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平成21年03月02日

三重の教育 - 三重県教育委員会ホームページ

三重県教育委員会だより77

平成21年5月20日
 今日的な教育課題や学校現場の情報を県民の皆さんにタイムリーにお知らせするため、「三重県教育委員会だより」を発信しています。
 今回は、『世界新体操選手権 開催地三重の盛り上がり』、『第33回全国高等学校総合文化祭について』、『子どもの読書活動優秀実践校のご紹介』、『教職員対象平成20年度次世代育成支援講演会から』、『三重県人権教育基本方針の改定』並びに『新規採用教職員の研修』を掲載しています。

世界新体操選手権開催地三重の盛り上がり

 9月の世界新体操選手権に向けて、開催地三重では、徐々に歓迎のムードが高まるとともに、大会への期待が膨らんできました。

半年前記念イベントの様子

 去る4月11日(土曜)には、大会半年前記念イベントを開催しました。日本の新体操界のトップ選手のほか、地元の新体操普及教室の児童などが演技を披露し、約1,800人の観客を魅了しました。

<普及教室の小学生の演技>

<新体操日本代表フェアリージャパンPOLAの演技>

大会PR活動

 次に、大会PR活動の一部をご紹介します。
 既にご覧になった方もいらっしゃると思いますが、3月14日から大会終了まで、大会をイメージした列車(アートライナー)とバス(ラッピングバス)を走らせています。アートライナーは近鉄の名古屋線で、ラッピングバスは三重交通の伊勢営業所管内でそれぞれ運行しています。
 津駅や宇治山田駅には、大会開催までの残り日数を示すカウントダウンパネルも設置しています。

<アートライナー>

<ラッピングバス>

<カウントダウンパネル>

市民応援団の活動

 また、地元、伊勢・鳥羽・志摩の市民応援団の皆さんも活躍しています。地域の商店街や駅前などに、ポスターやのぼり旗、バナーを設置していただいたり、チラシや広報物品を配布するなどして、大会の周知を図っていただいています。

<鳥羽駅前にバナーを10枚連ねて設置(鳥羽市)>

<鳥羽駅前で観光客の皆さんにPR(鳥羽市)>

<地元のイベント会場でPR(伊勢市民)>

<県外の大会で誘客活動(志摩市民)>

お問い合わせ先

世界新体操選手権事務局(教育委員会事務局 世界新体操選手権推進室)
〒516-8566  伊勢市勢田町622(三重県伊勢庁舎)
TEL:0596-27-5155  FAX:0596-27-5280
E-MAIL:rgwc@rgwc2009mie.jp


第33回全国高等学校総合文化祭開催まで100日を切る!

 平成21年7月29日(水曜)から8月2日(日曜)までの5日間、三重県内15市町で開催する第33回全国高等学校総合文化祭の開催まで、いよいよ100日を切りました。
 生徒実行委員会や部門大会等を担当する生徒・教職員は、準備やPR活動に大忙しです。
 4月11日(土曜)に伊勢市のおかげ横丁で開催した111日前カウントダウンイベントは、三重県内高校生の文化部活動を三重県内外の皆さんに知っていただく絶好の機会となりました。

<吟詠剣詩舞の様子>

 春の陽気の中、太鼓櫓(たいこやぐら)では、放送部門の生徒の司会進行で発表が行われ、まず、生徒実行委員長が、「悔いが残らないようにがんばりますので、皆さんも応援をよろしくお願いします」と広く観客に呼びかけました。
 続いて、吟詠剣詩舞部門の県内9校の生徒が、合同による構成吟「伊勢国司(いせこくし)北畠一族とその時代」を披露しました。勇壮な剣舞に続いて、扇による華麗な舞い、最後は吟士も加わって、吟詠剣詩舞のすばらしさを観客に伝えることができました。

<力強い太鼓の演奏の様子>

 発表の最後は、郷土芸能部門です。昴学園高等学校太鼓部の7名が、「遥風路(ようふうろ)」と「玉澪(ぎょくれい)」の2曲を力強く演奏し、観客から温かい拍手が送られました。

<向井教育長が生徒を激励>

 一方、大黒ホールでは、美術・工芸部門の絵画、書道部門合同制作の屏風、写真部門は県内コンクールの上位入賞した作品、新聞部門は県内4校の新聞部が作成した新聞、文芸部門は「高校文芸みえ」最新号の配布とバックナンバーの展示、産業部門は津工業高校が制作した「みえびぃロボット」の展示パフォーマンス、そして、生徒実行委員会の活動報告を展示しました。訪れた方々は、県内高校生の魅力ある作品に見入っていました。みえびぃロボットが声を出しながら可愛い動きをする様子を見て、子どもたちは大喜びでした。また、向井教育長も参加生徒を激励に訪れました。

