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平成20年10月07日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成18年 4月 6日
       於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目

  • 平成18年度「知事と語ろう 本音でトーク」について
(知事)

お手元にお配りしております資料のとおり、平成18年度の「知事と語ろう 本音でトーク」を6月から9月にかけて9会場で実施いたします。「本音でトーク」につきましては、知事に就任しまして以来、実施をさせていただいておりますけれども、昨年度までにトーク開始時の全市町村、69会場でございますが、「本音でトーク」を実施いたしまして、延べ6,334名の方々にご参加をいただいておりますし、その中で572名の方々に、県政についての貴重なご意見あるいはご提案をいただいているところでございます。私は、「県民しあわせプラン」で、「新しい時代の公」によります「地域主権の社会」の実現ということを提唱しているところでございますけれども、この実現に際しましては、県民の皆さん自らが人生の舞台づくりの主体になっていただくということが必要でございまして、「“みえけん愛”を育む」社会の形成を目指すというためにも、「文化力」を全ての政策のベースに置いた県政運営を行っていきたいと考えております。特に、18年度につきましては「県民しあわせプラン戦略計画」の最終年度となるわけでございます。現在の戦略計画の目標達成に引き続き努力してまいりますとともに、今年度のトークにつきましては、次期戦略計画への反映を目的といたしまして、「みえの舞台づくり百人委員会」の「地域会議」といくつか同日開催ということになります。資料では星のマークがある5会場がそうでございますけれども、そういう会場におきましては委員の皆さんの取り組みあるいはご提案をご紹介させていただきながら、トークにご参加をいただいた皆さんと積極的な意見交換をさせていただきたいと、こういうふうに考えているところです。開催日時・会場は資料のとおりでございますが、これにつきましては開催地域の方々に限らず、どなたでも、どの会場へも、ご参加は自由にしていただくことができますので、たくさんの県民の皆さんにご参加をいただきたいと思っておりますし、また皆さんもPRにご協力いただきたいと、こういうふうに思っております。

2.質疑応答

(質)

前回の時に、1期4年のうち69市町村全て回るということで昨年度、一応69は完了されましたね、それであえて今年9会場、北から南まで網羅されてますが、設定されて、やられる意味というのは何かありますか。

(答)

これまでの実施をいたしました状況からいきますと、ぜひ引き続きこういう機会に県民と直接、自由に話し合い、語り合いができる、こういう場がほしいというようなご要請がずいふんありました。そういう意味では、多分どこの府県よりもはるかに県民との直接の触れ合いというものを三重県で知事就任以来やってきたと、思っております。県民の皆さんにもそういう声もありますので、何らかの形でやっていきたいということを会場からの発言者に対しても申し上げてきました。そこで、どういう形でやるかということを検討してきたわけでございますけれども、今年は資料にありますような状況でやらせていただこうと、こういうことになったわけでございます。

(質)

この、「百人委員会」と重なるというのは、時間は違うんですよね、重なる各会場で。

(答)

「百人委員会」の方は、午前中に政策部長が出向きまして委員の皆さんと議論を重ねて、その後の午後、同時開催になります会場につきましてはその「百人委員会」のメンバーの皆さんから私に、午前中の会議等で議論していただいたことについて発表をしていただき、それについて意見交換をするということにしているところでございます。なお、それには会場にお越しをいただいている皆さんもご参加いただけるようにしていこうということです。その他、いろいろと当日のテーマに挙げておりますようなことについて、その他自由にご発言をいただこうと、こういうことしております。したがって、若干時間が、1時から3時までという2時間になっておりますが、その資料の時間表の1行上に星マークで示してありますが、進行の状況に応じて30分程度は延長する必要が出てくる場合があるだろうと、こういうふうに思っております。

(質)

今年は各会場で何かテーマをお決めになってるんですか。

(答:政策部)

基本は、次期戦略計画への反映を目的に開かせていただくということです。

(答)

次期戦略計画へという、ひとつの大きな狙いがありますので、これからの三重県がどうあるべきか、というようなことについて、県民の皆さんからいろんなご提案やご意見をいただこうということになると思います。

