現在位置:
  1. トップページ >
  2. 県政・お知らせ情報 >
  3. 知事のページ >
  4. 知事定例記者会見 >
  5. 令和3年9月以前会見録 >
  6. 平成26年度会見録 >
  7.  知事会見 会見録 平成27年3月25日
担当所属:
  1.  県庁の組織一覧  >
  2.  総務部  >
  3. 広聴広報課  >
  4.  報道班 
  • facebook
  • facebook share
  • twitter
  • google plus
  • line

知事定例記者会見

知事定例会見録

平 成27年3月25日
於:プレゼンテーションルーム

発表項目等 

「三重県木質バイオマスの燃料利用指針」の策定(発表)
・東洋ゴム工業株式会社が製造した免震材料への対応

 質疑項目

・発表項目に関する質疑
・三重県知事選挙
・知事1期目の感想
・朝日町での女子中学生強制わいせつ致死事件の判決
・百五銀行の頭取交代
・中部電力の社長交代
・マハティール元マレーシア首相の来県
・愛知万博から10年
・消費喚起型旅行商品券の発行 
 

発表項目

(知事)1つは、「三重県木質バイオマスの燃料利用指針」の策定についてであります。この指針は、燃料として利用できる木質バイオマスの品質や加工、流通段階における適正な管理方法を明示することで、これまで廃棄物として処理されていた木質バイオマスも含めて、発電燃料として活用する場合の基準を定めたものとなっています。木質バイオマス発電は、燃料調達のための木材の切り出し、搬出、チップ化など再生可能エネルギーの中で最も雇用が増えると考えられていることや、林業の活性化などの観点から私どもとしても非常に期待をしております。しかし、発電燃料として大量の木質チップを必要とし、その原料調達が課題となっています。一方で県内では、建設工事に伴って発生する支障木やダム流木のほか、街路樹をせん定した枝などの一般木質バイオマスが多量に発生しており、これらを発電所における燃料として適正に活用していくために、県として指針を策定させていただきました。3月23日には多気町で木質バイオマス発電所の起工式が行われましたが、これで県内に3つの木質バイオマス発電所が建設されることになりました。この指針の策定によりまして、これまで利用が進んでいなかった木質バイオマスを発電燃料として活用し、安定した燃料供給を目指すとともに、林業振興、雇用促進、再生エネルギーの活用等で地域の活性化に繋げていきたいというふうに思っています。これは、全部の都道府県を調べたわけじゃないんですけども、他の都道府県でやってるのは宮崎県、山梨県に次いで多分3例目だというふうに思っています、が1点目です。

2点目はこの何というか発表事項というか、東洋ゴム工業の対応に対して疑問がありますので、少しその点について申し述べたいと思います。東洋ゴム工業が製造し、先日大臣認定が取り消された免震材料が県の伊勢庁舎、鳥羽警察署、志摩病院の3棟に使用されている問題について、これまでの経緯と今後の対応を説明したいと思います。3月19日は、特定行政庁としまして東洋ゴム工業から説明を受けました。昨日は、施設管理者としての県として説明を受けました。東洋ゴム工業によりますと、対象の3棟は構造安全性の検証結果が国土交通省から公表されていない状況にあり、レベル1の地震動、まあこの50年に1度程度発生するかしないかの地震、に対して安全である「と聞いている」とのあいまいな説明で、レベル2の地震動、これは500年に1度程度発生するかしないかの地震ですが、は現在検証中とういことでありました。今回対象の3棟は多くの県民の方々にご利用いただく施設であり、さらには災害時の最重要施設として発災直後においても迅速に防災や治安活動、災害医療が行えるようにするため、免震工法を採用したものであります。この免震工法の最も重要な材料に対して、性能を偽って大臣認定を取得したことについて非常に憤りを感じますし、この問題が発覚して以来、施設管理者への初めての説明がようやく昨日行われましたが、内容も不十分なものであり、その対応について疑問を感じるところであります。そこで、国土交通省が東洋ゴム工業に求めている構造安全性の検証とは別に、東洋ゴム工業対してレベル1、レベル2、それから設計時の県が上乗せした耐震性能について速やかに報告するよう、昨日文書で要請をしました。今後は、構造安全性の検証結果について東洋ゴム工業から報告を受け、その安全性を確認し、県民の皆さんの不安を一刻も早く解消できればと考えています。さらに、対象の3棟が災害時の重要施設であること、県が上乗せした耐震性能により設計したこと、免震材料の大臣認定が取り消されたこと等から、基本的には免震材料の交換を求め、今回の問題がいち早く解決できるように責任ある対応を求めていきたいと思います。当初は、発表された時は、交換を即座に求めるかどうかというのは向こうの対応や安全性の検証の結果が速やかに報告され、その対応が誠実に、速やかになされる可能性もあるので、即座に交換ということについては言及しませんでしたけれども、こういうような状況で、また今一応建築基準法違反になっているので、その違反物件をもう1回大臣認定を取り直してもらうということについても時間がかかるというようなことも考えて、即座に交換を基本的に求めていくというような態度を、方針を決めたというようなことで、改めてご報告をさせていただいた次第です。非常にあいまいかつ不十分な説明で、残念に思っているところであります。はい、以上です。

発表項目等に関する質疑
○「三重県木質バイオマスの燃料利用指針」の策定(発表)
(質)では幹事社から質問させていただきます。まず木質バイオマスの方なんですけれども、改めて木質バイオマスに期待することを教えてください。
(答)この平成28年から、3基の木質バイオマス発電所が三重県内で稼働することになります。木質バイオマス発電は先程申し上げましたとおり、1つは再生可能エネルギーの中で最も雇用を生むと、その搬出とか切り出しとかチップ化とかですね。そういう意味では、再生可能エネルギーと雇用の両立ということに期待があるということ、それから過程において三重県は林業王国でありますので、林業の活性化、林業の方々の仕事が出るというようなことでありますから、林業の活性化に資すると、そういうようなことで大変期待をしているところであります。非常に今、三重県のいろんな森がちょうど伐採の、ちょうどええ時期に来てるんですけど、それをこうしっかり切って、素材生産量を増大させるにはまだ担い手が足りない部分とかもやっぱりあるので、こういうような、今すぐに使えるようなものですね、今まで廃棄物として捨ててたやつを今すぐに使えるようにするというようなことで、そのチップというか燃料の充実というか確保を図っていくということが喫緊早急に必要だというようなことで今回こういう策定をしましたので、そういう燃料の確保に今回の指針の策定がしっかり繋がっていくというようなことを期待しているということです。

