知事定例会見録
令和6年8月27日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
質疑項目
・発表項目等に関する質疑
・お盆を中心とした休暇期間中の観光入込客数
・防災監の設置
・南海トラフ地震臨時情報
・キオクシア上場
・南海トラフ地震臨時情報による観光地の影響
・兵庫県齋藤知事
・人口減少対策フォーラム
・県のハラスメント相談
・政府備蓄米
・お盆を中心とした休暇期間中の観光入込客数
・防災監の設置
・南海トラフ地震臨時情報
・キオクシア上場
・南海トラフ地震臨時情報による観光地の影響
・兵庫県齋藤知事
・人口減少対策フォーラム
・県のハラスメント相談
・政府備蓄米
発表項目等
(知事)今日は私の方から3点お話を申し上げます。1点目は台風10号の関係です。もうすでにテレビ、新聞を通じて県民の皆さん情報を入手しておられると思いますが、改めて最新の情報を申し上げます。気象庁から私ども入手した情報、12時現在の情報であります。三重県に一番近づくのは、ちょっとまたスピードが遅れておりまして、今のところですが、31日の朝ではないかというふうに言われている。これ、前の日の夜あたりから風雨が強くなってくるんだろうというふうには想定してますけれども、ちょっと遅れてきました。ただ、今日も大雨降ってますけれども、台風の天気です。降ったり止んだりでありまして、晴れ間が出ている時はいいんですけど、これ雲がどんどん続いてくると線状降水帯ということになりますので、ご注意をいただきたいと思います。予報だけ先に申し上げますと、ここを見ていただければお分かりになりますけれども、今日の6時過ぎぐらいから、北中部で大雨になる可能性があるということであります。28日、29、30、31、かなり長い期間、台風、ゆっくりとした台風ですので、注意情報が出されております。それから、南部も同様であります。予想雨量を見ていただきたいんですけれども、特に南部でありますが、これ合計しますと予想が700ミリということになってまいります。8月の平均値、月です。8月、月全体の平均値が500ミリですので、二日、三日でその平均値を超える雨が降る可能性があるということでありまして、十分ご注意をいただきたいということです。改めまして、注意点、私の方から二つ申し上げます。さっきも申し上げましたが、線状降水帯が発生する可能性があります。今日の午前中、三重県線状降水帯の可能性があるというふうに言われていましたが、幸いにして線状降水帯は発生をいたしませんでした。いたしませんでしたが、これから台風が最接近する前から線状降水帯が発生する可能性がありますので、まず1点、ここにご注意をください。2点目でありますが、降水量です。降水量が8月、月全体で平均的な降水量500ミリです。それが二日か三日で、南部では700ミリ、それから北部でも450ミリが降る可能性があるということです。従いまして、土砂災害、低い土地への浸水、河川の増水や氾濫、厳重な警戒をお願いします。これが2点目であります。台風が近づく前にご準備をしていただく必要があります。4点お願いをしたいと思います。前回もお願い申し上げましたが、ハザードマップ、事前に確認をしていただきたいと思います。危険な場所に近づくことは厳に止めていただきたい。台風が終わりますと水が出とんのとちゃうんかというので、田んぼの方に行かれて行方不明になられる方が何人かおいでになられます。これはぜひ避けていただきたいというふうに思います。それから、事前に避難所とか避難経路をご確認いただきたいと思います。市や町の方から避難してくださいということは、早期に最近よく出されています。早めに出していただいてます。ご自身も早めに避難するんだという気持ちをぜひ持っていただきたいと思います。それから、備蓄防災グッズの確認をしていただきたいと思います。先日の大規模地震の注意情報で、備蓄品については確認をしていただいているとは思いますけれども、充電とか水の備蓄、こういったこともぜひやっていただきたいというふうに思います。4点目、最近では交通機関は計画運休をやっています。今日も新幹線が止まっておりました。地方の鉄道あるいはバスも計画的に運休をすることが増えております。事前に最新情報をご入手をいただきたいというふうに思います。1点目は以上であります。
2点目ですけれども、これは会議の話です。東海三県二市の知事市長会でありますけれども、6年ぶりに三重県で開催されるということです。日付は9月の4日で予定をしています。明和町で実施をしまして、現地の視察をしまして、その後会議を行う予定であります。斎宮歴史博物館を視察先として予定をしております。また、最近、奈良時代の発掘調査がなされた場所もございまして、そこも発掘調査の状況などについてもご報告をしたいというふうに思います。また、当時の建物の姿をCGで再現をした映像も見ていただこうと思います。会場は、明和町さんで運営をしていただいているいつきのみや地域交流センターなんですが、斎宮歴史博物館、これ県立の博物館ですが、そこから交流センターまでは、電気自動車、グリーンスローモビリティ、これを利用して移動をしていただく予定であります。明和町で会議が開催されましたのは、平成30年の紀伊半島知事会議、3県のですね、以来ということでありまして、議題につきましては、地域公共交通の維持・活性化、先ほどグリーンスローモビリティのお話しましたが、地域公共交通については、いろんな場所、県とか市の課題になっておりますので、これを三重県から提案をさせていただきます。この議論をさせていただくのと、あとうちから提案してますのは、インバウンドと、それから日本国内からの観光誘客、それの連携をしてやりましょうという話をさせていただく、この2点三重県から提案です。それから、浜松市さんからスポーツを活用した地域活性化、これが提案をされていますので、その議論をしたいというふうに思っているところでございます。
3点目でありますが、パリオリンピック終了しました。今後、パラリンピックが開催をされるということでありますけれども、パリオリンピックでご活躍をしていただいた三重県ゆかりの選手の皆さんの表彰につきましてお話をさせていただきたいと思います。まず、金メダルを獲得されました杉野選手ですね、体操団体男子であります。三重県の県民栄誉賞をお送りしたいと思っております。それから、これも金メダルを獲得されましたレスリング女子フリースタイル53キロの藤波朱理選手も、三重県民栄誉賞をお渡ししたいというふうに思っておりますが、9月3日においでになられるご予定がございますので、この時にお渡しをさせていただきたいというふうに思います。それから、フェンシングの山田選手でありますが、これ今日おいでになります。銀メダルをお取りになっていただいておりますので、スポーツ栄誉大賞をお渡しさせていただきたいというふうに思っていますが、今日おいでになられた時にお渡しをさせていただきたいと思います。それから、4位から8位になられた7名の選手がおいでになられます。この選手の皆さんにはスポーツ栄誉賞を授与させていただきたいというふうに考えているところでございます。山田選手が今日この後、それから明日、7人制ラグビーの水谷咲良選手がおいでになられるということでございますので、水谷選手も表彰をさせていただきたいというふうに思っております。三重県ゆかりの選手、それぞれご活躍をいただきましてありがとうございます。これからパラリンピックが開かれます。そこでも三重県からの選手がご活躍されることをお祈りをしております。私からは以上3点です。
○台風第10号接近に伴う県民への呼びかけ
(記者)台風の関係ですけれども、改めて少し最接近するのが遅くなったということですけども、三重県の体制としてどのようにこの台風に備えるかというところについて教えていただけますか。