(質)

本当は9会場とも全部だぶらせたかったんですか。だけどもスケジュールの都合上無理だったのか、もともと5会場だけだったのか。

(答)

これは、「みえの舞台づくり百人委員会」の方の開催予定が5会場、5地域に分けていますので。したがって、その中で5会場についてはこの「本音でトーク」と同時開催にしようではないかということにしたわけです。

(質)

「参加していただく」とおっしゃったんですけど、「百人」が県民に参加するんですか、県民が「百人」に参加するんですか。「百人」の人が「本音」にも参加するんですか、なだれこむんですか。

(答:政策部)

「地域会議」は5箇所くらいに分かれますので、100人の委員さん全員が「地域会議」にはお出になりませんので、仮に均等に割るとすれば20人程度の方が「地域会議」にはお出になられるという形になります。100人全員が参加される会議は「百人委員会」の「全体会議」ということで、「地域会議」とはまた別の日程で考えております。

(質)

分かりました。「百人委員会」はだいたい20人ぐらいの構成で開催して、その人たちが午後の「本音」にも参加していただくと。

(答)

多分、多くの皆さんは参加されるのではないかなとは思いますが、強制するということではありません。

(質)

そうなると、「百人委員会」も「二十人委員会」にした方がいいのと違いますか。

(答)

「地域会議」は、たまたま全体で100人ということになってますけれども、地域に分けますから。「全体会議」を2回やりますから、その時はまさに「百人委員会」という名前にふさわしいわけです。

(質)

6月3日は、その「百人委員会」の第1回目ということですね。

(答)

そうです。

(質)

「百人委員会」のスケジュールも併せて出してもらえませんか。

(答:政策部)

委員さんを今、募集中でございまして、5会場20人というのは今の想定でございますので、応募の状況によって変わってくる部分がございます。委員さん方の全体がまとまりました時点でお出しさせていただきたいと考えております。

(質)

それはいいんですけども、だいたいのフローは、「百人委員会」は5会場でやって、それからどうするんですか。

(答:政策部)

「百人委員会」は「全体会議」というのを年2回、最初と最後に開催する予定にしておりまして、第1回目は5月、それから第2回目は10月に開催したいと思っています。その間に「地域会議」を原則各地域2回程度行わさせていただき、そのうちの1回が「本音でトーク」との同日開催ということで、日程は配付しております日にやらせていただきたいということでございます。

(質)

なるほど。それで、「百人委員会」は年7回開くわけですね、地域含めて。

(答:政策部)

5箇所の地域で「地域会議」がありますと、5箇所の「地域会議」が原則2回ずつということですので、それだけで10回になります。10回の「地域会議」と2回の「全体会議」で、12回ということになります。

(質)

5会場、同じ所で2回するんですか。

(答)

同じ地域内でやります。会場が同じかどうかはともかくとして。

(質)

「全体会議」の5月と10月、それぞれ場所は決まってるんですか。会場はいらないけど、要はどこの都市でやるかとか。

(答)

県庁周辺ということでご案内させていただいております。

(質)

両方とも津市周辺ということ?津市でいいんですか。

(答)

はい。なお、今「百人委員会」の方の委員も公募をいたしているところでありまして、17日まで募集をしております。県の広報等でもお知らせをしているんですが、ぜひ報道関係の皆さんにもさらに「百人委員会」の方の公募についても、どうぞご協力いただきたいと思います。

(質)

応募状況というのは、どんなもんですか。

(答:政策部)

昨日の時点では、まだ16名にとどまっております。新聞各紙に、30日に、三重県広報という形でやらせていただきまして、今、「県政だより みえ」の方も各戸にようやく届き始めた時点でございますので、これから応募要件として400字程度を2つのことについて書いていただきたいということでお願いしていることもございますので、これからたくさんご応募いただけるんではないかというふうには思っております。

(質)

必ず100人いないとだめ、というわけではなく、100人を超えても構いませんし、80人でも別にいいということですか。

(答)

