったというのもありました。やっぱり関連機関の連携というのは、やっぱり重要でありますので、そういったこともきちんとやっていこうということで、この4番目も非常に重要なポイントかなというふうには思っています。これによって、子どもさんを保護していくという能力の向上を目指してまいります。
 
(質)その上でお尋ねしますけれども、先ほども言及がありましたけれども、人員体制のことです。会議でも児相だけの負担にしないようにというところで、財政面に加えて、会見でも人員について触れられましたけど、今のところ、今の人員の多いのか少ないのかという認識、それから、今現段階で、仮に増やしていくんであればそういった方針ありますでしょうかというところ。
(答)平成24年に事案が起きてから、平成25年から、平成25年には児相とそれから児童相談センター合わせて107名だった定員を令和5年度には151人ということで、約1.5倍に増やしてきているわけです。ただ、今回、子どもの虐待の見逃しをしないということで、体制あるいは対応策を決めたわけでありますけど、これに伴って業務が増えてくる可能性はあると思っています。そのときに、この今151名いる要員で足りるのかどうか検討をしておりまして、必要に応じて増員ということも、これは一時的なものになるかもしれませんけど、増員もあり得るということで、今現在検討中です。
 
(質)あともう1点だけ。これまでの取材であったり情報で、いわゆる一時保護を増やしてしまえば、そういった保護しておく設備、施設とかも要るわけですから、そういった部分の、そこが原因になってはいけないですけれども、事情もどうやらあるようで。知事として、そういった保護の場所を視察されたりとか過去にしていたのかどうかと、もし今後、例えばしていなければする予定があるのか、あとはそういった施設の整備、拡大とかそういったことも視野に入れているのか。
(答)北勢児相の一時保護所、私、視察をしております。設備かなり老朽化しておりますので、今年度の予算で調査設計を始めて、建て替えということで、そういった流れで動いていくということもなっております。中勢児相についても確認をして、必要であれば改修するということもあるかもしれませんけれども、同様の考え方で対応したいと思っているところであります。そのときに収容する人数、それを拡大する必要があるということであれば、そこも含めて設計の段階から対応していきたいと思っています。
 
(質)この改修も含めて対応ということで、中勢児相について改修を決めたというわけではありませんか。
(答)これからですね、はい。中勢児相は北勢児相に比べると、建設、設置したのそんなに古くないということでありますので、中勢児相はこれからどうするかってのを決めるということにしております。
 
(質)2点ありまして、最初は、今まで目視とおっしゃってたと思うんですけど、対面と目視の定義とか違いを教えていただきたいのと、もう1点が、今日示された三つ目、家庭や通園、通学の状況に変化がある場合は。
(答)ごめんなさい。
 
(質)家庭や通園、通学の状況に変化がある場合は、児相だったりとか市町の担当者の人が本人と会うっていうのがあると思うんですけども、これは変化がない場合はどうなるのかっていうのを教えていただきたいです。
(答)まず、目視と対面の違いですけれども、目視の場合は、目で見てという意味ですね文字どおり。これは今まで、第1回の時も目視という言葉を使ってたんですけれども、実はその時もただ目で見るだけではなくて、例えば長い間お風呂に入っていない場合には、体臭が臭ってくる可能性もあるので、それからあと親御さんとお話をした、あるいは本人とも可能であればお話をして、どんな状況なのかというのも観察をした方がいいだろうということで、今回、言葉を変えまして、対面を基本とする安全確認と、こういう言葉に変えさせていただきました。実は前回も単に目で見るだけということではなかったんですけど、表現がより適切な表現に変えたというふうに考えていただければというふうに思っています。それから、在宅の場合も、それから一時保護場合、これ一時保護してますのでそんなに問題は出てこない可能性が高いと思いますけれども、在宅のケースに関しまして、ご家庭の状況が変わる、例えば家族構成が変わるとか、それから兄弟がおられて、兄弟の話から場合によると虐待の疑いが出る場合とか、そういった場合、あるいは今まで通園、通学してたのにしなくなったというようなことがあった場合に、この原則1カ月に1回、3カ月に1回、これ1カ月に1回に変えるものもあるんですけど、それにとらわれずに機動的に確認にいこうというものであります。これ以外のケースということですけれども、あるいはこういう兆候があれば対応するということなんですけど、それ以外に、兆候がなくてもというのは変ですけど、気になることがあれば、それをこういったケースがなかったとしても対応するというのはあり得るとは思っています。ケースバイケースであろうかと思います。
 
(答)失礼しました。ちょっと先ほどの会見、訂正させてください。国児学園につきまして、調査設計に今年度入りまして、北勢児相については来年度、来年度予算で、これはまだ決定は先ですけれども、調査設計に入る予定であります。
 
