現在位置:
  1. トップページ >
  2. 県政・お知らせ情報 >
  3. 知事のページ >
  4. 知事定例記者会見 >
  5. 令和3年9月以前会見録 >
  6. 平成21年度会見録 >
  7.  知事会見 会見録 平成21年 9月17日
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  総務部  >
  3. 広聴広報課  >
  4.  報道班 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line
平成21年09月18日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平成21年 9月17日
於 プレゼンテーションルーム

1.発表項目等

・第29回世界新体操選手権を終えて(報告)

(知事)第29回世界新体操選手権につきまして、13日(日)に閉幕をいたしましたので、私の方から報告をさせていただきます。7日(月)から13日(日)まで県営サンアリーナで開催をいたしましたこの世界新体操選手権につきましては、51の国と地域から約700名の選手及び役員が参加をいたしました。7日間を通しまして、延べ約1万8,600名の皆さんに世界トップレベルの華麗な演技をお楽しみいただいたところです。三重県から世界に感動を届けることができたのではないかと、こう思っております。また、地元、伊勢志摩地域を中心といたしました県民の皆様には、3日(木)の選手団到着から13日(日)のフェアウエルパーティーまで、約260名の皆さんが「おもてなし」の心で対応をいただいたところでございます。ボランティアにつきましては、高校生97名、語学ボランティア48名を含みます230名もの皆さんが、大会組織委員会の職員とともに大会運営にご協力をいただいたところです。私も、開会式、閉会式、表彰式に加えまして、日本選手団の競技を中心に観戦をいたしまして、美しくかつ力強い演技というものに私自身も深い感動を覚えたところでございます。大会にお越しをいただきました観客の皆さん、それから大会運営に携わっていただきました関係の皆さん、そしてまた大会を広く伝えていただきました報道関係の皆さんに厚くお礼を申し上げるところであります。私の方からは今日はこれだけです。 

2.質疑応答

・新政権発足について
・直轄負担金制度について
・新政権発足について
・木曽川水系連絡導水路事業について
・県立病院改革について
・桑名市民病院の再編統合問題について

(質)昨日鳩山内閣が正式に発表されまして、組閣が成りまして、閣僚名も正式に発表されましたけれども、知事、閣僚の顔ぶれをご覧になって、率直にどのようなご感想をお持ちなのか、新内閣にどのようなことを期待されるのか改めてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
(答)私、自分自身が国会議員の時から知っている方々も多くいらっしゃいます。それから昨晩はかなり遅がけ、午前2時ごろまで記者会見をやっておりましたのをずっとテレビで拝見しておりました。昨日夕刻、ぶら下がり取材で申し上げたところでありますけれども、やはり私としては、新しいこの内閣が日本の政治のあり方を変えるんだという熱い思いが伝わってきておりますし、それから、閣僚のメンバーにつきましても非常に重厚な、堅実な、決して受けを狙ったり、奇をてらうような、そういう感じは持たなかったところでございまして、そういう意味では、この日本の政治をどう変えていくのか、まずは大いに期待をいたしていきたいということを感じたところでございます。

(質)中に2人、三重県選出の大臣がいらっしゃいますけども、三重県と内閣、政府との関係が近しくなるかどうか、これはどのようにご期待をされますか。
(答)岡田さんにしても、中井さんにしても、旧来から民主党を代表するような、そういう方でございます。そういう意味で今回、岡田さんが外務大臣に、そして中井さんが国家公安委員長そして拉致問題担当というようなことで、大変重要な役割を担っていかれることになったと、三重県民としては大変嬉しい思いでございますし、ご両人とも相当、手腕、実績をお持ちでございますから、ぜひ国のために大活躍をしていただくことを期待をいたしております。県としては、内閣の主要な立場におられる皆さんについて、これは県政のためにというわけではなくて国全体のためにということでございますけれども、県も幾多の、国との連携が必要な課題というものはたくさんあるわけでありますけれど、そういったことにつきまして、今後また必要に応じてご相談させていただく、こういう機会もあるのではないかと思っております。

(質)国と地方のあり方といったものも変化していくと思うんですけれども、昨日の会見で首相が、今年度補正について見直しを進めていくんだけれども地方の活性化に関わる部分については執行継続も考えていくようにおっしゃってましたけれども、これはいかがお感じになりましたか。
(答)地方分権については、マニフェストにも協議機関、法律に基づく協議機関を設置するとか、それから地域主権の社会ということで地方分権をしっかり進めていくのだと、それから地方が非常に疲弊をしてきているという、そういう実態のご認識もあって、地方に対する思いをしっかり持っていていただく、そういうふうに感じたわけでございますけれども、何分具体的な話が今後いろいろ出てこないとよく分かりませんので、今後大いに地方分権の推進、あるいは地方重視というふうなことについて、実際の政策の中でそういうことが感じられるように期待をいたしていきたいと、こう思ってます。

