知事定例会見録
令和8年5月14日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
質疑項目
- 職員採用時の国籍要件復活の検討
- 三重県誕生150周年記念式典
発表項目等
(知事)おはようございます。私の方から今日2件お話をさせていただきます。一つは、ゴールデンウイークの期間中の観光の入込客数についてであります。これは令和4年から24施設ということで定点観測を行っておりまして、その24施設、4月の29日から5月6日、この8日間でありますけど、延べ164万人ということであります。入込客数は去年と比べまして112.6パーセント。12.6パーセント、約13パーセント増えているということであります。これ、1日あたりに換算していますけれども。ここが去年と今年の数値であります。増加要因ですけど、一つお木曳が始まっておりまして、メディアの皆さんに報道していただいたということも大きくなった要因じゃないかと思います。それから、曜日配列も去年に比べるとまあまあ休みやすいかなということで、土曜日がお休みの場合には、4月30日の木曜と5月1日の金曜、この二日休むと連休、8連休になったということですね。去年は4月30日と5月1日と5月2日の三日間を休むと8連休になったんですけどということですね。若干、去年よりも曜日配列がよかったということです。その二つですかね。多くの方がおいでをいただいておりまして、ありがたいことだと思っております。伊勢神宮とか、ナガシマリゾート、ミキモト真珠島、鳥羽水族館で、120パーセントを超える方々がおいで、ナガシマさんは前年超えということですが、今申し上げた伊勢神宮さん、ミキモトさん、鳥羽水族館さんは、120パーセントも超える増加ですので、ようけの方に来ていただいたということであります。これが1点目であります。
2点目、部活動の生徒輸送の関係であります。磐越道で事故が起きましたの、皆さんご案内のとおりです。お亡くなりになられた方にはお悔やみを申し上げたいと思いますし、けがをされた方、お見舞いをご家族の皆さんにも申し上げたいと思っていますけど、安全対策、これが基本であることは変わりません。ご案内のように、部活動の生徒輸送の安全対策につきましては、県立学校については教育委員会から、また私立学校にも情報提供をしておるところであります。平成7年の通達を再周知をしております。今回、県立学校と、それから私立学校で、今どんな形で部活の輸送をしているのかということについての調査を行おうと思います。来週中には発出をしたいと考えておりまして、6月中をもくとに、これは私立も入れて、私立の部活の数がはっきり分かっておりませんので、推計になりますけれども、県立学校でいいますと、運動部が660、文化部が607と、これはちょっと多少変わっているかもしれませんけれども、そういう数字ですので、1,260ぐらいありますと。私立の場合は推計になりますが、私立を合わせて、県立、私立合わせて1,500を超える部活があるだろうというふうに思われますので、結構数が多いということもありまして、6月中をもくとに今調査をまとめていきたいと思っているところであります。これは調査をまとめている途中にも、場合によると国から調査依頼、まだ来てませんけど、国から調査依頼来る可能性がありますので、来ましたら追加で現場の方にもそれを通知をしたいと思っておりますし、ちょっと考えにくいですけれども、国から対策が示されたら、その対策についても現場にも意見を聞きながら対応をしていきたいというふうに思っています。私からはこの2点、以上であります。
発表項目に関する質疑
○GW期間中の観光入込客数について(発表)
(記者)発表項目2点についてですが、ゴールデンウイーク好調であったということでその効果をどのようにこれから引き継いでいきたいか。
(知事)ゴールデンウイークで日並びがよかったというのはあるかもしれませんけれども、多くの方が三重県に注目をしていただいて、お出かけになっていただいていると思います。もちろん県内の方が施設を利用されているというのもあると思いますけれども、経済状況は悪くないというふうには思っておりますけれども、観光でさらに弾みをつけていただくというのも大事だと思いますので、多くの方に三重県の良さを、これは主として県外、それから海外の方ですけど、発信を続けていって、より多くの方に来ていただきたいと思っています。また、県内の方には、三重県はもうご案内のとおりですけども、自然豊かでいいところでありますので、ストレス解消のためにもいろんなところに出かけていただくことをお勧めしたいと思っています。しばらくいい季節が続きます。ちょっと暑くなるかもしれませんが、その前にお出かけいただければと思います。
(記者)この発表項目2項目について質問がある方よろしくお願いします。
