知事定例会見録
令和8年4月16日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
- なし
質疑項目
- 中東情勢の緊迫化による県内への影響
- 県政150 周年記念に係る今後の取組
- 麻しん(はしか)患者の発生
- お木曳行事に向けた観光振興
- 名張市長選挙結果
- 小学校へのGPS端末の持ち込みについて
発表項目等
(知事)お持たせして申し訳ありません。今日は私の方から発表事項ございませんので、ご質問をいただければと思います。
その他項目に関する質疑
〇中東情勢の緊迫化による県内への影響
(記者)まだ中東情勢の緊迫が続いていますが、県内には何か影響が出てますでしょうか。
(知事)中東情勢の関係で、前回も例えば輸出の関係をお話を申し上げましたが、物資の関係で値上がりでありますとか、あるいは物の調達がなかなかいつも通りにはいかないという話が出てきていると聞いております。まず、製造関係ですけれども、梱包資材、ゴムの製品、それから塗装用シンナーでありますが、発注をしても半分ぐらいしか入らないという声が、これは機械製造業の方からお話があります。通常は塗装して出しますけれども、塗装しないで出荷をしているという企業も出てきているというふうに聞いています。それから、それは塗装用のシンナーが手に入らないからということですね。あと、包装容器、フィルム、これ食品製造業からですけれども、原材料なかなか入手が困難でありまして、5月以降の納品が確保できるか。これは5月以降の納品をその食料品製造業のところに納める事業者の方から5月以降納品できるかどうか未定ですと言われているという声があります。それから、メタノールの価格が中東情勢前の倍以上に上がっているという声もあります。他方、川上の事業者さんからは、これ石油製造業の方からですけど、国家備蓄が放出されたため大きな影響はないという話がありますし、ヘリウムガスについても必要量は確保できていると、これは半導体の関係でありますけど、という声がありまして、その業態によってさまざまという感じであります。農林水産の関係では、今現在、懸念はあるものの目に見えた大きな影響が出ているということはまだ聞いておりません。ただし、農林水産については、製品というか石油製品についてはそうなんですけれども、輸出ですね、輸出が牛肉とか米とか、これ既にお話をさせていただいていますけれども、輸出が、中東への輸出ができないというのがあります。それから、交通関係でありますけれども、燃料価格が上がったり下がったりということでありまして、ただ、物が確保できないという声は今のところまだ聞いていないということ。それから、医療関係でありますけれども、医療関係も医薬品ですね、医薬品について、今、直接影響が出ているとは聞いておりませんが、懸念はあるという声を聞いています。観光関係でありますけれども、これは中東からの旅行者、フライトキャンセルがあったりなんかして影響が出る可能性があると。一部キャンセルが発生している。特にヨーロッパ便、キャンセルが出ていましたけれども、北回りで来られているので回復しているところもあると聞いています。それから建設業の関係ですけれども、アスファルトの値上がりがあるということで、4月で15パーセントぐらい上がっているという声はあります。それから、先程の製造業と同じですが、塗装用の塗料用のシンナー、これがなかなか入ってこないという声があります。それから、今度は建材の方ですけれども、建築資材全般に値上げということを言われているという事業者さんがおられるということであります。それからコンクリートの混ぜるための混和剤、これが不足しているという声もあります。という状況でありまして、我々国に伝えるべきものはお伝えをして、目詰まり感がある場合、どこかで滞留しているならそこを流してもらうということもやっていきたいというふうに思っていると。引き続き状況把握に努めるとともに、県としてできることがあれば対応していくということであります。
(記者)関連で、今、いろいろおっしゃっていただきましたけれども、率直な感想として、結構幅広い分野で影響が県内に出始めているっていう印象が付いてしまっていらっしゃるのか。
(知事)これ分けなきゃいけないのは、実際に影響が出ているかどうかということと、懸念、懸念をみんな持っているわけなので、あまり不安をあおってはいけないと思います。逆にそういう懸念があるなら、それに便乗してという人、いないとは思いますけれども、そういうことを起こさせてもいけないので、実際に支障が生じているところはあるようでありますので、そこは改善をしていく必要があろうかなというふうに思っています。総じて原油の国家備蓄を出したりしていただいていますので、物がどうしても入手できないということまでは至っていないけれども、ただ、これから1か月、2か月経ってきたときに状況が変わってくる可能性があるということですね。それから、値段が上がっているところがあるので、これは詳しく見ていかないといけないと思っています。便乗的な値上げであれば、それは公的な機関が介入をしていただく必要があるかもしれないので、そこは我々としても情報提供をしていきたいと思っております。
(記者)県が設置した経営相談窓口への相談状況をお伺いします。
(知事)何か来てますかね。
(政策企画部)4月15日現在で中小企業等の相談件数が4件、それから漁業者からの相談が1件という実績でございます。
(知事)確か逼迫する可能性があります、懸念があるという話でしたかね。
(政策企画部)ですね。あとは将来の資金繰りの相談だとか、そういった形の相談というふうに聞いております。
