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知事定例記者会見

知事定例会見録

平成13年8月7日
       於 部長会議室

1.発表項目 

  • 平成13年度全国俳句募集「遊(あそび)の一句」の実施について
  • 宮川の水質 ランキング全国1位について
  • 平成12年度ISO14001環境目標の達成状況等について
  • 毎日更新!!「三重の環境」ホームページについて

(知事)それでは、私からまず、俳句募集について申し上げます。平成13年度全国俳句募集、遊(あそび)の一句についてご説明を申し上げますが、これまでの経緯についても少しお話を申し上げたいと思います。三重県では6年前から俳句のくにづくりに取り組んでおります。俳聖・松尾芭蕉、俳祖・荒木田守武、伊勢でございますが、俳聖は松尾芭蕉でございますが、俳祖・荒木田盛武を生んだ三重を、全国さらには海外に情報発信し、三重のイメージアップを図ると同時に、俳句を通じて自然の大きさ・尊さに気づき、人の心を大切にする県民風土を育むことを目指しております。その一環として、本年度は、俳句インストラクター制度を立ち上げました。これは、例えば学校や親子会や公民館などといった身近な場所で、楽しみながら俳句に親しむ機会を持っていただこうというもので、現在43名の俳句指導者が県内各地へ出向いており、好評をいただいているところでございます。こういったことは、松尾芭蕉を生んだ三重県というものが、全国でまだ恐らく1割の人が知っているだけで、2割以上の人は知らないのではないかということでございますので、私どもは、歴史街道構想等々をずっと取り上げて、そういった新しい文化といいますか、そういった掘り起こしやっていることで、全国にも情報発信したいということが一つと、もう一つはデジタルな社会になってまいりますと、日々時間に追われたり、あるいは私どものアバウトなことじゃなしに、1・2、1・2で仕切られちゃうというようなことから、ストレスの多い生活になってこざるを得ないと、こういったことを考えた時に、人間本来のこころを大切にしていこうという問いかけでもあるわけでございまして、松尾芭蕉の言葉に不易流行、変わらざるものと移りゆくもの、不易流行というのがございますが、まさに激しく移りゆくもの、流行というものは、革命といわれるほどの流れでございますから、やはり、不易なる部分、変わらざる部分というものを、こういった俳句を通じて、セーフティネットといえば少し語弊があるかわかりませんが、激しく移り変わることはまさに情報革命ですから、これを受け入れなければ行政は成り立ちませんので、カットすることは出来ません。しかし、それに対して、やはり心のひだとか、あるいは四季の移ろいとか、そういったことを芭蕉さんを通じて、あるいは俳句を通じて、再認識、再評価するというようなことも踏まえてやっていきたいと。そういうことで、現在43名の俳句の指導者の方が学校へ行っていただいたり、あるいは公民館へ行っていただいたりしながら、やっとそういうことが定着をし、段々とそういうふうに取り組めることが、6年間かかって出来上がってきたことを喜んでおるところでございます。俳句募集でございますが、俳句のくにづくりの中心的な事業として実施してきておりますが、これまでの6回の募集を通じて100万句を超える応募をいただいてまいりました。毎年、この募集を楽しみに待っていますとか、これをきっかけに俳句を始めましたというお言葉もいただいたりして喜んでおりますが、俳句募集を通じ、俳句のくに・三重の積極的な情報発信にこれからも努めて参りたいと思っております。また、昨年度よりこの俳句募集事業は、福井、岐阜、滋賀と三重で取り組む、日本まんなか共和国の中で、4県にゆかりのある松尾芭蕉をいかした広域連携の事業として取り組むことになりまして、昨年、随分ご協力もいただきました。そこで、チラシがお配りしてあると思いますのでちょっと見ていただきますと、今回のテーマは、遊(あそび)とさせていただきました。これは、ご承知おきいただく方多いと思いますが、毎年県のやる大きなイベントの一つを捉えて、お越しいただくことが一番有り難いのですが、お越しいただけない場合は俳句でご参加をいただいて、三重県にご注目をいただきたいと、こういうことで、本年は11月開催のスポーツレクリエーション祭、スポレク祭にちなみまして、競技スポーツというよりは生涯スポーツということで、楽しみにしていただき、遊び感覚を取り入れて健康になりましょうというようなスポレク祭でございますので、応募の結果、遊(あそび)ということにさせていただきました。また、募集作品には従来どおり、雑詠部門も当然設けてございます。次に、募集期間についてでございますが、今回も8月19日、はいくの日から11月19日、いい一句で11月19日でございますが、はいくの日、8月19日からいい一句、11月19日までの3か月です。全国の小・中・高等学校を対象とした学校募集についてはまた別途に応募を受け付けるというようなことをしてまいりたいと思っております。選者の方については、前回に引き続き、遊びというテーマ部門の選者には有馬朗人さん、宇多喜代子さん、中原道夫さん、星野 椿さんをお迎えしました。より幅広く審査をいただくという意味で、4名の方にお願いしたもので、それぞれにテレビや俳句誌等でのご活躍をいただく皆さんでございます。また、雑詠部門につきましては、引き続き三重県俳句協会に選者を努めていただきます。賞や賞品、その他の内容についてはチラシのとおりで、今回も県内48市町村の皆さん方にご協賛をいただいております。募集期間中には先ほど申し上げました、スポレク祭など大小様々なイベントが開催されます。遊(あそび)の一句募集につきましても、こうしたイベントと連携しながら、より効果的なPRを図ってまいりたいと考えております。また、募集の開始にあたりましては、俳句であそんでと題し、8月17日から3日間、上野市でイベントを行います。これは、現在開催中のインターネット博覧会ミレニアム俳句・松尾芭蕉が主催するもので、地元、上野市の皆さんをはじめとする多くの方々のご参加を得て行うもので、最終日、全国俳句募集の始まる8月19日には、芭蕉の史跡や句碑を巡りながら、いがうえの吟行句会を開催、この模様をインターネットで生中継します。私も恥ずかしながらこれに参加させていただいて、一句ひねらせていただきたいと、どうぞ皆さんもご参加いただければと思います。遊(あそび)の一句の募集についての集計、審査結果などは、最優秀賞の表彰等とあわせ、平成14年の3月頃を予定しております。今回もみなさんのお力添えをいただくようにお願いをいたします。最後になりましたが、昨年度の全国俳句募集、空の一句の句集が角川書店より発売されましたのでお知らせいたします。俳句については以上でございます。
 次に、宮川の水質、全国ランキング1位ということでお話を申し上げたいと思いますが、7月26日に国土交通省から平成12年の全国一級河川の水質ランキングの発表があり、宮川が平成3年以来9年ぶりに全国1位にランクされました。三重県では、環境先進県を目指した一環として、河川を中心として上流から海までを流域圏として一体的にとらえた施策を総合的に推進する流域圏づくりのモデル事業として、平成9年度から、宮川流域ルネッサンス事業に取り組んでいます。今回、水質ランキング全国1位に宮川が9年ぶりに復活したことは、宮川流域ルネッサンス事業を通じて、流域の多くの皆様がご努力をいただいたことが成果となって現れた結果であると考えております。宮川流域ルネッサンス事業では、行政として、生活排水処理対策や森林整備対策といった施策を推進するとともに、地域の皆さんと協働して、普及啓発事業や宮川流域フィールドミュージアム、仮称でございますが、事業など、様々な事業を行っているところでございます。県としては、今回の水質ランキング全国1位を励みに、流域の皆さんとともに、引き続いて宮川流域ルネッサンス事業を推進し、人と自然の共生、上下流の交流・連携、住民・企業・行政の協働という宮川流域ルネッサンス事業の流域宣言を実現すべく、今後のさらなる取り組みにつなげたいと考えています。これが、あそこに貼ってあるポスターなんですが、表・裏が貼ってあるわけですが、これ11年のポスターですが、全戸に7万5000枚配布をさせていただいて、その当時、宮川に日本一の清流を取り戻そうということで、当てのない頑張りをしたわけでございます。従来こういうことは行政は不慣れだったと思います。道路を造るとかハードを造るとかいうことですが、こういったソフト面でいっぺん挑戦してみようよということで、これ賛否両論巻き起こりましたが、多くの地域住民の方やNPOの方が立ち上がっていただき、やがて行政も巻き込みつつあるわけでございますが、取り戻そうが戻ったということで、大変喜んでいるところでございまして、行政の在り方は将来こういうことに、私は変わっていくんだというふうに思っているところでございまして、単にこれは地域振興部のルネッサンス担当者達がやったというだけではなしに、いろんな地域の皆さんとかあるいは県庁の中の各部の皆さんと一緒にコラボレーションで宮川ルネッサンスを成し遂げてきたと。