(知事)はい、県庁という意味で言いますと、今まだ本部は立ち上がっておりませんけれども、接近をし、県内に大きな影響が出るということでありまして、本部を立ち上げる予定になっています。おそらくこの規模の台風ですと、九州に上陸する時に、ヘクトパスカルとしては中心の気圧は950前後だと思われます。前後って50ちょっとかなと思いますので、かなり大きい。一言で言うと伊勢湾台風並みの台風。それから2018年に関空連絡橋にタンカーが衝突したぐらいの台風。トラックが飛ばされましたあの映像覚えておられると思いますが、台風21号ですね。2018年のあれと同じような台風ではないかと思われます。従って、近づくタイミングでは本部を立ち上げて、また皆さんに呼びかけをさせていただくことになろうかと思っています。我々としましては、台風が近づいてまいりますので、すでに要員体制を増やして対応しておりますし、例えば、通常3名で大雨注意報が出た場合には準備体制を行うんですけれども、台風の関係でありますので、6名に増強して対応しております。これからも状況が変わりましたら体制を組んで県民の皆さんにお知らせをさせていただきたいというふうに思っております。
(記者)先ほど知事呼びかけで、主に雨に対する備えの呼びかけが多かったと思うんですけれども、風とかその他への備えということについてはいかがでしょうか。
(知事)また近づきましたら、風の部分もお話をさせていただきますけれども、台風の右半分では風が相当強いです。今回の台風はスピードもゆっくりですから強風の時間がたぶん長くなるというふうに思います。三重県の位置関係を見ていただきますと、台風の右半分になる可能性が非常に高いです。その時には、まずベランダに出してあるもの、これは室内に片付けていただく必要があろうかと思っています。それから、植木鉢とか外に置いておられる方もおられると思いますけれども、上に土嚢積んだりとか飛ばされないような対応をしていただきたいということ。それから、強風の時には外に出歩かないということもご注意をいただきたいと思います。大きなトラックでも風速、例えば40メートル、50メートルが吹きますと飛ばされますので、車での移動というのは非常に危険です。それも考えていただいて、車での外出というのもお控えをいただきたいというふうに思っております。
○パリオリンピック出場の三重県ゆかりの選手の表彰について(発表)
(記者)オリンピックの表彰の関係でちょっと事務的な質問で申し訳ないんですけど、三重県民栄誉賞どなた以来というか、前回最後受賞されたのはどなたですか。
(総務部)前回ですね、令和3年度の東京オリンピックの金メダルで志土地、当時向田真優さんとあと山田優選手が同じく金メダルを取られておりますので、令和3年度以来ということになります。
(記者)基本的に金メダル取れた方がこの賞を受賞されるというルールというか慣習がある。
(総務部)そういうことです。
(記者)これも事務的な話で申し訳ないんですが、今まで県民栄誉賞でスポーツ分野でいうと、何人の方が取られているんですか。
(知事)人数ですか、トータル人数分かりますか。
(総務部)人数はですね、6名になります。
(記者)前回の21年、3年度の時のお二人以外は。
(総務部)4名。合計で6名。
(記者)どなたが取られたんですか。
(総務部)平成16年に野口みずきさん、これはアテネオリンピックの金メダルですね。同じく吉田沙保里さん、同じく平成16年でアテネオリンピックの時の金メダルです。あと、平成20年の北京パラリンピックの金メダルを取られた伊藤智也さん。あと、平成28年のリオデジャネイロオリンピックの金メダルで土性沙羅さん。先程の山田さん、向田さん(志土地さん)で6名ということです。
その他項目に関する質疑
○お盆を中心とした休暇期間中の観光入込客数
(記者)先日、お盆の主要観光施設の入込客数の発表がありまして、最初の3日間については一部の施設で入込客数が減少しているというような傾向があったようなんですけれども、地震の影響というところも一部考えられるのかなと思いますけど、知事としてまずこの数字の受け止めについて、どのように。
(知事)お盆を中心とした県内の主要施設ですね、15カ所でありますけど、発表させていただきました。これは11日から15日ということで、地震の影響も考えられたところでございますけども、トータルでは昨年度比152.9パーセント。そしてコロナ前の元年比でいうと101.9パーセントということで、日並び、休みの状況がありますので、ちょっと一概には比較はできませんけれども、コロナ前と比較しても増えていたということであります。ただ、南海トラフ地震の巨大地震の注意情報が出ておりましたので、キャンセルが発生をしておられるところもございます。で、キャンセルされた後にですね、新しい予約が入ったというところもあるんですけれども、全部が戻っているわけではないということですので、今その結果については集計をしているところでございますので、それはまた発表をさせていただきたいというふうに思っておりますが、少なからず影響が出ていた可能性があるということです。これはやむを得ない措置ではあろうかとは思いますけれども、今後どういったやり方が考えられるのか、政府も検討されるようでありますし、我々としてもどういうやり方があり得たのかということについて、気づいた分があったら政府にも提案をしていきたいというふうに考えております。
○防災監の設置
(記者)あと、防災の関係で別件なんですけれども、国の方で防災監を設置するというような話が出ていましたけれども、こうした国の動き、こういったことで防災体制が強化される側面もあるのかなと思うんですけれども、こういった組織というのか、ポジションができたことについて、知事としての受け止めはいかがでしょうか。
(知事)今まで災害が起きた場合には、事務方のトップというのは官邸、内閣官房にいる危機管理監が対応しています。危機管理監は防災だけではなくて安全保障分野の対応もするわけでありますので、これが同時に起きた場合、昨日も中国軍機が日本の領空を飛んだということがありましたけれども、災害が来ている時と、それから安全保障上の危機が発生した場合に、事務的に指示をする指揮権を持つ人間が一人だとなかなか大変だという話があろうかと思います。複数の事案に対応できるような危機管理室は政府は持っておりますけれども、指揮官が一人だとやっぱり難しいので、防災監というのをつくって、地震あるいは台風、台風は事前に予測ができますので、また、地震に比べると対応しやすいところはあるんですけれども、防災監が指揮をし、自衛隊も動かし、それから都道府県にも指示もし、警察、消防、海保へのコーディネーションというんですかね、全体的なハーモナイゼーション、調和的な行動をとるようにということをやるというのは大事なことだと思います。
○南海トラフ地震臨時情報
(記者)南海トラフの臨時情報の件なんですけれども、発令されて、例えば紀北町なんかでは町営の海水浴場は全部閉鎖していたと、ただ一方で県営の海沿いのプールはやっていたと、対応がばらばらで、どっちがいいのかという問題はあると思うんですけれども、何かしら今後統一的な基準とか設けるとか、そういう考えはおありでしょうか。
(知事)今回初めてのケースで非常に難しかったというふうに思います。地震に備えながら通常の行動をしてくださいということなので、通常の活動ということに重きを置くと、実は、県内の海水浴場も閉じていないところも実はあったんですよね、プールもそうですけど。それはもし地震の予兆があったら、緊急地震速報などですけれども、直ちにプールなり海から上がってもらうという体制をとりながらやっていたというところもあります。あるいは、それが難しいので、あらかじめもう海水浴場を閉じましょうというところもあったというふうに聞いています。それぞれの施設、あるいは場所の対応によるんではないかなというふうに思います。今回初めてのケースで、国も先ほど申し上げましたが、検証をしてくれるというふうに言っていますので、県でも検証しまして、どういうやり方があり得たのかということを考えていく必要があろうかと思います。例えば、公共交通機関でも、減速をしながら走るというやり方をとったところもありますし、止めるというやり方もあったということですので、これについても、地方自治体あるいは観光施設などのご意見も聞きながら、私ども今後の対応について考え方をまとめていきたいと思っております。
○キオクシア上場
(記者)この前、キオクシアが10月にも上場するということで報道がありまして、その準備に入りましたということであったんですけれども、まずこの上場についての受け止めをお聞きしたいのと、あと2020年にも上場準備していて、前回は米中貿易戦争の関係で上場をとりやめたという経緯があったと思うんですけれども、今回4年越しの悲願ということになると思うんですけれども、それで県内の経済効果とかどのように見ているかお願いします。
