はじめに、講談師 神田 紫先生から、江戸時代のリサイクルや物を大切にする「もったいない」の気持ちを楽しく、またわかりやすく伝える「もったいない善兵衛」という環境講談を披露していただきました。
パネルディスカッションでは、コーディネーターの名古屋大学大学院教授 広瀬 幸雄氏より、ごみゼロ社会実現プランに基づく三重県のごみの現状やプランの改定について説明が行われました。
続いて、パネリストのNPO法人「NPOとばリサイクルネットワーク」副理事長 高屋 充子氏、「井村屋グループ(株)」内部統制室 室長 野呂 昌彦氏、「津市立豊が丘小学校」教頭 橋村 弘生氏より市民・事業者・学校の立場で、各々の環境取組についてお話しいただきました。
その後、各パネラーの方から、廃棄物の状況についてのより一層の情報共有、廃棄物を資源として活用するビジネスモデルの展開、自然の恵みへの感謝の気持ちや物を大切にする教育の必要性などのコメントがありました。
広瀬コーディネーターは、いつも暮らしの中で「もったいない」という言葉を思い浮かべて、ごみ減量を実践することの大切さを話されました。
会場では、県内の環境団体が自らの取組についての展示を行い、多くの方が興味深そうに見入っており、来場者アンケートでは地域での環境活動に取り組みたいなどの意見をいただきました。
松阪市嬉野地区で活動されている嬉野コールジョイによるごみゼロソングの合唱もCDとは異なる趣きで会場の皆さまに楽しんでいただきました。
県としては、今回のフォーラムでいただいたご意見を参考にして、ごみゼロプラン改定の取組を進めていきます。