○「部活動における生徒輸送の現状調査」の実施について(発表)
(記者)部活動の実態調査ですけれども、この狙いとですね、今後どういうふうに県で対策につなげていきたいかという知事の想いありましたら。
(知事)はい。申し上げたとおり、やっぱり生徒の安全というのが一番大事なことでありますので、平成7年の通達にもありましたけども、基本は、公共交通機関を使うということでやってもらっているはずですし、どうしても公共交通機関が使えないという場合には、目的地に公共交通機関が到達できないという時には、別途自家用輸送というようなこともあり得ますが、その時に安全が確保できているかどうか、それをチェックをする必要があるだろうと。まずは実態調査をする。その上で、おそらくないとは思うんですけど、不適切な事案とかがあれば、それについて是正をしていってもらう。あるいは我々から是正についての指導をするということをやっていって、最終的には生徒の安全が確保できるようにということでやっていきたいと思います。
(記者)対象は高校、対象は高校ということで。
(知事)そうですね、はい。対象は高校ということになりますが、小学校、中学校は各自治体、基礎自治体の方でお考えをいただけるというふうに思いますが、我々としてもアドバイスできることがあったらさせていただきたいというふうに思っています。私立の場合は、小学校、中学校、一緒になっていることもあるので、そこは私立に対しては同じようにやっていただけているかどうかは、あわせて確認をした方がいいかなとは思っているところです。
(記者)具体的な調査項目は何を確認されますか。
(知事)はい。これから調査項目を調整をして決めていくことにしています。私立とそれから公立ですり合わせをするというのも大事ですし、それから国にも確認して、今、動き始めている可能性があるので、国の情報もとってやっていきますけど、まずは現在の輸送実態ですね。それぞれの部において、県内への遠征、県外への遠征、それがどのぐらいあって、これは令和7年度に限定しないとなかなか難しい。過去にさかのぼってというのはかなり時間がかかっちゃうんで。令和7年度ということで聞くことになると思いますけど、どのぐらいの遠征があって、あるいは車を使う遠征があって、どういうような形で生徒さんを輸送したかということを聞いていきます。
(記者)では、昨年度の1年間を対象とする。
(知事)そうですね。令和7年度を対象として、まずはそうしていきたいと思っています。
○GW期間中の観光入込客数について(発表)
(記者)ゴールデンウイークのことなんですけど、お木曳で賑わって好調だったということですが、今後にもつなげていくという意味でも、知事がお木曳に参加されるとかっていうようなご予定はないですか。
(知事)参加させていただけるということを聞いてまして、6月13日に参加させていただけるということのようで、その予定で動いております。初めてですので、いろいろお伺いしながら、失礼のないようにしたいと思います。
○「部活動における生徒輸送の現状調査」の実施について(発表)
(記者)部活動の輸送の調査の方なんですけども、6月をめどに、結果を公表するのが6月ということですか。
(知事)6月中をめどにまとめたいというふうに思っていますので、結果公表もそういった時期にできると思います。多少7月の頭にずれ込むということはあるかもしれませんけども、その辺をもくとにやっていくということです。
その他項目に関する質疑
○職員採用時の国籍要件復活の検討
(記者)昨日ですが、総務部の方から、外国籍職員採用の発表があったんですけれども、改めて知事にお尋ねしたいと思います。
(知事)はい、どうぞ。
(記者)4月29日の人事委員会の定例会で説明されたということなんですけれども、どのような理由で記載を断られたのか教えていただけますでしょうか。
(知事)人事委員会に対して、4月29日、これは昨日皆さんに、私どもから依頼を、人事委員会に出した資料については、お渡しをさせていただいていると思います。その内容で、お願いをしたところであります。ただ、人事委員会さんは、県知事部局とは別の法人格を有されるところでありますので、人事委員会さんのご判断で、その記載については今回の募集要項には入れないという判断をされたものと承知しておりまして、その理由については、私は伺っておりません。
(記者)知事の方からは、理由を教えてほしいと言うことは。
(知事)今のところは言ってないですね。はい。
(記者)あのように、知事が検討していることを盛り込んでほしいというアナウンスをすることで、外国籍の人には受験をためらわせる効果が生じると思うんですけど、尻込みをさせる効果を狙ったのではないかと思われるんですが、その点はいかがですか。