これは契機ですから、さらによりいい地域づくりをしていきたいということでございます。理念には、宮川をもう一度日本一の清流にということで、伊勢弁ですが、いっしょにやろにということで、宮川流域ルネッサンスというようなことをやらせていただいて、これ11年度のことですから、ご存知ない方もいらっしゃるかもわかりませんので、貼ってありますが、こういったことをやりながら、多くの皆さんに本当にお世話になってきて、地域をどう見直していくかということでございます。三重県は発生主義会計を、バーチャルでありますけれども、取り入れていることはご承知いただくとおりですが、まさに、なかなか行政は難しい、現実対応ですから、一概には言えませんけれども、こういった資産というものに目を付けていかないと、フローの所得ばかりに、現金主義会計というものは今までいってましたけれども、これからの行政というのはそういう方向で、資産は壊すのは1日で壊せますが、作るのに2000年かかるわけですので、私は、そういう点では今回の1位になったことを本当に大変喜んでおりまして、地域の皆さん方にさらに一層ご理解をいただくように努力をしていきたいと思っております。こういう普及啓発とあわせまして、いろんな、下水道の様々な問題を解決するとか、あるいは森林のゾーニングをして広葉樹林を増やすとか、様々な取り組みをいたしておりますので、是非、ルネッサンス室のみんなに、出来たら記者の皆さんもお問い合わせいただいて、そういう総合的な行政の結果ここへ戻ってきたと。一過性かもわかりませんが、これを本物にするために、皆さんにいろんなことで監視をしていただいて、我々もそれに向かって努力をしていくと。14市町村にまたがります。河川は行政が管理しやすいということで、ブツブツに14区域に切ってやってて、河川が上流と下流、川下と川上でおかしくなるのは当たり前の話でありますから、やっぱり謙虚にそういったことを考えようという見直しのきっかけになればと思いまして、今回、改めて皆さんにご説明させていただいたようなことでございます。
 次に、ISO14001についての説明を申し上げたいと思います。県におきましては、環境への負荷を低減するために、県民・事業者・行政等のあらゆる主体が協働・連携して、環境に配慮したライフスタイルを構築する、環境先進県づくりに向けて環境施策を推進しているところです。その取り組みの一環として、県自らが環境負荷の低減に率先して取り組むため、平成10年度からみえエコフィスプランを策定して取り組んできましたが、平成11年度からはその取り組みを更に発展させるため、本庁及び周辺施設で国際規格ISO14001を認証取得しました。さらに平成12年度には認証範囲を全県民局に拡大し、県庁全体で環境負荷低減に取り組んでいるところでございます。ISOの取り組み結果については、昨年度、本庁のみの報告をしましたが、今回初めて全県庁での取り組み結果がまとまりましたので報告いたします。ただし、県民局での本格的な運用は昨年、12年10月以降からですので、その点はちょっとご勘案をいただきたいと思います。前発表した数字は本庁だけでしたが、県民局は10月以降でございますけれども、全県庁での取り組みということで発表をいたします。お配りした資料に示しましたように、県庁全体としては、全ての項目において平成12年度の環境負荷削減目標を達成することができました。また、本庁では、平成11年度よりさらに環境負荷を下げることができました。特に、廃棄物では分別を徹底した結果、全県庁でのリサイクル率が69%になりました。なお、本庁は早くやっていますので、本庁でのリサイクル率は86%でございます。このような取り組みの結果、地球温暖化の主たる原因物質であるCO2の低減効果としては、炭素にして約643トン低減することができました。この二酸化炭素低減量をスギの植林でカバーしようとすれば、約188ヘクタールの植林面積が必要となります。また、別の角度から申し上げますと、電力などの資源の削減を経費に換算すると、約1億3000万円の節減になります。また、消耗品購入の削減分で約4億8000万円になりまして、県庁全体では10年度対比ではございますが、約6億1000万円の節減効果がありました。平成13年度は3年間の目的・目標達成年度にあたりますので、13年度の環境目標を着実に達成するとともに、平成14年度以降のシステムのバージョンアップの検討を行いってまいります。これがISOの12年度の県庁の本庁と地域機関入れての状況でございます。
 次に、毎日更新、三重の環境のホームページについて説明をいたします。ちょっと文字が細かいかも分かりませんが、これ(プロジェクター)で説明をしたいと思います。まず、全体の概要について私から申し上げますと、三重県は環境情報の公開・発信の面において、先進県、環境情報先進県となることを目指しておりますが、ホームページ、三重の環境を毎日更新しており、7月1日にリニューアルしてから一月の実績として22万件、これはページビューという数え方でございますが、22万件のアクセスがございました。ホームページというと最初作った時だけは立派で、すぐに情報が古くなってしまうのが常でございますが、この環境のホームページは毎日更新することで常に新鮮な情報の提供を目指しています。マスコミのホームページならともかくとしまして、自治体レベルの環境に特化したホームページで、毎日更新しているのは恐らく全国初の試みであり、しかも、これだけのアクセス数をいただいている自治体の環境ホームページも、まずないと自負をしているところでございます。画面を操作しながら、ゆっくりと画面を指示しながらやっていきたいと思います。(以降、プロジェクターを使い、実際のホームページ画面を使って説明。)
 まず、全体の紹介をさせていただきますと、今日のニュースのコーナーでは、県の取り組みはもちろん、県民、企業などの環境にやさしい活動を毎日更新して情報発信します。次に、トピックスのコーナーでは、産業廃棄物税や地球温暖化防止などのテーマを設けて、旬の話題をお届けいたします。次に、みんなの簡単エコ自慢のコーナーでは、環境フェアに出展いただいた団体の取り組みの紹介や、学校、NPOの取り組みを紹介いたしております。次に、聞かせてみんなの意見のコーナーでは、ホームページをご覧になった皆さんからのご意見はもちろん、いただいた提案、意見などへの回答も載せており、双方向の対話を実現することにより本県の施策がよりよいものになることを目指しています。次に、環境白書の全文、県の環境についての条例、規則、計画もほぼ全て公開しております。審議会委員、職員名簿、最寄りの県民局の地図なども全て公開をしています。次に、大気の様子については、リアルタイムで監視データを公開し、県民や企業の皆さんとのリスクの共有を目指しています。では、いくつか実際に見てみますと、例えば、知事が語る環境のコーナーを見てみますと、私が最近出席した講演会とかシンポジウム、雑誌に寄稿したものなどをほとんど全て公開しています。次に、先ほど説明した、清流日本一の座についた宮川の美しさについても、美しい景色一番のコーナーで紹介させていただくと、こういうことで、森の番人の紹介もしております。いろいろなことをやっておりますが、是非、皆さんも一度見ていただきたいと思います。お手元に配らせていただいたチラシは、夏休みに入る前に、県内の全ての学生さんに配布したもので、子どもさんの夏休みの自由研究に活用していただけるようなコーナーもありますので、楽しみながら環境を学んでいただけるのではないかと考えております。このホームページを作る体制でございますが、環境部の各課から若手のメンバーが、記者と呼んでいるわけですが、記者の集まった部内横断的な情報発信チームが、毎朝、編集会議を開いて作っているということでございます。これのコンセプトでございますが、今後の環境政策を推進するうえで、さまざまなポリシーミックスを行うことが大切であると考えております。例えば、産業廃棄物税は、環境政策に税という経済的手法をミックスした試みですが、今回のホームページは、環境政策にITという手法をミックスして積極的な情報公開、情報発信を行おうというものでございます。職員の仕事の進め方にしましても、情報公開を意識しますと、職員の間に出来るだけ情報を早く、分かりやすく提供しようということを強く意識するようになります。また、様々な情報発信をするためには、県内のいろいろな企業や団体、市町村の皆さんと情報交換をしなければなりませんから、協働・連携がより緊密なものになると考えています。環境ということに限って、ちょっとしたマスメディアを作ったようなイメージかもしれませんが、今後とも報道各社の皆さまとも協働・連携しながら、三重の環境を一緒になって、よくしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。以上でございます。
 ついでに、夏休みをどう取るのかと前もちょっと聞かれたんですが、なんとか、8月11日から18日の間取れそうでございますので、知事の夏季休暇ということにさせていただきたいと思います。私からは以上です。