(質)つまり適正な管理方法などが策定の理由だということなんですけども、改めてもう少し具体的に、策定した必要性みたいなところを教えてください。
(答)今まで、さっき言ったような建築廃材的なもの(※)とか、あとダムの流木とか、あと木を切った、せん定した枝とか、そういうのは今まで捨てていたわけですよね。こういうのは、それを今回の策定指針で、これは燃料として使えるんですよという一定の基準を示して燃料として使えるんですよという合法なものにすることになりますので、それによって燃料が流通されるというのかな、これがちゃんとしたものですよと、今まで廃棄物で何か分からへんかったけれども、こういう指針に基づいたものとなったので、正当なものとして流通することができるというようなことで、燃料として有効活用が進むのではないかというふうに期待をしているところであります。

【※補足】
県の指針では「建設資材廃棄物(家屋解体材)」は燃料の対象とはしていません。建設工事等で発生した不要木材で燃料の対象となるのは「工事支障木」と呼んでいます。

○東洋ゴム工業株式会社が製造した免震材料への対応
(質)続いて東洋ゴムの件なんですけれども、先ほどありました、あいまいな返答を繰り返しているということなんですけれども、企業態度としてどのように感じているか、改めて教えてください。
(答)国土交通省との関係があるにしてもですよ、「と聞いている」とか「申し上げられない」とか、極めて不誠実な、こちらは多くの県民の皆さんが利用していただく病院であるとかあるいは県民の皆さんに来ていただく庁舎であるとか、災害時に必要な警察や庁舎、病院であるという非常に重要な施設であるという認識で、一刻も早く解決をしたいというふうに思っているにも関わらず、その思いが十分届いていないというのかな、加えて何て言うのかな、他の自治体などとも我々当然、横の連携取ってるわけですね、そういう中で非常に、うちだけじゃなくて自治体に対しての、この例えばメディアへの出方などによっても差があると、極めて不誠実であるというふうに思っています。

(質)そういった態度も、今回免震材料の交換を求めるということに繋がっていくんでしょうか。
(答)本当は誠実な態度が示されて、安全性が一刻も早く検証されれば、県の上乗せ基準も含めてですよ、交換を求めるということまで至らないこともゼロではなかったはずだけれども、極めて時間もかかるというようなことでもあるし、今申し上げたような態度としても不誠実な面が多いし、あいまいな面も多いというようなことで、一刻も早くまず利用される方に安心してほしいということで、県はもうとにかく交換を求めると、安全の検証を待ってどうこうじゃなくて交換を求めるというようなことを一刻も早く県民の皆さん安心していただきたいので、そういうことをしっかり方針として決めたということですね。

(質)これ、交換の時期というのはいつまでというのは伝えるんでしょうか。
(答)これ、速やかにということなんですけども、彼らもそこについても聞いても非常にあいまいな、何か材料が確保できるかどうかとか、何かそういうこと言ってますので、期限を区切るかどうかは基本的には今のところは期限を区切らないですけども、速やかにというようなことになると思いますけどもね。

(質)分かりました。それでは第一県政記者クラブの方、発表事項について質問どうぞ。

(質)東洋ゴムの件に関してお願いします。この今日求めたその検証結果の報告なんですけど、こちらの期限はいつまでと考えてらっしゃるんでしょうか。
(答)これはどうするんだっけ?
(答:県土整備部)速やかにという言葉を使っています。でもできるだけ早く提出をしてくださいという趣旨で。
(答)本当は期限切りたかったんですけど、国交省との関係があるのでこっちが期限を、あと特に県の上乗せ基準の所が例えばうちの庁舎は性能の大臣認定の1.25倍、病院、警察が1.5倍を求めているのでそこまでの検証もするのも多少とも時間かかるだろうというのもあって、一応期限は設定していませんけれども、速やかにということで。

(質)あと県のお考えとして検証結果の報告作業とあともしくは部品の交換、どちらの方に優先順位を求めてるのか、いかがでしょうか。
(答)両方ですね。それはなぜ両方かというと、僕たちが説明責任を果たすには、単に交換したらいいですよということでもないと思うし、安全性についてもやっぱり説明をしないといけないから、私たちが説明責任を果たすという意味では両方大事だと思いますが、それはいつ地震が来るか分からないので、交換については速やかにやってほしいという思いはありますけど。

(質)あともう1点なんですけども、今回東洋ゴムはっきり言って不誠実な対応だと思うんですけども、それでもなおかつ東洋ゴムの製品を使うのか、それとももしくは免震材として他のメーカーの物を購入してその代金を東洋ゴムに請求するという手もあると思うんですが、これについてのお考えはいかがでしょうか。
(答)まずやはり東洋ゴムに自分たちの製品が使えないなら、他社の物も含めて責任ある対応をしっかりしてほしいというようなことでまずは東洋ゴムに求めるというのが筋だと思っています。で費用は当然東洋ゴム持ちだというふうに思っていますが、その彼らが一定の、例えば国土交通省も1年以内に替えろとかいろいろおっしゃっておられますけど、それが自社製品で不可能なら他社のに頼らざるを得ないと思うんですけど。で、あとそれから今国交省が実態調査やってますね、他社製品についても、他社製品ももしかしたら漏れることがあるかもしれないんで認定から、ていうのがあるんで今はまずやっぱり東洋ゴムに責任ある対応を求めるということと、国交省の実態調査もまた他社のやつもいずれ判明するでしょうから、まずは東洋ゴムに責任ある対応を求めると、そういうことです。

(質)では必ずしも東洋ゴムの製品をもう一度納入してほしいというわけではないということですね。
(答)私たちは東洋ゴムが責任ある対応を求めるということが第一義、で第一義というか第一義は一刻も早く安全にということで、加えてそれのやり方としては東洋ゴムが責任ある対応を取ってほしいと、そういうことなので製品はその東洋ゴムが自分とこで間に合わへんのやったら他社のやつを使ってもらうというようなことでも構わない。もし自分とこのでやるんだったら当然安全性が確保されてるものでないと駄目だということですね。

