知事定例会見録
令和8年1月8日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
- 三重県誕生150周年記念事業の推進について(発表)
- 三重県共通作業服のリニューアルについて(発表)
質疑項目
- 発表項目等に関する質疑
- 今年の抱負
- 内閣総理大臣の伊勢神宮参拝
- 職員採用時の国籍要件復活の検討
- 前福井県知事のセクハラ問題
発表項目等
(知事)お待たせしました。私の方からは2点、今日お話をさせていただきます。最初は150周年記念事業、今年三重県が誕生してから150年という佳節を刻む年でございますが、4月18日がその記念日でございます。いろいろな取り組みをやりますけど、今日はそのうちの三つの取り組みをお話をさせていただきたいと思います。三つの取り組みというのは、一つ目がパートナー登録制度、以前お話をさせていただきましたが、その応募状況についてです。ご協力いただける方が増えてきました。もう一つがタイムカプセルの披露式、これをやります。作文コンクールをやりますので、このお話を今日させていただきたいと思います。一つ目、パートナー登録制度ですが、10月の31日から募集をしていまして、去年ですけれども。去年の末の時点で89の方々、266件、1者複数件というのがありますんで、多くの取り組みをご提案をいただいております。例えば具体的な例としましては、記念ロゴマークというのがあるんですが、これを使っていただく。例えば駅弁を作っていただいて販売していただくとか、あるいはオリジナルパッケージ商品を作っていただくとか、小学生と協働した商品を作るとか、地産地消の商品を作るなどなどございます。教育旅行の企画というのもございます。ここにございますけれども、ご協力をしますよ、協力しますよと言っていただいた方が89にも及ぶということで、ありがたい話でございます。申請を引き続き受け付けておりますので、随時登録をさせていただきたいというふうに思っています。令和8年の12月31日までの取り組みが対象になりまして、またどしどしご応募をいただければありがたいと、登録いただければありがたいと思っています。二つ目ですけど、50年前に県庁の前にこういうタイムカプセルを埋設したということでありまして、それを掘り出しましょうと。これは50年前に、令和8年の4月18日、当時は令和とはまだ決まっていませんけど、50年後の4月18日に掘り出すようにというふうに書いてあるそうでございますので、これを掘るということでございます。披露式を4月18日、この記念日にやるということで、土曜日ですけれども。開催する時には50年前、埋設に関わった方、埋設式というのはあったそうですけれども、幼稚園児が参加をしているということでございますので、こういった方も来ていただいて、一緒に披露式を参加していただけませんかということで、多くの方に名乗り出ていただければありがたいなということでございます。ご参加をいただいて披露式をしたいということですね。それから三つ目が作文コンクール。三重の未来、これをテーマにする小学生と中高生の作文コンクールをやりますということで、募集期間1月の9日から2月27日までですね。小学生の作文については、タイムカプセルの披露式で作文を披露していただく。中高校生は記念式典5月5日にやる予定なんですけど、そこで披露していただくということです。ぜひ多くの小中高校生に応募していただきたいと思います。こういう取り組みを通じまして、150周年を迎える機運醸成をしていきたいなと考えております。1点目は以上です。
2点目ですけども、三重県共通作業服、今までこういう作業服であったわけでありますけれども、働きやすい職場づくりの一環として、作業服リニューアルをいたしました。これリニューアルしてくれという声が結構やっぱり県土整備部とか農林水産部を中心に出てきておりまして、このリニューアルをしましたのでご披露申し上げます。リニューアルは平成4年以来、33年ぶりということでございます。県土整備部と意見交換する時にそういう声も出てきましたし、私も実はこの意見交換に出た時に話が出ましたが、伸縮性がないんですね。ちょっと動きにくいと。あと、ちょっとこのチャックがはまりにくいっちゅうのもあるんですけど、いろいろありまして、不満の声が幾つか出てきたということで、一新することを決めたということでございますが、リニューアルの際には、一昨年になります。