(知事)まず民間企業の上場の関係ですので、私の方からコメントするのは差し控えさせていただきたいと思いますが、皆さんご案内のように、株式の上場に関しては、資金調達の道を増やすということでありますので、企業活動にとってはプラス方向であるというふうに思います。かつて、なかなか上場し難いという状況があったということはあったかもしれません。今回は、国を挙げて半導体関係の支援もしております。そういう意味では、企業が資金を市中から調達をしていただいて、さらに半導体製造に関して発展をしていかれるということですので、好意的に受け止めるということではないかと思います。県内の経済への影響も当然あると思いまして、これは好影響が期待されるんじゃないかというふうに考えているところです。
(記者)半導体の振興地域として、今後、キオクシアに対してどういう支援をするかって、今何か考えていることがあれば教えていただきたいです。
(知事)キオクシアさんとは日頃、お話をさせていただいて、例えば第7工場をしばらく前に造られたんですけど、そういった工場展開について私どもで支援をさせていただく。例えば水ですね、半導体に関しては水が結構必要になってきますので、そういった調整もさせていただいているところですし、それから半導体、水と電力と人なんですけれど、採用などに関しましても私ども協力をさせていただいているところです。また、キオクシアさんの上場につきましては、キオクシアさんがご自身でいろいろこれから発表もされていかれるので、私どもとしては報道を見てこうですということしか言えないので、そこはご容赦いただきたいというふうに思います。
(記者)最後にお聞きしたいんですけれども、今おっしゃっていただいたみたいに、水、電力、人がという話であったと思うんですけれども、水と電力が豊富にあるということで、かねてから三重県は生産に適しているとおっしゃっていると思うんですけれども、キオクシア以外の誘致について何か今お考えになっていることとかあれば教えてください。
(知事)具体的にどうこうということではないんですけれども、多くの企業が来ていただきたいというふうに思っています。先日も宮城県知事、熊本県知事と一緒に、半導体誘致のために国としても全面的な支援をしていただきたいということで、東京で要望活動してまいりました。三重県としては、おっしゃったように誘致の条件はそろっているというふうに思っております。まだ用地もありますので。従って、多くの企業に来ていただいて、半導体について三重県を支える1本、大きな柱になればいいというふうに考えております。
(記者)現時点では特に何かキオクシア以外の企業からそういう接触はないですか。
(知事)具体的な話は聞いておりません。
(記者)発表項目外、その他ありますでしょうか。
○南海トラフ地震臨時情報による観光地の影響
(記者)お盆の地震の臨時情報の影響についてなんですけれども、先ほども観光地の入込客数の一部、おそらく影響があったと見られているということで、最終的な経済的な影響とか損失額みたいなところの調査っていうのは今されているんでしょうか。
(知事)どこの調査ですか、観光地の。
(記者)そうですね。
(知事)これは前回申し上げましたけども、各自治体に、29市町、三重県ありますけども、地震の注意情報、影響はありましたかっていうのを今確認をしてるところでありまして、集計をしておりますので、然るべきタイミングでお話をさせていただくことになりますけど、先ほど申し上げましたように、キャンセルが出ているところもあると。ただ、キャンセルしたところが埋まって、ある程度戻したところもある。それでも全部埋まりきっているわけではないので、そこの部分をこれからどうしていくのかというのを考えないといけないというところはあると思います。
(記者)他県では一部、和歌山の白浜だとか、ちょっと国へのそうしたところの支援を求めるっていうのがありましたけれども、そうした要望みたいなのは今のところ上がったりは。
(知事)具体的に明確な要望が、例えば市町とか観光協会、業界からあったということは聞いておりませんけれども、今後その状況を見て、場合によると、これはうちだけではないと思います。他の県も関係しておりますので、他県の様子も見ながら、私どもの対応は決めていきたいというふうには考えております。
(記者)集計ですけど、最終的にはいつ頃の発表になりそうですか。
(知事)間もなく速やかに分析というふうに担当部からは聞いておりますので、もうちょっとお待ちくださいということですかね。
○兵庫県齋藤知事
(記者)以前の知事会見でも同様の質問があって大変恐縮なんですけれども、連日報道されている兵庫県の齋藤知事のパワハラであったり、おねだりの疑惑についてのご所感と、あと一見知事がそういう誤解であったりとかそういうのを受けないように、何か関係者だったり、庁内の担当者だったりとかで、対応で気をつけていることがあれば教えてください。
(知事)はい、まず齋藤知事のお話については、今、百条委員会が審議をしておられるところでもありますし、それは直接私、齋藤知事から何かお話を伺ったわけでもないので、私からコメントすることは差し控えさせていただきたいというふうに思っています。百条委員会の審議を見守るということかなと思います。世間で報道されておりますようなことが仮にあったとすると、それについては、組織の上に立つ人間、それは必ずしもトップというわけではありません、については、例えば係長でも、下に部下がいた場合には、気をつけなきゃいけない。いわゆるハラスメントについてですけど、気をつけなきゃいけないということですから。先日も申し上げましたけど、セクハラとパワハラは明確に違いまして、セクハラというのは受け取り手の感じ方によってセクハラは成立するものです。なぜなら、セクハラっていうのは職場で行う必要がないことを行っているので、それは受け手側がハラスメントだと感じたら、その段階でハラスメントになります。パワハラの場合は、非常に難しいのは指導との関係なんです。職場において指導をしなければ仕事がうまく回らないのは、これは企業の方もよくご存じのとおりであります。ただ、指導の対応がまずければハラスメントになるということです。それは2点のメルクマールがあって、必要性のメルクマール、基準と、それから相当性の基準ということですので、必要のないような指導を執拗に繰り返すことは、これはハラスメントになり得ます。それから必要な指導であっても、その対応が、例えば怒鳴るとか、それから机をたたくとか、物を投げるというような対応をする、これを行う、執拗にやるっていうのも実はそうなんですけど、そういうものがあればハラスメントになり得ます。必要性があったとしてもですね。従ってその二つについては常にこれは上司と言われる人間は気をつけなければいけないということであります。それと物品の供与ですけれども、知事会議でもいろんな話を、我々知事同士でもしてますけど、これいいですねとか言うことはあります、よくあります。県産の物品であれば、確かにそれはいいですねということはよくあるんですけど、下さいとまではなかなか言わないんですが、先方からどうぞお持ち帰りくださいと言われることもあります。常識の範囲であれば、それをいただくこともありますが、私は国の役人を長くしていたからかもしれませんが、いただいたものについては基本、役所で皆さんで分けるというようなことを対応しております。ただ、全部分けてしまうと味が分からなかったりするので、一つはいただいたり、そんなことはありますけれども、基本はそんな対応をしております。国家公務員、あるいは地方公務員もそうですけど、公務員の倫理規定というのがありますので、それに基づいて対応するということだと思います。
○台風第10号接近に伴う県民への呼びかけ
(知事)1点、訂正ですけども。線状降水帯、先ほど準備体制で6名の体制というふうに私申し上げたんですが、これ線状降水帯の発生可能性があったということで、6名にしているということですが、ここちょっと申し上げ忘れましたので、お詫びをして訂正をさせていただきたいというふうに思います。ちなみに、災害対策本部、警報が出たりした場合の災害対策本部設置時には11名の体制で行うことになっております。昨日はまだ注意報の状況ではありましたが、線状降水帯の発生可能性があるということでありましたので、6名体制にしたということであります。