(質)これは文書で昨日渡したんですね。
(答)終わってから発出したんやろ。
(答:県土整備部)そうです。
(答)面談時の対応が不誠実だったので、終わってから文書を作ってもう一回出したと。
(答:県土整備部)まずファックスを送って相手に確認をしています。

(質)向こうの対応というのは、じゃ分からない?
(答)向こうが文書を受け取っての反応はですか、はどうだったんですか。
(答:県土整備部)反応は、担当の者がこの文書を上司に伝えますという回答だけでした。

(質)先ほど国交省の報告とは別にということなんですけども、スピード感からいくと材料の交換より前に安全性が国交省も含めて確認されるという可能性があると思うんですけども、その場合でもやはり交換を求めるということなんでしょうか。
(答)はい、原則。それはさっき言ったようにうちが上乗せしてますから、国交省のL1、L2に加えて、うちさっき言った1.25倍とか1.50倍の上乗せしてますので、そこの検証までちゃんとできるどうかというのはそのスピード感が分からないので。 

(質)もし1.25倍とか1.5倍を超えてた場合はどうなんですか。
(答)それが良かった場合ですか。

(質)ええ。
(答)基本的には今、で次は大臣認定を取り直さないといけないんですね、安全性が確保されるためには、そこまで大臣認定取るのにどれぐらいの時間がかかるかっていうのは分からないので、今建築基準法違反状態が続いているということなので、その違反状態も早く解決したいし、とにかく交換を求めると。

(質)その一方で何棟交換の必要があるか分かりませんけど、1から55があって1番と55番だと相当時間が違うと思うんですけど、仮にそんなに早くやれないとなった時にこれも多分結構な時間がかかると思うんですが。
(答)それも含めて東洋ゴムの責任ある対応を求めたいというふうに思ってますけどね。だから当然私たちが今言ったように一刻も早く安全にというものなので、それは県の基準も含めてですから、そこが一刻も早くできるようにどうすればいいかというのを誠実な責任ある対応を求めたいと、そういうことです。

(質)あともう一点。先ほど横の繋がりのある市町村とかでメディアによって出方が違うというお話がありましたが、あれどういう?
(答)どことは他の自治体の情報だから言えないですけども、結構早くからテレビや新聞で取り上げられているような自治体の施設については既に国交省のL1とかのやつが発表される前に「多分L1大丈夫ですよ」とかっていうようなことを説明で言ったりしてるわけですよ。我々にはこの前のような、昨日のようなああいう不誠実な対応なわけですよ、で他そういう不誠実な対応されてるとこも他もたくさんあるわけです。

(質)対応した人がかなり中身が分かってる方とそうじゃない方とかそういうことですか。(答)それはうちもだって技術本部の方とお客様相談室と両方来てるから当然分かってるはずだと思いますけどね。もし仮にそれを分かってない人が来てるとすると、余計不誠実で最悪ですよ。ふざけんなよです。

(質)今のに関連してなんですけど、自治体によって会社側の対応が違う原因とか理由というのはどういうふうに。
(答)分からないですね。なめられてるんですかね。分かんないですね。

(質)あと自治体としてゴムの即時交換を求めるというのは、今の所三重県が?
(答)いや、愛知県さんとか高知県さんとかも確か原則交換求めるというようなことだったと思いますけどね、僕はその報道ベースでしか知りませんけど。

(質)国交省の検証とか会社の検証とか待たずに、すぐ替えてくれというふうな?
(答)昨日ですかね、太田国土交通大臣も基本的には交換するというような方向だということを閣僚記者会見でおっしゃっていただいてると思いますので、それと不整合ではないと思いますから、一刻も早く解決したいということなんですね、我々は。そういうために責任ある対応を取ってほしいということなんです。そのひとつの手法が基本的に交換を求めるということなんです。だから、彼らがどういうふうな、それに対して我々がこういう求めていくことに対してどういう対応をしてくるかということによりますけど。

(質)じゃ向こうの対応次第では、即時交換みたいなのにこだわるわけではない?
(答)基本的にはここまで言ってますから交換してもらいますけどね、と思いますけど。でもそれが他社製品も含めて5万年かかるんですとか言われたら、それはできないですよね。という一方で現実的なラインというのも当然安全確保のために僕ら重視しないといけませんから、そこは向こうがどう出てくるかというのもありますけど、基本的には今現時点、我々が置かれている一刻も早く県民の皆さんのために解決する方法としては、交換ということだと思います。

(質)なら、そもそもこれに盛り込むべきだったんではないでしょうか。
(答)それはまず彼らに、その紙にですか。

(質)何か愛媛県とかはそういう申し出をしてると。
(答)それでも良かったのかもしれないんですけど、我々としてはその文書に盛り込まなかった理由は特段ないけど、まずは報告を求めようと、昨日の夕方時点ではそういうふうにしたということです。あと実はもう少しその何て言うのかな、誠実な対応として安全が確保されますというふうなことを私の方に報告に来てもらうようなフェーズなども考えていたので、そういう場面で申し上げるというようなことも考えていましたので、文書においては報告ということでしたけど、あまりにその後の状況とかも含めて不誠実ですのでこういう対応にしたということです。

(質)交換を求めるのは文書じゃなくて口頭で言ったんですか。
(答)これから出すの?
(答:県土整備部)はい。
(答)今日はそういう姿勢でございますということを私が申し上げて、後に文書か何かで発送するんですね。