<三重テレビでの放送の様子>

 この日、運営要員として活躍した生徒実行委員は、早朝から展示設営に取り組んだ後、おかげ横丁内でパンフレットとマスコットキャラクターみえびぃのシールを配布し、三重大会をPRしました。
 また、この日の発表、展示や生徒実行委員の活動の様子を、生徒実行委員長がインタビュアー、副委員長がカメラマンとなって収録した映像は、4月23日(水曜)、2人が出演した三重テレビ放送の「とってもワクドキ!」で、放送されました。

 今後、さらにPR活動を充実させていく予定ですので、皆さんのご支援、ご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
高校教育室  全国高校総合文化祭推進グループ  

子どもの読書活動優秀実践校 文部科学大臣表彰を受けて

鈴鹿市立愛宕小学校(鈴鹿市)

取組の内容

  1. 読書活動の推進
    • 朝の読書
    • 学級での読書推進活動「この本よかったよ」「読書のあゆみ」
  2. 児童図書委員会による読書活動の推進
    • 児童の主体的活動「この本オススメ」→「この本オススメ」カードを提出したお礼として、図書委員手作りの「しおり」を渡す。
    • 図書情報を活用した「ミリオンセラーに挑戦」「ベストセラーに挑戦」
  3. 学校図書館巡回指導員を活用した国語・社会の学習単元に係わるブックトーク
  4. 地域ボランティアによる読み聞かせ(週2回)
 2学期末現在において、前年度同期より一人平均4冊以上も読書量が増えました。
 2学期末までに100冊以上の本を読んだ児童もいます。
 図書委員が、読書推進活動に積極的に取り組むようになるとともに、一般児童が図書館の催しを楽しみにするようになり、休み時間の来館者が増えてきました。

子どもの声

  • これまであまり来なかった子も、手作りのしおりをもらうのを楽しみに笑顔で来てくれて、図書室がにぎわいました。もっと、図書室が笑顔いっぱいになったらいいなあと思いました。これからもアイデアを出して、たくさんの子が本を好きになってくれたらうれしいです。
  • 図書委員の人たちが「ミリオンセラー・ベストセラーにチャレンジしよう。」の取組をしてくれて、前は短い本ばかり読んでいたけど、シリーズ本を借りるようになりました。これからもいろいろなシリーズ本に挑戦していきたいです。

<掲示物>

<絵本の読み聞かせの様子>

津市立一身田中学校(津市)

取組の内容

  1. 読書活動の推進
    • 朝の読書活動(1、2年生で毎日実施)
    • 図書イベント「BOOK・BOOK大作戦」の実施
    • 年間総貸出冊数の目標設定
    • リクエストボックスの設置
  2. 生徒が進める活動
    • 図書委員会の活動(貸出、環境整備、テーマコーナー作り、図書館通信、図書イベントの企画・運営)
  3. 図書管理用指導、図書館を活用した授業の実施

    • 年度初めにすべての学級でオリエンテーション
    • 国語科において図書館を活用した授業
  4. 大学生ボランティアとの連携
    • 三重短期大学と連携図書館の整備などを支援してもらう
  5. 保護者ボランティアの組織化
    • 保護者ボランティアの募集図書館の環境整備と読書活動に対する支援(本の紹介や図書館イベントの参加など)
  6. 学校図書館協力員との連携
    • 司書有資格者の助言を受け、図書館業務の改善

 図書館が明るく楽しい雰囲気になり、数年前は昼休み開館時の来館者が10人に満たなかったが、本年度の来館者は1日平均30~40人になり、自分から進んで読書をしようとする態度、楽しく持続して読む力がついてきました。
 司書、ボランティアの取組を見て、生徒の図書委員会活動に取り組む姿勢が変わりました。

生徒の感想

 図書館が月曜日は午前9時から開いているので昼休みに借りそこねたりしても月曜だけ借りられるのでうれしいです。2年生になったので仕事を体験する授業があるので、図書室で本を読んでどんな職業があるか、内容がわかるので良いです。
 図書館が変わったことで一番うれしいことは図書館に来る人が増えたことです。僕はみんなが楽しく本を読んだりできる所になったと思いました。これからももっとたくさんの人に本を読める場所にしたいです。