(質)岡田さんが7期ということは、知事が確か1期上でしたから、あのまま衆議院議員を続けておられたらば8期ですわね。かつて岡田さんとかと平成7年知事選等、協力しあって戦われた部分とかもあったと思うんですけど、その辺で何となく、今回そういう方々が大臣になったということで、何か忸怩(じくじ)たるものっていうのはありますか。
(答)私、先程言いましたように、前々から存じ上げている方がたくさんこの中にもございまして、そして私も大変信頼感を持ち、いろいろと一緒に活動したことを思い出しながら、なかなかいい方々が大臣に今回なられているということを率直に、素直に喜んでいるところであります。

(質)道を誤ったとかいうのはないですか。
(答)質問のご認識が理解できません。

(質)中井さんとかはご連絡されました?
(答)いや。もう大変でしょう。ひっくり返っているんじゃないですか。先般、この国のあり方の研究会を知事会で持ちました際に上京しましたので、その際には中井さんにも岡田さんにもお目にかかってまいりました。

(質)新総務大臣の原口さんがですね、直轄負担金制度は廃止するというふうにおっしゃっていますが、それについてはどのように評価されますか。
(答)これは、知事会の方も直轄事業につきまして、これをまずは、その積算根拠、詳細について情報をしっかり出すということ、並びに今後、来年からの維持管理費負担金を廃止する等を、この7月の伊勢で開かれました全国知事会において申し合わせをし、国の方に申し入れをしているところでございます。したがいまして、民主党もマニフェストにこれが載っているところでありますので、今後そういったことについて、具体的に検討をされていくことになると、こういうふうに思ってます。大臣の発言はそういう中でされたものであると考えております。

(質)それについては知事会の意見が通ったと言いますか、採用されたというような評価なのでしょうか。
(答)これは役割分担の議論でございます。したがいまして国と地方と、公共事業等につきましてもっと役割分担をしていこうという整理になるわけでございます。一方では、必要な社会資本整備というものがどういうふうに確保されていくのかということも、これは大事なところでありますから、そういう点では、今後政府において子細いろんな検討をしながら、整合性を持ってこの問題について対応されるというふうに思っております。

(質)午前2時頃までずっと聞かれていたということですが、知事として一番印象に残ったのは、地方分権とかそういうことに限らずに、どういうことがありましたでしょうか。
(答)個々に論評させていただくということはどうかなと思いますが、まず鳩山総理が日本の歴史が変わるのだというその熱い思いを言われました。それから脱官僚とか、未知との遭遇とかいうようなことで、大変だけれども本当に熱い思いを持ってやっていこうという、そういう気概、気迫が十分込められていたのかなと、こういうふうに思います。それはほかの皆さんも、それぞれそういった趣旨のことを言われておられました。菅国家戦略担当の副総理でもありますが、その菅さんがハネムーンといえる年内についてはいろいろあるだろうけれど、一方で温かく見て欲しいのだというような趣旨のことを言われてました。本当にこの政治のあり方が根本からやっぱり変わっていくのかなということを私も強く感じました。それだけにあまり性急に国民が一つひとつに論評を加えていくというよりも、私はやっぱり全体がバランス取れてうまく機能していって、初めて社会というものは安定的に行くものだとこう思っておりますから、少し期待を大きくしながらも我慢強く見ていくという部分もやっぱり必要なのだろうなということを感じたところです。

(質)官僚の記者会見の取り止めがなされるようですけども、それについては知事のお考えは。
(答)これは藤井さんが昨日もちょっと言っておられましたが、事務次官が記者会見をやる時にその省の代表として述べているような記者会見というのは政党主導を侵すものであり、いつの間にかそんなふうになってきていたのではないか。したがって脱官僚そして政党主導でそして政府等が一体となって今後の政治・政権を動かしていくんだということからすると、こういう事を措置する、いわゆる取り止めるということについては私もなるほどという理解をしたところでございます。

