「日パラオ農業協力に関する覚書」への署名式と
「日パラオ農業協力促進のためのタスクフォース」第1回会合が開催されました
農林水産省の主催によるパラオ政府とのオンライン会議が下記のとおり開催され、パラオと三重県の友好提携25周年記念事業として、農業分野での人的交流を検討している本県も参加いたしました。1.「日パラオ農業協力に関する覚書」署名式
(1)日時 令和3年5月21日(金曜日) 15:00~15:30(2)主な参加者
・パラオ共和国大統領 スランゲル・ウィップス・ジュニア
・農林水産大臣 野上浩太郎
・三重県知事 鈴木英敬
(3)内容
日本とパラオ両国が農業分野で協力することを定めた覚書に野上農水相とウィップス大統領が署名をし、今後、
a.パラオにおける食糧安全保障の強化及び栄養改善
b.パラオ農業の生産力向上と持続性の実現
c.官民セクターによる知見、専門知識の意見交換
d.投資促進にむけた課題の特定及びこれに対処するために必要な取組
の実施について協力が進められることになりました。
鈴木知事は挨拶の中で、今年は三重県とパラオの友好提携25周年にあたり、これまでに行われた官民様々な交流とともに、周年事業の一環として実施している友好のカヌー修繕プロジェクトを紹介しました。そして、今後三重県は野菜や日本食を通じたパラオとの交流を検討しており、パラオの農業や食の発展の役に立つとともに、こうした取組を通じてパラオと三重県の友好がさらに深まることを期待していると農業交流への意気込みを語りました。
(覚書に署名したウィップス大統領(中央下)、野上大臣(左上)と署名式に立ち会った鈴木知事(右上))
(挨拶をする鈴木知事)
2.「日パラオ農業協力促進のためのタスクフォース」第1回会合
(1)日時 令和3年5月21日(金曜日) 16:00~17:30(2)主な参加者
パラオ側
農業・漁業・環境省、パラオ短期大学共同研究展開部 など
日本側
農林水産省、在パラオ日本国大使館(柄澤 彰 駐パラオ日本国大使)、三重県(国際戦略課)、JICA など
(3)内容
日本政府によるパラオにおける農業分野の協力の進捗状況及び今後の計画、パラオ側の日本との協力に関連する取組の状況及び今後の計画がそれぞれ報告されました。
三重県からは、令和4年から令和5年の間に、パラオの農業技術向上のため三重県からパラオへの農業アドバイザーの派遣、パラオの若者を三重県に招へいした三重の野菜をテーマにしたイベントの開催、三重の学生がパラオに訪問する日本食と野菜をテーマとしたイベントの開催を計画していると報告しました。
(関連ページ)
当会議にかかる農林水産省のプレスリリース(5月21日)