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令和06年02月01日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和6年1月30日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・なし

質疑項目

・能登半島地震への支援
・北海道知事来県
・大阪・関西万博
・北海道との半導体協力
・熊野道路の着工
・松尾芭蕉生誕380年
・災害による孤立集落への対応
・県の防災課題
・F1の大阪誘致
・県営住宅受け入れ状況
・国体資料の情報開示
・がれき処理支援
・災害時の海路活用
・武四郎まつりへの出席
・県の災害備蓄
・知事の誕生日
・津波避難タワー

発表項目等

(答:総務部)本日は発表項目はございません。
(知事)お願いします。
 
その他項目に関する質疑

○能登半島地震への支援
(質)2点お伺いしたいんですが。まず1点目、能登半島地震からもうすぐ1カ月ということで、昨日県の当局に聞いたんですけれども、今三重県がやっている主なこととしては、輪島市の避難所の運営、専門知識を持った職員さんが輪島市の災対に入って市長さんや副市長さんの助言をする、そして、いわゆる輪島支援の司令塔の役目を三重県が担うということになっていますけれども、フェーズが変わる、1カ月たってフェーズも変わってくると思いますけれども、今後の支援の在り方、追加で何かやるのか、そういったところをちょっとお伺いしたいんですけれども。
(答)そうですね。今ご指摘があったように、三重県は輪島市の総括支援チームということで、輪島市を支援している各自治体、東京都や大阪もありますけれども、そこの総合調整を担うということで、市長・副市長と連携をとりながらやっているところでございます。
基本は避難所運営というのが今大きいところであります。今後はフェーズが変わってくるわけでありますけれども、既に三重県全体で消防やDMATも含めて延べ数でいうと、5,800人、5,900人程度の三重県の人が現地に入って、もちろん帰ってきている人もいるんですけれども、活動してくれているこういう状態であります。今後、輪島に関わらずということでありますけれども、フェーズが変わってくると、恐らく避難所運営はまだしばらく続くと思うんですけれども、その後になってくると復興フェーズに入ってきます。地震のフェーズは前も申し上げましたけれども、人命救助フェーズ、それから避難所運営フェーズ、そして復興フェーズということになってきますけれども、復興フェーズに入ってくると、これは避難所運営フェーズの中期あたりから引き続き廃棄物の処理というのが出てくるんですけど、加えて被災者さんの生活再建のための住宅、あるいは住宅設置、土台というんですかね、基盤の整備というところを我々は何か担えるところはあるかどうか、福島でもさまざまな対応をしてますので、それと同様の話が出てくると。あるいは漁港の復旧、それについても土木技術の職員が支援に当たるということもありますので、そういったあたりに入ってくると思っております。いずれにしても、ちょっと今回の能登半島の地震については、人命救助フェーズから始めて南海トラフ地震で今まで対応をやってきたところで足らざる点があるかどうかというところチェックしていくことも重要でありますし、今後復興フェーズに入っていくであろうというふうに予想される能登半島地震についても、要望を踏まえて適切に対応していきたいと考えておるところでございます。
 
○北海道知事来県
(質)2点目ですけれども、1月25日に北海道知事が三重県に来られて松浦武四郎記念館で10分ほどぶら下がり会見とかありました。そこでお伺いしたのが、いわゆる双方向の交流を進めていくとか、半導体のサプライチェーンや志摩市の波切で魚が大量死した件について国に提言していくということでしたけれども、その点、非公開というところもあるかもしれませんけれども、もうちょっと具体的に何かこういうことがあるということがあれば。
(答)非公開というのは特にないんですけど、具体的なものをこれからつくっていくということで、あの場でも鈴木知事、具体的におっしゃらなかったのはそういうことだと思います。まず、松浦武四郎を軸にした北海道と三重県の友好関係をさらに深めていきたいということをおっしゃっておられました。特に映画、今回ゴールデンカムイが上映もされますので、そういう機会に何かできないかということも相談していきましょうということもおっしゃっておられましたし、今度松浦武四郎まつりがあるのかな。あれはもう近いですから時期的に、そのときに北海道さんが何かをやられるということではないかもしれませんけれども、松浦武四郎そしてウポポイ、そういったあたりでさらに交流ができないかを相談していくというのも一つ目です。それから半導体に関しては、キオクシアの工場をご覧になられて、メモリー型では世界最大級の工場で非常に効率的な生産の仕方をされているということをおっしゃっておられました。北海道もこれからRapidusが本格化しますので、半導体製造に関して何か道と県で協力できることはないかというのは探っていきましょうという話でありました。それから、波切の話も会食中に話をいたしましたが、今後全国知事会にも働きかけることも含めて、北海道としても今回は北海道は海岸漂着だったので、環境省の補助で対応したんですけれども、やっぱり予算はかなりかかったということをおっしゃっておられたので、これからどこの港でも起きてきます。港の中に入り込むと波切漁港のような話は全国どこでも出てくるので、まずは実際にそういった事象が起きた北海道さんと三重県でどういう対応ができるか相談をして、その上で全国知事会などに提案をしていきたいと考えているところであります。
 
