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平成26年06月09日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成26 年 6月 5日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・「みえの育児男子プロジェクト」~高濱正伸氏の「みえの育児男子プロジェクトアドバイザー」就任、各種啓発事業の実施(発表)
・三重県少子化対策推進県民会議の設置(発表)
 

 質疑項目

・発表項目に関する質疑
・北朝鮮による拉致被害者の再調査 
・三重県営総合競技場の改修
・居宅不明児童
・平成27年度国への要望・提言活動
・知事の育児経験
・日本維新の会の分党
・米穀の特別監視指導結果の最終報告
・中部圏知事会議
・道州制

発表項目

(知事)少子化対策に関する取組の事業について、2つ発表したいと思います。まず1つは、みえの育児男子プロジェクトの取組についてですけども、そのプロジェクトの推進にあたりまして、子どもの生きる力を育むための独自の指導法で有名な、花まる学習会代表の高濱正伸先生を「みえの育児男子プロジェクトアドバイザー」に就任していただくことになりました。この方ですね、この方、高濱さん。花まる学習会っていうのは、皆さんご案内のとおり関東を中心に100ぐらいの教室を展開していまして、1万6,000人ぐらいですかね、の在籍者数がいる、あと野外体験とかもやる、非常に独自の取組をしているスクールであります。で、この5月29日にみえ次世代育成応援ネットワーク総会に来ていただいた時に、私の方から就任をお願いしまして、ご快諾をいただいたということであります。特に学習のみならず野外体験など、子どもたちが実際に体験することを通した独自の指導法を持っておられるということでありますので、そういう部分でさまざまな助言やさまざまな事業の取組に協力していただきたいということです。それが1つ目で、それから、今月いろいろ啓発を中心とした事業をやりますので、それについて説明します。まずは、6月7日(土)、6月8日(日)は、フレンテみえで「フレンテまつり×&mama HAPPY MEETS×ママまつりin三重」において、県でブースを出展しまして、男性の育児参画について啓発を行います。6月8日(日)は、このポスター貼ってますけども、ダイアモンド?ユカイさんのトーク&ミニライブが開催されます。「ファザーリング全国フォーラムinみえ」のタイアップイベントとして開催されるもので、ダイアモンド?ユカイさん自身が男性の不妊治療を経験されておられますので、そのご自身の経験を踏まえ、その重要性を訴えたりするトークとミニライブを行います。私も冒頭挨拶をさせていただく予定です。これは、さっき言った「&mama HAPPY MEETS×ママまつり」っていうのは、Stand for mothers(スタンドフォーマザーズ)という団体がありまして、それが毎年全国20カ所以上で開催していまして、合計5万人のママと子どもたちが来場する日本で一番大きな全国横断型イベントでありまして、それが一つここで行われるということであります。それから6月12日(木)には「ワーキングパパと知事との育児男子トーク」と銘打ちまして、NTT西日本三重支店において、子育て中の若手男性社員に集まっていただき、トークを行います。それから既に発表してますけども、6月18日(水)は三重テラスで「第3回COOL MIEトークライブ」を行います。6月の父の日を記念しまして、フィンランドのミッコ・コイヴマー駐日大使館参事官をゲストにお迎えしまして、「世界一しあわせな子育て」についてお話をいただきます。男性の子育てが進むフィンランドの状況を知り、子育てや働き方について気付くものがあればそれを発信していきたいと思いますし、最近いろんなメディアとかでも話題に出てきていますが、フィンランドは妊娠期から子どもの就学前まで一貫して、何か課題がなくてもその家族に寄り添ってという、そういうワンストップの仕組としてのネウボラというものがありまして、そういうものについても話をしていただけると思っています。その他ご存知のとおり、こっちの緑色のポスターですけども、「ファザーリング全国フォーラムinみえ」が四日市で6月27日(金)、28日(土)に開催されます。たくさんの皆さんにお越しいただきたいと思います。それが1つ目です。

もう一つは、これも少子化関係ですけども、「三重県少子化対策推進県民会議」の設置であります。7月に発足の予定でありまして、現在メンバー調整中ですけども、学識経験者や各界の代表者、子育て経験者など、30名余りで構成します。会議では、社会全体で少子化対策や子育て支援を進めていくために必要な情報交換や機運の醸成を図るとともに、新たに策定する「子ども・少子化対策計画」に関する意見交換などを行います。第1回は7月18日の予定で、ここに出てますけども助産院「ばぶばぶ」の院長の小林寿子さんをゲストにお招きしまして、キックオフフォーラムを開催します。小林さんは4男6女の母親として、10人の子どもですね、の母親として育児に奮戦される中で、助産院をされながらたくさんの、年間3,000人ぐらい来られると言ってますが、妊婦・産婦の方の気持ちに寄り添う助産師として活躍もされています。少子化対策に関する取組は地域、企業、学校などさまざまな主体が連携して展開する必要があることから、これらの取組を『みえ「たい」×3スイッチ(みえ「たい」キューブスイッチ)』として、多様な主体に参画をいただきながら、県民の皆さんの「出逢いたい」「産みたい」「育てたい」の3つの希望が叶う三重づくりを多面的に進めていきたいと思っています。この小林寿子さんは、前回5月に長野でありました子育て同盟サミットでも基調講演をしていただいている方です。はい、私の方からは以上です。

