知事定例会見録
令和8年9月3日
於:プレゼンテーションルーム
発表項目等
質疑項目
- 発表項目等に関する質疑
- 大雨予報に対する注意喚起
- 近畿地域の活断層の長期評価
- 政府備蓄米の買い戻し
- 伊勢市明倫商店街火災
- こども家庭庁による若者意識調査
- 行政の透明性の確保
発表項目等
(知事)今日、私の方からは1件お話をさせていただきたいと思います。犯罪被害を考える県民の集いでありますけれども、7回目、令和2年の桑名を皮切りに毎年だいたいこの時期にやっておりますけれども、今回は10月12日、松阪のクラギ文化ホールで開催をいたします。多くの方にご参加をいただいて、お一人お一人、県民のお一人お一人に犯罪被害について考えていただければと思います。入場は無料で先着800名様ということでございまして、福岡で不幸にしてご家族を飲酒運転の事故で失われた方の講演、そしてトークショーとして尾木先生ですね、確か教え子が軽井沢の自動車バス事故でお亡くなりになられたということで、早稲田と法政の学生が亡くなった事故ですね。教え子を持っておられた先生でもあります。ということでお話をしていただくということになってございまして、8月末から事前申し込みをさせていただくということでございます。私からは以上でございます。
○発表項目等に関する質疑
(記者)知事もご出席される。
(知事)これですか。はい、出席します。
(記者)なんか挨拶でどんなことをおっしゃろうかな、呼びかけをどうするのかみたいなところを。
(知事)呼びかけですけど、先ほどちょっと尾木先生のところに話しましたけど軽井沢の事故は私も自動車局長の時に、事故発生後4年目だったと思いますけれども、慰霊に参りましたのでそういう話を少ししようかなと思っています。去年の鈴鹿は松永さんですね、池袋の暴走事故で奥様と子どもさんを亡くされた方でしたけれども、交通事故に限らずですけれども、犯罪に急に巻き込まれたご家族というのは相当心理的に辛い思いをされますのでそういう話もさせていただこうと思います。
その他項目に関する質疑
○大雨予報に対する注意喚起
(記者)今日の昼前頃から5日頃にかけて、県内でも大雨、非常に激しい雨が降る予報となってますけれども、知事として県民等に呼びかける事項等がありましたら。
(知事)まず雨の状況でありますが、もう既に報道していただいてますけれども、台風が迷走しておりまして、日本の南西で滞留するような感じになっています。日本中に大雨の警報が出る可能性がありまして、今日の夜から主として明日、明後日ぐらいですかね、日曜日にかけてということで、かなり長期間、広範囲に雨が降るというふうに言われております。それで、ぜひ皆さんに事前防災大事ですので、最近、豪雨が、千葉それから石川、富山、福井、青森というふうに続いておるわけでございまして、命を失われてしまった方も残念ながらおいでになるということで、事前に、まずハザードマップ確認していただいて、そして備蓄の品物についても確認をしていただいて、その時々の情報を見ながら、避難所に行かなきゃいけなければ避難所に行っていただく。避難所に行くいとまがない、レベル5みたいな感じになれば、垂直避難をしていただくということです。特に最近、千葉でも問題になりましたが、車を運転しておられるときにアンダーパスに突っ込んでしまわれて、車の中で命をなくすという事例も出ておりますので、知らない道を運転するときは特に注意をしていただきたい。できれば、車を安全なところに停めて歩いていただきたいというふうに思います。県としてもアンダーパスの対応はしっかりやっております。いざというときにアンダーパス、通行止めになりますので、入れないということも考えて行動していただきたいと思います。以上です。
○近畿地域の活断層の長期評価
(記者)先日発表された活断層の長期評価で、県内でも3つの断層で4か所Sランクになりました。それの受け止めと、今後何か対策とか考えていらっしゃったら教えてください。
(知事)まず三重県では、以前からお話ししてますけれども、南海トラフ地震への備えをしないといけないということであります。これはトラフ型の地震ということでありますけれども、活断層でも場所によっては同じような大きな影響、南海トラフ地震のように広範囲ではないと思いますけど、発生するということであります。その地震への備えは事前防災、まずやれることをしっかりやっておくと。地震が起きたときには適切に対応する、まず人命救助を行うということで変わりはありません。南海トラフ地震でも、活断層の地震でも。今回、断層を見直すということで、より精緻な分析ができるということで、三重県で言いますと、養老-桑名-四日市の断層帯、そして高茶屋断層帯、伊勢湾断層帯、これはSランクになりました。