○大阪・関西万博
(質)大阪・関西万博についてお尋ねしたいんですけれども、高市経済安全保障担当大臣がYouTubeチャンネルで岸田総理大臣に対して能登半島地震の対応を優先するために、万博の開催や縮小を提案されたというふうな番組ありましたけれども、改めて知事としてこの地震を受けた万博対応の在り方に関してどのように考えていらっしゃいますか。
(答)まず能登の地震の被害ですね。避難者への対応、それから被害の復旧、これが急がれるのは論を待たないというか、当たり前の話だと思います。日本全体で支援をしていく、我々も、三重県もやっていますけれども、重要だと思います。その時に、どのぐらいの予算がかかって、どのぐらいの人員が必要なのかというのは、これは国ではじいていただけると思いますけれども、その上で万博に割ける予算が減るのか、人員が減るのか、減らないのか。そこは見極めをしていただいたらいいんじゃないでしょうか。これは科学的に判断をしていく話だと思いますので、情緒的な話でもないと思います。万博の開催については、国際約束に近いところもあると思いますので、日本が万博をやめるというふうになったときに、世界に対してその理由をきちんと説明しなきゃいけないと思っていますので、そこは政府で適切に判断をされることではないかなというふうに思っています。
 
(質)三重県としては、今後も着々と準備は進めていくっていう。
(答)そうですね。その万博をやめるとか縮小するという話がない限りは、今までどおり対応していくということになりますね。
 
○北海道との半導体協力
(質)先ほどの幹事社さんからの質問の中で、北海道の半導体との協力という話がありましたが、現場で聞いたお話ですと、鈴木知事が、三重県というのは半導体先進県なんですという、たぶん言い方をしていたと思うんですよ、それで確か人材ということにちょっと触れていなかったかなと記憶があるんですけれども、要するに今後の協力を、例えば三重県は半導体産業にも関わる人材というのがたくさんいる県になっているわけですから、そういったところの協力というのも視野に入れてたりされるということなんでしょうか。
(答)それは人材育成ですか。
 
(質)人材育成ですね。
(答)それとも、三重県で育成した人材を北海道に持っていく。
 
(質)人材育成。例えば北海道の方に来てもらうとか。
(答)そうですね、プラットホーム、三重県で一昨年の3月、去年の3月か、つくりましたけれども、これはまだご説明をしていない、ちょっと去年か一昨年か確認しといてくださいね。つくりましたけれども、これはまだそのお話をしていないので、こういうやり方をやっていますという話を具体的に鈴木知事とどこかでやるんだと思いますね。北海道も恐らくそういう人材育成については対応していると思いますから、半導体は水と電力とそれから人材、これがないとできませんので、恐らく北大あたりを中心にやっているんじゃないかなというふうには思いますけれども、必要な情報はお渡しをしたいと思います。
 
○熊野道路の着工
(質)時間ありますので、あと2点だけ教えてください。今月はもう終わりで、来月11日に熊野道路の着工式がありますよねという話で、さらに道が南に向かって延びていきますという局面になってくると、どういう期待というんでしょうか、をお持ちでしょうか。
(答)そうですね。以前から申し上げています、道路は産業とそれから観光にとって非常に重要なものであります。三重県はいわゆる背骨というんですかね、高速道路が北から南まで、まだ全通していないわけでありまして、南側の近畿自動車道の紀勢線が25キロぐらいできていないということでありますが。今回トンネルの起工式をいたしますけれども、それは未着工区間の2箇所のトンネルでございますので、これは1日も早く完成をしていただきたいというふうに考えています。特に42号線はご案内のとおり走っているわけですけれども、今回の能登半島地震の被災状況を見ていただいてもわかるように、道路のリダンダンシー、代替道路というんですかね、これは非常に重要でありまして、1箇所の道路が損壊してしまいますと物資も送れない、救助の人も入れないと、こういう状態になるわけです。今、熊野のあたり、ちょうど熊野大泊までインターチェンジできてますけれども、そこから先は42号を通って行くしかないので、この道路ができますと、もう1本ですね、代替性を持った道路ができるということですから、災害対応としても重要であるというふうに思っております。
 