発表項目に関する質疑
○「みえの育児男子プロジェクト」~高濱正伸氏の「みえの育児男子プロジェクトアドバイザー」就任、各種啓発事業の実施(発表)
(質)まず高濱さんのアドバイザー就任なんですけれども、もう少し具体的にこういう内容を助言してほしいとか、こういう支援を期待したいとか、そういうのをちょっと教えてください。
(答)今回そもそも育児男子プロジェクトというのが、そういう親目線の家事分担の、家事とか育児の分担の「イクメン」というのではなくて、例えば休日に川や海で一緒に遊んだりとか公園で野外で遊んだりとか、そういうようなことでもいいから育児参画を男性もしていこうというようなプロジェクトでありますので、まさにこの高濱さん自身もそういうことをやっておられますし、この花まる学習会創設時からここは野外体験部というのがあって、サマースクールとか野外体験を非常に重視している所でありますから、非常にノウハウ、そういう野外で安全に楽しく教育的観点を持ちながら体験活動や遊ぶ活動をすることに非常にノウハウや人材を持っておられますので、その辺りで三重県で男性たちが育児参画をする時に外で安全に楽しく教育的観点を含めた、遊ぶ時のアドバイスとかをしていただいたり、一緒にイベントみたいなのも共催していくことになればなあ、というふうに思っています。あと、前回もみえ次世代育成応援ネットワークで講演していただいた時に、特に母親に対して父親がどうケアをしていけばいいのかみたいな講演もしていただいて、非常に好評も出ましたから、そういう観点からもいろいろ、みえ育児男子プロジェクトを進めていく時にアドバイスしていただければと思ってます。

○三重県少子化対策推進県民会議の設置(発表)
(質)こちらのもう一つの少子化対策推進県民会議なんですけども「子ども・少子化対策計画」に関する意見交換とかをするということですけど、具体的に「子ども・少子化対策計画」はどんな施策に注力するのか、つまり例えば出産直後から4カ月ぐらいまでの育児不安を持っているような母親の支援とか、行政がこれをしたら出生率が飛躍的に伸びたとかそういう事例はなかなか難しいのかもしれませんけど、県として策定される予定の計画ではどういう政策を重視するのでしょうか。
(答)もともと地方公共団体に都道府県にさまざまな法律上の、例えば今回の子ども子育て支援制度で都道府県で計画作りなさい、あるいは次世代支援計画を都道府県で作りなさい、努力義務ですけど、あと一人親家庭の支援のと4つぐらいの都道府県が作らなければいけない計画があってそれを今までバラバラに作ってたんですけども、まず一つに統合しようというのが、まさに子育てとか妊娠、出産とか、企業や地域の取組とかそういうのを切れ目なく一環した視点で作られる計画にしたいということで、まずそういう意味で計画を作っていくと、その中でどういう部分に重点置くのかっていうことについては、これまで妊娠とか出産、子育てのところは結構いろんな施策をやってきているものの妊娠とか出産の部分についてのなかなか県として取り組めていない。基本は母子保健は市町村がやっているので、そこでやりつつも県としてどういうサポートができるのかあるいは機運の醸成どうしたらいいのか、そういうようなことが新たに加わってくるのではないかなというふうに思ってます。併せて県民会議では、この少子化対策のPDCAを回していくために何らかの押し付けとかになってはいけないけれども何らか一定の目標みたいなものを持っていかないといけないと思っているので、目標についても専門的な部会を設けて検討していただく予定にしています。

(質)関連で、一定の目標というのは具体的には何を想定してますか。
(答)僕が今これと想定しているものはありません。それは、例えば合計特殊出生率っていうものを目標に設定されると女性がプレッシャーを感じるね、とかっていうような議論もあったりするので、じゃ出生数だったらいいんですかって言っても、出生数っていうのは昨日発表になった、三重県は合計特殊出生率は1.47から1.49に上がったけれども出生数自体は215人減っていて1万4千数百人だったという状況なので、今よりも少なくなる目標を掲げるっていうのはいいのかどうかとか、いろんな是非がありますので、むしろまさに本当に多くの関係者の皆さんから意見をいただいて、でも予算を投入して事業をやっていく以上は一定のPDCAを回して改善を図っていかないといけないと思いますので、それをするために必要な目標というのはどういうものなのかっていうのを皆さんに議論いただきたいと思います。

(質)具体的に知事は持ってらっしゃらない?
(答)今は持ってないです。本当に個人的に持ってないかと言われたら無くはないですけど、正式にこれだっていうふうにお示ししていいものとか、お示しすべきものとして持っているものはありません。

