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令和06年06月07日

知事定例記者会見

知事定例会見録

令和6年6月5日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

質疑項目

・発表項目等に関する質疑 
・災害関連死
・「型式指定」の不正申請
・国民スポーツ大会の改革
・式年遷宮に向けたWG設置
・知事公用車の道路交通法違反
・近畿ブロック知事会議
・宮川の流量回復

発表項目等

(知事)おはようございます。今日は1件発表させていただきます。熱中症の予防であります。これから7月、8月、もっと暑くなってくるんですけれども、今日も予想気温は27度という感じで結構高なってきております。既にこの6月に入ってからも、6人の方が県内で熱中症で搬送されているということでございまして、本格的に暑くなる前といっても気を抜かずに、熱中症の予防をお願いしたいというふうに思います。熱中症の救急搬送件数は、令和5年度、去年5月に72件、6月に120件ということで、ほぼ倍に上がっています。令和4年度、一昨年ですと5月に54件だったものが291件ということで、6月になるとやはりぐっと上がるんですね。7月、8月はもっと多くなるんですけど。実はその搬送されました熱中症の患者さん、去年、そのうちの半数以上がご高齢の方、それから熱中症が発生しました場所、約4割がご自宅、住居ということでありまして、部屋の中でも注意が必要であります。これ、よく言われている話ですけど、7月、8月になってくると汗をかいて暑さに慣れてくるんですが、この時期まだ身体が暑さに慣れてない、暑熱順化と言われますけど、それができていないので熱中症になりやすいということであります。ここに書いてございますけども、外出の時、それから屋内、そして日頃水分補給、こういった形で、ぜひ県民の皆さん、熱中症にならないような対策を、この時期から6月からやっていただければというふうに思っております。それから、この4月から環境省の方で新しい制度が創設をされてまして、「熱中症特別警戒アラート」というものが創設をされています。今まで熱中症警戒情報、これも引き続きということなんでございますけども、熱中症特別警戒アラートというのが創設をされてます。これは県下全域、県内全域で、WBGTという熱中症の指標があるんですが、それが35以上ということで、今まで他県でも発令をされた例はないんですけども、これが出る可能性もあります。これが出ますと、各自治体でクーリングシェルターというのを指定をされておられるんですが、そこが開放されるということになります。クーリングシェルターって何かっていうと、公民館とか図書館とかショッピングセンターで冷房が効いているところを皆さん来てくださいということで、そこに暑さを下げるために入っていただく場所のことであります。県内では既に指定をされておられる自治体が13市町ございます。7月までに県内全ての自治体が指定をされる予定ということで聞いておるところであります。6月には12の市町が指定をされるというふうに聞いております。熱中症の特別警戒アラートが発表された時には、クーリングシェルターへ移動を検討していただきたいというふうに思っております。私からは、この1点、以上でございます。
 
発表項目等に関する質疑
 
熱中症予防に関する注意喚起について(発表)
(質)今年度は現状だと搬送状況というのは5月は何件。
(答)搬送状況は6月6人搬送されてまして、5月はわかりますかね。
(答:環境生活部)今年度で今52名の方が搬送されておりまして、6月が6名になりますので、その差分の。
(答)5月まで。4月もおられるかもしれない。
(答:環境生活部)4月もおられますけども5月まで。6月4日、今日までの時点で52名の方が搬送されています。
(答)6名を引くと5月までということになるということで、46名。46名が5月までということですね。6月6名ということです。また、4月、5月の月別が必要でありましたら確認いたします。
 