2.質疑応答

(質)宮川だけじゃなくて、例えば櫛田川とか他の河川等にも広げていくお考えは。
(答)今後、それぞれの地域で、地域特性を生かしたというようなことも踏まえてやっていきたいと思いますし、まず、宮川ルネッサンスで、様々な実験といいますか試行錯誤を繰り返してやってきたと思っていますので、各県民局も、今おっしゃっていただいたような点では着目していますので、今後、取り組みが出来ればやっていきたいとも考えております。

(質)13年度はBOD値、0.5ですけれども、経年変化で大きな数字の変化はあるんですか。
(答:地域振興部)13年といいますか、13年度に発表されたのは12年の調査結果でして、その前の11年については0.6と。

(質)平均値が。
(答:地域振興部)ええ、そうです。BODの平均値が0.6で、0.1良くなったということでございます。

(質)その前は。
(答:地域振興部)その前は、平成10年は0.5であったわけです。ところが、順位でいきますと、平成10年は、0.5でありながら10位であったと。11年は0.6と悪くなったけれども6位になったと。平成12年については0.5をもう一度リカバーしてトップに返り咲いたと。

(質)トップって、これみんな同じなんですね。
(答:地域振興部)4つが一緒、同率1位という。北海道の小樽の西の方の河川が2つと、新潟の富山県寄りの糸魚川周辺の川、姫川、その4つが同率1位ということです。

(質)相対評価で、ドングリの背比べやったと。
(答)大体、いつも競っているんです。だから、微妙なところですね、測り方にもよるでしょうから。だから、僕はそれを名実ともに、相対的に残しながらよりきれいにしていくという努力を重ねていこうと、それで、川上から川下まで、宮川という93キロの川を見つめていこうと、そういうことをしていこうとしているわけです。

(質)岩出と度会橋は、地域、行政名はどこでしたっけ。
(答:地域振興部)伊勢市と、岩出は確か玉城町になるんじゃないかと思いますけれども。位置で最も下流域です。

(質)飲めるんですか。それはまた話が別。
(答:地域振興部)0.5という数字はもっとも、これBODだけですけれども、あと、SSとかいろんなものがありますから。

(答)やっぱり、だけど地域の人に聞くと、昔よりはきたなくなっているという声があるということで、さらに努力していかないかんなという、そういうことですね。
(答:地域振興部)はい。
(答)これ、BOD値です、国土交通省の。

(質)平成3年の時も同率首位なんですか。
(答:地域振興部)平成3年の時は0.4という数値です。この時は、北海道のもう一つの河川と2つが同率で1位になっております。

(質)有名な四万十川は最近はどうなんですか。
(答:地域振興部)四万十は名前は有名なんですけれども、水質に関して言う限りはあまり良くないと。

(質)名前には負けていると。
(答:地域振興部)名前では残念ながら。
(答)あれ、ダムがないとか、僕も行きましたけれども、きれいなんですね。水質でいうと59位くらいかな。

(質)PR上手。
(答)いや、なかなかいい川ですよやはり。水質もさらに良くしなければいけませんが、総合的にいろんな点があると思うんですね。だから、今見直しの時で、例えば、山のサミット3割くらいを植林止めて、採算も合わないから、広葉樹に変えるとか、そういうふうなこと、これからは相当、今、いろんな林業関係の皆さんとかと話をしていますが、そういう方向で、山を公共財と見て、経済林と見るか、公共林と見るかというような議論の境目に来ていると思うので、そういう相談よくしています。

(質)さっきの188ヘクタールとか縷々述べられたことの資料いただけますか。読まれた原稿で結構ですけれども。情報公開ですから。
(答)配っておいて。これ、良く精査してください。要するに電力とかこういうので1億3000万円ですね、それで、消耗品とかそういうので4億8000万円で、すごいんです、6億1000万円くらいの節減効果があったというんですから。3年で10億は行くと言っていたのが、多分15億ぐらいに、この計算でいくと上方修正すると、そういうことです。