○「三重県木質バイオマスの燃料利用指針」の策定(発表)
(質)木質バイオの方なんですけど、先ほど廃木とかせん定木とかそういった物もたくさんあるのでということなんですけど、実際その原料として熱に替える量としては多分そういうものじゃ全然足りないと思うんですけど、一方でそうすると間伐材とかを使っていくことになると思うんですが、いわゆる林業として本来の使い方と本質バイオの使い方ではちょっと違うのかなという気がしていて、例えば建築材とかという、で最近だと木質バイオがすごく注目されているんですけども、この間海外に初輸出とかされましたが、逆に林業の本筋といってはちょっと言い過ぎかもしれませんけど、本筋は例えば来年度以降どんなようなことを考えられてらっしゃいますか。
(答)まずこの燃料の必要量を確保するのは基本的に民間事業者の仕事なわけですね、責務なんですね。がしかし、実際に今の林業の現状ですべてそれを間伐材とか主伐で全部対応できるかといったら多分そこは困難な面もなくはないと。いうようなことで、必要量のうち、そうですね、6割ぐらいは通常の間伐材とか主伐でいきたいというふうに思っていますが、それでも足りない部分があるのでそこをその可能性を広げると、こういう行政がお墨付きを指針を出して、これは使えるよというお墨付きを出すことで個々の可能性を広げると。その林業の活性化をいきなり林業従事者がバコーンと増えてあと設備が整ってチップをバーッと出せるというような状況でもないので、もちろん林業の活性化もやるけれども喫緊の課題としてこういう部分の可能性を広げとかないと発電が回らない可能性があるというような危機感でこういうふうに出してると。で一方で林業の方は、今回特定政策課題枠という27年度予算でも林業の活性化というのをひとつの大きな枠としてやっていますので、さっきの主伐と言うんですね、ちょうど切り頃の木が増えてきましたのでその主伐をできるようにその川上の人たちの技術、いろんな架線をやったりとかいろいろあるんですけど、そういう技術の人材育成とか、あとは川中、川下との流通の低コストで流通できるような販売システムの仕組みとかそういうような形で、あとは出口の所の輸出であるとか県産材の利用とかという川上、川中、川下でそれぞれの対策をとって林業の活性化をしていこうというふうに思ってます。

(質)チップとして間伐材を売る時にこの間ちょっと木材組合から聞いたんですが、トン当たりで料金設定してるそうなんですけど、それが水分も含めて重さに、水分が含まれててもそれも料金に含まれると言うんですけど、ちょっと僕はアンフェアじゃないかなと言うか、乾燥させた状態で重さを量って料金を払うならいいんですけども、水も水分も含んだものを全部含めて換算されるというのはちょっと公平性の点から言うとちょっとどうかなとは思うんですけど、その点はどうでしょうか。
(答)どうですか。
(答:農林水産部)製紙業界の方では、チップに関しては絶乾(ぜっかん)重量で取引されているようなんですけども、当初から燃料用チップにつきましてはその許容限度であります乾燥度合いが結構幅が広いんです。で大体30パーセントから50パーセント程度の水分量があれば発電ができるということから現状の林業の現場では、大体50パーセント程度が生材として水の量があるんですわ。そのままの状態であっても燃料として活用が可能なんですけど、ですからチップ業界の方ではトン当たり単価で生材重量でそのまま取引されております。確かにアンフェアな、例えば20パーセントの乾燥材と50パーセントの材料が同じ値段で取引されてるのはおかしいじゃないかと思われるかもしれませんが、林業家にとってみればありがたい話でして結構濡れた物を搬出してもお金になるということで、その辺りはチップ業界の方が逆に言うたら発電所側が最終的に負担してるというような形に今なってると思います。

(質)僕心配してるのは、多分3年後ぐらいにはチップ材がどんどん利用が増えてきた時に三重県だけでは足りなくなった時に県外からチップが入ってきた時に、水、含水量が多いのが三重県の中に入ってくるとちょっと三重県の事業者さんが困るかなと思ったんですけど。
(答:農林水産部)実際今でも県外材は移入されておりましてそれも活用されていますが、大体日本の森林から搬出される木というのは、大体ベタベタの木でも5割程度なんですよ。

(質)問題になるほどの幅ではないということ?
(答:農林水産部)そうなんです。

(質)差はないということ?
(答:農林水産部)はい。確かに3月から5月ぐらいまでは非常に水揚げが激しいもんですから、この時は杉なんかですと含水率が60パーセント程度になる時もあるんですけども、ほとんどの場合は、大体切る時期というのは秋口から切られますのでこの時で5割ぐらいだと認識してます。

(質)ここにわざわざ燃料利用指針に書くことでもないというわけですね。
(答:農林水産部)はい。

○東洋ゴム工業株式会社が製造した免震材料への対応
(質)知事、これ東洋ゴムの関係ですけど昨日会社側は国交省がというのを理由に基本的には言及を避けてたんですが、国交省に対して県からとか自治体合同でとか何か働きかけるようなことを考えてらっしゃいますか。
(答)取りあえず他社製品の実態調査とその今月末に多分L2のやつとかも含めて構造安全性の公表がされると思いますから、それを踏まえて、国交省も要は今対応中だという認識なのでその対応の出方を見、それを踏まえた東洋ゴムの対応方法も見てからそれから考えたいと思います。特に先ほどうちが申し上げたような交換のこととか高知県さんとか愛媛県さんとか他も交換を求めていったらそれはもうえらいことになります。他社へのあっせんのこととかも含めて相談しないといけないこともあろうかと思いますので、まずは月末までの状況を見て判断したいと思います。

○「三重県木質バイオマスの燃料利用指針」の策定(発表)
(質)バイオマスなんですけれども、確か多気町は地域の人たちに間伐材を持ってきてもらって、で業者が買うのにプラス1,500円、2,000円とかを上乗せして買い取るみたいなシステムづくりをやってるんですけども、県としてもう一歩踏み込んだ支援というのはお考えでしょうか。
(答)それは各発電所が買い取る時に行政が上乗せするかどうかですか。

(質)そうです、それも含めて。
(答)県としては今の所そういうのは考えてません。既に今多気町さんとかあとは松阪もやるのかな、そういうのでそれぞれ各基礎自治体が木質バイオマスを生かしてまちづくりをしていこうと、そこで雇用を生んでいこうというふうに地域ぐるみでやっていこうとやっていただいているので、それは大変ありがたいことですから、そこに県がしゃしゃり出ていくよりは、松阪市さんとか多気町さんの頑張りを期待したいと思うし、県としてはさっき申し上げたような川上、川中、川下のそういう人材づくりとか技術を上げていくとか。こういう今まで廃棄物(※)だったものでも使えるよというルールづくりとかそういうのが県の仕事だと思っていますので、そういう住民の皆さんとの近接したことというのは基礎自治体の皆さんが既に頑張ってくれてるので、そういうのをしっかり応援したいと思いますね。

【※補足】
県の指針では「建設資材廃棄物(家屋解体材)」は燃料の対象とはしていません。建設工事等で発生した不要木材で燃料の対象となるのは「工事支障木」と呼んでいます。