<図書館の様子>

<BOOKBOOK大作戦の様子>

小中学校教育室

 コンセプトある学校図書館作り
三重県立尾鷲高等学校長島校(紀北町)

 長島校図書館では、学校の教育目標や、利用者のニーズに応じた「学校図書館コンセプト」を年度当初に設定し、それをもとにした活動を展開しています。長島校の最終年度にあたる今年は「あなたの一年後を輝かせる長島校図書館へ」をコンセプトに、
  1. あなたを輝かせる本との出会いを提供します
  2. 授業・進路学習をより輝かせるために積極的に支援をします
  3. 学校生活を輝かせる空間を提供します
  4. 地域開放の推進で地域の文化力をより輝かせます

この四本柱を掲げて取り組みを行っています。

<10分間読書支援学校司書によるブックトーク>

 具体的には、「1.あなたを輝かせる本との出会いを提供します」には「あなたが読みたい本」「あなたに不足しているものを補う、あなたの栄養になる本」という2つの出会いを提供するという意味が込められています。長島校図書館では生徒からの読みたい本のリクエストに柔軟かつ迅速に応えるとともに、「こくどく」(国語科と連携した10分間読書の取り組み)の継続と、「生徒に不足しているものを補う」ことをテーマに行うブックトーク(あるテーマをもとに多分野の本を紹介しながら語る、読書案内の技術のこと)の定期的な実施を通じて、生徒が読みたい本と、生徒に必要な本の提供をバランスよく行えるようにしています。

<東保育園児への
絵本読み聞かせ>

 長島校の教育の充実、生徒の学校生活の質に寄与する2.3.の活動とともに、「4.地域開放の推進で地域の文化力をより輝かせます」では、長島校が掲げる「地域にひらかれた学校づくり」の推進とともに、三重県の政策ベースである「文化力」にも言及し、県の機関として地域住民のニーズに応える姿勢を打ち出しています。21年度、地域開放利用登録者数は100人となり、利用の形態も日常的な閲覧・貸出から、長島校図書館を通じて三重県立図書館のレファレンスサービスを利用する、近隣保育園児への絵本読み聞かせ活動、地域開放利用登録者向けの文化講座の実施にまで及びます。学校を、生徒を、そして地域を輝かせる、そんな長島校図書館を教職員、生徒、地域とつながって創っていきたいと思っています。

<スクールカウンセラーとの
総合学習>

【生徒の声】
 私はこの図書館を重宝しています。就職のための資料探しから、絶版になった本の他の図書館からの取り寄せまで用途が広いです。また貸出期限の延長ができるなど、本好きにはたまらないシステムが満載です。極めつけは貸出冊数に制限がないこと。これだけそろった図書館は他にはありません。加えて、図書委員と司書が協力して製作する『新聞切り抜きスクラップファイル』もあり、古いものから最新の記事まで現代の多様なニュースを知ることができます。その他、雑誌や新聞も多く用意されていて、情報収集にはもってこいの図書館です。文化祭時に開く『ライブラリーフェスタ』も大変好評です。本のオビを手作りし、本に付けて展示、人気投票を行う『帯コンテスト』や、本にまつわるクイズなど、まさに図書館の祭りです。みなさんも、一度いらっしゃってくださいね。

【国語科担当教員の声】
 本校の図書館は利用者の要望を敏感に察知してくれるため、非常にバラエティに富んだ本が揃っています。また図書館内の雰囲気にも細部に心配りがあり、授業でも個人的にもとても活用されています。
 また図書館活動だけにとどまらず、教科の授業を充実させるために積極的に関わりをもってくれています。例えば、教科の調べ学習時に使用する本の取り寄せ(主に県立図書館や他の図書館など)、生徒の興味関心を引き出すようなブックトークの実施、パワーポイントによる目的意識を持たせるためのガイダンス等です。
 学校にとってなくてはならない場所として図書館が存在しているということは、充実した教育活動を行う上でとても意義のあることだと感じています。これからも図書館と連携して様々な角度から生徒の心に訴える授業展開ができればと思います。
尾鷲高等学校長島校