(質)知事もかつて厚労次官として、政務次官で政権の中枢にいらっしゃったわけですけど、やっぱりそういう時に事務次官が記者会見するということに関してはちょっと違うのではないかというか、そういうことはなかったのですか。
(答)戦後のいろんな時代でいろんな政党と役所との関係というのはあったのかなと、こう思いますけれども、私自身が自民党におりました時も、やはり自民党の政調、いわゆる政策を立案していくようなところというのは、実態としては役所が関わって、役所が支えていたという印象を強く持っております。今現在どういうふうに変化をしてきているのかということについてはきちっと分かりませんけれども、それほどいわゆる党と役所が一体的に動いていた、そういう意味ではその役所がかなり具体的な政策展開だとか、そういうことについては主導的であったと、こういうふうに思います。しかし、今回はそういう役人主導の行政、これを脱しようということでありますから、そういう意味でも我が国の政治のあり方というものを大きく変えていくということになるのではないかと、こういうふうに思います。ただお役所の役人、中央官僚の方々は大変優秀な方々が多いわけでございまして、こういう優秀な能力、知恵を一方では十分にまた活用していくということが大事なことでありますから、そういう意味では多分、これから政治のあり方が大きく変わっていく中で、こういった役所の官僚達をどう活かしていくのかという仕組みとか方法、こういったものが変化をしていくのではないかなと、どういう形に整理をしていくのか見守っていきたいなと、こう思います。

(質)改めて導水路ですけれど、解釈はいろいろあると思うのですけれど、昨日ぶら下さがった(ぶら下がり取材の)時に、若干今までと知事がおっしゃってた部分と違うニュアンス、というのは代案があるならばそれはそれで検討するというようなことをおっしゃって、若干ちょっとこないだのニュアンスと違うのかなという感じも取ったのですが、改めてそうなのか、ちょっと考えが変わったのか、それとも従来通りの主張通り、国が本来やってるものだから、当然国が責任持ってその代案出してくるべきだという、そういう姿勢なのか、その辺はいかがでしょうか。
(答)昨日のぶら下がり取材の中では、前原さんが今度担当大臣になる予定になっていると、その時点ではまだ予定ということでしたが、これまでの公共事業に対する考え方等で一体、それについてどう考えるかと、こういうふうなご趣旨で質問が出ました。そういう意味では昨日、少し私の言葉が誤解を生むような点があったのかなと、もういっぺん改めてそのことについて申し上げておきたいと思いますけれども、この導水路の問題についてはかねてから国を中心に、そして3県1市も入りまして、その必要性、具体的にまたどうやっていくんだということについて詰めてきたところでございます。そういう中で三重県も、少し遅れてでありますが、この必要性を認めてやるということにいたしました。そういう意味では、この事業について必要な事業であるという認識に変わりはないところであります。しかし、これはあくまで国の事業でありますから、もし仮に国の方がこの事業を止めるんだというような決定をしてくる場合には、私はそれはこと国民の、特にこの地域の水の確保、あるいは環境問題、地盤沈下等の課題いろいろありますね。そういうことに安全安心確保のためにどう対応していくのかという代替案というようなものも、きちっと提示をして、そして説明をしていく必要がある、その責任が国にはあると、こういうことを申し上げたところでございます。まだどういうふうにこの問題を扱われるのか具体的にはお伺いしておりません。したがいまして、私どもとしては、そういう変化が出てくるならば、その状況をしっかり見守って対応をしていきたいと、こう考えております。

(質)平たく言えば、従来主張と変わらないということですか。
(答)そうです。これまでの大きな災害時の時のやっぱり防災上も配慮されるべく、特に大阪の平野部や東京の平野部と違いまして、名古屋を中心とするこの平野部は鍋底のごとく地盤沈下が起こったりしてきております。したがいまして、それには木曽岬とか桑名市も入るわけですね。渇水時に緊急避難的にでも地下水をまた汲み上げるというようなことになりますと、過去の例からいっても一.数センチとか2センチとかいうふうに、地盤が鍋底のように引っ張られて下がってしまうというようなこともあります。ここの導水路の関係では、漁業の問題であるとか、それから塩害の防止であるとか、動植物の保護であるとか、いろんな要素が利水以外にも絡んでまいります。こういったことについてしっかり議論をして、この導水路の事業というものがこれまで進んできたという経緯がございますから、そこらも変える場合には、そういった事についてきちっと説明をしていく必要があると、こういうことであります。

(質)変える場合には説明責任をということですが、変えないでこのまま事業を進めて欲しいということは主張されないのですか。
(答)いや、事業は進めて欲しいじゃなくて、事業はもう既に始まろうとしているわけです。ですからそのままであれば進んでいくということだと理解しております。