そうですね、あと県の選任委員とか学識経験者にコーディネーターをお願いするというようなこともありますから全体人数としては、100人を超える場合もあるし、あとは応募状況によるんではないかなと、こう思ってます。

(質)

人数が足りないことがニュースになりそうですね。

(答)

ですけど、広報誌はまだ今ようやく家に届き出した時なので。若干、応募期間がタイトだったかもしれませんけど。

(質)

例えば、あまりにも足りなかったら、17日の期限を24日にするとか、ということも考えてらっしゃいますか、延期とか。多少締め切りを超えてもまあいいや、とか。

(答)

足りなかったらという前提は、そうなった時にまた言って下さい。

(質)

「百人委員会」の方は総合計画、次期戦略計画等々で目的ははっきりしてるんですけども、ただし漠然とすれば同じような趣旨で意見の述べ合い、「本音でトーク」と同じような、だぶるような所はないですか。ただ相手が政策部長と知事の違いだけであて、そういう懸念はないですか。

(答)

合計何回にも分けて出ていただく「百人委員会」の方でありますから、より県政に対する思いの強い方々がお集まりいただけると思います。そういう意味では、そういった方々に1つの全体の議論の流れに参加をしていただく中で、有効なご意見、ご提案をいただけるんではないかなと、こんなふうに思ってます。

(質)

あと、そもそもの「本音でトーク」の意義ですけども、発言者は真剣に渇望されてるわけですよね、いろんな政策について。ただ、しゃべるだけしゃべって、よくガス抜きと一緒で、どれだけ県の政策に反映されているかというのが不安なわけですよね。知事はよく「参考になった」とか「貴重なご意見を聞かせていただいた」とか、毎回述べられてますけども、どれほど政策に反映できるのか、「百人」も含めてですけども、その辺のお約束というのは。

(答)

昨年度までに、いろいろやってまいりました。その中で、例えば18年度の予算にどういうふうな点で反映しているかというようなことについて少し申し述べますと、相当、各般にわたってそれぞれご意見があります。そのご意見で触れられた中で、例えば大きな問題として医師確保等の問題、これは県政にとってももちろん深刻な課題でありますけれども、例えば志摩市でやりました「本音でトーク」の会場におきましても、あるいは紀宝町(旧鵜殿村)でやりました会場等でも、医師の増員というようなことについて強い要望がございました。そういう意味では、皆さんご承知のとおり、18年度につきましては医師確保、看護師確保のために、新規の取り組みも含めまして、そこに反映をさせるというようなこともしております。それから、高速道路を含みます道路網の整備、こういったものについても、各会場で強いご要請がございました。これにつきましても、選択と集中の中で、より力を入れているところでございます。それから、地場産業の関係とか農林水産の関係、これは随分いろいろとご意見がございました。そういう意味では、例えば東紀州の活性化ということにつきましては、古道センターとか中核的交流施設整備もやっておりますが、併せてこの4月から東紀州対策局を設置するというようなことで、こういったご要請全般に応えられるようにしていこうということです。あるいは農業問題でも、集落営農システムに向けての取り組みをしっかりやろうというようなことで、品目横断的経営安定対策についても、いろんな不安を持っておられるというような意見が、伊賀地域でも出ておりました。そういったことについても、この18年度の予算に反映をしているところでございます。いろいろ申し上げれば、各般そういった点では挙げられると思っておりまして、総じて私どもとしては有効なご意見、そして私どもと一緒で特に認識をより高く持って対応するとか、また非常にいい提案をいただいたものについてはそれを取り上げるとか、そういうことでしっかり反映をしようと、我々も前向きに捉えて対応しているということです。

(質)

スタイル、形はそれなりに受け皿なりをつくり出していったとしても、例えば医師確保問題でも結局ドクタープールには1人しか入ってないとか、現実は厳しいものですよね。県民の方は、それを乗り越えてもっと充実してくれと要望されているんですけども、現実はたった1人とか、という課題があるんですけども。

(答)

