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令和04年11月30日

ひきこもり支援コラムNo.7 「呼吸でも対話する」~令和4年度第2回ひきこもり支援フォーラムより~

 前回に引き続き、「第2回ひきこもり支援フォーラム」で実施したシンポジウムの中で、特に印象に残ったお話をご紹介します。
 「子ども・若者のひきこもり支援について」をテーマに、パネリストには、ひきこもりピアサポーター(ひきこもり経験者)の佐藤潤美さん、松阪市健康福祉総務課保健士の宇野希恵さん、三重県教育委員会事務局スクールソーシャルワーカーの野村真理子さんに登壇いただき、それぞれの立場から熱い思いを語っていただきました。

(1)ひきこもり経験者の立場から
 佐藤さんは、KHJ全国家族ひきこもり家族会連合会 みえオレンジの会のひきこもりピアサポーターとしての活動から、「経験者という立ち位置であるが、片足はひきこもっていて、もう片足は出ている状態である。私のモットーは、一人という個人にはさせても、独りぼっちにはさせないこと。当事者を無理やり引っ張り出すような話はしない。当事者でもあり、ほんの少し日常を楽しめるようになった私として話をしたい。」と述べられました。



(2)若年層のひきこもり支援にあたって大切なこと、優先すべきこと
 佐藤さんは、「産業カウンセラー(メールカウンセラー)を経験したとき、交流する手段が文字であっても、決して呼吸をあらげない態勢をとっていた。活動では、『呼吸でも対話する』こと、相手の眼をみて、心と呼吸を合わせることを大切にしている。」
 また、北海道浦河町の浦河べてるの家における取組を引用され、「ひきこもり状態にある方がお互いに自己否定感や絶望を語り合い、『当事者研究』をしてみてはどうか。」と述べられました。
 宇野さんは、「当事者本人と家族のニーズにギャップがあることから、本人と家族の思いを分けて整理すること、対話を大切にすること、オーダーメイド型の支援を心がけている。」「最初に相談に来所されるのは家族。まずは家族支援に力を入れたい。」と述べられました。
 野村さんは、「登校をゴールとしないこと、また焦らないこと。そのためには、学校や先生と共通認識をもつことが大切である。」「不登校児童生徒が年々増えている中で、義務教育卒業後も支援機関が関わり続けることが必要である。」と述べられました。

 三重県では、令和4年4月からスタートした「三重県ひきこもり支援推進計画」に基づき、当事者や家族に寄り添った支援体制づくりを進めています。
詳しくは、「三重県 ひきこもり」で検索
<https://www.pref.mie.lg.jp/FUKUSHI/HP/m0329000054.htm>
 
「一人で、家族だけで抱え込まないで!」
 
 まずは、身近な相談窓口または三重県ひきこもり地域支援センター(三重県こころの健康センター)まで、ご相談ください。
 
 ひきこもり相談機関一覧は、「三重県 こころのケアガイドブック」で検索
 ※「こころのケアガイドブック」-「Ⅲ 専門相談編」-「1 ひきこもり専門相談」(三重県こころの健康センター作成)
<https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/001041205.pdf>
 
 今後とも、多くの皆さんにひきこもりに関する正しい理解を深めていただけるよう、ひきこもり支援に役立つ情報などを定期的に配信していきます。

ぜひLINEにて登録をお願いします。登録はこちらまで。

 

本ページに関する問い合わせ先

三重県 子ども・福祉部 地域福祉課 地域福祉班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁2階)
電話番号:059-224-2256 
ファクス番号:059-224-3085 
メールアドレス:fukushi@pref.mie.lg.jp

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