2026年08月18日
みえ国際協力大使 森 亜友奈からの活動報告
(2025年赴任 赴任国:ベリーズ 職種:障害児・者支援)
~中米・カリブ海の国「ベリーズ」を紹介~
(2025年赴任 赴任国:ベリーズ 職種:障害児・者支援)
~中米・カリブ海の国「ベリーズ」を紹介~
2025年2次隊 ベリーズ 障害児・者支援
森 亜友奈
森 亜友奈
こんにちは。2026年1月よりベリーズに障害児・者支援の職種で派遣されております、森亜友奈です。私は津市の出身で、三重県中学校教諭の経験を経て、JICA海外協力隊に参加しています。

みなさんはベリーズという国を知っていますか?ベリーズは中央アメリカの東海岸に位置する、四国より少し大きいくらいの小さな国です。近くにはメキシコ、グアテマラの国が隣接しています。

(Geminiより画像を生成)
日本ではまだあまり知られていない国、ベリーズの魅力をお届けします。 三重県も海と山の豊かな自然がありますが、ベリーズもまた、世界遺産の海と広大なジャングルを併せ持つ非常に美しい国です。
1.言語と民族
- 公用語: 中米で唯一、英語が公用語の国です。周辺国はスペイン語圏ですが、イギリス植民地時代の名残で、言葉の壁が比較的低いのが特徴です。
- 多様な民族: クレオール、マヤ、メスティーソ、ガリフナ、中国系、メノナイトなど、多様な人々が共生する「多民族国家」です。そのため、英語以外にもスペイン語、クレオール語、マヤ語、ガリフナ語、中国語など多様な言語が存在します。トリリンガルも珍しくありません。

(筆者が撮影した、クレオール語語学研修にて使用していた辞書)
ベリーズでは多くの国民がクレオール語を使って会話しています。
2.観光の目玉:カリブの宝石「グレート・ブルーホール」
オーストラリアのグレート・バリア・リーフに次ぐ世界第2位の規模を誇るサンゴ礁「グレート・ブルーホール」は、人生で一度は見たい絶景として有名です。私は、セスナでの上空飛行にてブルーホールを見ましたが、とても美しかったです。
(筆者が実際に撮影した空からのブルーホール)
3.治安と物価
- 治安: 観光地であるキーカーカーやサン・ペドロといった島も含め、あらゆる地域でのんびりとした時間が流れています。中米の中では比較的安定していますが、特に旧首都のベリーズシティの一部ではよく犯罪が起こります。
- 物価: 中米の中では高めで、「日本と同じか、輸入品は日本より高い」というイメージです。ただ、地元のビールやローカルフードはお手頃です。

(筆者撮影)
観光地の一つとなっているベリーズ南部の「プラセンシア」にて、現地の子どもたちがのんびり過ごす様子。
4.食文化:日本人の口に合う
地元の人は主食として「ライス&ビーンズ」を食べています。ココナッツミルクで炊き込まれた「ココナッツライス」も美味しく、チキンと併せて食べることが多いです。バナナやプランティン(バナナと同じバショウ科に属し、見た目もバナナに似ているが、バナナほど甘くない植物)、マンゴーも手に入りやすく、カリブ海の新鮮なロブスターやコンク貝も絶品です。タコスなどのメキシカン料理をはじめ、中米国の伝統料理も広く普及しています。

(筆者が屋台で注文した際に撮影)
ベリーズのローカルフード:ライスアンドビーンズ(BBQ味のチキン、ポテトサラダが一緒に入っています。コールスローやフライドプランティンが入っていることも多いです。)

(筆者撮影)
エルサルバドル伝統のトウモロコシおやき「ププサ」を屋台で作る様子
5.日本との繋がり
日本とベリーズの経済・文化的な架け橋として外せないのが、ベリーズ発祥の「MARIE SHARPS(マリーシャープス)」ハバネロソースです。日本の多くのレストランや食卓でも広く親しまれています。また、2025年の大阪・関西万博にもブリセーニョ首相が来日するなど、良好な関係を築いています。さらに日本のアニメがベリーズでも人気を集めています。
(筆者がMARIE SHARPS社を訪問した際に撮影)
MARIE SHARPS工場にて、あらゆる商品の味比べ体験ができます。
6.特産品
上記で紹介した「MARIE SHARPS」の他にも、地元ビール「Belikin(ベリキン)」やラム酒製造も有名です。大衆的なお手頃ラムから、写真の「COPALI RUM(コパリラム」のように自社農園の有機サトウキビと雨水で作られる高級オーガニックラムまで、様々な特産品が楽しめます。
(筆者が訪れた際に撮影したラム酒工場)
ベリーズ民間企業「COPAL TREE(コパルツリー)」では、サトウキビの栽培・収穫から蒸留、熟成、ボトリングまで、すべての工程が自社の敷地内で行われています。

(筆者撮影)
ベリーズ産ラム酒「COPALLI RUM」。自社農園のローストカカオを漬け込んだ、豊かな風味のラム酒も魅力です。
次回は、私の任地である「ダングリガ町」についてお話ししたいと思います。