(知事)そういう点はないですね。私どもは公平公正にやるべきだと思っておりまして、そういう意味で予見可能性というのをきちんとお伝えをするべきだというふうに思います。そういう予見可能性を補足するというか、補強するということで、今検討しているということをきちんと言った方がいいんじゃないでしょうかという考えで、その方が受験をされる人にとっては誠実な対応になると私どもは思っておりますので、依頼をさせていただいたところです。
(記者)今回、問題になっているのは、採用の大半を占めているA試験だと思うんですけども、すでに最終合格者を出している早枠。
(知事)早期枠ですね。
(記者)早期枠ですね、でも同様な要請をされたのか、今回が初めてということなのであれば、今回なぜそういったタイミングになったのか教えていただけますか。
(知事)早期枠については、かなり早い段階で動いていまして、我々がアンケート結果が出るより前に、早期枠がもう動き始めています。従って、アンケート結果を参考にしながら、最終的な判断を我々がするというふうに申しておりましたので、到底スケジュール的に間に合わないということですから、そこは記載していただく必要ないだろうというふうに思っていましたので、私どもとしては、今回のような申し出はしてません。ただ、今回は時期的に、まだこれはっきりいつということは言えませんけれども、我々の国籍要件の検討の結果が出る可能性が、採用内定までの間に、出る可能性があるというふうにも思っておりますので、従って、丁寧な記載をした方がいいということで、依頼させていただいたというところですね。
(記者)内定、合格者と内定された人で、国籍要件の復活が決まった場合、既に合格してしまった人に対して丁寧な対応をするとは、昨日は聞いているんですけれども、実際丁寧な対応というのはどのように。
(知事)丁寧な対応。
(記者)合格してしまったけれども。
(知事)応募されますよね。合格しますよね。
(記者)その後に。
(知事)内定を出すかどうか。
(記者)国籍要件、国籍要件が決まった後に。
(知事)決まると。
(記者)外国。
(知事)その後に内定時期が来たと。
(記者)合格者の方をどうフォローしていくのかというのを。外国籍の人がもう受かってしまって。
(知事)受かりましたと。その人に内定を出すかどうかということですね。
(記者)そうですね。
(知事)はい。募集をする主体、これ人事委員会。
(記者)内定を出すというか。その既にもう合格者出されていますよね。早期枠。
(知事)早期枠ですか。
(記者)それで、今後も合格するじゃないですか。まだ復活するかどうかは決まっていない前に。
(知事)早期枠のお話ですね。
(記者)早期枠以外にも、今回募集している人たちもまだ決まらない。
(知事)A採用、A試験の話。
(記者)A試験。はい。
(知事)A試験ですね。A試験の話は、今、募集をしています。やがて試験時期が来ます。合格が判断されます。そして内定時期が来る。こういうことですけども、その途中に国籍要件についての結論が出る可能性があった時に。
(記者)合格を出してしまった外国籍の人にはどうフォローしていくのかっていう。
(知事)その内定を出すかどうかということですか。合格をした人に対して、外国籍の人だけ特別に何かフォローするってことはないと思いますね。ただ、合格をされて、その時期にまだ国籍要件の最終的な対応が決まってなければ、今回、人事委員会さんに我々が申し入れ、依頼をしたようなことは、その人に対してはやっぱり言わないとそれは誠実ではないと思いますので、それは言うことになりますね。
(記者)結構、採用、その人が希望しているところには就けなくなる可能性が。
(知事)それは出てくる可能性がありますね。その業務内容という意味ですね。それは出てくる可能性があると思う。従って、それをきちんと我々は内定の時に、合格された方が連絡をしてこられることになりますので、その時にお伝えをするということになりますね。
(記者)そういった対応をとられるという。
(知事)そうですね。最終的に内定までの間にその話をきちんとするということをやらないと、やっぱり予見可能性の補強ということはできないだろうとは思いますので、それはやらせていただこうと思っています。
(記者)関連でなんですけども、昨日の人事部(正しくは、「人事課」)さんの説明ですと、仮に内定がA試験の内定が出て、国籍要件を復活が出た場合でも、外国籍の方はもう今の受験案内で受かった以上は何らかの形で採用はしていきたいふうにおっしゃってたんですけど、この可能性、やっぱり今のご説明ですと、やっぱり採用しませんということが、やっぱりあり得るということですよね。