(質)いや、以前、けだし名言がありましたんで。節減理由は。
(答)あまり追求していくと、ちょっと我々も自己否定しなければならない面があるんで。

(質)他県との比較というのは出来るんでしょうか。同じ様な取り組みをしている他の自治体なんかとの比較というのはあるんですか。
(答)これはそもそも、ISO14001はうちは全庁で97%取りましたからこれはもう全国一だと思うんですけれども、エコロジーオフィス運動というエコフィス運動というやつですね、これなんかとかグリーン購入とかは滋賀県の方が優れてたんですよ、もともとは。滋賀県へベンチマーキングに行って、滋賀県の知事にも申し込んで、なんとか滋賀県を追い抜こうというので一所懸命やってきているんですよ。それで、私どもがグリーン購入大賞もらったり、地球環境大賞もらったでしょう。今度は福井県にうちのノウハウ全部いっていますから、頑張って取ってくれよというのでやっていますね。そしたら今度は岐阜県が取るという。この間、東海3県1市で愛知県も一応そこへ参加してくれるということ、名古屋市もというので、今から私どもの資料が全部いくわけですね。全国知事会議の仲間なんかへも全部資料いってますから、やがてそういう競争が始まってくると思います。

(質)今のところ、うちが1番。
(答)どうかな、その比較はちょっとつらいだろう。
(答:環境部)各県によってどういうことに取り組むかはそれぞれ多少違うと、そういう面で単純には比較出来ないとは思いますけれども。やってることは、例えば電気の節電なんかは、なかなか減らないですね。うちの場合は本庁と県民局あわせて、電気で前年度対比で204万キロワット減らしてるんですね。これは非常に珍しいことです。それだけ職員の方の意識が非常に高かった。皆さんが、我々が何も言わなくてもやっていただけるということですし、ゴミだって、ここまで減らしているという県はなかなか無いかなと。ゆくゆくは、知事の方から言われてますように、出来るだけゼロエミッションに向けてやっていきたいということで、そういうベンチマーキングを今年度やらしていただくと。それで、なるべく早くゼロエミッションに、ほとんど出すゴミは全て自主資源化ということが言いたいんだと。
(答)この間、環境の省エネの専門家の方がみえて、私もちょっと話聞いていたんですが、やっぱりすごいと言われたんです。電気消すとか、職員自らがやっていくとかいう、それは感心しましたということは言っていただきました。

(質)環境部のホームページなんですが、まず22万件ということでありましたけれども、このヒット数の伸びというか、徐々に徐々に増えていったのか、最近急激に増えていったのか、どうなんでしょうか。
(答)最近急激に増えていったと。後でちょっと詳しくあれですが、昨年は年間かな、1万ぐらいかなということで、それをなんとか自分たちで研究して最初は6・7万件以上はやりたいなというぐらいで始めたとこなんですよ。で、4月、5月、6月、7月とね。昨年度1万件ぐらいですか、4月はどれだけだった。
(答:環境部)8万。
(答)4月が8万、1ヶ月で
(答:環境部)5月が12万、6月が16万、7月が22万と。
(答)ぴゅっと急激に伸びている。それは毎日更新しているということと、何か言うことあったでしょ。なぜ増えてるか。
(答:環境部)毎日更新していると。報道発表資料に至らないような情報も毎日提供しているということと、後、条例・要綱等は全部載せまして、それから、環境白書も全部載せたということで、情報を更新して新しい情報を迅速に提供するという体制を採ったことが大きくアクセスの増加に響いていると思います。
(答)この産業廃棄物税の創設なんかはどう。
(答:環境部)これは今日のニュースで産業廃棄物税のニュースが、かなりユーザーの方の関心が高い項目になっております。これは先月も先々月も税の問題がトップになりました。
(答)トップ。
(答:環境部)はい、環境、今日のニュースで。

(質)それはアクセスがトップだったんですか。
(答:環境部)そうです。アクセス数がトップだったんです。
(答)どのくらいなの。
(答:環境部)1ページずつなんですけれども、県議会で可決成立が約700件ぐらいです。

(質)え、万と離れているけど。
(答:環境部)これは今日のニュースという形で、その日見られるのが主なことになりますので、今日のニュースという形でたくさんの項目を配信しておりますので、1日で見られて、一回見たら見ないという形になりますので、次々税のニュースも次々入ってきておりますので、一日としてはその程度の数字になります。
(答)これなぜかというと、一つは、環境部もなかなか縦割りもあったと思うんですが、これ費用対効果から考えるとまたかなり今試行錯誤の状態だから直さなけりゃいけないと思いますが、毎朝10人ぐらいが編集会議っていうんですか、1時間ぐらいやるんでしょ。そうすると横断的になるんですね、仕事が。縦割りが廃止されて、横でみなきゃ編集できませんからね。これすごい効果だと思いますし、皆さんから上がってきた声をレスポンスするという気持ちが職員、役人の世界では非常に少ない訳ですね。だって守秘義務だったし、それをできるだけ行政に反映してこうというので、すごい意識改革につながっていくと思うんですね。これがだけど費用対効果でまだ万全かというと、まだまだスタートしたばっかですから、直していこうということだと思うんで、だけどそのことがすごく私はいいと思って、直していけばいい訳ですから、当然ここへ知事公舎の垂れ流しというのも出ているんでしょ。

(質)22万件というのは何で測ったとおっしゃいました。
(答:環境部)ページビューです。見られたページの数。

(質)何かランキングってありますよね、アクセス件数の。そういうところに載るような数字なんですか。
(答:環境部)自治体の環境レベルではもうかなり高いと、トップクラスだと思います。
(答)いやいやこのカウントの仕方がね、よく言うアクセス数がでるスタンダードと同じようなふうに載ってていいのかという、そういうことですよ。
(答:環境部)そうです。そういうことです。大手のウェブサイトとかもページビューで発表していますので、それと同じカウントの仕方です。

(質)ページビューというのは1画面で一つというカウントの仕方なんですか。
(答:環境部)はい。

(質)4月以降ということは、IT講習の成果というのは考えすぎですか。
(答)それは直接はどうか知りませんが、だんだんとそりゃそういうことになってくるでしょうとは思いますが、むしろこういった行政の在り方というかやり方がすごく変わってきたというのは、まず県民の声から聞いて部長会議を始めようとか、まず県民の声から環境政策を考えていこうという、そういう意識改革の方がすごいと思いますね。それで今までは官が作って官がしてあげましょうというのは、そうじゃなしに、声を聞いて直していきましょうという、そういう意味あいのことで、その感性が全国民というか県民の皆さんにも受けて、毎日直して新しくしていけば、更新していけばやっぱり増えてくるという、最初確か僕が聞いたのは、6、7万件は随時したいと思うわということでスタートしたんですよね。それが倍倍ゲームで増えてきたというのは、今、産廃税とかトピックスもあったと思うんですが、そういう感覚でやっぱり全体の国民の方といいますか、住民の方はそういう意識があるんじゃないでしょうか、行政に。だからぱっとアクセスできて、自分も言うとか、そういう、IT講習も含めて全体の雰囲気が、民主主義の有様が変わって来てるんじゃないでしょうか。そんな感じしてます。