(記者)その他、いかがでしょうか。第二県政さんお願いします。
(記者)台風の呼びかけですけども、前回の巨大地震注意の時もそうだったんですが、1週間警戒のなんとかで、結構コンビニとかスーパーから食料品とか飲料水とか、かつてのオイルショックの時のトイレットペーパーがなくなってるような感じで、結構店から消えてたことがあるんですけど、その辺のことは併せて知事の注意呼びかけで、そんなに店から物がなくなるぐらいまで買う必要はないとか、そういう抑えは全然必要ないですか。
(知事)それは各ご家庭の備蓄の状況ですので、私がどうこう言う話ではないですけど、日頃から備えていただいておくことが重要かなと、いうふうに思います。
(記者)あえてそんなに慌ててしなくても、大丈夫ですよというのは。
(知事)そこはちゃんと備えていただく方が大事だと思いますね。
○パリオリンピック出場の三重県ゆかりの選手の表彰について(発表)
(記者)スポーツ表彰ですけど、これ最高賞は県民栄誉賞でいいんですか。
(知事)そうですね。今回金メダルをお取りになられた方に県民栄誉賞をお渡しをするということになってございますので、今の時点においてはそうですね。
(記者)県民栄誉賞は本来スポーツとは関係なくても県民栄誉賞はあるわけですよね。
(総務部)はい。そうですね。
(記者)だから、ある意味幅広い形のやつがあって、県の表彰の制度としては県民栄誉賞が最高位ということですか。
(総務部)そうですね、一応今回その県民栄誉賞っていうのは、広く県民に親しまれて、明るい希望を与えることに顕著な業績があった方に対しての表彰という位置付けをさせていただいていますので。
(記者)段々声が小さくて聞こえないです。
(知事)広く県民に親しまれ、明るい希望を与えることに顕著な業績があった方ということなので、スポーツに限らないということを申し上げたかったんですね。
(記者)今回、スポーツ選手が2人入られたと。
(総務部)そうですね、はい。お2人ということで。
(記者)2、3回前の会見でちょっとお聞きしたんですけど、吉田沙保里さんが国民栄誉賞を取られているので、藤波選手をどうされるんでしょうってお聞きした時に、一応経緯調べて、どういう形があるのか考えてみるみたいなお話でしたが、その後どういうふうになったんですか。
(知事)国民栄誉賞については、内閣府の方で官邸と相談しながらだと思いますが、候補者を推薦をして決定をしていくと、いうことなので、特に推薦行為というのはないようであります。
(記者)ということは、今回は別に藤波さんを推薦するかどうかとか、そういう機会は別にない。
(知事)公式に県からの推薦という、そういう段階はないみたいですね。
(記者)知事のお考えとしては、藤波さんの今回のは、若手ということもあって、ある意味国民栄誉賞に該当するんじゃないかとは思われないんですか。
(知事)そこの基準は内閣府が持っているので、内閣府でご判断されると思いますね。
(記者)特に働きかける今のところ予定もない。
(知事)ないですね。金メダル他に杉野さんもおられますし、銀メダルも立派だと思いますけどね。
○人口減少対策フォーラム
(記者)今日朝10時から人口減少フォーラムがありました。これは前回初めて令和4年の4月にやられた時と今回比べて、何か知事が受けた印象とか、あるいは知見で新しく気づいたこととか、何かありますか。
(知事)山崎さんのお話は、何度も東京も、それから宮崎も含めて聞いていますので、新しいっていう話じゃないですが、力の入れようですね。企業の方を巻き込まなきゃいけないというのが、今日随分山崎さん強調されていた印象を受けました。全体的な話で言うと、令和4年の4月にやった時は、まだ29市町の首長の皆さん方は、人口減少問題って何なんだろうっていう感じで会議に臨まれた方が多かったんじゃないかなという気はしますけど、今日はもう一定情報をお持ちになられて、知見もお持ちになられて、うちの自治体、うちの町では、こういう状況だと、ここが足りないので、これからやっていかなきゃいけないというようなことをおっしゃっていただいていますので、随分29市町の首長の皆さんご理解をしていただき、それから対応も考えていただき、これからどうするかっていうことも悩んでおられるってのはよく分かりました。
(記者)担当課長にお聞きすると、北の方と南の方ではそれぞれ人口減少対策でも人が増えることを含めて中身が違うというふうなことが今日ちょっと気付いたみたいなことを言われてたんですけど、そういうところは知事もお感じになってますか。
(知事)そこは前からもお話し申し上げてますけど、名古屋あるいは大阪に近いところと、それからそこから距離があるところっていうのは対応の仕方も違うと思います。それはどちらかと社会増減の話ですけどね。自然増減につきましてもそれぞれの課題がありますので、やっぱりその市や町の状況によって対応は変わってくるというのは以前からそんな議論はしております。
(記者)今日のでそこがより顕著になって、北と南は違うんじゃないかと。桑名市長はそういうご質問をちょっとされたみたいですけど、その辺のことは。
(知事)いや、今日の会議っていうことではないですね。今日の会議はプレコンセプションケアについて桑名市長が質問されたということで、そして紀宝町長が、紀宝町ではようやく社会増になってきたということをおっしゃったので、北と南がそれによって今日の会議の中で違いが分かったということでもないとは思いますけどね。
(記者)だから北は今まで、例えば名古屋近辺に近いところ、桑名とかが増えてたけど、今それがちょっと頭打ち傾向にある。だから今こそ北でさえ、北でも人口減少というのを考えなきゃいけない時期だというふうな話も出ましたけど、それはその通りなんですか。
(知事)そんな話出てました。プレコンセプションケアの話は出てましたが、実際にはそうですね、実は今までもやってた方が本当はよかったんですよ。なんですけど、これからもしっかりやっていかないといけないっていうのは事実ですね。
○県のハラスメント相談
(記者)あと、県のハラスメント相談窓口に送った職員のメールで、知事が資質に欠けるとかうんぬんとか書いてあったあのメールですけど、この前の会見の時に知事は公益通報に準ずると。その後ご本人がどうしたいか、そういうのを確認したいみたいなことを。ご本人がどうしたいか確認したいとおっしゃいましたけど、それはその後どういう形になっているんですか。
(知事)これは私も多分、調査対象になるので総務部長から答えてもらった方がいいと思います。
(総務部)相談のあった方とは適宜やりとりをしながら、どういう調査にしていくかというような部分で今検討を進めているところでございます。
(記者)向こうさんのどういう形にしたいか希望を聞いて、その形で進めていると。そこは受けられるものと受けられないものがありますよね。
(総務部)基本的には、相談者の方がどういうことを希望しているのかというようなことを詳しくお聞きをしながら、その言われてる内容についてそういう部分がハラスメントにあたるのかどうなのか等々の調査を関係者に聴き取りもしながら調査を進めていくというようなことになろうかと思います。
(記者)主にハラスメントかどうかというところに焦点がある感じですか。
(総務部)基本的にはハラスメントの相談ということで相談を受けておりますので、そういうことについていろいろと調査をしていくのかなというふうに考えております。
(記者)つまりあの中に書かれていた、じゃあ知事に辞めてもらうしかないみたいな話というのは、それは本人の仮に希望であってもそういうことは全然俎上に載せる話ではないということなんだよね。
(総務部)事実関係ですね、主に事実関係について調査をしていくというようなことになろうかと思いますが。
(記者)これって結果が出て、ご本人と県とのやりとりの中で、あえて例えばこういう形になりましたとかそういう公表はないんだよね。
(総務部)通常の相談ですと公表はございませんが、今回の件につきましては、先日、知事の方からも申し上げていただきましたけれども、第三者も入れながら調査をすることを考えておりますので、調査結果についての公表についても何らかの形で考えていく必要があるのかなというふうに思っております。