大人が変われば、子どもが変わる~平成20年度次世代育成支援講演会から~

<大島啓介氏>

 さる1月26日に、有限会社てっぺん代表取締役の大嶋啓介氏を招いて開催した次世代育成支援講演会の概要について、ご報告します。大嶋さんは、経営者の立場からリーダーとして人を育てること、人材育成を大切にされており、人が輝くためにはどうすればよいのか、人生で成功するためにはどうすればよいのかについてご自身が学ばれてきた貴重な経験と、多忙な講演活動の中でも3児の父親として子どもを大切にされている実生活を踏まえて、子育てについてのお話をしていただきました。

 大嶋さんの話から、子育ては人材育成と同じであり、また自分の人生や生き方にも通じるものであること、「大人が変われば、子どもが変わる」ことに気付くことが大事であるということを教わりました。
 特に印象に残ったのは、子育てにおいて、子どもの能力を引き出すための3つの条件についてのお話でした。この話は、職場のリーダーが職員の能力を引き出す方法や、教員が児童生徒を指導する上でも共通する重要な内容でしたので、ご紹介します。
 1つ目の条件は、「支援」ということです。支援とは、相手のやる気を引き出すちょっとしたきっかけをつくってあげることです。人間は、誰もが3匹のタイ、つまり「ほめられたい」、「認められたい」、「お役に立ちたい」というタイを持っています。相手を認め、ほめてあげると、もっと自分も役に立ちたいと思うようになり、子どもはどんどん輝いていくのです。自分が人の役に立てるということを、子どもと一緒に見つけ、伝え、ほめてあげることが重要だということです。
 2つ目の条件は、「信頼」です。一生そばにいる覚悟でつき合うということです。子どもがうまくいかないときに、子どものせいにするのではなく、大人の問題であるという覚悟が必要です。子どもにやる気がないとしたら、大人が考え方や行動を見直すチャンスであり、相手を変えようとするのではなく、自分が変わっていこうとすることが大事なのです。「信頼」とは、覚悟と勇気をもつことで、特に相手の可能性を信じるということです。可能性というのは、未来の力なので、今できなくても将来必ずできるんだということを信じてあげることが、その人のやる気を引き出します。
 3つ目の条件は、「見本」です。「見本」とは、普段の生き方です。自分自身がどのような生き方をしているのか、普段から子どもにどのような姿を見せているのかということが、何よりも大事なのです。子どもが親のいうことを聞かなくなる瞬間がありますが、親がどういう姿を見せているのかで変わってくるのです。親がどれだけ楽しそうに家事をしているのか、どれだけ楽しそうに生きているのかによって、子どもが家事の手伝いを進んで行うかどうかが決まってくるのです。大人が自ら仕事を本当に楽しそうにしているのか、疲れた顔で仕事をしているのかで、子どものやる気はガラッと変わります。
 特に大事なのは、「支援」「信頼」よりも、この「見本」です。「子育てで一番大切なことは、お父さんとお母さんの生き方そのもの」ということです。
 日本は、夢をもたない子どもが世界一多い国だそうです。子どもが夢を失う原因はちょっとした瞬間、つまり、親が仕事から家に帰ってきたときに「疲れた」という言葉を何気なく言ったり、疲れた顔を見せたりしたときに、子どもは夢を失い、大人になりたくないと思うのだそうです。
 大人が「言葉」「動作」「表情」をちょっとプラスの方向に変えること、ちょっとプラスに意識することによって、子どもは輝き、夢をもてるようになり、人生が大きく変わっていくのです。
 そして、自分が変わることによって、職場が変わり、家庭が変わり、地域社会が変わっていくことにつながります。
 講演の中で「本気のジャンケン」を行いました。この「本気のジャンケン」は、2人1組で立って、思いっきり大声で「最初はグー、ジャンケンぽい!」と行うジャンケンです。そして、勝った人は、思いっきりガッツポーズをして、「よっしゃ勝った~!」と叫ぶんです。そして、負けた人も、勝った人に負けないくらい思いっきり「よっしゃ負けた~!」と叫ぶのです。結局、勝っても負けても叫ぶんです。
 「本気のジャンケン」は、てっぺんが行っている「本気の朝礼」と同じ意味をもっているメンタルトレーニングの手法であり、「言葉」「動作」「表情」がポイントなのです。
 まさに「言葉」「動作」「表情」をプラスの方向に変えると、会場の空気ががらりと変わること、心の状態がプラスの方向に変わることを、会場の皆さんは実感していただいたのではないかと思います。
 三重県教育委員会では、特定事業主行動計画「子育て支援アクションプラン」に基づき、県立学校教職員及び県教育委員会事務局職員を対象に、様々な次世代育成支援対策に取り組んでいるところです。今後も、子育て支援を大切にする職場風土づくりを推進して、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の実現に努めていきたいと考えています。
 この記事をご覧いただいた皆様も、ご家庭あるいは職場において、自分自身の生き方、働き方を見直してみてはいかがでしょうか。
人材政策室