約1年前、令和6年の12月に20代から40代の若手や女性を中心に、ワーキンググループを設置をしたということでありまして、議論したということでございます。四つほど作業服の候補があったようでございますが、最後は投票で決めたようでありまして、新しい作業服ということで、ちょっと私も着てみようと思います。これが新しい作業服です。以前のものに比べますと伸縮性もあって、動きやすいということでありまして、チャックもすぐにはまりました。非常にいいということで、私も今着ましたけど、職員の人も着てもらってるんで、どうぞ。現場に出ていく職員ですね。改善点ですけども、伸縮性がいいというのは、先ほど申し上げたとおりです。それから、通気性もいいようでありまして、あと女性から希望があったのは、濃い色のズボンがいいということで、私はズボンを履いてないんですけど、彼らは履いてくれてますけれども、濃い色にしてくださいということで。キャッチコピーが「より働きやすく、よりスタイリッシュに」ということだそうでございます。更新時期がありますんで、今の服ですね。更新時期それぞれ別に設定されてますから、更新時期を迎えた職員から新しい作業服に順次入れ替える予定であります。これで働きやすい現場をつくっていきたいというふうに思っています。やっぱり現場出た人がこの服ちょっと不便やなって思わんのが一番いいと思いますので、そういった形でこれから更新をしていくということであります。写真の方よろしいですか、いいですか。ポーズとか、もし何かご要望があればいいですか、こんな感じで。ムービーさんもいいですか。私からは2点、以上です。
発表項目等に関する質疑
○三重県誕生150周年記念事業の推進について(発表)
(記者)150周年ですけども、披露式が4月18日という。
(知事)タイムカプセルですね。
(記者)式典自体はいつ行うということになりますか、150周年の。
(知事)150周年の記念式典は、先ほどちょっとありましたが、5月5日に総文と聞いてますけれども、総文で実施する予定です。
(記者)これそのタイムカプセルの披露と式典の日程が一緒でないと、敢えて分けたのか、それとも一緒にすることができなかったのか、ここはいかがですか。
(知事)タイムカプセルは4月18日に開けっていう50年前の言葉があったようでありまして、従って4月18日開かなきゃいけないと。4月18日、たまたま土曜日ですけれども、式典の方は5月5日が連休中になりますが、これ理由を。
(政策企画部)4月18日にタイムカプセルを開けるという約束ですので、そのようにさせていただく。それから、式典の方は、今回子どもが主役ということで、子どもたちにたくさん集まっていただけるようなゴールデンウイーク、こどもの日を予定させていただいてます。
(知事)こどもの日だからということですね。
(記者)連休なので外に出ていく人もいるかもしれませんけれども。
(知事)しれませんね。ぜひ多くの方に来ていただきたいと思ってます。
(記者)今回発表があったのは、その開封式、それから作文コンクールということですけど、知事かねてから体験型のイベントなどというさまざまなイベントとおっしゃっていますけれども、例えば今予定されている範囲で他にどのようなことを用意されているか、いかがでしょう。
(知事)いろいろとありまして、それはまだ発表の時期はまだ許していただいてないので、その時期が来たら皆さんにお話をさせていただければと思っています。
(記者)この記念事業自体は、位置づけとしては通年で行うと。
(知事)そうです、そうです、そうです。
(記者)という位置づけですかね。そうすると、通年で行うのであるとすれば、ある一定の時期にも、通年でこのようなことをしますよという。
(知事)言いたいですね。
(記者)タイムスケジュールを。
(知事)そうですね。示した方が、皆さんにとってもいいと思いますし、県民の皆さんにとってもいいので、ちょっと相手がある話も実はありまして、その辺をどうするかですね。今まだちょっと言えないものが割と多いので、また皆さんにお話をさせていただきたいと思います。
(記者)いつ頃には具体的な全容が分かってくるという、大体のめどはありますか。
(知事)まだ、それは聞いていませんので、なるべくあんまり遅くないタイミングでお話をできるものからしていきたいと。できれば全体像が分かるようにしていきたいとは思っています。全体像としては、そういうイベント的なものと、それからじっくりと考えて、温故知新という形で150年間の三重県の歩みを見ながら、これから50年どういうふうにやっていくのかということも、その学術的な部分ですね。両方あります。