いや、それはちょっとご認識が足りないんじゃないかなと思います。例えば、今回ドクタープール制度だとか、医師の修学資金貸与制度、これは前からやっていることでありますけれども、それをより充実させていくということもひとつありますけれども、同時に例えば三重大との協働で寄附講座を持つというような、こういったこと等、より積極的な対応の仕方、それから当然、医師だけではなくて看護師の確保対策ということも大事でありますので、これも重点プログラムの中に新規事業として、看護対策についても看護職員の確保それから離職防止充実事業として取り組んでいるわけです。ですから、私どもとしては事の深刻さというのを、こういう場を通して、より真剣に受け止めながら対応しているということです。

(質)

「本音でトーク」を始められたのは。

(答)

平成15年からです。

(質)

6,334人という参加人数について、何か評価はありますか。多いなと思われるのか、ちょっと少ないかなと思われるのか。

(答)

会場によって、いろいろバラバラでした。20名弱ぐらいの時もあったかと思いますし、それから多い所では約240人が来られた会場もございました。平均的に、だいたい6,300人を69会場で割りますと、100人弱ということになるわけです。私としては、50~60人から100人ぐらいの間というのが一番充実もできるのかなと思いますけれども、これは各会場のその時の天候やいろんなことで影響されますので、こちらが選択するわけにいきません。しかし総じて、平均的にそれぐらいの人数というのは非常に充実したものではないかなと思ってます。

(質)

別途に1万人アンケートというのがありますけど、これをやられる時に、最終的に参加人数を1万人集めてみようかなとか、そういう目標みたいなものはなかったんですか。

(答)

別にないです。1万人アンケートというのは、187万人県民の中の1万人、これはもちろん子どもからお年寄りまで全部入れての数字でありますけれども、しかし積極的に物を言いたいと思っていても、アンケートに必ずしも十分答える立場に当たらないという方々にとっては、こういう所というのは県政に対してぜひ自分の意見を言いたいと思っている方には、他にない機会に当たるのではないかなと、こう思います。そういう意味では、私としてはいろんな多くの会場で、ぜひ、こういう取り組みについてはいい取り組みだから今後もやって下さいよ、という意見は本当に多くありました。

(質)

関連でお願いですけど、1万人アンケートで必ず「文化力を知っていますか」と聞いて下さい、県の政策としての文化力を。要望です。

(答)

1万人アンケートについてはまだ、具体的に今年をどうするのか分かりませんけど、そういうご意見があったということは覚えておきますけども。1万人アンケートは、いろんな目的を持っております。それから、文化力については、狙いは漢方薬的なものでありますから、いわゆる効率性だとかスピードだとかという世界だけではないものを求めようとしていますから、そういう意味では、県民にどういうふうに情報共有していくのか、それはそれでしっかり考えていきたいと、こう思います。

(質)

「本音でトーク」の会場に来られた方に、後でアンケートを取られていると思うので、我々も「本音でトーク」の呼び込みの宣伝は務めますので、できましたらその結果を資料として出していただけたらなと思います。

(答)

アンケートの結果はありますね。アンケートに答えていただく方というのは、来ていただいた中でかなり少なくなっていますけど。

(質)

ただ母数が6,300人だったら、ある程度の数が読めると思うんですけど。

(答)

そうですね。そこには非常に「本音でトーク」についての感想、評価、こういったものも含めて、いろいろとご意見をいただいてますから、また参考にしていただいたらと思います。

(質)

先程と重複する部分もあると思いますが、知事は今年度は仕上げの年ということで、日頃言ってらっしゃるかと思うのですが、昨年度の県政の評価を踏まえて、改めて今年度への意気込みと言いますか、抱負をお話しいただきたいのですが。

(答)