(知事)ギリギリとした話で申し上げると、募集をするのは人事委員会ですね。それから、内定を出すのは県庁ということになりまして、これ主体が異なるということになるわけですけど、国籍要件の検討結果が内定より前に出るという場合、内定を出さないことが全くないかというと、それはあり得ないわけではないと。あり得る可能性はあると考えていますけど、ただ、合格をした人がいますよね。その人に内定を出さないということになると、やっぱり安定性ですね。合格した人は合格したので、内定をもらえるというふうに思っているわけですよね。そういう意味での安定性、それから公平性ですね。安定性と公平性、公平性というのは、外国籍の人と、それから日本国籍の人と、違っていいのかどうかという意味での公平性。従って、その安定性と公平性から見まして、困難なんだろうなというふうに思います。内定を出さないということについてですね。法的な議論というか、制度的な議論でいうと主体が違うので、それはあり得るものと思いますけど、なかなか難しいでしょうねっていう答えですね。
(記者)追加でもう1点、A試験に関してはそうだと思うんですけど。仮に、例えば検討結果で国籍要件を44職全てにおいて復活させるという結論が出た場合に、そもそも国籍要件、今の知事の考えとして、やっぱり既に44ある国籍要件を全て復活させるって可能性もあるし、一部、やっぱり一部の復活にとどまるっていう可能性、選択肢も残されているというふうに考えていてもいい。
(知事)まだそういう結論が出ていないので、可能性としては両様あると思っています。
(記者)今の質問の関連で、44あるこの国籍要件が全てなのか一部残るのかっていうお話、可能性はあるっていうお話なんですが、知事としては44のこの国籍要件全てにおいて復活させるところを目指してらっしゃったんですか、そもそも。それとも一部残ることは、もともと想定されていたんですか。
(知事)まず目指しているというものはなくて、今回の目的が主として情報漏えいをどういうふうに防げるかと、これは組織の管理者としての責務だと思っていますので、国際情勢が変わってきた中で、その国際情勢を受けて、どうすれば情報漏えいが防止できるか。主としてと申し上げたのは、加えて外国籍の方を採用した時に、その人の母国の法律がその人に対して情報提供を強いるような、強いるというと若干価値観入ってる、強制するような法律があった場合に、その人はジレンマに陥ると。そこも何らかの形でその人の対応というのは考えなきゃいけないということも付随してありますけれども、ということをきちんと見ていかなきゃいけないということで、それが国籍要件の復活でしか対応できないということであれば、国籍要件の復活ということになります。それを全部44職種全部なるかもしれないし、一部になるかもしれない。情報漏えいの防ぐ可能性があるということであれば、国籍条件を復活させる必要はないということになるかもしれないので、そこの議論というのはこれから詰めていかないといけないということですね。その際に県民の皆さんのアンケートの答えも参考にしながら、どういうお考えを持っておられる方々が多いのか、あるいはどういうご意見があるのかというのを見ながら対応していくということですので、何かを目指すというわけではないです。情報漏えいを防ぐということは目指しますけど。
(記者)なので情報漏えいが要は防げるってなったら全て復活となるのか、リスクを防げるというゴールができるのであれば一部残る可能性も。
(知事)可能性はあると思いますね。
(記者)知事のお考えとしては、国籍要件の見直しというのは、いつを目指していらっしゃるのか。年度途中でルールそのものががらっと変わる可能性があるっていうわけ、今の現状、そういう状況になってると思うんですけど、今年度中というお考えは変わらないのか、その辺ちょっとお伺いしたいです。
(知事)これは先ほどのご質問とも関係するんですけれども、最大の目的といいますか、目的がですね、県民の個人情報を含めた情報漏えいを防止するということですから、そのためにできるタイミングであれば早目にやるということになります。したがって、これから試験、A試験は募集が始まってますけれど、B試験の一部とかC試験などについては、今後実施をしていくことになりますけれども、その前に国籍要件についての判断が出れば、その試験についても対応していく、国籍要件の判断を受けて対応するということになります。そういう意味では、年度途中ということもあり得ると思います。
(記者)国籍要件の関連なんですけども、取材していると、現在、国籍要件の復活を今検討中であると思うんですけども、検討中の中で受験案内にはそもそも記載を一部検討していますみたいなことが記載されていない中で、これ後でこうやって精査してやります、もしかしたら就けませんっていうのは問題であるんじゃないかみたいな話があったんですけど、っていう声も聞かれたんですけども、知事としてはそこについてのお考えってどのようにお考えでしょうか。
