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平成28年度 第2回中央労使協働委員会 概要

(日時) 平成28年12月12日(月) 9:00~10:00
(場所) プレゼンテーションルーム
(参加者) 県)知事、渡邉副知事、総務部長、総務部副部長(行政運営担当)、
総務部副部長(財政運営担当)、総務課長、行財政改革推進課長、人事課長、
福利厚生課長、管財課長
      組合)中央執行委員長、副中央執行委員長、書記長 他
(議題) 1 ワーク・ライフ・マネジメントの上半期の検証について
      2 日本一、働きやすい県庁(しょくば)アンケート2016の概要について

(知事)
 今年度2回目。議題のワーク・ライフ・マネジメント、労使協働で行う職員満足度アンケートは「日本一、働きやすい県庁(しょくば)」に直結する事項なので、有意義に前向きな議論をしていきたい。
 今年は、伊勢志摩サミットもあり、職員皆さんがオール三重で取り組んでくれた結果、無事故で成功裏に実施できた。改めて心から職員皆さんの協力に感謝したい。
 また、直接関係のない仕事をしている職員を含めて職場の支え合いがあった。そういった働きかけ、職場の意識醸成をしていただいた県職労にも感謝したい。
 県政の諸課題解決には労使協働は重要であるので、引き続きよろしくお願いしたい。
 
(委員長)
 今日は、特にワーク・ライフ・マネジメントの上半期の検証がテーマである。
 今年の課題として、ワーク・ライフ・マネジメントがシステムとして仕事の見直しにつながっていたのかがあった。
 次年度に向け、予算査定、組織定数の見直しで業務量に着目した議論に踏み込んでもらえるといったあたりに向けて議論をしていきたい。
 
 以下、発言は○が労側、●が使側である。
 
1 ワーク・ライフ・マネジメントの上半期の検証について
※行財政改革推進課長から資料説明
 
〇今年度は「ワーク・マネジメント」を中心に取組を進めてきた。知事にも新任所属長研修で、何かひとつでも業務削減の成果を出していってほしい、といった話もしてもらった。事業・業務見直しについて意見交換をしたが、まだ議論経過であり、実施には至っていないと思う。事業が薄切りになり、業務が残ったままになることを懸念している。労協での議論を加速させるように部局長にはたらきかけ、部局長からも所属長にはたらきかけてほしい。部局によりしっかり議論しているところとそうでないところの差がある。
 
●部局による実績の濃淡をいかになくしていくか、また、最終的には全体で底上げできるよう水平展開をしていくことを中央労協の結果として、所属長への周知を努めていきたい。活発な議論の中で知恵を出していただけると、よりよい県政展開につながっていくと思う。
 
○部局によっては時間外や超長時間が高止まりしている。業務の平準化で対応しきれないところもある。ばっさり事業を切っても、新たな事業が生じている。時間外が集中している所属もあり、そういったところは他部局の事例は参考にならない。人を増やしても業務量が減っていない。抜本的なサポートをいただきたい。
 
●そういった状況には危機感を持っている。特に超長時間勤務については早期に解決すべきである。どういうかたちのことができるのか考えている途中なので、結果を出せる取組を考えていきたい。
 
○時間外の多い部局は年休取得も少なくなっている。また、平均すると目標を達成できていても、課別、班別、個人別にみると、年休を取りやすいところとそうでないところがある。これまで職員の努力によるところが大きかったが、所属長のマネジメントをお願いしたい。
 
●時間外と年休は裏返しの関係になっている。これについても引き続き考えていきたい。
 
○時間外や超長時間勤務者について、昨年度は年間見込みより年間実績が増加した。今年度も実績がもう少し増える可能性があるため、年度内も業務見直しが必要になってくる。過重労働のこともあるので、時間外が多くてもメリハリをつけてしっかり休めるよう、促してほしい。
 
●過重労働についてはあってはならないことだと思っている。年度内の業務見直しのスピード化も重要だと思う。
 
(委員長)
 トータル的には改善されてきており、ワーク・ライフ・マネジメントの取組を評価すべきだと思う。ただ、時間外や超長時間勤務者は、減ったもののかなりの数が残っている。満足度アンケートでも、業務見直しは部単位で取り組んでいかないと進まないのではないか、との声があった。個人での努力だけでなく、組織マネジメントとして進めないといけない。業務量に着目した新年度事業の組み立てをどれだけやっていただいているかが、組織マネジメントとしてのありようの試金石になると思う。ワーク・ライフ・マネジメントの取組を始める際に、管理職には大きな荷物になるが頑張っていきましょうと投げかけた。今年何ができるか期待したい。
 また、知事に提案だが、最近、政府の働き方改革の中で36協定について残業の上限設定等の話が出てきたり、旬な話題となっているが、三重県庁においても全職場で36協定を結んではいかがか。組合としても支部や協議会などの役員とやりとりしてやらされ感のないようにしないといけないが、協定というかたちを設けることで、一定目標を超えるときに、管理職が何を見直し何をやめるのか、マネジメントのきっかけになるのではないか。サービス残業の抑止効果も期待できるのではないか。今すぐにとは思っていないが、ワーク・ライフ・マネジメントと両輪でやってみてはどうか。
  
(知事)
 まず、個人の努力でなくマネジメントとしてやっていくことと部局間の温度差への指摘だが、2か年工程表で事業を長期スパンで見たり、16時半以降の会議を開催しなかったり、1時間早く帰って夕食を作るキャンペーンであったり、各部局でいろいろな仕組みでやっていかなければならないフェーズだと思う。しっかり考えていきたい。
 36協定については、議論があるのは理解しているし、そういうものがフィットする職場かと考えてもいるが、最初から全否定ではないものの、ワーク・ライフ・マネジメントでもう少ししっかり汗をかいてやらないといけないのではないかと思っている。いろんな協定の結び方があるし、どのくらい協定に基づいたかたちにしていくのか、ということもある。
 
