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平成26年07月30日

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成26 年 7月25日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

・「危険ドラッグ緊急対策連絡会議」の開催(発表)
・「夢追人 吉田沙保里大賞」の創設(発表)
・「みえ女性活躍推進連携会議」の設置(発表)
・「輝く女性応援会議in三重」の開催(発表)
 

 質疑項目

・発表項目に関する質疑
・皇太子ご一家の来県
・伊賀牛の北米輸出
・人口減少社会への対策
・知事の夏休み
・政務活動費
 

発表項目

(知事)1つは先般新たに呼び名が変わりました、いわゆる「危険ドラッグ」に関する緊急対策であります。いわゆる「危険ドラッグ」を使用したことによる重大な交通事故や犯罪が後を絶たず、極めて深刻な社会問題になっていることから、国は今月18日に緊急対策を定め、都道府県に対しても対策強化を求めています。昨日も国の方で都道府県の担当者を集めた会議がありました。そういうことを踏まえまして、本日午後に県警察本部、東海北陸厚生局麻薬取締部、県教育委員会、四日市市及び県による「危険ドラッグ緊急対策連絡会議」を開催することとしました。そして、この会議で1つ目、まず県警察本部等の関係機関と連携した情報収集や巡回、監視による店舗把握の強化、インターネット監視による販売実態の把握の強化、それから2つ目として関係機関による合同立入検査の実施等による取り締まりの強化、3つ目として緊急街頭啓発等による危険ドラッグの危険性に関する啓発の強化、この3点について具体的に協議を行って、本県の対策として取りまとめるように指示をしてあります。なお、立入検査につきましては昨日、県警察本部、東海北陸厚生局麻薬取締部、四日市市と合同で四日市市内の販売の疑いのある店舗に対し緊急立入検査を実施しましたが、当該店舗においては違法成分を含む製品は確認できませんでした。が、危険ドラッグの疑いのある製品についても販売自粛を指導したところであります。これが1つ目の危険ドラッグに関する緊急対策です。

続きまして2つ目、「夢追人 吉田沙保里大賞」の創設についてその概要を発表します。「夢追人 吉田沙保里大賞」は、レスリング競技だけでなく、県内のジュニア選手が吉田沙保里選手に続くよう、ジュニア選手の育成・強化を目的としています。国際大会等で優秀な成績を収め、今後も活躍が期待できる小学生、中学生、高校生アスリート及びその指導者の栄誉を讃えるとともに、後世に吉田選手の名を語り継いでいければと考え、この賞を創設することとなりました。表彰の選考は実行委員会が行い、私が会長を務めますが、名誉会長は吉田選手にお願いすることにしております。また、年内には表彰式も予定しています。この「夢追人 吉田沙保里大賞」の運営にかかる財源については、インターネットを活用したクラウドファンディング等により、全国から寄附金や企業からの協賛金を募ってまいりたいと考えています。ご存知だと思いますけどもクラウドファンディングというのは、日本全国の不特定多数の人から寄附を募る資金集めの手法で、今回はインターネット上の寄附サイトで寄附を集めます。自治体の実施事例としては、昨年度鎌倉市が観光案内板を作成するために、インターネット上で日本全国から寄附を募集した事例があります。将来、第二の吉田選手を目指して、小学生、中学生、高校生アスリート及びその指導者の皆様には、2020年の東京オリンピック、そしてその翌年の三重国体など、全国規模の大会で活躍できるよう頑張っていただきたいと思います。そして、それを応援していただく個人・企業の皆様方には、少しでも多くのご支援をいただきますようお願いします。ちなみにさっきの説明だと県内の人だけかのように思うかもしれませんが、資料にあるように全国枠も若干名、対象とすることにしています。

そして3つ目は、女性活躍の関係です。女性活躍の関係で幾つかあるんですけども、まずは「みえ女性活躍推進連携会議」の設置と第1回の会議の開催です。これまでも女性の活躍推進の取組を進めてきましたが、今回設ける連携会議は県とともに地域経済団体等がそれぞれの傘下の企業・団体のトップに対して、女性の活躍推進に向けた行動指針などを示しながら取組を働きかける、いわば旗振りの役割を担っていただくものです。こうした働きかけを通して、県内企業・団体等の取組を「見える化」するとともに、広く機運の醸成に?げ、女性の活躍推進の加速化を図っていきたいと考えています。第1回は8月4日、私も参加してプレゼンテーションルームで開催します。今後の取組の方針等を協議してとりまとめ、連携した取組について議論します。