(質)今の目視、対面のお話に関連してなんですけど、元々前回の会議の際も目視といっても、ちょっと対面の要素も含んでいるっていうのを、より適切な言葉っていうことだと思うんですけども、改めて対面だということで、この対面をするっていうことを今回、強調する方針になったとは思うんですけども、改めて知事のお考えとして、目視よりも対面の方が効果的だということだと思うんですけど、その意義といいますか、それについて答えていただければ。
(答)実は先ほどご質問いただいたように、目視とはいいながら、例えば近くで体臭の状況とか臭いの状況だとか、そのようにも確認しようとは思っていましたけれども、言葉として目視というだけでは分かりにくいので、今回、対面による確認というふうにさせていただきました。もちろん、例えば目で見る距離もかなり遠いところから見るっていうのもあると思いますし、それから目で見ただけで、それ以外の五感で対応、五感というのも嗅覚がメインだと思いますけど、聴覚、嗅覚だと思いますけれども、そこについて対応してないように思えるということなんですが、実は我々は対応しようと思ってました。従って、表現をより適切な対面による確認ということにさせていただいたわけであります。嗅覚を使うた確認というのは、重要なのは、例えば長いことお風呂に入ってないと臭いがしてくるということもあるわけでありまして、目で見ただけではわからないようなものについても、何らかの虐待の兆候というのが見受けられる可能性があるということで、対面による確認という形で決めさせていただいたわけであります。
 
(質)関連してなんですけど、やっぱり言葉の定義を変えたってことは、より分かりやすくされたということだと思うんですけど、目視じゃなくて対面だとやっぱり話しかけるみたいなそういうのもニュアンスまでいってたから、今のお話ですと、近くに寄ることで五感で感じて、例えばさっき嗅覚のお話ありましたけれども、対面で近づくことで、話したりとかそういうところも入ってらっしゃるんですね。
(答)可能な限り、それをやりたいと思っています。
 
(質)それで子どもの反応を見るみたいなところで。
(答)そうですね。
 
(質)より虐待の兆候が。
(答)兆候というか、出てくると思います。それは子どもさんだけではなくて、親御さんともお話をしてということですね。
 
(質)もう1点、再発防止策のところで、関係機関との連携というところがあったと思うんですけれども、これチェックリストの作成などで共有とはあるんですが、今までどっちかっていうと、今回のケースでもちょっと関係機関との連携不足があるという中で、強化するためにチェックリストのこと触れられてるんですけども、何か連携強化するにあたって大事になるのかというお考えを。
(答)まず、それぞれの機関が持っとる情報、例えば要対協などの話し合いの場できちんと出すということだと思います。今回、残念なことではありますけど、今年の1月に保育園の職員が家庭訪問をされて女の子の姿を確認はしてるんですけど、2月にあった要対協の場ではそのお話は出していただけなかったということがあります。従って、各機関が持っている情報を、例えば市町であったり、保育園とか幼稚園ということもあるわけですけど、それぞれが話し合いをする場ではこういうことがあったというのを情報を共有をするような体制にしていただければというのがまず一番大事なことですね。それからチェックリストというのは実は今まで作ってなかったので、そのチェックリストでもって関係者がこういう状態なんだということを情報共有とともに、チェックリストでどういう対応が今後必要なのかということのために、対応の方針なども含めて共有するということが大事かと思っております。
 
(質)ちょっと精神論的なお話になってしまうかもしれないですけども、やっぱり児童虐待の対応のケースって、どこが主体となるかはケースによって異なると思うんですけども、今回のケースみたいに児童相談所が主体となって動いてる場合って、児童相談所さんがそうやってやってるからうちはそんなに口を出さないようにしようみたいな、わかんないですけど、何かそういう雰囲気みたいな、言っていいのかなみたいな、たぶん今回もそういうような状況があったみたいで、よりお互いに出しやすい雰囲気というか、ちょっと精神的な話になってしまうかもしれないですけど、そのあたりはどうお考えなのかなと。
(答)今日も私の指示事項ということで、会議で指示をさせていただきましたけれども、関係機関に今回の事案について皆さんよくご存じだと思いますが、改めて説明をして連携協力してくださいと今おっしゃったような情報提供するのをシュリンク、躊躇するようなことなく出してくださいということをお願いしていくべきだと思いますし、それからお願いをしなくてもやっぱりそういうことをやっていただきたいというふうに思いますので、それぞれの機関でそういった動きをしていただければというふうには思っています。現場でどうですか。そういうその要対協で児相がやっているから情報を出すのやめようかみたいなことはあります。
(答:子ども・福祉部)最終的には要対協の場できちっと情報共有はされてはいるんですけども、やっぱりそこに出てくる情報の整理をチェックリストでもしっかりとやっていきながら、共通の視点でやっぱりしっかり家庭子どもを見ていけるように、そんなふうにはしたいと思います。
(答)情報を出すのは遠慮しようかみたいなことあります。
(答:子ども・福祉部)あんまりないと思います。
(答)あんまりないということですね。ただ、今回は実際その情報は出てきていなかったってのは事実です。
 