○松尾芭蕉生誕380年
(質)先般、日曜日かな、伊賀市の方で松尾芭蕉生誕380年というキックオフイベントが開かれて、生誕の地ですので、力が入っているなという印象を受けたのですが、あれは、松尾芭蕉は日本のみならず世界でも名前が通用する歴史上の偉人だと思うんですけれども、熊野古道に関しては20年ということで、今力を入れてみえますけれども、例えば芭蕉に関しても県として、伊賀市さんがやられるのは恐らく当然やろうなと思うんですが、県としても、なんでしょう、それに関与していこうとか、何かそういったお考えってあるものなんでしょうか。
(答)そうですね。お答えする前に先ほどの半導体ネットワークは去年の3月でしたね。失礼しました、去年の3月です。芭蕉生誕380年ということで、10月の12日に芭蕉祭が予定され、私もそこに参加させていただきたいというふうに思っております。ご質問いただいたように、俳諧というのは、世界的にそういう趣味を持っている人たちが数が増えておりますので、英語でも俳句を詠まれたりもしております。これから観光ということで、松尾芭蕉のゆかりの地を訪ねておいでになられる観光客、特にインバウンドのお客さんもおられるかもしれないということですので、伊賀市が、何がイベントできるか考えておいでになられますけれども、県としても何らかの支援ができるものがあれば、あるいは協力してやれるものがあれば、考えていきたいと思っております。
 
○災害による孤立集落への対応
(質)能登半島地震の関連でお尋ねしたいんですけども。まず1点目、孤立集落の関係なんですけども、先ほど知事、道路という部分、災害対応にもというお話がありましたけれども、なかなかたぶんすぐに道路ができるというのは現実的に難しい部分もあるとは思うんですけれども、今現状で、三重県で災害が発生した際にも、孤立集落になる可能性のある場所がいくつかあると思うんですけれども、そこへの対応をどのようにすべきかというのは、知事として今どのように考えていますでしょうか。
(答)わかりました。道路が寸断をされると、今回の能登半島のような状況になるということですので、道路への対応という意味では3つあるというふうに思います。一つは、代替路の確保で、先ほど42号に対しての近畿自動車道紀勢線の話を申し上げました。第二伊勢道路というのもあると思います。それから、もうひとつは、今ある道路を強靱化するということで、例えばのり面の補強、そういったものをできる所はやっていかなきゃいけない、というのが二つ目です。三つ目は被災してしまって、それで道路が不通になった場合に、なるべく早く復旧をするということ、これが重要だと思っています。いずれの方策も直ちには難しいということで、不幸にもですね、寸断されて道路が使えなくなってしまった場合のやり方としては、二つのやり方しかないかと思ってますが、一つは空路とそれから海路でありまして。南の方はかつて道路がない時に、今の例えば260号でしたかね、道路がない時には、船を使って物資も輸送していましたし、人も渡っていたというのがあるので、小型の巡視艇で物資輸送と被災者の救助というのはやらなきゃいけないという場面が出てくるかもしれません。さらに、緊急を要する場合には、ヘリを使うということになると思います。すでに南の自治体では、ヘリを使った輸送、物資も、それから要救助者もですね、それを考え始めようというふうにされていますので、県も一緒になって考えていきたいというふうに思っています。
 