(質)関連でお願いします。知事も今少しおっしゃいましたけれども昨日発表になった合計特殊出生率の件ですが、国全体の評価とあと三重県の数字についての評価、なかなか難しいかもしれませんがコメントお願いできますでしょうか。
(答)全国も三重県も同様の傾向だったと思います。合計特殊出生率については、全国が1.41から1.43、三重県は1.47から1.49、出生数については全国も下がってますし三重県も215人減ってるというような状況ですので、合計特殊出生率が上がってるというのはまさに我々もそうですけど団塊ジュニアの人たちの出生が一定程度進んだ、緩やかに進んでいるというようなことがあるのではないかというようなことが1点と、一方で出生数が減少しているということは少子化という傾向に歯止めがかかっていないよねと、そういうような全体の評価であります。三重県についても全国とほぼ同様の評価ができるんじゃないかと思っていますので、今後出生数の減少、少子化全体の歯止めをかけていくためには、単に大事なことは産めよ増やせよにならないように押し付けにならないようにするっていうのが大前提で希望が叶うようにしていくっていうのが大前提であるものの、若者の雇用の部分であるとかあるいは妊娠の部分、産後ケアの部分、幅広い観点からの対策が必要だなというふうに思っていますし、現在国において消費税が上がってその後の財源の議論とか来年度予算に向かって財源の議論などもしていただいてますので、その辺りについては国がこういう少子化に歯止めがかかっていない現状を重く受け止めてしっかりとした財源確保などの取組をしてもらうことを期待したいと思いますし、少子化危機突破タスクフォースで私からもしっかり言っていきたいと思います。

(質)その中で知事も先程おっしゃったんですが、出生数とか数値的な目標、ここはもうあえて掲げるべき段階に来たのではないかという指摘もできるかと思いますが、それに対して改めてコメントをお願いします。
(答)ある報道機関の調査によれば、男性の7割で、女性の5割強が数値目標の設定について賛成というアンケート結果が出ていました。そういうことからも、僕はあんまりこれっていうのはさっきも言ったように持ってないし、言わないほうがいいというか持っていないので、いずれにしろ予算を投入して政策をやっていく以上は、個人の目標じゃなくて政府の目標として、行政の政策の目標として何らかやっぱりこういうところを目指していくんですっていうのは持った方がいいというふうに思ってます。その時は少子化危機突破タスクフォースの提言、今回5月27日にまとめた提言には書いてあるんですけど、押し付けはダメで希望が叶うというようなことに配慮するっていうことは大事だというふうに思います。

(質)その前提ならば数値的なものを掲げても構わないのでは。
(答)数字の持つメッセージ性とかがありますから十分な配慮が必要だと思います。

○「みえの育児男子プロジェクト」~高濱正伸氏の「みえの育児男子プロジェクトアドバイザー」就任、各種啓発事業の実施(発表)
(質)高濱代表の事に戻るんですが、前回知事もおっしゃったとおり三重県で講演をなさいましたけれども、三重県が取り組む、知事として花まる学習会に求めるものっていうのはどういうものなのか改めてお願いします。
(答)花まる学習会、どっちかというと学習支援の部分とか、例えば佐賀県の武雄市さんが公設民営学校で花まる学習会さん入れてっていう学力向上の部分において非常に注目を浴びている部分もありますけれども、私の場合はどっちかというと、その時高濱さんご自身が講演でお話しされたかどうかちょっと定かに覚えてないんですけども、ご自身が一人の男性としてあるいは父親としてあるいはこの事業者として非常に苦労をしながら仕事と家庭を一生懸命やってきた、そこでその思いが詰まっての花まる学習会であるということ、それから男性が参画しやすい自然体験とか野外体験みたいなものに学習ばっかりでなくて非常に力を入れているというようなことなどについて私は非常に感動しましたし、「子どもを伸ばす父親、ダメにする父親」という高濱さんの著書があるんですが、それを読んで非常に感銘を受けたこともありましたので、高濱さんには特に父親、子どもとの関係での父親、母親にどう接したらいいのかという父親、そういう像をたくさんの人、三重県民の人に伝えてほしいというのと、具体的なコンテンツとしてはさっき言った野外体験みたいなことですね、そういうことのノウハウ、三重県、自然も豊富だし県民の皆さんに聞いて「三重県どこが好きですか」と聞いたら「自然」と答える人が結構多いもんですからね、そういう部分で期待をしてます。

(質)講演の中にもあったと思うんですけども、高濱代表がおっしゃっていたのが鈴木知事との間で三重県を野外体験のメッカにしたいということで意気投合したというご発言があったと思うんですが、具体的にはどういうことなのか知事の口からお願いします。
(答)要は三重県がさまざまな自然体験とか子どもたちが野外体験するリソースというのも持っているわけなんですね。加えて少し観点は違いますけどもエコツーリズムでは、全国でエコツーリズム大賞っていうのをこれまで10年ぐらいやってますけども、2回大賞を取ってるのは三重県だけなんですよね、海島遊民くらぶと紀南エコツアーセンターかな(正確には紀南ツアーデザインセンター)、しかないんですね。そもそもリソースを持っているのになかなかそういう情報発信やリソースを活かす取組ができていないというのがあるので、高濱さん所のノウハウとかネットワークを使って三重県にそういう形で人を呼び込むような事ができればいいねと。三重県というフィールドを思いっきり人工的に手を加えたりせずに多くの人が楽しんでもらえるブランドづくりみたいなのができればいいよねと合意をして今具体的なプロジェクトを庁内でも議論しているところです。

(質)それは観光部門とのコラボなのか、それとも教育委員会とのコラボなのかというとどっちになるんでしょうか。
(答)それはいろいろやね。教育委員会単独っていうことはないと思います。学校の授業の中に野外体験入れるというよりは、それも選択肢だとは思うんですけど、学校の外の部分での家庭や地域で活用してほしいし、あるいは県外の人たちが野外体験するんだったら三重県に来てよね、というような人を呼び込むような形にしたいと思っているので、知事部局も子ども・家庭局や雇用経済部とかもそうですし、観光・国際局もそうですけども関係あると思いますけどね。