(質)先ほど言及もありましたけども、児相のその財政的であったり、人的な支援について、これ具体的にはこれから検討するというお話でしたが、もう少し具体的にいつ頃までにこう内容を決めるのかというところをいかがお考えですか。
(答)そこも含めてこれからの議論であります。実際にこの対応でやってみた時に、どのぐらいの人数が足りないのか、あるいは正規職員じゃない場合には、財政的な対応ということになりますけど、それもこれからの検討ということになります。
 
(質)例えば、今年度中は今回の対応で様子を見て、人的にどれぐらい足りないかというのを調べるのかとか、もうちょっと具体的にどれぐらいの期間、このままいくのかっていうのはいかがでしょうか。
(答)これは実際に今までと対応を変えるわけですので、どれぐらいの期間までに評価するというか、実際やってみて、もうすぐに足りないということであれば、急遽送り込む必要も出てくるかと思いますので、実は期間についてはまだ確定的なものは持っておりません。
 
(質)この具体的な支援の中身とか時期であったりというのは今日も開かれた対応検討会議の中で検討していくんでしょうか。
(答)人的な支援、あるいは財政的な支援というのは、検討会議開かなくてもできますので、例えば急遽やっぱり増員しなきゃいけないというような場合には、一時的な定員増加になりますけれども、それは事務的に対応するということは、会議を開かずに決定をすることは十分あり得ます。財政も同じです。
 
(質)これ対応検討会議は今日で一区切りということなんですかね。今後もどれくらいのペースでやっていくとか。
(答)まずはこれを決めましたので、8月、あるいは10月からここに記載をしてあるものが動き出すということになります。動いてるときに不都合が出てきた場合には、検討会議で場合によると検討し直さなきゃいけないと出てくる可能性もありますけれども、まずは様子を見るということになると思います。検討会議の本来の趣旨は第三者会議で決めていただいたもの、これサポート体制がしっかりとサポートしながらやっていくわけですけれども、その中間報告もしくは最終報告ですね。それが出てきたら、どうやって実行移せる体制にしていくのかというのを決めようとしていたのが検討会議でありますので、次のステージは通常でありますと、あるいは大きな事案が起こる、あるいは不都合が起こるということでなければ、そこで検討会議を開くということになるのかなとは思ってます。
 
(質)この件とりあえずよろしいですか。
 
(質)事務方の方に伺った方がいいところもあるかもしれないんですけれども、規模感のことで先ほどから現場の負担は増えるだろうという話もあるかと思うんですけれども、会議の資料で付けていただいた現行の区分から運用後にというところで、一時保護のものは80件、240件から780件というものがあるんですが、実質的に業務量として増えるものがあるとすると、3カ月に1回以上のうちの通学していないようなこういうところがその頻度が増すということで、業務量としては増える分になるのかなというふうに想像しているところです。実際、この780件のうち、どれぐらいの割合を占めるのかということと、人的体制の見直しというのをまだもうちょっと先ということですけれども、果たしてその増える業務量というのが当面現体制でできるようなものなのかというのをちょっとそこの認識も含めて伺えますでしょうか。
(答)3カ月に1回以上の対応を今行っているのが1,100あるものの中で780件ありますれども、保育所に通園通学していないケース約60件ございます。従いまして、この部分につきましては対応を強化しないといけない。加えて、機動的対応の部分もありますので、これはどのぐらい出てくるかはその時々によってケースバイケースで変わっていきますけども、この部分も業務が増える可能性があるものであります。今のところとりあえず現在の対応で8月からこれを対応しようと思ってますけれども、その様子を見ながら緊急に増員をするあるいは財政的な支援をするということはやりたいと思っております。
 
JR関西本線ビジネス利用協力企業の募集について(発表)
(質)よろしいですか。では続いて関西本線の利用協力企業の募集について質問あれば。
 
(質)いくつか教えてください。モニターのやり方なんですけども、これはICOCAでデータが蓄積されていくわけですが、終わった後、つまりその利用者の方々が使い終わった後も、回収してそれを要は検討して分析していくという感じですか。
 
(答)それでいいですか。どうぞ。
(答:地域連携・交通部)基本的には返していただかないことを検討しています。データはデータセンターで取れますので、基本的には引き続き関西本線のファンになっていただいて、お使いいただきたいという思いも込めまして、返却をいただかないことを基本にしております。
 
(質)そのICOCAはその人のものになるということですね。データの使い方というのは、その人が持っている間も、だからこれはいつだ。
(答)9月30日までがモニター期間ですね。
 