(知事)まず我々は、業務内容について限定される可能性があるということは考えていますし、それは人事委員会もお伝えをして、募集の際にそれは明確に書かれた方がいいんじゃないですかと、予見可能性の議論ですよね。なのでそう申し上げたところです。先ほどのご質問に対して私もお答えしたところですが、県庁としては今度内定段階に、合格された方がおられて内定段階に入っていくわけですけれども、その時にきちんとそれをお伝えをしないと誠実ではないというふうに思っていますので、それはお伝えするつもりです。
(記者)アンケートの件なんですけども、一部外部というか、向こうの棟からはアンケート結果を公表すること自体に対してどうなのかという話が出ていますけれども、知事としてアンケートを公表するという考えは変わらないんでしょうか。
(知事)そうですね。アンケートをやらせていただいて、それを参考にしながら結論を出していきたいと思ってますので、おそらく結論を出した時にアンケートがどうなっているのかという疑問を抱かれる方が多いと思いますので、公表をするのが適切なんじゃないかなとは思っているところです。
(記者)知事ご自身で人事委員の方々に、例の案内で記載を、検討中であることの記載をしてほしいということを、直接お願いされたわけなんですよね。
(知事)依頼ですね。はい、そうです。
(記者)文書でも出されたかと思います。
(知事)そうです。
(記者)正直、依頼された時に人事委員の方々の反応っていうのはどんな感じですか。
(知事)特段やりとりについてはオープンにしないという前提で話をしてましたんで、回答は差し控えさせていただきたいと思いますけれども、そういう県の考え方なんだなというふうにはご理解いただいたと思います。
(記者)委員のお考えどうこうは別にして、県はそういう考えを持っているということを委員の方々には。
(知事)ご理解いただいたと思います。
(記者)その上で、結果的にはその文面というのは載らなかったわけですよね。
(知事)そうですね。
(記者)それは載らなかったことを知った感想、ご自身として載らなかったという結果をふまえてどう思われました。
(知事)二つありまして、一つは主体が違いますので、人事委員会としてはそういうご判断なんだなというふうに思いました。それからもう一つは、私どもから受験される方のことを考えて、そういうことを申し上げたんですが、受け入れていただかなかったのは若干残念だなという気持ちはあります。
(記者)独立行政委員会ですか。
(知事)人事委員会ね。はい。
(記者)とは言いながらも、議会の同意を得て、知事が任命権者であるわけですね。
(知事)はい。
(記者)その国籍要件への賛否とは直接絡むことではないかもしれませんけど、今回の件というのは、ある意味知事のお願いが一切聞き入れられなかったということなのかなと思うわけです。
(知事)依頼ですね。はい。
(記者)そういう点についてはどのようにお考えですか、それに対する。
(知事)まあ法人格が違うので、そこは人事委員会のご判断があるというふうに思いますね。
(記者)その判断を尊重する。
(知事)人事委員会でご判断されたんだということを受け止めるということですね。はい。
(記者)まだ今後試験を受け付ける、募集するものもあると思うんですけど、それに関して、知事からまた人事委員に掲載するように依頼とかって、予定とか、お考えとかってありますか。
(知事)まだそこは考えてないんですけど、考えてないってのは、現時点においてどうしようということは考えていませんが、場合によっては私が今回のように直接お話をするかどうかは別にして、何らかのことをやった方がいいのかもしれないなとは思っていますが、まだ結論は出ていません。
(記者)B試験の一部とかC試験で今後、受験案内が公表される流れだと思うんですけども、知事として現在の検討状況を進捗把握していると思うんですけれども、ここに間に合わせることは可能だと考えていますでしょうか。
(知事)我々だけの判断でもなくですね、調整をさせていただく先もあることですので、時間的にはちょっと見えない感じですね。
(記者)見えない。
(知事)はい。
(記者)間に合わせることは難しいと。
(知事)ということでもないとは思いますけど、調整しながらになりますので、お相手がある話ですので、私どもの判断だけでいつまでにということはなかなか申し上げるのは難しいということです。
(記者)あと、ちょっと追加でもう一点。
(知事)はい。
(記者)49職種中44職種で現在は国籍要件がないということだと思う、この44職種だけでなくって44職種の中の業務についても、外国籍の方が就けるかどうかという部分は精査していく段階ですか。
(知事)そうですね。はい。そこは精査する必要があろうかと思います。