(質)では発表項目以外で質問ある方どうぞ。

その他の項目に関する質疑
○三重県知事選挙
(質)知事選でいいですか。まず大勝利なんですけど、事務所開きから日にちも経って大体陣営の共通認識として得票率が幾つ、得票数が幾つというそういうオーソライズされたものが大体固まってきているのであれば教えて、あるいはその鈴木さん自身が思っているものが言えるのであれば教えていただきたいんですが。
(答)僕は選対とか後援会とかで何か共通して認識のそういう数値的目標を立ててるとは聞いてませんので、多分現時点においてもないと思います。でまあ僕としては何て言うんですかね、僕なりに参考としているものはいろいろあるにしても、何て言うんですかね、一人でも多くの人にとにかくご支持をいただきたいということですから、何か数値的目標みたいなのを掲げているというのはないですけどね。

(質)あと、あの政策集ですけど、結構実行実現を重視したというふうにおっしゃってたと思うんですけど、結構花が咲いてるものもあるような個人的には気がするんですけど、それはともかくとして実は誰が収穫するんですか。
(答)花が咲いた後ですか。
(質)はい。
(答)あー、どうでしょうね。分かんないですけど、なかなか、あの、どういうスパンで実が出るかっていうのもありますので、そこはいろいろ考えないといけないですね。僕はちょっとよく分からないですけど、なかなか、まずこの明日告示という段階においてまずしっかり花を咲かせるということがあの僕の使命ではないかというふうに思ってます。

(質)あと一点ちょっとくだらない質問で恐縮なんですが、告示日明日朝ご飯って何を食べるんですか。
(答)明日、明日何やろな、明日家から出発やから、あの多分あのちょっと嫁さんに聞いてないで分かりませんけど普通にいけば鈴木家の食卓の僕の朝ご飯は卵かけご飯とですね、あとその魚系あの多分干物だと思います。と味噌汁というのが僕の基本的な朝飯なんで、多分それと変わらないと思いますけどね。

(質)特に告示日だからといって何か験を担ぐ?
(答)あー、はないですね。明日から多分スーツ姿というより赤いジャンパーを着ているような感じになると思いますけど、朝ご飯は普段どおりだと思いますけどね。

(質)普段通り?それはごめんなさい、明日教えてもらっていいですか。
(答)はい分かりました。演説とかでは言わないですよ。今日の朝ご飯は!とかやらないですけど。

(質)ちなみに4年前告示日何食べたか覚えてますか。
(答)それは覚えてないな。4年前、4年前、でも白子の家からやもんな。覚えてないな。

(質)僕も関連で知事選の話なんですけども、まず民主党の対応のことに関してなんですけど、民主党が今回自主投票ということをお決めになりました。そのことに関してまず知事どのように受け止めてらっしゃいますか。
(答)私の方から推薦依頼をお渡ししてない段階でありますから、それは総合的な様々な諸般の事情を踏まえて対応をお決めになられたということですから、私はあの私からどうこう申し上げることではないと思いますので、しっかり自分としては明日からの戦いをしっかり戦い抜くということだと思います。

(質)知事も今おっしゃったんですけども、もし推薦依頼があればまた違った動きもあったのかなというふうに思うんですけども、推薦依頼を出すのかどうかは知事のお気持ち一つかと思ったんですが、そこに関してはどうして出されなかったのかお願いいたします。
(答)出さなかった理由ですか。自分だけというよりも選対とか後援会の皆さんとかの様々なご意見を踏まえて、そういう依頼自体は出さないという対応を取りましたけども、でも自分として県民党というのを掲げているのでしっかり意見交換などはしていこうと、そういう方針を決めたということなんで、それに基づいてやったということですけどね。

○知事1期目の感想
(質)話は全然全く変わってしまうんですけども、選挙前ではこれが最後の定例会見になると思うんですけども、まず今年度プラスあとこの4年間を振り返っていただいてすいませんが感想を伺ってもよろしいですか。
(答)4年間振り返ってですか。まずは最近私いろんなところでも申し上げさせていただいてますけども、やっぱり全ての県民の皆さんにお支えをいただいてこの4年間大変感謝をしているということです。議会とかいろんな団体や企業の皆さん、NPOの皆さんや様々なステークホルダーの皆さんにも県政にご協力いただいたと、そういう政治家として初めて知事という職になってしかも年齢的にも若い私に対してですね、多くの皆さんがご協力いただいてこの4年間進めてきたということについて非常に感謝をしているということです。特にそういう中でもいろんなステークホルダー居ますけども職員にはね、感謝をしています。こういういろんな取組ができるのも職員が一生懸命頑張ってくれた部分もあると思いますから、特に職員をまとめる、そういう先頭に立ってくれた石垣副知事や植田副知事にはね、特に感謝をしています。あとは4年間というのは、なる時は結構時間あるなあと思いましたけどあっという間でしたね。もっと時間がほしいなあと、取組を様々するにもというのが、道半ばの取組を行うにもう少し時間がほしいなあというのが正直な感想です。何か政策的実績みたいなんはいろいろこれまでいろんな場面で言ってきたんで、思い出って言うか印象深いのは紀伊半島大水害と式年遷宮ですね。その辺りが非常に、特に紀伊半島大水害2名の方が亡くなったということで非常に思いが深いですし、それがやっと特に苦労したんが浅里地区その時いたメンバーあんまりいないと思いますけど、浅里地区っていうのがすごい大変だったんですけども、そこの小船紀宝線という道路もやっとこの月末に通行止めが解除できるということになりましたので、非常に感慨深い思いです。で遷宮という極めて貴重な経験を私の前経験されたのが田川知事ですから、そういう意味では非常に大きな体験をさせていただいたと思います。それからさっきの政策とかと違うちょっと視点で申し上げれば何て言うんですかね、危機管理事案にたくさん直面したなという、そういう思いがあります。直近でも例えば東洋ゴムの話もそうだし、例えば昨日のああやってドイツでLCCが墜落したと、そしたら日本人が居るってなったらうちはもう渡邉統括監以下僕も報告を受ける訳ですけども、その日本人が三重県民かどうかっていう24時間体制で調査に入ってそういうの表に出ませんけども、例えばあとは米穀の産地偽装とかね、食材の不適切表示とかもありましたし、当然災害はそうですけどもあとは堀栄丸の事故とかもあったし、そういう危機管理対応って万全であって当たり前なのであんまり表に出ませんけれども非常に4年間ね、どこの自治体もそうかもしれませんけどもそういうのにたくさん直面したなあと、一定しっかり乗り切ったというふうには思っています。それからもう一つはなかなかあまり自分で声高には申し上げてきておりませんでしたけども市町との連携というのは結構それぞれご意見をいただきますけれども、いい連携体制はこの4年間作らせていただきつつあるのかなというふうに思っています。あとは僕は情報発信というのを一生懸命取り組んできました。これは何て言うんですか、自分が県外の出身で今こう知事をやらせていただいているので県民の皆さんが当たり前に感じる魅力的なものをしっかり世の中に伝えていくっていうのが僕の使命だと思うし、それに尽きるという思いで情報発信をしっかりやってきたんで、例えば記者会見もぶら下がり405回含めて623回でそれ以外に講演とかテレビとか雑誌とかの取材で537回受けてますので、時々こういうコスチューム着るのみたいなんとかもあったりしましたけれども、そういうのも含めてそれは僕のアイデンティティーというか使命だと思っているんでね。こういう三重県で生まれ育ってないのに三重県民の皆さんの思いをね、本当の潜在的な思いを出していくと、僕の使命だと思ってますから、そういうのはしっかり取り組ましていただいたかなというふうに思ってます。あっという間でしたけど密度の濃い4年間だったと思います。