(質)改めて6月になると件数が急増するというような傾向もあるようですけれども、知事として県民の皆さんへどういったところに6月をお気を付けていただきたいとかありますか。
(答)そうですね、例えば気温が30度を超えると、これはちょっと気をつけないかなっていう感じになると思うんですけども、今日なんか27度予報でありますけど。やっぱり20度後半でも、身体がまだ暑さに慣れてないと汗で暑さを逃がすということはできませんので、熱中症になりやすいということです。冒頭も申し上げましたけど、5月と6月の救急搬送の数というのはかなり違ってます。6月になると5月の倍ぐらいになるということ、倍以上になる時もあります。ということですので、30度を超えなくても熱中症にご注意をいただいて、ここにありますような屋内、それから水分補給、外出時の注意、こういったことを守っていただければと思います。過去の例で言いますと、畑仕事をされていて熱中症になられる方というのもおいでになるので、屋内で約4割ということですけれども、この時期、畑にお出になる方もおいでになると思いますので、屋外でもご注意をいただきたいと思います。
 
(質)13市町が既に指定しているクーリングシェルター、一覧表みたいなのがあるんですか。
(答)一覧ってあります。
(答:環境生活部)一覧表ございます。
 
(質)後でいただけますか、記者クラブあてに。
(答)はい。
 
(質)昨日、教育長が熱中症のことで、先ほどおっしゃっていたWBGTが31以上になると、部活や体育を中止するよう要請しているということなんですけども、学校の方はそうだと思うんですけど、県として例えば公共工事とか、あるいはそういったことで、このWBGTを指標として事業をやめるとか、中止するとか、そういう熱中症対策の動きっていうのはあったりするんですか。
(答)現段階で私はそこは聞いてないところであります。学校の行事と比べますと、やっぱり業務の場合はそれを中断することによる影響というのもあると思います。それから、業務をやりながら、どういった形で熱中症を避けるかっていう対策もとれるところもあると思いますので、現段階では聞いていませんけれども、他県の様子も見ながら、業界ともお話をして、これから必要に応じて考えていくということかなと思いますけれどもね。
 
(質)あと、特別警戒アラート、今年度から導入されますけれども、昨年度までで見てみると、これに当てはまるような日って、だいたいどれぐらいあるんですか。
(答)県内全体でWBGTってあんまりないですかね。
(答:環境生活部)WBGTが発表されるような条件になったことは県内ではまだないです。
 
(質)ない。
(答:環境生活部)全国的に見てもないです。
 
(質)35以上っていうのが。
(答:環境生活部)1地点とかだと、桑名市さんとか、そういったところの地点で、1地点だけで35を超えることはあるんですけども、WBGTの条件が三重県下全域12地点で一斉に発表された時になりますので、その条件というのは今のとこないですね。
(答)今までそういうことになったことはないということですね。特定の地点はWBGTが35を超えたこともあるということですかね。
 
(質)クーリングシェルターは特別警戒アラートが発表されないと解放されないんですか。
(答)それは一応そういう仕組みにはなっていますけれども、別に開放しちゃいけないということではありませんので、自治体のご判断で解放されることもあるとは思いますね。
 
その他項目に関する質疑
 
災害関連死
(質)発表項目よろしいでしょうか。続いて発表項目外の質問に移らさせていただきます。まず幹事社から質問させていただきます。今、災害関連死の認定をするための審査会を設置を検討している自治体が、県内でも津市さんだとか、四日市市さんも今検討の動きが進んでいるかと思うんですけど、その必要性、重要性に関して、審査会を常設することの必要性について知事のお考えをお聞かせください。
(答)災害が発生した場合に直接的にお亡くなりになる方、災害によってですね。だけではなくて、例えば避難をしておられる時に、いわゆる関連死ということでお亡くなられる方もおいでになられます。行政としては、直接的にお亡くなりになる方の数も減らすべき、減らしていく必要があると思いますし、関連死で亡くなられる方、これも減らすべきであると思いますので、その時にはやっぱりその前の関連死かどうかということを確定をする必要があると思いますので、常設かどうかというのは、その自治体のご判断にもよるかもしれませんけれども、そういったものを日頃から、つくっておかれて対応するというのは望ましいことかなと思いますね。
 
