高等学校・特別支援学校の准校長・教頭及び人権教育推進委員会等代表者を対象に、県内6会場において「第2回地区別人権教育研修会」を開催しました。
研修Ⅰでは、「人権教育について振り返る」と題し、三重県人権教育基本方針にある人権教育の目的の達成にむけて、人権教育が総合的な教育であり、すべての教育の中で行われるものであるとの基本認識について改めて確認をし、各学校での具体的な取組について受講者どうしで意見交流を行いました。
研修Ⅱでは、「人権教育を推進するうえで大切にしたいこと」と題し、各校において人権教育をどのように組織的に進めていくかについて考えました。受講者はそれぞれの学校の人権教育推進計画をもとに、参加者の経験や各学校の実情を交えながら意見を出し合いました。
受講者からは、「人権教育は学校経営の要でもあるので、今後も大切にしていく必要性を実感した」「助け合えたり、認め合えたりする組織は成長があると思い返すことができた時間だった」等の感想がありました。
各地区の開催日と会場は、以下のとおりです。
○ 北勢地区: 10月 7日(火)三重県四日市庁舎
○ 中勢地区: 10月 3日(金)三重県庁講堂
○ 松阪地区: 10月 3日(金)三重県立松阪商業高等学校
○ 南勢地区: 10月 7日(火)三重県伊勢庁舎
○ 伊賀地区: 9月 19日(金)三重県立伊賀白鳳高等学校
○ 牟婁地区: 10月 10日(金)三重県立特別支援学校東紀州くろしお学園おわせ分校

研修①の様子 研修②の様子
「2025(令和7)年度 人権まなびの発表会」の実施について
2025(令和7)年10月25日(土)に、三重県総合文化センター・レセプションルームにおいて「人権まなびの発表会」を開催しました。高等学校・特別支援学校高等部の生徒及び教育関係者等、約100人が参加しました。
いなべ総合学園高等学校、津商業高等学校、久居農林高等学校、名張高等学校(全日制)の4校の生徒が進行役を務め、桑名西高等学校、四日市農芸高等学校、相可高等学校、伊賀白鳳高等学校、尾鷲高等学校(全日制)、木本·熊野青藍高等学校(木本校舎)(全日制)、紀南·熊野青藍高等学校(紀南校舎)、特別支援学校西日野にじ学園、くわな特別支援学校の生徒が、人権学習やサークル活動で取り組んだことや学んだこと等について発表を行いました。その後、全体で質疑や意見交流を行いました。
参加した生徒からは「私たちが普段話し合っている人権問題と別の問題について知ることができたり、違う視点からの意見を知ることができたりしてよかったです」「普段会わない人との交流は新たな発見などもあって、とても有意義な時間になったと思います」「今まで考えたこともなかった人権問題についても考えることができたのでよかったです。新しく知れば知るほどもっと学びたくなるので、またこのような機会があればよいと思います」等の感想がありました。また、教職員からも「他地域の取組や発表を、生徒発信の情報で聞くことができて、気づきや学びが多かったです」等の感想がありました。

取組発表の様子 取組発表の様子

取組発表の様子 意見交流の様子