(質)これは費用は特にかかってないわけですか。
(答:環境部)予算としては、環境情報の先進県づくりということで、今年度予算として787万。それと従来、ホームページ含めて、環境のホームページ提供しておりましたので、それが583万と合わせて1000万ということになります。

(質)
500万と800万を足して1000万とは、どういうことですか。
(答:環境部)583万と487万。

(質)787と言いましたけど。
(答:環境部)すいません。訂正いたします。487と583です。

(質)それはホームページ作成費ということなんですか。
(答:環境部)そうです。

(質)で、1000万ということなんですか。
(答:環境部)はい。
(答)これは情報センターがどっちかというと主になるわけ。
(答:環境部)はい。センターの運営費の中に入ってます。
(答)ということで、今まで我々は環境学習情報センター、正式名称は。
(答:環境部)はい。
(答)それで今までは、待ちの姿勢とか、彼らに僕もさんざん文句を言ってきたんですが、情報センターとして、いろいろ地域の方とか主婦の方とか学生さんに、こうお見せしてて、桜にあるやつですけれども、これを打って出て、インターネットを利用してというので、方向を変え始めて、それでITによる今のポリシーミックスというやつですが、そういうふうなことの発想で切り替えてきたというか、考え方を少し変えたと、こういうことですね。

(質)環境学習情報センターは、何部さんなんですか。環境部さん、企画部さん。
(答)環境部です。

(質)に変わったんですか。
(答:環境部)最初から環境部でごさいます。
(答)科学技術振興センターは、今までの研究施設とかそういうような、工業技術センターとかそういうのを統合して、これも今度皆さまのところにお配りされると思いますが、いろんなインタラクティブな情報を提供しようということで、もう行きました、まだ行ってないかな。明日からのやつ。間もなく行くと思うんですよ。これもIT利用でやるんで。科技センターもやりますよ。

(質)分かりました。で、毎朝会議してるというのは、津でやってるんですか、四日市でやってるんですか。
(答:環境部)県庁でやっております。

(質)県庁で会議して、ホームページの操作は四日市でやってるんですか。
(答:環境部)今日のニュースについては、県庁各課、それから各県民局から入力できる仕組みになってございます。

(質)機器の基地はどこにあるんですか。
(答:環境部)機器は環境学習情報センターに。

(質)四日市にあるんですか。
(答:環境部)あります。

(質)朝の会議というのは、編集会議みたいなものと捉えていいんですか。
(答:環境部)そうです。そういうことです。どういう記事を載せるかとか、そういうことをみんなで話し合っております。

(質)心の準備はおありと思いますが、これも知事公舎問題なんかも載せたら、もっとヒット数は増えるのと違いますか。
(答)もう載せてるやろ。
(答:環境部)8月2日に載ってございます。

(答)
こないだですね。
(質)聞きました。
(答)聞いた。3県1市の、アスト津でずっと説明してたら、ずっとリボンが付いているやつがあった。そしたらそこでNPOの人たちが会議をしてて、彼らがやったのね。反省しています。

(質)地域全体の下水道工事を早めさせるとか。
(答)それは全体がジャンプアップ計画で本当に厳しい折りがら、市町村の皆さんに、普通は今までの形だと我々陳情受けて何とかしてくれというのが、ここ数年は頼むにやってくれと言うんですが、なかなか受け皿としては予算厳しいんで、それで私どもインセンティブ付けて、県単でプラスオンして、それでやってくれやってくれという、そういことですわね。その結果、宮川流域はかなり影響しておることは事実なんです。だけど、なかなか津市内はまだいってないものですから、さらに努力を。みんな各市町村は精一杯背伸びしておるんですが、先程の財源の問題で債権増額ということにつまって、本当に苦労しておるんです。

(質)知事公舎、副知事公舎、県警本部長公舎が合併浄化槽にするとしても、観音寺町全体とどう整合性を付けていくんですか。
(答)それは、だから全体の下水道計画を立ててやっていこうというので、津市とも相談してるんですよ、ものすごく。それが、例えば海岸の問題、白塚等の、そういうようなことで努力をしようということで、ジャンプアップで45位がやっと43位まで上がってきたという、そういう成果なんです。

(質)ある意味で合併浄化槽は英断ですけれども、それは無駄遣いにならないか、下水道を前提にすれば。
(答)だから今までの感覚でいくとそういうことだったと思うんですね、計画があるから。私どもは、私ちょっと知らなかったことを恥じてますが、計画があるからそれを待っていようと、こういうことだったんですが、まだちょっと目処が立ちにくいんですよ。したがって、ここは合併にすべきだろうなという議論で、ご指摘をいただいてからするということは本当に申し訳ないんですが、そことの整合性がなかなか取れないから、だけどそうは言っても、合併ではやっていこうと。

(質)計画では白塚の津南部でしたっけ、の流域下水道計画の中に入ってるわけですか。
(答)正式には僕ちょっと分かりませんが、そうじゃないですかね、多分。もろもろだから、やっぱり下水道をトータルに引こうと思ったら、基幹のあれも敷かんならんし、そこの中で言うと、今の予算規模で苦しいから、少し計画より遅れてるものですから、単独で今まできてると、こういうことなんです。

(質)将来的に流域下水道になったら、また知事公舎なんかも流域に切り替えましょうと、そういうことなんですか。
(答)そうなんです。

(質)私もあの展示を見てきたんですが、知事と彼らの指摘の思惑とちょっとずれがあるような気がするんですけれども。
(答)そうなの、僕もその詳しいことは分からない。

(質)彼らの言いたいのは、まず知事は率先して、仮に下水道がくるにしても、環境先進県を名乗る以上、率先してやってほしいというのが第1点と、もう1点、彼らの展示のねらいは、流域下水道をどんどん進めるということを今県は言ってるけれども、すでにあるコミュニティプラント等を生かして、必ずしも下水道につながなくても、合併浄化槽も、コミュニティプラントも生かして、トータルで水の浄化を図っていけばいいので、下水処理率を高めることだけが全てではないというのが、あそこの展示の思惑だと私は理解するんですが。
(答)そうかも分かりません、そうでしょうね。

(質)今の知事の話及び先日、委員会の答弁で、これを機にジャンプアップと、彼らのねらいと全くちょっと違う次元で話をされてるのが、ちょっと違和感があったんですが。それを踏まえて、全国で今、下水道事業非常に切迫してる中で、知事ご自身の中でそういうトータルで、下水だけじゃなくて、コミュニティプラント、合併浄化槽を交えてやっていくべきじゃないかという意見に対しては、どのように見解をお持ちでしょうか。
(答)二つあって、一つは、最初のは、まあそういうことで単独処理槽でやってきたというのを、合併処理槽にというのはやっぱりすべきだろうと、いうのはそういうことになりましたと。もう一つは、下水道についてはさまざまな意見がありますが、こういう集積した地域でのあり方論を本当にどうするかということで、それぞれのコミュニティのプラントでいいのかどうかというのは、やはりここは、本当に津市全域の、こういう密集した地域でもどうするかというのは、流域の下水道で取った方がいいのではないかということで進めていくということですから、それぞれの意見は意見として参考にしますが、宮川流域のあたりのところの宮川なんかは、だから合併処理槽もさらにプラス何とかいう、もう少しいくらかプラスすると、よりきれいになるあれがあるんですよ。その制度を取り入れて、今、合併処理槽でやろうと。だから、地域によって分けていかなきゃいけないと、そういうことです。だから、さまざまな意見があるうちの一つです。