(記者)国籍要件の関係なんですけれども、知事が、先ほど他の方法を、もし国籍要件復活以外に他の方法もあるか考えていかなければいけないということをお話ししていたと思うんですけども、他の方法っていうのは、今知事としてどのようなことを考えていらっしゃるのか、もしお考えがあれば。
(知事)情報漏えいを防止する方法ですね。どういう方法で情報漏えいが防止できるのかということですね。例えば、これは地方自治体の職員ではない、委託先の職員ですけれども、池袋のパスポートセンターで付箋にこうパスポート情報を書き出して、1,920人分のパスポート情報を持ち出した外国籍の方がおいでになられると。そういったことをどうやって防止できるのかということを考えていくことになりますね。
(記者)それって国籍要件復活以外に、知事として何か情報漏えいを防ぐために考えている手段というのは、例えば具体的にだとどんなことを考えていますか。
(知事)今はなかなか防ぎにくいような気がしますけどね。国籍要件なぜ検討するかというと、外国政府において情報を収集するような法律があるからでありまして、日本にはそういう法律がないんですね。情報収集を強制するようなですね。そこが外国籍の人と日本人国籍の人との違いなんです。ですから、その漏えいする人が悪いわけでは、悪いのかもしれません最終的には。わけではなくて、それを求める外国政府がいるというところが大きな今回の議論のポイント。そういう国がなければ、国籍要件は今のままでいいということなんですね。加えて、その国から要請があったとしても、情報漏えいを防止できる方法があればそこで手だてを講じれば問題はないだろうとは思いますが、それはなかなか難しいかもしれないですね。
(記者)現段階では、だから今、知事のお考えとしては、国籍要件復活以外の方法が見当たらないという感じ。
(知事)他の自治体でも国籍要件を撤廃されているところがあって、どのように情報漏えいを防止をしているのか。例えば付箋に書いて現場で持ち出されるようなことをどういうふうに防止されるのか、できれば皆さんからも情報いただけるとありがたいなとも思ってはいます。
(記者)改めてですけど、アンケートですけど、公表はする必要があるというお考えだと思いますけれども、いつ頃に公表できたらいいかとお考えですか。
(知事)公表をする方が結論との関係で、県民の皆さんにわかりやすいんだろうというふうに思っておりまして、公表する必要があるとまで言い切るつもりはないんですけれども、結論を出したときに、アンケート結果こうでしたということを申し上げた方がいいだろうという趣旨ですね。で、いつ頃までにかとはちょっとまだ今、アンケート結果を検証しているところですので、それを踏まえて、それから結果について調整もしながら、その結果を出す時にあわせて公表できるのであれば公表するということになると思います。
(記者)じゃあ、その公表のタイミングとあわせて国籍要件をどうするかということも、ほぼ同時に。
(知事)おそらく、今私自身はそういうふうには考えているところです。
(記者)あともう一つ、情報漏えいを防ぐ取組のことなんですけど、国籍に関係なく企業でも当然産業スパイの情報持ち出しの問題はよく出る状況で、もし仮に情報漏えいを防ぐ手だて何らかの手段を打つ場合は、外国籍の方に限らず、日本国籍の今いらっしゃる日本人職員の方も含めて対応を、何らかの形で対応することになるか。
(知事)既に公務員に関して言うと、地方公務員法の守秘義務がかかっています。従って、それで対応するということになるんですが、外国籍の方は、その国によりますけど、その人の国籍によりますけど、母国において情報提供を強制する法律を持っておられる国の方もおられると。そこが一般の日本人と違うところ。一般的というより日本人、日本国籍の人と違うところなんです。従って、日本人も情報漏えいをする可能性がある。それに対しては法令で対応する。外国籍の方は、その国によってですが、先ほど申し上げましたように、特殊な国があって、情報漏えいを慫慂あるいは強制するような国があるので、それらの対応は日本人の対応とは違うということで、経済産業省においても、この3月だったと思いますけれども、ガイダンスを改定をして、民間企業で企業情報を扱っている、保秘情報を扱っている企業に対して情報の提供を強制するような国があると。その国への対応というのはきちんと考えた方がいいということを出していると思います。併せて、先程の池袋のパスポートセンターの事例でいうと、情報漏えいがあったということなんですけれども、それを受けて外務省は委託事業者の中でパスポート業務を外国籍の人にさせてる場合は、日本国籍の人に変えるようにという指導を各都道府県に出しているということもあります。
(記者)改めて思いをお聞かせ願いたいです。今までの話を総合すると、おそらく検討中ということになってると思うんですけれども、客観的に見れば復活させたいんだろうなと思うわけですけれども、知事として復活は急ぎたい。