○県の防災課題
(質)もう1点。震災の関係で、先ほど、間もなく1か月という話もありましたけれども、震災の発生から。現状、職員が入れ替わりで今現地に入って、こちらに戻ってきてから報告などもあると思うんですけれども、改めて報告などを聞いて、三重県の防災対策に反映できる部分であったり、知事として今感じていらっしゃる三重県の防災対策での課題みたいなものを教えていただけないでしょうか。
(答)先ほどちょっと申し上げましたが、災害対応は大きく三つのフェーズに分かれるわけで、人命救助フェーズ、これ一番大事であります。今まで三重県もさまざまな施策を講じてきたわけでございます。特に私、知事になってから強化してきている部分もありますけど、その上で見てみますと、今回の地震は大きく三つの災害がありました。一つは揺れですね。建物の倒壊がありました。それへの対応を考えなきゃいけないということと、それからもう一つは火災が発生しました。それらの対応をどうするのかということを考えなきゃいけない。そして津波。これも発生したので、その対応を考えなきゃいけない。マグニチュードが大きな地震が起こると、東日本もそうでしたけども、この三つはやっぱり発生をします。阪神のときも津波はなかったですけれども、二つの事象は起きました、ということであります。大きな津波はなかったですね。それで、まず津波対策で申し上げますと、三重県はまだ津波避難タワーを含めて、津波が来た時に避難する場所が完全にできあがっていません。これは今年度から県も予算措置を講じて基礎自治体を支援するということですね。これは、そこをやっていくということなので、一応対応がとれているということであると、まあスピードアップする必要があるかもしれません。それともう一つは、例えば旅行者、あるいはその地域の人であっても、日中活動していて、自分の住居より遠いところにいる人もいるわけでありまして、そういう人に対して、どこに避難すればいいのか、津波の対策ですけど、これは来年度予算でアプリを開発することにしていまして、使い勝手のいいものにしていきたいというふうに思っています。それから家屋の倒壊ですけれども、これは高齢者でありますと地震補強、かなりお金がかかります。200万300万かかるということでありますけれども、国と自治体の補助は大体100万円。残り150から200万、自分で出さなきゃいけない。まずは無料の耐震診断を自治体がやっていますので、これを受けていただく必要があろうかと思います。これは我々が啓発をし、推奨していかないかん。その上で、自己負担がなかなかできないという時に、公的な負担が増やせないのか、これは国とも相談をしていきたいというふうに思っています。それから、3点目の火災ですが、今回これですね、我々、消防車が使えない事態というのはあまり想定していなかったんですけれども。この間、緊急消防隊の人たちが行った報告を聞いたんですけれども、まず消火栓は地中でパイプが寸断されてて、水が出なかった。川から水を取ろうとしたけれども、河川の隆起というふうに報告を受けました、場合によると津波による水が引いていた状態となったのかもしれませんが、それで水が取れなかった、ということでありました。消防車が使えなかったと。この事態が発生する可能性が、南海トラフでもあると思います。その時には、海沿いであれば海上保安庁の消防艇に来てもらうということが一つあると思いますので、その準備をしておくというのが重要ですし、迅速性を確保するためには、空中消火が重要であるというふうに思っています。従って、まず空中消火をやる場合には、ACCをすぐに設置してもらわなきゃいけないんですけれども、ACCの設置って通常時間がかかるんです。ACCっていうのは空域調整室ということなんですけれども。航空機を運用している4つの実働機関、すなわち自衛隊、海上保安庁、それから警察、消防。機数の順番で今申し上げましたけれども、それは地震が起きてしばらくしてから設置されるんですね。これは4つの機関が横並びなものですから、どこの機関に主導、ヘゲモニーをとってもらうか、ということを考えないといけないので、これは自衛隊に災害出動する時に、あわせて空中消火の可能性があるのでACCの設置を急いでくれ、ということは私から言おうと思っています。自衛隊が中心になってやってほしいと。そうすると火災が起きた時に、自衛隊のチヌークのヘリを使いますと、約5トンの水が上空から散布できますので。もちろん下におられる方々の安全を確保した上で、これはもう消防官の人にやってもらわなきゃいけないんですけれど、その上で、自衛隊のヘリ、そして海上保安庁、警察のヘリ、消防のヘリで空中消火に入ってもらうということになると思います。そこは今後考えていかなきゃいけない。それから避難所運営は以前申し上げましたけれども、避難所の、もちろん感染を防ぐということで、対応は今三重県ではかなりやっていますが、段ボールベッドをですね、これは令和4年に(引越しの)サカイさんと協定を結びまして、三重県で災害が起こった場合に段ボールベッドを持ってきていただける、そしてそれを作る人員も派遣していただけると聞いていますので、そこの部分は確保できるんですけれど、プライバシーの確保ですね。災害関連死の中にはストレスで体を壊される方もおいでになるので、避難所の中のテントというか、そういったもの。もうすでに熊野市なんか、用意をしている避難所もあるんですけれど、全ての避難所でそれが出来ているかどうか、再度これは自治体の皆さんと話をしてチェックしていかなきゃいけないというふうに思っています。これテントを張ることになると、避難所の数が足りなくなる可能性がありますので、そこをどうしていくか、これから自治体の皆さんとお話をしていくということで、これは今、最後に申し上げた避難フェーズにもう入っていますけど、人命救助フェーズ、避難フェーズ、考えるべき事が多いと思います。防対部とも相談をしまして、どういうやり方があるか、いずれまとめて皆さんにもご説明させていただきたいと思います。
 