(質)時期的な目途はもう来年度を考えているんでしょうか。
(答)どうだろうな。来年度までには何かあるでしょう。来年度までには何かあると思います。

(質)7月以降の取組の企業子宝率調査は、三重県が初めてですか。
(答)これは福井県と静岡県で既にやられてます。やり方はちょっとずつ違いますけども基本的な手法は似ているものを使うことになると思います。あと公表の仕方とかも福井と静岡でちょっと違うのでそれぞれのメリット、デメリットを聞きながらやろうと思います。自治体、都道府県単位では3番目になるのかな、今年鳥取県も同じくやります。

(質)対象は県内企業全社ではないんですか。
(答)あれ何社やるんやったっけ?3,000社?
(答:子ども・家庭局)300ぐらいです。
(答)300か。300社。
(答:子ども・家庭局)小さいところ、中小企業も対象としております。

(質)抽出なわけですか。
(答)そうですね。

その他の項目に関する質疑
○北朝鮮による拉致被害者の再調査 
(質)先日政府と北朝鮮の間で北朝鮮が拉致被害者の再調査を約束したという話がありました。今回日本政府による言ってみれば対話と圧力、これをどう評価するというのもあると思うんですが、県にも担当部局ありますんで改めて伺いますけど、今回の問題、全面解決に向けた県としての取組をどうやっていくのかというのを教えてください。
(答)今回のああいう北朝鮮が再調査をやるということを言明し、日本政府とほぼ同じ文言でほぼ同時に発表がなされたということについては評価されるべきことだと思います。確かに1回再調査を約束しながらも取り組んでないではないかという話もありますが、少し周辺状況も変わっているのではないかと思いますから、私は今後の進展に期待をしたいというふうに思っています。加えて県の取組としましては、今年は「めぐみ」の映画の上映も今年度はやろうと思っていますけれども、拉致被害というものが人権問題であるということ、それから日本においてこういう事案があったということを広く県民の皆さんに知っていただくための啓発活動というのを中心にやっていきたいというふうに思っていますし、昨年度、県議会の方も議員連盟を作っていただきましたからそういうところともご相談、協力しながらそういう意識啓発に努めていきたいと思います。

(質)ちなみにいわゆる特定失踪者と言われるような人を含めて拉致の可能性が否定できない人、行方不明の人ちなみに県内に何人いらっしゃるというふうに県として把握されてますか。
(答)何百番台までが何人か、ちょっと今にわかに数字あれですけど何名か、特定失踪者の中でも番号高い人が何人か、4名やったかな、おられると思います。何百番台やったか忘れた、4名。またお知らせします。

(質)千番台ですね。
(答)千番台かな、4名やったと思います。

(質)基本的には特定失踪者と言われるような人が中心ということですか。
(答)そうですね。
(質)県警は違うのかもしれないですけど。分かりました。

○三重県営総合競技場の改修
(質)先日の委員会でも発表になった例の伊勢の陸上競技場の大規模改修で概算工事費が90億円ということですけど、例の津市のサオリーナさんの例もあり改めて聞くんですけど、今後の入札不調あるいは入札不落対策はどういうふうに進められますか。
(答)今回も一応、労務費とか資材費の高騰を一定上乗せして算出してはいますけども今後市場動向とかも変わってきますから、今回は実施設計に入って実際の発注は28年度でありますので、その実施設計している段階でよく市場動向などを見ながらそういう不調とならないような工夫を専門的な知見を持った業者の皆さんとかともやっていかないといけないなあというふうに思ってます。これは、後ろがある話なので不調というわけにいきませんからその辺り動向を本当に注視しながら、東京オリンピックというのが出てきたので、東京オリンピックもあるし、あとは一方で被災地の事業などの逓減っていうのもあるかもしれないし、なのでちょっと今読み切れないところがあるから、よく動向をしっかり注視するということしかないかなと。私としてもサオリーナもそうだし桑名の病院もそうですけども、大規模案件で不調が続いていることは心配していますので、担当部局にもそういう指示をしていますから、しっかり実施設計の時に動向を注視した発注額となるようなものにしたいと思います。

○居宅不明児童
(質)神奈川の厚木かな、で子どもが6年間だったかですね、行方不明になってたっていうんで、結局亡くなってたということが分かったんですけど、居宅不明児童ですが、これに関してまず県は現状どういうふうに把握をなされているのか、しているのか、まずしてないのかから教えてください。
(答)確か各市町との関係で、一定のちょっと期間を忘れましたけども、一定期間ごとに調査確認をしていると思います。しかしそれが数字上こうなってますよねっていうことをさらに一人ひとり追っかけて、どういう状況になっているかっていうところまで追跡調査みたいなものができているかどうかっていうのは各市町ごとにもバラつきがあるのではないかと思っていますし、統一的な対応というのを現在取っているというのはないと思います。

(質)それは今後取られるご予定とかは、あるいは市町に対して指導なり、助言なりする予定はないんでしょうか。
(答)今この瞬間はですね、市町に対して何かということは今のところは検討していませんけども、こういう重大な問題でもありますので、他県の状況なんかもよく聞きながら、あとその実際に調査をどこまでできているのかということからも含めて必要があれば検討したいと思いますけども、今の時点では考えてません。

