【Hello!とうけい】Vol.253 平成30年三重の工業(平成30年調査速報)
工業統計調査は、総務省と経済産業省が所管する統計調査で、製造業の実態を明らかにし、工業に関する施策の基礎資料を得ることを目的としています。
調査は、製造業を営む従業者4人以上の事業所(以下、「事業所」)を対象に、食料品製造業など24種類の産業に分類し、事業所数、従業者数のほか、1年間の製造品出荷額等、付加価値額を明らかにしています。
この度、経済産業省において、平成30年6月1日現在で実施した調査結果の速報値が公表されました。その結果をみると、三重県の製造品出荷額等は、前年比6.2%増の10兆5,049億円で、全国9位でした。
事業所数は3,428事業所で、前年比2.0%減少した一方、従業者数は199,614人で前年比1.2%増加しました。
産業別の製造品出荷額等をみますと、輸送用機械器具製造業(構成比22.8%)が最も多く、次いで電子部品・デバイス・電子回路製造業(同19.0%)、化学工業(同11.3%)、電気機械器具製造業(同5.6%)、プラスチック製品製造業(別掲を除く)(同4.8%)の順となり、この5産業で全体の63.5%を占めています。
●製造品出荷額等の産業別構成比
●産業別製造品出荷額等
※製造品出荷額等とは、暦年1年間の製造品出荷額、加工賃収入額、くず廃物の出荷額及びその他収入額の合計であり、消費税、酒税、たばこ税、揮発油税及び地方揮発油税を含んだ額です。
これらの統計データは、確報値として整理した後に、産業政策、中小企業政策等、行政施策のための重要な基礎資料となります。
今年についても6月1日を調査日として従業員数が4人以上の事業所に対して、調査を実施いたしました。
調査にご理解いただき、ご回答いただきました事業所の皆様、ご協力誠にありがとうございました。
工業統計調査の過去の調査結果は、
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kougyo/archives/index.html
からご覧いただけます。
また、三重県の統計情報は、「みえDataBox」http://www.pref.mie.lg.jp/DATABOX/
でご覧いただけます。
次回のHello!とうけい♪VOL.254は、令和元年9月25日(水曜日)です。
お楽しみに!