○F1の大阪誘致
(質)先日の鈴鹿の末松さんの会見で、F1の大阪誘致のことがちょっと話題になったんですけれども、まず末松さんがおっしゃっていたのが、まず知事から電話が来たという、おっしゃってたんですけれども、知事はどのタイミングで誘致するっていう話を聞いたというか。
(答)いつでしたかね。末松さんに電話する直前でしたけど、日曜日だったかと、ちょっとはっきりと記憶にないです。2、3週間前ですかね。連絡があって、今そういう意味では、寝耳に水。それは大阪でやるよという話なので、別に三重県には言わなくていいんだというのはあるのかもしれませんが、ちょっと驚く話でありました。
 
(質)末松さんおっしゃっていたのが、一朝一夕にはできないだろうと。かつその運営の方法とかやり方とかで、三重県の協力とか鈴鹿市とかの協力は仰がないと少なくともできないみたいなことをおっしゃってたんですけども、知事はその点はどのようにお考えですか。
(答)そのとおりじゃないかと思いますけれどね。どこに造られるのかですけど、公道を閉鎖してやられるということでもないんだろうと思いますけど、万博跡地に造られるんじゃないかという想像もできますけど、これも公共事業になると思うので、無駄なものはつくられない方がいいとは思いますし、そこはよく考えながらやられる話かなと思いますけどね。
 
(質)今回の話ちょっと聞いていると、あくまで民間主導みたいな形で、府と市とかは結構何か後押しするだけみたいなそういうスタンス。
(答)後押しといっても多分、恐らくかなりの財源を投入されるので、使えないものをつくることはないと思います。大阪府も大阪府でよく考えられるんじゃないかと思いますけどね。鈴鹿は非常にドライバーにとっても評判のいいコースですので、従って、今鈴鹿F1を主催されているモビリティランドさんとF1を契機にした三重県内の観光ということも考えてもいますので、F1だけではなくて、三重県で楽しんでいただくメニューも考えているところでございます。これから大阪府や大阪市さんがお考えになることであろうと思いますが、府民や市民のご意見も出てくるんだろうと思います。
 
○能登半島地震への支援
(質)改めて能登半島地震のことなんですけども、この1カ月、三重県としての対応を振り返ってみて、知事としての評価とあと今後来月からフェーズがまた変わっていく中で、どんなふうに支援を続けていきたいかそのお気持ちの面で聞かせていただけますか。
(答)まず初動に関して言うと、三重県はよく頑張ったと思います。職員という意味ですけれどね。で言いますと、例えば最初の勢力は一挙に投入してほしいという話を私言ったんですけど、私が言う前から備蓄品は三重県にあるものほとんど全て石川に持っていったと。これは私が指示する前にやっていますので、この対応はよかったと思います。他県、今三重県は9県1市の中部圏の災害の取りまとめをやってますけど、他の県と比較しても、大体1桁違う物量を出しています。そういう意味では、石川県にも感謝をされています。さらに、今能登に総合支援チームが入って、市長、副市長と相談をしながらやってますけれども、その対応についても非常に感謝をされています。また、帰庁した職員から避難所の運営についても三重県の方でこれは医療関係者も含めてですけれども、総がかりで避難所を支援したということで感謝もされたということも聞いていますので、よく頑張っていると思います。それから戻ってきた職員からの話も聞いていますし、その話を聞きながら、これ石川とは直接関係はないかもしれませんけれど、南海トラフにどう備えていくかということも考えていこうとしていますので、今、これは集約をこれからしていく必要があるんですけれど、この間も申し上げましたが、県で集約したものを三重県の基礎自治体の皆さんにもお渡しをして、自治体の方からも延べでいうと1,200人を超える人が行っています、石川県に。県庁ですと1,300人を超える人が行ってるんですけれど、その自治体の人たちも1,200人の人たちが、情報を自分の考えを持って帰ってきているはずなので、どういう点が改善すべき事項かというのは持ってきてくれると思いますね。県の方もお出しして、自治体の方からもいただいて、南海トラフ地震への備えをより強固なものにしていきたいとこう考えています。それから、今後の支援ですけど、これは冒頭ご質問いただいて答えたとおりでございますが、いずれにしても被災地に寄り添っていくというのがこれは非常に重要なことでありますので、今後も被災地の要望を聞きながら、三重県として支援できるものをしっかりと支援していきたいと考えてます。
 