 続いて2つ目ですが、「輝く女性応援会議in三重」の開催です。8月19日に今言った会議を県総合文化センター多目的ホールで国と三重県の共催により開催します。今回のイベントは、「女性が輝く社会の実現に向けた全国的なムーブメント」を作り出すため、3月28日に首相官邸でキックオフイベントとして開催された「輝く女性応援会議」の地域版として、高知県、山形県に続いて3県目として開催されるものです。イベントの内容は、森まさこ大臣の基調講演に続いてパネルディスカッションを行い、様々な分野で活躍されている「輝く女性」と、女性が輝くことを応援する各界のリーダーの皆さんが意見を交換し、これまでの経験や将来への思いを、参加者の方々と共有していただきます。パネルディスカッションのコーディネーターは私が務めます。女性の能力が、それぞれが望む形で社会で発揮されるようになれば、地域は元気になります。このイベントを三重の女性活躍の加速化に向けた取組の中の一つとして、広く地域の機運醸成に繋げる貴重な機会としたいと考えていますので、多くのご参加をお待ちしています。以上です。


発表項目に関する質疑
○「夢追人 吉田沙保里大賞」の創設(発表)
(質)吉田沙保里さんの大賞なんですが、なぜこのタイミングでいうことが1つと、あと従前から「輝く三重のアスリート大賞」っていうのをやってますよね、それとの違いをもうちょっと詳しく教えてください。
(答)このタイミングでっていうのは、発表したのいつやったかな。賞をやりまっせっていつやったっけ。14連覇をした後、直後ぐらいに、こういう賞を創設しますというのは去年の段階で発表していたかと思うんですが、賞の中身とか吉田選手との調整とか、あと財源のあり方とか、そういうのを調整していたのでこのタイミングになったと、そういうことです。「輝く三重のアスリート大賞」など従来県がやっている表彰との違いは、さっき言った全国枠というのがあるっていうことと、吉田選手の、「輝く三重のアスリート大賞」は成年などの高いレベルというか、年齢の高い人たちが中心になっていただく賞ですけど、今回はジュニアアスリートに特に焦点を当てて全国枠も含めてやろうということと、三重県出身の吉田選手の名を語り継いでいこう、そういうようなことです。

(質)具体的にこの賞を受賞する人の何かメリットみたいなものは。
(答)メリット?

(質)強化費が出るとか。
(答)賞品とかもちろん出しますけども、霊長類最強の選手、女性と言われたような人の賞の名を受けることで今後のモチベーションに繋げてほしいと、そういうことですし、それを一つの糧に、あと周りからもそういうふうに見られるということもあると思いますし、そういうことだと思います。

○「危険ドラッグ緊急対策連絡会議」の開催(発表)
(質)危険ドラッグなんですけど、条例化っていうのは考えてないですか。
(答)今、東京都を含めて6つの県で条例の制定がなされています。それの中身は、基本的に国が指定をする前に迅速に知事監視対象として薬品とか物質を指定をするというようなことが一つ大きな柱になっているので、今回国が7月15日付けやったかな、国の対策強化を発表しました。で、緊急指定等もやったりあるいは指定前の未承認の段階でも取り締まれるようにするということで、指定を早くするっていう部分については国が今回やった対策強化の取組でほぼ今6つ条例をしているところと同様の効果が発揮できるだろうということ。それから大阪府が薬事法の調査というのは警察に権限はないんで、大阪府の条例では警察官も立ち入りできるというふうにしてるんですが、三重県の場合はもう既に実態として県が入っているところに県警が連携してやってるというようなこともありますから、そこはうちもやれてるということもありますから。今回の国の指定を迅速化するということで、同様の効果が発揮されると考えていますので、今のところ我々としては条例制定は考えていません。さっきの監視の強化、情報収集の強化、啓発の強化、取り締まりの強化をしっかりやるということで対応しようというふうに考えてます。

(質)昨日四日市に入ったということですけど、県内全体では現段階でどのぐらいそういう取扱いの店ってあるんですか。
(答)件数は言ってもええもんやったっけ?
(答:健康福祉部)はい。
(答)今この瞬間時点は1件なんですけど、過去ずっと20数件累計するとあったりしたやつを指導をしていくことで減っていって、継続的な監視をすることで減っていっているので、そういう現在においては販売が疑われるようなところは1件だったということですけど、発見もしにくいし情報収集も難しいので今は1件ですけどもっともっとインターネットの監視なんかも強めたりすることでそういうのを根絶していきたいと思います。

○「夢追人 吉田沙保里大賞」の創設(発表)
(質)吉田沙保里賞の件なんですけれども、まず県内枠と全国枠を設けるということでよろしいですか。
(答)はい、結構です。

(質)そしてこの対象者なんですけれども、自薦なのかそれとも他薦なのか、どうやって選ぶのか、まずお願いします。
(答)これ、どうやったっけ。
(答:スポーツ推進局)これ、他薦も自薦もあるということです。
(答)両方?両方ね?
(答:スポーツ推進局)はい。

(質)そして集めた寄付金なんですけれども、そのまま、すいません、生々しい話ですけど、現金としてお渡しをするのか、もしくは三重県産品を買うために使うのか、その資金使途についてご説明をお願いします。
(答)基本的には、賞の運営と何ていうんですか、その盾とかそういうのと副賞の三重県産品みたいなものに使いたいと思ってますけど、むちゃゴワーッと集まったりしたら、現金、分からへんけど今のところ現金でというのは考えてませんけども、運営と副賞に充てるというふうに考えてます。

(質)レスリングという競技の特徴として、アマチュアスポーツ、いわゆるプロのリーグがないので、ということなんですけども、今回の賞は例えばそういうアマチュア競技に対して授与するものなのか、それともプロリーグのある協議に対しても授与するものなのか、お考えはいかがでしょうか。
(答)それは例えば小中高生でプロリーグということで?