(知事)私が申し上げたのは、通常、公益通報でない場合には内部で調査をするのが通常でありますが、これは知事という組織のトップに対する申し入れ、告発、まあ告発ではないですけどね。申し入れでありますので、中だけでやってはいけないということをお願いしてあります。外部の方に主体的に動いていただくということが大事なんじゃないかということで、外部の方に調査をしていただいたらいいんじゃないかということを申し上げてるわけでありまして、その結果につきましても、必要に応じて対応をしていくということは、先ほど総務部長も申し上げたとおりです。
(記者)先月、秘書官制で都道府県で初めてじゃないかと私がお聞きした時に、知事が他でも例がありますとおっしゃったんですけど、東海北陸が入っている中部圏に聞いてみてもそこんところはなかったんです。
(知事)ないんじゃないですかね。
(記者)あの例はどこですか。
(知事)私が聞いたのは鹿児島だったかな。名刺交換をした時にそういう例があるという話は聞きました。
(記者)鹿児島ですね。はい、どうも。
○政府備蓄米
(記者)政府備蓄米のことについてちょっとお伺いしたいんですけれども、実際、今、スーパーに行って去年の米不足とか、米の収穫高が少なかったっていうこともあって、今、実際、スーパーでお米がほとんど並んでないみたいなので、大阪府の吉村知事がどうやら政府備蓄米を放出してくれということを農水省に要求したみたいなんですけど、これについてそういう要望を農水省に出した方がいいかとか。
(知事)まだそこの情報は聞いてないですね。ただ、そろそろ新米が出てくる時期なので、スーパーに行ってみると徐々に新米が入ってきてますという話は聞いておりますので、そこまでの状況が必要かどうかということでしょうかね。まだそういう情報には接してないということですね。
(記者)今、現時点では特に知事として必要はないと。
(知事)必要がないというか、それを放出してもらわなきゃいけないような状態だということは聞いておりません。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)他よろしいでしょうか。以上になります。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
了
2点目ですけれども、これは会議の話です。東海三県二市の知事市長会でありますけれども、6年ぶりに三重県で開催されるということです。日付は9月の4日で予定をしています。明和町で実施をしまして、現地の視察をしまして、その後会議を行う予定であります。斎宮歴史博物館を視察先として予定をしております。また、最近、奈良時代の発掘調査がなされた場所もございまして、そこも発掘調査の状況などについてもご報告をしたいというふうに思います。また、当時の建物の姿をCGで再現をした映像も見ていただこうと思います。会場は、明和町さんで運営をしていただいているいつきのみや地域交流センターなんですが、斎宮歴史博物館、これ県立の博物館ですが、そこから交流センターまでは、電気自動車、グリーンスローモビリティ、これを利用して移動をしていただく予定であります。明和町で会議が開催されましたのは、平成30年の紀伊半島知事会議、3県のですね、以来ということでありまして、議題につきましては、地域公共交通の維持・活性化、先ほどグリーンスローモビリティのお話しましたが、地域公共交通については、いろんな場所、県とか市の課題になっておりますので、これを三重県から提案をさせていただきます。この議論をさせていただくのと、あとうちから提案してますのは、インバウンドと、それから日本国内からの観光誘客、それの連携をしてやりましょうという話をさせていただく、この2点三重県から提案です。それから、浜松市さんからスポーツを活用した地域活性化、これが提案をされていますので、その議論をしたいというふうに思っているところでございます。
3点目でありますが、パリオリンピック終了しました。今後、パラリンピックが開催をされるということでありますけれども、パリオリンピックでご活躍をしていただいた三重県ゆかりの選手の皆さんの表彰につきましてお話をさせていただきたいと思います。まず、金メダルを獲得されました杉野選手ですね、体操団体男子であります。三重県の県民栄誉賞をお送りしたいと思っております。それから、これも金メダルを獲得されましたレスリング女子フリースタイル53キロの藤波朱理選手も、三重県民栄誉賞をお渡ししたいというふうに思っておりますが、9月3日においでになられるご予定がございますので、この時にお渡しをさせていただきたいというふうに思います。それから、フェンシングの山田選手でありますが、これ今日おいでになります。銀メダルをお取りになっていただいておりますので、スポーツ栄誉大賞をお渡しさせていただきたいというふうに思っていますが、今日おいでになられた時にお渡しをさせていただきたいと思います。それから、4位から8位になられた7名の選手がおいでになられます。この選手の皆さんにはスポーツ栄誉賞を授与させていただきたいというふうに考えているところでございます。山田選手が今日この後、それから明日、7人制ラグビーの水谷咲良選手がおいでになられるということでございますので、水谷選手も表彰をさせていただきたいというふうに思っております。三重県ゆかりの選手、それぞれご活躍をいただきましてありがとうございます。これからパラリンピックが開かれます。そこでも三重県からの選手がご活躍されることをお祈りをしております。私からは以上3点です。
○台風第10号接近に伴う県民への呼びかけ
(記者)台風の関係ですけれども、改めて少し最接近するのが遅くなったということですけども、三重県の体制としてどのようにこの台風に備えるかというところについて教えていただけますか。
(知事)はい、県庁という意味で言いますと、今まだ本部は立ち上がっておりませんけれども、接近をし、県内に大きな影響が出るということでありまして、本部を立ち上げる予定になっています。おそらくこの規模の台風ですと、九州に上陸する時に、ヘクトパスカルとしては中心の気圧は950前後だと思われます。前後って50ちょっとかなと思いますので、かなり大きい。一言で言うと伊勢湾台風並みの台風。それから2018年に関空連絡橋にタンカーが衝突したぐらいの台風。トラックが飛ばされましたあの映像覚えておられると思いますが、台風21号ですね。2018年のあれと同じような台風ではないかと思われます。従って、近づくタイミングでは本部を立ち上げて、また皆さんに呼びかけをさせていただくことになろうかと思っています。我々としましては、台風が近づいてまいりますので、すでに要員体制を増やして対応しておりますし、例えば、通常3名で大雨注意報が出た場合には準備体制を行うんですけれども、台風の関係でありますので、6名に増強して対応しております。これからも状況が変わりましたら体制を組んで県民の皆さんにお知らせをさせていただきたいというふうに思っております。
(記者)先ほど知事呼びかけで、主に雨に対する備えの呼びかけが多かったと思うんですけれども、風とかその他への備えということについてはいかがでしょうか。
(知事)また近づきましたら、風の部分もお話をさせていただきますけれども、台風の右半分では風が相当強いです。今回の台風はスピードもゆっくりですから強風の時間がたぶん長くなるというふうに思います。三重県の位置関係を見ていただきますと、台風の右半分になる可能性が非常に高いです。その時には、まずベランダに出してあるもの、これは室内に片付けていただく必要があろうかと思っています。それから、植木鉢とか外に置いておられる方もおられると思いますけれども、上に土嚢積んだりとか飛ばされないような対応をしていただきたいということ。それから、強風の時には外に出歩かないということもご注意をいただきたいと思います。大きなトラックでも風速、例えば40メートル、50メートルが吹きますと飛ばされますので、車での移動というのは非常に危険です。それも考えていただいて、車での外出というのもお控えをいただきたいというふうに思っております。
○パリオリンピック出場の三重県ゆかりの選手の表彰について(発表)
(記者)オリンピックの表彰の関係でちょっと事務的な質問で申し訳ないんですけど、三重県民栄誉賞どなた以来というか、前回最後受賞されたのはどなたですか。
(総務部)前回ですね、令和3年度の東京オリンピックの金メダルで志土地、当時向田真優さんとあと山田優選手が同じく金メダルを取られておりますので、令和3年度以来ということになります。