Zランクでも同じような大きさの地震が起こる可能性もありますし、Sランクになったからといって慌てる必要はないんですけれども、やはり事前にきちんと備えておくということが南海トラフ地震、同じ話であります。三重県では、南海トラフ地震に備えた特別の条例を作ろうと、そしてそれに基づいた計画を作っていこうというふうに思っていますが、これが断層地震への備えにもなるだろうと思っているところであります。県民の皆さんは、先ほどの豪雨の被害も同じですけど、普段から地震が起こる可能性があるということで対応していただきたいと思います。例えば、家具がしっかり止まってますかと、揺れで倒れてくるということがないでしょうか。そして、地震のときも豪雨のときと同じですけど、持ち出しグッズはちゃんと装備をされておられますか。ローリングストックも含めてですけれども、対応していただきたいというふうに思います。
○政府備蓄米の買い戻し
(記者)米について伺いたいと思いますけれども、先日、農水省から昨年放出した備蓄米20万トン分の買い戻しの方針出ましたけれども、受け止めと政府に求めることなどあればお願いします。
(知事)備蓄米については、21万トンの買い戻しをするということを農水省さんが発表されたと承知をしております。これは去年放出をしているので、その分を買い戻すということで、備蓄米は一定程度備蓄しておかないといけないので、買い戻せる時期に買い戻すということでいいんじゃないかと思います。今、米はかなり豊作であるということも今年あって、値段がちょっと下がってきていると。まあ一時期に比べるとそこまで下がっているということ、1000円台まで下がってるってことはないんですけど、3000円台ということで苦しい状況になる農家さんもあるというふうに思っています。ぜひ、米の消費については、米はGI値もそんなに高くないですし、ぜひ皆さんに召し上がっていただきたいというふうに思いますけれども、苦しんでおられる農家に対しては、我々も農水省と相談してどういったことができるのか、これ全国一律の話にはなってくると思うんですけれども、どう対応できるのかということは国と相談をしていきたいと思っております。
○伊勢市明倫商店街火災
(記者)伊勢市の火災についてなんですけど、まだ鎮火したばかりですが、今後県としてどのような支援策ができるか、どうお考えなのかをお聞かせください。
(知事)まずは伊勢市の火災、被害に遭われた方にお見舞い申し上げたいと思いますけど、人命が失われることがなかったのは、日頃から商店街の方々が避難訓練をされておられた賜物であるというふうに思っています。各市の消防に、伊勢市と同様のアーケードを持っておられるところは、こういった火災が起こらないように注意していただきたいという注意喚起をさせていただきました。加えて、消防車の放水が適切に、もし火災が起こったときに、そこに消火活動がきちんとできるかどうか、これもチェックをしてもらうようにお願いをしてあります。さらにその上で、消防車の放水ができないという場合には、空中消火で対応するということになるので、空中消火の必要性があるかどうかについても、消防とその市で判断をまずはしてほしいということを言ってあります。どうしても消防車で対応できないような家屋の状況ということでありますと、私どもから場合によると自衛隊などにも消火、津の山林火災がそうでしたけれども、空中消火を要請するということは出てくる可能性があります。人命を守るためにということです。ただ空中消火しますと、下にある瓦礫が潰れてしまう可能性もあります。これ、空中消火の量によりますけれども、そのときに下に人がおられたとき、そこの判断は現場でやっていただく必要があるので、事前にシミュレーションをしておかないと、そういった事態になったときに判断できなくなるという、そこも実はお願いをしているところであります。それから商店街への支援でありますけど、まず伊勢市でどういったことをできるかということを考えていただくということになりますけれども、今は商工団体を通じまして被害状況の把握に私ども努めているところでありますが、例えば資金繰りの支援については、制度がございまして、リフレッシュ資金融資というのがございます。罹災証明書を出していただければ、事業の継続などについての融資が受けられるというものでありまして、低利融資が受けられるということになります。それをご活用になるかどうかのご判断ということになりますし、それから災害、火災などの災害に遭われたときには、税の減免という制度もあります。個人の県民税、あるいは個人事業税、不動産取得税などの減免もありますので、これも県税事務所にご相談をいただければというふうに思っております。
(記者)他よろしいでしょうか。第二さん、お願いします。
(記者)明倫商店街というのは、前からご存じですか。行かれたことがあるとか、見たことがあるとか。
