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知事定例記者会見

知事定例会見録

平成19年10月 5日
       於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目

  • 「知事トークinキャンパス」について(発表)
  • 鳥羽市神島における断水について(報告)
(知事)

まず私の方から、「知事トークinキャンパス」について申し上げます。「知事トークinキャンパス」は、私が県内の大学等高等教育機関へ出向きまして、授業あるいは学園祭等の行事の中でお話をいたしまして、学生や関係者の皆さんと意見交換する新たな取り組みです。今年度は10月19日に三重大学からスタートいたしまして、5つの大学に出向くことを予定しております。これまで、私は「本音でトーク」や県内外での講演、会議の機会などを通じまして、県政の基本的な考え方を県民の皆さんにお伝えしてきたところでございますが、かねてから学生など若い方に聞いていただく機会が少ないと感じていたところです。こうしたことから、今年度は「本音でトーク」でも、10月21日に名張市で「若者」というテーマを設けて開催するということにしたところでございますが、「知事トークinキャンパス」におきましては、大学の方までおじゃまをして学生や大学関係者の皆さんに私の思いをお伝えし、若い感性からのご意見をお聞かせいただきたいと、楽しみにしているところです。県内の大学等高等教育機関におきましては、これまで教育機関としての人材育成に加えまして、地域における「知の拠点」として、産業振興あるいは文化・医療など様々な分野を通じて、三重県の自立と発展に大きな貢献をいただいているところであります。一方で、最近では少子化によります大学全入時代の到来でありますとか、あるいは国立大学法人運営費交付金の配分方法の見直しなど、大学を取り巻く社会環境の変化でありますとか国の大学改革の動き等もございまして、大学等高等教育機関と行政を始め、地域との連携というものがこれまで以上に求められている状況にあると思っております。県におきましては「県民しあわせプラン・第二次戦略計画」の基本的な考え方といたしまして、「文化力」に基づく政策を「新しい時代の公」にふさわしい進め方で展開する「質の行政改革」を推進いたしまして、公共サービスの質を高め、県民の皆さんの生活の質を高めていきたいと考えているところでございます。そういう中で地域での具体的な取り組みを進めてまいります中で、学生の皆さんなどの若い人たち、若者に「公」の担い手としての役割を担っていただいたり、それぞれの大学等高等教育機関が持っております特色ある知的財産を生かしていただけないかと、大いに期待しているところです。第1回となります三重大学におきましては、「質の行政改革をめざした県政の新しい取り組み」と題しまして、私の体験談や関連する県の取り組みなどを織り交ぜながら、「文化力」や「新しい時代の公」などの県政の基本的な考え方について広く学生の皆さんにお伝えをしたいと考えております。そして、学生の皆さんとの意見交換の機会も設けていただくことで、若者の感性を県政に採り入れるきっかけにできればと考えているところであります。「知事トークinキャンパス」については以上でございます。

次に、鳥羽市神島における断水につきましてコメントさせていただきます。鳥羽市神島における今回の断水事故については、鳥羽市当局の迅速な対応によりまして応急の給水作業が進められているところであります。本日中にも島内の各家庭に対し、給水が再開されると伺っております。県としても、今回の事故に際しましては県民の生命・財産を守るという立場から、副知事を本部長とする危機管理対策本部を立ち上げましたほか、職員によります応急給水の支援、それから広域応援協定に基づく県内各市町への給水車の派遣要請、また水道復旧に必要な水質検査の迅速な実施等をやってまいりまして、側面的な支援を行ってきたところでございます。なお、今回の断水事故につきましては、鳥羽市と連携いたしまして原因究明に努めまして、早期の完全復旧を図っていきたいと考えております。私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(質)

「知事トークinキャンパス」についてですが、対象となる学生さんは必ずしも県内出身者とは限らずに、卒業後も県外へ出て行かれる方も多いと思うんですけれども、そのあたりは特にこだわりはないということですか。

(答)