(記者)基本的に金メダル取れた方がこの賞を受賞されるというルールというか慣習がある。
(総務部)そういうことです。
(記者)これも事務的な話で申し訳ないんですが、今まで県民栄誉賞でスポーツ分野でいうと、何人の方が取られているんですか。
(知事)人数ですか、トータル人数分かりますか。
(総務部)人数はですね、6名になります。
(記者)前回の21年、3年度の時のお二人以外は。
(総務部)4名。合計で6名。
(記者)どなたが取られたんですか。
(総務部)平成16年に野口みずきさん、これはアテネオリンピックの金メダルですね。同じく吉田沙保里さん、同じく平成16年でアテネオリンピックの時の金メダルです。あと、平成20年の北京パラリンピックの金メダルを取られた伊藤智也さん。あと、平成28年のリオデジャネイロオリンピックの金メダルで土性沙羅さん。先程の山田さん、向田さん(志土地さん)で6名ということです。
その他項目に関する質疑
○お盆を中心とした休暇期間中の観光入込客数
(記者)先日、お盆の主要観光施設の入込客数の発表がありまして、最初の3日間については一部の施設で入込客数が減少しているというような傾向があったようなんですけれども、地震の影響というところも一部考えられるのかなと思いますけど、知事としてまずこの数字の受け止めについて、どのように。
(知事)お盆を中心とした県内の主要施設ですね、15カ所でありますけど、発表させていただきました。これは11日から15日ということで、地震の影響も考えられたところでございますけども、トータルでは昨年度比152.9パーセント。そしてコロナ前の元年比でいうと101.9パーセントということで、日並び、休みの状況がありますので、ちょっと一概には比較はできませんけれども、コロナ前と比較しても増えていたということであります。ただ、南海トラフ地震の巨大地震の注意情報が出ておりましたので、キャンセルが発生をしておられるところもございます。で、キャンセルされた後にですね、新しい予約が入ったというところもあるんですけれども、全部が戻っているわけではないということですので、今その結果については集計をしているところでございますので、それはまた発表をさせていただきたいというふうに思っておりますが、少なからず影響が出ていた可能性があるということです。これはやむを得ない措置ではあろうかとは思いますけれども、今後どういったやり方が考えられるのか、政府も検討されるようでありますし、我々としてもどういうやり方があり得たのかということについて、気づいた分があったら政府にも提案をしていきたいというふうに考えております。
○防災監の設置
(記者)あと、防災の関係で別件なんですけれども、国の方で防災監を設置するというような話が出ていましたけれども、こうした国の動き、こういったことで防災体制が強化される側面もあるのかなと思うんですけれども、こういった組織というのか、ポジションができたことについて、知事としての受け止めはいかがでしょうか。
(知事)今まで災害が起きた場合には、事務方のトップというのは官邸、内閣官房にいる危機管理監が対応しています。危機管理監は防災だけではなくて安全保障分野の対応もするわけでありますので、これが同時に起きた場合、昨日も中国軍機が日本の領空を飛んだということがありましたけれども、災害が来ている時と、それから安全保障上の危機が発生した場合に、事務的に指示をする指揮権を持つ人間が一人だとなかなか大変だという話があろうかと思います。複数の事案に対応できるような危機管理室は政府は持っておりますけれども、指揮官が一人だとやっぱり難しいので、防災監というのをつくって、地震あるいは台風、台風は事前に予測ができますので、また、地震に比べると対応しやすいところはあるんですけれども、防災監が指揮をし、自衛隊も動かし、それから都道府県にも指示もし、警察、消防、海保へのコーディネーションというんですかね、全体的なハーモナイゼーション、調和的な行動をとるようにということをやるというのは大事なことだと思います。
○南海トラフ地震臨時情報
(記者)南海トラフの臨時情報の件なんですけれども、発令されて、例えば紀北町なんかでは町営の海水浴場は全部閉鎖していたと、ただ一方で県営の海沿いのプールはやっていたと、対応がばらばらで、どっちがいいのかという問題はあると思うんですけれども、何かしら今後統一的な基準とか設けるとか、そういう考えはおありでしょうか。
(知事)今回初めてのケースで非常に難しかったというふうに思います。地震に備えながら通常の行動をしてくださいということなので、通常の活動ということに重きを置くと、実は、県内の海水浴場も閉じていないところも実はあったんですよね、プールもそうですけど。それはもし地震の予兆があったら、緊急地震速報などですけれども、直ちにプールなり海から上がってもらうという体制をとりながらやっていたというところもあります。あるいは、それが難しいので、あらかじめもう海水浴場を閉じましょうというところもあったというふうに聞いています。それぞれの施設、あるいは場所の対応によるんではないかなというふうに思います。今回初めてのケースで、国も先ほど申し上げましたが、検証をしてくれるというふうに言っていますので、県でも検証しまして、どういうやり方があり得たのかということを考えていく必要があろうかと思います。例えば、公共交通機関でも、減速をしながら走るというやり方をとったところもありますし、止めるというやり方もあったということですので、これについても、地方自治体あるいは観光施設などのご意見も聞きながら、私ども今後の対応について考え方をまとめていきたいと思っております。
○キオクシア上場
(記者)この前、キオクシアが10月にも上場するということで報道がありまして、その準備に入りましたということであったんですけれども、まずこの上場についての受け止めをお聞きしたいのと、あと2020年にも上場準備していて、前回は米中貿易戦争の関係で上場をとりやめたという経緯があったと思うんですけれども、今回4年越しの悲願ということになると思うんですけれども、それで県内の経済効果とかどのように見ているかお願いします。
(知事)まず民間企業の上場の関係ですので、私の方からコメントするのは差し控えさせていただきたいと思いますが、皆さんご案内のように、株式の上場に関しては、資金調達の道を増やすということでありますので、企業活動にとってはプラス方向であるというふうに思います。かつて、なかなか上場し難いという状況があったということはあったかもしれません。今回は、国を挙げて半導体関係の支援もしております。そういう意味では、企業が資金を市中から調達をしていただいて、さらに半導体製造に関して発展をしていかれるということですので、好意的に受け止めるということではないかと思います。県内の経済への影響も当然あると思いまして、これは好影響が期待されるんじゃないかというふうに考えているところです。
(記者)半導体の振興地域として、今後、キオクシアに対してどういう支援をするかって、今何か考えていることがあれば教えていただきたいです。
(知事)キオクシアさんとは日頃、お話をさせていただいて、例えば第7工場をしばらく前に造られたんですけど、そういった工場展開について私どもで支援をさせていただく。例えば水ですね、半導体に関しては水が結構必要になってきますので、そういった調整もさせていただいているところですし、それから半導体、水と電力と人なんですけれど、採用などに関しましても私ども協力をさせていただいているところです。また、キオクシアさんの上場につきましては、キオクシアさんがご自身でいろいろこれから発表もされていかれるので、私どもとしては報道を見てこうですということしか言えないので、そこはご容赦いただきたいというふうに思います。
(記者)最後にお聞きしたいんですけれども、今おっしゃっていただいたみたいに、水、電力、人がという話であったと思うんですけれども、水と電力が豊富にあるということで、かねてから三重県は生産に適しているとおっしゃっていると思うんですけれども、キオクシア以外の誘致について何か今お考えになっていることとかあれば教えてください。