(質)将来的な、という意味で、例えば野球だと将来的にプロを目指すこともあるんですけども、アマチュアスポーツ支援、小中高生はすべてアマチュアですけど、そこの考えをお願いします。
(答)ジュニア支援なんで、例えばプロリーグがあるサッカーとかバレーボールとか野球とかが最初から外れることはないと思いますけど、そのあたりは実行委員会の中でも議論していくと思いますし、いずれにしてもそういうジュニアのトップアスリートを応援していこうということなので、そこはプロリーグがあるかどうかということについては、あまり制限を設けるつもりはないです。

(質)いわゆるマイナー競技と言ったら怒られちゃうんですけど、マイナー競技の支援の側面、観点があるというわけでも特にない?
(答)そこはないですね。ジュニアのトップ選手を応援していこうということです。

(質)吉田沙保里さんは実行委員会の名誉会長でいいでしょうか。
(答)実行委員会の名誉会長でいいんですね。ええんやな?
(答:スポーツ推進局)はい。

(質)吉田さんから賞をいろいろ渡されるという予定なんでしょうか。
(答)そうしたいですけどね、はい。年内の表彰式と、そのあたりの日程調整も含めて、あれなんで。そうせなねえ、自分の名前付いてんのにね。そうなった方がいいですよね。

(質)クラウドファンディングの資金の募集なんですけど、目標金額は、これは最初に設定するんですか。
(答)今は最低、最低というか50万円ぐらいというのを念頭に置いてますけど、それじゃあ少ないんで、目標金額についてはもう少し、応募する期間とか、例えばジャスト・ギビングというところがやったりしてるんですけど、そういうところともよく相談しながらもう一度決めたいと思いますけどね。

(質)目標金額はインターネット上に出るんですか。
(答)出る、出る、出る、はい。

(質)県の事業としてクラウドファンディングを使うのは、今回初めてですか。
(答)県の事業でクラウドファンディングは初めてじゃないですかね。

(質)この吉田沙保里大賞は、実際に吉田選手も実行委員会に入って選考に加わるという形なのか、それとも実行委員会がある程度人選を絞った上で、この人でいいでしょうか、という形で認めることになるのか、どちらになりますか。
(答)まあ後者ですね。彼女の活動や競技に支障がないようにということなので、まるっきりこれでいってくれ、ということではないものの、自分の名前も出てるので、だから今言った後者、そんな感じです。

(質)この賞をきっかけに、県内でどんなスポーツ選手が生まれてほしいと思われますか。
(答)ほんとに吉田選手の場合は、ほんとにこの三重県で育って、何ていうんですかねえ、歴史に残る選手となって、今も続けていただいてますけども、歴史に残る選手となってもらったわけです。ぜひこの賞を受けた人が、そういう日本のスポーツ界の、世界のスポーツ界の歴史に残るようなアスリートが、この賞を受けた人から誕生することを期待したいと思います。

(質)これは年に一度表彰式を行って、毎年、年内にというか秋なり冬なりに、ということになるんでしょうか。
(答)はい、大体夏とか秋が大会が多いので、そういうのを考慮して大体年末ぐらいの、年末というか年内の秋の終わりぐらいからの感じのイメージしてますけど。やっぱり夏、秋が大会多いんでね、世界選手権とかの。

(質)質問が集中してしまって申し訳ないんですけども、吉田沙保里賞って先ほど50万円を目標にやるっていうこと、ほかに運営資金、例えば副賞だったり、ほかにお金使うことってあるんですか。委員の方に何か払うとか。
(答)ああ、どうなん?
(答:スポーツ推進局)実行委員会の会議費とか、あと表彰式の会場使用の費用とか。
(答)それはクラウドファンディングの中から出すの?じゃないんや。
(答:スポーツ推進局)協賛も含めてです。
(答)あ、協賛ももらうんやな?だから50万円全部クラウドファンディングで集めたやつですべてまかなうというのではなくて、クラウドファンディングも活用し、協賛ももらい、うちからも予算あるの?
(答:スポーツ推進局)それはないです。
(答)ない。協賛とクラウドファンディングで運営全てをやるということです。

(質)何か後ろ向きの発言をして申し訳ないんですけど、結局目標に届かなかった時に、どう補てんするのかとか、運営の実施方法とかってどういうお考えですか。
(答)今、副賞がアプリオリにこれって決まってるわけじゃないので、松阪牛50万円分とか決まってるわけじゃないので、そういう商品代あるいは会場代で調節するとか、いろんな方法あるんじゃないんですかね。下回らないように必死で頑張るということだと思いますけどね。