大学の方で、私の出向きますその機会をどういうふうな形でやっていただくのか、子細については事務担当の方で大学と詰めているところであり、子細まで私は承知しておりません。ただ、三重県政という立場から考えていきますと、この三重県政は県民の皆さんの大事な人生の舞台であると同時に、三重県を訪れていただく方々にとっても人生の1コマを過ごしていただく大事な、やはり舞台であります。そしてまた、三重県に住んでいるというだけではなくて、三重県外から来られている学生の皆さんの、県外に住んでいた立場からの三重県というものを若い目で率直に語っていただくというのも意義がありましょうし、また三重県内で育ち、また県外へ行く人たちが、行く予定にしている学生たちが、ふるさとに対し、またどういう思いを県政の中で期待をしているか、そういったことを聞くことも大変意義があることだと思っておりまして、いずれにしろ、それぞれいろんな立場があるでしょうけども、私は貴重な意見を聞くことができるんではないかと期待をいたしております。

(質)

これは、大学の方からこういうことをやってほしいという要請が以前からあったのか、それとも今回こういうことをやりたいというふうに話をしたのか、そのあたりはどうですか。

(答)

私の方から、実はそういう機会があればという思いがございました。今まで、要請があって大学へ出向いたということは、例えば立命館大学でほぼ年に1回ぐらい、知事のリレートーク、これでおじゃまをしておりますし、また形は違えども三重大等に行ってご挨拶やお話をする機会がありました。ただ、三重県内の大学へきちっとした授業ないしは講演という形で行くという機会はなかなかなかったわけでありますので、私の方で希望をしていたところであります。ご相談を申し上げましたところ、今年参ります5つの大学だけではなくて、ぜひにと言う向こうからのご意見もいただいたので、ちょうどうまくかみ合ったなと思っております。

(質)

講演内容の体験談なんですが、具体的にどういった体験談をお話しされる予定ですか。

(答)

実は各大学で、向こうからどういうふうな話をしてほしいとか、というような意見も、それぞれあるようでございます。三重大学はたまたまこういう形でありますので、私としてはまだ、どういう中身の話にするのかということまでは考えておりませんので、当日までに整理をして、少し学生の皆さんにお話しする意味のあるようなことをちょっと考えていきたいと思っております。

(質)

神島の断水に関連して一つお尋ねします。住民の生活はようやく何とか目処が付いてほっとされている方もいらっしゃるかと思うんですけれども、ちょうどこの10月から伊勢志摩の観光キャンペーンも始まっておりまして、観光面での影響も多少考えられるとは思うんですが、その辺りはどうお考えですか。

(答)

私も、皆さん方の報道の中で少し、そういう面での影響を地元の方で心配しておられる声も伺ったりしているところであります。明日から3連休というようなことでございますから、特にそういった関係の皆さんにとりましては不安な状況ではないかなと、こう思っております。幸い、今日中に給水ができるのではないかということでありますし、昨日の水質検査もOKですし、念のため今日も給水開始した後、水質検査等についてさらに追加的な検査もやりながら、飲み水としても大丈夫だということを確認していくということになろうかと思います。最終的に鳥羽市の方での判断ということになりますけれども、できるだけそういった観光面についても影響のないように、当面の応急措置、対策はやっていきたいと、こう思っております。

(質)

県議会の会期の見直しの話ですけれども、知事ご自身としては職員の皆さんの負担が増えるのが心配だということをおっしゃっていますけれども、県民の側からすると、果たして今のままの方がいいのか、それとも見直した方がいいのか、どういうふうにお考えになっていますか。

(答)