(知事)先ほども申し上げましたけれども、復活を検討しなきゃいけない。それは県民の個人情報だとか、あるいは要人の情報だとか、あるいは企業の情報もありますね。情報漏えいがあっては困るというものがあるので、そこをどう守るかということで、国籍条項の復活しかないのであれば、それをやるということなので、復活をさせたいわけではないということは申し上げておかなきゃいけないんですけど。という状況ですので、検討すべき事項はまだあるとは思っています。
(記者)先ほどからアンケートの話が出ていると思いますけれども、仮にですよ、アンケートが反対論が多かったら、それはじゃあ撤回というのがあり得るのか。
(知事)それはアンケートの回答の中を見ながら分析をしていくということになると思いますね。参考にするということは申し上げているわけでありますので。
(記者)すいません。結局、今年度、外国籍の方は県で合格をして内定、人事委員会の試験で合格をして候補者のリストに上がった場合、結局内定を出すのか、それとも難しいのか。どっちになる。
(知事)例えばA試験ですか。
(記者)はい。
(知事)はい。先程ちょっと申し上げたんですけど、要するに募集するのは人事委員会から募集して合格者が出ますよね。内定を出すのは県庁ですので、国籍要件の検討結果はいつ出てるかにもよるんですけれども、内定を出さないってこともあり得るとは思いますけれども、しかしながら、合格者に対して内定を出さないというのは、安定性と公平性の観点から見ると困難だなというところですね。
(記者)A試験、今既に募集を発表していますA試験に関しては、試験の案内の中には日本国籍の方でも受験できますよと書かれているので、多分、受験者の方はそれを見ているわけですが、そういった理由ですか。
(知事)そう書かれているので受験されますよね。我々としては人事委員会に注記で書いてくださいと言ったら、それは書かれていないので、そこはやや残念なところはありますけれども、内定後、内定を出すかどうかというのは、その要項の書き方というよりは、その時点において国籍要件の検討結果が出ているかどうかということになりますね。
(記者)(第二さん)では。
○「部活動における生徒輸送の現状調査」の実施について(発表)
(記者)改めてになってしまうんですけれど、部活動の輸送に関して、この調査の結果をどういうふうに生かしていきたいか、また、その学校の部活動の運営にどういうふうに貢献していきたいですとか、生徒保護者の安心・安全というところに関するその辺の思いというか。お聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
(知事)はい。今回の事故を受けて一番気にされているのは、事故当事者の方、これは別にして、その方も同じかもしれませんが、二度とこんな事故を起こしてほしくないということだと思いますし、それからご自身のご子弟が、息子さん、娘さんが学校に通っていて、部活をやっていると、遠征もあるということであれば、ものすごく心配されていると思います。従って、まず状況を把握をして、きちんとお伝えをするということが大事かなと。その上で、国でも今、文科省と国交省で考えておられると思いますけど、安全な輸送方法についてその結論が出てくると思います。それを受けて我々はそれも伝えていくということになりますね。
(記者)県のその調査なんですけど、これは部活動に限るんですか。
(知事)部活動に。
(記者)同志社国際高校が研修っていうか、いわゆる卒業旅行のような授業外活動全般にはしないんですか。
(知事)今のところは部活動に限っています。
(記者)それはなぜですか。
(知事)部活動で今回事故が起きておりますので、まずは。
(記者)同志社国際は卒業というか研修旅行じゃないですか。ある意味授業外活動で現場の先生が立ち会わないとか、事例としてはかなり似ていると思うんですけど、今のところはそこはやらない。
(知事)まず一番、何て言うんですかね、頻度が高いというか、この夏休みに実施をされるのは恐らく部活動が多いと思います。まず、部活動について調査をします。
○職員採用時の国籍要件復活の検討
(記者)さっきの国籍要項なんですけど、結局、8年度に応募者の6割対象の四大卒の方の試験と、あと高卒短大卒の方の試験が大きく行われるじゃないですか。今の形でいくと、高卒短大卒の方たちが受けられる時に、ひょっとしたら国籍要項入るかもしれないし、そこで同じ年度内で同じ8年度採用でそこの条件が違ってくることに関して知事はどう思われますか。
(知事)目的でしょうね。何のためにやるかということですね。情報漏えいを防止するということですが、それは一刻も早くやった方がいいと思いますね。