(質)その間も逐一見ていくような感じのデータのチェックの仕方をするということなんでしょうか。
(答:地域連携・交通部)ICOCA全体のデータがどうも非常に膨大なデータ量だそうですので、JR西日本としては一定期間で締めて、そこから取り出して見ていくということで、日々ということは物理的には可能かもしれませんけども、ちょっと事務的なこともありまして、一定区切ってから見るという形を想定しております。
 
(質)それからICOCAの使い方、細かくてごめんなさい。鉄道好きなものですから。ICOCAの使い方なんですけど、例えば、この対象区間の方がそれを持って大阪へ出張します。大阪の市営地下鉄に使うときも、そのICOCA使いましたというのはありなのかとか、あるいは逆に対象区間の方が亀山を経由して津までやってきて、そのままあそこは改札抜けずに、近鉄に乗ったりすることもできるかと思うんですけど、そのあたりはどうなんでしょうか。
(答:地域連携・交通部)出張につきましても、どういうルートで行くかというデータは有効かと思っておりますので、ご指摘のICOCA使えない区間もあったりしますけども、そこは記録とっていただいて、その記録を報告いただいて分析に使いたいと思っておりますので、地下鉄とかバスとかご利用いただけるところはICOCAでお使いいただきたいと思っております。
 
(質)最後に、この集めたデータを最終的にどういうふうに活用する。例えばJR西日本にダイヤの組み方を変えてもらうとか、あるいは三重県内の三重交通になってくると思いますけども、その関連交通機関ですね、それをちょっと接続の仕方だったり、それを変えていくような考え方だとかそのあたりどうですか。
(答)その通りでありまして、細かくて見にくくて申し訳ないんすけど、通勤、通学、通院とか買い物とかそれぞれカテゴリーがあるわけですよね。既にもう関西本線を利用されている方もおられるし、利用されていない方もおられる。今回その利用されていない方で、通勤にあるいは出張もあるかもしれませんけど、使われる方々から状況を確認をしようというわけであります。それ以外のところも、実は全戸アンケートみたいなですね、やりながら状況を確認して何ができるかというのをチェックしていきますけど、今回は主に通勤になりますので、例えばそのダイヤが通勤に適切なダイヤなのかというのは確認できると思っていますし、それからご指摘いただいたようにバスの接続ですね。それがあんまり良くないということであれば、バスの接続時間の見直しというものに繋がっていくかなというふうには思っております。
 
観光地(伊勢市)における夜間のタクシー増車配備の実証事業について(発表)
(質)よろしいですか。続いて伊勢市のタクシーの増車の件質問。
 
(質)続けて非常に申し訳ないです。1点だけ。これ他の町でもそもそも夜の町に利用しづらいというのが宿泊客が少ないということに結び付いていくっていうことでやるのは承知しているんですけれども、例えば鳥羽とか、あるいは松阪とか、そのあたり他の町でも恐らく同じことだと思うんですけど、そのへんいかがでしょうか。
(答)伊勢の方でかなりやっぱり伊勢は大きな観光地ですので、夜ナイトタイムエコノミーというんですかね。食事に行ったり、あるいはお酒を飲みに行ったりした帰りに旅館とかホテルまでタクシー呼んでもいないという声をよく聞きました。なのでとりあえずまず伊勢でやってみようということなんですけども、鳥羽でも同じような状況があるとも聞いていますし、他の地域も出てくる可能性はあると思います。今後、そういった地域での実験もあり得るかなとは思っています。まずは伊勢でやろうということです。
 
(質)その他よろしいですか。
 
(質)こちらの実験ですけれども、ニーズのお話もありましたけれども、増便することによって場合によっては車を増やしたけれども、全く利用されないということもあるかと思いますが、今回の実証実験に伴って、運行会社に対する財政的な支援ですとか、何らかのそういう支援策というものは含まれているんでしょうか。
(答)まず確かにおっしゃるとおりで夜タクシー足りない足りないという話がありますので、じゃあ増やしてやってみましょうということでやるわけであります。会社に直接補助は今考えていないということで、会社でそれぞれご協力いただけるということでありますので、非常にありがたく思っているわけでありますけど、その結果を踏まえて今後どうしていくかというのを決めていくということですね。
 
(質)基本的には民間のお話ですので、需給というものはそれぞれの企業が考えてやればいいかなと思うんですが、そういう意味ではこの県がやる必要性っていうのはどこにあるというふうにお考えなんでしょうか。
(答)行政がこういったことをやってもらうフィールドというか、土俵というのを作ることによって、関係者が一堂に会して現状をまず確認するのが容易になるっていうこと。それからもう一つは、対応策をどうしたらいいのかというのもお互いに言い合っているだけではなくて対応策を考えるということも容易になるというふうに思っています。飲食店さんはタクシーが足りなくて困るとおっしゃっておられますし、タクシー会社さんはいや用意はしているんですけど、乗られないこともあるんですよっていう話もあったりします。それはお互いにやっているんじゃなくて、同じところに集まって本当にそうなのかというの確認をしてみて、本当にそうだったらじゃあどうしましょうということをやっていくということ。そういう意味が行政が入ることっていうのは意味があると思います。
 