(質)例えば、今回の能登半島地震ですと、石川県が主導して合同でという形で被災市町と認定作業を進めていると思うんですけれども、このあたり、仮にですけれども、南海トラフ地震が起きた場合の運用方針は、今現状で決めているんでしょうか。
(答)現状、何か決めているかという話は聞いてはおりませんけれども、今回の能登半島地震を参考にしながら三重県でもとれる対策を考えていくべきと考えております。
 
「型式指定」の不正申請
(質)昨日、トヨタとかホンダとか自動車メーカー5社、量産に必要な型式指定不正があったとして、昨日、国交省がトヨタの本社に立ち入りしてましたけれども、自動車局長を経験された立場として受け止めをいただきたいのと、年明けぐらいにダイハツの問題が明るみになった時に、県内の取引企業向けに相談窓口を設置していたと思うんですけれども、今回の対象をその5社に広げるお考えとかはありますでしょうか。
(答)まず受け止めということですけれども、型式認証制度の根幹は、やっぱり認証基準をきちんと守っていただくということでありますので、そこに関して不正があったということは、型式認証制度、要するに1台1台検査しなくても、メーカーを信じて1台検査をしてクリアしていればそれでいいという制度の根幹を揺るがすものですから、これは猛省をしていただかないといけない、反省していただかないといけないと思います。その上で改善をしていく必要があると思いますけど、国土交通省で現場に今立ち入り検査をして、今回の不正が起きた原因でありますとか、再発防止策、これをチェックしていきますので、車を購入される方については、その立ち入り検査が終わって対応策ができれば安心していただけるんじゃないかというふうには思っております。三重県内ですけれども、車種で言いますと、例えばトヨタの車種については、県内でこの車種が認証基準を違反してましたっていうものは、対象は今のところないということ。それから、ホンダもかつてはつくってましたけれども、今新しいものについては、型式認証基準違反というものはないというふうに聞いています。ただ、部品もありますので、ご心配になられる方もおられると思います。私どもは情報収集をまずしまして、得られた情報については提供してまいりたいとこう考えておりますけれども、例えば、日本自動車部品工業会さんとも連携をしながら情報提供に努めていきたいと思います。それから、前回、相談窓口を令和5年12月の不正事案を受けましてつくったところでございますが、今回対象企業が増えてもおりますので、明日、今日情報収集をしまして、明日、県庁内に相談窓口を設置するということにしております。設置しましたらプレス発表させていただきますし、ホームページでも公表していくということであります。
 
(質)このダイハツの時から設置している相談窓口を拡大するような形ではなくて、新たに設置するということですか。
(答)相談窓口は閉じてないというふうに思います。見方ですけれども、会社を拡大して対応しますということですので、拡充するということで考えていただいてよろしいんじゃないでしょうか。
 
(質)そのダイハツの時ってどれくらい相談があって、例えばどんな。
(答)2件相談があったようであります。
 
(質)どういう相談ですか。
(答)県は何を支援していただけますかという話だとか、あとは県が把握しているそのダイハツの不正に関する情報を教えてくれという話だったようでありますね。
 
国民スポーツ大会の改革
(質)この間、国民スポーツ大会に関して、関連団体、日本スポーツ協会ですか、いろいろ改革すると、開催地を分散すると、コストを削減すると、施設基準の緩和、トップ選手が参加促進できるよう会期を変更すると、いろいろ検討するということでしたけれども、知事も以前なんかいろいろ変えないといけないということを言われてましたが、この辺の受け止めをお願いできれば。
(答)スポーツ協会さんの方で、私ども知事会のメンバー、知事の発信に応えるような形になるんじゃないかと思うんですけれども、開催自治体の負担軽減を図りますということで発表いただいた、非公式かもしれませんけども、おっしゃっておられるというのは、これは歓迎をさせていただきたいというふうに思います。全国知事会の方でも、7月の知事会議でまとめることになるんじゃないかと思いますけれども、国スポに関して、要望をまとめてスポーツ協会あるいは文部科学省、スポーツ庁などに話をしていくこととしていると承知しておりますので、これから議論されるということですから、その中に知事会の代表も入るということで聞いておりますので、我々としてもしっかり意見を言っていき、国スポの望ましい開催方法、これを決めていっていただきたいと考えております。
 