(知事)よろしいですか。
(記者)中小企業からの、漁業者からの懸念であって、実際に影響が出ているという話ではなく。
(政策企画部)資金繰りの相談であり、融資の相談というところで。
(知事)たしかあの時には資金繰りが悪化する可能性があるので、事前にお伺いしたいということだったと思いますね。実際に資金繰りがうまくいかないということまでは聞いてないですね。
(記者)原油価格の高騰を受けて公用車だったり、県有施設への影響ってありますか。
(知事)今、具体的なものは聞いていません。
○県政150 周年記念に係る今後の取組
(記者)明後日で三重県誕生からちょうど150年になると思うんですけど、いろんな催し物も用意されていると思うんですけど、どういう一年にしていきたいですか。県民にどういうことを感じていただきたいとかそういうものがありましたら。
(知事)これはキーワードがいくつかありまして、温故知新でありますとか、それから子どもということですね。これから将来、三重県が50年先どんなふうな県になっていくかというようなキーワードがあるというふうに申し上げたとおりでありますけれども、大きく分けますと、イベント的なものと、それから特に未来につなぐ取組ということでサブスタンス的な、子どもさんたちへどういうことを我々伝えていくか、二つに分けられます。イベント的なものについては、それぞれ春の段階、それから夏の段階、秋から冬にかけてということで、ブルーインパルスなどはもう発表させていただきましたが、直近のものとしましては、タイムカプセルの披露式が4月の18日に行われますので、ぜひ皆さんご取材をお願いしたいと思います。それから、記念式典は5月5日のこどもの日に行います。これが直近のものですが、ほかにイベント的なものとしては、日本丸の式典ですね。鳥羽の全面海岸に停泊をしてもらって展示をするというもの。それから、前回申し上げましたが、12月の20日にはブルーインパルスが飛行するというようなことを考えているところです。これですね。タイムカプセルを埋める時の状況ですね。これをまた披露させていただきますし、その後、中身も展示をさせていただこうと思っています。それ以外に子どもたちへの対応といいますか、まず三重県に対する愛着を高める教育を今年度強化をしていきたいと思っています。ふるさと三重の探究学習をすること、それから子どもたちに作文コンクールや絵画のコンクールなどをして、三重県に対する愛着を高めていただきたい。これは人口減少対策にもつながるだろうというふうに思っていますので、イベントはイベントで県民の皆さんに一体感を感じていただくということも大事なんですけど、やはり子どもたちに三重県に対する愛着を持ってもらう、そちらも同様に、あるいは同様以上に大事だと思っております。
(記者)明後日、土日には県施設の無料開放イベントをいろんな所でやると。そういうのも楽しんでいただきたいと。
(知事)それはそうですね、無料開放イベントをやりますので、ぜひ多くの方に県施設にも訪れていただきたいと思います。
○麻しん(はしか)患者の発生
(記者)県で、はしかの患者が今年初めて発生しましたが、県の対応をお伺いいたします。
(知事)これ鈴鹿の方で認定されて、インドから帰国された方で、4月3日に発症されているということであります。はしかは38度以上の発熱、咳とか鼻水、あるいは全身の発疹が出現をいたしまして、必ず死に至るというものではないんですけれども、体調が悪くなられるということもあります。特に、妊婦の方は重症化しやすいということ、それからワクチンを接種していないお子さんについてはお気をつけいただきたいということでありますけれども、国内で感染を、あるいは県内で感染をされている可能性もありますので、今申し上げたような症状がお出になった方は、人にうつす、これは空気感染をしますのではしかは、気をつけていただきながら医療機関に受診をしていただきたいと思います。三重県では1年ぶりの患者発生ということでございまして、前回は去年の4月に発生をいたしております。で、去年2例発生しまして、今年1例ということですね。国全体では去年265件の発生で、今年に入りまして236とちょっと、まだ年が始まったばかりで4か月ぐらいしかたっていない中で、236というのはちょっと多い感じがしますので、これ主にアジアに旅行された方が向こうで感染されて、国内で発症するというパターンのようでありますので、そちらの方に旅行に行かれた方などは気をつけていただきたいということとともに、先ほど申し上げた妊婦の方、それから小さなお子さんも可能な限り人混みを避けるようにしていただければというふうに思います。
○お木曳行事に向けた観光振興
(記者)日曜日、月曜日は御木曳初式が遷宮に向けて始まりましたけれども、観光誘客に対する知事の思いをお伺いできれば。
(知事)いよいよ遷宮の行事が大々的に始まったという感じであります。2033年の遷宮に向けてあと7年ということでありますけれども、徐々に機運も高まってくるし、高めていきたいと思っていまして、その第1弾が、もちろん山口祭とかあるんですけれども、大々的に県民の市民の目に、国民の目に触れるというのはお木曳でありますので、今年、来年ということでお木曳行事が始まります。多くの方が県外からも伊勢に来ていただいて、お木曳行事に参加をしていただけるというふうに聞いております。遷宮の時には三重県内の観光客が増えますので、そういった機運も盛り上げていくということも我々大事だと思っています。それから、今度の遷宮は前回に比べて三重県においでになる、伊勢ですね、特に伊勢志摩鳥羽地区ですが、おいでになる観光客が増えるんじゃないかという想定もあります。オーバーツーリズムにならないような対策、主として交通関係でありますとか、宿泊もそうなんですが、伊勢は山に囲まれた山と海に囲まれた地域ですので、渋滞が発生しやすいということもありますので、その対応というのも前もって考えていきたい。伊勢市が恐らくお考えになると思うんですけど、県としても最大限の協力をしていきたいと思っております。