三重県人権教育基本方針を改定しました
 ”一人ひとりが尊重され、誰もが参画できる社会の実現に向けて”

  三重県教育委員会では、子どもたちがさまざまな人権問題について、正しい理解と認識を深め、主体的に行動することができるよう、「三重県人権教育基本方針」を1999年に策定し人権教育を推進してきました。
 この度、策定後10年間の県内の取組や国内外の取組、社会環境の変化等を踏まえ、これまでの取組を継承・発展させていくとともに、人権教育の目的・目標を具体的に設定し、多様な主体と連携しながら、体系的で普遍性をもった人権教育を推進していくために、「三重県人権教育基本方針」を改定しました。

<三重県人権教育基本方針一部抜粋>

 また、今回の改定では、基本方針全体をコンパクト化するとともに表現や内容を分かり易いものにしていますので、是非、一度お読みください。

三重県人権教育基本方針

基本方針の改定を受けた本年度の取組

  基本方針の改定を受け、本年度は、周知等を中心に、以下のような取組を行ってまいります。

<人権教育のさらなる推進のための方策(案)>

方向1  基本方針の周知

ホームページへの掲載やリーフレットの配布のみならず、啓発冊子による児童生徒・保護者等への周知、希望者対象の「周知研修会」、インターネットを利用した研修会など各種研修会による教職員への周知を行います。

方向2  「人権教育ガイドライン」の作成

人権教育をさらに進める際の参考となるよう、指導上の観点や取組のポイントを具体的に記載した「人権教育ガイドライン」を作成し学校や地域での取組につなげます。

方向3  実践力の向上

改定した基本方針に準拠する実践事例を、全国的に収集し、実践事例集を作成します。
 また、本年11月28日・29日には全国規模の人権教育研究大会が三重県で開催されます。全国の実践に直接学ぶことで、実践力向上が図られる有益な機会であると考えています。教職員の皆様におかれましては、このような機会を捉え研究と修養に努められるよう期待しています。

人権・同和教育室

新規採用教職員の研修が始まりました!  

 去る4月23日、今年度新しく三重県の公立学校に採用になった教諭、養護教諭、栄養教諭、小中学校事務職員の研修を津市で実施しました。
 今年度は、教諭326名(小学校:175名、中学校:95名、高等学校:40名、特別支援学校:16名)、養護教諭15名、栄養教諭10名、小中学校事務職員12名が、1年間をかけて研修を受けていきます。学校外で行う研修は、教諭が25回、養護教諭、栄養教諭、小中学校事務職員がそれぞれ12回あり、その他に各勤務校での研修も行われます。
 採用されて間もない今の新鮮な気持ちを忘れることなく、子どもたちや保護者、地域の皆さんの期待に応えられる教職員を目指して研修を重ねていきます。

<小中学校事務職員>

 「公務員として働く大変さが分かりました。早く仕事を覚え、視野を広げ、児童・生徒のため働ける事務職員になりたいです。」との参加者の声がありました。
 今後、魅力ある学校づくりのために力が発揮できる事務職員となるよう研修します。

<栄養教諭>

 「同期の皆さんの顔と名前を覚えることができました。様々な環境の中で勤務している様子を知り、一人ではないんだという安心感と同時にがんばっていこうという気持ちになれました。」
 ネットワーク作りを大切にしながら栄養教諭のスキルアップを目指します。

<養護教諭>

 「とても緊張して参加しました。でも、とってもいい雰囲気にホッとしました。」「理想の養護教諭に近づけるように、たくさんのことを学びたいと思います。」
 15人の仲間とともに情報交換をして学び合っていきたいと思います。

<教諭>

 「先生方や研修から学んだことを子どもとともに実践していき、早く独り立ちできるようになりたいです。」「今のこの気持ちをいつまでも持ち続けたいです。」
 このような情熱を大切にして研修を深めていきます。

研修指導室

本ページに関する問い合わせ先

三重県 教育委員会事務局 教育総務課 企画調整班 〒514-8570 
津市広明町13番地(本庁7階)
電話番号:059-224-2946 
ファクス番号:059-224-2319 
メールアドレス:kyoiku@pref.mie.lg.jp

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