(質)一点だけ追加で質問したいんですが、市町との連携確かに上手くいってると思うんですが、それってやっぱり1対1対談とか何かどうしてうまくいったのか知事のお考えをお願いします。
(答)これは行政組織っていうのは様々な階層があって僕自身も1対1対談やってますけど、例えば防災対策部長とか中心にあと子ども・家庭局長とかもそうですけど夏の議会のない時に全市町を訪問してるんですね、彼らがそうやって人間関係を作っていったりしてるのと、あとは管理職ベースとかもそうですが僕だけじゃなくてそれぞれの階層において連携を進めようという意欲を持ってやってくれたというのは大きいのかなというふうに思いますけどね。 

○三重県知事選挙
(質)知事選と県議選の候補者ほぼ出揃いましたけど、投票率はどれぐらいと思いますか。
(答)難しいですね。これは私も気になるところですし、現職の知事としてはやっぱり投票率が上がってほしいというか、なるべく高い投票率であってほしいというふうに県民の皆さんに呼びかける立場でもあると思いますので、難しいですけど県議選の無投票の所も複数ありますのでそういう所がどこまで影響してくるかですね、ちょっと自分なりに予想っていうのはなかなかしてないのであれですけど非常に関心を持っているところです。やっぱりなるべく0.1パーセントでも1パーセントでも高い投票率を期待しています。大事なことですね。

(質)月曜日、討論会藤井さんとやられましたけどご感想というか、ちょっと苦笑いというか首を振られていたところなんかもあったと思うんですけれどいかがでしたか。
(答)まずはああいう場を作ってくれたJCのメンバーに感謝したいと思いますし、たくさんの方が来てくれたのでそういう皆さんにも感謝したいし、ちょっとやや極端な質問であったものの○×みたいなのがあって皆さんの温度感みたいなんも知れたのは非常に良い機会だったなあと。僕自身も教育と医療は×出しましたのでそういうところの温度感も知れたのは非常にいい機会だったなあと思います。藤井さん自身にはその日とその前の日に初めてお会いしたんですけど、ご自身は非常に物腰柔らかな優しい方で現場もよく回られてるなという印象を受けました。政策についてはこういう場で言うのはいいのかどうか分かりませんけども幾つか気になった点を申し上げれば、一つはやっぱり財政に対する認識が極めて甘いっていうか財政力指数の話を僕あの時もしましたけども、川上ダムのこととかもおっしゃってましたけどあれ80億円って、あれ十数年かけて平準化して県債も使ってやるので単年度でいけば数億円を県債で発行するかどうかというような話なのに、例えば藤井さんがおっしゃっている70歳以上医療費無料化って単年度で200億円かかるんですよね。そういうこの財政に対する認識っていうのが非常にどうかなっていうのと、あとは反地方分権って言うかな、消防の定数とか避難計画のこととか地域包括ケアシステムとかあとは小学校の顕微鏡の話とか市町の仕事をすごいおっしゃるんですよね、それ市町の仕事ですよという、地方分権に反することを非常にたくさんおっしゃるなという印象がありましたかね。あとは僕の4年間というより県政の積年の課題をね、ずっとおっしゃっておられることが多いかなという印象を受けましたけどまあそんな感じですかね。あんまり僕は現職ですからその個別に反論するのも何ですから、気になった点としては財政と分権と積年の課題、そんな感じですかね。ご自身は非常に物腰柔らかで優しい穏やかな方でしたね。

(質)県内回られて知事選盛り上がり感じますか。
(答)知事選ていうかどうでしょうね、この統一地方選挙についてまだまだね、こう選挙が近づいてきたなっていう感じではないかな。これからじゃないですか、明日告示ですしね。

○朝日町での女子中学生強制わいせつ致死事件の判決
(質)ちょっと話が変わるんですけど、昨日朝日町の事件で判決が出て今後控訴するかどうかというのもあると思うんですけど、遺族の代表の会見では量刑を含めていろいろ不満を言っていたんですが、県として今後あの事件をどうフィードバックしていくというか県としてあの事件をどう教訓にしていくのかという、そういうビジョンとか計画とかあれば教えてください。
(答)まずは本当に改めてですけども寺輪博美さんのご冥福を心からお祈り申し上げたいと思いますし、ご遺族の昨日の会見などでもそうですけど非常につらいご心情を推察すると私自身もつらい思いですけれども、ご遺族にもお見舞い申し上げたいと思います。その上でまだ判決が確定というわけではない状況でありますけれども、我々としては非常に重く受け止めなければならないことだと思っています。で私自身は今回の選挙に臨むにあたって改めてやはり命の大切さとかを、あるいは規範意識というようなものを学ぶ道徳教育とかそういうものにしっかり力を入れていく必要があると、今高校では道徳教育ってないんですよね、特別活動っていう中なんですよね。で、そういうことも考えるとより、例えば高校生の中でも自分の周りの生活環境も変わっていくだろうし人間関係も変わっていく発達段階にあると思うので、やっぱり私政策集の発表に時に申し上げましたけれども、小中高が一貫した体系的な道徳教育のあり方をもう一回しっかり見直して子どもたち一人ひとりにそういう命の大切さとか規範意識が遡及(そきゅう)していけるような取組を今回の事件を教訓として三重県としてはしっかりと取り組んでいかないといけないんじゃいかなと思いますし、そういうものは改選させていただいたら総合教育会議もやりますし次期教育ビジョンも作りますし、そういう中でしっかり取り組んでいきたいというふうに思います。