(質)重ねてお伺いしますが、各地域にはそれこそ商工会議所さんもそうですし、あるいは観光協会さんもそういう地域でまとめて業種横断的に取り組んでいるような団体あるかと思うんですけども、そういうところがやればいいんではないかなというふうにも思うのですが。
(答)やっていただいてもいいと思います。今回は行政やるとやりやすいんですね。タクシーの場合は許認可事業でもありますんで、行政が動けばやりやすいところはあろうかと思っています。
 
(質)去年でしたかな、伊勢市の観光組織だったと思うんですけども、何か実証実験みたいなのをやっていたと思うんですけども、それじゃ足りなかったということなんですか。
(答)ちょっと私ども把握をしていませんので、確認してみましょうか。観光部に聞いてみてください。
 
株式会社ポケモンとの連携取組(『ポケふた』の寄贈等)について(発表)
(質)タクシーよろしいか。次ポケモン。ポケモンよろしいか。これはどこに設置するんですかって聞いたらそれ駄目ですよね。
(答)それは駄目です。この市と町の範囲しか言えません。
 
(質)ヒントは出すんですね。
(答)ヒントもないんじゃないかな。
 
(質)そうするとじゃあ探すのはとんでもないことになると思いますけど、この熱中症の時期に。見つからんだらどうするんですか。
(答)どうするのかどうぞ。
(答:政策企画部)ツイッターでは設置日の日にヒントを、風景の写真、周辺の分かりやすいようなヒントについては、ツイッターで投稿させていただきます。
 
(質)出しますか。
(答)出すらしいです。
 
(質)風景。
(答)はい。
 
(質)ポケモンよろしいか。
 
(質)松菱でイベントがあるということなんですけど、行かれますか。
(答)この時期にプライベートで行こうかなとは思っていますけど、行けるかな。ちょっとそれ調整します。
 
その他項目に関する質疑
 
新型コロナウイルス感染症
(質)よろしいですかね。発表項目以外で質問があれば。
 
(質)新型コロナに関してなんですけど、今の夏休みにもう昨日からだいたい入っていると思うんですけど、夏休み入ったこういう時期とかお盆に帰省する方も増えると思うんですけども、知事の今の県内のコロナの感染状況の認識と帰られる方への呼びかけとかがありましたらお願いします。
(答)じゃあちょっとグラフ出していただきます。これが毎週一回発表しています定点観測の数値でありますけれども、一昨日発表いたしました15.53でありました。先週発表しましたのは11.81、そしてその前の週が7.25ちょっと増えてきている状況ですね。この15.53というのは5類になる前の感染者の数で発表していたものに置き換えますとね、推計しますと大体986人ぐらい1000人ぐらいになります。従って、三重県内でかつての発表の仕方ですと1000人ぐらいの感染者が出ているということなんですね。病床使用率はそんなには大きく上がっていなくて、これも徐々には上がっていますけれども、14.8パーセントから19.6パーセント、24.3パーセントということで徐々に上がっております。ただ、危険水域というかアラート、アラートのパーセンテージというと、40パーセントぐらいを超えると、だんだんその病院の方も厳しくなってくるということですので、そこまではいっていないということではあります。ただ、状況的に夏休みに入っておりますし、それから多くの人が動くお盆これからやってまいります。また、お盆じゃなくてもレジャーに動かれる方が増えてくると思いますので、ぜひ県民の皆さんには注意をしていただきたいと思ってます。大きく言いますと3点でありますが、これ今までの感染対策を再徹底でお願いしたいということですけれども、まず夏の暑い時期ですクーラーを使っておられると思います。ただ多くの人、複数の人が入られたところでは、定期的な換気、暑さに気をつけながらということになりますけれども、あるいはクーラーをつけながら換気はできる設備もあろうかと思います。是非こちらを対応していただければと思います。それから、これは今までもやっていただいていますが、手洗いとか消毒、これもちゃんとやっていただくということです。そして、高齢者に会われるとか、医療機関に行かれるような場合にはマスクあるいは混んだ車両というのもあるかもしれませんけれども、そういった場合にはマスクの着用、状況に応じてマスクの着用をしていただきたいということで、こういったことをやっていただいて、感染を防止をしていただければ、特に人が動く時期ですので、県民の皆さんにはご協力をよろしくお願いいたします。
 