○県営住宅受け入れ状況
(質)1月9日から受け付け開始した県営住宅の被災地の方たちの受け入れ状況お聞きしたいんですけれども、今どのくらい。
(答)どんな状況か。ちょっと今確認をしてお答えをさせていただきます。確認に少し手間取ると思います。
 
○国体資料の情報開示
(質)先に国体をお尋ねしたい。非開示にしてました国体に向けた市町長の意見ですね。一転してまた公開するということになったということですけれども。
(答)一部非開示で、大部分開示ですよね。
 
(質)これそのように判断された理由とか、どのように改めて検討されて公開することに。
(答)基本は行政文書は開示というのが、これ県民の税金で作っている文書ですから、開示というのが前提にあるということで、ただどうしても非開示をしなきゃいけないものについては非開示ということなんですが。今回、非開示の理由を聞いてみましたら、再度非開示ということで私のとこ話が来たんですけど、まず相手方、これは首長さんになりますけど、首長さんが開示してほしくないということを言われてるのかどうか再度確認してほしいということで確認をしてもらいました。そうしますと、一定部分は非開示にしてほしいというところがありましたんですが、それ以外の部分については開示しても構わないという話でございましたので、従ってそういった部分については開示をすべきではないかということで、私の方で指示をして、今回の対応をしてもらったとこういうことですね。
 
(質)当初非開示で、1回目、全て非開示にした時、その時に知事の方に、例えば相談であったりとか。
(答)ないんですね。なかったので、そういう状況のときはちゃんと知事に話をしてくれというので、システムの見直しを今指示しているところです。
 
(質)そういうときは相談してくれというのは、全ての請求に対して。
(答)全てですと何千件とあるので、全ての情報開示請求を知事のところに持ってきてくれというのは無理があると思うんですね。
 
(質)例えば、どういうときには相談してほしい。
(答)だから、全て黒塗りで出すときとか、それはどういう類型かについても、私が具体的に指示をするというよりは、それはもう事務方のまずはフィルターにかける話ですので、今それも含めて検討してくれていると思います。
 
(質)一方で、まだやはり市町長の意見の中には一部非開示のものもあるということですね。
(答)ありますね。
 
(質)これ公開してほしくないという市町長自身の思いていうところが、開示、非開示というところの、やっぱ理由になり得るのですかね。
(答)そこは我々としても市町長とよく話をしているんですけれども、公開してほしくないから公開してほしくないということではなしに、例えば、市長が、これ私もよくあるんですけど、自分の考えを述べるけれども、自分の考えは職員とまだ擦り合わせができていなくて、市全体の考えにはなっていないということもあるわけですよね。それをいたずらに話をしてもしょうがないので、その部分については非開示にしてほしいということとか、あるいは開示できない情報というのもあるわけでありまして、それについては今回、非開示で出しているはずですけども、その部分、非常に少ないんではなかったかなと思いますね。
 
(質)一方で、市全体としての意見ではなかったとしても、その場で、ある意味では責任のある立場の首長がそのように言われたという事実はあるわけで。
(答)まず、事実は残るんですけど、開示前提に、それをうちの職員が聴取していると彼ら思ってないですから、もうそういうことであれば、私は言わなかったというのは出てくると思うんですよね。皆さんの中でも、オフレコですよというふうに言われて取材されることあると思いますけど、だから、基本オフレコだと思っていたというのが前提にあるのかもしれませんね。
 
(質)他ありますですか。第二県政さんの方で。
 
○がれき処理支援
(質)救急救命から、今度、復旧復興、能登の関係なんですけど、今、例えば東日本大震災の時に三重県が投入して、復興まで手伝った関係で、特にがれき処理は最初から関わってですね。愛知県の大村さんは、実は廃掃法上、がれきっていうのは市町村の管轄であって、県の管轄と勘違いされて、県で請け負うって言ったから、愛知県内は市町村と県がもめたんですけど、受け入れ中止になって、三重県の場合は最初からそこがわかってたから、市長会と町村会とタイアップして受け入れを決めたわけですが。そういう特にがれき処理については、割と三重県が専門性を持っている職員がいて、宮城県はずっとそれで感謝しているという話もあって、そういうのからいくと今のフェーズっていうのは、まだ、がれき処理の要請ではないんですか。
(答)がれき処理を三重県でやってくれという要請はまだ来てないですか。
(答:防災対策部)まだ家の片付けが済んでないので。
(答)これからですね。
 