(知事)明倫商店街、中は入ったことないですね。外から見たことはあります。
(記者)まだ全然行かれたことはないですか。
(知事)外から、あそこにお菓子屋さんが入り口にあって、そこに行かしていただいたことはあります。
(記者)沢村栄治さんの生家があったとかいうこともご存じですか。
(知事)沢村栄治さんの生家が、その近くにあったっていうのは聞いていました。
(記者)そこは行かれたことは。
(知事)ないですね。
○こども家庭庁による若者意識調査
(記者)あと、この前こども家庭庁の若者18歳から40か、そこのアンケートがあって結果が出てたんですけど、その中で35.1パーセントの方が、結婚したくないという結果が出ていますけど、県も婚活的なものは推されていると思うんですが、その受け止めをお願いします。
(知事)そうですね。自分の人生をどうするかというのは、それぞれの個人の判断ということになりますけれども、やっぱり国の力という意味では人口が大事でありますので、結婚をするという選択肢もあるんじゃないかというのは、政府が恐らくさまざま働きかけると思います。我々としては、結婚したいという気持ちを持っておられる方々が結婚できるように、子どもを持ちたいという気持ちを持っておられる方が子どもを持てるようにサポートしていきたいと思っていまして、既にその対応をやっているところであります。で、これからも必要に応じてさらに深度化させるということもやっていきたいと思います。
(記者)その35.1パーセントの理由っていうのが、大きく収入の不安であるのと、あと家事負担の偏りというふうなところが不安要素になって、結婚したくないっていうふうな話になってるみたいですけど、これについては県がある程度施策やってると思いますが、効果として今お感じになっているものはあるんですか。
(知事)育休、男性の育休、これは県内でも県庁職員の場合は90パーセント、100パーセント近い形で取っておりますけれども、県内の事業所でも50パーセント、確か超える数字で取っておられるというふうに承知をしております。そうなりますと、育児の負担が女性だけに偏るということはないんだろうと思いますが、取るだけ育休というふうにならないようにどうしていくのかというのは、今議論しているところでもあります。で、そこの効果を明確に検証しているという訳ではありませんけれども、でも、今はもう男性も女性も同じように家事をやるという時代ではあるとは思っておりますので、それから、育休を取りやすい雰囲気作りをどうしていくのかというのは、今ちょっとこれも中で議論しているところでありますけれども、育休を取られると、その職場の方に、他の方に負担が寄ってしまうと。それをどのように対応していくのかというのは、どういうアイデアがあるかっていうのを今議論しているところであります。まだ明確な成果というのはありませんけれども、社会がそちらに向かって動いているのは事実ですし、我々としても様々な補助金などを通じまして、そういう制度を後押ししていきたいと思います。
(記者)これ、収入面の不安というのは、県内各企業に県なり市町が働きかけて、できるだけ給料を上げてほしいとか、あるいはそういう給料を払える企業の県内誘致とか、何かそういう施策になるんでしょうけど、その辺はどういうふうに。
(知事)そういうことですね。
(記者)そこはもう既にやられてる。
(知事)やってます。
(記者)成果は、まだない。
(知事)三重県は、熊本県に次いで企業誘致の数が多いというふうにも言われていますので、そこは徐々に上がってきているかなと思います。それから地域未来戦略でも、半導体、今は半導体が政府から認められているところではありますけれども、今後それ以外の自動車、航空産業、農業などについても認めていただいて、多くの企業は三重県に来ていただきたいというふうに思ってますし、さらに、今、物価が上がっていますので、企業の皆さんには適正取引を呼びかけつつ、賃金を上げていただきたいという呼びかけもしているところです。実際には賃金が上がってきていると思います。
(記者)前の知事の時から県の婚活的な政策はやられてますけど。
(知事)うんうん。
(記者)婚活のね。これ自身も、私は本来基礎自治体がやるべきだと思うんですが、中心で。県も一応関わってやられているんですけど、この成果について、今のところ知事はどうお考えですか。
(知事)詳細な数字は持ち合わせておりませんけれども、本気度のある交際というのをやっておられる数が増えてきたと聞いています。成婚に至るかどうかは、他の県と比べてちょっとやり始めたのが遅かったのですが、やり始めていますので、やがて結果が出てくるんじゃないかと思います。
○行政の透明性の確保
(記者)あと、よくガラス張りの行政とか言うことがあるんですけど、こういうことについて知事自身はどういう方針をお持ちですか。