式年遷宮に向けたWG設置
(質)月曜日の提案理由説明で、知事が次の式年遷宮に向けた県の魅力発信に向けてのワーキンググループを来月上旬に設置すると説明されてましたけれども、改めてこの設置の狙いとか具体的にどういうことを検討していくのかというお考えがありましたら。
(答)2033年に63回の、次期式年遷宮が予定をされているわけでございますけれども、来年山口祭があって、それから令和8年にお木曳行事があるということでありますけど、今までの式年遷宮を見ますと、多くの方が神宮にご参拝においでになられるわけであります。今回も多くの方に三重県を訪れていただきたいというふうに思っていますし、神宮にご参拝いただきたいというふうに思っておりますけれども、多くの方がおいでになるときに、三重県としてもどういった形でホスピタリティーを持ってお迎えをするのか、来ていただいた方に満足していただくのか、そういうことをやっぱり考えていかなきゃいけないというふうに思いますので、ワーキンググループを設置をしまして、2033年に向けて検討を始めると、こういうものであります。
 
(質)他に発表外項目で質問のある方いますか。では、第二県政さん、お願いします。
 
知事公用車の道路交通法違反
(質)前回記者会見で出てた公用車の一時停止違反ですけれども、会見録とか読んでてちょっと疑問に思ったことがあって、一つは警察官が公用車が一時停止違反しなかったと。近寄ってきて運転者の方が対応されたんですけど、このとき知事は総文の方へ歩いておられたんですか。
(答)いや、警察官がどのタイミングで運転手と話をされたのか全く承知してないので、総文の中入ってたかもしれませんし、車を後にして歩いてたかもしれません、そこは承知してないですね。
 
(質)要は、知事が車から降りられて総文へ向かうときに警察官が運転手さんに事情を聞かれたのか、それかもう総文の中に入って、その後のことかは。
(答)わからない。
 
(質)覚えてられない。
(答)覚えてないというか、承知してないですね。
 
(質)北川知事なんかはとにかく背後に立つなと。演説会とかでも我々は後ろから肩越しに撮るのが一つの定番なんですけど、観衆を。
(答)ゴルゴ13みたいですね。
 
(質)北川さんは後ろいて立つなと我々も注意されたりとかするぐらい、背後には気にする、動くものはみんな敵だと思えと。
(答)背後は気にされた。そうですか、なるほど。
 
(質)秘書やってた松田さんが言ってましたけど、そういうふうに政治家って意外と背後には敏感だと思うんですけど、その感覚がなかったということですか。
(答)先ほどお答えしたとおりです。
 
(質)あと、幹部と一般職員の違反について公表云々というお話されてるじゃないですか。
(答)公表。
 
(質)幹部の交通違反みたいなやつは。
(答)幹部というか知事車、副知事車ですね。
 
(質)はい。現実問題、毎回議案でほとんど専決処分で交通事故もそれと違反も、報告、専決処分で大体出てるじゃないですか。
(答)議会にっていうことですか。
 
(質)そうです。ということはもうほとんどそこの区別しないで、既に公表段階なんですけど、この辺はどういうふうな解釈ですか。
(答)他県の状況を見ながらということになると思いますけれども、幹部車の交通違反について、知事車、副知事車、それを公表するってのを決めてるのは今のところ私は聞いてはいないので、三重県はやりますということを決めたわけですけれども、一般車はもう他県ではそこまで公表してないんじゃないかなとは思いますね。それを見ながらということでいいんじゃないかと思いますけど。
 
(質)だから、議案として既に専決処分で公表しているから、もう既に公表段階じゃないかっていう疑問なんですよ。
(答)具体的な中身については公表してないと思いますけどね。
 
