三重県鉱工業生産及び生産者製品在庫の動き

１　概況

1.　生産の動き

平成12年の県内鉱工業生産指数（以下「生産指数」とします。）の年平均は、114.5（平成７年＝100）で、対前年比3.8％の上昇となりました。（年平均指数は原指数によります。以下同じ。）

四半期ごとの推移についてみると、１期111.0（対前期比3.7％減）、２期116.9（同5.3％増）、３期115.8（同0.9％減）、４期114.3（同1.3％減）となりました。（四半期別指数については、季節調整済指数によります。また、四半期の１期とは１～３・至冝A２期とは４～６月期、３期とは７～９月期、４期とは１０～１２月期を指します。以下同じ。）

これを業種別に対前年比でみると、非鉄金属工業22.2％、鉱業20.7％、電気機械工業16.3％、鉄鋼業4.2％等、８業種が上昇し、金属製品工業△9.4％、プラスチック製品工業△3.4％、食料品工業△3.0％等、７業種が低下しました。

また、財別に対前年比でみると、鉱工業用生産財8.5％、その他用生産財1.4％、耐久消費財0.8％と３つの財が上昇し、建設財△5.8％、資本財△0.5％、非耐久消費財△0.1％と３つの財が低下しました。

2.　生産者製品在庫の動き

平成12年の県内鉱工業生産者製品在庫指数（以下「在庫指数」とします。）の年平均は98.0（平成７年＝100）で、対前年比0.7％の上昇となりました。

四半期ごとの推移についてみると、１期97.6（対前期比1.0％増）、２期97.9（同0.3％増）、３期100.1（同2.2％増）、４期96.2（同3.9％減）となりました。

これを業種別に対前年比でみると、輸送機械工業27.2％、電気機械工業27.0％、その他工業12.7％等、９業種が上昇し、一般機械工業△17.9％、繊維工業△11.7％、窯業・土石製品工業△8.1％等、６業種が低下しました。

また、財別に対前年比でみると、耐久消費財29.5％、その他用生産財13.6％、鉱工業用生産財1.1％、非耐久消費財0.2％と４つの財が上昇する一方、資本財△11.2％、建設財△7.0％と２つの財が低下しました。