(記者)でも、採用の視点として、四大卒だろうと高卒・短大卒であろうと一緒ですよね。そこであえて区別する必要はないじゃないですか。
(知事)試験が逆であっても、目的を達成するためにやることをやるということですね。
(記者)途中でやるからかえっていろいろ議論も出てくるんですけど、逆に言ったら9年度にやるというふうに決めた方がすっきりすると思うんですけど、そこはそういうお考えはないですか。
(知事)情報漏えいを一刻も早く防止するっていうことですね。
(記者)その時に、以前、令和7年度事例で知事自身がおっしゃられましたけれども、要は、仮に外国籍の方があの時いらっしゃって、もし採用されたら念書を書いていただくと。要は自国法よりも日本国内の法律の方を優先すると。念書を書くなんていう手もありますよねっとおっしゃったけど、あれについてはもう考えはないんですか。
(知事)そうですね。自認書を書いていただく、署名をしていただくというのは出てくる可能性はありますね。
(記者)まだ残ってるんですね。
(知事)はい。ただ、それだけでは情報漏えいは防げないのでということですけどね。
(記者)あと、人事委員会そのものが知事部局の意向と違う形でいったら、委員の差し替えと人事委員長の更迭とか、そこを代えてですね踏み込む考えはないんですか。
(知事)今そんな考えは持ってないですね。
(記者)そこは対立しないというか、向こうさんにお任せすると。
(知事)それぞれの法人格で考え方があると思いますので、どういうことを考えておられるかということなんじゃないですかね。
○三重県誕生150周年記念式典
(記者)あと一問にしておきますが、県政誕生150周年で、一応その5月5日がメインだったと思うんですけど、この一連の流れの中で総文、知事もお出になりましたがその時の率直な感想はいかがですか。
(知事)多くの方においでいただいて、150周年、これから今までやってきた来し方を振り返って行く末も考えながら、特に若い人たちの考え方も入れて三重県がどうなっていきたいかということが共有できて非常に良かったと思います。加えて、ゲストでおいでいただいた藤波朱里さんも非常に前向きなこともおっしゃっていただきまして、県民に元気を与えていただいたというふうには思っております。
(記者)あの中で、元職の元知事の野呂昭彦さんが来られてましたが、氏名の紹介もなければ、壇上で、田川知事は以前、国会議員と知事は同等だとおっしゃって、内閣参拝の時の出席なんかでも席順にこだわられましたけど、それほどある意味同等な扱いをされるべきだけど野呂さんの場合は壇上で上がることもなく、しかもご紹介、名前自身もなかったんですが、前列にいらっしゃったんですけど、その辺はそういうふうにしたのは知事の指示ですか。
(知事)いや、そんなことはないですね。ということで行事を進めるということになってたということですね。
(記者)紹介しないということについてはどう思われますか。
(知事)紹介しなきゃいけないということでもないんだろうと思いますけどね。
(記者)だけど知事自身が、その150年の始まる時におっしゃったように、先人の積み重ねで今の県政がなってると。だとすれば、2期8年やられた元知事っていうのも、その先人の中の一人で、しかもその中の2期8年の業績というのは、箱物で言えば博物館立てられたっていうのがありますんでそれなりに名前ぐらい紹介されても普通はいいんじゃないかと思うんですけど、知事の言われた先人の功績ということからすると矛盾するんじゃないですか。
(知事)挨拶をもう一度読んでいただければわかると思いますが、先人というのはいろんな偉人がいる、政治家も入るかもしれません。ですが、一人一人、県内で活躍をした、あるいは一生懸命生きていただいた方々、全ての人という意味なので取り分けてどういう職に就いていた人だから名前を言う、あるいは壇上に上げるということではないですね。一定の基準で壇上に上げる人は決めたんだと思います。
(記者)その基準の中に元知事が入られてもいいと思うんだけど、知事のここのところのずっとご発言を聞いていると、1期目の時もそうですけど、知事として知事が評価されるのは要は官僚出身の知事で政治家出身の知事というのはあまり評価されないと。だから、去年なんかは田川さんと田中覚さんの名前を挙げられましたけど、前知事の鈴木さんも官僚じゃないかと聞いたら、知事自身は、でもあの人は課長補佐止まりですよねって話でしたが、なんかその辺のところの知事自身のある程度の基準というのはあるわけですか。
(知事)いやありません。
(記者)じゃあ全部、一応、知事は知事で、それは皆さんそれぞれやられて評価されてるってことですか。
(知事)もちろんです。
(記者)はい。以上です。
(知事)いいですか。
(記者)ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
了