今、県議会の方でいろんな議論がされているところであります。実は、地方自治体はこれまでどこも4回の定例会という形でやっているところでありまして、それにつきましては個々に少しの中身の違いはあっても大方、大体、イメージとして三重県と同じようなことをやっているのではないかなと、こう思います。やったことのない、例のない定例会の回数、2回とか3回とか、あるいは通年とか、いろいろ議論されているようでありますが、そういう形になりますと具体的な議会日程がどのようになるのか、そういったこともなかなか想像できないわけです。したがって議会というのは、議員の皆様方の立場と同時に、それに相対応しなければならない執行部の立場がございますから、そういう意味で私としては、過度な負担がかかってくるということであったのでは困るものであると、こういう心配もいたしたわけであります。したがいまして、議会が県民に向けて活発な議会活動をやるためにいろいろと考えられていく中で、やはり執行部との議会運営についてのルールとか、そういったことをきちっと作っておくということが大事であります。私としてはそういうふうなルールを併せてきちっと作ってもらいたいということをこれまでも申しているところであります。先般副知事の方から、その意見を聞いていただくという機会に申し上げているところでありますし、まだこれから議会の方は議会としての総意をまとめ、それも中間案というような形でまとめられるということでありますので、今後そういった議会での議論も見ながら、こちらの方としてはまたしっかり意見を申し上げていきたいと、こう思っております。

(質)

伺いたかったのは、県民にとって今のままでいいのか、それとも変えた方がいいのか、それについてはどうですか。

(答)

中身が分からないですから。議会がおっしゃっているのは県民の意見をもっと広く直接聞く、あるいは議員間討議をやるんだと、こういうことをおっしゃっていますから、どういう形でどういうふうにやられるのか、その中身で評価されることであろうかと思います。そういうことがしっかり示されていなければ、全く論評しようがないですね。

(質)

神島の断水の方に戻りますけれども、今の段階で原因あるいは完全復旧への見通しというのはどれぐらい見てらっしゃるのでしょうか。

(答)

私の方へ報告が来ております状況でいきますと、ちょうど1日の夜、断水が起こったということでありますが、ちょうどその頃、あの辺でサルベージのクレーン船が神島の港の外側で作業前に待機をしていたわけです。それでアンカーを引き上げるという時に、それが何かに引っ掛かった状態のようで上がらなかったので切断した、というような状況があったということを聞きました。したがいまして、そのことが影響しているのではないかという推測が一つできるわけでありますけれども、まだ、潜水で確認できなかった、あるいはロボットカメラでの確認もきちっとできていない状況でありますので、この原因ということについては今後究明をしていかなけれななりません。当面は、島民の方々への給水ということが最優先でありますが、今、この導水管を敷設いたしました事業者等も入って、後の相談もいろいろやっているようでございます。もしも、そういうような船のそういうことが影響して、何らかの形で断水が起こっているということであります場合には、ほぼ工事をやるのに作業期間としても準備に1週間、そして実際の工事に1週間程度はかかるのではないか、というような話も伺っているところであります。これについては、実際に引き上げてその原因が究明されて、どういう状況になっているのかということがなければ少し流動的な面があるかもしれませんけれども、そんな話を今の段階では聞いているという状況です。

(質)

会期の見直しについて確認なのですが、先程のいわゆる議会と執行部がルールづくりを共にというようなことは、端的に言ったら協議を一緒にしたいということですか、それとも、もっと執行部側の意見を聞いてもらいたいという意味ですか。

(答)

私としては当初から、こういった問題は協議してやっていくのがいいのではないですか、ということを申し上げたのですが、議会は議会のやり方でやっていくのだということで、今、議論を進められてきたところであります。したがいまして、中間案というのが出てきて、それの子細を私どもが伺った上で、必要な意見は申し上げていかなければならないと思っています。まだこれから、そういった議会として出てきた案を詳しくお聞きをしてからだと思っています。

(質)

今、基本的には会期が変わったとしても、本会議の代表質問と一般質問が変わらず、常任委員会が1日で済ますというところを2日間にわたってするとか、後はもう少し公聴会とか参考人招致を増やすというような、具体的ではないですけれどもそういうことを今考えてみえるみたいなのですが、その程度であったら執行部側の影響というのはどうなのですか。

(答)

その程度とか、そういう中身を私も伺っておりません。それは今まとめられている議会の皆さんが、それこそ議員間討議でしっかり議論をされて詰めていかれること、これがまず第一であります。私どもが意見を申し上げるとしたら、中間案が出てきた後ということになります。

( 以 上 )

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