(質)現時点では、そうすると必要があるかどうかは、まだ検討段階ということですか。
(答)まあそうですね。僕が実際の調査の具合がどれくらいまでなのかっていうのを明確に把握をしていなので、僕自身が今ここで必要か必要でないかと言えるほどのファクトを自分の中で持っていませんので、はい。調査をしているということは承知していますけど。

(質)ご自身としては、速やかに対応すべきだと思いますか。
(答)それはもちろんそうだと思いますね。その対応というか、何ていうのかな、一定のその行政において手法に限界があるものの、このここに生まれてきて住居を持って命を持っている人が、その存在が不明になっているということは人権上も問題があると思うし、何らかの形でそれを明確にしていくことは必要だというふうに思っておりますけれども、それをどこまでできるかっていうのもあると思いますから、あとは権限上の制約などもありますので、そこはどれくらいまでやれるかっていうのは、よく精査したいと思います。

○平成27年度国への要望・提言活動
(質)5月から6月にかけて、いろいろ国に対して要望、提案活動されまして、お疲れ様でした。
(答)ありがとうございました。

(質)ある時は道路知事として、ある時は海女漁知事として、いろいろ要望を精力的にやられたわけですけども、一知事というか政治家の感覚としてこれは予算付くやろうとか、あるいはこれは必ず行けるだろとか、そういう知事ご自身の政治家としての感覚で手応えがあったものが何かあれば教えてください。
(答)分かんないですけど、そうだな、手応えっていうか、特に5月27、28日に行った提言活動では、環境省を除いては全て大臣にお会いさせていただきましたので、一定の手応えは得ていますが、この今回法人税減税がなされたり、あとは社会保障との関係の財源配分とかもあったり、あとは配偶者控除の見直しなどの議論も出てきている中で、財源全体がどうあって、それをどう優先順位を付けるかっていうのがあるので、必ずこれは取れるぜっていうものはないものの、担当大臣あるいは担当政務三役として前向きな意見を言っていただいたのは、例えば海岸漂着物のやつとかは、浮島政務官は、私の目の黒いうちはこれは止めさせないとかですね、あと文部科学大臣は海女漁のやつについても、前向きに国指定に向けて検討したいというふうに言っていただいたり、あと林大臣はPEDのところについては、ほぼ国と考えてることと同じなのでというようなこととかですね、はあったと思います。あと明確な答えはないものの、思いはしっかり理解して、あとはあれですね、森少子化担当大臣の少子化に対する財源確保ですね。そういう辺りは、非常に担当大臣や担当政務三役として前向きなお答えをいただきましたけど、一方で、なかなか難しいぞっていうのも幾つかあったのも事実なので、それはこれから、例えば難しいぞっていうか、やはりリニアとかね、は、やっぱりJR東海が、僕ら名古屋以西の同時開業って言っている中で昨日もありましたけども、健全経営を前提にとJR東海は言っている訳ですから、まあしかし健全経営を前提としつつも国の支援は、それを健全経営が前提であれば受けるというようなことも検討するっていうふうに今までとは少し進んだ答えを言っていますんでね、そこに期待をしながら、でもその山を動かしていくっていうのが政治の仕事だと思いますから、これからも働きかけを強めていきたいなあというふうに思っていますけど。あと具体的にどういう措置になるか分からないけども、危機感は十分理解したというのは、海抜0メートル地帯のものについて、古屋大臣からもそういう言及がありました。

○知事の育児経験
(質)昨日、結大君の誕生日だったんですよね。2歳ですよね、おめでとうございます。
(答)ありがとうございます。

(質)2年間父親やられて、問題もある少子化の対策とか子育ち支援とかいろいろやられていると思うんですが、2年間父親やられたことによって多分知事の思考とか考え方とかも変わったところがあるのかなと思うんですが、どういうところに、こう政策とかに自分の父親経験とか2年間の父親経験が生かされているとお考えですか。
(答)特に今回の育児男子プロジェクトみたいなのは、一つ自分がこういう知事という職をやりながら、明確に平等に例えば家事とかを分担することはほぼ不可能だけど、でも子どもと関わっていきたいし、関わることで子どもも喜んでくれるし、妻も心身安定するというようなことの経験から、こういう男子の参画の仕方もあるのではないかというようなことは職員のメンバーと議論をした中で出てきたものでもあると思ってますので、育児男子プロジェクトなんかは一つ大きいものだと思うし、あとは今回男性の不妊治療というのを助成をするというのを決めましたのも、やっぱり、自分自身も希望していてなかなか子どもが生まれない、僕は不妊治療してませんけども、生まれてきてやっぱりその子どもが子育て大変だけど、親っていうものに対して与える幸せ感ていうのかな、それはやっぱり充実したものであるので、希望しながらも子どもに恵まれない人たちに対して何か手を差し伸べたいなあというようなことで出てきた政策でもあります。その他、あとは今回名張でやってもらうネウボラみたいなね、日本の母子保健とかいろんなそういう部分の関係っていうのは、何か課題があった時に相談に行ったりして寄り添ってもらうっていうのが一つの手法なんですけど、フィンランドのネウボラってずっと家族に寄り添って何か問題なくてもずっとその家族と一緒に居るから、例えば虐待とかがあれば早期発見されるしっていうようなことなので、何かあってからだけじゃなくて普段から家族に寄りそう支援っていうのが大事だねっていうのも、やっぱり日々いろんなことが起こるので、小っちゃい子どもって。そういうのが大事やなって思ったりしたっていうのはありますね。その辺りかな、主なものといえば。昨日ちなみに誕生日プレゼントは図鑑をあげました。車がどうやらマイブームらしいんですけども、車は今だいぶ豊富にあるので、もう少し先を見据えて図鑑を買ってあげましたけども。