○百五銀行の頭取交代
(質)1点、百五の頭取が代わります。県とのゆかりある銀行のトップの交代の受け止めと期待をお願いします。
(答)まずやっぱり上田頭取のね、会長になられるということですけどもこの6年間大変ご苦労いただいたと思ってます、活躍していただきました。特にタイのカシコン銀行との連携もはじめとして海外展開などについても積極的に取り組んでいただきましたし、この6年間はリーマンショック後の大変厳しい状況の中にあって県内の地域金融を回すというようなことでその先頭に立って大変ご尽力いただいたということで、まず上田頭取のこれまでのご尽力に感謝申し上げたいというのが1点と、2点目は伊藤さんは僕も個人的にも何度もお会いしていましたし国際関係などにも非常に理解がありますし、あとは地域のいろんな彼詩吟やったりするんですけどそういう文化とか地域のこととか地域貢献なんかにも非常にご貢献いただいている三重県という地域に根付いた方なので、そういう方が頭取になられたっていうのは非常に現場感を持って取り組んでいただけるということで非常に嬉しく思いますので、これからの活躍を期待をしたいというふうに思います。中部電力はいいですか。

○中部電力の社長交代
(質)お願いします、中部電力も。
(答)そうですか、何か言わせたみたいで申し訳ないですけどね。まあ別に何かあれですけど、まず水野社長は本当に今回この社長在任期間の中で浜岡のこととかあったり、あるいは電力システム改革の話とかがあって、非常に苦労された中でも料金値上げとかもありましたけれども誠実に対応されてリーダーシップを発揮されたなあというふうに思っています。で勝野新社長は三重県担当の副社長もやっていただいていましたので、三重県のこともご存知いただいているというようなことと、僕資源エネルギー庁という所にいたので、電力会社の人事ってのは最大関心事項の一つだったんであれなんですけど、ああいうこう工務部という技術系のとこからああいう営業戦略とか行って上がるというのは極めて異例なんですけど、それは勝野さんってすごい、お会いしたことある方いらっしゃるかどうか分かりませんけども、明るいしリーダーシップもあるし、そういう意味では彼の人望、人徳、実績の成せる技なのかなというようなことで極めて妥当な人事だと思いますのでご活躍を祈りたいと思いますが、まあ中部電力には今回社長になれなかった方も含めて様々人材おられますんでね、そういう人材の皆さんも勝野新体制の下また新たな飛躍をしていただけるといいんじゃないかなと思います。

(質)今回の2つの人事ですけども、タイミングプラス人選に関して、鈴木知事の予想は当たっていたんでしょうか。
(答)タイミングはね、僕はあれ特に百五はちょっとここかっていう感じでしたけど、僕は全然予想つかなかったですけど。中電は何となく近いかなっていう感じは、それ個人的ですけどね、思ってましたけども。

(質)人選に関しては?
(答)人選全然いいんじゃないですか、全然いいと思います。極めて順当って言ったら変ですけどいいと思います、はい。他の人があかんということじゃないんですよ、いいと思います。

(質)他いかがでしょうか。では、第二の方も含めてお願いします。

○東洋ゴム工業株式会社が製造した免震材料への対応
(質)東洋ゴムですけど、東員町に工場ありましたっけ。
(答)はい。

(質)で当初、県が比較的さっきの知事のお言葉によると、好意的というか慎重姿勢で、あえて向こうさんの出方待ってるという、そこのところの慎重さっていうのは東洋ゴム労組出身の現職県会議員もいらっしゃるし、その辺のことっていうのは何となく引っかからなかったんですか。
(答)それはおっしゃったとおりで、県議がどうというよりはやっぱり東員町で操業していただいて雇用を支えていただいているので、きっと誠実な対応をしていただけるんだろうと信じていたし、なのでそういうの信じていたと言うと過去形にするとあかんな、なのでもう少し同じ県の中で操業していただいていることでの対応があったのかなあと思ったんですけど、なかなかそういう部分が見えてこないのでというのはあります。でも念頭に置いたのはかなり念頭に置きましたけどね。

(質)でもそこの工場長とか通してのネットワーク的なものっては、元々あったんですよね。
(答)まあそうですね。まあそれが十分生かされてないのは事実ですね。

○三重県知事選挙
(質)公開討論ですけど、私はあれ司会が悪かったと思うんですけど、あからさまに言いますが、教育、福祉、環境どっちかっていうとそっちへ集中してて、しかも鈴木県政4年の新しい施策、まあ木曽岬干拓にしても自然エネルギー出すなら、木曽岬干拓とかそういうメガソーラーもやるべきだと思うんだけど、その辺はなくて精々出てきたのはドクヘリと博物館じゃないですか。で、まあやりにくかった面はあると思うんですけど、その辺の物足りなさとかいうのはなかったですか。
(答)地方創生とか人口減少とかそういう今自治体が直面している大きな課題についての議論がなかったのはちょっと残念だなあというふうに思いますけども、きっと青年会議所の皆さんやコーディネーターの皆さんがこれが重要だと思ったのでそうなったのかなあと思いますけどね。本当はもう少し特に青年会議所のメンバーなんかは子育て世代でもあるし、まさに地域の未来を担っていかないといけないので、地方創生とか人口減少とか東京一極集中是正にどう取り組むのかとか、そういう議論があっても良かったかなとは思いますけどね。

(質)そこは用意してったんですか。
(答)もちろんです。言われたらちゃんと準備はしてありますけど。

(質)あと明日告示なんですけど、前日ということで何か決意みたいなものはありますか。
(答)決意というか、これまでの4年間の県民の皆さんへの感謝の気持ちと、それからこれからみんなでまいてきた種を継続発展させて大きな花を咲かせるべくしっかり頑張るという覚悟でありますので、そういう部分をご評価いただいて、もう少し時間をいただければというふうに思ってますけどね。そういうことをしっかり強く訴えていきたいと思います。