(質)ていうことは、まだそこのフェーズではないということですか。
(答)ですね。
 
○災害時の海路活用
(質)さっき道路云々というのを、熊野道路のあれと併せておっしゃいましたけど、これ仮に南海トラフのときに、紀伊半島3県知事会議なんかで最初やられた時に、当時の和歌山県の木村知事なんかが、要は半島というのは非常に海路が進んでいると、陸路よりも。だから江戸時代に東回り西回りがあったと。そういうのからいくと、割と紀伊半島も陸路だけではなくて、そこもやるけども、海路というのをもう一度見直していいんじゃないかということをおっしゃって、そういうのからいくと、南海トラフの場合に、2本、道路を造るとかそれも必要ですけど、海路の活用みたいなことは今のところ俎上には載っていない。
(答)それは人命救助、もしくは救援物資の搬送という意味ですか。
 
(質)そうです、そうです。
(答)それは使うことは、先ほど申し上げましたとおり、あると思いますけど、道路とは圧倒的に輸送量が違いますので、まず道路整備するというのは重要なことだと思う。ただ、その整備が追いつかない、あるいは整備している途中に災害に遭ってしまったというときは、空路と海路を使うというのはあり得ると思いますね。
 
(質)海路の場合は、海保と協定、三重県は結んでるじゃないですか。
(答)結んでますね。
 
(質)あの関係で、海保が当然、主になるということで。
(答)私の方から、災害起きたときには、官邸の危機管理監ですね、危機管理監にも電話しますし、それから四管本部長にも電話をします。必要であれば、海上保安庁長官に連絡しますけれども、加えて自衛隊の災害出動も直ちにお願いをするということになってくると思います。
 
○北海道知事来県
(質)鈴木北海道知事の来県の絡みなんですけれど、三重県も前の知事が鈴木さんで紛らわしいですが、北海道の鈴木知事の何か初めてでもないですけど、直接県に来られたのは初めてなんですか。
(答)県でお迎えしたのは初めてです。知事会議で何回かお話ししています。
 
(質)印象はどんな感じですか。
(答)非常に真面目で爽やかな方だと思いますね。
 
(質)何か北海道でやられている施策、武四郎がらみ以外のところで半導体の話が出ましたけど、それ以外で何か話はありましたか。
(答)ゆっくりお話しすることがなかったものですから、漁業施策どんな進んだ施策をやっておるのかとかですね、それから農業も最近、北海道かなりいろんな作物ができつつあるので、そんな話もこれからしたいなとは思っています。
 
○武四郎まつりへの出席
(質)あと、2月の武四郎まつり例年やっていて、北海道からアイヌの方が来られるんですけど、これは知事は今回お出になるんですか。
(答)今回は出る予定にはなってないです。まだあれかな、松阪から声が掛かってない、今はないですね、予定は。
 
(質)まだ一度もそれは出られたことがないですね。
(答)武四郎まつりですか。出てないですね。
 
○松尾芭蕉生誕380年
(質)あと、さっき出た伊賀の芭蕉の件ですけど、これは伊賀選出の稲森県議なんか言われているのは、要は県立芭蕉記念館を造ってほしいという話をされたんですけど、仮に芭蕉顕彰の時にそういうこともあり得るんですか。
(答)芭蕉の何の時ですか。
 
(質)芭蕉だから、知事が世界的に知られていて、俳句もっておっしゃって、だとすれば、ある程度、県もそういうものについてそれなりの力を尽くすとした時に、例えば県立芭蕉記念館みたいなものっていうのはあり得るんですか。
(答)県立で造るかどうかということですね。コストがどのぐらいかかるかにもよりますし、伊賀市さんはどう考えておられるかということもあると思いますね。それから、どのぐらいのお客さんが来るかというのも考えていく必要があるかもしれませんね。
 
(質)もちろん、伊賀市に造れという話ですからね。伊賀市以外ではないので。
(答)そうですね、芭蕉生まれたのは藤堂藩の支藩の伊賀ですからね。伊賀で造られるんだと思いますね。あそこは俳聖堂とかいろいろあることはありますし、記念館も確かあったと思いますので、伊賀市さんでどんな判断をされるかということですかね。
 