(質)車の図鑑ですか。
(答)車の図鑑じゃないです。車の図鑑はもう既にあるので、もう少し、言葉の「あらう」とか「あやまる」とか、そういう絵と言葉が書いてある図鑑があるんですけど、そういうのとか幾つか言葉を覚えるための図鑑を幾つか買いました。
 
(質)お子様の反応はどんな感じだったでしょうか。
(答)それはね、まだ全然訳分かってなかったね。その絵の中にライオンとか象とか出ていることに対して楽しんでましたけど。

○日本維新の会の分党
(質)話が変わって恐縮なんですけど、少し国政関連でお話伺えればと思います。日本維新の会のことに関してなんですけども、結局分党することになってしまいました。そのことに関して、どのように知事お考えかコメントをお願いします。
(答)国政の政党の合従連衡ですので、地方自治体の首長たる私がどうこう言う問題ではないと思いますが、政策一つの自主憲法というもの、僕が報道ベースとかで知る限りですけども自主憲法というものの在り方について、分かれたということであるならば、憲法観ていうのは国会議員として大変重要な視点であるので、そこが混在してるっていうのはむしろおかしいと思うから、それはこうやって憲法観をもとに分かれるっていうのは、一定の理屈のある分党なんじゃないかなと思いますけどね。

(質)その中で、でもだったら一緒にくっつくことに問題があったのではないかという、そもそも論に戻ると思うのですが、そこに関してはいかがでしょうか。
(答)その時は、物事さまざまに、その都度その都度の優先事項があるんでしょう。その時に、そういう憲法観はこうだけれども、それを乗り越えてでも何か果たさなければならないものとかがあったりとか、勝ち取りたいものとかが何かあったりとかで一緒になられたんじゃないんですかね。

(質)具体的に言うと議席ということなんですか。
(答)そこは、私よく、はっきり分かりませんけど、一般論的に言えばじゃないかと。

(質)その中で、今、国に要望とかいろいろ行くにあたって例えば、1強他弱の体制に関して、それが良いのか悪いのかっていうようないろんな批判があると思うのですけども、 首長としてその1強他弱問題があるかどうか、どの・謔、にお考えですか。
(答)首長やってて1強他弱どうだろうな、我々はその政党限らず県選出国会議員の皆さんに今回もそうですけども、ご説明にあがって、それぞれ政権も経験されてますし、それぞれに得意不得意の分野があられると思いますので、前もそうでしたし、今もそうですけど野党の先生方でも、我々の政策の実現にご貢献いただいてた面っていうのはずっとありますんでね。1強他弱の体制が首長に何か影響を与えるかというとあんまり、特段ないと思いますけどね。あんまり具体的な事例を言うとあれかもしれないんで、あんまりだから1強他弱だからどうってことはないです。

○「みえの育児男子プロジェクト」~高濱正伸氏の「みえの育児男子プロジェクトアドバイザー」就任、各種啓発事業の実施(発表)
(質)高濱さんのアドバイザー就任のやつのこの写真というのは、どこでいつぐらいのものですか。
(答)これは5月29日にフレンテの和室です。

(質)あそこの庭ですか。
(答)下もそうです。そこから外に出て。

○三重県営総合競技場の改修
(質)あと、伊勢の総合陸上競技場ですけど、去年、体育協会の会長の岩名さんと知事お話しになった時に、あの段階で既に陸上総合競技場、伊勢の方から申請もあって、その改修というのが、改修でいくという話があったと思うのですけど、その段階で90億円という数値は提供なりとか、あるいは頭の中にあったんですか。
(答)えっとね、もうちょっと低い見積もりだったようには思いますが、先催県、最近やった、改修でやった所、新規、新しく造った所などを最近の所を調べていて、それと比べても、どっちかというと安い方というか、平均からもうちょっと下ぐらいの感じであったので、そんな大きく違和感はその時は持ってませんでしたけどね。

(質)現実に90億円っていうことを打ち出した、その点ではいかがですか。
(答)今、やっぱり行政としては、なるべくコストを抑えたいっていう腹はあるものの、実際に国体があって、もう後ろが切れている話ですから、今となっては、コストはしっかり抑えたいという思いと、でもやっぱり不調で改修ができないということがないようにっていう思いの方がどちらかというと大きいかもしれないですね。

(質)ただ、あの額でいって、サオリーナのように実際業者が応募した時に、さらに向こうが上げる可能性ありますよね。
(答)そうですね。だから、90億円で収まらない可能性もあるかもしれないですね。今、議会等にご説明させていただいているのは約90億円という形で言わせていただいているので、で、資材費、労務費の高騰というのもあり得るので、今後事情変化ありっていうご説明させていただいていると思いますけど。