昨年度につきましては、例えばフェロシルト等に象徴されるように、あるいはごみ問題に象徴されるように、危機管理のマネジメントの上からも、あるいは過去の懸案、負の遺産もどう対応していくのかということについても、なかなか大変な年であったと思っております。就任以来、過去からの懸案問題は、私としては、自分が知事の間にできるだけ対応できるものは対応して、できるだけ後に残していくことがないように少なくとも考え方だけは整理できるようにという思いでやってきました。同時に危機管理については、なかなか想定外のいろんな課題というものにどう対応するのかという、危機管理のあり方についても、より進化をさせていかなければいけないなという思いもございます。そういう意味で、それらについて今年度にそれを生かしていこうということを考えているところであります。県政全体としては、私としては、昨年は元気な三重がより見えてまいりましたし、それから財政上非常に厳しい中でありますけれども、暮らしの安全・安心といったことへも、相対的な着実な取り組みを展開してきたのではないかなと、こう思います。ただ、目標数値をいろいろ挙げております重点プログラムを中心としたいろんな施策の展開については、まだまだ不十分なところがありますし、県民の、例えば安全・安心に対する思いというものもまだ十分それが効果として出ていないというようなご指摘もございます。そういう意味では、今年は戦略計画の最終年、仕上げの年でありますので、着実に成果をあげていくことができるようにしっかり取り組みをやっていきたいと、こう思っているところであります。したがって基本としては、戦略計画の重点プログラムを中心に、「しあわせプラン」をしっかり推進していくこと、それから「みえ行政経営体系」によりますマネジメント、これにつきましてさらにしっかり取り組んでいきたいと、こう思っているところであります。なお、「県民しあわせプラン」、「新しい時代の公」については、かなり取り組みが深まってきたと、こう思っておりまして、これをさらに市町や県民の皆さんと先進的な新しい地域主権の社会実現に向けた取り組みとして、しっかり根付くようにしていきたいと思っています。それから文化力指針についてもなるべく早いうちに、遅れております指針につきまして、これをとりあえずまとめていきたいと、こう思っておりまして、それをあらゆる政策のベースに置けるように、次期戦略に向けた検討の中において取り組んでいけるよう展開していきたいと、こう思っております。なお、過去からの懸案については、引き続きできるだけ早く解決できるように、あるいは筋道がしっかりお示しできるように、これについても引き続き取り組んでまいりたいと、このように考えております。

(質)

去年の秋でしたか、冬でしたか、何かの県職員の事件があって以降、リスクマネジメントを充実させたいとおっしゃったんですけども、「検討中」、「検討中」のお答えでしたが、だいたい充実について概要はまとまりましたでしょうか。

(答)

今年度が始まりまして、既に動き出しているところです。

(質)

どういうふうな充実を図られましたでしょうか。

(答)

知事になりましてすぐに例えば、県庁内のヒヤリハット事例、こういったものを抽出して、それにどう対応していくかというようなことを言っていたのでありますけれども、フェロシルト等でのああいったこともありましたので、今回、組織も防災危機管理部それに総務部連携のもとで強化をいたしまして、その中で今後、いろんな施策全般について、リスクの可能性、どういうリスクがあり得るのか、それが起こる確率が高いものなのか低いものなのか、こういったことも検討し、特に可能性は低いのだけれども、起きたら県民生活に影響を与える、あるいは県民の信頼を大きく失墜してしまうという非常に対応の難しい事例、そういったものが具体的にどういうものがあるのかというものを抽出しまして、そのうえでそれにどう対応していくのかということをさらに検討していく、そういう作業を今年はやっていくということで、既に新年度事業としてスタートしているところであります。

(質)

初めて聞いたお話なんですけど、改めて、それは防災危機管理部ですか。

(答)

そうです。

(質)

逆に、昨年度末にだいたい概要は決まってたのですか。

(答)

もちろん、いろいろと新組織で危機管理監を新たに設置をしてそのように動くということでありますから、その中でどういう作業をやっていくのかということについては既に昨年度中にいろいろ議論、検討をしてきたところです。

(質)

後刻、改めてレクチャーをお願いできますか。新しいリスクマネジメント方針が策定されているらしいんですけど、その内容について。

(答)

どういうふうな作業展開をしていくのかということについては、担当部の方にご取材に行っていただいたら、お答えできると思います。

(質)

概・_ですけども、それで危機管理対応できると思われますか。

(答)