(質)もう一度その第1点目の部分なんですが、私も県の担当部に聞いてみたら、今単独浄化槽が全体の浄化槽の設置に対して8割ぐらい、ほとんど今、知事公舎がああいう形になって、県全体の流域下水および農集排の入ってない地域の8割は単独なんですね。もちろん、知事以外の県の幹部の皆さんの中にもそういった家はたくさんあると思うんですね。知事、副知事、県警本部長の所はそうされるということですけれども、それは要するに象徴的であるから3公舎についてやるのか、それともほかの幹部の所においても可及的速やかに切り替えていくのか、そこはどのようにお考えですか。
(答)そこは、公舎で、知事公舎とか副知事公舎とか県警本部長、あそこに固まってて、環境先進県言ってて、合併にしようということであれば、法的な問題ではありませんから、道義的あるいはインセンティブ与えるということからしたらどうかということで、我々は本来的には一日も早くそういった伊勢湾にきれいな水をという、そういう努力をしていかないといけませんので。各それぞれ担当の家まではちょっとできないでしょう。

(質)シンボリックであるし、やっぱりインセンティブを与えるためにその3公舎はやると。
(答)いやいやそこまで言わないけど、私らもそれ知らなかったことを恥じてますけどね、単独でやってたというけれども。ご指摘いただいたらやっぱりこれは直すべきだろうと、それぐらいです。

(質)いくらぐらいかかるんですか。
(答)分かりません。

(質)担当部は分かるんですか。
(答)また計算し始めるでしょう。

(質)担当部はソーラーシステムとか雨水の中水はしないとおっしゃったんですけれど、それも入れた総合的なものにいっそしたらどうですか。
(答)いろいろ総合的に勘案して、あの屋根の上でいいのかどうかとか、効果の問題とか、費用対効果も一方にあるわけで、我々は公金をいただいておるわけですから、そういうことを総合的に計算を、専門家としては、今、公共施設にソーラーとかあれをどうやって入れるかとか、より安いものとかをすごく議論しておるわけですね。その中でいくと、ちょっと私、担当部との話し合いが分かりませんが、無理ではなかろうかという見解ではなかったかという気がします。

(質)それを乗り越えて知事の意向で、それこそインセンティブを与えるようなものとしては。
(答)やっぱりリーズナブルな話にしておかないと、せっかく何と言うか、整合性の取れた話して、できるだけ分かりやすい形で県民にお見せした方がいいでしょうけれども、費用対効果等を考えながら、あるいはその場所でやることが本当にできるかとか、すごく費用が高かったら、これもまたいかがなものかというのは、それこそちゃんとしたリーズナブルな話し合いの結果決めていきたいと思います。

(質)アバイのように、知事公舎を。
(答)アバイというのは、なかなかいいんですよ。

(質)先日執り行われました参議院選挙の話なんですけれども、全国的には自民党がかなり議席を増やしたということですが、三重県内では非自民の前職候補が再選されたという結果でした。その参院選全体を踏まえたうえでの、知事のご感想なり見解をお願いしたいんですが。
(答)こんなことだったのかなあと。例えば、小泉旋風が吹き荒れるでしょうというようないろんなアンケートとかデータで、そんなことだったんでしょうなと、こういうことだと思います。三重県内においては、高橋候補なんかはやっぱり3年に3回選挙をやってるというようなことで、随分歩いてみえたとか、そういうのはやっぱり定着もある程度してたのかなと。で、藤岡候補の場合は少し時間が足りずに浸透がしてなかったのかなと、そんなことで、結果的に見て、まあこんなことだったのかなと、まあそんな感じです。

(質)三重県内に小泉旋風は吹いたんですか。
(答)そりゃ吹いてたでしょう。

(質)それを吹いた風、上回る自力の差があったと。
(答)例えばこういう言い方したら、前政権だったら候補者が決まらなかったくらいのことですから、そりゃ吹いたんだと思いますよ。ただ遅れたとか、というようなこともあって、高橋さんがずっと3年やって、1年前に補欠選挙もやったでしょ。そういうようなこともあったんでしょうな、恐らく。私は、結果見たら、そうか、こんなことかなという感じですけれども。

(質)予想どおりですか。
(答)いや、それは分かりませんでしたね。それはアップダウンどっちになっても分からなかったんではないでしょうか。

(質)どこに吹いたんですか。何に表れてますか、吹いたのは。小泉旋風は。県内。何に吹いた、どんなことに表れてますか。
(答)接戦になったことですね。

(質)そのハンデがありながら接戦になったというのも旋風が吹いたと。
(答)そりゃ吹いてきたんだと思いますね。

(質)比例ではどうですか。それは一目瞭然。
(答)
三重県内で比例ってどれぐらいでしたっけ。

(質)自民が36か。
(答)それは全国でしょ。

(質)県内の。比例の自民得票率。36ぐらいでしたっけ。
(答)それは全体アベレージでしょ、恐らく。だから、それはそれでやっぱり小泉旋風が吹いたんでしょうね。

(質)投票率はそれでも全国も三重県も低かったですね。10年に比べ。
(答)そうですね。ええ。

(質)それだけ見たら吹いていないようにも見えるんですけれども。どちらです。
(答)いやいや、吹いたことは吹いたんですよ。だって9%が80%か90%の支持率になったんだから。吹いたんですが、投票行動になって表れるまでの自分たちの個人の生活に密着した問題ではなかったのかな、尋ねられれば賛成やということだったんかなという気がしますけれども。

(質)というようなことで非常に読み方が難しい選挙やったと思うんですけれども、そう複雑でもないですか。
(答)どうなんですかね。あんまり分からないです。

(質)話を元に戻しますが、全国の改選数1の選挙区で自民が負けたのは岩手と三重だけ。大分のような革新の強い所で公認がずれ込んだにもかかわらず、大分も自民が勝ってる。しかし三重では自民が負けてる。よっぽど何か特殊な事情があったのかな、よっぽど特殊性があったのかなと。全国で関係者が見られてて、例えば高橋候補なんかは三重県は民度が高いとおっしゃったんですが、知事はどのようにご覧になりますか。
(答)どうなんですかね、やっぱり3年に3回も選挙をしてるようなことが一つあるんじゃないですかね。それで、例えば選挙というのは最初に腰砕けになっちゃったらこれはどうもだめだねというと、ばっと広がりますわね。がんばったら勝てるぜというようなところまで残しとかないと、ガタガタと行っちゃうことがあるんですね。三重県はそういう足腰があったんじゃないですか。

(質)非自民の方に。
(答)そうそう、だから自民の方には当然あるわけですよ。非自民の方にもあってね。最初から勝負決まったと、もうダメという、こういうことじゃなかったと。やったらわっと競って、だからそういう底力が三重県にあったんじゃないですかね。非自民の方にですね。