(質)いや、議案だからしてますよ。
(答)総務部長。
(答:総務部)事故ですね。
 
(質)いや、違反も入ってる。例えば横断歩道を歩いていて公用車が接触して、それの損害賠償額だとか、そういうものも出るじゃないですか。
(答:総務部)事故になったケースは公表してますけれども、単に違反だけっていうケースは公表してないと思います。
 
(質)違反で、でも公用車が歩いてる人をはねたとかいうのは。
(答)事故ですね。
 
(質)違反切符も切られてるわけじゃないですか。
(答:総務部)もちろん。
 
(質)刑事罰も行政処分も。
(答)単なる違反については公表していないということですね。幹部車について、単なる違反についても公表しますということにしたということですね。
 
(質)それは今回のような一時停止とか、あるいは人身事故でとかそういう。
(答)そうですね、切符を切られた場合ということですね。
 
(質)私はだから既に議案で出ているから、もう公表段階だと。今あえてそれを言う必要があるのかとか、幹部は出すとかいうことなのかなと思ったんで。
(答:総務部)議案で出してるのは賠償が伴うようなものにしておりますので。
 
(質)もちろん。
(答:総務部)単に賠償が生じなくて違反だけっていうものについては出してないということなんです。
 
(質)もちろん、専決処分だからね。
 
近畿ブロック知事会議
(質)近畿ブロック知事会議が結果的には中止になりましたけど、この段階で午前中に知事がそれに行かれなくて、副知事を代理に立てるというふうなことが記者クラブに流れてきたんですけど、これはどういうご判断ですか。
(答)その日の朝の津気象台からの情報で、午後3時前後だったかと思いますが、3時から6時の間に伊賀地方、それから伊勢志摩地方で大雨警報が出される可能性があるということを聞きましたので、会議が午後からでしたから警報が出され、もし先んじて出された場合に私が県庁にいない可能性もあるということで、私は県庁に残って、で、副知事に代理で行ってもらおうと。結果においては中止になりましたけど、ということで対応させていただいたものですね。
 
(質)自然が相手だから天候を読み切れないところもあって、結果的に岐阜西濃の辺りにちょっとずれてたので、岐阜県の西濃辺りにずれたんで。
(答)線状降水帯ですね。
 
(質)伊賀は助かったと。だけどそれは読めないにしても、実際、危機管理統括監も置かれてるし、一昨年の大雪で名阪渋滞して菰野辺りが混んだ時に、その後の会見で知事が危機管理統括監も置いているし、連絡は取り合ってるんで、その時県外にいらっしゃって、そういうお話でしたが、その辺のことというのも当然判断される時に、今回のこと、議論はあったわけですか。
(答)いや、そこはないですね。今回、大雨警報が出る可能性があるので、今回の事案に鑑みて、私はここに本部が仮に開かれた場合には、県庁に居た方がいいよねっていうことで残るということにしたわけですね。
 
(質)それは県民の不安を、知事が本部長、当然、災対がたっているのにそこにいないってことはどうかなという、その不安をどちらかというと抱かせたくないとか、県民目線なんですか。
(答)県民目線は当然なんですけど、可能性ですよね。そうなる、警報が出る可能性があるというので、残った方がいいということで判断したっていうわけですね。
 
(質)ただ、ホスト県が代理で副知事立てるっていうのはあんまりないですよね。
(答)でも災害が来た時に残らないという判断もないと思いますけどね。
 
(質)危機管理統括監がたっている。
(答)まあ、たってますけど、私がいた方がいいと思ったのでということですね。
 
(質)せっかく危機管理統括監云々というのは、知事の公務とかいろんな兼ね合いの中で危機管理統括監たってるからっていうのか、あるいは危機管理統括監がいてもご自身がとか、なんかそこのところがちょっと統一されていない感じがするんですけど。
(答)災害が起こる蓋然性が高いということ、その災害が多くの県民に影響を与えるということであれば、私は残る方がいいというふうには思いますけどね。
 