(委員長)
 これだけ時間外が恒常化していると、法律を制定した際に公務職場を除外した想定状況を超えているといったこともあるのではないか。労働時間に関する管理サイドの考え方のチェンジも含めて、部ごとにするとか、やり方はいろいろあるが、一度検討していくということでどうか。
 
(知事)
 検討までいくか、研究くらいか。まずやれることがある。
 
●今でも労協を通じて目標管理している。ワーク・ライフ・マネジメントと36協定とのダブルスタンダードになり、その管理の事務負担が伴うことも検討しないといけない。
 
(委員長)
 是も非もあると思うので、労使双方で研究、ということでどうか。
 
(知事)
 研究ということで。また、ワーク・ライフ・マネジメントについて、やれることをしっかりやっていくことが大前提で。
 
○夏季休暇について、連続で取得することが第一、それができなければ1日単位でも、半日単位でもと、とりやすい制度にしているのに100%に至っていないのはどうかと思う。職専免なので100%になるよう、周知していただきたい。
 
○男性の育児参加休暇等について、対象者とそのうちの取得者、というかたちで表記してもらうとわかりやすい。引き続き取得しやすいよう、職場での議論や所属長のリーダーシップをお願いしたい。
 
●率としては上がっている。(昨年度上半期実績は49人中44人、今年度は29人中28人)
 
(知事)
 昨年度は分母が最多だった。確かに分母が書いていないとわかりにくい。
 
 
2 日本一、働きやすい県庁(しょくば)アンケート2016の概要について
※コンプライアンス・労使協働推進監から資料説明
 
○自由記述の中で、職場環境にかかる空調、職場の配置の意見、業務削減、業務時間の意見が多かった。無記名ということは、裏返していえば本音だと思う。各所属長は意見をふまえて改善に努めていただきたい。
 また、業務削減が進んでいない部局については、個人のワーク、ライフが充実している割合が低い傾向にあると感じ取れる。業務削減について予算・組織定数をからめて取り組みを進めていただきたい。
 
●職場環境の意見について、今年は夏が暑く、またアンケートを実施した10月前半まで暑かったこともあったと思うが、引き続き大きな課題であるので取り組みたい。
 また、時間外勤務が多く、年休が取れていないことが満足度に影響すると思われる。ワーク・ライフ・マネジメントの取り組みが満足度の要因ともなるので、しっかり取り組んでいきたい。
 
○役職別の結果に乖離が出てきている。
 課長補佐級の満足度が低くなり、最下位となっているのは、課長直下で負担が出ている。 
 管理職のマネジメントがあまり機能していないと思われるので、よく職場を見ていただき、仕事のバランスが取れれば満足度があがるのではと思う。何らかの対策を。
 
○知識、経験を持った人に業務が集中してしまう傾向がある。業務分担やどういう風に組織的に形を整えていくかが必要かと思う。
 
●乖離があまりにもあるのがよくないことは事実。
 課長補佐級の何の満足度が低いか見る必要がある。上司・部下のサンドイッチとなり仕事のストレスも多い役職であるので、原因を分析していきたい。
 
○時差出勤勤務の取得実人数は低いのは、空調の稼働状況に引っ張られたのではないか。
 働き方改善には環境、形から変える必要もあるのではないか。自由記述もふまえて、職場環境の整備も同時に入れないと多様な働き方の実現につながらないと思う。制度導入時点では検討が必要だと思う。
 
●選択肢が広がることは良いことである。2年目であることから、もう少し改善しながらトータルの取得しやすさを考えていきたい。
 
○職場巡視をした結果、ハードの課題も見えている。予算はかかるが、職場環境改善には一定配慮をお願いしたい。
 また、すぐ出来ることもあるので、洗い出された職場の課題については対応をお願いしたい。
 
●部局、庁舎別も含めて検討したい。
 
(委員長)
 職場環境の項目の満足度の低下が激しいので、自由記述に目を通してみた。圧倒的に本庁の意見だった。
 主なものは職場環境の「暑い・寒い」の意見であり、この点は、時差出勤勤務の議論の時も翌年度の検討課題としたままであった。
 その他の意見としては「スペースが狭い」、「トイレが臭い」、「更衣室がない」などがあった。
 ファシリティマネジメントの議論を過去はしていたが、それ以降、地域機関業務を本庁へ集約して、本庁の人の数が増えている。職場環境については、研究・検討が必要と思う。
 
○空調は、幾分弾力的に運用している。
 県は、地球温暖化対策推進のために、室内温度を28度設定としているが、現場をこまめに確認して対応している。今後も努力していきたい。
 
(知事)
 資料の整理など、お金をかけずにできることもあるので、検討をしてはどうか。
 お金をかけなければならなくても、優先度が高ければ検討してはどうか。
 
(委員長)
 検討していきましょう。
 
○課長補佐級は、能力を生かしてモチベーションをあげる具体的な方策を検討しており、今後、実施していきたい。
 
(知事)
 課長補佐級がなぜ低いのかの分析は当然であるが、雇用経済部など満足度が伸びている部局の良かった点を横展開することも重要である。
 
3 その他
(委員長)
 三重県は県立病院経営の見直しも進めており、ユーカリでは現場の声もある。
県立病院は、直接労使関係はないが、知事は設置者でもあり、国の医療従事者の働き方ビジョン検討会の委員になっている。
 あすなろ学園以降は、しばらく職場訪問をしていないので、意見交換会等の場を持ちたいと思うがどうか。
 
(知事)
 やりましょう。

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三重県 総務部 人事課 育成・研修センター班 〒514-8570 
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