(質)数字がある程度90億円よりは低いけど、ある程度他に比べて、ある程度金額が低かったという話ですけど、逆に言ったら90億円、もっとアップするかもしれないけど、これだけかけるなら、あえて伊勢でやるっていう必要もないじゃないですか。サオリーナそのものが改修と新棟入れて94億円ですよね、業者が出してきている金が。それからいきゃ、4、5億ぐらいの差で、あえて伊勢という地で、しかも神宮側でやって、景観上も問題あるとか、いろいろそういうのがあれば、新たな更地でもっと例えば県の津でやるとか北勢でやるとか、別の所の適地というのもあったと思うのですけど、その辺はいかがですか。
(答)これは新規だと、もう土地取得を、新規も検討しましたよ、新規も検討しましたけど、土地取得も併せて、コスト面でやはり課題になる可能性が高いっていうようなこともありましたので、で、サオリーナは94億円ですけど、陸上競技場ではありませんので、ああいう総合開閉式をやれる仕様にはなっていませんから、さまざまそういうコスト面など含めて考えた結果、総合的に考えた結果、伊勢、もちろん競技団体それぞれの意向も聞いてということになりますけどね。

(質)じゃあ、あそこで改修するっていうのは、金額の件はあるにしても、一応それはもう本決まりということですか。
(答)その当時を振り返って突出してベストワン、ナンバーワンかっていうとそれはちょっと分かんないですけど、さまざまな意味で最もベターであったとは思いますけどね。最もベターって変やな。ベターであったと思いますけどね。

○米穀の特別監視指導結果の最終報告
(質)あとミタキライスですけど、あの関係のDNA鑑定含めて、全て不備は無かったという話出てますが、これで一応幕引きという形なんですか、ミタキに関しては。
(答)幕引きというか、我々としては一定の調査を終えたと思ってますけども、国が引き続き三瀧商事の部分を、調査をしていますので、その動向如何によっては何らか対応する必要が出てくるかもしれないというふうには思っています。県内の事業者の部分については一定の調査を終えたという形です。が、しかし、それで何か県民の皆さんの信頼回復が完全に回復したとか、不安が完全に払拭されたとは思っていないので、来年度以降の、あるいは今年度もそうですけど、そういう米の監視というものをどうするかっていう方に、むしろシフトしながらやっていくということだと思ってます。

(質)ミタキライスの事件っていうのが、別枠とは言いながら、食の安全に対しての不信感とか揺らぎがあったその平成19年から7年後に、5年後でしたっけ、6年後か、起きてますけど、それについて県組織は19年のことを反省してある程度組織替えもしたと、で、今回の事に至った組織の責任というのは感じられるのか、いや県庁は何も不備は無かったというのかどちらですか。
(答)そうだな。限られた権限と限られたリソースの中で役割は果たしてきたとは思いますけれども、じゃあもっと全国でいろんな起きている食の不安を安心を揺るがすような事案とか、そういうものを踏まえて、付加的に最大限の努力を払ってきておくべきではなかったのかっていうことについては、そこが最大限の努力をできていたかどうかっていう部分は、まだ足りない部分もあったかもしれませんけれども、限られた権限と限られた資源の中では役割を果たしてきたとは思います。決められている調査であるとか、そういう部分とかについてはですね。

(質)ということは、担当課とか担当職員の責任っていうのはとても感じられないということですね。
(答)責任ということでいけば、私が申し上げたように、もっと付加的に最大限の努力をもっともっとできたんじゃないかという部分については、その余地があるかもしれないけども、彼らに今回ミタキライスのああいう事案が起きたことの責任が彼らにあるということは思っていません。

(質)じゃあ、今後に向けて組織で今回の件踏まえて、もうちょっとこうした方が良かったんじゃないかとか、それと調査内容、検査内容含めて、今後はこれを固定化すると何かそういうお考えでは何かありますか。
(答)検査内容は今回も微量元素測定っていうのを初めてやってみて、そこにもいろんな難しい点があるというのが分かりましたので、今後の監視の仕方っていうか監視の手法、体制、そういうものは改めて議論する必要があるとは思ってますので、で、今回前の平成19年の時と比べて、本来食の安全安心ということで、健康福祉部がぐっといけば良かったところもありますが、今回はトレーサビリティー法っていうのがあったということもあって、少し要素としては難しかったのかなあと思いますけど、でも、それも踏まえて、今回特に科学的手法入れてみて、科学的手法ってこういう感じなんやっていうのも分かりましたので、改めて監視の手法、体制については、今後の再発防止に向けて議論していきたいと思ってますけどね。

(質)組織的にはいかがですか。
(答)この今の組織をいじる必要がその中であるならば、いじる必要があると思うし、人員的なものや役割を付与することとか、予算を付与することでできるならそうしたいと思いますし、組織をいじるかいじらないかは、それは白紙ですね。可能性もゼロではないと思います。

○知事の育児経験
(質)お子さんはレゴやってるんですか。
(答)レゴやってます。レゴやってるというか持ってます。

(質)いつぐらいから?
(答)いつぐらいからって、最近でしょうね。何かちっこめのやつとか、あと、レゴのある、めっちゃでっかいぽっちのやつがあるんですけど、それを持ってます。

(質)特にレゴはプレゼントしていない?
(答)レゴは今回プレゼントしていません。今回は図鑑を。

(質)えっ、文字読めるんですか。
(答)文字、自分の、うち、あいうえお表が食卓に貼ってあるんですけど、「あ」とか「ゆ」とか「う」とか。アルファベットも読めますよ、A、B。で、トヨタのマーク見て「トヨタ」って言いますし。