(知事)具体的にどういう点でですか。
(記者)ガラス張りの行政。
(知事)何を指しておる。ガラス張りの行政とは別に定義がないので、どういうことですか。
(記者)三重県の場合、北川知事になった時に、生活者起点という形で、生活者起点、生活者はイコール納税者であると。納税者は税金を納められていて、それで行政のいろんな施策とかやってるので、逆に言ったら、そこのところは透明性を持って、こういうふうに税金が使われて、この政策ができてますよということを明らかにしなきゃいけないと。だから、田川さんの時代に作った情報公開条例にある程度踏み込んだと思うんですけど、4月、地域連携・交通部長に西田さんがなられてから、割と市町との県の要望とかで頭撮りだけで、後はフルオープンで前やってたやつも公開しないとか、そういうのがあるので、聞くところによると、西田さんのお考えというよりは、知事自身が何かそういう方針をお持ちだみたいな話なので、その辺、知事のお考えってのがどうかなというふうに思っています。
(知事)財政の状況、税について、税の使い道について明らかにするのは当然の話でありまして、それをやっているということです。北川さんが知事の時に、私も役人で彼と話をしたことありますけど、タックスイーター、タックスペイヤー、この言い方がいいかどうかは議論があるとこでありますけど、それを透明化していくのは当たり前のことだと。要望活動をどうするかについては、いろんなところでやってますけど、他の県もそうですし、国もそうですが、頭撮りだけ、官邸もそうですけど、してもらって、あとはデブリをやるというやり方もあります。そのメリットデメリットそれぞれにあると思います。例えば全部フルオープンでやるということであれば、デブリやる必要はないということ。デメリットでいうと、中で行政機関同士のお話がなかなかやりにくいということもありますので、それをどっちを取るかというだけの話であります。
(記者)行政としてはどっちを取るかでいいけれども、メディアの側からしたら、当然その後でレクチャーを受けるよりは、フルでそこに参加している方が各社それぞれ各社記者の考え方も受け取り方も違うので、その方が時間の節約にもなるし、本来良いというスタンスですよね。鈴鹿からずっと始まって、7月、8月のこの市町の要望とかあれしてると、この年度に入る前までは全部フルオープンだったのに、今年に入って今回頭撮りという形で変わってるので、そこの方針転換というのは、今までフルだったのが、なぜその冒頭だけになるのかというのが理由がよくわからない。
(知事)今申し上げた通りです。メディアの方入れずに議論した方が、ざっくばらんな議論もできるからということで。ただしメディアの方は情報を後でデブリでお渡ししますということです。
(記者)ただ、これ担当に聞くと、要は市町長がそういう要望だと。要はフルオープンにしないでくれという要望だとお聞きしたんですけど、でも、市町長に確認すると、うちは決してオープンにしないでくれとは言ってないと。むしろ今まで通りフルでというのを望んだと。でも、県がそういうふうに言われたので、それに従ったとおっしゃるんですね。そこの意見の食い違いがあるじゃないですか。そこは十分に議論されてるんですか。
(知事)してると思いますけどね。両方で話をして、フルオープンでやりましょうという場合と、それからクローズでやりましょう、頭撮りだけでやりましょうという場合というふうにあると思いますけどね。
(記者)結論的には、担当部がそういう形で今回フルであるとか、あるいは冒頭だけというふうなことを言った時に、知事自身が異論を挟まないで、それはそれでいいですよという形にされてるわけですね。
(知事)そうですね。どっちでもいいと思います。
(記者)基本的に、由らしむべからず知らしむべからず的な国の姿勢に近いものを知事もお持ちってことですか。
(知事)今は多分、国を侮辱されていると思いますけど、由らしむべし知らしむべからずという徳川家康のような考え方を、徳川政権のような考え方を今の政権は持ってないと思いますので、私もそんな考え方を持っていません。
(記者)あれは北川知事が言った言葉なんですが。
(知事)北川さんがそんな考えを持ってたんですか。それは良くない。
(記者)由らしむべからず知らしむべからずっていうふうな。
(知事)北川さんは割とオープンにやってたと思いますけどね。
(記者)姿勢から変えたいというふうに言われたんです。
(知事)というか、そんな考えを今この時代に持っている人は誰もいないと思います。
(記者)地方分権一括法の前はそういう考えは結構強かったじゃないですか。
(知事)はい。そろそろ時間なので。
(記者)時間はあるけどいいです。
(記者)じゃあよろしいですかね。ありがとうございました。
(知事)ありがとうございました。
(了)