(知事)具体的にどうこうということではないんですけれども、多くの企業が来ていただきたいというふうに思っています。先日も宮城県知事、熊本県知事と一緒に、半導体誘致のために国としても全面的な支援をしていただきたいということで、東京で要望活動してまいりました。三重県としては、おっしゃったように誘致の条件はそろっているというふうに思っております。まだ用地もありますので。従って、多くの企業に来ていただいて、半導体について三重県を支える1本、大きな柱になればいいというふうに考えております。
(記者)現時点では特に何かキオクシア以外の企業からそういう接触はないですか。
(知事)具体的な話は聞いておりません。
(記者)発表項目外、その他ありますでしょうか。
○南海トラフ地震臨時情報による観光地の影響
(記者)お盆の地震の臨時情報の影響についてなんですけれども、先ほども観光地の入込客数の一部、おそらく影響があったと見られているということで、最終的な経済的な影響とか損失額みたいなところの調査っていうのは今されているんでしょうか。
(知事)どこの調査ですか、観光地の。
(記者)そうですね。
(知事)これは前回申し上げましたけども、各自治体に、29市町、三重県ありますけども、地震の注意情報、影響はありましたかっていうのを今確認をしてるところでありまして、集計をしておりますので、然るべきタイミングでお話をさせていただくことになりますけど、先ほど申し上げましたように、キャンセルが出ているところもあると。ただ、キャンセルしたところが埋まって、ある程度戻したところもある。それでも全部埋まりきっているわけではないので、そこの部分をこれからどうしていくのかというのを考えないといけないというところはあると思います。
(記者)他県では一部、和歌山の白浜だとか、ちょっと国へのそうしたところの支援を求めるっていうのがありましたけれども、そうした要望みたいなのは今のところ上がったりは。
(知事)具体的に明確な要望が、例えば市町とか観光協会、業界からあったということは聞いておりませんけれども、今後その状況を見て、場合によると、これはうちだけではないと思います。他の県も関係しておりますので、他県の様子も見ながら、私どもの対応は決めていきたいというふうには考えております。
(記者)集計ですけど、最終的にはいつ頃の発表になりそうですか。
(知事)間もなく速やかに分析というふうに担当部からは聞いておりますので、もうちょっとお待ちくださいということですかね。
○兵庫県齋藤知事
(記者)以前の知事会見でも同様の質問があって大変恐縮なんですけれども、連日報道されている兵庫県の齋藤知事のパワハラであったり、おねだりの疑惑についてのご所感と、あと一見知事がそういう誤解であったりとかそういうのを受けないように、何か関係者だったり、庁内の担当者だったりとかで、対応で気をつけていることがあれば教えてください。
(知事)はい、まず齋藤知事のお話については、今、百条委員会が審議をしておられるところでもありますし、それは直接私、齋藤知事から何かお話を伺ったわけでもないので、私からコメントすることは差し控えさせていただきたいというふうに思っています。百条委員会の審議を見守るということかなと思います。世間で報道されておりますようなことが仮にあったとすると、それについては、組織の上に立つ人間、それは必ずしもトップというわけではありません、については、例えば係長でも、下に部下がいた場合には、気をつけなきゃいけない。いわゆるハラスメントについてですけど、気をつけなきゃいけないということですから。先日も申し上げましたけど、セクハラとパワハラは明確に違いまして、セクハラというのは受け取り手の感じ方によってセクハラは成立するものです。なぜなら、セクハラっていうのは職場で行う必要がないことを行っているので、それは受け手側がハラスメントだと感じたら、その段階でハラスメントになります。パワハラの場合は、非常に難しいのは指導との関係なんです。職場において指導をしなければ仕事がうまく回らないのは、これは企業の方もよくご存じのとおりであります。ただ、指導の対応がまずければハラスメントになるということです。それは2点のメルクマールがあって、必要性のメルクマール、基準と、それから相当性の基準ということですので、必要のないような指導を執拗に繰り返すことは、これはハラスメントになり得ます。それから必要な指導であっても、その対応が、例えば怒鳴るとか、それから机をたたくとか、物を投げるというような対応をする、これを行う、執拗にやるっていうのも実はそうなんですけど、そういうものがあればハラスメントになり得ます。必要性があったとしてもですね。従ってその二つについては常にこれは上司と言われる人間は気をつけなければいけないということであります。それと物品の供与ですけれども、知事会議でもいろんな話を、我々知事同士でもしてますけど、これいいですねとか言うことはあります、よくあります。県産の物品であれば、確かにそれはいいですねということはよくあるんですけど、下さいとまではなかなか言わないんですが、先方からどうぞお持ち帰りくださいと言われることもあります。常識の範囲であれば、それをいただくこともありますが、私は国の役人を長くしていたからかもしれませんが、いただいたものについては基本、役所で皆さんで分けるというようなことを対応しております。ただ、全部分けてしまうと味が分からなかったりするので、一つはいただいたり、そんなことはありますけれども、基本はそんな対応をしております。国家公務員、あるいは地方公務員もそうですけど、公務員の倫理規定というのがありますので、それに基づいて対応するということだと思います。
○台風第10号接近に伴う県民への呼びかけ
(知事)1点、訂正ですけども。線状降水帯、先ほど準備体制で6名の体制というふうに私申し上げたんですが、これ線状降水帯の発生可能性があったということで、6名にしているということですが、ここちょっと申し上げ忘れましたので、お詫びをして訂正をさせていただきたいというふうに思います。ちなみに、災害対策本部、警報が出たりした場合の災害対策本部設置時には11名の体制で行うことになっております。昨日はまだ注意報の状況ではありましたが、線状降水帯の発生可能性があるということでありましたので、6名体制にしたということであります。
(記者)その他、いかがでしょうか。第二県政さんお願いします。
(記者)台風の呼びかけですけども、前回の巨大地震注意の時もそうだったんですが、1週間警戒のなんとかで、結構コンビニとかスーパーから食料品とか飲料水とか、かつてのオイルショックの時のトイレットペーパーがなくなってるような感じで、結構店から消えてたことがあるんですけど、その辺のことは併せて知事の注意呼びかけで、そんなに店から物がなくなるぐらいまで買う必要はないとか、そういう抑えは全然必要ないですか。
(知事)それは各ご家庭の備蓄の状況ですので、私がどうこう言う話ではないですけど、日頃から備えていただいておくことが重要かなと、いうふうに思います。
(記者)あえてそんなに慌ててしなくても、大丈夫ですよというのは。
(知事)そこはちゃんと備えていただく方が大事だと思いますね。
○パリオリンピック出場の三重県ゆかりの選手の表彰について(発表)
(記者)スポーツ表彰ですけど、これ最高賞は県民栄誉賞でいいんですか。
(知事)そうですね。今回金メダルをお取りになられた方に県民栄誉賞をお渡しをするということになってございますので、今の時点においてはそうですね。
(記者)県民栄誉賞は本来スポーツとは関係なくても県民栄誉賞はあるわけですよね。
(総務部)はい。そうですね。
(記者)だから、ある意味幅広い形のやつがあって、県の表彰の制度としては県民栄誉賞が最高位ということですか。
(総務部)そうですね、一応今回その県民栄誉賞っていうのは、広く県民に親しまれて、明るい希望を与えることに顕著な業績があった方に対しての表彰という位置付けをさせていただいていますので。
(記者)段々声が小さくて聞こえないです。
(知事)広く県民に親しまれ、明るい希望を与えることに顕著な業績があった方ということなので、スポーツに限らないということを申し上げたかったんですね。
(記者)今回、スポーツ選手が2人入られたと。
(総務部)そうですね、はい。お2人ということで。
(記者)2、3回前の会見でちょっとお聞きしたんですけど、吉田沙保里さんが国民栄誉賞を取られているので、藤波選手をどうされるんでしょうってお聞きした時に、一応経緯調べて、どういう形があるのか考えてみるみたいなお話でしたが、その後どういうふうになったんですか。