(質)漢字は?
(答)漢字は分からないんじゃないかな。で、三重県の「み」マークありますね。これ見たら「パパ」って言いますよ。

(質)へえ。教え方間違ってるんじゃないですか。
(答)えっ何で。あと、僕が家でアンダーアーマーのスウェットを着ているので、アンダーアーマーのマーク見たら、「パパ、パパ」って言いますよ。

○中部圏知事会議
(質)あと、この前中部圏知事会議ありましたけど、広域の関係の区割りは、はっきり言や中部圏だから北陸まで含むあの県数で、県の数でやってますけど、知事自身が発信力の強い首長の場合っていうのは、単独でいろんな連携するじゃないですか。知事自身も実際そうやられてますけど、ああいう広域会議の制度疲労を起しているような区割りっていうのはどうお考えですか。
(答)実は今回も中部圏知事会議は101回目なんですね。100回目を終えてちょっとあり方を見直した方がいいんじゃないかっていうのを古田知事とか僕が提言して、一定構成メンバーとか回数とかやり方とか、で、議論させてもらって、ですけど結果としては2回のままだけど2回の中身を少し変えようじゃないかと、提言重視の会とああいう意見交換重視の会と、春と秋をそういうふうにメリハリを付けて役割を持たせていこうじゃないかと、それで1回走ってみようと、今度102回目が10月に富山でやると思いますけどもそういうふうになりましたので、そういう形で節目節目で随時見直しをしていくと、で、実益があんまり無いのに職員の負荷が増えるようなことは避けた方がいいと思いますね。やっぱり、議論の真剣度というのは重要だと思うんですよね。直前に子育て同盟行ってきましたけど、子育て同盟のメンバーなんかも、すげえ真剣にみんなで議論しますから、夜とかも。1テーマが決まっているとかもありますけど。別に今回が真剣じゃないとは言っていませんよ。なので、節目節目であまり長野県さんとかもそうらしいんですよね。彼らも関東も入っているし、こっちも入っているし、静岡県もそうらしいですけど、川勝さんはあんまりそこに不便を感じていないようでしたが、難しいとこありますよね。

(質)この前の大学連携のおちゃらけたテーマでは別に無かったって、そういうことも関係ない?
(答)おちゃらけたとまではあれですけど、情報交換にはなったと思います。福井の恐竜学とか面白いですよね。あと、岐阜大学に獣医学科があるっていうのもすごい心強く感じましたし、あと静岡のお茶学ですか、そういうのはなかなか面白いなと思いましたし。

(質)石川の能登学って、じゃ三重県ずっと熊野学やっているじゃないかってことですよね。
(答)まあ、そうですよね。あとは、防災のことについては、静岡と愛知でおっしゃいましたけど、うちは一歩進んで、あれを既に経過してやってきているので、今回センター、なおさら力入れてやらなあかんなあと思いましたけどね。そういう情報交換とか気づきの場にはなりましたけどね。

(質)要は中部圏なり近畿圏なり、一応両足入れて、コウモリと呼ばれようが、そこにはまだ残っているということですか。
(答)三重県の行政としては、そうしておくことが、今の時点ではいいんじゃないかと思います。県民の皆さんの県民感情みたいなのもあろうかと思うんですよね。やっぱり両方に足突っ込んでおくということでいいのではないかと。法律上も近畿圏整備法と中部圏整備法の両方に入っていますので。

○道州制
(質)あと道州制ですけど、自民党内で一部、地方六団体のうちの首長3団体が圧力かけた形で、その各県の選出国会議員の圧力で、提出そのものってのはためらわれたりとかしてますけど、ただ塩崎さんが、地方3団体首長の団体に一本釣りして、今、何か崩しにかかっているじゃないですか。で、その辺踏まえて、知事会側が既に要請されたのは分かっているんですけど、どういう見通しとどんな感じですか。
(答)僕はそう簡単には切り崩されないというふうに僕は思ってるんですけどね。塩崎元官房長官とは、今は政調会長代理ですか、政調会長代理とも個人的人間関係ありますけども、その件は私のところへは、まだ一本釣り来てませんので、多分私がそういう道州制についての今の政府の立場が知事会が言っていることを踏まえていないとか、一定の慎重な立場にあることをご存知だからだと思いますけど、まあ功を奏さないんじゃないですかね、と思いますけど。一部の道州制推進派の人たちは共に声を上げるかもしれませんけど、そういう時合じゃないと思いますけど。地方の首長3団体が言っていることが、全く自民党の推進法案に全くと言ってもいいほど反映されてませんからね。なぜ、法律提出を急がなければならないのか、その前にもっと道州制とは何なのかっていう、普通に議論したらいいんじゃないかと、で、道州制国民会議法案、じゃあ何で総理もいっぱいいろんな会議やっているのに、道州制の会議だけ法案作って会議やるんですか、全く分からないですよね。なので、そう簡単に切り崩されないと思いますけど。

(質)でも、法案は早期に通る可能性もあるんですよね。
(答)会議法案だけなら、無理くり提出されれば、会議自体に反対するというのも逆に難しいですからね。会議自体じゃあいいじゃねえかということになることもゼロではないですからね。丁寧な議論を欠いていると思いますけどね、道州制については。 

                                                                                                                                                               了 

 

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