リスクというのは、少なくとも想定できる、あるいは把握のできるところはそれにどう対応するのかということでありますけれど、リスクはなかなかその想定が難しいだけに、実は大変でありまして、したがってできるだけそれを事前にキャッチしていこうということであります。多分これは皆さんの新聞社のマネジメントにおいても、企業のマネジメントにおいても、リスクマネジメントをどうするのか大変なことだと思います。記者さんでも、例えばいろんな不祥事が起こったりとかいう時に、新聞社が大騒ぎになりますね。こういうマネジメントというのは、マネジメントに当たる者のなかなか解き放されることのない大きな課題であると思います。しかし、できるだけそれを平常のマネジメントの中にどう溶け込ませてやっていったらいいのか、そのための取り組みを今年はまずしっかりやっていきたいと思っています。どういうものがいいのかということは、やりながらまた、磨き上げていくのがいいのだろうというふうに思います。

(質)

昨年度を踏まえての今年の取り組みでのことなんですけど、昨年度は元気な三重が見えてきたとおっしゃってみえました。一方で、一部税収が上がれば国が交付金を減らしてくるという、元気を半減させるようなものがありますが、それへの対抗策みたいなものはどういうふうにお考えですか。

(答)

三重県が元気になってほしいというのは、私が知事になった時に最も県民から強い要望として出ていたところであります。そういう意味では、景気全体も日本経済が回復基調に入ってそれがずっと続いてきているということも、私にとって幸運なことでありましたし、三重県としては北川県政の時からいろんな取り組みをやってきていました。そして、それに付加をさせて他県で真似のできない産業政策にしていこうということで、私もいろんな取り組みをやってきて、そのことがうまく生かされてきたんではないかなと思っております。したがいまして、税収にも非常に大きな影響を与えているわけであります。ただそれが、こと財政ということについてどれだけ貢献していくかということについてでありますけれども、それは交付税が減額される、あるいは国の地方財政計画においての縛りであるとか、あるいは国は明らかに国の借金返済を財政再建の主軸において考えているということで、実際にはそれが生かせないというのは非常にもどかしいことであります。基本的にはやはり、国が早く財政再建をやってもらうということがないと、この影響は地方では払拭できないと、こういうふうに思っております。しかし、ややもすると「だからこそ交付税改革なんだ」とか、あるいは「だから地方で市町村合併が進んだように、道州制なんだ」というような、目的が歪曲した中での安易な安直な、そういう議論が展開されるということについては警戒しなければなりません。私としては、これに対してはそういったことも含めていろんな機会に知事会等を通して発言をし、国に対しても物を言っていきたいと、こういうふうにも思っております。

(質)

主にそういう場は知事会なんですね

(答)

そうです。例えばこの間、自民党のセミナーがありまして武部幹事長が来られてましたので、いい機会だということで、挨拶の時にもそのことについて申し上げました。会場の中には市町村長や町会議員の方々がおられまして、一瞬その時には拍手がちょっと起こっていたぐらいですから、そういう意味ではそう思っていらっしゃる方々もやっぱり多く市町村でもおられるのだなと思いました。

(質)

RDFの処理料金についてですが、先頃、市町の代表の方から、県が提示されている額よりも低い額で採算ベースに乗ることができるのではないかという試算値が出たりしましたが、その点はどうお考えでしょうか。

(答)

RDFの処理料金の問題については、やはりどこがどう負担するのが一番ふさわしいのか、その負担のあり方については、その負担区分のそもそもの考え方をきちっと整理をしていかなければなりません。ただ単に、処理費用が多くかかるから、だからそれはなるべく安くまけてくれというような話ではなくて、本来的に負担すべき者が負担をしていくという考え方をきちんと整理していくことだと思います。そういう意味では今、協議会の方でしっかりそういった議論をしていただいております。できるだけ早くそういう考え方の整理をつけて、市町の皆さんと合意形成を図って今後の運営に生かされていくということを期待しているところです。

(質)

以前の記者会見でも、おそらく同じような質問が出て、同じようなお答えをされたと思うのですが、ただあれからもう1カ月、2カ月がたっているのですが、ここまで結局、状況は進展しないというふうに見えるのですが、県としてやはりある程度、譲歩が必要になってくるのではないかというにお考えにならないのですか。

(答)