(質)全国枠ということでなかなか珍しいなと思ったんですけど、三重県が全国枠を設ける意味合いというか、ちょっとあれなんですけど。
(答)従来、三重県の人を対象とした表彰とか指定とかっていうのはありますけど、三重県が生んだ吉田沙保里っていう、日本や世界にとって貴重な人材の名を、やっぱりみんな知ってますけどね、さらに長く広く知ってほしいと思うし、そういうことを三重県がやっているということを日本中のジュニアアスリートたちが注目してもらうことで、三重県のスポーツの環境を整えていったり、注目度を高めるというような部分もあると思いますけどね。まあそういう感じですかね。

(質)この賞は、障がい者スポーツは入るんですか。
(答)今回は障がい者スポーツはまだ対象にしてないですね。

(質)今後、入る予定はあるんですか。
(答)予定はないですけど、いろいろ検討の余地はあると思ってます。そういう、協議の段階でそういう議論もあったんですけど、今回は障がい者スポーツはなしで。

(質)クラウドファンディングのことがちょっと気になるんですけど、なんで今回の賞でこのクラウドファンディングの手法を取り入れようと?
(答)それは多様な手法で財源確保しようということと、あと何ていうんですかね、この賞の全国枠もや・驍ナ、この賞の認知度を高めたいというようなことと、やっぱりジュニアを応援するっていうことなので、何か特定の所よりはやっぱり広く薄く多くの人たちから応援してもらう方がジュニアの応援ということではいいのかなあと、そういうような観点と、あとクラウドファンディングという方法を行政において活用できるかどうかのチャレンジというかトライもしてみたいという、そういう思惑というか、もありますけど。クラウドファンディングは、例えばジャストギビングなんかでは非常に活用してるのは古田選手、野球の古田選手なんかは非常に、自分がトライアスロン完走を、何時間以内に完走したら、完走できるかどうかみたいな、それに対しての応援のお金を集めてそれを達成したら福祉施設に寄付します、みたいな形でお金を集めたりしてるので、やっぱりそういう、一定の知名度の高い人たちの何か知名度を活用することでお金が集まりやすいというのもあるので、そういう意味では吉田沙保里選手の名を借りて、っていうのはありますけどね。

その他の項目に関する質疑
○皇太子ご一家の来県
(質)皇太子ご一家が来られることになりましたけど、今回はどんなおもてなしをされるんですか。
(答)今回は本当に皇太子殿下、雅子妃殿下、そして愛子殿下、三殿下が来られるということで、大変嬉しく光栄に思ってます。特に雅子妃殿下におかれては、伊勢神宮は20年前、平成6年に来られて以来ですし、三重県自体も全国農業者サミット以来10数年振りということですので、非常に嬉しく思ってます。もちろん愛子さまは初めてということです。と言いながらも基本的に今回、ご家族で来られて、プライベートということですので、行政が何か過剰におもてなししたりというよりは、駅でのお出迎え、お見送り、それから道中の県警とともにご随行させていただいて、というような、一部少しご挨拶させていただく機会もあるみたいですけど、基本的にはプライベートということですので、あまりたくさん接する機会はないです。あとは、参拝の時の奉送迎をやらせていただきます。

○伊賀牛の北米輸出
(質)伊賀牛が米国に出荷されるということで、県としての期待感あるいは目標とするような輸出額みたいなものがあれば教えてもらえますか。
(答)今回、県で今年新規で予算取った中で伊賀牛と松阪牛を北米に売り込んでいこうということで、今回僕はシアトルに行って伊賀牛を売るというようなことを考えていますので、シアトルはワシントン州なんですけども、ワシントン州は全米の中でカリフォルニア州に次いでワインが2番目の生産量でありますので、伊賀牛とシアトルの皆さんにとって地元のワシントンのワイン、シアトルワインをコラボさせた商品であるとか、そういうことで伊賀牛についてよく知ってもらいたいし、今回はいきなりBtoCというよりはBaoBで少しレストランのシェフの人とかホテルの方とかそういうような方々に対して、味の差が分かりやすいプロの人たちに売り込んでいくので、そういう人たちに伊賀牛のいいところを、またいろんな料理のアイデアとか、そういうのを知ってもらいたいと思いますけどね。

(質)シアトルへ行くって、経済産業交流の一環なんですか。
(答)まだ発表してませんけどね。早晩、発表すると思いますけど。

(質)ということは8月25日にシアトルで商談会及び試食会をやるということですけども、それに合わせていらっしゃるということですか。
(答)はい、基本的にはそうしたいと思ってますけども、いろんな手続きがあるんで発表はまだということです。