(質)政府に対しては事業を中止するなというような要求はされるおつもりですか。
(答)国の方は今やるということできておりますから、したがって今後の方針が変わるということになれば、それにまた対応していかなければなりません。その場合にはきちっとした説明責任が必要ですよということを申し上げております。

(質)志摩病院ですけど、連合三重というか病院労組というか県立病院ですけど、その辺中心で反対署名2万ですか、そのあたり出てるのですが、それについてはどのようなお考えでしょうか。
(答)県立病院改革につきましては、その該当する地域周辺の皆さんのいろんな心配があると、こういうことについては私も承知をしているところであります。特に一志、そして志摩の二つの病院についてはそういった傾向が強いと思っております。先般署名を集められて県の方に持ってこられたということでありますが、まず第一に、志摩については県立病院として存続するという、これは病院改革の考え方でもお示しをしているところであります。それから、今可能性、詳細調査を行っているところでございますけれども、その詳細調査の中で、より具体的に県立志摩病院が今後こういうふうになっていくんだというのをお示しをしていきたいと、こう思います。現状のままでまいりますと、私は当面、今の非常に医師の確保だとかマネジメントにも窮している、この志摩病院の状況は良くなるという見込みはなかなかないと思います。三重大からの協力も今のままではより得られない、今後そうなりますと下手をするとさらにさらに機能が下がってしまう、そういう心配があります。私どもとしては今回の病院改革の中で、志摩病院が全国からも注目されるような、そういういわゆる地域の医療をより積極的にモデル的に担えるような、そんな病院を描けたらと、こういうふうに思って今調査もやっているところでございます。詳細調査につきましては、それがまとまりました段階で県議会並びに県民の皆さんにお知らせし説明をしていきたい、特に地元の皆さんにも十分に説明をしていきたいと、こう考えております。

(質)調査はいつごろできそうですか。
(答)できるだけ早くと、こう思っております。ただこの9月会議の中でというのはなかなかちょっと難しいですが、第2回定例会は12月までございますから、そういう中で途中まとめられてお示しできるようになりましたらお示しをしていきたいと、こう考えております。

(質)病院職員の扱いですけど、志摩の場合は指定管理者うんぬんとかいう形で入れた場合にある程度確保できるものがあると思うのですけど、例えば一志病院等は売却した場合に、そこの職員の、今いる県職員の部分というのはどうするかとかいうようなこともこの調査研究の中に盛り込むわけですか。それともそれは外して。
(答)多分職員の問題までは、どこまで具体的に出てくるのかということまで私もまだ承知をしておりませんけれども、しかし、内部問題としては職員の問題というのは最大課題の一つでございます。県としてはこれまで考え方の中では、それぞれの病院での非常に優秀な人材がそのまま維持・活用されていくということが、これは当然職員それぞれの意思の問題もありますけれども、それが最大限生かされるという形をぜひ取ってまいりたいと、こういうふうに考えております。具体的には目指す方向をしっかり決定してからの課題だと、こういうふうに思います。

(質)県民に周知の部分でまた住民説明会を開かれるお考えとかはありますか。
(答)これも必要に応じてやっていくと思います。ぜひ住民にも直接説明していくというようなことが大事だと思いますので、担当部局の方で、今後詳細調査の結果が出てまいりましたらそれについても検討をさせてまいります。

(質)病院絡みで、桑名の市立病院を民間病院への売却というか、その関係で県がある程度国の公的な補助とかそういうものについて、知事がある程度あっせんというか、動きましょうみたいなことというのはおっしゃったのですか。
(答)国の方で地域医療再生事業をやろうというような考え方が示されてきております。鳩山新政権、民主党政権によってこれらがどういうふうな影響を受けるのかということは分かりませんが、しかし、地域での医療についてはいろんな課題を抱えているところでございます。一応これまで政府の方が示してきたガイドライン、あるいはスケジュール、こういったことに従いまして、三重県としてはその対応を今淡々と進めていくのかなと、こう思っております。この18日には医療審議会で、三重県のこの計画の大体中身というものを議論していただこうかなということにしているところであります。政権が代わった上でのいろいろ変更ということが出てまいりましたら、これはこれで対応をしていかなければいかんと思っております。今はそういう段階でございます。その中にいろんな課題があるということを申し上げております。

(質)ということは、水谷桑名市長からそういう要請があったのは事実なんですか。
(答)過日市長も来られまして私の方に要請がございました。その後いろいろ担当の方でも検討しながら医療審議会やそういうところの議論もいただきながら全体を詰めていくということでございます。

                                                            以上

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000025639