(知事)国民栄誉賞については、内閣府の方で官邸と相談しながらだと思いますが、候補者を推薦をして決定をしていくと、いうことなので、特に推薦行為というのはないようであります。
(記者)ということは、今回は別に藤波さんを推薦するかどうかとか、そういう機会は別にない。
(知事)公式に県からの推薦という、そういう段階はないみたいですね。
(記者)知事のお考えとしては、藤波さんの今回のは、若手ということもあって、ある意味国民栄誉賞に該当するんじゃないかとは思われないんですか。
(知事)そこの基準は内閣府が持っているので、内閣府でご判断されると思いますね。
(記者)特に働きかける今のところ予定もない。
(知事)ないですね。金メダル他に杉野さんもおられますし、銀メダルも立派だと思いますけどね。
○人口減少対策フォーラム
(記者)今日朝10時から人口減少フォーラムがありました。これは前回初めて令和4年の4月にやられた時と今回比べて、何か知事が受けた印象とか、あるいは知見で新しく気づいたこととか、何かありますか。
(知事)山崎さんのお話は、何度も東京も、それから宮崎も含めて聞いていますので、新しいっていう話じゃないですが、力の入れようですね。企業の方を巻き込まなきゃいけないというのが、今日随分山崎さん強調されていた印象を受けました。全体的な話で言うと、令和4年の4月にやった時は、まだ29市町の首長の皆さん方は、人口減少問題って何なんだろうっていう感じで会議に臨まれた方が多かったんじゃないかなという気はしますけど、今日はもう一定情報をお持ちになられて、知見もお持ちになられて、うちの自治体、うちの町では、こういう状況だと、ここが足りないので、これからやっていかなきゃいけないというようなことをおっしゃっていただいていますので、随分29市町の首長の皆さんご理解をしていただき、それから対応も考えていただき、これからどうするかっていうことも悩んでおられるってのはよく分かりました。
(記者)担当課長にお聞きすると、北の方と南の方ではそれぞれ人口減少対策でも人が増えることを含めて中身が違うというふうなことが今日ちょっと気付いたみたいなことを言われてたんですけど、そういうところは知事もお感じになってますか。
(知事)そこは前からもお話し申し上げてますけど、名古屋あるいは大阪に近いところと、それからそこから距離があるところっていうのは対応の仕方も違うと思います。それはどちらかと社会増減の話ですけどね。自然増減につきましてもそれぞれの課題がありますので、やっぱりその市や町の状況によって対応は変わってくるというのは以前からそんな議論はしております。
(記者)今日のでそこがより顕著になって、北と南は違うんじゃないかと。桑名市長はそういうご質問をちょっとされたみたいですけど、その辺のことは。
(知事)いや、今日の会議っていうことではないですね。今日の会議はプレコンセプションケアについて桑名市長が質問されたということで、そして紀宝町長が、紀宝町ではようやく社会増になってきたということをおっしゃったので、北と南がそれによって今日の会議の中で違いが分かったということでもないとは思いますけどね。
(記者)だから北は今まで、例えば名古屋近辺に近いところ、桑名とかが増えてたけど、今それがちょっと頭打ち傾向にある。だから今こそ北でさえ、北でも人口減少というのを考えなきゃいけない時期だというふうな話も出ましたけど、それはその通りなんですか。
(知事)そんな話出てました。プレコンセプションケアの話は出てましたが、実際にはそうですね、実は今までもやってた方が本当はよかったんですよ。なんですけど、これからもしっかりやっていかないといけないっていうのは事実ですね。
○県のハラスメント相談
(記者)あと、県のハラスメント相談窓口に送った職員のメールで、知事が資質に欠けるとかうんぬんとか書いてあったあのメールですけど、この前の会見の時に知事は公益通報に準ずると。その後ご本人がどうしたいか、そういうのを確認したいみたいなことを。ご本人がどうしたいか確認したいとおっしゃいましたけど、それはその後どういう形になっているんですか。
(知事)これは私も多分、調査対象になるので総務部長から答えてもらった方がいいと思います。
(総務部)相談のあった方とは適宜やりとりをしながら、どういう調査にしていくかというような部分で今検討を進めているところでございます。
(記者)向こうさんのどういう形にしたいか希望を聞いて、その形で進めていると。そこは受けられるものと受けられないものがありますよね。
(総務部)基本的には、相談者の方がどういうことを希望しているのかというようなことを詳しくお聞きをしながら、その言われてる内容についてそういう部分がハラスメントにあたるのかどうなのか等々の調査を関係者に聴き取りもしながら調査を進めていくというようなことになろうかと思います。
(記者)主にハラスメントかどうかというところに焦点がある感じですか。
(総務部)基本的にはハラスメントの相談ということで相談を受けておりますので、そういうことについていろいろと調査をしていくのかなというふうに考えております。
(記者)つまりあの中に書かれていた、じゃあ知事に辞めてもらうしかないみたいな話というのは、それは本人の仮に希望であってもそういうことは全然俎上に載せる話ではないということなんだよね。
(総務部)事実関係ですね、主に事実関係について調査をしていくというようなことになろうかと思いますが。
(記者)これって結果が出て、ご本人と県とのやりとりの中で、あえて例えばこういう形になりましたとかそういう公表はないんだよね。
(総務部)通常の相談ですと公表はございませんが、今回の件につきましては、先日、知事の方からも申し上げていただきましたけれども、第三者も入れながら調査をすることを考えておりますので、調査結果についての公表についても何らかの形で考えていく必要があるのかなというふうに思っております。
(知事)私が申し上げたのは、通常、公益通報でない場合には内部で調査をするのが通常でありますが、これは知事という組織のトップに対する申し入れ、告発、まあ告発ではないですけどね。申し入れでありますので、中だけでやってはいけないということをお願いしてあります。外部の方に主体的に動いていただくということが大事なんじゃないかということで、外部の方に調査をしていただいたらいいんじゃないかということを申し上げてるわけでありまして、その結果につきましても、必要に応じて対応をしていくということは、先ほど総務部長も申し上げたとおりです。
(記者)先月、秘書官制で都道府県で初めてじゃないかと私がお聞きした時に、知事が他でも例がありますとおっしゃったんですけど、東海北陸が入っている中部圏に聞いてみてもそこんところはなかったんです。
(知事)ないんじゃないですかね。
(記者)あの例はどこですか。
(知事)私が聞いたのは鹿児島だったかな。名刺交換をした時にそういう例があるという話は聞きました。
(記者)鹿児島ですね。はい、どうも。
○政府備蓄米
(記者)政府備蓄米のことについてちょっとお伺いしたいんですけれども、実際、今、スーパーに行って去年の米不足とか、米の収穫高が少なかったっていうこともあって、今、実際、スーパーでお米がほとんど並んでないみたいなので、大阪府の吉村知事がどうやら政府備蓄米を放出してくれということを農水省に要求したみたいなんですけど、これについてそういう要望を農水省に出した方がいいかとか。
(知事)まだそこの情報は聞いてないですね。ただ、そろそろ新米が出てくる時期なので、スーパーに行ってみると徐々に新米が入ってきてますという話は聞いておりますので、そこまでの状況が必要かどうかということでしょうかね。まだそういう情報には接してないということですね。
(記者)今、現時点では特に知事として必要はないと。
(知事)必要がないというか、それを放出してもらわなきゃいけないような状態だということは聞いておりません。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)他よろしいでしょうか。以上になります。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
了