(質)今度は伊賀牛に関連することなんですけども、昨日記念イベントの取材に行ったんですけども、生産者から、やっぱり要望があったのは、いわゆる食肉に加工する施設を、もちろん県内にありますけれども輸出対応するものが今のところないと、やはり県内にあるべきだとのお考えをお持ちの方が多いと思うんですけど、知事としてはどのようにお考えでしょうか。
(答)そういう輸出対応の施設の必要性とか、そういうのについては私どもも同様の認識を持っていますけども、まずどれぐらいの量が出るのかとか、あと今の周辺の施設を使うことで今の出す量に対応できないのかどうかということがありますから、今後の需要動向を見ながら、どういう形でどういうタイミングで作っていくか。多額の予算が掛かりますので、これは先般も私、農水大臣のところにも要望に行きましたけれども、国の交付金の、今交付金が超大規模なたくさん輸出する施設にしか補助が出ない仕組みになっているので、うちで言う松阪牛とか伊賀牛のようなブランド牛で、その頭数は少ないけれども付加価値の高いようなものも対象に含まれるように要望しているところですので、そういう国の動向も引き続き強く要望しながら、あと輸出したいという生産者の動向も見ながら考えていきたいと思います。なので、最初からなしと否定ということではありませんので、重要性も十分理解してますし、いろんな方策をいろいろ検討しているところです。

○人口減少社会への対策
(質)あと、全く別件で申し訳ないんですけども、今度は人口減社会への対策についてお伺いしたいんですけども、知事はやはり高等教育機関の存在が三重県内の人口の減少の歯止めに役立つというようなお考えがあるかと思うんですけども、改めてどういうようなお考えをお持ちなのか、少し解説をお願いします。
(答)人口減少の社会減の特効薬が高等教育機関の強化ということではないんですけど、基本はやっぱり働く場なんですね。経営戦略会議とかでも議論ありましたけども、大学の時に他県へ出て行って他流試合みたいなんして戻ってくるということも、一ついい選択肢だし、いい人生経験だとも思うんですけど、今例えば4年制大学へ進む県内の高校生が約8,300人いて、そのうち県内に残るの人が1,600人ぐらいやったかな1,700人ぐらいやったかな、やな?ぐらいなんですよね。県内の大学の定員も3,200人ぐらいしかないので、そういう意味では、この県内の大学にもっと魅力があったり、あるいは選択肢として知っていればもっと三重県内の大学にいったのになあという人もいるかもしれないので、そういうことで大体15歳から24歳で1万人ぐらい毎年、外に出て行ってますから、そこでの三重県で学び、三重県で働くということについての選択肢を提供していくためには、高等教育機関が今のままで、これまでやってきたことと同じことやっているということだけでは足りないだろうなと、やはりそれなりの改革もしてもらわないといけないし、そういうような思いですけどね。あとは、人口が同じぐらいの規模の他県の動向なんか他県の大学をみても、いろんな工夫やいろんな取り組みをしていますのでね、そういうものも参考に、三重県の高等教育機関もさらに飛躍して若者たちを引き付けるようなことをしてほしいと、そういうふうに思ってますけどね。
(質)現状のどんなところに県内の大学、課題が、魅力という観点で課題があるのか、少しお願いします。
(答)それは明日また議論しますので。

(質)その一方で、また関連なんですけど、知事が以前雑誌のインタビューでお答えになってた中で、学部の新設、県内の大学の学部の新設を県がいいアイデアだと思っていてもその実行するための手段があまりないというようなお話をされてましたけれども、例えばその新たな学部の創設も必要だっていうようなお考えも今あるのでしょうか。
(答)実際にパイが減っている中ですから、純増というのがいいのかね、今のある学部とか学科を改組したりすることがいいのか、それはいろいろあるにしても、今のラインナップ全てそのままでいいとは思いません。いろんな今、結構大学が都市部に東京や大阪に一時期、都市部にちょっと前、流れて行って、今名古屋とか非常に都市部に流れている傾向があるんで、大学経営からいっても非常に地方に立地するのは難しい部分もあろうかと思いますので、昨日ですか、立命館大学とオーストラリアの大学が一緒に何か大阪に新しい学部を作るみたいな話がありましたけども、そういった形でいろんな選択肢は考えていかないといけないなと思ってますけどね。

○「みえ女性活躍推進連携会議」の設置(発表)
(質)発表事項に戻って恐縮なんですが、みえ女性活躍推進連携会議についてお伺いします。2点あって、1点目が都道府県ごとでこういう会議を開催するのが全国の中でどれぐらいあるのかというのと、もう一つが主な事項として女性の活躍推進に向けた行動指針について、とあるんですが何か最終的な形として三重県として方向性を定めたりとか、何か目標みたいなものがあれば教えてください。
(答)こういう会議を作っている県は何県あるんでしたっけ。
(答:環境生活部)課題処理的なものについては福岡、佐賀に先行している例がございます。女性の活躍で機運醸成という意味では愛知県や山形県にも同様の規模を持った会議があると聞いています。
(答)基本方針のところは、全国的な今その管理職への登用とかやっぱり仕事と家庭の両立的なことが当然入ってくるにしても、三重県の女性の就業において一つ特徴的なことは、女性の就業者のうち非正規の方の割合が全国でも5本の指ぐらいに入る多さなんですよね。なので、そういう方々の働き方とか、そういう方々の処遇とか、そういうことに対してどう立ち向かっていくのかということ、それから仕事を辞めて子育てに臨むという中断型、継続型じゃなくて中断型ていうのが、仕事を続けながら子育てをするというのではなく、一回辞めて子育てに臨むていう中断型を望むというかアンケートで答える、それはやむなくそうなのかもしれませんけど、そういう比率が全国と比べても高いので、そういう部分の意識あるいは環境をどう整えるかということは、三重県ならではとして大変重要な視点だと思っていますし、あと今回会議の委員に農協や漁協の女性の人たちも入っています。さっき課長が言った他県のところでは、一次産業が入っているところはありません。なので三重県はそういう一次産業というのも一つの特徴的な取組として入れています。そのあたりが基本方針とか今後の取組の中で特徴的な部分として入ってくるということです。

