3月第2木曜日(令和3年度は3月10日)は世界腎臓デーです。
※世界腎臓デー:腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する国際的な取組として、国際腎臓学会と腎臓財団国
際連合により開始された。毎年、世界各地でイベントが開催されている。
最近、慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)という病気の概念が注目されています。
CKDとは、1つの疾患の名称ではなく、糖尿病性腎症等を含めた腎臓の働きが徐々に低下していくさまざまな腎臓病の総称です。CKDは初期には自覚症状に乏しいですが、放置したままにしておくと、末期腎不全となって、透析や腎移植を受けなければ生きられなくなってしまいます。
現在、日本には1,330万人のCKD患者がいるとされ、これは成人の8人に1人という数になります。
透析患者の数も年々増加しており、2019年では、年間の新規透析導入患者数は4万人を超えており、全体では約34万人もの人が透析治療を受けているという状況です。
透析は、個人にとって著しくQOLの低下を招くという点においても望ましくありません。
CKD重症化予防のためには、早期に発見・診断し、適切な治療を早期から実施・継続することが重要です。
県では、県民の皆さまに慢性腎臓病(CKD)に関する正しい知識の普及を図るため、三重CKD委員会の協力を得て、普及啓発等に取り組んでいます。
参考:令和2年度作成普及及啓発チラシ 「慢性腎臓病(CKD)を知っていますか?」