○F1の大阪誘致
(質)あとF1の絡みですけど、今回、公益社団法人の大阪観光さんというところの溝畑理事長がそういうことを言われた。ただし、2019年に今の吉村知事が大阪市長の時に似たようなことを言われているんですね。そこからいくと、それが一回消えて、今回再燃した形ですけど、基本的にはF1の開催団体そのものの方針が結構変わったりするので、今は市街地レースに力を入れている形になっているから、逆に大阪も手を挙げたと思うんですけど、この辺の地域間競争にひょっとしたらなるかもしれないというふうなことに関しては、知事はどのようなお考えですか。
(答)私たちは鈴鹿市もそうですけれども、鈴鹿はF1の聖地でもありますし、今までやってきた実績もありますし、実際にF1を行うとすると、主催者、誰になるのかというのもあると思います。府とか市が主催するってできないと思いますし、それから市街地でやるとして、大阪のどこでやるのかというのもあると思いますので、その辺りかなりの検討が必要になるとは思っています。
 
(質)実際、富士スピードウェイでトヨタさん中心でF1をやったことありますし、それと岡山でも一回やって、結局一回限りで終わっているんですね。それはやっぱり運営とか、三重県みたいに協議会をつくって市町も入って団体も入ってやっているような、そういう迎え入れ体制というのは十分できなかった。あと、レースのノウハウが足りないというので、撤退していったわけですけど、そこから行くとまだ仮に大阪がやるにしても、末松市長が言われるように実現するにはかなりハードルがある。道は遠いという感じですか。
(答)そうなんでしょうね。やっぱり今までの実績というのは大きいと思いますけどね。
 
(質)どうも。
 
(答)ちなみに先ほどの県営住宅については、実際に中に入っておられる方はまだおられない。相談は2件あったということであります。
 
○県の災害備蓄
(質)水を差して恐縮ですが、先程の質問で、備蓄品、県は率先して出してもらったという話があるんですけど、その後、この県の災害への備えというのは必要だと思うんですけども、そのあたり、備蓄品は買いましたか。
(答)購入は今始めているのかな。2月補正で県議会に予算を提出して、おそらく早期に成立をすると思いますけど。ということで良いかな。
(答:防災対策部)足りない分は、2月で早期に購入する予定でおります。
 
○知事の誕生日
(質)一番最後にお聞きするんですが、今日はお誕生日であるかと思いますが、お気持ちと今後の感想を。
(答)まあ還暦も過ぎておりますので、誕生日そんなにあれですけど、県政、しっかりと県民のために三重県のために働いてまいりますということでございます。
 
○県の災害備蓄
(質)もうちょっと2つだけ。備蓄品で県の職員に聞くとですね、簡易トイレは消費期限があるけど、生理用品はないそうなんですね。それからいくと生理用品というのはその都度じゃなくてある程度、数買ってですね、備えるとかいうこともあると思うんですけど、何かそういう検討はされているんですか。
(答:防災対策部)医療品も当然必要かと思っておりますので、備蓄の方を進めさせていただいています。
 
(質)それは新年度予算等にそういうものも含めてのさっきおっしゃった備蓄品みたいな関係予算で入ると。
(答)2月補正ですね。
 
○津波避難タワー
(質)2月補正ですか。あと、避難タワーなんですけれども。
(答)津波避難タワー、はい。
 
(質)これ今、和歌山県は串本町とか3箇所で、実際工事入っているの串本町なんですけれど、避難タワー兼県営住宅というのを建てているんですね。そういう話は聞かれていますか。
(答)和歌山からですか。それは聞いてないですね。あり得る話だと思いますよね。
 
(質)検討して三重県も場合によっては、それが良ければそういう方向もあり得るんですか。
(答)まず津波避難タワーについては、基礎自治体がどこに何を建てるかというのを決めていただきますので、今年度は志摩市かな、志摩市で工事に入ってるとこですね。というとこなので、各自治体が住宅兼で建てますということであれば、そこもあり得ると思いますけどね。例えば、この間行った紀北町なんかは、コミュニティセンターの上を避難所にしていると、そういう例もありますので、いろんなやり方があると思います。
 
(質)やる場合でも県営住宅とは決められないですよね。戸数がもう余っているとかいうのがあるから。
(答)建て替えをして自治体とジョイントで避難施設もそれに付加するというのがあると考えられるかもしれませんけどね。
 
(質)どうも。
 
(答)ありがとうございました。

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