○危険ドラッグ緊急対策連絡会議」の開催(発表)
(答)薬務感染症対策課長、どうぞ。
(答:健康福祉部)最初の危険ドラッグの施設件数ですけども、9件ありまして、延べ22件の監視指導を行っているということで訂正します。

○知事の夏休み
(質)知事、夏休みは取られるんですか。
(答)夏休み、夏休みというか、はい、途中公務が挟まるのありますけど、14日、15日、16日は基本的に、13日も公務はやりませんので、首長の仲間たちが三重県へ来ますけども。そういう意味では13日、14日、15日、16日は休んでるんじゃないですか。で、15日は戦没者記念式典は行きますんで、そこの部分だけは東京で公務が入ります。あれ、17日は休みなん?17日も公務なん?あ、夜あんの?
(答:戦略企画部)昼からです。
(答)昼から。

(質)13日て何があるんですか。
(答)13日はね、G1首長ネットワークっていうので、若手の首長さんたちが10人ぐらい三重県に来ますんで、そこで何か夏合宿みたいな感じで議論して、伊勢神宮参拝してやります。去年武雄でやったやつですよね。

(質)先ほどおっしゃっていた8月下旬は海外を予定されているということですか。
(答)行きたいと思ってますけどね。

(質)基本的にその方向なんですよね。
(答)基本的にその方向です。いろんな調整をやらないといけないので。1カ月前なんで、もうちょっと早く出さなあかんわなあ。
(質)知事がおっしゃってればいいですけど。

○「夢追人 吉田沙保里大賞」の創設(発表)
(質)吉田沙保里賞ですけど、市町関係でその町村会の方が、菰野町長というのは、町村会の方がやってきたんですか。他は大体会長じゃないですか。
(答)市長会も町村会も、投げて市長会と町村会ていろんな会議に出てもらってるんで、全部会長だと大変なもんですから事務局に投げて会長と相談して選んでくださいというふうにして、市長会はたまたま前葉市長がご自身で出られるということで、町村会は石原町長ということになりました。

(質)あとこれ、聞き洩らしたのかもわかりませんけど、副賞というのは確実に現金、例えば幾ら渡すとかその額は、まだ決まっていない?
(答)今まだ決まっていないです。そのクラウドファンディングで集まった、現金というか副賞では三重の産品みたいなのを中心に渡したいと思ってますけど。
(質)現金は渡さない?
(答)現金は基本的に渡さないです。

(質)金が集まっても?
(答)その金で、三重県産品を購入して渡そうということを考えています。

(質)その現金を渡さないという発想はアマチュアだから引っ掛かかるとか、どうのこうのっていうこと?
(答)それはどうなんだっけ。
(答:スポーツ推進局)中高生を対象としていますので、そういったこともありますけども、三重ブランドを中心とした三重県の産品をPRということを考えています。

(質)それは、答えになってないですよ。産品のこととこれとは話別で、要は育英資金とか、スポーツそのものはいろいろ金かかることは間違いなくて、国体の準備委員会等でもそういう支援をしていこうという方向だから、逆に言ったら未成年であろうと何であろうと父母が差配すればいいことで。
(答)今、どれぐらい集まるかということがあるんで、事務方としてはそうしたいって感じですけど、実行委員会でよく議論してもらったらいいのかなというふうに思ってます。本当に例えば滞在費とか遠征費とかもすごいかかりますからね。道具で金がかかる種目もありますしね。そのあたりはよく実行委員会で相談してもらいたいと思います。

(質)あとこのメンバーのメディア関係ですけど、別にここのメディアさん、もちろんお力あるんで不満とかどうのこうのはないんですけど、ただ全体にその三重県の今のメディア関係の有識者の場合に1社に偏っている癖があるじゃないですか。その辺は一応配慮されてるのかどうかというのと、あと電波さん入られてないので、そういうことも含めてどうなのかっていうのはいかがですか。
(答)それ、どうなん。
(答:スポーツ推進局)その点につきましては、今回、新聞は県内で見ていただいている方が多いので、中日さんということで。電波については今回は特段に。今回は中日さんにということに。