(記者)インバウンドも課題となってますけども、海外からもやっぱりいらっしゃいという思いでしょうか。
(知事)そうですね、前回申し上げましたタイムに伊勢神宮が取り上げられた、その影響もあるのか、例年よりも多くのインバウンドのお客さんが伊勢に来ておられるという声も聞いております。特に欧米系が増えているというお話もありますので、多くの方に来ていただいて、三重県の良さ、伊勢の良さを感じていただければと思います。それから、まだ発表していないものもたくさんあると聞いていますけれども、宿泊施設もこれから伊勢、それから鳥羽、志摩で増えてくるという話を聞いております。ハイエンドなお客さんをはじめとして、多くのインバウンドの方々に来ていただきたい。三重県というのは、いいとこやなというのを再認識していただければありがたいと思います。
○名張市長選挙結果
(記者)名張市長選ですが、先週もお尋ねしましたけど、北川さん、2選目を果たされましたけれども、受け止めと何か激励のコメントなどあれば。
(知事)はい。この間も北川新市長、2期目ということでご挨拶に来ていただきました。一生懸命やっていきますということでありまして、名張、ご覧のように、財政状況がかなり厳しい中で、公共事業を進めるということ、あるいは観光振興をやるということなどによって、県も名張市にご協力できるところがある。加えて医療関係、今検討してますけれども、周産期医療をどのように対応していくのか、そういったあたりを中心に、名張市さんに協力をしていきたいと思います。実はこれは一人、名張市の問題ではなくて、日本全体で起きている問題でもありますし、県内の自治体、いつ名張市さんのような状況になるかわからないということもありますので、県としても、広域自治体の役割を果たすという意味でも、最大限の支援をしていく所存であります。
(記者)観光振興、周産期以外にですね、中学校給食が県内で唯一実施していないという事情もあるわけですね。
(知事)はい。
(記者)ここも先週と同じように公平性の問題もありますけれども、全国的にも中学校給食も無償化になるんじゃないだろうかというような議論もされている中でですね、実施できないとなると市民的には不公平感が出てくるわけであって、そこら何らかの県としての支援みたいな、というのはありますか。
(知事)今のところ名張市さんからそういう声は聞いておりませんし、北川市長ご自身でやられるということをおっしゃっておられますので、少し時間がかかるかもしれないけどとおっしゃっておられて、徐々に、今まで使ってた施設、使わなくなった施設を活用して、まず応急的にやったり、それから、一定の年数はかかるかもしれませんけれども、中学校給食、ご自身の任期中、この4年の任期中にやりますというふうにおっしゃっておられるので、そこは他の自治体と同じようにやっていただくということなんだろうと思っております。中学校給食が無償化されるかどうかは国の話なので、そうなったらまたそうなったで、我々としても国との関係で対応を考えていくということにはなりますね。
(記者)知事ご自身も、選挙期間中には北川さんの応援演説に立たれましたけれども、北川さんを支持された、応援された理由と、あとどういった点を北川市政で評価されたのか。
(知事)最初、ちょっと言いましたけども、名張市、財政が非常に厳しい中で、選択と集中で、市民の安全と安心を守る施策を北川市長やっておられます。そういったところに私も敬意を表しておりますし、応援演説に入ったのは、来てほしいという声があるところに、私も、現職の方、入っていくということを決めておりますので、そういう声があったので演説に参りましたということであります。共感を感じている部分も、先ほど申し上げたような苦しい中で頑張っておられるというところでありますけど、ということはありまして、応援をさせていただきました。
○小学校へのGPS端末の持ち込みについて
(記者)京都の小学校の事件、小学生が亡くなってしまった事件で、父親が逮捕されたので、話が変わりますけども、GPS付き端末を持ち込みたいっていう話が、京都の小学校の中で挙がって、GPS端末を持ち込んでもいいというような学校も出てきたようなんですが、三重県内にそのような要望が出ていたり、どのように対策しているかなど、決まっていることがあれば教えてください。
(知事)まだ全貌が捜査中でありまして、明らかになっていないので、対策として何をやっていくかというものがあるということは、そういう情報にはまだ接していません。GPSを子どもさんに持たせるというのも一つのやり方であろうとは思いますけれども、どういうところが問題なのかということを見極めてやっていく必要があろうかと思います。GPS端末については、逆に悪用されることがないのかどうかという懸念もあるとは思いますので、そういったことも見極めながら対応することになると思いますが、今のところそうした要望があるとは聞いておりません。
(記者)他よろしいでしょうか。今日は第二さんいない。
(知事)いいですか。ありがとうございました。
(記者)第二さんなんかありますか。
(記者)大丈夫です。
(知事)大丈夫ですか。ありがとうございました。
了