(記者)作文コンクールですけど、子どもたちにどのような作品を期待しますか。
(知事)そうですね。三重県の未来を担っていただくのは子どもたちですので、子どもたちが三重県、自分の住んでいる三重県はこういうふうになってほしいというのを率直に書いてもらったらいいなと思いますね。三重県の良さも入れていただくといいし、ここをこう変えてくださいという話も入れてもらったらいいんじゃないですかね。
(記者)タイムカプセルについてなんですけども、50年前に埋設されたものということで、どんなものが入っているのかいろいろ楽しみなところあると思うんですけど、知事はどういうお気持ちでこの日を待ちたいと。
(知事)そうですね。私、小学校1年生か2年ぐらいやったと思うんですけど、タイムカプセル埋めたって全然知りませんでしたので、何が入ってるのかなというのもあるんですけど、いろんなものが入ってるみたいですよ。統計とか航空写真とかが入っているようであります。あとは市町村の様子を収めた写真アルバムとか、そんなものも入っている。教科書なんかも入ってますし、作文なんかも入ってると思うんです。私らの小学校、中学校にはお話がなかったんで、私のは入ってないと思いますけど。いろいろなもの入ってるというので、興味深いなと思ってますね。
(記者)細かいことなんですけど、タイムカプセルを開けた後、納められているものはどのように取り扱うのでしょうか。
(知事)例えば、披露するかどうか、展示するかどうかですね。
(記者)そうです。
(知事)はい、どうぞ。
(政策企画部)はい。収納物につきましては、多くの県民の方に見ていただけますように、県の庁舎とか県の施設とか、あるいは市や町の役場とか、そういったところで巡回展示をさせていただく予定でございます。
(記者)それともう一つ、今回の150周年にあたっては、またタイムカプセルを埋めるみたいな企画はあるのでしょうか。
(知事)それは今のところ聞いてないですが。
(政策企画部)今のところは計画はしてございません。
○三重県共通作業服のリニューアルについて(発表)
(記者)作業服で。デザインへの率直なご感想を。
(知事)デザインは人によって違いがあると思いますが、若い人がこれがいいと選んでいただいたので、いいんじゃないかなと思いますね。実際、現場で毎日着用される方もおられますから、その人たちの意見で決めていただいたらいいんじゃないですかね。
(記者)一応、県のイメージカラーというのは緑なんですかね。
(知事)緑とか青とか、出動服は、防災服とか呼ばれてますけど、あれは緑とか青ですね。作業服は汚れが目立ちにくい色とかいうのもあったみたいですけどね。前の青い色はちょっと汚れが目立つんですかね。そういう声もあったというふうに聞いています。
(記者)これもう使い始めるのは今月からという。
(知事)順次交代していくんですね。更新時期が、はい。更新時期が来る人と、まだ更新時期が来ない人もいるみたいなので、更新時期が来たら更新していくみたいですね。更新時期ってどのぐらいなんですか。
(県土整備部)被服規程がございまして、大体3年ぐらい経ちましたら、大体全体の全員の職員に更新時期が来るというふうに考えております。
(知事)そうすると、もうあれですよね。早々来る人はもう変えていくということになるね。
(県土整備部)早速今日からですね。一部ですけれども、職員が、早い方は着ていただくことになります。
(記者)製造業の現場ですと、服装を変えることによって、採用に多少プラスになるんじゃないのかという話も、それを期待して変える企業さんもあるんですが、今回のリニューアルはそういった観点の狙いはあるんですか。
(知事)どうぞ。
(県土整備部)ワーキンググループの方でいろいろ検討していただく中で、やはり県民の皆さんからのイメージアップですとか、あと県へ就職を検討しております若い世代への魅力発信、こういうとこら辺も含めて考えていただいて、こういうデザインになったものでございます。
(記者)どの辺が若い人に響くだろうと判断したとかあるんですか。どのデザインが。