(質)4年前の告示日前日とは全然気持ち違いますか。
(答)全然違いますね、全然違うと思う。この全然違うと言うとちょっと語弊があるかな、言い過ぎかな、それは現職としてのあと地域も回ってきたという、相手がどうこうというより現職として政策を積み重ねてきたっていう思いとそれから地域もしっかり回ってきたという思いで、例えば街頭演説行っても全然知らない所で初めて演説するとかっていうんじゃなくて、ああ、あっこの奈屋の外湾漁協へ行ったらこういう感じでこういう方がおってとか、例えばですよ、藤原町行ってあそこの公民館行ったらこういう方がおってとかっていう、何か地域を回って来たという自分の自負もあるので、そういう意味での安定した気持ちというかな、そういうのが前回と全然違うという感じですかね。

(質)新人ってこともあって、前回ってのはある程度相手さんもある程度大きな組織をバックにされてたんで、そういうご自身が立つということの不安感っていうのは前回はあったわけですよね。
(答)そうですね。あとは施策、政策の部分の、やっぱり県のこととか地方自治のことについて十分理解できてない部分もあっただろうし、あと地域で回ったことのない地域とかも当然告示の前までになるべく回りましたけれども回れてない所もありましたので、そういう部分での、あとは相手候補はその時は実際に地方自治をやられてた方ですから、そういう方との差みたいなのもあったんで、そういう不安的な思いはありましたけど、強い思い、絶対知事になってっていうふうに、なって三重を変えていくんだという強い思いは当然ありましたけど、そういう不安感の部分においては当然ありましたね、前回。

○マハティール元マレーシア首相の来県
(質)あと、昨日マハティール元首相と会食されてますね。あの後どんな感じでした?
(答)会食の時も非常に自動車産業のこととか、あと三重の、あとミキモト行かれて、マレーシアの何ちゅう州やったかな、ちょっと忘れましたけど真珠が結構採れる所もあったんで、ミキモトも楽しかったということとか、極めて好意的に三重県のことを捉えていただいてたなというふうに思いますし、今日実はあそこで井村屋の会長が居たんですけども、で今日急きょ井村屋へ行くことになりましたし、そういう非常に意欲的に、あの時水ようかん食べましてね、で朝会長が会食の時に来てて、で井村屋急きょ行くことになったりとか、非常に意欲的に考えていただいてるなあという印象を受けましたけどね。

(質)ただ、マハティールさんだけが水ようかん完食しなかったですよね。2口運ばれてあと残されてたんですけど、ああいう味お嫌いなのかなと思って。
(答)聞いたら血糖値が高いと、だからあんまり甘い物たくさん食べるなと言われているけどアンコは好きなんだと、で、なので例えば彼がやっているローフっていうパン屋さんではアンパンすごい売っているんですよね。なので好きなんだけど夜もスイーツはあんまり食べられなかったって、言っていいか分かりませんけど。

○愛知万博から10年
(質)あと全く違いますけど、愛知万博から10年なんですけど、当時は何されていましたか。
(答)2005年ですか。

(質)はい。
(答)2005年は、それこそ2005年の夏に資源エネルギー庁電力市場整備課の総括補佐に異動しまして電力やってました。

(質)愛知万博見られたんですか。
(答)見に行きました、個人的に。当時付き合っていた彼女とデート。当時付き合ってた、今の妻ではないです。そこまで言う必要ないか。

(質)何か感慨ありますか、その万博で。それの残った形で美(うま)し国駅伝が三重県にもありますけど。
(答)僕は、万博自体にということもさることながら、その万博に向けてあとは例えば木曽岬干拓地との、例えば空港がどうだとか、いろんな過去の三重県のいろんな万博とかその土地利用に向けた関わりっていうのをね、いろんな場面でこの4年間聞くことが多かったので、そういう愛知万博っていう所に行くまでに、ああいうそういういろんな関わりが三重県とあったんだなあというようなことを思いますけどね。だからあと万博自体は非常にそうだなあ、そんな感じですかね。だから万博というよりはセントレアとかとの関係の方が何となく三重県との関係、三重県知事という立場でいけば思いが深いというか、ありますけどね。

(質)それは土砂も出したとかですか。
(答)とかですね。あとは元々じゃあそこの木曽岬干拓地に空港作ったらいいんじゃないかという人も、できるかどうかは別としておっしゃられた方もいらっしゃったりするわけですし、で、それに伴って船の交通アクセスができてそれがうまくいった市もあればそうじゃない市もあってとか、あと今海外展開やる中で三重県には空港がないのであそこの便をいかに充実するかということが我々も三重県もコミットしていかないといけないことだと思うしというような様々なことですね。空港についての方がそう、どっちかというとありますね。

○消費喚起型旅行商品券の発行
(質)地方創生交付金の件で、とりあえず商品券っていうんですかね、あれに結構予算が付いてると思うんですけど、最近三重県が展開する中で、やっぱり県外とか海外から呼び込むための例えば商品券だったりとか割引券だったりとかはあると思うんですけど、当然外の人に買っていただくわけで、それってどういうふうにこうPRというかしていくというお考えなんでしょうか。
(答)もう既に議決はいただきましたので、公募みたいなのをしまして、特に旅行についての国内版の所はネットを中心にやるんですけれども、他の自治体では多分ないと思いますけど、すごい日本の名だたる企業の連合体がうちは落札することになりましたので、言っていいんかどうか分かりません、せっかくやから言いますと、JTBとそれからネットの1位、2位の楽天とじゃらんの三者連合体で、今回実はうちの国内旅行券のやつ落としてもらったので、同じ連合体のやつって他県では、複数これから出てくるかもしれませんけども、で、そういう落札してもらいましたので、もちろんトータルで観光旅行券のとこだけじゃなくて、ジビエのこととか三重テラスのこととかも一体的にプロモーションしていきますけど、旅行券とかは特にネットを使ってうまくやりたいと思いますし、埋没しないようにというのが大変重要ですので、タイミングの見計らい方とかも重要だと思ってますけど、はい。

(質)そうすると、楽天ネットとかで割引券が買えるシステムになるということですね。
(答)そういうことですね。楽天とかじゃらんのやつね。

(質)これ、ちなみに担当課はどちらですか。
(答)担当課、観光誘客課やね、観光誘客課。

(質)ありがとうございました。
(答)最後の記者会見になりました。記者クラブの第一、第二とも皆さん本当にありがとうございました。


                                                       了







                                                            

本ページに関する問い合わせ先

三重県 総務部 広聴広報課 報道班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁3階)
電話番号:059-224-2028 
ファクス番号:059-224-2032 
メールアドレス:koho@pref.mie.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

ページID:000066534