現状
近年晩婚化等を背景に不妊治療を受ける夫婦が増加しており、働きながら不妊治療を受ける方は増加傾向にあると考えられます。しかしながら不妊治療に対する支援制度のある企業は少なく、県の調査によると、不妊治療を受けている方の少なくとも14%は、不妊治療と仕事との両立ができず、退職や転職等をせざるを得なくなっていることが分かりました。不妊治療を受ける方の多くは働き盛りの世代であり、こうした人材を失うことは企業にとっても大きな損失となります。不妊治療を受けている従業員の多くが、休暇制度や柔軟な勤務を可能とする制度など、不妊治療を受けやすい環境づくりを求めており、仕事と不妊治療の両立について、職場で理解を深め、従業員が働きやすい環境を整えることは、有能な人材の確保という点で、企業にもメリットがあります。
そこで、三重県では、働きながらでも不妊治療を受けやすい環境づくりをめざして取組を進めています。
不妊治療と仕事との両立支援に向けた取組
不妊治療と仕事の両立支援に関するリーフレット
職場での不妊治療への理解を深め、相談しやすい環境づくりを推進するため、不妊治療の概要や特徴、不妊治療を受ける方の悩み、職場で私たちができること等をまとめたリーフレットを作成しました。【規格】A4版フルカラー8ページ
【配布先】各市町の窓口、各保健所、県内の特定不妊治療費助成事業 指定医療機関 等
郵送をご希望の方は返信用の封筒(角2)に切手(1部であれば120円分)を貼って宛先をご記入のうえ、「不妊治療と仕事の両立支援リーフレット〇部希望」と記入したメモとあわせて送付してください。
※複数部を希望される方は、事前に下記までご連絡ください。
【送付先・問い合わせ先】
〒514-8570 津市広明町13番地
三重県子ども・福祉部子育て支援課 母子保健班 宛
電 話 059-224-2248 FAX 059-224-2270
リーフレット(ダウンロードしてご活用ください)
不妊治療と仕事の両立支援に関するリーフレット(pdf:3728kb)
連携協定
令和元年12月16日に、三重県、三重県経営者協会、連合三重、三重県医師会、三重県産婦人科医会及び三重労働局の6者による連携協定を締結しました。今後、6者が幅広く連携し、不妊治療に関する正しい知識の普及、職場での理解促進、相談体制の充実をめざし、協力して取り組んでいきます。不妊治療と仕事の両立支援に関する連携協定書(pdf:550kb)
当事者アンケート調査
不妊治療と仕事との両立支援に向けて、現在治療を受けている方々の実態を把握するとともに、両立に向けての課題を明確化し支援につなげるため、令和元年7月から8月にかけて、不妊治療を受けている方を対象に実態調査を実施しました。調査結果は以下の報告書に取りまとめていますのでご覧ください。不妊治療と仕事の両立に関するアンケート調査結果報告書(pdf:1679kb)