(質)だから、普通一般論になるけど、要は例えばA社主催でやると、他社の場合は乗りにくいから結局共催という形で幅広くやった方がいろんな情報発信ができるっていうのが常識的にあるじゃないですか。これで見るとここの部局じゃ1社決め打ちで考えてもいいけど、全体で見たときに博物館の有識者もこのメディアであるとか、それと駅伝もそうであるとか、そういう偏りが出てきた時に知事がこの社と心中される気ならいいですけど、そういうことないと思うんで、その辺のバランスっていうのをどうお考えかなと思って。
(答)意図的に何か集中させているというようなことはありませんけれども、今後いろんな委員とか選んでいく時にはそういうバランスを考えた配置にしていかなければならないと、そこはよく配慮したいと思います。

○政務活動費
(質)あと、日曜日にテレビで報道2001でしたっけ、あまり語られてなかったんですけど、河村さんに押されて。改めて政務活動費の件とそれと集団的自衛権について。
(答)集団的自衛権?

(質)なかったっけ。
(答)ないない。あれ地方議会の話です。

(質)そうですか。じゃあ、政務活動費。
(答)あの時、やや控えめにしてましたけど、それはやっぱり元々出演する時に、議会のことですのでと、議会のことなので僕が現職の首長として、OBになられた方とか河村市長のように持論を展開される方は別として、私は議会のことなのでそういう範囲でしか発言しませんよってことを申し上げた上で出させていただいてなんですけど、政務活動費の何について答えればいいですか。

(質)政務活動費そのものは、ありやなしや、あっていいのかどうかとか、それが金額的に妥当とか、人口割りですよね。その辺含めてどうなのかとか。
(答)あれ、大森委員会においても政務活動費のことの提言がありましたけれども、その中で、会派と個人というのがあって、会派で政策研究したりするケースが増えてきているので、会派の部分を増やした方がいいのではないかというような提言もあったと思いますけれども、そういう部分はなるほどなと思ったりしたことはありましたけどね。あとは、額の多寡っていうのは、私は少しちょっとコメントしにくいと思いますけども。あとは、政務とか活動とかっていうのは非常に範囲が難しいので、そのあたりをどういうふうにこれから議論していくのかっていうのは、議論の余地があるところかとは思いますけども、それは議会の方でご議論いただいたらいいんじゃないかなと思います。

(質)国含めて、元々政務調査費と、地方議会の議員の場合なってたやつが、政務活動費という名前に変えて、ある程度幅広く使えるとしたその行為と発想自身をどう思いますか。
(答)結果として、使途、使途っていうか、幅広くなったということは是とするものの、例えば北海道は立法事務費という名前になってますよね。立法のために使うという目的がはっきりしている中で、広めに取っているというのはあると思うので、だから広くしたこと自体の是非というよりは、広くしたことであってもその後の使途とかそれによってどういう成果が出たのかという透明性を高めるという努力は必要ではないかなと思いますけどね。

(質)これ、突き詰めて言うと、要は使う側の倫理観ですか。今、公開されている県議のやつにしても、あまりにも複数、東京出張に行かれている方とかいて、例えば農水省行っていると、本来ならば農水省受付があるわけだから、その日に本当に行ったかどうか、そこを退庁したっていう時間を調べて、それと整合性があるかないかってこともできるんだけど、あえてそこまでしませんけど、そういうごまかし方ってできるじゃないですか。
(答)大半の議員の方々がきっちりと報告も出されて政務活動費を充実して使っておられると思いますので、一部の方の事例で、それが、一般論ですよ、一般論、一般論で、そういう大森委員会の提言の中でもそういう報告の充実っていうんですか、どういうふうに使ってどういう成果が出たのかっていうようなことを充実させていくということは重要だというふうになっていますので、もちろんそこの根底にはそういうことをちゃんとやろうという倫理観というのも重要なのかも、重要というか要素としてあると思いますけど、とにかくそれが対応としてそういうふうに報告の・燉eにちゃんと表われているということが必要だと思いますけどね。

○人口減少社会への対策
(質)あと、さっきの人口減少絡みのところの大学見直しうんぬんっていう話なんですけど、大学の立地とか、あるいは大学機関を使って町づくりであるとか、そういうものっていうのは、12年とか13年とか、ある周期で必ず出てくる話ですよね。で、今、知事がご覧になってて、全国的に名古屋なんか見ててもそうですけど、そういう時期なのか、時代背景的にそういう時期だと思われます?
(答)うーん、そうですねえ、大体、時期的なものは周期的にはあるんじゃないですかね。ちょうど平成の12年、13年、14年ぐらいは、正に産学連携みたいなのが流行った時で、かつ大学発ベンチャーみたいなやつが取り沙汰された時だったので、その頃が近大の大学初ベンチャー1号みたいなことだったと思いますので、そういう意味では一定の12、13年周期で大学のことが盛り上がってくるっていうのはあると思いますし、当時と比べて、僕が国に経済産業省にいたからかもしれませんけども、地方における大学の役割ってことの重要性っていうことの議論が今回は多いのかなと思います。当時はトップ層どうするんだとか今までにない大学の活用なんかはどうするんだとか、それはちょうどその時にそこからもうちょっと経って国立大学法人の見直しがあったと思いますから、周期的にはそういう周期だと思いますけど、地方における大学のあり方っていうことに今回は焦点が当たってる部分が多いかなとは思います。その多少の違いはあると思いますが、周期という意味ではそういうのはあると思いますね。