観光地(伊勢市)における夜間のタクシー増車配備の実証事業について(発表)
(答:総務部)タクシーの関係なんですけれども、観光部に確認しましたけど、今のところやっているとは聞いていないと。
(答)聞いていないと。私ども県庁ではそういう情報は今のところ入手してないってことです。
 
(質)あとはよろしいですか。第二さんお願いします。
 
県営都市公園熊野灘臨海公園
(質)16日に臨海公園のプール開きというか、インフィニティプールのオープンがあって、知事は行かれて、ご挨拶の中で最後の方に今後はコンセッションであるとかPFIであるとか、そういうものも検討されて収支を上げてはいかがですかみたいなことを言われて、これは6月30日の定例会見のときに知事は同じようなことを言われたんですけど、これを再度繰り返されたということはやっぱりその辺のことはいくら三セクで県が入ってるとは言いながら、今後は検討していった方がいいというお考えには違いないんですか。
(答)一般論としてそうですね。今、指定管理者制度をとっていますけれども、指定管理者制度というのは、行政機関が一定の金額をお支払いをして管理をしていただいているというものです。これに対して、例えばPark-PFI、PFIですね。あるいはPFIの一つの形というふうに言われていますコンセッションなどについては、運営権のようなものを売却をするということで一定の期間を限って売却をするというやり方ですので、そうしますと行政の方は持ち出しなくて、逆に収入が入ってくると空港なんかでやられているやり方ですけれども、そういうものも物によっては検討することができるだろうというふうに思っておりまして、実は以前から担当部局にはその話をしておりましたので、今後そういったものが出てくる場合には、指定管理者制度だけで検討するということではなくて、PFIのやり方がないのか、これはコンセッションを含めたということですが、そういう検討をしてもらうということになります。ただ、プールは難しいんですね、コンセッションなんかは大体通年で営業できるものがコンセッションの対象になって、なかなか収益が上がらないと運営権を行政の方に権利を買うということがなかなか難しいのは事実であります。今回、プールについても検討してもらいましたが、なかなか収益が上がると期間も限られていますので難しいなということで、つきまして管理者制度をとっていますが、それを変更するというのはちょっと困難かなという気はしております。
 
(質)いずれにしても現状の方式じゃなくて、それよりもいいものがあれば検討するという方向では間違いないですね。
(答)そのとおりです。今後出てくるものについて、そういうのがあればまずは行政の費用負担というのを最小にするというので、検討していくということになります。
 
桑名市長との円卓会議
(質)18日の円卓対話桑名、いなべもありましたけど桑名なんですけど、元々長島、去年秋に長島総合開発の社長と副社長が代わられて知事のところをご挨拶来られて、そのとき知事が北勢は行政がそんなに手尽くさなくても、観光客が多いので、観光は南の方に注ぎたいということをおっしゃって、長島さんはそのときは多分言わなかったんでしょうけど、帰られて桑名商工会議所の中の役員会等で今度の知事は期待していたんだけど、国交省から来られたので。ただし観光について北はほっといても増えるというようなことを言われていて、ちょっと失望したみたいな話があって、桑名商工会議所はわりと観光政策は知事は北には冷たいんだなという雰囲気があるんですけど、だからこの前伊藤桑名市長はそれを踏まえて北勢はほっておいても観光客が増えるわけじゃないですよっておっしゃいましたよね。そのとき知事はちょっと苦笑いされていたじゃないですか。そういうことからいった時に、知事があの時最後ですね、南はまあスピリチュアルの回廊だと。で、北勢については歴史回廊であると。これは平成元年ぐらいに国の方で歴史街道という構想が出て、当時衆議院議員だった北川さんはそれを三重県内に入れようとして知事になられてからは歴史街道フェスタというイベントもやられたんですけど、あの歴史街道と今回の北勢の方は歴史回廊だというのは何か違いはあるんですか。
(答)私もお話をこれ事務方から歴史街道フェスタというのを聞きましたけど、そういうのを意識せずにああいう話をしました。まず、北と南でいうと、観光施策を北で全く何もやらないというつもりはないですね。南の方に手厚くやらないとやはり人口集積地から遠いということ、それから交通の便も北と比べると悪いということもあって、そこを強化していくのをまず第一義的にやるべきことをやるというふうに思ったから申し上げたわけであって、北について何もやりませんということは長島観光開発の方に言ってないとは思うんです。北は交通機関も含めて来やすい場所にあるのは事実ですので、ただ北で何もやらないということではないんですけど、そういう話が桑名商工会議所で行われていると知りませんでしたので、北については何もやらないわけではなくて、観光施策をこの間方針でまとめましたけれども、三重県はまだまだ観光魅力を十分に生かしきってないと思います。これは南も北もであります。北でいいますと、例えば歴史的な街道沿いの宿場町とか、あるいはあの時円卓対話でもジョサイアコンドルの建物の話もしました。あるいは歴史的な建物とか、あるいは庭園とかいうのもありますので、そういうスポットスポットをつないで回遊してもらうような、回遊していただくと多くのお客さんに来ていただくのとあわせて経済的な効果も大きくなってくるので、そういったことを考えてはどうかということで北についても観光について検討の余地があるんじゃないかということを申し上げたわけですね。北川元知事がおっしゃっていた、三重歴史街道フェスタというのを意識しているわけではありません。後で話を聞きましたけれど、この街道フェスタというのは道に着目をして他県ともですかね、何かこう一緒になってフェスタをやったということかと思いますけれども、私が考えているのは、街道というよりは先程申し上げた観光スポットですね。スポットをつないで回遊してもらうような考え方を議論して実行に移していったらいいんじゃないかと考えてます、ちょっと違いがあるかなと思います。
 