(県土整備部)これまで、ずっと長い間、ブルー1色というようなところでございましたけれども、最近の作業服のリニューアル、他の県とかもありますけれども、ちょっと1色ではなく、2色以上の配色であるとか、デザイン性とかっていうのも取り入れているというふうな部分がございますので、一般的に若い方っていうのはそういうとこら辺も含めて、見ていただけるんじゃないかというふうに考えております。
(知事)若い方も来てますので、後ほどまた聞いていただいたら。大丈夫。もう答え持ってる。もう持ってるそうですから、今ちょっと言ってもらいましょう。マイクある。
(県土整備部)今まで着ていた作業服が青色の1色だったんですけれども、やっぱりどうしても現場へ行くと汚れとかが目立ってしまうこととかが多かったんですけど、今回ズボンとかも黒い色で目立ちにくい色というのと、あとは2色で今までの作業服よりもかっこいいデザインだなと思っておりますので、新しい作業服でこれから現場に行くのを楽しみにしております。
(教育委員会事務局)私もツートンカラーで大変お洒落なデザインだなっていうふうに思っております。あと、この服を着て少し庁内を歩き回ったら、いろんな方に素敵なデザインだねっていうふうに声をかけていただいて、着ているものとしてもかなり気分が上がるデザインだなというふうに思っております。以上です。
(知事)若い人の感想はそういうことですので、採用にもプラスではないかなと期待をしております。
(記者)ちなみに、1着あたりの価格というのは。
(知事)どうぞ。
(記者)上がったんですか、下がったんですか。
(県土整備部)はい。これまでのものよりかは上がっております。金額としましては、当然入札の結果というところではあるんですけれども、あと刺繍とかも入れておりますので、そういう部分も高くなっておりますが、1着で1万7,000円強でございます。
(記者)このワーキンググループで決定した仕様を満たす作業服について、四つの事業者に募集をしたということですけれども、これワーキンググループではどんな仕様ということで決定されたのか、概要を伺えますでしょうか。
(知事)どうぞ。
(県土整備部)知事の方からも若干説明がありましたけども、まず伸縮性、それから通気性ですね。あと、やはりその女性に合ったサイズっていうのが、なかなか今の作業着ではなかったので、そういうサイズにも対応できるですとか、あとズボンの関係ですね。やはり下着が透けるとか、そういうような部分もございましたので、そういうとこら辺を満たすものっていうふうな仕様を決めさせていただきまして、制定させていただいたというものでございます。
(記者)色とかデザインとかに関しては、特に仕様の中で決めてないという理解でよろしいですか。
(県土整備部)一応ワーキングの方で、4パターンみたいなのを選んでいただきまして、その4パターンを職員投票という形で。
(記者)じゃなくて、仕様を業者に出す時に、こんな仕様がいいよねっていう。
(知事)色の指定をしたかどうかってことですか。
(県土整備部)色の指定まではしてございません。
(知事)夕方に作業をすることもありますんで、ツートンカラーの中ですけど、下着が透けにくいという意味では、濃い色がいいでしょうし。それから視認性という意味では、このグレーの部分というのも役に立つんじゃないかなと思いますけどね。
その他項目に関する質疑
○今年の抱負
(記者)総理の伊勢神宮参拝にご同行されましたけれども。失礼、まず年頭の記者会見ですので、大変失礼いたしました。まず、今年の抱負や意気込み等は。まずそこからお話しいただければと思います。
(知事)年末にも申し上げましたけれども、私自身は1期目が終わって、去年の秋から2期目ということであります。今までやってきた「県民の命を守って、県を発展させる」、命と尊厳を守って県を発展させるということは変わりはありませんので、新しい取り組みもいろいろあります。今現在継続しているようなカスハラ条例みたいなものもありますし、新たに取り組んでいくものも来年度予算もうそろそろ皆さんにもご披露させていただきますけれども、準備もしておりますので、三重県をより発展していくように、そして三重県で暮らす人たちが安全で安心して、尊厳を守りながら暮らせるようにということでやっていきたいと思っているところです。年頭の職員の皆さんへの挨拶の中では、「当たり前のことを当たり前にやりましょうと、それが公務員だ」ということでお話をさせていただいたとおりであります。これは皆さん、聞いていただいているとおりでございます。そういう気持ちでやっていきたいと思っております。