さっきも言いましたように、私は譲歩とかそういう表現をとらずに負担区分についてのしっかりした考え方を整理していくことだと、こう思います。もちろんこのRDF事業については、関係する市町からのゴミを処理する一環としての位置付けでありますが、県が主導してきたという過去の経緯、いろんな観点がありますから、そういう意味で負担区分について十分議論を積み重ねていくことによって、合意形成は図れるものだと、こういうふうに思っています。したがって今、いろんな方がいろんなご意見も言われているようで、我々としてはそういったことも真剣に議論の中で意見交換しながら、その上で合意形成というものが図られていくのではないかなと思っています。

(質)

伊勢市に八木学園高校という高校がありまして、いない先生を県に届け出ていたというようなことがありまして、補助金等でも虚偽の報告申請に基づいて補助金が出るとか出ないとかいうお話になりましたけれども、先般、監査委員さんからも学校側への補助金ということで、見解の相違も含めてミスがあったという指摘もありましたけれども、そういう補助金の審査、それを認可するような時の、それもリスクかと思うんですけれども、その辺の再発を防止するためにどういったことが考えられるかという知事のご見解をお願いします。

(答)

八木学園の件については、ああいう伝えられているような状況が起こっているということについては、大変遺憾なことだと、こういうふうに思っています。ちょっと、中身についての子細まで承知しておりませんけれども、県としても補助金等についても減額をするとか、いろんなこれまで取ってきている対応もあります。今後は、まだいろいろな議論が出ておりますので、そういった状況も踏まえて県としてもしっかり対応できるようにしていかなければならないと思います。ただ、教育の場でありますので、そういう意味では経営上の問題だけではなくて、生徒やいろんな教育への影響ということもありますから、しっかり慎重に対応するということが必要だと思います。

(質)

4月13日に国の文化審議会でしたか、そこで「文化力指針」を全ての政策のベースにということで説明されるというお話をされましたけれど、ちょっとあれについて詳しくお話をしていただきたいんですが。

(答)

4月13日に国の文化審議会が開かれるということのようです。その文化審議会におきまして3人から話を聞きたいというご要請があって、お一人が資生堂の福原義春さん、それからもう一人が作家の三浦朱門さん、そしてもう一人が私ということであります。私につきましては三重県が取り組んでおります「文化力指針」につきまして、あらゆる政策のベースに文化というものの視点を入れていこう、もちろんその文化は、文化庁の言っている文化、河合長官が言っている文化よりもはるかに広い文化ということでありますが、それをあらゆる政策のベースに置くという取り組みは、今だかつて国でも地方でもまず例がないことだと、そこでその取組みについて興味を示され、また是非それについてのお話を皆で聞きたいと、こういうことでお呼びをいただくということのようでありますので、私としては三重県のマネジメント全体の中で、「新しい時代の公」の位置付け、そして今回やろうとしている「文化力」、こういったものが県の行政運営、マネジメントの中でどういう位置付けをしているのかということも含めて、この「文化力」について、「文化力指針」あるいは文化を政策のベースに置くという考え方について説明してこようと、こう思っています。

(質)

時間はどのくらいあるんですか。

(答)

大体、20~30分くらいというお話ですから、一人30分くらいじゃないかなと思います。

(質)

午前、午後?

(答)

時間は確か午後だったと思います。「これからの文化芸術振興の在り方」、特に文化芸術の振興における民間と行政の役割ということについてお聞きをするということですね。三浦朱門さんは日本芸術院の院長でありますし、それから福原さんは企業メセナ協議会の会長という立場でもございます。それからもう一つが、「地域における文化政策」ということで、私の方からお話をするということになっております。なぜ私に、ということについては、先程申し上げたような、そういう趣旨でというお話でした。

(質)

この日は国が決めたことだから偶然かもしれないけど、この日に議会も東京で議会改革勉強会をやりますよね、県議会の。

(答)

何か、同じ日だということを聞きました。それには私は呼ばれてません。

(質)

これは文化庁主催なんですか。

(答:政策部)

文化庁主催です。

(質)

文化審議会に出られるのは初めてですか。

(答)