(質)あと、同じ円卓桑名との中で、最後IRの話が出て、お互い桑名市長と知事のちょっとお考えの違いというのはわかるんですけど、あの時に調査研究はやった方がいいというふうに知事はおっしゃったんですけれども、この調査研究は要はIRを検討してみたいと言っている桑名だけでやるのか、それとも県も一緒に調査研究はやった方がいいというお考えか、どちらですか。
(答)まずはIRが設置される場所を所管されている桑名でしょうね。桑名市のどこにIRをつくられるのかということも含めて、桑名の方で住民の方々との対話もやっていただいた、その上で我々が話を承るのは承ろうということでありますので、調査研究やった方がいいというか調査研究、何にしてもそうですけど、議論されるのは止めないということですね。自分の市の発展のために、自分の市の中でIRを設置して動かしていこうというのは、首長さんとしては考え方としてある話やと思いますので、よくご議論をしていただき、かつIRに関しては光と影があると何度も申し上げておりますけれども、デメリットの部分もあるわけであります。ギャンブル依存症の部分とか治安の部分とか、あるいは県民のあるいは国民の財が外国に流れていってしまう恐れもあるということもありますので、そういったデメリットも含めてよく住民の方々ともご議論をいただいたらいいんじゃないかなと思います。
 
(質)事務方からどう受け継ぎされているかは、わからないですけれども、元々調査研究というのも県はある程度慎重な姿勢だったけれど、前知事のときに県も調査研究は、一応しましょうという話になって、県の観光審議会でIRをテーマに令和3年の4月だったかな、あの時に取り上げているんですね。そこからいくと、今、とりあえず地元でという話ならこれは後退するんですか。
(答)確か、IRの県の調査というのは結論が出てたんじゃなかったかなと思いますけれど、ちょっと確認をせないかんですけども、そこで報告を確かして、メリットとデメリットがあるということで、それでとりあえず県としての対応は終わっているところではなかったかなと思います。違いましたかね、確認しますか。
(答:観光部)外部に委託したりとかして、お金をかけてやったわけではないんですけれども、ヒアリングとかでですね、慎重検討していくということで。
(答)別にそんなん外部じゃなくてもいいけど、やったんやね。検討したというやね。県としての対応終わっているわけでありますので、今度は、桑名市さんが独自にやられることを止めはしないということですね。
 
(質)あの中で地元合意という言葉が出ていましたけど、知事の方から。原発もそうなんですけれども、この場合の地元合意というのはどの範疇までのことですか。
(答)例えば、桑名市さんで住民投票やられることもあるかもしれませんし、どこの範囲にされるかというのは桑名市さんで、どこに造られるかによるかもしれませんし、決めていただいたらいいんちゃうかなと思いますけれどもね。
 
(質)それは桑名市が決めればいいということですか。
(答)どの範囲の住民の中で、例えば、多度に造られるのであれば、その周辺の方でもあると思いますし、例えば、多度に造られるのであったとしても、桑名市全域の方の住民投票しますということなら、それはそれでやっていただいたらいいんじゃないかと思いますね。
 
(質)首長判断ですけど、住民の代表というのは、地方自治法上は議員でしかないので、市議会で可決したらそれでOKという捉え方もあるじゃないですか。大阪みたいに住民投票かました方がいいという話もあるかもしれないし、それはそれで桑名市さんが決めれば、そこで合意が出て申請が仮に県に出てきたら、これは県知事しかできないですから、政令市以外は、だとすれば、その時検討するという話でよろしいんですね。
(答)仮定の話でなかなかその場、その場での判断も出てきますので、お答えするのは難しいんですけれども、例えば、桑名市でご判断をされて、そういうやり方、例えば、議会だけでお決めになられて、ただ、議会だけでお決めになるのでいいのかどうかというのを我々が疑義を持つのであれば、住民投票をしていただいた方がいいんじゃないかということをそのときに言うこともあるだろうと思いますし、それから影響が桑名市だけじゃなくて、他の市や町に及ぶようなことであれば、他の市や町にも確認をするということがステージによっては出てくるのかなとは思っています。まずは、桑名市のどこでIRをやるのかっていうのを決めていただくというのが大事かなと思いますけどね。
 