(記者)知事就任されてもう2期目である中で、「当たり前のことを当たり前にやるのが公務員」というその言葉をこの2期目になって敢えてこのタイミングで用いたところの狙い、理由はあるんですか。
(知事)世の中、カスハラもなくなっていない訳でありまして、ともするとSNSも随分と進展をしてきていますので、いろんな人の声を気にしながら、もちろん声に耳を傾けるのはとても大事なことなんですけれども、いろいろなところに気にしていると当たり前のことをやらなあかんのをやりにくくなってしまう、シュリンクしたりすることもあると思います。だから自分が公務、県民のために働くという観点から見た時に、これはやらなあかん、やった方がいい、そういう気持ちを持って仕事に臨んでください、やらなあかんことは批判はあるかもしれないけどやってください、という意味です。
○内閣総理大臣の伊勢神宮参拝
(記者)その上で申し訳ありません。総理の伊勢神宮参拝に知事も同行されましたけれども、その中で総理と例えばどのようなやりとりがあったのか、何か要望したり応答いただいたりしたのかとか。
(知事)総理は、今回は大臣がたくさんおいでになっておられたこともあって、私もそんなに前へ出て総理とお話しする機会がありませんでしたので、直接はお話しできなかった、残念ではありました。まだこれからいろいろ機会がございますので、総理とは直接いろいろな話をさせていただきたいと思っていますけど、今回は11人大臣来られていると思うんですけど、多くの大臣が来られましたので、複数の大臣とお話をさせていただきました。詳細についてはちょっと申し上げられないですけれども、これからの県政を進めていくにあたって重要なご示唆をいただいたところもありますし、県の考え方、要望というよりは県の考え方をお伝えをした大臣もおられますので、非常に有意義な1日でした。そういう意味では、伊勢神宮に総理、閣僚がおいでになられるというのは、三重県にとってはありがたいことですね。
(記者)総理の年頭の会見、地方のことについても言及されていましたけれども、ご感想あればお願いします。
(知事)総理会見ですか。三重県政記者クラブの方々が非常に的を得た質問をされるなというふうに思っておりまして、特にリニアの関係、基本はJR東海さんでやっていただく話ではあるんですけど、三重県にとっては非常に期待が大きいですから、これについては着実に進めていただきたいというふうに思っております。また、国際情勢についても総理お話をされました。いずれにしても、日本が有利に豊かに強くなるようにと、経済を含めてですけれども、おっしゃっておいでになられましたし、国際情勢もしっかりと自分の中で咀嚼されて、これから対応していただけるなという力強いご発言がありましたので、心丈夫に思ったところであります。
○職員採用時の国籍要件復活の検討
(記者)知事が国籍要件の見直しを表明して約2週間が経ちます。外国人支援団体や民団、足元の自治体から要件復活の撤回など苦言が示されている状況への受け止めをお願いします。
(知事)まず前提として申し上げると、前回も申し上げましたけど、外国の方々との共生、これはもう日本もそうですし、三重県も経済を考えると、これからますます進んでいくというふうに思っています。従って、日本に来ていただいて働いておられる方々に差別、私も海外で差別を受けたことがありますけど、非常に嫌な気持ちになるというか、つらい気持ちになりますので、決して差別をしてはいけないと思いますし、中傷なんかもあってはいけないというふうに思っています。それが一番大事なんですけれども、その上で、前回発表させていただいたものは、我々が扱っています法律に基づいて、三重県庁にいただいている県民の皆さんの個人の情報、これをどのように守っていくかというリスク管理の問題であると同時に、外国で三重県が国籍要件を撤廃した後ですけれども、法律が定められたりしています。仮に外国の方、その国の方を採用すると、その国の方は祖国の法律と、そして日本の地方公務員法の守秘義務との間で板挟みになってしまう。それも一つの人権に関する問題になり得るんじゃないかということもありまして、検討を開始をさせていただくということを前回発表させていただいたわけであります。従いまして、まだ結論を出していませんので、県民の皆さんには1万人アンケートでご意見をお伺いすることにしたいと思っていますし、多くの団体から、いろんな団体からご意見が寄せられているのも承知をしておりますので、そういった声にも耳を傾けて、最終的にはどこかのタイミングで判断をしていくのかなというふうに思っています。ポイントは、今申し上げたように二つですね。県民の皆さんの、あるいは例えば伊勢神宮もそうでしたけど、VIP動線とか、そういうその秘匿しなければいけない情報を守れるのかどうかということと、それから外国の方を採用して、その人が板挟みにならないのか、そういったあたりを考えていく、今のところはそういった論点があるかなと思っております。