(質)今回投票率が少し下がったのと関係があるのかどうか分かりませんけれども、前回といいますか去年、前回なんかは2時間延長のアナウンス効果って非常に大きかったと思うんですね。その一方で今回、その時には3市町村が投票時間を繰り上げられた程度で済んでたんですが、今回21町村が繰り上げられてると。確かに必要ないっていう理屈は分かるんですが、その時間まで誰も投票に来ませんよという、そういう言い分もあるのかなと思うんですけれども、ちょっと元に戻って来てるのかなという点がまず1点と、それから今回やはり芸濃町さんがいろいろと開票の開始時刻、19時ということで全国的にも名前が挙がって、これが当日の午後にまでずれ込む形になって、20時に変更になったという話もありましたけど。分権とはいろいろ言うんですけれども、国政選挙のような状況になるとある程度全国一律性も必要な中で、分権を楯に取っていろいろとそういうこと、今回動きがあるわけなんですけれども、そのあたりについて知事はどのようにお考えになりますでしょうか。
(答)それぞれの事情なんかは言える権利はあっていいと思いますね。こういう変わり目の時といいますか、そういう議論が重ねられてやがてまた落ち着いていくんじゃないでしょうか。そんな感じです。

(質)議論を重ねて落ち着いていく。
(答)そうでしょう。またこれ選挙制度等々もまた議論になってくるでしょうし、さまざまな点で固定した、選挙制度なんていうのは単に決めですから、今一番いい人に入れてるんですが、あれだけは落とせという選挙に変えてもいいわけですし、女性が50%までいったらそれでもう当選者打ち止めで、男性50%いくというボーダー制度的なことがあってもいいし、選挙はあんまり固定して考えない方がいいと思います。だから民主主義というのは、先程からずっと申し上げてるように、ITが変わってくれば行かなくて済むようにやがてなってきた時の直接性の民主制度なんていうのもウエイトが高まってくると思うんですね。だから、間接と直接の民主主義制度とか、そういった中の一連の流れとして捉えていくべきであろうと、そう思います。だから24時間体制で投票ができることになるわけですから、技術的には。今までできなかっただけですから、そういった中で捉えていくべきじゃないでしょうかね。そんな気がいたします。

(質)首相公選制はどうされますか。
(答)明日とか明後日また議論ありますが、勉強しながら議論しながら相談していきます。

(質)知事のご意見としては。勉強された後の。
(答)これからの、徐々にやりながら。

(質)これ、また行かれるということですか。
(答)ええ、行きますよ。

(質)明日。
(答)いつだった。
(答:知事室)これまだ発表になっていないんですが。
(答)あ、そうなの。次回あれば行く予定にと。明日東京に行くからそうかと、違うのか、すみません。

(質)もう一つ参院選がらみで、高橋陣営の方が北川県政を支えたのは私たちであると、終盤戦しきりに強調されて、その結果、当選されたということなんですが、何か感想はありますか。
(答)知りませんよそんな、私現場にも行ってないんですが。あ、そうですか、という感じ。

(質)非常に迷惑だということではないわけですか。
(答)まあ選挙のことですから、それぞれのお立場でいろんなことがあったのかもわかりませんが、ちょっとコメントするまでの分析力とか、知りませんからね、本当に。

(質)これから衆議院解散はないにしても、今後どうなる、小泉改革、どういう流れになっていくと思われます。
(答)どこまで構造改革が進むかの度合いが、詳細に申しあげられないとは思いますが、しかし進むことは進むと思います。問題提起をしただけでもすごいことですから、それによって何割いくかというのはこれから政府の努力、与党の努力でしょう。だから如何にどれだけ説得するか、どれだけ話し合いをするか、どれだけ堅い決意があるかとか、そういうことによって決まってくる。改革はみんなわかっている訳ですから、その進捗を、スピードをどうするとか、その核をどうするかですから、よほど上手くリードしないと、やはり既得の権益者というのはいっぱいおりますし、社会構造がそういうような構造になっているわけですから、そこをゼロから見直す訳ですから、相当しんどいとは思いますが、進むことは進むと。

(質)比例で全国的にも三重県でもそうなんですけれども、共産党さんが得票率下げているんですけれども、やっぱりそういうところもあったんですかね。
(答)かも知れませんね。

(質)改革を真向否定することが。
(答)いや、例えば今までの自民党的なとかいろんなことがワーと言われているようなことをばーと言ってきましたが、それを自民党否定して、総理があるいは総裁が、ワーと言い始めたら、そっちへ流れていく分が共産党へ流れなかった、というかそっちへも吸収されたとか、そういう相対的なものあったかも分かりませんね。

(質)非拘束名簿式が今回から導入されて、それについての是非について議論されている訳ですが、知事は今回一回終えて、非拘束名簿式どのように感じられますか。
(答)あまりコメントするほど知識もないし、相当複雑な問題ですから、私、基本的には、個人の名前じゃない、政党名の方がいいという、かつてはですよ、そういう政治活動してきましたけれども、いろんな事情があって今度は名前まで認めるようになったんでしょう。そのあたりの詳しくコメントする能力ないです。

(質)小泉総理ですが、靖国神社参拝について熟慮中という話がございますが、それについての知事の見解等ございましたら。
(答)まあ大いに熟慮していただくということでしょう。

(質)具体的には何か。
(答)え。

(質)知事ご自身が靖国神社の総理としての参拝についてはどのようにお考えでしょうか。
(答)それはもうやり方から、理念から、相対的なものから、国内国外の問題とか、いろいろ考えると、私コメント控えたいですね。総理が大いに熟慮される、以上です。

(質)議員時代に参拝されたことは。
(答)ありますよ。

(質)それは15日。
(答)15日もあったと思いますね、それ以外も。

(質)新進党になってからは。
(答)そんな機会少ないでしょ、短い期間だったから。その間はなかったでしょう。その頃はもう別のことをワーとやってましたから。

(質)参拝されたのは自民党の代議士時代。
(答)ちょっと明確に言えませんが、多分そうでしょう。

(質)単独で行かれた。それとも何人かグループで行かれた。
(答)まあテレビでよく写っているでしょう。あれも何回か忘れましたが、2、3回行っているんじゃないですか。

(質)その時はどのようなお気持ちで。
(答)その頃は英霊にお参りするという、そんな感じだったですね。

(質)当然その頃からアジア諸国の異議申し立てというのはあったかと思うんですが、それについて、今から振り返ってどうでした。やっぱり避けといたほうがよかったのか、それとも、それはその時の判断としておかしくなかったのか。
(答)その当時は問題意識も今ほど高くなかったという反省していますが、それぞれの気持ちの問題だとは思いますが、やっぱり本当に、一国の代表者としての総理が行かれるかどうかという問題とは、そこまで問題意識なかったということはございました。今後はいろいろ考えていきたいと思います。