(質)意外と知事がおっしゃったのは、公明党さんがおっしゃっているIRに対する考え方に似通っているんですけど、外国人が持っていっちゃうとか。あれは冬柴さんの影響とかがあるのでしょうか。
(答)全然。冬柴さんはお亡くなりになっていましたので、私がIRの担当、国交省で担当してたのは、総合政策局次長ですから、平成29年ですね。公明党さんのご発言もありますけれども、実はIRのメリット、デメリットはその時にも検討されて、普遍的なメリット、デメリットを申し上げたということですね。
 
県庁の組織
(質)ちょっと全体感じるというか、空中戦になるかもしれませんが、県庁全体の組織の緩みみたいなものはお感じにならないですか。具体的に言うと、この前、松阪、津、四日市、全部農林水産事務所ですけど、個人情報の漏えいであるとか、あるいは保存しなきゃいけない文書、間違って廃棄してしまったりとか、四日市の35枚の起案文書を失くしているとか、あとの2件は決裁だったけど、四日市は起案文書ですから、もっと罪が重いと思いますけれども、何かそういうことであるとか、あるいは児相の件にしてもそうですけれども、虐待防止課長なんか昨日9時に約束してたのに、会議入ったからって、誰か課員に言い置いておけばいいのに、そういうことも言わないでこちらは待ちぼうけをくらったりとか、そういう組織の緩みみたいなね。あと、今回の津の事案については、本来、中勢児童所長が山添さんが最終決断したのに、山添さんそのものの取材は我々はできていないわけですよ。昨日も行ったけど、居留守使われて、結局最終的に出てきたのは中澤さんですけど、児童センター長の中澤さんは、児童相談所の勤務経験は一度もないんですね。だとしたら、所長である当事者である所長に我々話を聞きたいというのは当たり前の話なので、そういうことを含めてですね、何かこう組織の歪さを感じるんですけれども、その辺は知事はお感じにならないですか。
(答)組織の緩みというのは、特段感じてはいません。ただ、是正しなきゃいけないものは是正をしていくということでありまして、文書の紛失についても、都度注意をせないかんというふうに思います。これは、色々な組織で発生するものです。国土交通省でもそういうものはありました。その都度、是正を指示をするということになります。児童相談所の話について申し上げると、記者の皆さんとの対話、広報対応というのは、この窓口はどの組織でもそうですけれども、決めるわけであります。従って、今回は児童相談センターの所長が対応するということで決めたわけでありまして、児童相談所については虐待通報が急遽入ることもあるわけですから、そのときには児童相談所長はすぐに対応しなきゃいけないということで、今回の事案のマスコミ対応はセンター所長がやるということを決めたわけですね。
 
(質)それは2010年鈴鹿重篤事案のかたちの中で、そういう体制が作られていったんだけど、本来的には、別にその前とかは、児相所長が逆に言ったら我々で煩わされるという面ももちろんわかります。ただし、フィルター通しての情報で我々も記事は書きたくないし、書けないですから、だから当事者に当然話を聞くって、しかも次長級ないし場合によっては課長級かもしれないけど、十分マスコミ対応ができる地位の人たちがはまっているわけだから、そこは本来的に中澤さんの後ろに隠れてじゃなくて、やっぱり話すべきじゃないかと思うんですけども、知事自身は今回山添所長からですね、今回の事案について直接なんか報告とかを受けたんですか。
(答)これは私まだ聞いてないですね。はい。中澤さんから聞いています。
 
(質)中澤さん通しなんですね。では、我々とそこは一緒ですね。
(答)私が経験したことで言いますと、航空機事故とか鉄道事故の場合もあるんですね。そのときに誰がマスコミ対応するか、プレスの対応するかというのは決めます。それ以外の人はそれ以外の業務に専念するということになりますので、今回、マスコミ皆さんの対応というのは中澤所長にやってもらうということを決めたということであります。何でも聞いていただければ、言える話はきちんと中澤所長の方からお話しするということで、これは組織のどこでもそうだと思います。民間でも官でも関係なくです。そういうかたちになっているということで、ご理解いただければと思います。
 
(質)検証委員会は、山添さんから直で聞くとかいうことはあり得るんですか。
(答)第三者の。
 
(質)第三者の。
(答)それは求めがあれば。
 
(質)求めがあればですね。
(答)はい。
 
(質)どうも。
 
(質)その他よろしいですか。はい、ありがとうございました。
 
(答)ありがとうございました。
 

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