(記者)先ほどのVIPの動線ということもありまして、この前の高市首相の伊勢神宮とか、あと伊勢神宮には皇族の行幸啓も多いと思うんですけれども、それを担当する課は広聴広報課の報道班(正しくは、「首相の伊勢神宮参拝は秘書課、行幸啓は総務課や各担当課」)と聞きましたが、どうもここは任用制度をかけて、外国籍の人はそういった職に就けないようにされていると思うんですけれども、どうでしょうか。
(知事)広聴広報課に外国籍の人が就けるか就けないか。外国籍の人が就けないのは、これ今当然の法理というふうにされていますので、法律があるわけでもないし、それから条例で決めてるわけでもないはずなんですけれども、管理職、それから公権力を行使する、ここには就けないということになっていますね。広聴広報課が公権力を行使するかというと、なかなかそこは難しい。
(総務部)公権力の行使、例えば補助金の決定であるとか立入検査とか、あるいは許認可とか、そういったことを想定していますので、広聴広報課の仕事についてはそれには当たらないんじゃないかというふうに思います。
(知事)ということはどういうことかって言うと、外国の方が採用されると、そちらに就かれることもあり得るという蓋然性の議論ですけどね、ということです。
(記者)そういう管理職とか、機密情報を取り扱うところは任用されないなど、一定の制限はかけられると思ってますけれども、そういった個別に判断したり、さまざまな条件を付けて、これまでも一定の制約をかけられていたのであれば、それでいいじゃないかという声もあります。今回見直しをされるということは、県職員がどこかで秘匿性の高い情報に触れる可能性があって、一律に外国籍の職員の採用を認めないという理解でよろしいでしょうか。
(知事)そこはまだ、答えから先に言いますと、最終的に決めてるわけではありませんと。それから、秘匿性の高い情報に何が入るかっていうことなんですけど、個人情報の価値というのは20年前、30年前とは随分変わってると思います。県民の方々お一人お一人の個人情報に関しても重要な情報ではあるかなということは考えていますので、先ほどご質問いただいたVIP動線以外にも、例えば窓口で、ちょっと先ほど申し上げた、公的機関として法令などに基づいて収集をして取り扱う広範な個人情報、これも我々としては漏えいしては困る情報ということには考えざるを得ないんじゃないかなというふうに現段階では思っています。一律にというのは、先ほど冒頭申し上げたとおりで、今後どうするかっていうのは、さまざまな声も確認しながら決めていきたいということです。
(記者)1990年度から三重県では外国人の人を採用されてきていて、医療系を中心に9人、現在1人の方が、ただこれは極めて限定的であるということも言われていますけれども、それについてはいかがでしょうか。
(知事)限定的であったと思います、はい。
(記者)人数は少ない。
(知事)はい。
(記者)門戸を広げているわりには人数は少ないという声も。
(知事)応募がなかったのかもしれませんし、そこちょっと詳細には確認をしていませんけれども、医療系とか、この間もちょっと申し上げましたけど、医師とか看護師は諸外国でも公務員として外国の方を採用している例もあるようですので、そういった事例も見ながら、今後最終的に決めていくということになりますが、一般職の場合が主として課題になってきそうな感じですね。一定のところしか異動させないということが逆に採用しておいて差別にならないのかという議論はあり得ると思います。これ、わりといろんな問題を含んでいますので、今問題が起きてないからいいじゃないですかということではないような気がしますね。
○前福井県知事のセクハラ問題
(記者)福井県の前知事のセクハラ問題なんですが、報告書が公表されましたが、それの受け止めなどよろしいでしょうか。