もちろん初めてです。文化審議会の中の文化政策部会という部会だそうです。

(質)

中の部会ですか。

(答)

文化審議会文化政策部会では、本年2月に文部科学大臣より「文化芸術の振興に関する基本的な方針の見直し」について諮問を受け、3月16日に第1回会合を開催して、年内の取りまとめを目途に審議を進めることになった。そこで部会において5点について検討することになって、1つは「文化芸術の振興における国の役割」、2つ目が「地域文化の振興方策」、3つ目が「民間の文化芸術支援活動の充実」、4つ目が「子どもたちの文化芸術活動の充実」、それから5つ目が「文化芸術による国際交流の推進」、こういった点を挙げておられるということで、その中の一環でやられるということです。4月13日は第2回目のテーマ別審議ということだそうであります。

(質)

4月13日に県議会が二元代表制の勉強会をされますが、そういった動きについて知事はどのようなご感想をお持ちですか。

(答)

二元代表制ということは、非常に大事な、今後、県政を推進していく上での基本的な大事なものだと、こういうふうに思います。ただ二元代表制の中身については、まだまだいろいろと議論されております。私としてはそういう議論をしっかり積み上げながら、最もいい二元代表制というものを構築していくことが大事ではないかなと、こういうふうに思ってます。

(質)

民主党の代表選びなんですが、知事の中で民主党の代表にこうした人がふさわしいというイメージみたいなものはあるんでしょうか。

(答)

特にありません。私としては国は二元代表制ではありません。そういう意味では、与党・野党が政権を取り合う形で、しっかり国の課題について議論を国民の前で展開していくということが大事なことであります。そういう意味では先般から起こっておりました偽メール問題に関するトラブルは極めて残念なことで、悪影響をもたらしたと、こう思っているところであります。今後、やはり国政においても国会がその機能をきちっと果たしてもらうために、あるいはまた、政府そのものの機能をしっかり高めていくという中で、国会の議論のあり方、これはとても大事なことでございます。民主党がそういう意味で、新しい代表を決め、そして今後の民主党を立て直していくということは、非常に大事なことであり期待したいと思います。早く政権与党としっかり対応できる議論展開ができるように、国民の信頼が回復されるように、強く望んでいるところです。

(質)

政権与党と議論、対峙していけるように国民の信頼を回復できるような代表としては、どういう人物がふさわしいでしょう。

(答)

民主党の決めることでありますから、今、お二人の名前が出ておりますけれども、お二人とも非常に民主党を今後引っ張っていくのにはふさわしい方々であろうと、こういうふうに思ってます。私もお二人とも若干なり知っておりますから、そういう意味ではしっかり党員の前で議論して決められたらいいと、こういうふうに思ってます。

(質)

知事からご覧になって、小沢さん、菅さん、それぞれどういう印象ですか。

(答)

小沢さんについては、国のあり方について信念を非常に強く持ち、それを貫き通す形でやってこられた方だと、こう思っております。そういう意味では、民主党の代表に今回出られるという決意をして、その先頭に立たれようとしていることは、大いに評価できることだと思っております。菅さんについては既に民主党の代表もやられているところであります。だんだん経験を積んで円熟な政治家として伸びてこられているんではないかなと、こう思っておりますから、そういう意味では今、「老」「壮」「青」が一体となって一致協力する挙党体制というものを取っていかなければいけないという時でありますから、小沢氏とともに党の代表となられる資格も十分お持ちの方だと、こう思っております。

(質)

末松さんや、これは分かりませんが河村たかしさんも出たいみたいという話も聞こえてきますが。

(答)

私は知りません。

(質)

お会いしたことはありますか。

(答)

河村さんはかつては一緒に仕事もした友人でしたね。非常に面白い人だと思いますけれど。

(質)

知事が平成8年以後の自由党入党の時に小沢さんを評価されたお言葉があったと思うんですけれども、そのお気持ちは変わらないんですか。

(答)

さっき申し上げたとおりで、知事という立場である私としては、以上申し上げた以外に今、発言することはできません。

( 以 上 )

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