(質)9月で就任以来3年で、あと、仮に知事がお出になるならば、次の知事選、1年切るわけですけど、そこへ向かってそういうふうな県民への見せ方とか、そういう形の、ある意味選挙モードみたいな感じに入ってるっていうことでもないですか。
(答)いや、全然。選挙と関係なく県民の命が全てですので。
 
宮川の流量回復
(質)大台町との円卓対話で宮川の水量回復、流量って県は言ってますけど、水量回復の件がずっと出てるじゃないですか。で、10年前に中部電力に水力発電事業を売却して、宮川だけじゃないですけど、二つか三つの施設、総額105億で売り渡してますよね。そこからそれが平成26年で既に10年経ってて、宮川の流量回復についてはその前の北川県政の時からずっと、西場県議とか含めて要望されていて、宮川ルネッサンスっていうのができたわけですけど。この前の話、大森町長とかと知事がお話しになったのを聞いてると、両者の食い違いは当然あって、とてもじゃないけどこのままずっとぎなぎなやっていくんだろうなという感じがするんですけど、知事としては落としどころをどこに考えてますか。
(答)よく地元のお話も聞きながら、関係者も例えば26年、中部電力さんに発電の施設を売却したわけでありますので、そういったところとも話し合いをしなきゃいけないので、関係者とよく話し合いをして、どういった形があり得るかということを考えていくということですね。
 
(質)知事自らおっしゃったように、水利権は既に中部電力に。
(答)売却してますよね。
 
(質)ある意味、日本は法治国家じゃないですか。契約社会でもあるから、あの契約を締結した時に、例えばある程度ご不満を持っておられる西場県議でさえ全会一致で立たれてですね、105億で総額売るやつに賛成されてるわけです。した後に後出しジャンケンのようにダム湖に遊覧船浮かべたりとか、あとこの水量を最低2トンでも出してくれと、いうふうなお話をされてるんですけど、県からしたらどっちか板挟みじゃないですか。契約したのは県ですから、中部電力と。要望はそことは違う話になってるんで、その行司役ってすごい結構難しい話。
(答)難しいですよね。26年、なんでそんなことしてたのかなと行政官としては、私は今思いますけれど。
 
(質)売ったことがですか。
(答)いや、売却した時に、例えば流量について何らかの留保をつけておくんなら、それを付けておかなきゃいけなかったんだろうと思いますけど、通常の行政官、まあ通常というと語弊があるけど、行政官としてはそれが行政官のあり方だと思いますけど、それがないというなら、ない中でこれからどうしていくか考えていかなきゃいけないので、相当大変ではありますけど、それを考えていくってことでしょうね。
 
(質)ということは、26年の契約時に留保条件なり何なりっていうのを付けた方がよかったと。
(答)通常つけるでしょうね。そういうお話があるんなら、ただそのような話を当時知らないで契約したのかもしれないとは思いますけど、どういうことなのかってことですね。
 
(質)知らないわけはないと思うけど、中部電力さんの側も株主を背負ってるんで、持っている施設で水力発電のために落とす水を制限してくれという話には多分乗れなかったんじゃないですか。
(答)他で使ってくれというのを、それはやっぱり株主がおられる中で難しいと思いますね。
 
(質)それ飲まなかったら契約できなかったっていうのがあって、県もあの時、望月さんって総務省から来てる官僚の方が交渉に当たって下準備されて。
(答)副知事でこられてたんですかね。
 
(質)副知事です。望月さんは帰られてから後に本格契約になって26年、鈴木さんの時に、知事の時に締結されたんですけど。今後もだからとりあえず、あえて地元と中電さんと、その間に県が立って一応交渉を続けていくということですか。
(答)そういうことですね。
 
(質)ほとんど今のまま動かないですよね。
(答)いやまあ、そこはどうなるかですけどね。交渉、お話していくっていうことですよね。
 
(質)地元の要求はある程度、知事はさもありなんと思われるんですか。
(答)そこもよく考えてみないといけないですけどね。
 
(質)どうも。
 
(質)どうもありがとうございました。
 
(答)ありがとうございました。
 
                                             了

 

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