(知事)非常に分量の多い報告書でありました。全体で25ページですね。付属書類を別にして、にわたる報告書でありまして、まず私も過去にパワハラ・セクハラへの対応というのは管理職としてやったことがあるんですけど、今回ハラスメント認定されましたんでね、ハラスメントの被害に遭われた方の心情を考えると、非常に痛ましいというか、残念な事案であるというふうに思っています。知事自身も私はよく知ってますし、霞が関入省同期でもありますし、親しくわりと話をさせていただいた、中部圏ということもあって、知事でもありますので、これは非常に残念な気持ちであります。やはり過去にハラスメント対応、セクハラもパワハラも、海保とかあるいは他の局でやった感じで言うと、組織全体の風土というのはやっぱりあると思います。ハラスメントを許さない。たとえその嫌疑をかけられた人間が知事であろうと、副知事であろうと部長であろうと課長であろうと、きちんと対応する。三重県はそういうふうにやってきているつもりではありますけど、それが一番大事なのかなと思っております。
(記者)報告書の方でも組織風土の課題みたいなところも言及があったようですが、今回の件を受けて、三重県として職員の皆さんに何か呼びかけをするというお考えは。
(知事)これは以前から担当の人事課の方で、研修もやってくれていますし、それから新採の時、あるいは管理職になる時とか、あるいはその昇任する時に、研修を受けてハラスメントというのが絶対許されないことなんだっていうふうにやっていますので、報告書、私もざっと見ただけですが、新しいことが何か書いてあるという感じはしませんでしたので、今までのやり方を徹底するのが大事だと思いますね。徹底をしていく、これはやっぱり時間が経つと気が緩んでくるということもありますし、誤解をするような方もおいでになるので、それに対してはダメだということを定期的にやっていくのが大事かなと思います。
○職員採用時の国籍要件復活の検討
(記者)先ほどの記者さんの質問に関連づいてなんですけれども、この外国人の採用を見直すということで、在日の方々、朝鮮人の方々の団体から撤回を求める声が多く上がっていまして、例えば中国が法律を定めて、自国民に対して情報提供、情報工作活動に協力することを求めていますけれども、この在日の方の扱いっていうのはどうお考えでしょうか。
(知事)まず見直すってことを決めているわけではないので、検討に着手をしたということを申し上げたということを前提として申し上げた上で、在日の方々は今まで歴史的な経緯もありまして、特別な地位を、ちょっと言葉が適切かどうかあれですけど、他の外国の方とは違う対応という形でやってきているはずです。特定の、今国のお名前を出されましたけど、そことその朝鮮半島は違うということをおっしゃって、そこの国でそういうことであるかもしれないけど、在日の方々は違うんだということも一つのご意見だと思います。ただ、国籍という話に着目した時に、ここの国の人は雇わないけどここの国の人は雇うってことは、逆にそれが差別になってしまう可能性もあるなというふうな気もしてますので、その課題も一つ大きく議論をしなきゃいけないなと思います。
(記者)国籍の要件のことに関して確認なんですけれども、知事のお考えとしては、前回の記者会見の時に国籍要件があった方がいいというお考え自体はお変わりはないでしょうか。
(知事)はい、先ほど申し上げました二つの観点で、情報の管理という意味と、それから実際に採用された外国の方は板挟みになってしまうんじゃないかという。私はいわゆるインテリジェンス官庁で5年間、海上保安庁ですが、働いてまいりまして、インテリジェンス、情報の重要性っていうのは身に沁みて分かってるつもりでもありますので、そういう経験、それから県が扱っている情報の重要性、そういうことを考えると、国籍要件を復活するということはあり得るとは思っています。ただ、前回も申し上げましたが、今日も申しておりますけれども、いろんな方のご意見を聞いて決めていくと。三重県を含んだ12の府県が取り扱いをしているやり方がいいのか、それとも35の都道府県が、あるいは国も、やっておられるようなあり方がいいのか。これも一律に外国の方は雇わないというふうに国籍要件を定めているところも、そういうわけではないと承知はしていますが、どういうやり方が一番合理的で、県民の皆さんの大事な情報を守れるのか、そういう観点で判断をしていくことになると思います。
(記者)他よろしいですか。第二さん、いかがでしょうか。よろしいですね。それでは終わります。
(知事)ありがとうございました。
了