(質)知事になられてから参られたことはない。
(答)ございません。

(質)それは立場の違いということですか。
(答)いや、知事としては、まず靖国に行くチャンスは少なくなったという物理的な事実はあるでしょうけれども、やはりトータルいろんなお考えが、県民の中にありますから、そういうことは少し慎重に判断しなくてはいけないというふうには思います。

(質)桑名市の航空機墜落事故から時間が経ちまして、航空会社が訓練飛行再開ということでありますけれども、その墜落事故を受けて、訓練飛行再開ということに関してどういうふうにお感じになりますか。
(答)全国を全部一律見直すのは大変厳しいというのは、私どもも要望をしたりいろんな角度から、地域住民の安全を守ってほしいという要望してきましたが、全国的にそういった訓練も必要ですからというようなことから、様々な点でダブリをなくして一機だけで飛ばすとか、そういうことで、煮詰めてこられたということです。それで今後も地元の市町村の皆さんの意向なんかも承りながらご一緒にやっていこうと、こう思っておりますので、いろんな慎重な配慮も一部されているということも聞いておりますが、今後のことは市町村ともよく相談しながら対応していきたいと、そう思っております。

(質)やむを得ないということですか。
(答)慎重に今後も対応していただきたいし、様々な点でいろんな不平が出てくればどんどん申しあげていくことは市町村のみなさんと対応していきたいと思いますが、そういう報告は今の当該の所よりは少し変えるとか、いろんなことが出てくると思いますので、そういった点ではより安全に訓練できるようなことに努力していきたいということです。

(質)とりあえず的にはしょうがないけれども、より安全に訓練されていくように今後も要望を。
(答)監視しながら努力をしていく、そういうことです。

(質)訓練再開それ自体には反対はしないということですか。
(答)決定的に断固というようなことにはならない、今のところならないと思います。

(質)そのニーズも無視できないということですか、その訓練飛行しなければならないというニーズも無視できないと。
(答)無視できないというか、そういう地域と言いますか、そういう訓練というのがある程度は必要だと思いますが、それが地域住民とどう結びつくかということは今後今まで以上に関心を持って対応していきたいと、そういう意味合いです。

(質)慎重な配慮もされていると聞いていると、その慎重な配慮とは具体的にはどこのことを指されているんですか。
(答)ちょっと担当部局に。

(質)中空ができた時にある程度訓練空域の見直しがあるんじゃないかということが予想されるんですけれども、その辺は何かお聞きになっていますか。
(答)いやそこまで自分は分かりませんね。

(質)松尾芭蕉だけではなくて、荒木田守武・俳祖の方がより多くの県外からの俳句の関係者を集めることができるという要素がある訳なんですけれども、守武の売り出しについては何かお考えありますか。
(答)伊賀広域で2004年に360年祭という、松尾芭蕉生誕360年祭がございますので、それによる地域づくりをずっとあの地域の皆さんと今積み上げてきている訳ですね。したがって当分はメインは芭蕉さんでやらせていただきたいと。それで伊勢市なんかも荒木田守武に注目いただいて少しずついろんなことで掘り起こしていただいてる、そういったことはある程度努力しながら、またタイミングを見てという時があれば対応していきたいと、ちょっとそんなイメージですね、あえて問われたから言うと。だけど非常にいい興味の対象であるというのも事実です。

(質)守武がですか。
(答)ええ、そうそう。

(質)本庁舎の電気が初めて中部電力さんから別の会社、ダイヤモンドパワーさんに変わることに10月からなると発表ありましたけれども、これに関して何かコメントを、メリット・デメリット含めてどのようにお考えでしょうか。
(答)今、三重県では現金主義会計から、それはもちろん憲法・法律で定められていますから当然やりますが、発生主義会計で資産勘定まで見ましょうという努力をここ数年ずっと続けてきている訳ですね。それでどうしても現金主義会計ですと、県有の資産とか、様々な電気代とかいろんな問題については与えられたものは管理しようという発想だったんですね。だからこれからは、例えばこういう部屋のファシリティ、こういう備品とか本当に快適であるかとか、環境にやさしいか、文化的にどうかというような様々な点で、やっぱり資産は管理するということもさることながら、資産を活用しようとか、運用しようという発想がどんどん出てきていると思います。したがって管財営繕課も積極的に職場の快適環境とか文化度・環境度とかバリアフリー度、そういったことを高めていこうという中で、この電気代もそういった自由化になったことを踏まえて、お互いがよりいい方向へ行こうという努力をしてくれた結果、今回中部電力さんとダイヤモンドパワーさんとがオープンにして、そうして結果、ダイヤモンドさんがお勝ちいただいたと、まあこういうことですから、そういう積極的なそういったものに対して、今まで与えられたものをそのままということではなしに新しいルールができたり、あるいは新しい法律改正されたらそれにチャレンジして行こう、まあ、こういうことですからこれはこれでよかったんではないかと、そう思っています。

(質)経費的には安い方がいいと。電気代も
(答)それは当然でしょう。安い方がいいと思いますね。

(質)災害時なんかの電力供給に関して今までの中部電力さんと、その規模は違うと思いますけれども、そういう面で不安はないですか。
(答)あります。それは今まで作り上げてきた制度とかいうのは圧倒的な規模でね、例えば今までの構造改革なぜ進まないかというとですね、できあがった制度がある訳で、それを壊すというのはものすごくつらいことなんですよね。だけどその制度そのものがじわーと地盤沈下しちゃうということを恐れているからこそ、私どもは費用対効果で効率性を求めることはさることながら、それよりももっとゼロベースですっかり物事の判断を変えようということですから、それはやっぱり、このエリアは中部電力さん、様々な点で我々は多面的なお付き合いもありますし、その地域に与える影響というのはものすごいものがありますよね。だから、いろんな点は担当部局も心配しながら対応したと思います。しかし我々は公金を預かる身として様々な点で配慮は必要でありますが、今回はそういったことで比較検討してもらった結果、ダイヤモンドで決まったと、こういうことでございますから、今後いろんな答えも出てくるかも分かりません。それはそれで対応せざるを得ないし、またそういうことができると思っています。そういう努力はしていかなくてはいけないとは思いますが、ある意味のパラダイムシフトが起きている訳ですから、それに備えをしていかなくてはいかん、だから今は問題あるかもしれませんが、だからやらないんじゃなしにだけどやろうという、そういうふうな感じだと思います。

(質)夏休みは何をされるんですか。
(答)特にありません。

(質)東京とか。
(答)多分ないと思いますよ。まだ決まってませんが。今のところやっと取れたという、そういうことですから、あまり楽しい計画ないんですよ。

(質)俳句作りに専念するとか。
(答)どうぞ皆さんも投句してくださいね、ご一緒に。

(質)基本的に県内に滞在されるんですか。
(答)分からないんですよ。まあ、そんなことじゃないですか。何かがあって誘われたら隣のどこやらの県に行くぐらいのことはあるかもわかりません。今のところありませんし。

(質)
こっそり海外視察とか。
(答)それはないですね。

(質)
インセンティブ与えるために配水管掃除するとか。
(答)俳句を作ります。


( 以 上 )

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