(質)そこのその波に、今回三重県って乗れるんですか。
(答)うーん、どういうふうに乗るか分かんないですけど、地方における高等教育機関が、何か新規で何かでっかい大学をバコーンと持って来るとかってのは、そういうのはなかなか難しいと思うので、今ある大学の中身を、例えば海外の大学と連携をして充実させて、この三重の高等教育機関でもこういう教育が受けれるっていうようなこととかは、新たな大学をバコーンと持って来たり新たな学部をドカーンと設置しなくてもできるようなことだと思いますしね。そういう工夫はすることで大学の魅力化を図っていくってのは重要なことだと思いますけどね。僕らが見て、例えばAPU(立命館アジア太平洋大学)は賛否両論ありますけど、あの秋田の国際教養大学なんかもそうですし、あとは金沢工業大学とかもそうですし、そういう地域にあって魅力的なプログラムを出すことで学生引き付けている大学ってたくさんありますのでね。

(質)さっき言われた高校卒業生8,300人ぐらいで1,600人から1,700人ぐらいしか残らないと、あとは大体県外出てくと。で、人口減少のところで一番根本は教育機関の問題と、あと就職口ですよね。で、両方大事だけどもどちらかを優先的にやるとすれば就職口だとは思うんですけど、その辺いかがですか。
(答)どっちが優先かと言われれば、そっちが優先ですね。でも、出て行ったり、さらに出て行った人たちを戻って来てもらう情報提供のあり方とかもそうですし、どっちか取れと言われたら本当は両方大事ですけど、どっちか取れと言われたら当然働き口だと思いますね。その後暮らしてもらって、そこで定住してもらうということでは間違いなく仕事がないと定住できませんから。

(質)ということは、県内大学うんぬんと、それは充実させるにこしたことはないけど、仮にしても、どうしても俺は東大行きたいんだって、力もあるとか、あるいは京大行きたいんだ、どうのこうのって、名古屋大学行きたいんだっていうのを個人の自由の選択もあるわけだから、それを止めることはできないですよね。
(答)そうですね。

(質)で、そこで力注ぐよりは就職口うんぬんの、いわばそういう外へ出た人たちが戻って来て働く場所があるということの方が政策としては重要だと思いますけど。
(答)だからと言って、高等教育機関のことをやらなくてもいいということではないと思いますし、優先順位としたら働く場の方が重要性は高いものの、例えば三重県に今住んでいる人たちのことを考えればそうかもしれないですけど、例えば大学、高等教育機関とかが充実していくことで他県の子どもたちがこっちへ来て、そのまま三重県に働いて三重県で住んでいくという可能性も無くはないわけですよね。可能性も無くはないわけですよね。そういうことで、高等教育機関の充実もそういう社会減の部分においては大事な要素だと思ってますので、だからといって全く放置して何もしなくていいということではないと思いますけどね。今はそういうなかなか他県で、いますけどね、他県の子ももちろんいますけど、魅力的に感じてもらうプログラムとかが本当にあるかというと限られてますよね。

(質)仮に他県から三重県の大学に来ても、それは輪切り偏差値で、要はここの医学部なら入れるだろうとかいう形で回ってくる人たちが多いから、結局は卒業しても県内で残ってっていうのは、課せられた、足かせがあればある程度一定残るけど、そうじゃなければ結局はまた出て行くっていうパターンになってるじゃないですか。
(答)それは、単一の、例えば医学部という中で、同じ種類のような学部が並んでいたら偏差値輪切りだと思いますけど、例えば金沢工業大学とか信州大学の繊維学部のような、そこしかやっていないようなプログラムとかだと、それはまた話別だと思いますけどね。全て偏差値輪切りじゃないと思います。

(質)県内、今、教育機関でそういう特化したものっていうのは、今のとこあんまりないですよね。
(答)ほとんどないですね。あんまりないですね。

(質)そこを何とかしたいと。
(答)そうですね。三重大とか地域戦略センターで西村先生とかやってくれてますけども、あれは大学院の研究科と学部外の話なので、そこをもう少し学部教育の中でできないかってのはありますね。

(質)具体的にそれを看護大でやるとかっていうお考えはありますか。
(答)うん、県立看護大学は、一つ自分たちが持っているツールの一つなので、重要な要素だと思っています。今回、県立看護大学は、すごいちっちゃいですけど感染症の対策を少し独自なやつを昨年度から始めてますので、そういうのとか、県立看護大学は一つの大事な要素だと思ってます。

(質)何か具体的に新しい話はないですか。
(答)検討してます。 

                                                           了   



 

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